JP2009050039A - 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 - Google Patents
交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009050039A JP2009050039A JP2007210713A JP2007210713A JP2009050039A JP 2009050039 A JP2009050039 A JP 2009050039A JP 2007210713 A JP2007210713 A JP 2007210713A JP 2007210713 A JP2007210713 A JP 2007210713A JP 2009050039 A JP2009050039 A JP 2009050039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching
- switching pattern
- vector
- sector
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Ac-Ac Conversion (AREA)
Abstract
【解決手段】1制御周期あたり4つの空間ベクトルが配列されたスイッチングパターンを複数生成し、例えば、入力セクターが移行する過渡時に、前記生成されたスイッチングパターンの一端に配置された空間ベクトルのタイミングでスイッチングパターンを更新するときは、次のPWM制御に供されるスイッチングパターンの他端に配置された空間ベクトルに移行し、前記スイッチングパターンの他端に配置された空間ベクトルのタイミングでスイッチングパターンを更新するときは、次のPWM制御に供されるスイッチングパターンの一端に配置された空間ベクトルに移行する更新時切替処理か、又は通常の更新処理のいずれかを行う。
【選択図】図1
Description
前提条件として、1制御周期あたり6個の双方向スイッチ(4種類の空間ベクトル)と出力電流検出値を用いて入出力波形を正弦波化する。
線間電圧方向に見て、指令値との電圧差が最も大きい空間ベクトルは未選択(高調波・損失低減)とする。
転流時は1相ごとに切り換えて、スイッチング回数を低減(損失低減)する。
常に中間相を介して転流することで、電圧変化を低減(高調波・損失低減)する。
常に中間相で構成された零ベクトルを利用する。
Y.Tadano,S.Urushibata,M.Nomura,Y.Sato,andM.Ishida:"Direct Space Vector PWM Strategies for Three−Phase to Three−Phase Matrix Converter",IEEE Proc. of the 4th Power Conversion Conference(PCC-Nagoya/Japan),April,2007,LS4-1-3、pp.1064 -1071(2007)
(2)また請求項2に記載の発明によれば、入力セクターが移行する過渡時に更新時切替処理又は通常更新処理を行うことにより、当該過渡時のスイッチング回数を低減することができる。
(3)また請求項3に記載の発明によれば、1制御周期遅延処理を行うことにより、スイッチング回数が3回となる移行パターンを完全になくすことができ、スイッチング回数を低減することができるとともに、3相同時スイッチングによる電流・電圧の脈動成分を低減することができる。
(4)また請求項4に記載の発明によれば、1制御周期遅延処理を行うことにより、入力セクターが移行する過渡時に、さらにスイッチング回数を低減することができる。
(5)また請求項5に記載の発明によれば、出力セクターが移行する過渡時に更新時切替処理を行うことにより、スイッチグ回数が3回となる移行パターンを完全になくすことができ、スイッチング回数を低減することができるとともに、3相同時スイッチングによる電流・電圧の脈動成分を低減することができる。
(6)また請求項6に記載の発明によれば、1制御周期遅延処理を行うことにより、入力セクターが移行する過渡時に、さらにスイッチング回数を低減することができる。
本実施例では、入力セクターが移行する瞬間の最適化手法を提案する。まず、入力セクターが変化する際にどのような移行パターンが考えられるかを抽出すると、表5のとおり分類される。
<変化後> v1:XS=STT,v4:XM=RSS
通常の折り返しスイッチング法(通常更新処理)を用いると、v1更新時はTSS→STTで3相全相画スイッチングする。v4更新時はRTT→RSSで、2相がスイッチングする。
実施例1の中で、全相:3回スイッチングを伴う移行パターンが存在するが、この移行パターンは入力や出力電流の過渡的な脈動の原因となり、スイッチング損失の面からも好ましくない。そこで、3相同時にスイッチングするモードだけは禁止し、1制御周期の間はセクター情報やスイッチングパターンをラッチして、1制御周期後の異なるタイミングでパターンを更新する(1制御周期遅延処理)。表7はそのときの移行パターンを示している。
実施例1,2で発生する2相同時スイッチングするモードについても前記ラッチ処理(1制御周期遅延処理)により禁止する。表8は、そのときのスイッチング移行パターン表である。
実施例1〜3は、入力セクターが移行する際の最適化パターンであるが、本実施例は出力セクターが移行する際の移行パターンについて考える。考え方は実施例1と同様で、3相全相が同時にスイッチングすることのないように、前記更新時切替処理、すなわちv1→v4、又はv4→v1のように順序の入れ替えを行う。
実施例4で、2相同時スイッチングもできる限り防止するために、本実施例では実施例2,3と同様に1制御周期分のラッチ処理(1制御周期遅延処理)を用いる。表10はそのときのスイッチング移行パターンである。
Claims (6)
- 直接AC/AC変換方式による空間ベクトル変調で双方向スイッチをPWM制御する多相交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法であって、
多相交流出力の線間電圧を2相の静止αβ軸上に展開したベクトルの状態とし、出力電圧指令値ベクトルVo*が存在するセクターの位相が遅れている単振動ベクトル軸をX軸、進んでいる単振動ベクトル軸をY軸と定義して、それぞれの軸で最大のベクトルXL、YLと、中間のベクトルXM、YMと、最小のベクトルXS、YSと、相電圧の中間電圧となる零ベクトルZと、セクター内に1つ存在する回転ベクトルRを基本ベクトルとし、
前記8種類のベクトルのうち、入力電流および/又は出力電圧の高調波を低減するための所定の条件を満たし、1制御周期あたり4つの空間ベクトルが配列されたスイッチングパターンを複数生成し、
前記入、出力側空間ベクトルの空間を各々複数に区切って構成される、入力電流指令値ベクトル、出力電圧指令値ベクトルが各々存在する領域を入、出力セクターと定義し、前記入力セクター、出力セクターの状態に基づいて、スイッチング回数を低減させるためのスイッチングパターンを決定する処理を行い、該決定されたスイッチングパターンによって前記双方向スイッチをPWM制御することを特徴とする交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法。 - 前記スイッチングパターンを決定する処理は、
前記入力セクターが移行する過渡時に、前記生成されたスイッチングパターンの一端に配置された空間ベクトルのタイミングでスイッチングパターンを更新するときは、次のPWM制御に供されるスイッチングパターンの他端に配置された空間ベクトルに移行し、前記スイッチングパターンの他端に配置された空間ベクトルのタイミングでスイッチングパターンを更新するときは、次のPWM制御に供されるスイッチングパターンの一端に配置された空間ベクトルに移行する更新時切替処理か、又は前記生成されたスイッチングパターンのいずれか一方の端部に配置された空間ベクトルから、次のPWM制御に供されるスイッチングパターンの前記と同一端部に配置された空間ベクトルに移行する通常更新処理の、いずれかスイッチング回数の少ない方の処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法。 - 前記スイッチングパターンを決定する処理は、
スイッチングパターンを更新することによりスイッチング回数が3回となるモード時は、移行前のセクター状態を維持しながら、更新前のスイッチングパターンを折り返してPWM制御し、その後前記セクター維持を解除し、スイッチングを伴わない、次のPWM制御に供されるスイッチングパターンの端部に配置された空間ベクトルに移行する1制御周期遅延処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法。 - 前記スイッチングパターンを決定する処理は、
スイッチングパターンを更新することによりスイッチング回数が2回となるモード時に、前記請求項3に記載の1制御周期遅延処理を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法。 - 前記スイッチングパターンを決定する処理は、
出力セクターが移行する過渡時に、スイッチングパターンを更新することによりスイッチング回数が3回となるモード時は、前記請求項2に記載の更新時切替処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法。 - 前記スイッチングパターンを決定する処理は、
スイッチングパターンを更新することによりスイッチング回数が2回となるモード時も、前記請求項3に記載の1制御周期遅延処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007210713A JP5012311B2 (ja) | 2007-08-13 | 2007-08-13 | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007210713A JP5012311B2 (ja) | 2007-08-13 | 2007-08-13 | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009050039A true JP2009050039A (ja) | 2009-03-05 |
JP5012311B2 JP5012311B2 (ja) | 2012-08-29 |
Family
ID=40501734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007210713A Expired - Fee Related JP5012311B2 (ja) | 2007-08-13 | 2007-08-13 | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5012311B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102545644A (zh) * | 2012-03-14 | 2012-07-04 | 山东大学 | 一种矩阵式交-交高压变频器拓扑结构 |
CN114400911A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-04-26 | 燕山大学 | 三相电流源型变换器直流侧电流纹波抑制细分调制方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6315183U (ja) * | 1986-07-14 | 1988-02-01 | ||
JP2004180390A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 交流/交流直接変換形電力変換装置 |
WO2006118026A1 (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | 電力変換装置と電力変換方法 |
JP2007116856A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Yaskawa Electric Corp | 電力変換装置 |
-
2007
- 2007-08-13 JP JP2007210713A patent/JP5012311B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6315183U (ja) * | 1986-07-14 | 1988-02-01 | ||
JP2004180390A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 交流/交流直接変換形電力変換装置 |
WO2006118026A1 (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | 電力変換装置と電力変換方法 |
JP2007116856A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Yaskawa Electric Corp | 電力変換装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102545644A (zh) * | 2012-03-14 | 2012-07-04 | 山东大学 | 一种矩阵式交-交高压变频器拓扑结构 |
CN102545644B (zh) * | 2012-03-14 | 2014-07-16 | 山东大学 | 一种矩阵式交-交高压变频器拓扑结构 |
CN114400911A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-04-26 | 燕山大学 | 三相电流源型变换器直流侧电流纹波抑制细分调制方法 |
CN114400911B (zh) * | 2022-01-25 | 2022-08-16 | 燕山大学 | 三相电流源型变换器直流侧电流纹波抑制细分调制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5012311B2 (ja) | 2012-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4957303B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
JP4957304B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
JP4862475B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン生成方法 | |
JP4862477B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置の入出力デューティ制御方法 | |
JP5569583B2 (ja) | マトリクスコンバータ | |
US8711589B2 (en) | Direct converting apparatus, method for controlling the same, and control signal generation device | |
JP2008092640A (ja) | 3相整流装置 | |
JPH1023760A (ja) | 電圧形pwm変換器の制御方法 | |
JP2006246649A (ja) | インバータ装置 | |
JP2006238637A (ja) | インバータ装置 | |
JP5012311B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 | |
JP4893152B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
JP5012309B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 | |
JP2010200537A (ja) | 電力変換装置 | |
JP4862476B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン生成方法 | |
JP4423950B2 (ja) | 交流交流直接変換器の制御装置 | |
JP2008048530A (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
JP5012310B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 | |
JP2008048529A (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
WO2022138608A1 (ja) | 三相3レベルインバータの駆動制御装置および駆動制御方法 | |
JP6116804B2 (ja) | 中性点クランプ式インバータ | |
JP2012016260A (ja) | 直流−交流変換器の制御装置及びその制御方法 | |
JP5676990B2 (ja) | 電力変換装置のスイッチング方法 | |
JP5849632B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP4600731B2 (ja) | 交流交流直接変換装置の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120508 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120521 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5012311 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |