JP4862475B2 - 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン生成方法 - Google Patents
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Description
また、非特許文献1はAC−AC直接形の交流−交流直接変換装置に空間ベクトル変調方式を採用する場合であるが、仮想DCリンク形の交流−交流直接変換装置には適用できない。
また、非特許文献2には仮想DCリンク形の交流−交流直接変換装置に空間ベクトル変調方式で双方向スイッチをPWM制御することが提案されているが、スイッチ切り替え時の接続状態まで言及されるものでなく、スイッチングパターンによっては高調波ノイズやスイッチング回数が増大することが考えられる。
前記合成したスイッチングパターンは、零ベクトルのスイッチングパターンを任意スイッチング周期内で1相が常に変化しないように選択して、2相変調状態に近似させることを特徴とする。
前記各基本ベクトルのデューティに従ってPWM制御を行う電流・電圧空間ベクトルのデューティパルスは、前記双方向スイッチが同時に2個以上スイッチングしないように切り替える配置順序とすることを特徴とする。
仮想DCリンク方式の交流−交流直接変換装置の制御法は、図1に示すように、本来9組のスイッチS1〜S9構成である変換回路を仮想電流形PWMコンバータと仮想電圧形PWMインバータの12組のスイッチS1〜S12の組み合わせとして考える。
交流−交流直接変換装置は、入力相短絡防止のため、図1におけるスイッチS1、S2、S3の組(U相)、スイッチS4、S5、S6の組(V相)、スイッチS7、S8、S9の組(W相)の3つの組それぞれで1つのみスイッチがONになるように制御しなければならない。ON状態となる3つのスイッチの組み合わせは、前記の図5の表のとおり全27パターンとなる。
ここで、図3で定義した入力ベクトルセクターが「I」、出力ベクトルセクターも「I」のときを例に挙げる。入力セクターIなので、入力第1基本ベクトルはi6、入力第2基本ベクトルはi1となる。一方、出力セクターもIなので、出力第1基本ベクトルはv6、出力第2基本ベクトルはv1となる。よって、図5の表より、U、V、W相のスイッチ接続状態の組み合わせは、「1、5、7」「1、5、8」「1、6、7」「1、6、9」であり、デューティ指令(AX、AY、BX、BY)との関係は、「1、5、7」=AX、「1、5、8」=AY、「1、6、7」=BX、「1、6、9」=BYとなる。また、残る零ベクトル指令Zのスイッチング状態は「1、4、7」「2、5、8」「3、6、9」の3つのどれでも良い。
そこで、本実施形態では、零ベクトル指令を選択する方法として、他の4つのデューティ指令を見てON状態で変化しないスイッチに合わせて選択する。すなわち、上記のセクター「I−I」の組み合わせ例では、スイッチ「1」が常にONとなっているので、零ベクトルも「1、4、7」の組み合わせを選択して、そのセクター内では「1」が常時ONとなるようにパターンを決定する。他のセクター状態においても、1相がスイッチングしないような組み合わせを選択できるため、入出力のセクター状態に合わせて零相ベクトルも変更すればよい。これは、一般的なインバータ制御に当てはめると「2相変調」を行っている状態に近似できる。
図8の表は、入力および出力の空間ベクトルセクターと、各入出力セクター組み合わせにおいて、9区間対称配置の片側5つの合成デューティ配置順序を示している。例として、入力セクターIで出力セクターIのとき、9区間はAY→AX→BX→BY→Z→BY→BX→AX→AYの順序で対称的に配置されることを意味する。ただし、実際はZを2分して5区間+5区間の繰り返しを行っており、デューティ更新も5区間ごとのタイミングで行っている。
本実施形態では、実施形態1とは異なり、零相ベクトル「3、6、9」を選択して、スイッチング順序をAY→AX→BX→BY→Zとしている。図8の表中、スイッチング切り替わりに着目すると、スイッチが2つ以上同時に切り替わらないように順序が決定されていることが分かる。セクター「I−I」の組み合わせでは、「1、5、8」→「1、5、7」→「1、6、7」→「1、6、9」→「3、6、9」となり、どの切り替わり時も変化するのは1つのスイッチのみである。
したがって、本実施形態では、デューティ指令パルスの切り替わりにおいて、スイッチが同時に2個以上スイッチングしないようにパルス配置順序とする(またはテーブル化する)。これにより、同時スイッチングによる高調波ノイズの影響を低減するとともに、1スイッチング周期におけるスイッチング回数を低減する。
上記の実施形態2の手法によれば、任意セクターにおける1スイッチング周期内で同時スイッチングを防止することができるが、図8の表中、入出力セクターの組み合わせとスイッチング順序の関係および零ベクトルの選択状況を見ると、一定の決まりがある。すなわち、零ベクトルは入力セクター情報のみから決定することができ、スイッチング順序は「AY→AX→BX→BY→Z」もしくは「AX→AY→BY→BX→Z」の2パターンであり、この切り替え方法は、入出力セクターが「偶数」か「奇数」か判別して組み合わせが「偶・偶」「奇・奇」の場合は「AY→AX→BX→BY→Z」となり、「偶・奇」「奇・偶」の場合は「AX→AY→BY→BX→Z」となることが分かる。
上記の実施形態2または実施形態3のパルス配置順序は1スイッチング周期内ではスイッチングが2回以上同時に発生することがないが、繰り返し、同じセクター内にあったとして、次のスイッチング周期が開始されたとすると、例えば「AY→AX→BX→BY→Z→AY→AX→BX→BY→Z…」となり、このうち「Z→AY」で示す周期2回目に移行する際のスイッチングで必ずしも同時スイッチングが防止できるとは限らない。例として入出力セクター「I−I」の組み合わせの時、図8の表より「Z→AY」の切り替わりは、「3、6、9」→「1、5、8」であるため、同時に3個すべてのスイッチが動作してしまう。これは、高調波の発生やスイッチング回数・損失増加に繋がり好ましくない。
2 入力LCフィルタ
3 交流−交流直接変換回路
4 制御装置
Claims (4)
- 仮想入力コンバータは仮想直流リンクのP側とN側にそれぞれ異なる任意の入力相を接続する2n個の基本ベクトルおよびP側とN側に同相が接続されるn個の零ベクトルを組み合わせてスイッチングパターンを生成し、仮想出力インバータは2つの零ベクトルを含む2+2n種類の基本ベクトルでスイッチングパターンを生成し、これらパターンを合成したスイッチングパターンで各双方向スイッチを制御するn相の交流−交流直接変換装置において、
前記合成したスイッチングパターンは、零ベクトルのスイッチングパターンを任意スイッチング周期内で1相が常に変化しないように選択して、2相変調状態に近似させることを特徴とするスイッチングパターン生成方法。 - 仮想入力コンバータは仮想直流リンクのP側とN側にそれぞれ異なる任意の入力相を接続する2n個の基本ベクトルおよびP側とN側に同相が接続されるn個の零ベクトルを組み合わせてスイッチングパターンを生成し、仮想出力インバータは2つの零ベクトルを含む2+2n種類の基本ベクトルでスイッチングパターンを生成し、これらパターンを合成したスイッチングパターンで各双方向スイッチを制御するn相の交流−交流直接変換装置において、
前記各基本ベクトルのデューティに従ってPWM制御を行う電流・電圧空間ベクトルのデューティパルスは、前記双方向スイッチが同時に2個以上スイッチングしないように切り替える配置順序とすることを特徴とするスイッチングパターン生成方法。 - 前記配置順序は、入力セクター情報から零ベクトルを決定し、入力セクターおよび出力セクター情報の偶数・奇数判別情報に従って決定することを特徴とする請求項2に記載のスイッチングパターン生成方法。
- 前記デューティ指令の更新タイミング毎にデューティ指令パルスの配置順序を反転させることを特徴とする請求項2または3に記載のスイッチングパターン生成方法。
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