JP4168222B2 - ゲート信号出力装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流電源から供給される電力を任意の周波数の交流電力へ変換する電力変換装置を制御するためのゲート信号を出力するゲート信号出力装置に関し、特に、3相パルス幅変調(以降 PWM)インバータ装置および3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に用いられるゲート信号出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、3相3レベルPWMインバータ装置の主回路構成を示す等価回路図である。図4に示すように、3相3レベルPWMインバータ装置は、入力端子11、12と、コンデンサ13、14と、半導体スイッチング素子である絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ(以降 IGBT)15〜26と、ダイオード27〜44と、出力端子45〜47とから構成されている。この回路は、入力端子11、12を介して図4には図示されていない交流電圧を直流電圧に変換するコンバータに接続されている。入力端子11はコンバータの正極側に接続され、入力端子12はコンバータの負極側に接続されている。コンデンサ13、14は、入力端子11、12から供給される電圧の平滑化を行う。
【0003】
この回路は、出力端子45〜47を介してそれぞれU相、V相、W相の負荷と接続されている。U相の出力相電圧は、IGBT15〜18をスイッチングすることによって制御される。U相の出力相電圧の値は、IGBT15、16をオンすると入力端子11における電圧値となり、IGBT17、18をオンすると入力端子12における電圧値となり、IGBT16、17をオンすると中間点10における電圧値となる。V相、W相の出力相電圧も同様に、IGBT19〜22、IGBT23〜26をスイッチングすることによって制御される。
【0004】
図5は、IGBT15〜26をそれぞれスイッチングするゲート信号を作成するためのゲート信号出力装置の構成を示すブロック図である。図5に示すようにゲート信号出力装置は、キャリア発生回路100と、接続比率設定レジスタ群200と、接続実時間作成回路群300と、デッドタイム作成回路群400と、ゲート信号出力端子601〜612とから構成されている。接続比率設定レジスタ群200は接続比率設定レジスタ201〜212から構成されており、接続実時間作成回路群300は、接続実時間作成回路301〜312から構成されており、デッドタイム作成回路群400は、デッドタイム作成回路401〜412とから構成されている。
【0005】
キャリア発生回路100は、PWMキャリア信号である三角波電圧を発生させる。接続比率設定レジスタ201〜212には、各相の電圧指令とPWMキャリア信号である三角波電圧とを比較することによって得られた三角波電圧の1周期の時間に対する各IGBT15〜26のスイッチングパターンの接続時間の比率がそれぞれ格納される。
【0006】
接続実時間作成回路301〜312は、キャリア発生回路100から得られたPWMキャリア信号の1周期の時間と、接続比率設定レジスタ201〜212より得られた各IGBT15〜26のスイッチングパターンの接続時間の比率とに基づいて、PWMキャリア信号の1周期における各IGBT15〜26のスイッチングパターンの接続実時間をそれぞれ作成する。デッドタイム作成回路401〜412は、接続実時間作成回路301〜312によってそれぞれ作成された各IGBT15〜26のスイッチングパターンの接続実時間から、IGBT15〜18間、19〜22間、23〜26間の短絡を防止するためのデッドタイムを差し引いて、各IGBT15〜26のゲート信号501〜512をそれぞれゲート信号出力端子601〜612に出力している。
【0007】
図6は、3相/3相PWMサイクロコンバータ装置の主回路構成を示す等価回路図である。図6(a)に示すように、3相/3相PWMサイクロコンバータ装置は、入力端子61〜63と、双方向スイッチ51〜59と、出力端子64〜66とから構成されている。この3相/3相PWMサイクロコンバータ装置は、各入力端子61〜63を介して図3には図示されていない3相交流電源のR相、S相、T相と接続されており、出力端子64〜66を介してU相、V相、W相の負荷(不図示)と接続されている。
【0008】
この3相/3相PWMサイクロコンバータ装置は、双方向スイッチ51〜59をスイッチングすることによって、3相交流電源から供給される電圧を任意の周波数の3相交流電圧に変換するものである。各双方向スイッチ51〜59は、図5(b)に示すように、IGBT70とダイオード72とが直列に接続された片方向スイッチとIGBT71とダイオード73とが直列に接続された片方向スイッチとが逆並列に接続されることによって形成されている。
【0009】
上述のような3相/3相PWMサイクロコンバータ装置を制御するための制御装置が、特開平11−341807号公報に記載されている。この公報に記載された制御装置は、出力電圧指令の2つの線間電圧値とPWMキャリア信号である三角波電圧とを比較して、4つのスイッチングパターンSP0h、SP1h、SP0m、SP1mを作成し、その4つのスイッチングパターンSP0h、SP1h、SP0m、SP1mや、3相交流電源のR相の相電圧の位相や出力相電圧の位相などの位相情報に基づいて双方向スイッチ51〜59へのゲート信号501〜509を作成している。
【0010】
図7は、上述の制御装置によって各双方向スイッチ51〜59をそれぞれスイッチングするためのゲート信号501〜509を作成するためのゲート信号出力装置の構成を示すブロック図である。図7に示すようにゲート信号出力装置は、キャリア発生回路100と、接続比率設定レジスタ群200と、接続実時間作成回路群300と、双方向スイッチ接続分配回路80と、ゲート信号出力端子601〜609とから構成されている。接続比率設定レジスタ群200は接続比率設定レジスタ201〜204から構成されており、接続実時間作成回路群300は、接続実時間作成回路301〜304から構成されている。
【0011】
キャリア発生回路100は、PWMキャリア信号である三角波電圧を発生させる。各接続比率設定レジスタ201〜204には、PWMキャリア信号の1周期に対するスイッチングパターンSP0h、SP1h、SP0m、SP1mの接続時間の比率がそれぞれ格納されている。各接続実時間作成回路301〜304は、キャリア発生回路100から得られたPWMキャリア信号の1周期の時間と、接続比率設定レジスタ201〜204より得られた各スイッチングパターンSP0h、SP1h、SP0m、SP1mの接続時間の比とに基づいて、PWMキャリア信号の1周期における各スイッチングパターンSP0h、SP1h、SP0m、SP1mの接続実時間をそれぞれ作成する。
【0012】
双方向スイッチ接続分配回路80は、各スイッチングパターンSP0h、SP1h、SP0m、SP1mの接続実時間と入出力位相情報設定レジスタ220に格納されている3相交流電圧のR相の相電圧の位相や出力相電圧の位相などの位相情報とに基づいてゲート信号501〜509を作成し、ゲート信号501〜509をゲート信号出力端子601〜609に出力している。
【0013】
通常、図5および図7に示すようなゲート信号出力装置は、上述したように、接続比率設定レジスタや接続実時間作成回路のような共通の部分が多い。したがって、PWMインバータ装置とPWMサイクロコンバータ装置とでゲート信号出力装置を共通化することができれば、PWMインバータ装置やPWMサイクロコンバータ装置の開発コストや開発期間を削減することができる。しかしながら、従来、このようなゲート信号出力装置は、PWMインバータ装置用のものとPWMサイクロコンバータ装置のものとで別途に設計されている。そのため、それぞれのゲート信号出力装置の開発する際に、開発コストや開発するための時間が別途に必要となってしまうといった問題があった。
【0014】
また、図5および図7に示すようなゲート信号出力装置を、ただ単に、一体化して特定用途向けIC(以降 ASIC)等のデジタルデバイスで構成した場合には、ゲート信号の出力端子がインバータ用とサイクロコンバータ用とで多数必要であるといった問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来、PWMインバータ装置やPWMサイクロコンバータ装置を開発する際には、ゲート信号出力装置がPWMインバータ装置用とPWMサイクロコンバータ装置用とで別途専用に必要となるため、PWMインバータ装置やPWMサイクロコンバータ装置の開発コストや開発期間が別途必要になってしまうという問題があった。
【0016】
本発明は、PWMインバータ装置とPWMサイクロコンバータ装置とで共通して使用することができるゲート信号出力装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明は、PWMキャリア信号を発生させるキャリア発生手段と、
前記PWMキャリア信号の1周期の時間に対する複数のスイッチングパターンの接続時間の比率がそれぞれ格納される複数の接続比率設定レジスタと、
前記各接続比率設定レジスタにそれぞれ格納された前記各スイッチングパターンの接続時間の比率と前記PWMキャリア信号の1周期の時間とから、前記PWMキャリア信号の1周期における前記各スイッチングパターンの接続実時間をそれぞれ作成する複数の接続実時間作成回路と、
該各接続実時間作成回路によってそれぞれ作成された前記各接続実時間から、前記各半導体スイッチング素子間の短絡防止のためのデッドタイムを差し引いて、3相PWMインバータ装置に備えられる複数の半導体スイッチング素子へのゲート信号をそれぞれ出力する複数のデッドタイム作成回路と、
3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に入力される電圧の位相と前記3相/3相PWMサイクロコンバータ装置から出力されるべき出力電圧指令の位相とを格納する入出力位相情報設定レジスタと、
前記各接続実時間作成回路によってそれぞれ作成された前記各接続実時間と前記入出力位相レジスタの格納された各位相とに基づいて前記3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に備えられる複数の双方向スイッチへのゲート信号を出力する双方向スイッチ接続分配回路と、
前記各デッドタイム作成回路と前記双方向スイッチ接続分配回路とにそれぞれ接続され、前記各デッドタイム作成回路と前記双方向スイッチ接続分配回路とから出力された各ゲート信号をそれぞれ出力するための複数の出力端子と、
前記3相PWMインバータ装置に用いられる場合には前記各接続実時間作成回路と前記各デッドタイム作成回路とをそれぞれ接続し、前記3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に用いられる場合には前記各接続実時間作成回路と前記双方向スイッチ接続分配回路とを接続する切り替え手段とを備える。
【0018】
本発明のゲート信号出力装置は、3相PWMインバータ装置の複数の半導体スイッチング素子をスイッチングするゲート信号を作成するために必要なキャリア発生手段と、各接続比率設定レジスタと、各接続実時間作成回路と、各デッドタイム作成回路と、前記各ゲート信号の出力端子とを備えている。
【0019】
また、本発明のゲート信号出力装置は、それらに加え、3相/3相PWMサイクロコンバータ装置の複数の双方向スイッチをスイッチングするゲート信号を出力するために必要な入出力位相設定レジスタと、双方向スイッチ接続分配回路とを備えている。
【0020】
さらに、本発明のゲート信号出力装置は、各接続実時間作成回路を、各デッドタイム作成回路に接続するか、双方向スイッチ接続分配回路に接続するかを切り替える切り替え手段を備えている。
【0021】
本発明のゲート信号出力装置では、上述のような構成となっているため、3相PWMインバータ装置の複数の半導体スイッチング素子をスイッチングするためにゲート信号と、3相/3相PWMサイクロコンバータ装置の複数の双方向スイッチをスイッチングするためにゲート信号とを出力することができる。
【0022】
したがって、3相PWMインバータ装置や3相/3相PWMサイクロコンバータ装置を開発する際には、本発明のゲート信号出力装置を用いることによって、ゲート信号出力装置の共通化を計ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態のゲート信号出力装置について図面を参照して詳細に説明する。全図において、同一の符号がつけられている構成要素は、すべて同一のものを示す。
【0024】
まず、本実施形態のゲート信号出力装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態のゲート信号出力装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のゲート信号出力装置は、キャリア発生回路100と、接続比率設定レジスタ群200と、接続実時間作成回路群300とデッドタイム作成回路群400と、双方向スイッチ接続分配回路80と、入出力位相情報レジスタ220と、ゲート信号出力端子601〜612と、モード切り変えスイッチ9とから構成されている。キャリア発生回路100と、接続比率設定レジスタ群200と、接続実時間作成回路群300と、デッドタイム作成回路群400と、双方向スイッチ接続分配回路80と、入出力位相情報レジスタ220と、ゲート信号出力端子601〜612とは、前述したとおりの動作を行う。モード切り替えスイッチ9は、3相PWMインバータ装置に用いられる場合には、各接続実時間作成回路301〜312と各デッドタイム作成回路401〜412とをそれぞれ接続し、3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に用いられる場合には、各接続実時間作成回路301〜312と双方向スイッチ接続分配回路80とを接続する。
【0025】
次に、本実施形態のゲート信号出力装置の動作について図2、図3を参照して説明する。図2は、本実施形態のゲート信号出力装置が3相3レベルPWMインバータ装置に接続された場合の3相3レベルPWMインバータ装置の構成を示すブロック図である。3相電源1から供給される交流電圧は、コンバータである整流ダイオードブリッジ4によって、全波整流されて直流電圧となる。その直流電圧は3相3レベルPWMインバータ装置に入力され、3相3レベルPWMインバータ装置は、各IGBT15〜26のスイッチングによってU相、V相、W相の3つの負荷3へ3相交流電圧を出力している。図2に示すように、本実施形態のゲート信号出力装置5のゲート信号出力端子601〜612は、ゲートドライバ60と接続されている。ゲート信号出力端子601〜612から出力された各ゲート信号501〜512はゲートドライバ60で増幅されて各IGBT15〜26へ入力され、各IGBT15〜26のスイッチングが行われる。
【0026】
3相3レベルPWMインバータ装置に接続される場合には、本実施形態のゲート信号出力装置5のモード切り替えスイッチ9は、接続実時間作成回路301〜312とデットタイム作成回路401〜412とをそれぞれ接続している。
【0027】
接続比率設定レジスタ201〜212には、PWMキャリア信号の1周期の時間に対する各IGBT15〜26のスイッチングパターンの接続時間の比率が格納されている。接続実時間作成回路301〜312は、それらの接続比率とキャリア発生回路100から出力されるPWMキャリア信号の1周期の時間から、PWMキャリア信号の1周期における各IGBT15〜26のスイッチングパターンの接続実時間を作成して出力する。モード切り替えスイッチ9は、接続実時間作成回路301〜312とデッドタイム作成回路401〜412とを接続しているため、各IGBT15〜26のスイッチングパターンの接続実時間は、デッドタイム作成回路401〜412にそれぞれ入力される。デッドタイム作成回路401〜412は、接続実時間作成回路301〜312から出力された各IGBT15〜26のスイッチングパターンの接続実時間から各IGBT15〜26の短絡防止のためのデッドタイムを差し引いて各IGBT15〜26へのゲート信号501〜512を作成して、そのゲート信号501〜512をゲート信号出力端子601〜612にそれぞれ出力する。各ゲート信号501〜512は、ゲートドライバ60によって増幅されて各IGBT15〜26に入力され、各IGBT15〜26のスイッチングが行われる。
【0028】
なお、本実施形態のゲート信号出力装置5が出力可能なゲート信号の数は12個である。そして、3相2レベルPWMインバータ装置に必要なゲート信号の数は6個である。したがって、本実施形態のゲート信号出力装置5は、3相2レベルPWMインバータ装置のゲート信号出力装置としても用いることができる。
【0029】
図3は、本実施形態のゲート信号出力装置5が3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に接続された場合の3相/3相PWMサイクロコンバータ装置の構成を示すブロック図である。
【0030】
3相電源1から供給される交流電圧は、入力フィルタ2を介して3相/3相サイクロコンバータに出力される。3相/3相サイクロコンバータ装置は、各双方向スイッチのスイッチングによってU相、V相、W相の3つの負荷3へ任意の周波数の3相交流電圧を出力している。U相、V相、W相には、出力電流を検出する電流検出器6をそれぞれ備えている。電流検出器6の出力は、転流制御回路50に入力される。
【0031】
図3に示すように、ゲート信号出力端子601〜612は、転流制御回路50と接続されている。転流制御回路50では、電流検出器61〜63から検出される電流の極性を用いて、各双方向スイッチ1つあたり2つ備えられているIGBT70、71のそれぞれの転流順序を制御するものである。本実施形態のゲート信号出力装置5のゲート信号出力端子601〜612は、転流制御回路50と接続されている。転流制御回路50は、ゲート信号出力端子601〜609からゲート信号601〜609を入力し、電流検出器61〜63から検出される電流の極性に基づいて、各双方向スイッチ51〜59が備えるIGBT70、71への18個のゲート信号を作成する。作成された18個のゲート信号は、ゲートドライバ60で増幅され、各双方向スイッチ51〜59の各IGBT70、71へ入力される。
【0032】
接続実時間作成回路群300は、接続比率設定レジスタ群200より得られたPWMキャリア信号の1周期の時間に対する各スイッチングパターンSP0h、SP1h、SP0m、SP1mの接続時間の比率より、PWMキャリア信号の1周期における各スイッチングパターンSP0h、SP1h、SP0m、SP1mの接続実時間を作成する。ゲート信号出力装置5のモード切り替えスイッチ9は、接続実時間作成回路群300と双方向スイッチ接続分配回路80とを接続している。したがって、接続実時間作成回路301〜304において作成された各接続実時間は双方向スイッチ接続分配回路80に入力される。双方向スイッチ接続分配回路80は、各スイッチングパターンSP0h、SP1h、SP0m、SP1mの接続実時間と入出力位相情報設定レジスタ220に格納されている3相交流電源のR相の入力電流の位相や出力相電圧の位相などの位相情報とに基づいてゲート信号501〜509を作成して、そのゲート信号501〜509をゲート信号出力端子601〜609に出力している。
【0033】
転流制御回路50は、ゲート信号出力装置5から出力されたゲート信号501〜509と電流検出器6から入力した電流の極性とに基づいて双方向スイッチが備える2つのIGBTのそれぞれの転流順序を制御し、各IGBTを駆動する18個のゲート信号をゲートドライバ60に出力して各IGBTの制御を行う。
【0034】
以上述べたように、本実施形態のゲート信号出力装置5は3相PWMインバータ装置のゲート信号出力装置に必要な部分と、3相/3相PWMサイクロコンバータ装置のゲート信号出力装置に必要な部分とを備えており、モード切り替えスイッチ9を備えることによって3相PWMインバータ装置にも3相/3相PWMサイクロコンバータ装置にも用いることができるようになっている。そのため、3相PWMインバータ装置や3相/3相PWMサイクロコンバータ装置を開発する際にはゲート信号出力回路を共通化することができるので、3相PWMインバータ装置や3相/3相PWMサイクロコンバータ装置の開発コストおよび開発期間を削減することができる。
【0035】
また、本発明のゲート信号出力装置5では、インバータ装置へのゲート信号出力端子とサイクロコンバータへのゲート信号出力端子とが共通化されている。そのため、本発明のゲート信号出力装置5は、ASIC等のディジタルデバイスで構成した場合に出力ピン数を節約できるという利点を有する。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のゲート信号出力装置では、3相PWMインバータ装置の複数の半導体スイッチング素子をスイッチングするためのゲート信号と、3相/3相PWMサイクロコンバータ装置の複数の双方向スイッチをスイッチングするためのゲート信号とを出力することができる。
【0037】
したがって、3相PWMインバータ装置や3相/3相PWMサイクロコンバータ装置を開発する際には、本発明のゲート信号出力装置を用いることによって、ゲート信号出力装置の共通化を計ることができる。そのため、3相PWMインバータ装置や3相/3相PWMサイクロコンバータ装置を開発するための開発コストおよび開発期間の削減を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のゲート信号出力装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態のゲート信号出力装置が3相3レベルPWMインバータ装置に接続された場合の3相3レベルPWMインバータ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態のゲート信号出力装置が3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に接続された場合の3相/3相PWMサイクロコンバータ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】3相3レベルPWMインバータ装置の主回路構成を示す等価回路図である。
【図5】3相3レベルPWMインバータ装置に用いられる従来のゲート信号出力回路の構成を示すブロック図である。
【図6】3相/3相PWMサイクロコンバータ装置の主回路構成を示す等価回路図である。
【図7】3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に用いられる従来のゲート信号出力回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 3相電源
2 入力フィルタ
3 負荷
4 整流ダイオードブリッジ
5 ゲート信号出力装置
6 電流検出器
9 モード切り替えスイッチ
10 中間点
11、12 入力端子
13、14 コンデンサ
15〜26、70、71 IGBT
27〜44、72、73 ダイオード
40 双方向スイッチ接続分配回路群
50 転流制御回路
51〜59 双方向スイッチ
60 ゲートドライバ
61〜63 入力端子
64〜66 出力端子
80 双方向スイッチ接続分配回路
100 キャリア発生回路
200 接続比率設定レジスタ群
201〜212 接続比率設定レジスタ
220 入出力情報設定レジスタ
300 接続実時間作成回路群
301〜312 接続実時間作成回路
400 デッドタイム作成回路群
401〜412 デッドタイム作成回路
501〜512 ゲート信号
601〜612 ゲート信号出力端子

Claims (2)

  1. PWMキャリア信号を発生させるキャリア発生手段と、
    前記PWMキャリア信号の1周期の時間に対する複数のスイッチングパターンの接続時間の比率がそれぞれ格納される複数の接続比率設定レジスタと、
    前記各接続比率設定レジスタにそれぞれ格納された前記各スイッチングパターンの接続時間の比率と前記PWMキャリア信号の1周期の時間とから、前記PWMキャリア信号の1周期における前記各スイッチングパターンの接続実時間をそれぞれ作成する複数の接続実時間作成回路と、
    該各接続実時間作成回路によってそれぞれ作成された前記各接続実時間から、前記各半導体スイッチング素子間の短絡防止のためのデッドタイムを差し引いて、3相PWMインバータ装置に備えられる複数の半導体スイッチング素子へのゲート信号をそれぞれ出力する複数のデッドタイム作成回路と、
    3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に入力される電圧の位相と前記3相/3相PWMサイクロコンバータ装置から出力されるべき出力電圧指令の位相とを格納する入出力位相情報設定レジスタと、
    前記各接続実時間作成回路によってそれぞれ作成された前記各接続実時間と前記入出力位相レジスタの格納された各位相とに基づいて前記3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に備えられる複数の双方向スイッチへのゲート信号を出力する双方向スイッチ接続分配回路と、
    前記各デッドタイム作成回路と前記双方向スイッチ接続分配回路とにそれぞれ接続され、前記各デッドタイム作成回路と前記双方向スイッチ接続分配回路とから出力された各ゲート信号をそれぞれ出力するための複数の出力端子と、
    前記3相PWMインバータ装置に用いられる場合には前記各接続実時間作成回路と前記各デッドタイム作成回路とをそれぞれ接続し、前記3相/3相PWMサイクロコンバータ装置に用いられる場合には前記各接続実時間作成回路と前記双方向スイッチ接続分配回路とを接続する切り替え手段とを備えるゲート信号出力装置。
  2. 前記キャリア発生手段と、前記各接続比率設定レジスタと、前記各接続実時間作成回路と、前記各デッドタイム作成回路と、前記入出力位相情報設定レジスタと、前記双方向スイッチ接続分配回路と、前記各出力端子と、前記切り替え手段とが集積されたASICから成る請求項1記載のゲート信号出力装置。
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