JP3276135B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JP3276135B2
JP3276135B2 JP05280796A JP5280796A JP3276135B2 JP 3276135 B2 JP3276135 B2 JP 3276135B2 JP 05280796 A JP05280796 A JP 05280796A JP 5280796 A JP5280796 A JP 5280796A JP 3276135 B2 JP3276135 B2 JP 3276135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電圧をパルス
幅変調(以下、PWMという。)制御により交流電圧に
変換する電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PWM制御により直流電力を交流電力に
変換する電力変換装置(以下、インバータという。)の
制御方法としては、2種類の方法がある。1つは、出力
電圧の周期に同期して1周期あたりn個(nは任意の正
の整数で、例えばn=1,3,5…)のパルス数で動作
するようにする方法で同期PWMモードと呼ばれる。
【0003】パルス数5の動作モード(以下、5パルス
モードという。)では、直流電圧を相電圧が正負2レベ
ルの交流電圧に変換する2レベル出力のインバータの相
電圧のレベルは、出力電圧1周期あたり10回変化するた
め、インバータを構成するスイッチング素子は出力電圧
1周期あたり10回のON/OFF切替動作(スイッチン
グ)を行う。又直流電圧を相電圧が正負3レベルの交流
電圧に変換する3レベル出力のインバータの相電圧のレ
ベルは、正のパルス数5、負のパルス数5となり、出力
電圧1周期あたり20回変化するが、インバータを構成す
るスイッチング素子各々をみると、出力電圧1周期あた
り10回のスイッチングを行っている。
【0004】このように5パルスモードでは、インバー
タの出力電圧の周波数(以下、出力周波数という。)に
対して、スイッチング素子のスイッチング周波数は5倍
となるため、例えばインバータの出力周波数が 100〔H
z〕であれば、スイッチング素子のスイッチング周波数
は 500〔Hz〕となる。同様にパルス数3の動作モード
(以下、3パルスモードという。)では、インバータの
出力周波数に対して、スイッチング素子のスイッチング
周波数は3倍となり、パルス数nの動作モード(以下、
nパルスモードという。)では、インバータの出力周波
数に対して、スイッチング素子のスイッチング周波数は
n倍となる。
【0005】もう1つは、インバータの出力周波数に関
係なくスイッチング素子のスイッチング周波数を常に一
定とする方法で、スイッチングがインバータの出力電圧
の周期に同期しない意味で非同期PWMモードと呼ばれ
る。
【0006】一般に同一のインバータの出力周波数に対
しては、スイッチング周波数を高くした方がインバータ
の出力電流の高調波成分によるリップルを抑えることが
できる。また、インバータの負荷として電動機を接続し
た時には、電動機のトルクリップルを小さくすることが
できる。従って同期PWMモードでは、インバータは、
同一のインバータの出力周波数に対してスイッチング周
波数が高くなる動作モード、例えば1パルスモードより
も3パルスモード、3パルスモードよりも5パルスモー
ドで制御されることが望ましい。
【0007】一方非同期PWMモードでは、出力周波数
が0に近いときにはスイッチング周波数とインバータの
出力周波数との比は非常に大きくなり、非同期PWMモ
ードのスイッチング周波数がインバータの出力周波数よ
りも十分に高くなる出力周波数の範囲では、非同期PW
Mモードが負荷の制御の面で有利となる。しかし、非同
期PWMモードの一定のスイッチング周波数がインバー
タの出力周波数の数倍程度と近いときには、出力電圧の
高調波成分が大きくなるとともに、スイッチングがイン
バータの出力電圧と同期していないために、出力電圧の
半周期ごとの正の電圧と負の電圧の大きさが等しくなら
なくなり、出力電圧に直流成分が上乗せされて出力電圧
の基本波成分が大きく歪むことになる。従って、非同期
PWMモードが適用できるインバータの出力周波数の範
囲を大きくするには、スイッチング周波数はできるだけ
高い方が望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらインバー
タを構成するスイッチング素子にはスイッチング周波数
の上限が定められているため、非同期PWMモードで動
作中のインバータにおいて、インバータの出力周波数が
上昇過程にあった場合には、インバータの出力周波数が
スイッチング周波数に近づき出力電圧の歪が過大になる
前に、同期PWMモードに切り替えなければならない。
このようにインバータはインバータの出力周波数に対応
してPWMモードの切りかえを行うが、この際インバー
タの全ての相(例えば3相の場合、u相、v相、w相)
を同時に切りかえていた。しかしながらPWMモードを
インバータの全ての相で同時に切りかえると、切りかえ
る2つのPWMモード間の出力電圧の高調波成分の不連
続性のために、インバータの出力電流に過渡的な変動が
生じ、インバータの負荷に影響を与えるという問題が生
じていた。
【0009】そこで本発明は上述した問題点を解決する
ためになされたもので、インバータのPWMモードの切
りかえ時にインバータの出力電流の過渡的な変動を防止
し、負荷への影響を抑制することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、複数のスイッチング
素子で構成され、直流電圧を多相の交流電圧に変換する
変換手段を、非同期モ−ドまたは同期モ−ドのパルス幅
変調モ−ドでパルス幅変調制御する電力変換装置におい
て、変換手段の出力する交流電圧の周期にパルスが同期
しないパルス幅変調電圧を出力する非同期パルス幅変調
電圧発生手段と、変換手段の出力する交流電圧の周期に
同期した1周期あたり任意の数のパルスを有するパルス
幅変調電圧を出力する同期パルス幅変調電圧発生手段
と、パルス幅変調モ−ドを非同期モ−ドから同期モ−ド
へ、または同期モ−ドから非同期モ−ドに切り換える際
に、変換手段の出力の過渡変動が最も小さく切り替えら
れる位相角の範囲に入った相から各相独自にパルス幅変
調モ−ドの切り替えを行ない、非同期パルス幅変調電圧
発生手段の出力と同期パルス幅変調電圧発生手段の出力
のいずれか一方に基づいて、変換手段の複数のスイッチ
ング素子を制御する制御手段を有してなる。
【0011】請求項2に記載の発明は、複数のスイッチ
ング素子で構成され、直流電圧を出力電圧振幅指令値と
出力電圧位相角指令値に基づいて多相の交流電圧に変換
する変換手段と、この変換手段が出力する交流電圧のパ
ルス幅変調モードを、非同期モ−ドまたは同期モ−ドの
一方に設定し出力するパルス幅変調モード指令発生手段
と、出力電圧振幅指令値と出力電圧位相角指令値から、
変換手段の出力する交流電圧の周期にパルスが同期しな
いパルス幅変調電圧を出力する非同期パルス幅変調電圧
発生手段と、出力電圧振幅指令値と出力電圧位相角指令
値から、変換手段の出力する交流電圧の周期に同期した
1周期あたり任意の数のパルスを有するパルス幅変調電
圧を出力する同期パルス幅変調電圧発生手段と、非同期
パルス幅変調電圧発生手段と同期パルス幅変調電圧発生
手段とから出力されるそれぞれのパルス幅変調電圧か
ら、パルス幅変調モードを切り替える際の変換手段の出
力の過渡変動が最も小さく切り替えられる位相角を求
め、この位相角と出力電圧位相角指令値を比較し、パル
ス幅変調モードを各相独自に切り替えるためのパルス幅
変調モード切り替え指令を出力するパルス幅変調モード
相別切り替え指令発生手段と、パルス幅変調モード切り
替え指令に対応して、非同期パルス幅変調電圧発生手段
の出力と同期パルス幅変調電圧発生手段の出力のいずれ
か一方を出力する切り替え手段と、この切り替え手段の
出力を入力し、変換手段の複数のスイッチング素子への
ゲート信号を各相ごとに出力するゲート信号発生手段と
を有してなる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、パルス幅変調モード相別切り替え指令
発生手段は、非同期パルス幅変調電圧発生手段と同期パ
ルス幅変調電圧発生手段とから出力されるそれぞれのパ
ルス幅変調電圧の代わりに、出力電圧振幅指令値から位
相角を求めることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の発明において、位相角を予め求めて記
憶しておくことを特徴とする。請求項5に記載の発明
は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明にお
いて、同期パルス幅変調電圧制御手段を複数備え、変換
手段の出力する交流電圧の周期に同期した1周期あたり
任意の数のパルスを有するパルス幅変調電圧を複数それ
ぞれ出力することを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、複数のスイッチ
ング素子で構成され、直流電圧を出力電圧振幅指令値と
出力電圧出力電圧位相角指令値に基づいて多相の交流電
圧に変換する変換手段と、変換手段が出力する交流電圧
のパルス幅変調モードを、非同期モ−ドまたは同期モ−
ドの一方に設定し出力するパルス幅変調モード指令発生
手段と、出力電圧振幅指令値と出力電圧位相角指令値か
ら、変換手段の出力する交流電圧の周期にパルスが同期
しないパルス幅変調電圧を出力する非同期パルス幅変調
電圧発生手段と、出力電圧振幅指令値から、パルス幅変
調モードを切り替える際の変換手段の出力の過渡変動が
最も小さく切り替えられる位相角を求め、この位相角と
出力電圧位相角指令値を比較し、パルス幅変調モードを
各相独自に切り替えるためのパルス幅変調モード切り替
え指令を出力するパルス幅変調モード相別切り替え指令
発生手段と、出力電圧位相角指令値と出力電圧振幅指令
値から、変換手段の出力する交流電圧の周期に同期した
1周期あたりパルス幅変調モード切り替え指令に対応し
た数のパルスを有するパルス幅変調電圧を出力する同期
パルス幅変調電圧発生手段と、パルス幅変調モード切り
替え指令に対応して、非同期パルス幅変調電圧発生手段
の出力と同期パルス幅変調電圧発生手段の出力のいずれ
か一方を出力する切り替え手段と、この切り替え手段の
出力を入力し、変換手段の複数のスイッチング素子への
ゲート信号を各相ごとに出力するゲート信号発生手段と
を有してなる。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、位相角を予め求めて記憶しておくこと
を特徴とする。請求項8に記載の発明は、複数のスイッ
チング素子で構成され、直流電圧を出力電圧振幅指令値
と出力電圧出力電圧位相角指令値に基づいて多相の交流
電圧に変換する変換手段と、変換手段が出力する交流電
圧のパルス幅変調モードを、非同期モ−ドまたは同期モ
−ドの一方に設定し出力するパルス幅変調モード指令発
生手段と、出力電圧位相角指令値と出力電圧振幅指令値
から、変換手段の出力する交流電圧の周期にパルスが同
期しないパルス幅変調電圧を出力する非同期パルス幅変
調電圧発生手段と、出力電圧位相角指令値と、パルス幅
変調モードを切り替える際の変換手段の出力の過渡変動
が最も小さく切り替えられる位相角を比較し、パルス幅
変調モードを各相独自に切り替えるためのパルス幅変調
モード切り替え指令を出力するパルス幅変調モード相別
切り替え指令発生手段と、出力電圧位相角指令値と出力
電圧振幅指令値から、変換手段の出力する交流電圧の周
期に同期した1周期あたりパルス幅変調モード切り替え
指令に対応した数のパルスを有するパルス幅変調電圧を
出力する同期パルス幅変調電圧発生手段と、パルス幅変
調モード切り替え指令に対応して、非同期パルス幅変調
電圧発生手段の出力と同期パルス幅変調電圧発生手段の
出力のいずれか一方を出力する切り替え手段と、この切
り替え手段の出力を入力し、変換手段の複数のスイッチ
ング素子へのゲート信号を各相ごとに出力するゲート信
号発生手段とを有してなる。
【0016】上述した構成より、請求項1乃至請求項8
のいずれかに記載の発明では、パルス幅変調モードを非
同期モ−ドから同期モ−ドへ、または同期モ−ドから非
同期モ−ドへ切り替える際に、変換手段の出力の過渡変
動が最も小さい位相角の範囲内で、各相ごとに切り替え
るため、変換手段の出力電流の過渡的な変動を抑制する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を画面
を参照して詳細に説明する。図1、図2は本発明の第1
の実施の形態を示す図で、図1はインバータの構成図、
図2は制御装置の構成図である。
【0018】インバータの主回路は、直流電源E、直流
電圧分圧コンデンサC1 、C2 、導通制御端子を有する
スイッチング素子、例えばIGBT(Insulated Gate B
ipolar Transister )SU1,SU2,SU3,SU4,SV1,
SV2,SV3,SV4,SW1,SW2,SW3,SW4、各スイッ
チング素子に並列接続されたダイオードDU1,DU2,D
U3,DU4,DV1,DV2,DV3,DV4,DW1,DW2,DW
3,DW4、および直流電圧中性点クランプダイオードDC
U1 ,DCU2 ,DCV1 ,DCV2 ,DCW1 ,DCW2で構成さ
れ、直流電圧Vdcを相電圧が正,0,負の3レベルの3
相交流電圧に変換し、負荷の交流電動機(例えば誘導電
動機)MにU相,V相,W相の3相交流電圧を供給す
る。
【0019】U相相電圧は、スイッチング素子SU1、S
U2がON,スイッチング素子SU3、SU4がOFFのとき
+Vdc/2 となり、スイッチング素子SU2、SU3がO
N,スイッチング素子SU1、SU4がOFFのとき0、ま
たスイッチング素子SU1、SU2がOFF,スイッチング
素子SU3、SU4がONのとき−Vdc/2 となる。同様に
V相相電圧,W相相電圧として+Vdc/2 ,0,−Vdc
/2 の3レベルの電圧が出力される。
【0020】制御装置 100は、インバータ出力電圧指令
発生手段1,非同期PWM電圧発生手段2,同期PWM
電圧発生手段3,PWMモード指令発生手段4,PWM
モード相別切り替え指令発生手段5,切り替え手段6,
ゲート信号発生手段7で構成されている。
【0021】インバータ出力電圧指令発生手段1は、イ
ンバータの負荷が誘導電動機の場合には例えば図3に示
す構成であり、トルク指令値TorqRefと回転角周波数検
出器S2 で検出された電動機回転角周波数ωr と電流検
出器S1 で検出された出力電流実際値Iを入力とし、イ
ンバータ出力電圧振幅指令値VmRef,インバータ出力電
圧出力電圧位相角指令値θRef ,インバータ出力角周波
数指令値ωoRefを出力する。まずトルク指令値TorqRef
は割算器10に入力され、予め設定されている磁束値Φか
ら数1で表される出力電流指令値IRef が演算される。
【0022】
【数1】IRef =TorqRef/Φ電流制御手段12は、加算
器11で演算された出力電流指令値IRef と出力電流実際
値Iとの偏差を入力として数2で表される比例積分制御
によりすべり周波数ωsを出力する。
【0023】
【数2】 ただし、s:微分演算子,Kp :比例ゲイン,Ki :積
分ゲインである。そして加算器13によって、数3で表さ
れるインバータ出力角周波数指令値ωoRefが演算され
る。
【0024】
【数3】ωoRef=ωs +ωr 又乗算器14によって数4で表されるインバータ出力電圧
振幅指令値VmRefが演算される。
【0025】
【数4】VmRef=ωoRef×Φ 更に積分器15によってインバータ出力電圧出力電圧位相
角指令値θRef がインバータ出力電圧周波数指令値ωoR
efを積分することによって演算される。
【0026】非同期PWM電圧発生手段2は、例えば図
4に示す構成であり、インバータ出力電圧指令値発生手
段1から出力されたインバータ出力電圧振幅指令値VmR
efとインバータ出力電圧出力電圧位相角指令値θRef を
入力し、U相非同期PWM電圧VuASY,V相非同期PW
M電圧VvASY,W相非同期PWM電圧VwASY,各相に対
応する切り替え位相角信号θCHGa_u ,θCHGa_v ,θ
CHGa_w を出力する。相電圧指令発生手段21は、インバ
ータ出力電圧振幅指令値VmRefとインバータ出力電圧出
力電圧位相角指令値θRef を入力し、数5で表される演
算により各相の相電圧指令VuRef,VvRef,VwRefを出
力する。
【0027】
【数5】VuRef=VmRef・sin (θRef ) VvRef=VmRef・sin (θRef −(2π/3)) VwRef=VmRef・sin (θRef −(4π/3)) 過変調モード判別手段22はインバータの入力電圧Vdc、
相電圧指令発生手段21から出力された各相の相電圧指令
VuRef,VvRef,VwRefを入力し、数6に表される演算
により新たな各相の相電圧指令Vu ,Vv ,Vw と各相
に対応する切り替え位相角信号θCHGa_u ,θCHGa_v
,θCHGa_w を出力する。なお、数6に示される条件
A〜Gは、各相の相電圧指令VuRef,VvRef,VwRefが
例えば図5に示される場合である。
【0028】
【数6】条件A:Vdc/2 ≧VuRef≧−Vdc/2 かつ、 Vdc/2 ≧VvRef≧−Vdc/2 かつ、 Vdc/2 ≧VwRef≧−Vdc/2 のとき、 Vu =VuRef,Vv =VvRef,Vw =VwRef, θCHGa_u =0 ,θCHGa_v =0 ,θCHGa_z =0 条件B:VuRef≧Vdc/2 のとき、 Vu =Vdc/2 , Vv =VvRef−(VuRef−Vdc/2 ), Vw =VwRef−(VuRef−Vdc/2 ), θCHGa_u =1 ,θCHGa_v =0 ,θCHGa_z =0 条件C:VvRef≧Vdc/2 のとき、 Vu =VuRef−(VvRef−Vdc/2 ), Vv =Vdc/2 , Vw =VwRef−(VvRef−Vdc/2 ), θCHGa_u =0 ,θCHGa_v =1 ,θCHGa_z =0 条件D:VwRef≧Vdc/2 のとき、 Vu =VuRef−(VwRef−Vdc/2 ), Vv =VvRef−(VwRef−Vdc/2 ), Vw =Vdc/2 , θCHGa_u =0 ,θCHGa_v =0 ,θCHGa_z =1 条件E:VuRef≦−Vdc/2 のとき、 Vu =−Vdc/2 , Vv =VvRef−(VuRef+Vdc/2 ), Vw =VwRef−(VuRef+Vdc/2 ), θCHGa_u =1 ,θCHGa_v =0 ,θCHGa_z =0 条件F:VvRef≦−Vdc/2 のとき、 Vu =VuRef−(VvRef+Vdc/2 ), Vv =−Vdc/2 , Vw =VwRef−(VvRef+Vdc/2 ), θCHGa_u =0 ,θCHGa_v =1 ,θCHGa_z =0 条件G:VwRef≦−Vdc/2 のとき、 Vu =VuRef−(VwRef+Vdc/2 ), Vv =VvRef−(VwRef+Vdc/2 ), Vw =−Vdc/2 , θCHGa_u =0 ,θCHGa_v =0 ,θCHGa_z =1 ただし、各条件が重ならないようにインバータ出力電圧
振幅指令値VmRefとインバータの入力電圧Vdcとの
関係は 0.575Vdc≧VmRef≧0 である。キャリア三角波
発生手段は、3レベル出力のインバータ用の数7で表さ
れる正負2つの一定角周波数ωswの三角波TRIpとTRImを
発生し出力する。
【0029】
【数7】
【0030】三角波比較手段24は、過変調モード判別手
段22から出力された各相の電圧指令Vu ,Vv ,Vw と
キャリア三角波発生手段から出力された三角波TRIp,TR
Imを入力として、数8に表される演算により各相の非同
期PWM電圧を出力する。
【0031】
【数8】 U相の場合:Vu ≧TRIpのとき:VuASY=Vdc/2 TRIp>Vu >TRImのとき:VuASY=0 Vu ≦TRImのとき:VuASY=−Vdc/2 V相の場合:Vv ≧TRIpのとき:VvASY=Vdc/2 TRIp>Vv >TRImのとき:VvASY=0 Vv ≦TRImのとき:VvASY=−Vdc/2 W相の場合:Vw ≧TRIpのとき:VwASY=Vdc/2 TRIp>Vw >TRImのとき:VwASY=0 Vw ≦TRImのとき:VwASY=−Vdc/2 同期PWM電圧発生手段3は、例えば図6に示す構成で
あり、インバータ出力電圧指令値発生手段1から出力さ
れたインバータ出力電圧振幅指令値VmRefとインバータ
出力電圧出力電圧位相角指令値θRef とを入力として、
図7に示すインバータ出力電圧1周期あたり正負1つず
つのパルスがある3レベル出力の1パルスモードのU
相,V相,W相の同期PWM電圧と、切り替え位相角θ
CHGsを出力する。
【0032】3レベル出力の1パルスモード同期PWM
波形は、1つの相電圧において図7に示すように、イン
バータ出力電圧周期に同期して1周期あたり正負1つず
つのパルスがある波形で、例として示した図7の波形で
はインバータの出力相電圧基本波Vs は、
【0033】
【数9】 で表され、スイッチング位相角θαを変えてPWM制御
を行うことにより、インバータの出力電圧基本波の振幅
を制御する。スイッチング位相角演算手段31では数10に
よりスイッチング位相角θαを演算する。
【0034】
【数10】 またこのスイッチング位相角θαを切り替え位相角θCH
Gsとして出力する。1パルスモード相電圧波形発生手段
32では、数11に表される演算によりU相,V相,W相の
1パルスモード同期PWM電圧を出力する。
【0035】
【数11】θu =θRef ,θv =θRef −(2π/3),θ
w =θRef −(4π/3) U相の場合: θα>θu ≧0 のとき:VuSYN=0 (π−θα)>θu ≧θαのとき:VuSYN=Vdc/2 (π+θα)>θu ≧(π−θα)のとき:VuSYN=
0 ( 2π−θα)>θu ≧(π+θα)のとき:VuSYN=
−Vdc/2 2π>θu ≧( 2π−θα)のとき:VuSYN=0 V相の場合: θα>θv ≧0 のとき:VvSYN=0 (π−θα)>θv ≧θαのとき:VvSYN=Vdc/2 (π+θα)>θv ≧(π−θα)のとき:VvSYN=0 ( 2π−θα)>θv ≧(π+θα)のとき:VvSYN=
−Vdc/2 2π>θv ≧( 2π−θα)のとき:VvSYN=0 W相の場合: θα>θw ≧0 のとき:VwSYN=0 (π−θα)>θw ≧θαのとき:VwSYN=Vdc/2 (π+θα)>θw ≧(π−θα)のとき:VwSYN=0 ( 2π−θα)>θw ≧(π+θα)のとき:VwSYN=
−Vdc/2 2π>θw ≧( 2π−θα)のとき:VwSYN=0 PWMモード指令発生手段4は、例えば図8に示す構成
であり、インバータ出力電圧指令値発生手段1から出力
されたインバータ出力角周波数ωoRefを入力として、イ
ンバータ出力周波数ωoRefの絶対値|ωoRef|を絶対値
演算部41により求め、PWMモード指令出力部42で数12
に表される条件判別によりPWMモード指令Cmodeを出
力する。
【0036】
【数12】 非同期PWMモード:Cmode=0 ,同期PWMモード:Cmode=1 Cmode=0 のとき、|ωoRef|≧ωCHG2ならば、Cmode=1 |ωoRef|<ωCHG2ならば、Cmode=0 Cmode=1 のとき、|ωoRef|≧ωCHG1ならば、Cmode=1 |ωoRef|<ωCHG1ならば、Cmode=0 PWMモード相別切り替え指令発生手段5は、例えば図
9に示す構成であり、インバータ出力電圧指令値発生手
段1から出力されたインバータ出力電圧出力電圧位相角
指令値θRef とPWMモード指令発生手段4から出力さ
れたPWMモード指令Cmode と、同期PWM電圧発生手
段3から出力された切り替え位相角θCHGsと、非同期P
WM電圧発生手段2から出力された切り替え位相角信号
θCHGa_u ,θCHGa_v ,θCHGa_w を入力として、U
相PWMモード切り替え指令CmodeU,V相PWMモード
切り替え指令CmodeV,W相PWMモード切り替え指令Cm
odeWを出力する。
【0037】U相PWMモード切り替え指令CmodeUにつ
いて説明すると、例えば今、PWMモード指令Cmode が
0 ,U相PWMモード切り替え指令CmodeU=0 の状態で
あるとする。PWMモード指令Cmode が0 から1 へ変化
したとき、
【0038】
【数13】 (π−θCHGs)>θu >θCHGs かつ、θCHGa_u =1 または、 ( 2π−θCHGs)>θu >(π+θCHGs) かつ、θCH
Ga_u =1 の条件が成立したときにはじめてU相PWMモード切り
替え指令CmodeUは0 から1 へ変化し、それまでは0 のま
まである。また、PWMモード指令Cmode が1 ,U相P
WMモード切り替え指令CmodeU=1 の状態からPWMモ
ード指令Cmode が1 から0 へ変化したときも、数13に示
す条件が成立したときU相PWMモード切り替え指令Cm
odeUは0 へ変化する。同様に、PWMモード指令Cmode
の変化に対してV相PWMモード切り替え指令CmodeVが
変化する条件は、
【0039】
【数14】 (π−θCHGs)>θv >θCHGs かつ、θCHGa_v =1 または、 ( 2π−θCHGs)>θv >(π+θCHGs) かつ、θCH
Ga_v =1 であり、同様に、PWMモード指令Cmode の変化に対し
てW相PWMモード切り替え指令CmodeWが変化する条件
は、
【0040】
【数15】 (π−θCHGs)>θw >θCHGs かつ、θCHGa_w =1 または、 ( 2π−θCHGs)>θw >(π+θCHGs) かつ、θCH
Ga_w =1 である。
【0041】切り替え手段6は、例えばU相について図
10に示す構成であり、非同期PWM電圧発生手段2から
出力されたU相非同期PWM電圧VuASYと同期PWM電
圧発生手段3から出力されたU相同期PWM電圧VuSYN
とPWMモード相別切り替え指令発生手段5から出力さ
れたU相PWMモード切り替え指令CmodeUを入力し、数
16に表される条件判別によりU相PWM電圧VuPWMを出
力する。
【0042】
【数16】 CmodeU=0 のとき:VuPWM=VuASY CmodeU=1 のとき:VuPWM=VuSYN ゲート信号発生手段7は、切り替え手段6から出力され
るU相,V相,W相それぞれのPWM電圧を入力とし、
インバータのU相,V相,W相それぞれのスイッチング
素子へゲート信号を出力する。
【0043】上述した構成によるPWMモード切り替え
時のインバータ出力相電圧波形の例を図11に示す。PW
Mモード指令発生手段4から出力されるPWMモード指
令Cmode が時刻T1 において0 (非同期PWMモード)
から1 (同期PWMモード)へ変化すると、PWMモー
ド相別切り替え指令発生手段5では以下のとおり各相の
PWMモード切り替え指令を出力する。
【0044】すなわち、インバータははじめ非同期PW
Mモードで制御されているが、図8及び数12に示すよう
に、インバータ出力周波数ωoRefの絶対値が上昇してイ
ンバータのスイッチング周波数に近づいて出力電圧の歪
が過大となる前の上限周波数ωCHG2となると、同期PW
Mモードに切り替わる指令がPWMモード指令発生手段
4より出力される。PWMモード相別切り替え指令発生
手段5では、PWMモード指令発生手段4からPWMモ
ード指令として“1”(非同期PWMモード→同期PW
Mモード)が入力されると、その時点の非同期PWM電
圧発生手段2から入力された切り替え位相角信号θCHGa
_u ,θCHGa_v ,θCHGa_w が数13乃至数15の条件式
を満足し、かつ同期PWM電圧発生手段3から入力され
た切り替え位相角θCHGsが数13乃至数15の条件式を満足
するかどうか判断する。
【0045】つまり、同期PWM電圧発生手段3による
1パルスモード同期波形は図7に示す通りであるが、出
力電圧が一定である切り替え可能領域は、1周期に4回
ある(0→Vdc/2 、Vdc/2 →0、0→−Vdc/2 、
−Vdc/2 →0)範囲外であり、この領域に入っている
ことをスイッチング位相角θa すなわち切り替え位相角
θCHGsで判断することが第1の条件である。
【0046】次に、非同期PWM電圧発生手段2による
非同期波形は、図11の時刻T1 以前に示す通りである
が、この波形は、図5及び数6に示した条件A〜Gによ
って決まる。つまり、u相を例にとって説明すると、図
5(b)に示す通り相電圧指令VuRefの絶対値がインバ
ータの入力電圧Vdcの半分を越えた領域(B,E)で
は、新たな相電圧指令Vu はVdc/2 一定となるが、他
の相の相電圧指令VvRef,VwRefの絶対値がVdc/2 を
越えた領域(C,D,F,G)では新たな相電圧指令V
u は変動する。このため非同期波形は領域B,E外では
変動し、領域B,Eでは一定となる。従ってこの一定と
なる領域B,Eを切り替え位相角信号θCHGa_u で判断
し、この時に同期PWMモードでの切り替え可能領域に
切り替えれば切り替え時に電圧変動を生じることはな
い。
【0047】従って図11に示す例では、時刻T1 におい
ては数13に表される条件が成立しているため、U相PW
Mモード切り替え指令CmodeUは時刻Tu (=T1 )にお
いて0 から1 へ変化するが、数14と数15に表される条件
は成立していないため、V相PWMモード切り替え指令
CmodeV,W相PWMモード切り替え指令CmodeWはともに
0 のままとなる。その後、数14に示される条件が成立す
る時刻Tv においてV相PWMモード切り替え指令Cmod
eVが、また数15に示される条件が成立する時刻Tw にお
いてW相PWMモード切り替え指令CmodeWがそれぞれ0
から1 へ変化する。
【0048】上述したように、PWMモード切り換えに
おいて、インバータ出力電圧のU相,V相,W相それぞ
れのPWM電圧を、切り替え時のインバータの出力電流
の過渡変動が最も小さくなる位相角において各相独立に
切り替えられるため、切り替え時の電動機のトルクショ
ックをなくすことができる。
【0049】なお、本実施の形態では非同期PWMモー
ドと同期1パルスPWMモードとを切り替える場合の例
を示したが、同期PWMモードが他のパルスモードであ
る場合でも、PWMモードの切り替え動作は本実施の形
態と同様に行うことができる。
【0050】次に図12は本発明の第2の実施の形態を示
すインバータの構成図である。インバータの主回路は、
直流電源E、導通制御端子を有するスイッチング素子、
例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transister
)SU1,SU2,SV1,SV2,SW1,SW2、各スイッチ
ング素子に並列接続されたダイオードDU1,DU2,DV
1,DV2,DW1,DW2で構成され、直流電圧を相電圧が
正負2レベルの3相交流電圧に変換し、交流電動機Mに
U相,V相,W相の3相交流電圧を供給する。
【0051】U相相電圧は、スイッチング素子SU1がO
N、スイッチング素子SU2がOFFのとき+Vdc/2 と
なり、スイッチング素子SU1がOFF,スイッチング素
子SU2がONのとき−Vdc/2 となる。同様にV相相電
圧,W相相電圧として+Vdc/2 と−Vdc/2 の2レベ
ルの電圧が出力される。
【0052】本実施の形態が第1の実施の形態と異なる
点は、第1の実施の形態が3レベル出力のインバータが
対象であったのに対して、本実施の形態が2レベル出力
のインバータが対象となっている点にあるが、制御装置
100の各構成は第1の実施の形態と同様に図2に示され
る構成からなり、各構成の詳細もほぼ第1の実施の形態
と同様で、インバータに対する指令が3レベル用か2レ
ベル用かの違いがある。従って各信号の違いについて説
明し、第1の実施の形態と同様のものは説明を省略す
る。
【0053】非同期PWM電圧発生手段2においては、
キャリア三角波発生手段23、三角波比較手段24から出力
される各信号が第1の実施の形態とは異なる。すなわち
第1の実施の形態ではキャリア三角波発生手段23から
は、三角波TRIp,TRImが出力されるのに対して、本実施
の形態では図示は省略するが1種類の三角波(以下、三
角波TRI という。)が出力される。キャリア三角波発生
手段23においては、2レベル出力のインバータ用の一定
角周波数ωswの三角波TRI を発生し出力する。
【0054】
【数17】 三角波比較手段24では、各相の電圧指令Vu ,Vv ,V
w と三角波TRI を入力として、次の演算により各相の非
同期PWM電圧を出力する。
【0055】
【数18】 U相の場合:Vu ≧TRI のとき:VuASY=Vdc/2 Vu <TRI のとき:VuASY=−Vdc/2 V相の場合:Vv ≧TRI のとき:VvASY=Vdc/2 Vv <TRI のとき:VvASY=−Vdc/2 W相の場合:Vw ≧TRI のとき:VwASY=Vdc/2 Vw <TRI のとき:VwASY=−Vdc/2 同期PWM電圧発生手段3は、例えば図13に示す構成で
あり、インバータ出力電圧指令値発生手段1から出力さ
れたインバータ出力電圧振幅指令値VmRefとインバータ
出力電圧出力電圧位相角指令値θRef とを入力として、
図14に示すインバータ出力電圧1周期あたり3つのパル
スがある2レベル出力の3パルスモードのU相,V相,
W相の同期PWM電圧と、切り替え位相角θCHGsを出力
する。
【0056】2レベル出力の3パルスモード同期PWM
波形は、1つの相電圧において図14に示すように、イン
バータ出力電圧周期に同期して1周期あたり3つのパル
スがある波形で、例として示した図14の波形ではインバ
ータの出力相電圧基本波Vsは、
【0057】
【数19】 で表され、スイッチング位相角θαを変えてPWM制御
を行うことにより、インバータの出力電圧基本波の振幅
を制御する。スイッチング位相角演算手段31では数20に
よりスイッチング位相角θαを演算する。
【0058】
【数20】 またこのスイッチング位相角θαを切り替え位相角θCH
Gaとして出力する。3パルスモード相電圧波形発生手段
33では、数21に表される演算によりU相,V相,W相の
3パルスモード同期PWM電圧を出力する。
【0059】
【数21】θu =θRef ,θv =θRef −(2π/3),θ
w =θRef −(4π/3) U相の場合: θα>θu ≧0 のとき:VuSYN=−Vdc/2 (π−θα)>θu ≧θαのとき:VuSYN=Vdc/2 π>θu ≧(π−θα)のとき:VuSYN=−Vdc/2 (π+θα)>θu ≧πのとき:VuSYN=Vdc/2 ( 2π−θα)>θu ≧(π+θα)のとき:VuSYN=
−Vdc/2 2π>θu ≧( 2π−θα)のとき:VuSYN=Vdc/2 V相の場合: θα>θv ≧0 のとき:VvSYN=−Vdc/2 (π−θα)>θv ≧θαのとき:VvSYN=Vdc/2 π>θv ≧(π−θα)のとき:VvSYN=−Vdc/2 (π+θα)>θv ≧πのとき:VvSYN=Vdc/2 ( 2π−θα)>θv ≧(π+θα)のとき:VvSYN=
−Vdc/2 2π>θv ≧( 2π−θα)のとき:VvSYN=Vdc/2 W相の場合: θα>θw ≧0 のとき:VwSYN=−Vdc/2 (π−θα)>θw ≧θαのとき:VwSYN=Vdc/2 π>θw ≧(π−θα)のとき:VwSYN=−Vdc/2 (π+θα)>θw ≧πのとき:VwSYN=Vdc/2 ( 2π−θα)>θw ≧(π+θα)のとき:VwSYN=
−Vdc/2 2π>θw ≧( 2π−θα)のとき:VwSYN=Vdc/2 その他の構成,動作については第1の実施の形態と同様
である。
【0060】上述した構成によるPWMモード切り替え
時のインバータ出力相電圧波形の例を図15に示す。つま
り、同期PWM電圧発生手段3による1パルスモード同
期波形は図14に示す通りであるが出力電圧が一定である
切り替え可能領域に入っていることをスイッチング位相
角θa すなわち切り替え位相角θCHGsで判断することが
第1の条件である。
【0061】次に、非同期PWM電圧発生手段2による
非同期波形は、図15の時刻T1 以前に示す通りである
が、この波形は、図5及び数6に示した条件A〜Gによ
って決まる。つまり、u相を例にとって説明すると、図
5(b)に示す通り相電圧指令VuRefの絶対値がインバ
ータの入力電圧Vdcの半分を越えた領域(B,E)で
は、新たな相電圧指令Vu はVdc/2 一定となるが、他
の相の相電圧指令VvRef,VwRefの絶対値がVdc/2 を
越えた領域(C,D,F,G)では新たな相電圧指令V
u は変動する。このため非同期波形は領域B,E外では
変動し、領域B,Eでは一定となる。従ってこの一定と
なる領域B,uを切り替え位相角信号θCHGa_u で判断
し、この時に同期PWMモードでの切り替え可能領域に
切り替えれば切り替え時に電圧変動を生じることはな
い。従って図15に示す例では、PWMモード指令発生手
段4から出力されるPWMモード指令Cmode が時刻T1
において0 (非同期PWMモード)から1 (同期モー
ド)へ変化すると、U相のPWMモードは時刻Tu (=
T1 )において、V相のPWMモードは時刻Tv におい
て、W相のPWMモードは時刻Tw においてそれぞれ切
り替わっている。
【0062】この構成により第1の実施の形態と同様
に、PWMモード切り換えにおいて、インバータ出力電
圧のU相,V相,W相それぞれのPWM電圧を、切り替
え時のインバータの出力電流の過渡変動が最も小さくな
る位相角において各相独立に切り替えられるため、切り
替え時の電動機のトルクショックをなくすことができ
る。
【0063】なお、本実施の形態では非同期PWMモー
ドと同期3パルスPWMモードとを切り替える場合の例
を示したが、同期PWMモードが他のパルスモードであ
る場合でも、PWMモードの切り替え動作は本実施の形
態と同様に行うことができる。
【0064】図16,図17は本発明の第3の実施の形態を
示す図で、図16は図1に示した主回路の制御装置の構成
図、図17はPWMモード相別切り替え指令発生手段の構
成図である。
【0065】本実施の形態が図2に示した第1の実施の
形態の構成と異なる点は、PWMモード相別切り替え指
令発生手段5にインバータ出力電圧振幅指令値VmRefが
入力されることである。
【0066】PWMモード相別切り替え指令発生手段5
は、インバータ出力電圧指令値発生手段1から出力され
たインバータ出力電圧振幅指令値VmRefとインバータ出
力電圧出力電圧位相角指令値θRef と、PWMモード指
令発生手段4から出力されたPWMモード指令Cmode を
入力とし、U相PWMモード切り替え指令CmodeU,V相
PWMモード切り替え指令CmodeV,W相PWMモード切
り替え指令CmodeWを出力する。
【0067】切り替え位相角発生手段52は、インバータ
出力電圧振幅指令値VmRedから、各相電圧に対する切り
替え位相角θCHG を求めて出力する。電圧位相角θに対
して非同期PWM電圧がVdc/2 となるθの範囲は、
【0068】
【数22】VmRef・ sinθ=(Vdc/2 ) の2つの解θa1,θa2を用いて
【0069】
【数23】θa2≧θ≧θa1 ただし、θa2≧θa1 で表される。また、位相角θに対して非同期PWM電圧
が−Vdc/2 となるθの範囲は、
【0070】
【数24】VmRef・ sinθ=−Vdc/2 の2つの解θa3,θa4を用いて
【0071】
【数25】θa4≧θ≧θa3 ただし、θa4≧θa3 で表される。また、数10から同期1パルスモードPWM
電圧のスイッチング位相角θαが得られる。これらの値
から、切り替え位相角θCHG は、数23とπ−θα>θ≧
θαを同時に満たすθの範囲と、数25と 2π−θα>θ
≧π+θαを同時に満たすθの範囲となる。各PWM電
圧とインバータ出力電圧振幅指令値VmRefとの関係が上
記のように明かな場合には、この構成により切り替え位
相角θCHGが求められる。
【0072】U相PWMモード切り替え指令CmodeUにつ
いて説明すると、例えば今、PWMモード指令modeが0
,U相PWMモード切り替え指令CmodeU=0 の状態で
あるとする。PWMモード指令Cmode が0 から1 へ変化
したとき、位相角θu が切り替え位相角θCHG の範囲と
なったときはじめてU相PWMモード切り替え指令Cmod
eUは0 から1 へ変化し、それまでは0 のままとなる。ま
た、PWMモード指令Cmode が1 ,U相PWMモード切
り替え指令CmodeU=1 の状態からPWMモード指令Cmod
e が1 から0 へ変化したときも、上記の条件が成立した
ときU相PWMモード切り替え指令CmodeUは0 へ変化す
る。
【0073】同様にPWMモード切り替え指令Cmode の
変化に対して、位相角θv が切り替え位相角θCHG の範
囲となったときV相PWMモード切り替え指令CmodeVが
変化し、位相角θw が切り替え位相角θCHG の範囲とな
ったときW相PWMモード切り替え指令CmodeWが変化す
る。
【0074】その他の構成および動作は第1の実施の形
態と同様である。この構成により第1の実施の形態と同
様に、PWMモード切り換えにおいて、インバータ出力
電圧のU相,V相,W相それぞれのPWM電圧を、切り
替え時のインバータの出力電流の過渡変動が最も小さく
なる位相角において各相独立に切り替えられるため、切
り替え時の電動機のトルクショックをなくすことができ
る。
【0075】なお、本実施の形態では非同期PWMモー
ドは同期1パルスPWMモードとを切り替える場合の例
を示したが、同期PWMモードが他のパルスモードであ
る場合でも、PWMモードの切り替え動作は本実施の形
態と同様に行うことができる。
【0076】図18は本発明の第4の実施の形態を示す図
で、図17の切り替え位相角発生手段52の構成図である。
切り替え位相角記憶部 521は、切り替えようとする非同
期PWM電圧と同期1パルスモードPWM電圧に対し
て、インバータ出力電圧振幅指令値VmRefと各PWM電
圧波形から予め演算して求めた切り替え位相角θCHG を
記憶しておき、入力されるインバータ出力電圧振幅指令
値VmRefに対応する切り替え位相角θCHGの値を出力す
る。
【0077】その他の構成および動作は第1の実施の形
態と同様である。この構成により第1の実施の形態と同
様に、PWMモード切り換えにおいて、インバータ出力
電圧のU相,V相,W相それぞれのPWM電圧を、切り
替え時のインバータの出力電流の過渡変動が最も小さく
なる位相角において各相独立に切り替えられるため、切
り替え時の電動機のトルクショックをなくすことができ
る。
【0078】なお、本実施の形態では非同期PWMモー
ドと同期1パルスPWMモードとを切り替える場合の例
を示したが、同期PWMモードが他のパルスモードであ
る場合でも、PWMモードの切り替え動作は本実施の形
態と同様に行うことができる。
【0079】図19,図20は本発明の第5の実施の形態を
示す図で、図19は図1に示した主回路の制御装置の構成
図、また図20はPWMモード相別切り替え指令発生手段
の構成図である。
【0080】本実施の形態では、PWMモード相別切り
替え指令発生手段5において位相角θu ,θv ,θw そ
れぞれと比較する切り替え位相角θCHG は、切り替える
各PWM電圧波形から予め求めた一定値を用いる。これ
は例えば切り替え位相角θCHG をθ=π/2 および 3π
/2 の一定値とすれば、この構成によるPWMモード切
り替え時のインバータ出力相電圧波形は第1の実施の形
態の場合の図11と同様になる。
【0081】その他の構成および動作は第1の実施の形
態と同様である。この構成により第1の実施の形態と同
様に、PWMモード切り換えにおいて、インバータ出力
電圧のU相,V相,W相それぞれのPWM電圧を、切り
替え時のインバータの出力電流の過渡変動が最も小さく
なる位相角において各相独立に切り替えられるため、切
り替え時の電動機のトルクショックをなくすことができ
る。
【0082】なお、本実施の形態では非同期PWMモー
ドは同期1パルスPWMモードとを切り替える場合の例
を示したが、同期PWMモードが他のパルスモードであ
る場合でも、PWMモードの切り替え動作は本実施の形
態と同様に行うことができる。
【0083】図21は本発明の第6の実施の形態を示す図
で、図1に示した主回路の制御装置の構成図である。本
実施の形態は、同期PWMモードに同期3パルスPWM
モードと同期1パルスPWMモードの2種類を有してい
る例である。
【0084】制御装置は、インバータ出力電圧指令値発
生手段1と、非同期PWM電圧発生手段2と、同期3パ
ルスモードPWM電圧発生手段8と、同期1パルスモー
ドPWM電圧発生手段9と、PWMモード指令発生手段
4と、PWMモード相別切り替え指令発生手段5と、切
り替え手段6と、ゲート信号発生手段7とで構成され
る。
【0085】同期3パルスモードPWM電圧発生手段8
は、インバータ出力電圧指令値発生手段1から出力され
たインバータ出力電圧振幅指令値VmRefとインバータ出
力電圧出力電圧位相角指令値θRef とを入力として、図
22に示すインバータ出力電圧1周期あたり正負3つずつ
のパルスがある3レベル出力の3パルスモードのU相,
V相,W相の同期PWM電圧と、切り替え位相角θCHGs
3 を出力する。
【0086】3レベル出力の3パルスモード同期PWM
電圧波形は、1つの相電圧において図22に示すように、
インバータ出力電圧周期に同期して1周期あたり正負3
つずつのパルスがある波形で、例として示した図22の波
形ではインバータの出力相電圧基本波Vs は、
【0087】
【数26】 で表され、スイッチング位相角θα〜θγを変えてPW
M制御を行うことにより、インバータの出力電圧基本波
の振幅を制御する。同期3パルスモードPWM電圧発生
手段8では、数27に表される演算によりU相,V相,W
相の同期3パルスモードPWM電圧を出力する。
【0088】
【数27】θu =θRef ,θv =θRef −(2π/3),θ
w =θRef −(4π/3) U相の場合: θα>θu ≧0 のとき:VuSYN3 =0 θβ>θu ≧θαのとき:VuSYN3 =Vdc/2 θγ>θu ≧θβのとき:VuSYN3 =0 (π−θγ)>θu ≧θγのとき:VuSYN3 =Vdc/2 (π−θβ)>θu ≧(π−θγ)のとき:VuSYN3 =
0 (π−θα)>θu ≧(π−θβ)のとき:VuSYN3
=Vdc/2 (π+θα)>θu ≧(π−θα)のとき:VuSYN3 =
0 (π+θβ)>θu ≧(π+θα)のとき:VuSYN3 =
−Vdc/2 (π+θγ)>θu ≧(π+θβ)のとき:VuSYN3 =
0 ( 2π−θγ)>θu ≧(π+θγ)のとき:VuSYN3
=−Vdc/2 ( 2π−θβ)>θu ≧( 2π−θγ)のとき:VuSYN
3 =0 ( 2π−θα)>θu ≧( 2π−θβ)のとき:VuSYN
3 =−Vdc/2 2π>θu ≧( 2π−θα)のとき:VuSYN3 =0 V相の場合: θα>θv ≧0 のとき:VvSYN3 =0 θβ>θv ≧θαのとき:VvSYN3 =Vdc/2 θγ>θv ≧θβのとき:VvSYN3 =0 (π−θγ)>θv ≧θγのとき:VvSYN3 =Vdc/2 (π−θβ)>θv ≧(π−θγ)のとき:VvSYN3 =
0 (π−θα)>θv ≧(π−θβ)のとき:VvSYN3 =
Vdc/2 (π+θα)>θv ≧(π−θα)のとき:VvSYN3 =
0 (π+θβ)>θv ≧(π+θα)のとき:VvSYN3 =
−Vdc/2 (π+θγ)>θv ≧(π+θβ)のとき:VvSYN3 =
0 ( 2π−θγ)>θv ≧(π+θγ)のとき:VvSYN3
=−Vdc/2 ( 2π−θβ)>θv ≧( 2π−θγ)のとき:VvSYN
3 =0 ( 2π−θα)>θv ≧( 2π−θβ)のとき:VvSYN
3 =−Vdc/2 2π>θv ≧( 2π−θα)のとき:VvSYN3 =0 W相の場合: θα>θw ≧0 のとき:VwSYN3 =0 θβ>θw ≧θαのとき:VwSYN3 =Vdc/2 θγ>θw ≧θβのとき:VwSYN3 =0 (π−θγ)>θw ≧θγのとき:VvSYN3 =Vdc/2 (π−θβ)>θw ≧(π−θγ)のとき:VwSYN3 =
0 (π−θα)>θw ≧(π−θβ)のとき:VwSYN3 =
Vdc/2 (π+θα)>θw ≧(π−θα)のとき:VwSYN3
=0 (π+θβ)>θw ≧(π+θα)のとき:VwSYN3 =
−Vdc/2 (π+θγ)>θw ≧(π+θβ)のとき:VwSYN3 =
0 ( 2π−θγ)>θw ≧(π+θγ)のとき:VwSYN3
=−Vdc/2 ( 2π−θβ)>θw ≧( 2π−θγ)のとき:VwSYN
3 =0 ( 2π−θα)>θw ≧( 2π−θβ)のとき:VwSYN
3 =−Vdc/2 2π>θw ≧( 2π−θα)のとき:VwSYN3 =0 また、スイッチング位相角θγを切り替え位相角θCHGs
3 として出力する。
【0089】同期1パルスモードPWM電圧発生手段9
は、インバータ出力電圧指令値発生手段1から出力され
たインバータ出力電圧振幅指令値VmRefとインバータ出
力電圧出力電圧位相角指令値θRef とを入力として、第
1の実施の形態と同様にインバータ出力電圧1周期あた
り正負1つずつのパルスがある3レベル出力の1パルス
モードのU相,V相,W相の同期PWM電圧を出力する
とともに、スイッチング位相角θαを切り替え位相角θ
CHGs1 として出力する。
【0090】PWMモード指令発生手段4は、例えば図
23に示す構成であり、インバータ出力電圧指令値発生手
段1から出力されたインバータ出力角周波数ωoRefを入
力として、インバータ出力角周波数ωoRefの絶対値|ω
oRef|を絶対値演算部41により求めPWMモード指令出
力部43で数28に表される条件判別によりPWMモード指
令Cmode を出力する。
【0091】
【数28】非同期PWMモード:Cmode =0 , 同期3パルスPWMモード:Cmode =3 , 同期1パルスPWMモード:Cmode =1 Cmode =0 のとき、|ωoRef|≧ωCHG12 ならば、Cmode =3 |ωoRef|<ωCHG12 ならば、Cmode =0 Cmode =3 のとき、|ωoRef|≧ωCHG22 ならば、Cmode =1 ωCHG22 >|ωoRef|≧ωCHG11 ならば、Cmode
=3 |ωoRef|<ωCHG11 ならば、Cmode =0 Cmode =1 のとき、|ωoRef|≧ωCHG21 ならば、Cmode =1 |ωoRef|<ωCHG21 ならば、Cmode =3 PWMモード相別切り替え指令発生手段5は、インバー
タ出力電圧指令値発生手段1から出力されたインバータ
出力電圧出力電圧位相角指令値θRef とPWMモード指
令発生手段4から出力されたPWMモード指令Cmode
と、非同期PWM電圧発生手段から出力された切り替え
位相角信号θCHGa_u ,θCHGa_v ,θCHGa_w と、同
期3パルスモードPWM電圧発生手段から出力された切
り替え位相角θCHGs3 と、同期1パルスモードPWM電
圧発生手段から出力された切り替え位相角θCHGs1 を入
力として、U相PWMモード切り替え指令CmodeU,V相
PWMモード切り替え指令CmodeV,W相PWMモード切
り替え指令CmodeWを出力する。
【0092】U相PWMモード切り替え指令CmodeUにつ
いて説明すると、例えば今、PWMモード指令Cmode が
0 ,U相PWMモード切り替え指令CmodeU=0 の状態で
あるとする。PWMモード指令Cmode が0 から3 へ変化
したとき、
【0093】
【数29】 (π−θCHGs3)>θu >θCHGs3 かつ、θCHGa_u =
1 または、 (2π−θCHGs3)>θu >(π+θCHGs3) かつ、θCHGa
_u =1 の条件が成立したときにはじめてU相PWMモード切り
替え指令CmodeUは0 から3 へ変化し、それまでは0 のま
まとなる。また、PWMモード指令Cmode が3 ,U相P
WMモード切り替え指令CmodeU=3 の状態からPWMモ
ード指令Cmode が3 から0 へ変化したときも、数29に示
す条件が成立したときU相PWMモード切り替え指令Cm
odeUは0 へ変化する。また、PWMモード指令Cmode が
3 ,U相PWMモード切り替え指令cmodeU=3 の状態で
において、PWMモード指令Cmode が3 から1 へ変化し
たとき、
【0094】
【数30】(π−θCHGs3)>θu >θCHGs3 かつ(π−
θCHGs1)>θu >θCHGs1 または、 (2π−θCHGs3)>θu >(π+θCHGs3)かつ(2π−θCH
Gs1)>θu >(π+θCHGs1) の条件が成立したときはじめてU相PWMモード切り替
え指令CmodeUは3 から1へ変化し、それまでは3 のまま
となる。また、PWMモード指令Cmode が1 ,U相PW
Mモード切り替え指令CmodeU=1 の状態からPWMモー
ド指令Cmode が1から3 へ変化したときも、数30に示す
条件が成立したときU相モード切り替え指令CmodeUは0
へ変化する。
【0095】同様に、V相PWMモード切り替え指令Cm
odeV,W相PWMモード切り替え指令CmodeWも、V相,
W相それぞれの位相角θv ,θw についてU相PWMモ
ード切り替え指令CmodeUと同様の条件判別を行って出力
される。
【0096】切り替え手段6は、例えばU相については
図24に示す構成であり、非同期PWM電圧発生手段2か
ら出力されたU相非同期PWM電圧VuASYと同期3パル
スモードPWM電圧発生手段8から出力されたU相同期
3パルスモードPWM電圧VuSYN3 と同期パルスモード
PWM電圧発生手段9から出力されたU相同期1パルス
モードPWM電圧VuSYN1 、およびPWMモード指令発
生手段4から出力されたU相PWMモード切り替え指令
CmodeUを入力し、数31に表される条件判別によりU相P
WM電圧VuPWMを出力する。
【0097】
【数31】CmodeU=0 のとき:VuPWM=VuASY CmodeU=3 のとき:VuPWM=VuSYN3 CmodeU=1 のとき:VuPWM=VuSYN1 その他の構成および動作は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0098】この構成により第1の実施の形態と同様
に、PWMモード切り換えにおいて、インバータ出力電
圧のU相,V相,W相それぞれのPWM電圧を、切り替
え時のインバータの出力電流の過渡変動が最も小さくな
る位相角において各相独立に切り替えられるため、切り
替え時の電動機のトルクショックをなくすことができ
る。
【0099】なお、本実施の形態では非同期PWMモー
ドは同期3パルスPWMモードと同期1パルスPWMモ
ードとを切り替える場合の例を示したが、同期PWMモ
ードが他のパルスモードである場合または3つ以上の同
期PWMモードを有する場合でも、PWMモードの切り
替え動作は本実施の形態と同様に行うことができる。
【0100】図25と図26は本発明の第7の実施の形態を
示す図で、図25は図1に示した主回路の制御装置の構成
図で、図26はPWMモード相別切り替え指令発生手段5
の構成図である。
【0101】本実施の形態では、PWMモード相別切り
替え指令発生手段5にインバータ出力電圧振幅指令値V
mRefが直接入力される。切り替え位相角発生手段52で
は、インバータ出力電圧振幅指令値VmRefから、非同期
PWM電圧と同期3パルスモードPWM電圧とを切り替
える際の切り替え位相角θCHG1と、同期3パルスモード
PWM電圧と同期1パルスモードPWM電圧とを切り替
える際の切り替え位相角θCHG2を演算して出力する。各
PWM電圧とインバータ出力電圧振幅指令値VmRefとの
関係が明かな場合には、この構成により切り替え位相角
θCHG1,θCHG2が求められる。
【0102】U相PWMモード切り替え指令CmodeUにつ
いて説明ると、例えば今、PWMモード指令Cmode が0
,U相PWMモード切り替え指令CmodeU=0 の状態で
あるとする。PWMモード指令Cmode が0 から3 へ変化
したとき、位相角θu が切り替え位相角θCHG1の範囲と
なったときにはじめてU相PWMモード切り替え指令Cm
odeUは0 から3 へ変化し、それまでは0 のままとなる。
また、PWMモード指令Cmode が3 ,U相PWMモード
切り替え指令CmodeU=3 の状態からPWMモード指令Cm
ode が3 から0 へ変化したときも、上記の条件が成立し
たときU相PWMモード切り替え指令CmodeUは0 へ変化
する。
【0103】また、PWMモード指令Cmode が3 ,U相
PWMモード切り替え指令CmodeU=3 の状態からPWM
モード指令Cmode が3 から1 へ変化したとき、位相角θ
u が切り替え位相角θCHG2の範囲となったときにU相P
WMモード切り替え指令CmodeUは3 から1 へ変化し、そ
れまでは3 のままとなる。また、PWMモード指令Cmod
e が1 ,U相PWMモード切り替え指令CmodeU=1 の状
態からPWMモード指令Cmode が1 から3 へ変化したと
きも、上記の条件が成立したときU相PWMモード切り
替え指令CmodeUは3 へ変化する。
【0104】同様にV相,W相においても、PWMモー
ド指令Cmode の変化に対して、それぞれの位相角θv ,
θw と切り替え位相角θCHG1,θCHG2とを比較して、V
相PWMモード切り替え指令CmodeVとW相PWMモード
切り替え指令CmodeWが変化する。
【0105】更に、図26に示した切り替え位相角発生手
段52の内部は、図18のように構成してもよい。切り替え
位相角記憶部 521は、インバータ出力電圧振幅指令値V
mRefと各PWM電圧波形から、非同期PWM電圧と同期
3パルスモードPWM電圧を切り替える際の切り替え位
相角θCHG1と同期3パルスモードPWM電圧と同期1パ
ルスモードPWM電圧を切り替える際の切り替え位相角
θCHG2を予め演算して求めて記憶しておき、入力される
インバータ出力電圧振幅指令値VmRefに対応する切り替
え位相角θCHG1,θCHG2の値を出力する。
【0106】その他の構成および動作は図21で示した第
6の実施の形態と同様である。この構成により第1の実
施の形態と同様に、PWMモード切り換えにおいて、イ
ンバータ出力電圧のU相,V相,W相それぞれのPWM
電圧を、切り替え時のインバータの出力電流の過渡変動
が最も小さくなる位相角において各相独立に切り替えら
れるため、切り替え時の電動機のトルクショックをなく
すことができる。
【0107】なお、本実施の形態では同期PWMモード
は同期3パルスPWMモードと同期1パルスPWMモー
ドとを切り替える場合の例を示したが、同期PWMモー
ドが他のパルスモードである場合、また3つ以上の同期
PWMモードを有する場合でも、PWMモードの切り替
え動作は本実施の形態と同様に行うことができる。
【0108】図27は本発明の第8の実施の形態を示す図
で、図1に示した主回路の制御装置の構成図である。本
実施の形態では、非同期PWM電圧と同期3パルスモー
ドPWM電圧とを切り替える際の切り替え位相角θCHG1
と、同期3パルスモードPWM電圧と同期1パルスモー
ドPWM電圧とを切り替える際の切り替え位相角θCHG2
は、各PWM電圧から予め求めた一定値を用いる。
【0109】その他の構成および動作は図21で示した第
6の実施の形態と同様である。この構成により第1の実
施の形態と同様に、PWMモード切り換えにおいて、イ
ンバータ出力電圧のU相,V相,W相それぞれのPWM
電圧を切り替え時のインバータの出力電流の過渡変動が
最も小さくなる位相角において各相独立に切り替えられ
るため、切り替え時の電動機のトルクショックをなくす
ことができる。
【0110】なお、本実施の形態では同期PWMモード
は同期3パルスPWMモードと同期1パルスPWMモー
ドとを切り替える場合の例を示したが、同期PWMモー
ドが他のパルスモードである場合、また3つ以上の同期
PWMモードを有する場合でも、PWMモードの切り替
え動作は本実施の形態と同様に行うことができる。
【0111】図28は本発明の第9の実施の形態を示す図
で、図1に示した主回路の制御装置の構成図である。制
御装置は、インバータ出力電圧指令値発生手段1と、非
同期PWM電圧発生手段2と、同期PWM電圧発生手段
3と、PWMモード指令発生手段4と、PWMモード相
別切り替え指令発生手段5と、切り替え手段6と、ゲー
ト信号発生手段7とで構成される。
【0112】本実施の形態では、同期PWM電圧発生手
段3には、インバータ出力電圧指令値発生手段1から出
力されたインバータ出力電圧振幅指令値VmRefとインバ
ータ出力電圧出力電圧位相角指令値θRef 、およびPW
Mモード相別切り替え指令発生手段5から出力されたU
相PWMモード切り替え指令CmodeU,V相PWMモード
切り替え指令CmodeV,W相PWMモード切り替え指令Cm
odeWが入力される。各相の同期PWM電圧は、
【0113】
【数32】 VuSYN:CmodeU=0 のとき:同期3パルスモードPWM電圧 CmodeU=3 のとき:同期3パルスモードPWM電圧 CmodeU=1 のとき:同期1パルスモードPWM電圧 VvSYN:CmodeV=0 のとき:同期3パルスモードPWM電圧 CmodeV=3 のとき:同期3パルスモードPWM電圧 CmodeV=1 のとき:同期1パルスモードPWM電圧 VwSYN:CmodeW=0 のとき:同期3パルスモードPWM電圧 CmodeW=3 のとき:同期3パルスモードPWM電圧 CmodeW=1 のとき:同期1パルスモードPWM電圧 がそれぞれ出力される。
【0114】また、切り替え手段6は例えばU相で説明
すると図10に示す構成であり、U相非同期PWM電圧V
uASY,U相同期PWM電圧VuSYN,U相PWMモード切
り替え指令CmoseUを入力として、数33に表される条件判
別によりU相PWM電圧VuPWMを出力する。
【0115】
【数33】CmoseU=0 のとき:VuPWM=VuASY CmoseU=3 のとき:VuPWM=VuSYN CmoseU=1 のとき:VuPWM=VuSYN V相,W相についても、それぞれの非同期PWM電圧,
同期PWM電圧,PWMモード切り替え指令を入力とし
て、同様の条件判別によりV相PWM電圧VvPWM,W相
PWM電圧VwPWMを各々出力する。
【0116】PWMモード相別切り替え指令発生手段5
は例えば図26に示す構成であり、インバータ出力電圧振
幅指令値VmRef,インバータ出力電圧出力電圧位相角指
令値θRef ,PWMモード指令Cmode を入力として、図
25で示した第7の実施の形態と同様にU相PWMモード
切り替え指令CmodeU,V相PWMモード切り替え指令Cm
odeV,W相PWMモード切り替え指令CmodeWが出力され
る。
【0117】更に図26に示した切り替え位相角発生手段
52の内部は、図18のように構成してもよい。切り替え位
相角記憶部 521は、インバータ出力電圧振幅指令値VmR
efと各PWM電圧波形から、非同期PWM電圧と同期3
パルスモードPWM電圧を切り替える際の切り替え位相
角θCHG1と同期3パルスモードPWM電圧と同期1パル
スモードPWM電圧を切り替える際のθCHG2を予め演算
して求めて記憶しておき、入力されるインバータ出力電
圧振幅指令値VmRefに対応する切り替え位相角θCHG1,
θCHG2の値を出力する。
【0118】その他の構成および動作は図25で示した第
7の実施の形態と同様である。この構成により第1の実
施の形態と同様に、PWMモード切り換えにおいて、イ
ンバータ出力電圧のU相,V相,W相それぞれのPWM
電圧を、切り替え時のインバータの出力電流の過渡変動
が最も小さくなる位相角において各相独立に切り替える
ため、切り替え時の電動機のトルクショックをなくすこ
とができる。
【0119】なお、本実施の形態では同期PWMモード
は同期3パルスPWMモードと同期1パルスPWMモー
ドとを切り替える場合の例を示したが、同期PWMモー
ドが他のパルスモードである場合また3つ以上の同期P
WMモードを有する場合でも、PWMモードの切り替え
動作は本実施の形態と同様に行うことができる。
【0120】図29は本発明の第10の実施の形態を示す図
で、図1に示した主回路の制御装置の構成図である。本
実施の形態では、非同期PWM電圧と同期3パルスPW
M電圧とを切り替える際の切り替え位相角θCHG1と、同
期3パルスPWM電圧と同期1パルスPWM電圧とを切
り替える際の切り替え位相角θCHG2は、各PWM電圧か
ら予め求めた一定値を用いる。
【0121】その他の構成および動作は図28で示した第
9の実施の形態と同様である。この構成により第1の実
施の形態と同様に、PWMモード切り換えにおいて、イ
ンバータ出力電圧のU相,V相,W相それぞれのPWM
電圧を、切り替え時のインバータの出力電流の過渡変動
が最も小さくなる位相角において各相独立に切り替える
ため、切り替え時の電動機のトルクショックをなくすこ
とができる。
【0122】なお、本実施の形態では同期PWMモード
は同期3パルスPWMモードと同期1パルスPWMモー
ドとを切り替える場合の例を示したが、同期PWMモー
ドが他のパルスモードである場合または3つ以上の同期
PWMモードを有する場合でも、PWMモードの切り替
え動作は本実施の形態と同様に行うことができる。
【0123】また、上述した図16で示した第3の実施の
形態から図29に示した第10の実施の形態において、主回
路の構成を図12に示した2レベル出力のインバータ主回
路と置き換えた場合にも、第1の実施の形態に対する第
2の実施の形態のように、PWMモードの切り替えを同
様に行うことができる。
【0124】よって、主回路の構成を図12に示す2レベ
ル出力インバータ主回路と置き換えた場合にも、インバ
ータ出力電圧のU相,V相,W相それぞれのPWM電圧
を、切り替え時のインバータ出力電流の過渡変動を最も
小さくなる切り替え位相角において各相独立に切り替え
られるため、切り替え時の電動機のトルクショックをな
くすことができる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンバータ出力電圧の過渡的な変動および電動機トルクシ
ョックが起こらずに、PWMモードの切り替えを行うこ
とができる電力変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すインバータの
主回路構成図である。
【図2】図1の制御装置の構成を示す図である。
【図3】図2のインバータ出力電圧指令値発生手段の構
成を示す図である。
【図4】図2の非同期PWM電圧発生手段の構成を示す
図である。
【図5】各相の相電圧指令の一例を示す図である。
【図6】図2の同期PWM電圧発生手段の構成を示す図
である。
【図7】PWM波形を示す図である。
【図8】図2のPWMモード指令発生手段の構成を示す
図である。
【図9】図2のPWMモード相別切り替え指令発生手段
の構成を示す図である。
【図10】図2の切り替え手段の構成を示す図である。
【図11】非同期PWMモードから同期1パルスPWM
モードへの切り替え時のインバータ主力電圧波形の例を
示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるインバー
タの主回路構成を示す図である。
【図13】第2の実施の形態の同期PWM電圧発生手段
の構成を示す図である。
【図14】PWM波形を示す図である。
【図15】非同期PWMモードから同期3パルスPWM
モードへの切り替え時のインバータ主力電圧波形の例を
示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態を示す制御装置の
構成図である。
【図17】図16のPWMモード相別切り替え指令発生手
段の構成を示す図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態を示す切り替え位
相角発生手段の構成図である。
【図19】本発明の第5の実施の形態を示す制御装置の
構成図である。
【図20】図19のPWMモード相別切り替え指令発生手
段の構成を示す図である。
【図21】本発明の第6の実施の形態を示す制御装置の
構成図である。
【図22】PWM波形を示す図である。
【図23】図21のPWMモード指令発生手段の構成を示
す図である。
【図24】図21の切り替え手段の構成を示す図である。
【図25】本発明の第7の実施の形態を示す制御装置の
構成図である。
【図26】図25のPWMモード相別切り替え指令発生手
段の構成を示す図である。
【図27】本発明の第8の実施の形態を示す制御装置の
構成図である。
【図28】本発明の第9の実施の形態を示す制御装置の
構成図である。
【図29】本発明の第10の実施の形態を示す制御装置の
構成図である。
【符号の説明】
1…インバータ出力電圧指令値発生手段,2…非同期P
WM電圧発生手段,3…同期PWM電圧発生手段,4…
PWMモード指令発生手段,5…PWMモード相別切り
替え指令発生手段,6…切り替え手段,7…ゲート信号
発生手段,8…同期3パルスモードPWM電圧発生手
段,9…同期1パルスモードPWM電圧発生手段,11…
電流制御手段,21…相電圧指令発生手段,22…過変調モ
ード判別手段,23…キャリア三角波発生手段,24…三角
波比較手段,31…スイッチング位相演算手段,32…1パ
ルスモード相電圧波形発生手段,33…3パルスモード相
電圧波形発生手段,51…PWMモード切り替え指令発生
手段,52…切り替え位相角発生手段, 100…制御装置,
521…切り替え位相角記憶部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスイッチング素子で構成され、直
    流電圧を多相の交流電圧に変換する変換手段を、非同期
    モ−ドまたは同期モ−ドのパルス幅変調モ−ドでパルス
    幅変調制御する電力変換装置において、 前記変換手段の出力する交流電圧の周期にパルスが同期
    しないパルス幅変調電圧を出力する非同期パルス幅変調
    電圧発生手段と、 前記変換手段の出力する交流電圧の周期に同期した1周
    期あたり任意の数のパルスを有するパルス幅変調電圧を
    出力する同期パルス幅変調電圧発生手段と、 前記パルス幅変調モ−ドを非同期モ−ドから同期モ−ド
    へ、または同期モ−ドから非同期モ−ドに切り替える際
    に、前記変換手段の出力の過渡変動が最も小さく切り替
    えられる位相角の範囲に入った相から各相独自に前記パ
    ルス幅変調モ−ドの切り替えを行ない、前記非同期パル
    ス幅変調電圧発生手段の出力と前記同期パルス幅変調電
    圧発生手段の出力のいずれか一方に基づいて、前記変換
    手段の複数のスイッチング素子を制御する制御手段とを
    有する電力変換装置。
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