JP6163768B2 - マルチレベル電力変換装置のゲート駆動信号生成装置 - Google Patents

マルチレベル電力変換装置のゲート駆動信号生成装置 Download PDF

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本発明は、マルチレベル電力変換装置に係り、特にスイッチの駆動パターンに関する。
3レベル電力変換装置(インバータ)の主回路構成を図12に示す。図12に示すように、主回路は、各相ごとに3つのIGBTモジュールA,B,Cから成る。
次に、3レベルインバータの動作を説明する。説明のため1相分の回路構成を図13に示す。IGBTモジュールAはコンデンサC1,C2を直列接続した直流電圧源のP−N間に直列接続される。IGBTモジュールAにはスイッチS1,S2が直列接続され、IGBTモジュールB,CにはスイッチS3,S4およびS5,S6が直列接続されている。なお、スイッチS3とスイッチS5は逆向きに直列接続され、スイッチS4とスイッチS6が逆向きに直列接続される。そして、このスイッチS3〜S6は双方向S7を構成する。スイッチS1およびS2,双方向スイッチS7のスイッチングパターンを変化させることによって電圧PおよびM,Nの3種類の電圧が出力される。なお、各スイッチS1〜S6には逆並列に還流ダイオードが接続されている。
正の電圧を出力する場合は、電圧指令値とキャリア信号の比較によるPWM信号によってスイッチS1がON,双方向スイッチS7がOFFの状態とスイッチS1がOFF、双方向スイッチS7がONの状態とを切換える。負の電圧を出力する場合は、電圧指令値とキャリアの比較によるPWM信号によってスイッチS2がON,双方向スイッチS7がOFFの状態とスイッチS2がOFF、双方向スイッチS7がONの状態とを切換える。
現在の技術におけるゲート駆動信号生成装置を図14に示す。正側および負側の2種類のキャリア信号carrier1,carrier2を用意し、それぞれのキャリア信号carrier1,carrier2と電圧指令値VcmdをPWM変調することによってゲート指令値PWM1およびPWM2が生成される。ゲート指令値PWM1およびPWM2はそれぞれデッドタイム生成部によってデッドタイムDTが付加され、スイッチS1〜S6へのゲート駆動信号が生成される。
特開平7−123729号公報 特開2007−28860号公報 特開2009−27818号公報
スイッチの状態遷移時はP−N間またはP−M間,N−M間が短絡しないようにデッドタイムDTを設けている。このデッドタイムDTでは任意の指令電圧を出力できないため、出力電圧波形に歪みが生じてしまう。
以上示したようなことから、マルチレベル電力変換装置のゲート駆動信号生成装置において、デッドタイムを付加する期間を低減し、出力電圧の歪みを抑制することが課題となる。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、その一態様は、直流電圧源の電圧から複数の電圧レベルに変換した交流出力を生成するマルチ電力変換装置のゲート駆動信号生成装置であって、電圧指令値と出力電流の向きに応じてゲート出力パターンを決定するゲート駆動パターン判定部と、前回のゲート出力パターンと今回のゲート出力パターンに応じてデッドタイムの要否を判定するデッドタイム判定部と、ゲート出力パターンとデッドタイムの要否に応じてゲート駆動信号を生成するゲート駆動信号生成部と、を備えたことを特徴とする。
また、その一態様として、前記マルチレベル電力変換装置の主回路は、直流電圧源の両端子間に接続された第1,第2スイッチと、直流電圧源の中間電位と、第1,第2スイッチの共通接続点との間に接続された双方向スイッチと、を各相に備え、第1,第2スイッチの共通接続点を交流出力端子とすることを特徴とする。
本発明によれば、マルチレベル電力変換装置のゲート駆動信号生成装置において、デッドタイムを付加する期間を低減し、出力電圧の歪みを抑制することが可能となる。
双方向スイッチの例を示す回路図である。 実施形態におけるマルチレベルインバータの主回路1相分を示す回路図である。 実施形態におけるマルチレベルインバータのゲート駆動信号生成部を示すブロック図である。 各ゲート出力パターンにおける電流経路および出力電圧を示す概略図である。 電圧指令値が正,出力電流が正の場合におけるゲート駆動信号波形を示すタイムチャートである。 電圧指令値が負,出力電流が負の場合におけるゲート駆動信号波形を示すタイムチャートである。 電圧指令値が正,出力電流が負の場合におけるゲート駆動信号波形を示すタイムチャートである。 電圧指令値が負,出力電流が正の場合におけるゲート駆動信号波形を示すタイムチャートである。 電圧指令値と出力電流が同時に正から負へと変化した場合のゲート駆動信号波形を示すタイムチャートである。 出力電流と電圧指令値が正から負へと変化し、電圧指令値に対して出力電流が遅れている場合のゲート駆動信号波形を示すタイムチャートである。 出力電流と電圧指令値が正から負へと変化し、電圧指令値に対して出力電流が進んでいる場合のゲート駆動信号波形を示すタイムチャートである。 従来における3レベルインバータの主回路の一例を示す回路図である。 図12の主回路の一相分を示す回路図である。 従来における3レベルインバータのゲート駆動信号生成装置を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態におけるマルチレベル電力変換装置(インバータ)のゲート駆動信号生成装置を図面に基づいて詳細に説明する。
[実施形態]
本実施形態の主回路は図12の構成と同じであり、各スイッチの駆動方法によって前記デッドタイムDTに任意の指令電圧を出力できない問題点を解決する。
なお、図13における双方向スイッチS7を図1に示すような構成とすることも可能である。図1(a)は、図12の構成と同様であり、直流電圧源の中間電位Mと交流出力点との間にスイッチS3,S5を逆向きに直列接続し、このスイッチS3,S5の直列回路に対してスイッチS4,S6を逆向きに直列接続した直列回路を並列接続している。図1(b)は、図1(a)のスイッチS3,S4をスイッチS3,S4に逆並列に接続された還流ダイオードD1,D2のみに変更したものである。図1(c)は、入力電圧の中間電位Mと交流出力点との間にスイッチS8と、このスイッチS8に対して逆向きのスイッチS9を直列接続したものである。なお、このスイッチS8,S9にも逆並列に還流ダイオードが接続されている。
図2に本実施形態における3レベルインバータの主回路1相分を示す。
図2に示すように、出力電流Ioutおよびその出力電流Ioutの方向を検出する電流検出器CTUを設けている。本実施形態では電流検出器CTUを設け、電圧指令値Vcmdと出力電流Ioutの向きに応じてゲート駆動信号を生成する。
本実施形態におけるゲート駆動信号生成装置を図3に示す。電圧指令値Vcmdとキャリア生成部6a,6bから出力されたキャリア信号carrier1およびcarrier2とをPWM変調器7a,7bにおいてPWM変調し、生成されたゲート指令値をそれぞれPWM1およびPWM2とする。ゲート指令値PWM1は、電圧指令値Vcmd>キャリア信号carrier1のときH、それ以外Lで、ゲート指令値PWM2は電圧指令値Vcmd<キャリア信号carrier2のときH、それ以外Lである。
図3に示すように、電圧指令値Vcmdと出力電流Ioutを符号検出部1,2によって正負情報を抽出したものを符号検出値Vcmd_sおよびIout_sとする。
ゲート出力パターン判定部3では、ゲート指令値PWM1,PWM2,符号検出値Vcmd_s,Iout_sに応じて5種類のゲート出力パターンPtnを表1に示すように決定する。
Figure 0006163768
符号検出値Vcmd_sが正のときはゲート指令値PWM2によらずゲート指令値PWM1に応じてゲート出力パターンPtnを決定する。また、符号検出値Vcmd_sが負のときはゲート指令値PWM1によらずゲート指令値PWM2に応じてゲート出力パターンPtnを決定する。
デッドタイム判定部4では、前回のゲート出力パターンPtn_0と今回のゲート出力パターンPtnに応じて表2に示すように、デッドタイムの要否(以下、デッドタイム判定DTと称する)を判定する。
Figure 0006163768
ゲート駆動信号生成部5では、表3に示すように、デッドタイム判定DTがHの場合は一定期間全スイッチがOFFとなる信号を出力する。デッドタイム判定DTがLの場合には、ゲート出力パターンPtnに応じたゲート駆動信号を生成する。
Figure 0006163768
次に、各ゲート出力パターンPtnにおける電流経路および出力電圧について図4に基づき説明する。
ゲート出力パターン1の場合、図4(1)に示すように、スイッチS1とスイッチS3,S6がONしており、スイッチS1を通して電圧Pが出力される。
ゲート出力パターン2の場合、図4(2)に示すように、スイッチS3,S6がONしており、スイッチS5の還流ダイオードとスイッチS3およびスイッチS6とスイッチS4の還流ダイオードを通して電圧Mが出力される。
ゲート出力パターン3の場合、図4(3),(3)’に示すように、すべてのスイッチS1〜S6がOFFしている。出力電流Ioutが正の場合はスイッチS2の還流ダイオードを通して電圧Nが出力され、出力電流Ioutが負の場合はスイッチS1の還流ダイオードを通して電圧Pが出力される。
ゲート出力パターン4の場合、図4(4)に示すように、スイッチS4,S5がONしており、スイッチS3の還流ダイオードとスイッチS5およびスイッチS4とスイッチS6の還流ダイオードを通して電圧Mが出力される。
ゲート出力パターン5の場合、図4(5)に示すように、スイッチS2,S4,S5がONしており、スイッチS2を通して電圧Nが出力される。
電圧指令値Vcmdと出力電流Ioutが正の場合におけるゲート駆動信号波形を図5に示す(図4(1),(2))。本来、電圧指令値Vcmdは正弦波であるが、図5では直線部として図示している。
従来技術では、スイッチS2をOFF,スイッチS3,S6をONにし、電圧指令値Vcmdとキャリア信号carrier1より生成されるゲート指令値PWM1に応じてスイッチS1,S4,S5をスイッチングしていた。また、スイッチング時にはP−M間の短絡防止のため、デッドタイムDTが設けられていた。
本実施形態では、電圧指令値Vcmdと出力電流Ioutが正の場合、スイッチS2をOFF,スイッチS3,S6をON,スイッチS4,S5をOFFにし、電圧指令値Vcmdとキャリア信号carrier1より生成されるゲート指令値PWM1に応じてスイッチS1のみをスイッチングする。そのため、P−M間の短絡は発生しない。
以下の説明では、スイッチS1〜S6へのゲート駆動信号に対しターンオン時間の遅れはないものとし、ターンオフ時間には遅れがあるとする。従来技術,本実施形態ともに、時刻t1で、スイッチS1はオフ信号が入っても直ぐにはオフにならず、t2の時点でオフになる。このため時刻t2まで出力電圧Voutの電位はPで、時刻t2からt3まではMとなる。
そして、ゲート指令値PWM2は時刻t3でLからHとなるが、時刻t3後、従来技術ではデッドタイムDTを確保するため、時刻t4までスイッチS1に対してオン信号を入れることができず、スイッチS1へのゲート駆動信号は時刻t4でONとなり、時刻t4まで出力電圧Voutの電位はMとなる。それに対し、本実施形態ではデッドタイムDTを付加する必要がないため時刻t3でスイッチS1に対するゲート駆動信号がONとなって、出力電圧Voutの電位はPとなり、t3−t4間はゲート指令値PWM1の波形どおりに出力電圧Voutを出力する。
電圧指令値Vcmdと出力電流Ioutが負の場合におけるゲート駆動信号波形を図6に示す(図4(5),(4))。
従来技術では、スイッチS1をOFF,スイッチS4,S5をONにし、電圧指令値Vcmdとキャリア信号carrier2より生成されるゲート指令値PWM2に応じてスイッチS2,S3,S6をスイッチングしていた。また、スイッチング時にはM−N間の短絡防止のため、デッドタイムDTが設けられていた。
本実施形態では、電圧指令値Vcmdと出力電流Ioutが負の場合、スイッチS1をOFF,スイッチS3,S6をOFF,スイッチS4,S5をONにし、電圧指令値Vcmdとキャリア信号carrier2より生成されるゲート指令値PWM2に応じてスイッチS2のみをスイッチングする。そのため、M−N間の短絡は発生しない。
ゲート指令値PWM2は時刻t1でLからHとなるが、従来技術ではデッドタイムDT確保のため、時刻t2までにスイッチS2に対してオン信号を入れることができず、時刻t2まで出力電圧Voutの電位はMとなる。本実施形態ではデッドタイムDTを付加する必要がないため、時刻t1でスイッチS2にオン信号を入れることができ、ゲート指令値PWM2どおり時刻t1から出力電圧Voutの電位はNとなる。従来技術,本実施形態とも、時刻t3−t4間ではスイッチS2へのゲート駆動信号はOFFとなるが、ターンオフ時間の遅れのため出力電圧VoutはNのままとなる。そして、時刻t4後、出力電圧Voutの電位はMとなる。時刻t3−t4間は、従来技術と本実施形態における出力電圧Voutの波形は同じであるが、時刻t1−t2間において、本実施形態は電圧指令値Vcmdどおりに出力電圧Voutを出力する。
電圧指令値Vcmdが正で出力電流Ioutが負の場合におけるゲート駆動信号波形を図7に示す(図4(3),(4))。
従来技術では、電圧指令値Vcmdと出力電流Ioutが正の場合と同様に、スイッチS2をOFF,スイッチS3,S6をONにし、電圧指令値Vcmdとキャリア信号carrier1より生成されるゲート指令値PWM1に応じてスイッチS1,S4,S5をスイッチングしていた。また、スイッチング時にはP−M間の短絡防止のため、デッドタイムDTが設けられていた。
本実施形態では、電圧指令値Vcmdが正,出力電流Ioutが負の場合、スイッチS1をOFF,スイッチS2をOFF,スイッチS3,S6をOFFにし、電圧指令値Vcmdとキャリアcarrier1より生成されるゲート指令値PWM1に応じてスイッチS4,S5のみをスイッチングする。そのため、P−M間の短絡は発生しない。
ゲート指令値PWM1は時刻t1でHからLとなるが、従来技術ではデッドタイムDT確保のため時刻t1でスイッチS4,S5にオン信号を入れることができず、時刻t2まで出力電圧Voutの電位はPとなる。本実施形態ではデッドタイムDTを付加する必要がないため、時刻t1でスイッチS4,S5にオン信号を入れることができ、ゲート指令値PWM1どおり時刻t1から出力電圧Voutの電位はMとなる。時刻t3−t4間では、従来技術,本実施形態ともに、スイッチS4,S5へのゲート駆動信号はOFFになるが、ターンオフ時間の遅れのため出力電圧VoutはMのままとなる。そして、時刻t4後、出力電圧Voutの電位はPとなる。時刻t3−t4間は、従来技術と本実施形態における出力電圧Voutの波形は同じであるが、時刻t1−t2間においては、本実施形態は電圧指令値Vcmdどおりに出力電圧Voutを出力する。
電圧指令値Vcmdが負で出力電流Ioutが正の場合におけるゲート駆動信号波形を図8に示す(図4(3)’,(2))。
従来技術では電圧指令値Vcmdと出力電流Ioutが負の場合と同様に、スイッチS1をOFF,スイッチS4,S5をONにし、電圧指令Vcmdとキャリア信号carrier2より生成されるゲート指令値PWM2に応じてスイッチS2,S3,S6をスイッチングしていた。また、スイッチング時にはM−N間の短絡防止のため、デッドタイムDTが設けられていた。
本実施形態では、電圧指令値Vcmdが負で出力電流Ioutが正の場合、スイッチS1をOFF,スイッチS2をOFF,スイッチS4,S5をOFFにし、電圧指令値Vcmdとキャリア信号carrier2より生成されるゲート指令値PWM2に応じてスイッチS3,S6のみをスイッチングする。そのため、M−N間の短絡は発生しない。
ゲート指令値PWM2は時刻t1でLからHとなり、従来技術,本実施形態ともに、スイッチS3,S6へのゲート駆動信号はOFFになるが、ターンオフ時間の遅れのため出力電圧Voutの電位は時刻t2までMとなり、時刻t2からNとなる。この時刻t3までは従来技術,本実施形態とも出力電圧Voutは同じである。そして、時刻t3で、ゲート指令値PWM2がHからLになるが、従来技術ではデッドタイムDTを確保するため時刻t4までスイッチS3,S6へのゲート駆動信号をONにすることができず、時刻t4まで出力電圧Voutの電位はNとなる。本実施形態では時刻t3から時刻t4までデッドタイムDTを設定する必要がないため、時刻t3でスイッチS3,S6へのゲート駆動信号をONにすることができ、出力電圧Voutの電位はMとなる。その結果、時刻t3−t4間は電圧指令値Vcmdの波形どおりに出力電圧Voutを出力する。
電圧指令値Vcmdと出力電流Ioutが同時に正から負へと変化した場合におけるゲート駆動波形を図9に示す。なお、本来、電圧指令値Vcmdは正弦波状で電流波形も連続的であるが、図9では説明を容易にするためステップ状に変化したものとする。
従来技術では電圧指令値Vcmdが正のときは、スイッチS2をOFF,スイッチS3,S6をONにし、電圧指令値Vcmdとキャリア信号carrier1より生成されるゲート指令値PWM1に応じてスイッチS1,S4,S5をスイッチングし、電圧指令値Vcmdが負のときは、スイッチS1をOFF,スイッチS4,S5をONにし、電圧指令値Vcmdとキャリア信号carrier2より生成されるゲート指令値PWM2に応じてスイッチS2,S3,S6をスイッチングしていた。また、スイッチング時にはP−M間、M−N間,P−N間の短絡防止のため、デッドタイムDTが設けられていた。
本実施形態では、電圧指令値Vcmdが正のときは、スイッチS2をOFF,スイッチS3,S6をON,スイッチS4,S5をOFFにし、電圧指令値Vcmdとキャリア信号carrier1より生成されるゲート指令値PWM1に応じてスイッチS1をスイッチングし、電圧指令値Vcmdが負のときは、スイッチS1をOFF,スイッチS3,S6をOFF,スイッチS4,S5をONにし、電圧指令値Vcmdとキャリアcarrier2より生成されるゲート指令値PWM2に応じてスイッチS2をスイッチングする。また、ゲート出力パターンが1から5へと切替わるときはP−N間の短絡防止のため、デッドタイムDTが設けられる。
出力電流Ioutが電圧指令値Vcmdに対して遅れている状態において、電圧指令値Vcmdが正から負へと変化した場合におけるゲート駆動信号波形を図10に示す。
従来技術,本実施形態ともに電圧指令値Vcmdが正から負へと変化した時刻t1においてゲート駆動信号に変化はない。従来技術では出力電流Ioutが正から負へと変化してもスイッチS1〜S6へのゲート駆動信号に変化がないのに対して、本実施形態では出力電流Ioutが正から負へと変化した時刻t2においてスイッチS3,S6をオフしスイッチS4,S5をオンする。時刻t2において従来技術と本実施形態でS1〜S6へのゲート駆動信号に違いがあるが、出力電圧Voutの電位はともにMで同じである。
出力電流Ioutが電圧指令値Vcmdに対して進んでいる状態において、電圧指令値Vcmdが正から負へと変化した場合におけるゲート駆動信号波形を図11に示す。
従来技術では出力電流Ioutが正から負へと変化してもS1〜S6へのゲート駆動信号に変化がないのに対して、本実施形態では出力電流Ioutが正から負へと変化した時刻t1においてスイッチS3,S6をオフにし、スイッチS4,S5をオンにする。従来技術,本実施形態ともに電圧指令値Vcmdが正から負へと変化した時刻t2においてゲート駆動信号に変化はない。時刻t1において従来技術と本実施形態でスイッチS1〜S6へのゲート駆動信号に違いがあるが、出力電圧Voutの電位はともにMで同じである。
以上示したように、本実施形態によれば、電圧指令値と出力電流の向きに応じてゲート出力パターンを決定し、前回のゲート出力パターンと今回のゲート出力パターンに応じてデッドタイムの要否を判定し、ゲート出力パターンとデッドタイムの要否に応じてゲート駆動信号を生成することにより、デッドタイム期間を設ける回数が従来の方法よりも低減できるため、出力電圧の歪みを抑制することが可能となる。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、交流出力点とM間に接続する双方向スイッチは図3に示した3つの構成全てにおいて実施可能である。
また、実施形態では3レベルインバータについて説明しているが、3レベル以外のマルチレベルインバータに対しても本願発明は適用可能であり、マルチレベルコンバータに対しても適用可能である。
Vcmd…電圧指令値
Iout…出力電流
Ptn…ゲート出力パターン
Ptn_0…前回のゲート出力パターン
3…ゲート駆動パターン判定部
4…デッドタイム判定部
5…ゲート駆動信号生成部
S1〜S6…スイッチ
S7…双方向スイッチ
M…直流電圧源の中間電位

Claims (2)

  1. 直流電圧源の電圧から複数の電圧レベルに変換した交流出力を生成するマルチレベル電力変換装置のゲート駆動信号生成装置であって、
    電圧指令値と出力電流の向きに応じてゲート出力パターンを決定するゲート出力パターン判定部と、
    前回のゲート出力パターンと今回のゲート出力パターンに応じてデッドタイムの要否を判定するデッドタイム判定部と、
    ゲート出力パターンとデッドタイムの要否に応じてゲート駆動信号を生成するゲート駆動信号生成部と、を備えたことを特徴とするマルチレベル電力変換装置のゲート駆動信号生成装置。
  2. 前記マルチレベル電力変換装置の主回路は、
    直流電圧源の両端子間に接続された第1,第2スイッチと、直流電圧源の中間電位と、第1,第2スイッチの共通接続点との間に接続された双方向スイッチと、を各相に備え、第1,第2スイッチの共通接続点を交流出力端子とすることを特徴とする請求項1記載のマルチレベル電力変換装置のゲート駆動信号生成装置。
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