JP3884013B2 - ブラインド - Google Patents

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JP3884013B2
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Description

【0001】
技術分野
本発明は、ブラインドに係り、特にレールに沿って走行するランナ群のそれぞれのキャリアに、ルーバをルーバフックにより吊持するブラインドに関する。
【0002】
背景技術
従来、ブラインドには、立体感及び豪華さを持たせるために、ルーバを、水平断面において幅方向の少なくとも一方の側縁が中間部位に対して異なる方向に指向した形状として、横断面逆S字状(逆S字状の襞付き)としたものがある(例えば、実公平7−14623号公報)。このブラインドでは、ルーバ自体を硬質として横断面逆S字状に成形又は加工しておく必要があるとともに、ルーバをランナに対して吊持するルーバフック及びルーバの下端に取り付けるバランスウェイトを、横断面逆S字状に成形する必要があった。つまり、図24に示す如く、例えば、ルーバフック51を横断面逆S字状に成形し、チルト機構(図示せず)によって各ルーバフック51をレール(図示せず)に沿って移動することで、ブラインドが閉じた状態で、隣接するルーバフック51の端部位同士を重ね合わせている。
【0003】
ところが、従来、ルーバを水平断面において幅方向の少なくとも一方の側縁が中間部位に対して異なる方向に指向した形状としての横断面逆S字状とするブラインドにあっては、ルーバの一枚一枚を硬質材料にて予め横断面逆S字状に成形したり、ルーバ自体は布製としても、硬い糊付け加工により横断面逆S字状に加工しなければならないため、ルーバそのものの製造単価が高くなって高価なブラインドになるという不都合があった。また、硬質ルーバとなるため、通常の帯状の布製ルーバや軟質樹脂製ルーバのような柔軟性がなく、ルーバ同士の衝突により大きな音を発するとともに、ルーバを縦方向に折り曲げるようなことができず、更に、ルーバの全長が常に横断面逆S字状を保持するために嵩張ってしまい、管理や輸送上も面倒になるとともに、それに要するコストも高くなるという不都合があった。
【0004】
発明の開示
本発明は、第1に、ルーバを柔軟な材質とし、ルーバフックを上方からの平面視において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状であるとし、このようなルーバフックにて、吊持前の単体の原形が平板状であるルーバを吊持することにより当該ルーバを水平断面において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状の襞付き形状とすることから、全長が常に水平断面において逆S字状となるように保持するような硬質ルーバとして成形又は加工しなくとも、柔軟な布製ルーバや軟質樹脂製ルーバにてその水平断面において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状になる襞付き形状にすることができ、ルーバが襞付きとなるブラインドを安価に製造できるとともに、使用・管理・輸送形態は、従来の通常の帯状の布製ルーバや軟質樹脂製ルーバと同様に取り扱うことができる。
また、ルーバの下端に重さを与えるバランスウェイトを有し、バランスウェイトが上面からの平面視において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状である。
さらに、吊持前のルーバが蒸気による加熱パーマネントプレス加工にて形状安定化加工されている。
【0005】
第2に、ルーバフックにフックガイド体をさらに設け、かつ前記フックガイド体 (102) は、上方からの平面視において略ひし形状に形成され、前記レールに対して直交する方向に指向しかつ対称な一側ガイド部 (104-1) と他側ガイド部 (104-2) からなり、前記ブラインドを開けたとき、前記ルーバフックのフックガイド体の一側ガイド部は、隣接する別のルーバフックのフックガイド体の他側ガイド部と合致して係合する形状であることから、このフックガイド体により、ブラインドを閉じたときに、隣接するルーバフック同士を密着してたたみ込ませ、各ルーバフックがバラバラになるのを回避することができる。
【0006】
第3に、前記フックガイド体(102)前記一側ガイド部(104-1)は、前記ルーバフックの一側で水平方向に延長し、平面視で波形状の一側波形外周面(114-1)を備えるとともに、上面(102U)に一側上溝(116-1)を形成するように、平面視で波形状の一側波形内周面(124-1)を備え、前記一側上溝(116-1)によって一側係合部(126-1)を形成し、かつ、前記他側ガイド部(104-2)は、前記ルーバフックの他側で水平方向に延長し、平面視で前記一側波形内周面(124-1)と同じ波形状の他側波形外周面(114-2)を備えているとともに、下面(102B)に他側下溝(116-2)を形成するように、平面視で前記一側外周面(114-1)と同じ波形状の他側波形内周面(124-2)を備え、この他側下溝(116-2)によって前記一側係合部(126-1)と同一形状でかつ該一側係合部(126-1)に重合する他側係合部(126-2)を形成している。さらに前記ルーバフックの両端部位(7,9)の上面には、隣接する他方のルーバフック(2)のフックガイド体(102)の各外周面(122)の周面が当接可能な一端ガイドローラ(128A)及び他端ガイドローラ(128B)を、それぞれ一端ローラ軸(130A)及び他端ローラ軸(130B)で回転可能に設けている。
これにより、ブラインドを開けて各ルーバフックを接合するときには、隣接する一方のルーバフックの一側上溝(116-1)に他方のルーバフックの他側係合部(126-2)が合致して係合するとともに、他方のルーバフックの他側下溝(116-2)には一方のルーバフックの一側係合部126-1が合致して係合し、これにより、各ルーバフックを密着させてたたみ込むことができ、揺れてバラバラになることもなく、全体を整列させることができる。
【0007】
4に、ルーバーフックの端部にガイドローラを設けたことから、各ルーバフックの回転時には、一方のルーバフックのフックガイド体と他方のルーバフックのガイドローラとが接することにより、隣接するルーバフック同士の動きを円滑にすることができ、よって、ルーバ全体の動きを円滑にすることができる。
【0008】
第5に、ルーバフックを、上方からの平面視において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状であるフック本体と、このフック本体の幅方向の一端部に開閉自在に蝶着した前記フック本体と同形状のルーバクリップとで構成され、これらフック本体とルーバクリップとで、前記ルーバの上端部を挟持して前記ルーバを水平断面において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状である襞付き形状とすることから、ルーバを予め水平断面において逆S字状に成形又は加工しなくともよく、ルーバが水平断面において逆S字状となるブラインドを安価に提供できるとともに、管理及び輸送面の不利も解消でき、また、ルーバフックに対するルーバの着脱を容易に行わせることができる。
【0009】
第6に、フック本体の幅方向の両端部又はルーバクリップの幅方向の両端部を、それぞれの幅方向半部の方向に対して逆方向に反り返り湾曲させたことから、ルーバフックの両端部の反り返り部位でルーバフック同士の接触・分離を円滑に案内することができ、ルーバが水平断面において逆S字状となっていても、ブラインドの表裏反転及び開閉をスムーズに行うことができる。
【0010】
に、フック本体には、キャリアに掛止される掛止部を回転可能に設けたことから、ルーバフックがキャリアに対して回転可能となり、ルーバフック同士がある程度回転可能となり、ルーバフック同士が絡み合うことがなく、よって、ルーバを円滑に動かすことができる。
【0011】
発明を実施するための最良の形態
本発明を詳細に説述するために、添付図面に従ってこれを説明する。
図1〜図12は、この発明の第1実施例を示すものである。図1は、本発明を適用したブラインドにおける1枚のルーバを示すものである。ルーバ1は、ポリエステル繊維等による帯状の柔軟な布製で、それ単独では平らな一枚の帯状布と同じであるが、吊持されると、水平断面において幅方向の少なくとも一方の側縁が中間部位に対して異なる方向に指向した形状としての、例えば、横断面逆S字状が安定な状態となるように、蒸気による加熱パーマネントプレス加工等にて形状安定化加工されている。ルーバ1の左右の辺縁に形成した左右の鞘状部1c・1d中には、可撓性を有する左右のウェイトコード22c・22dが挿入して設けられている。
【0012】
そして、これら左右のウェイトコード22c・22dの上端部と共に、平面視において幅方向の少なくとも一方の端部が中間部位に対して異なる方向に指向した形状としての逆S字状のルーバフック2によりルーバ1の上端部を挟持して、ルーバ1を図示しないランナのキャリアに左右のウェイトコード22c・22dと共に吊持し、また、ルーバ1の下端部を同様に逆S字状のバランスウェイト3により挟持して、ルーバ1の下端にバランスウェイト3の重さを与えることにより、ルーバ1は、柔軟な布製であってもその全長が整然とした横断面逆S字状の襞付き形状を安定して維持するようになっている。
【0013】
図2〜図5は、ルーバフック2の構造を示すものである。ルーバフック2は、平面視において幅方向の少なくとも一方の端部が中間部位に対して異なる方向に指向した形状であり、左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状のフック本体2Aと、同じく逆S字状のルーバクリップ2Bとからなる。これらフック本体2A及びルーバクリップ2Bは、樹脂製の材質から成形されている。
【0014】
フック本体2Aには、上下の両辺縁にリブ4・5が設けられている。上側のリブ4の中央部位には、ランナのキャリア(図示せず)に掛け止めするための方形枠状の掛止部6が突設されている。また、フック本体2Aの左右両端部位には、上下二股の反り返り部7・8及び9・10がそれぞれに形成されている。これら反り返り部7・8及び9・10は、上下のリブ4・5から一体に延出してフック本体2Aの左右半部の湾曲方向に対して逆方向に反り返り湾曲するとともに、それぞれに孔11を備えている。下側のリブ5は、上側のリブ4よりも幅が狭く形成されている。上下の反り返り部7・8及び9・10は、上下同じ大きさで形成されている。下側のリブ5の両端部には、小さい凹部12・13が形成されている。
【0015】
ルーバクリップ2Bには、上下の両辺縁にリブ14・15が設けられている。下側のリブ15の両端部には、小さい凹部16・17が形成されている。ルーバクリップ2Bの左右両端には、上下に分かれない左右の反り返り部18・19が、ルーバクリップ2Bの左右半部の湾曲方向に対して逆方向に反り返り湾曲して形成されている。これら左右の反り返り部18・19には、上下に貫通する孔20が形成されている。
【0016】
そして、ルーバクリップ2Bの一端の反り返り部18をフック本体2Aの一端の上下の反り返り部7・8間に位置させて、この反り返り部7・8の孔11・20に軸ピン21を嵌合させることにより、ルーバクリップ2Bは、フック本体2Aの一端に開閉自在に蝶着される。
【0017】
図6に示す如く、ルーバ1の上下左右の四辺縁には、鞘状部1a・1b・1c・1dが形成されている。この鞘状部1a・1b・1c・1dには、ウェイトコード22a・22b・22c・22dが挿入して設けられる。本実施例においては、これらウェイトコード22a・22b・22c・22dとしては、1本の連続したチェーンが用いられている。
【0018】
図7は、バランスウェイト3の構造を示すものである。バランスウェイト3は、ルーバフック2に比べて上下の幅が広く形成されている。バランスウェイト3は、左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状で板状のウェイト本体3Aと、同じく逆S字状で板状のルーバクリップ3Bと、同じく逆S字状のウェイト3Cとからなる。ウェイト本体3A及びルーバクリップ3Bは、樹脂製の材質で成形されている。ウェイト3Cは、比重の重い金属やセラミック等の材質で形成される。
ウェイト本体3Aには、上下の両辺縁と上辺縁寄りの中間とにリブ23・24・25が設けられている。ウェイト本体3Aの上辺縁のリブ23の両端部には、小さい凹部26・27が形成されているとともに、上下二股の反り返り部28・29及び30・31が左右両端のそれぞれに形成されている。これら反り返り部28・29及び30・31は、上下辺縁のリブ23・24から一体に延出してウェイト本体3Aの左右半部の湾曲方向に対して逆方向に反り返り湾曲されるとともに、それぞれに孔32を備えている。上辺縁のリブ23は、下辺縁のリブ24よりも幅が狭く形成されている。上下の反り返り部28・29及び30・31は、上下同じ大きさに形成されている。
【0019】
バランスウェイト3のルーバクリップ3Bには、上辺縁にのみリブ32が設けられている。このリブ32の両端部には、小さい凹部33・34が形成されている。ルーバクリップ3Bの左右両端には、上下に分かれない左右の反り返り部35・36が、ルーバクリップ3Bの左右半部の湾曲方向に対して逆方向に反り返り湾曲して形成されている。また、これら左右の反り返り部35・36には、上下に貫通する孔37が形成されているとともに、バランスウェイト3同士で連結チェーン(図示せず)を掛け止めするためのチェーン掛止部38が突設されている。
【0020】
そして、ルーバクリップ3Bの一端の反り返り部35をウェイト本体3Aの一端の上下の反り返り部28・29間に位置させて、これらの孔32・37に軸ピン39を嵌合させることにより、ルーバクリップ3Bは、ウェイト本体3Aの一端に開閉自在に蝶着される。
【0021】
以上のような構造のルーバ1、ルーバフック2及びバランスウェイト3は、次のようにして、図1に示すような状態に組み合わせられている。
図8に示す如く、ウェイトコード22aを挿通させているルーバ1の上辺縁の鞘状部1aを、ルーバフック2のフック本体2Aの上下のリブ4・5間に位置させておいて、フック本体2Aに対してルーバクリップ2Bを閉じて、ルーバクリップ2Bの反り返り部19をフック本体2Aの上下の反り返り部9・10間に位置させ、これらの一致した孔11・20に止めピン40を嵌合させてルーバクリップ2Bをフック本体2Aに対して閉じた状態にロックする。
【0022】
これにより、ルーバ1の上端部は、フック本体2Aの下側のリブ5とルーバクリップ2Bの下側のリブ15とで逆S字状に挟持される。また、ルーバ1の左右辺縁の鞘状部1c・1dとその中のウェイトコード22c・22dは、図5に示す如く、リブ5・15の合致した左側の凹部12・16と右側の凹部13・17を挿通する。ルーバ1の上辺縁の鞘状部1aは、その中のウェイトコード22aと共にリブ5・15の上側に位置する。よって、ルーバ1は、ルーバフック2から脱落することなくこれに吊持されることになる。
【0023】
一方、図9に示す如く、ウェイトコード22bを挿通させているルーバ1の下辺縁の鞘状部1bを、バランスウェイト3のウェイト本体3Aの上辺縁のリブ23と中間のリブ25との間に位置させるとともに、ウェイト3Cを中間のリブ25と下辺縁のリブ24との間に位置させておいて、ウェイト本体3Aに対してルーバクリップ3Bを閉じて、ルーバクリップ3Bの反り返り部36をウェイト本体3Aの上下の反り返り部30・31間に位置させ、これらの一致した孔32・37に止めピン41を嵌合させてルーバクリップ3Bをウェイト本体3Aに対して閉じた状態にロックする。
【0024】
これにより、ルーバ1の下端部は、ウェイト本体3Aの上側のリブ23とルーバクリップ3Bのリブ32とで逆S字状に挟持され、ルーバ1の左右辺縁の鞘状部1c・1dとその中のウェイトコード22c・22dは、リブ23・32の合致した左側の凹部26・33と右側の凹部27・34を挿通するとともに、ウェイト3Cも、ウェイト本体3Aとルーバクリップ3Bとで挟持して収納される。ルーバ1の下辺縁の鞘状部1bは、その中のウェイトコード22bと共にリブ23・32の下側に位置するので、バランスウェイト3は、ルーバ1の下端部から脱落することなくこれに保持されることになる。
【0025】
このようにルーバ1は、その上端部をルーバフック2にて逆S字状に挟持されるとともに、下端部をバランスウェイト3にて逆S字状に挟持されることにより、全体として横断面逆S字状に変形し、しかも、ルーバ1の左右の鞘状部lc・ld中にウェイトコード22c・22dが挿通して垂下していることにより、ルーバ1は、全長にわたり整然とした横断面逆S字状を安定して維持する。
【0026】
ルーバ1同士を見ると、ブラインドを閉じた状態のとき、湾曲した互いの左半部と右半部とが部分的に前後に重なるが、図12に示す如く、このような重合状態になるとき又は分離するときや、ルーバ1を図示しないチルト機構にて反転させるときに、ルーバフック2同士では、その左端の反り返り部7・8・18及び右端の反り返り部9・10・19により、また、バランスウェイト3でも、その左端の反り返り部28・29・35及び右端の反り返り部30・31・36によりルーバ1同士の回転が誘導されるため、ルーバ1同士が接触・分離する際の抵抗が少なく、ルーバ1が横断面逆S字状であるブラインドであっても、その表裏反転や開閉をスムーズに行うことができる。
【0027】
また、ルーバ1同士が接触・分離する際の抵抗をより小さくするため、ルーバフック2は、図1〜図5に示す如く、フック本体2Aの中央部の外面及びルーバクリップ2Bの中央部の外面を部分的な湾曲凹面としている。
【0028】
この結果、この第1実施例においては、第1に、ルーバ1を柔軟な材質とし、ルーバフック2を平面視において幅方向の少なくとも一方の端部が中間部位に対して異なる方向に指向した形状とし、ルーバ1の幅方向の両側縁に鞘状部1c・1dを形成し、これら鞘状部1c・1d中に可撓性を有するウェイトコード22c・22dを挿入し、柔軟なルーバ1を左右のウェイトコード22c・22dにて、水平断面において幅方向の少なくとも一方の側縁が中間部位に対して異なる方向に指向した形状として、横断面逆S字状等の襞付き形状に安定化させたことから、ルーバ1がたとえ柔軟な布製であっても、その全長が整然とした横断面逆S字状を安定して維持するとともに、ルーバ1に皺が生じない。なお、左右のウェイトコード22c・22dは、左右が分かれた2本ものでも、左右が連続した1本ものでもよい。つまり、全長が常に横断面逆S字状を保持するような硬質ルーバとして成形又は加工しなくとも、柔軟な布製ルーバや軟質樹脂製ルーバにてその横断面が逆S字状等になる襞付き形状にすることができ、ルーバ1が襞付きとなるブラインドを安価に製造できるとともに、使用・管理・輸送形態は、従来の通常の帯状の布製ルーバや軟質樹脂製ルーバと同様に取り扱うことができる。
【0029】
また、第2に、ルーバフック2を、平面視において幅方向の少なくとも一方の端部が中間部位に対して異なる方向に指向するように、左右半部が互いに逆方向に湾曲する逆S字状のフック本体2Aと、このフック本体2Aの一端に開閉自在に蝶着した同じく逆S字状のルーバクリップ2Bとで構成し、これらフック本体2Aとルーバクリップ2Bとで、柔軟な材質のルーバ1の上端部を挟持し、水平断面において幅方向の少なくとも一方の側縁が中間部位に対して異なる方向に指向した形状として、横断面逆S字状の襞付き形状とすることから、柔軟な布製ルーバや軟質樹脂製ルーバでも確実に襞付き形状にすることができるとともに、ルーバ1を予め横断面逆S字状に成形又は加工しなくても、ルーバ1が横断面逆S字状となるブラインドを安価に提供でき、また、管理及び輸送面の不利も解消でき、更に、ルーバフック2に対するルーバ1の着脱を容易に行わせることができる。
【0030】
更に、第3に、フック本体2Aの、幅方向の両端部及びルーバクリップ2Bの幅方向の両端部を、それぞれの幅方向半部の方向に対して逆方向に反り返り湾曲させることとして、左右両端部及びルーバクリップ2Bの左右両端部を、それぞれの左右半部の湾曲方向に対して逆方向に反り返り湾曲させたことから、ルーバ1が横断面逆S字状となっていても、ルーバフック2同士の接触・分離の際の抵抗が小さく、ルーバフック2同士の接触・分離を円滑に案内でき、ブラインドの表裏反転(チルト機構によるルーバの反転)や開閉をスムーズに行うことができる。
【0031】
なお、この第1実施例においては、ウェイトコード22a〜22dを1本の連続したチェーンとして、ルーバ1の上下辺縁の鞘状部1a・1bにもウェイトコード22a・22bを挿入したが、これに代えて、図10に示すように弾性を有する心棒42を上下鞘状部1a・1b中に挿入してもよい。これにより、ルーバフック2の形状が異なっても、ルーバ1を容易に変形・復元することが可能となる。また、板状のバランスウェイト3に代えて、図11に示すような逆S字状の棒状バランスウェイト43を用い、これをルーバ1の下辺縁の鞘状部1b中に挿入してもよい。これにより、ルーバ1の下端側の構成を、シンプルにすることができる。
【0032】
また、この第1実施例においては、ルーバ1は、吊持されると横断面逆S字状となる形状安定化加工されていれば、その左右両側縁の鞘状部1c・ld中に挿入させた左右のウェイトコードlc・ldにて、整然とした横断面逆S字状を安定して維持できるので、ルーバフック2については、フック本体2Aとルーバクリップ2Bとによりルーバ1の上端部を必ずしも逆S字状に挟持する必要はない。バランスウェイト3についても同様である。このことは、ルーバ1を布製ではなく、柔軟な軟質樹脂の帯状シートとした場合も同様に言える。吊持された状態で形状安定化するルーバ1の襞付き形状は横断面逆S字状に限らず、また、吊持される前のルーバ1単体の原形としては、単なる平板状であっても構わない。ウェイトコード1c・1dとしては、ルーバフック2に吊持した状態で垂直に垂下するとともに、可撓性を有するものであればよく、チェーンに限られるものではない。
【0033】
更に、この第1実施例においては、掛止部6のフック本体2Aに連結される軸部位には、図示しないが、ルーバ1が下方に引き下げられたときに、ルーバ1の下方への移動を可能とし、キャリアやルーバフック2等の部品が破損するのを回避するように、例えば、コイルスプリング等の弾性具を設けることも可能である。
【0034】
図13〜16は、この発明の第2実施例を示すものである。
以下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
【0035】
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、第1実施例と同様なルーバフック2において、フック本体2Aの上側のリブ4には、水平方向で板状のフックガイド体102を一体的に設けた。このフックガイド体102は、平面視で略ひし形状に形成され、レール線RLに対して直交する方向に指向し且つ対称な一側ガイド部104−1・他側ガイド部104−2からなる。
【0036】
一側ガイド部104−1は、フック本体2Aの一側で水平方向に延長し、一方の端部側で突出湾曲した一側第1湾曲部106−1と中央部位で少し窪んだ一側中央窪部108−1とこの一側中央窪部108−1から一側突部位110−1を経てフック本体2Aの他方の端部側で斜めに指向する一側第2傾斜部112−1とからなる平面視で波形状の一側波形外周面114−1を備えるとともに、上面102Uに深さDの一側上溝116−1を形成するように、一方の端部側で一側第1凹部118−1と中央部位の一側中央円弧部120−1と他方の端部側で側第2凹部122−1とからなる平面視で波形状の一側波形内周面124−1を備え、この一側上溝116−1によって一側係合部126−1を形成している。
他側ガイド部104−2は、フック本体2Aの他側で水平方向に延長し、一方の端部側で前記一側第1凹部118−1に合致する形状の他側第1凸部118−2と中央部位で前記一側中央円弧部120−1に合致する形状の他側中央円弧部120−2と他方の端部側で前記一側第2側凹部122−1に合致する形状の他側第2凸部122−2とからなる平面視で前記一側波形内周面124−1と同じ波形状の他側波形外周面114−2を備えているとともに、下面102Bに深さDの他側下溝116−2を形成するように、一方の端部側で前記一側第1湾曲部106−1に合致する形状の他側第1湾曲部106−2と中央部位で前記一側中央窪部108−1に合致する形状の他側中央突部108−2とこの他側中央突部108−2から前記一側突部位110−1に合致する形状の他側凹部位110−2を経てフック本体2Aの他方の端部側で前記一側傾斜部112−1に合致する他側傾斜部112−2とからなる平面視で前記一側外周面114−1と同じ波形状の他側波形内周面124−2を備え、この他側下溝116−2によって前記一側係合部126−1と同一形状で且つ該一側係合部126−1に重合する他側係合部126−2を形成している。
【0037】
また、フックガイド体102の中央部位には、掛止部6が一体的に立設されている。
【0038】
更に、フック本体2Aの両端部位の反り返り部7・9の上面には、隣接する他方のルーバフック2のフックガイド体102の各外周面122の周面が当接可能な一端・他端ガイドローラ128A・128Bを一端・他端ローラ軸130A・130Bで回転可能に設けた。また、フック本体2Aとルーバクリップ2Bとの間には、鞘状部1a及びウェイトコード22aの挟持空間2Sが形成されている。
【0039】
この第2実施例の構成によれば、ブラインドを開けて各ルーバフック2を接合するときには、図15、16に示す如く、隣接する一方のルーバフック2の一側上溝116−1に他方のルーバフック2の他側係合部126−2が合致して係合するとともに、他方のルーバフック2の他側下溝116−2には一方のルーバフック2の一側係合部126−1が合致して係合し、これにより、各ルーバフック2を密着させてたたみ込むことができ、揺れてバラバラになることもなく、全体を整列させることができる。
【0040】
また、ブラインドを閉めるときには、先ず、隣接した各ルーバフック2を回転(反転)させるが、このとき、各ルーバフック2の両端のガイドローラ128A・128Bが、隣接するルーバフック2の一側波形外周面114−1及び他側波形外周面114−2に回転しながら接することから、各ルーバフック2を円滑に回転させることができるとともに、各ルーバフック2をレール線RL上で移動するときには、各ルーバフック2の両端部のガイドローラ128A・128Bの回転によってルーバフック2を一個ずつスムーズに移動可能とし、ルーバフック2が絡まったりすることがなく、ブラインドを閉じる操作を円滑に行わせることができる。
【0041】
更に、例えば、ブラインドを閉めた後に、各ルーバフック2のみを開けるように回転(反転)操作したときには、各ルーバフック2の両端のガイドローラ128A・128Bが、隣接するルーバフック2の一側波形外周面114−1及び他側波形外周面114−2に回転しながら接することから、各ルーバフック2を円滑に回転させることができる
【0042】
図17、18は、この発明の第3実施例を示すものである。
この第3実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、ルーバフック2において、フック本体2Aの上側のリブ4には、キャリアに掛止される掛止部6を回転機構132によって回転可能に設けた。
【0043】
この回転機構132は、フック本体2Aのリブ4の上面に筒部134を立設し、この筒部134に掛止部6の軸部6Aを上方から挿通し、そして、下方からこの軸部6Aを保持部材136と保持ピン138とでリブ4に保持させ、掛止部6をリブ4に対して回転可能に保持する。
【0044】
この場合、掛止部6の軸部6Aの先端側に、例えば3つのスリット140を形成し、この各スリット140には下方から保持部材136の各嵌入ピン142を挿入するとともに、この保持部材136をリブ4の部材挿通孔144Aを形成する係止保持部144に係止させ、また、この保持部材136の中央部位に下方から保持ピン138を挿入して軸部6Aを保持する。また、保持部材136の外周部位の一部に回転抑制突部146を形成するとともに、フック本体2Aのリブ4の下面には前記回転抑制用突部146が当接する回転抑制部148を設けた。
【0045】
なお、この第3実施例のルーバフック2のルーバクリップ2Bは、第1実施例の図2のルーバクリップ2Bと同様に構成されているので、ここでは、その説明を省略する。また、図18に示す如く、フック本体2Aとルーバクリップ2Bとの間には、鞘状部1a及びウェイトコード22aの挟持空間2Sが形成されている。
【0046】
この第3の実施例の構成によれば、ルーバフック2がキャリアに対して回転する掛止部6を介して回転可能であることから、隣接するルーバフック2同士が所定の範囲で回転することができ、ルーバフック2同士が接離・分離するときに絡み合うことがなく、よって、ルーバ1を円滑に動かすことができる。
なお、この発明においては、ルーバフック2の形状を上述の各実施例における形状に限定せず、以下のように、種々応用改変が可能であることは勿論である。
例えば、上述の各実施例においては、図19(A)に示す如く、ルーバフック2を湾曲の横断逆S字形状とし、このルーバフック2にルーバ1を取り付けたときに、図19(B)に示す如く、このルーバ1を湾曲の横断逆S字形状とし、そして、図19(C)に示す如く、隣接する湾曲の横断逆S字形状のルーバ1の端部位同士を重ねて連続させている。
【0047】
また、図20(A)に示す如く、ルーバフック2は、長さL1の中央斜線部2Eと、この中央斜線部2Eの両端側に連設して長さL2のレール方向直線部2F・2Fと、このレール方向直線部2F・2Fの各端部位に連設した長さL3の外側斜線部2G・2Gとからなり、多角形状で角張った逆S字形状に形成される。この角張った逆S字形状のルーバフック2にルーバ1を取り付けたときに、図20(B)に示す如く、このルーバ1を角張った逆S字形状とし、そして、図20(C)に示す如く、隣接する角張った逆S字形状のルーバ1の端部位同士を重ねて連続させることができる。これにより、ルーバ1に多角形状に折り目を多数形成することができ、縦方向の曲げに対しても強くなり、ルーバ1にねじれ等が生ずるのを防止することができる。
【0048】
また、図21(A)に示す如く、ルーバフック2は、図20(A)の長さL1よりも小さな長さL4の中央斜線部2Eと、この中央斜線部2Eの両端側に連設して図20(A)の長さL2よりも大きな長さL5のレール方向直線部2F・2Fと、このレール方向直線部2F・2Fの各端部位に連設して図20(A)の長さL3よりも小さな長さL6の外側斜線部2G・2Gとからなり、多角形状で角張った逆S字形状に形成される。このルーバフック2にルーバ1を取り付けたときに、図21(B)に示す如く、この角張った逆S字形状のルーバ1を角張った逆S字形状とし、そして、図21(C)に示す如く、隣接する角張った逆S字形状のルーバ1の端部位同士を重ねて連続させることができる。これにより、ルーバ1に多角形状に折り目を多数形成することができ、縦方向の曲げに対しても強くなり、ルーバ1にねじれ等が生ずるのを防止することができる。
【0049】
更に、図22(A)に示す如く、ルーバフック2は、長さL7の中央斜線部2Eと、この中央斜線部2Eの両端側に連設して長さL8の外側斜線部2G・2Gとからなり、クランク形状に形成される。このクランク形状のルーバフック2にルーバ1を取り付けたときに、図22(B)に示す如く、このルーバ1をクランク形状とし、そして、図22(C)に示す如く、隣接するクランク形状のルーバ1の端部位同士を重ねて連続させることができる。これにより、ルーバ1をシンプルに曲げることができ、ブラインドを閉じた状態で、ルーバ1に大きな平面部位を形成することができる。
【0050】
更にまた、図23(A)に示す如く、ルーバフック2は、図22(A)の長さL7よりも大きな長さL9の中央斜線部2Eと、この中央斜線部2Eの両端側に連設して図22(A)の長さL8よりも小さな長さL10の外側斜線部2G・2Gとからなり、クランク形状に形成される。このルーバフック2にルーバ1を取り付けたときに、図23(B)に示す如く、このルーバ1をクランク形状とし、そして、図23(C)に示す如く、隣接するクランク形状のルーバ1の端部位同士を重ねて連続させることができる。これにより、ルーバ1をシンプルに曲げることができ、ブラインドを閉じた状態で、ルーバ1にさらに大きな平面部位を形成することができる。
【0051】
産業上の利用可能性
以上のように、本発明に係るブラインドは、全長が常に水平断面において幅方向の少なくとも一方の側縁が中間部位に対して異なる方向に指向した形状に保持するような硬質ルーバとして成形又は加工しなくとも、柔軟な布製ルーバや軟質樹脂製ルーバにてその水平断面において幅方向の少なくとも一方の側縁が中間部位に対して異なる方向に指向した形状になる襞付き形状にすることができ、ルーバが襞付きとなるブラインドを安価に製造できるとともに、使用・管理・輸送形態は、従来の通常の帯状の布製ルーバや軟質樹脂製ルーバと同様に取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0052】 図1は、第1実施例においてブラインドの1枚のルーバに対する構造の一部省略斜視図である。
図2は、第1実施例においてフック本体に対してルーバクリップを開けた状態のルーバフックの斜視図である。
図3は、第1実施例においてフック本体に対してルーバクリップを閉じた状態のルーバフックの斜視図である。
図4は、第1実施例においてフック本体に対してルーバクリップを閉じた状態のルーバフックの平面図である。
図5は、第1実施例においてフック本体に対してルーバクリップを閉じた状態のルーバフックの底面図である。
図6は、第1実施例においてルーバのみの一部省略正面図である。
図7は、第1実施例においてウェイト本体に対してルーバクリップを開けた状態のバランスウェイトの斜視図である。
図8は、第1実施例においてルーバフックにルーバを吊持する状態を示す部分斜視図である。
図9は、第1実施例においてルーバの下端にバランスウェイトを保持する状態を示す部分斜視図である。
図10は、第1実施例の第1の変形例においてルーバの上下の鞘状部に心棒を挿入する状態を示す一部省略正面図である。
図11は、第1実施例の第2の変形例において棒状バランスウェイトを使用する部分斜視図である。
図12は、本発明において、ルーバの開閉に伴うルーバフック同士の動きを説明する平面図である。
図13は、第2実施例においてルーバフックの斜視図である。
図14は、第2実施例において図13のXIV−XIV線による拡大断面図である。
図15は、第2実施例においてブラインドを開けて各ルーバフックを密着させた状態の平面図である。
図16は、第2実施例において図15のXVI−XVI線による断面図である。
図17は、第3実施例においてフック本体の斜視図である。
図18は、第3実施例において掛止部の回転機構の拡大断面図である。
図19(A)は、横断面逆S字形状のルーバフックの概略平面図である。
図19(B)は、横断面逆S字形状のルーバフックに取り付けられたルーバの概略斜視図である。
図19(C)は、横断面逆S字形状のルーバフックに取り付けられたルーバを隣接した状態の概略斜視図である。
図20(A)は、中央斜線部の大きなルーバフックの概略平面図である。
図20(B)は、中央斜線部の大きなルーバフックに取り付けられたルーバの概略斜視図である。
図20(C)は、中央斜線部の大きなルーバフックに取り付けられたルーバを隣接した状態の概略斜視図である。
図21(A)は、中央斜線部の小さなルーバフックの概略平面図である。
図21(B)は、中央斜線部の小さなルーバフックに取り付けられたルーバの概略斜視図である。
図21(C)は、中央斜線部の小さなルーバフックに取り付けられたルーバを隣接した状態の概略斜視図である。
図22(A)は、中央斜線部の小さなクランク形状のルーバフックの概略平面図である。
図22(B)は、中央斜線部の小さなクランク形状のルーバフックに取り付けられたルーバの概略斜視図である。
図22(C)は、中央斜線部の小さなクランク形状のルーバフックに取り付けられたルーバを隣接した状態の概略斜視図である。
図23(A)は、中央斜線部の大きなクランク形状のルーバフックの概略平面図である。
図23(B)は、中央斜線部の大きなクランク形状のルーバフックに取り付けられたルーバの概略斜視図である。
図23(C)は、中央斜線部の大きなクランク形状のルーバフックに取り付けられたルーバを隣接した状態の概略斜視図である。
図24は、従来におけるルーバフック同士の動きを説明する平面図である。

Claims (15)

  1. レールに沿って走行するランナ群のそれぞれのキャリアに、ルーバをルーバフックにより吊持するブラインドにおいて、前記ルーバフックは上方からの平面視において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状であるとともに、前記ルーバは吊持前の単体の原形は平板状であって前記ルーバフックにより吊持されることにより水平断面において逆S字状の襞付き形状となることを特徴とするブラインド。
  2. 前記ルーバの下端に重さを与えるバランスウェイトを有し、前記バランスウェイトが上面からの平面視において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状であることを特徴とする請求項1に記載のブラインド。
  3. 吊持前の前記ルーバが蒸気による加熱パーマネントプレス加工にて形状安定化加工されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブラインド。
  4. 前記ルーバフックが水平方向に延びる板状のフックガイド体をさらに有し
    前記フックガイド体(102)は、上方からの平面視において略ひし形状に形成され、前記略ひし形状における対向する一対の頂点の各々が前記ルーバフックの幅方向の左右半部の各々に位置すると共に、該略ひし形状における対向する別の一対の頂点の各々が該ルーバーフックの幅方向に対して直交する方向にそれぞれ逆向きに指向することにより一側ガイド部(104-1)と他側ガイド部(104-2)とを設けており
    前記一側ガイド部は、平面視において波形状の一側波形外周面 (114-1) を備えると共に、その上面に所定の深さの一側上溝 (116-1) を形成するように平面視において波形状の一側波形内周面 (124-1) を備え、
    前記他側ガイド部は、平面視において波形状の他側波形外周面 (114-2) を備えると共に、その下面に所定の深さの他側下溝 (116-2) を形成するように平面視において波形状の他側波形内周面 (124-2) を備え、
    前記ブラインドを開けたとき、1つのルーバーフックのフックガイド体の前記一側ガイド部 (104-1) の前記一側波形外周面 (114-1) と、隣接する別のルーバフックのフックガイド体の前記他側ガイド部 (104-2) の他側波形内周面 (124-2) とが合致すると共に、それぞれにおける一側上溝 (116-1) と他側下溝 (116-2) とが係合することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のブラインド。
  5. 前記一側波形外周面 (114-1) の波形状は、前記ルーバフックの幅方向の一方の端部側で突出湾曲した一側第1湾曲部(106-1)と中央部位で少し窪んだ一側中央窪部(108-1)とこの一側中央窪部(108-1)から一側突部位(110-1)を経て他方の端部側で斜めに指向する一側第2傾斜部(112-1)とからなり、
    前記一側波形内周面 (124-1) の波形状は、前記ルーバーフックの幅方向の一方の端部側で一側第1凹部(118-1)と中央部位の一側中央円弧部(120-1)と他方の端部側で側第2凹部(122-1)とからなり、
    前記他側波形外周面 (114-2) の波形状は、前記ルーバフックの幅方向の一方の端部側で前記一側第1凹部(118-1)に合致する形状の他側第1凸部(118-2)と中央部位で前記一側中央円弧部(120-1)に合致する形状の他側中央円弧部(120-2)と他方の端部側で前記一側第2側凹部(122-1)に合致する形状の他側第2凸部(122-2)とからなり、
    前記他側波形内周面 (124-2) の波形状は、前記ルーバーフックの幅方向の一方の端部側で前記一側第1湾曲部(106-1)に合致する形状の他側第1湾曲部(106-2)と中央部位で前記一側中央窪部(108-1)に合致する形状の他側中央突部(108-2)とこの他側中央突部(108-2)から前記一側突部位(110-1)に合致する形状の他側凹部位(110-2)を経て他方の端部側で前記一側傾斜部(112-1)に合致する他側傾斜部(112-2)とからなことを特徴とする請求項4に記載のブラインド。
  6. 前記ルーバフックの端部にガイドローラをさらに設け、かつ前記ルーバフックの回転時に、前記ガイドローラが隣接する別のルーバフックのフックガイド体に接して回転することを特徴とする請求項4または5に記載のブラインド。
  7. 前記ルーバフックが、上方からの平面視において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状であるフック本体と、このフック本体の幅方向の一端部に開閉自在に蝶着した前記フック本体と同形状のルーバクリップとで構成され、これらフック本体とルーバクリップとで、前記ルーバの上端部を挟持して前記ルーバを水平断面において逆S字状の襞付き形状とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のブラインド。
  8. 前記フック本体の幅方向の両端部又は前記ルーバクリップの幅方向の両端部を、それぞれの幅方向半部の方向に対して逆方向に反り返り湾曲させたことを特徴とする請求項7に記載のブラインド。
  9. 前記ルーバフックには、前記キャリアに掛止される掛止部を回転可能に設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のブラインド。
  10. ブラインドのレールに沿って走行するランナ群のそれぞれのキャリアにルーバを吊持するためのルーバフックであって、
    水平方向に延びる板状のフックガイド体を有し、
    前記フックガイド体(102)は、上方からの平面視において略ひし形状に形成され、前記略ひし形状における対向する一対の頂点の各々が前記ルーバフックの幅方向の左右半部の各々に位置すると共に、該略ひし形状における対向する別の一対の頂点の各々が該ルーバーフックの幅方向に対して直交する方向にそれぞれ逆向きに指向することにより一側ガイド部(104-1)と他側ガイド部(104-2)とを設けており
    前記一側ガイド部は、平面視において波形状の一側波形外周面 (114-1) を備えると共に、その上面に所定の深さの一側上溝 (116-1) を形成するように平面視において波形状の一側波形内周面 (124-1) を備え、
    前記他側ガイド部は、平面視において波形状の他側波形外周面 (114-2) を備えると共に、その下面に所定の深さの他側下溝 (116-2) を形成するように平面視において波形状の他側波形内周面 (124-2) を備え、
    前記ブラインドを開けたとき、1つのルーバーフックのフックガイド体の前記一側ガイド部 (104-1) の前記一側波形外周面 (114-1) と、隣接する別のルーバフックのフックガイド体の前記他側ガイド部 (104-2) の他側波形内周面 (124-2) とが合致すると共に、それぞれにおける一側上溝 (116-1) と他側下溝 (116-2) とが係合することを特徴とするルーバフック。
  11. 前記一側波形外周面 (114-1) の波形状は、前記ルーバフックの幅方向の一方の端部側で突出湾曲した一側第1湾曲部(106-1)と中央部位で少し窪んだ一側中央窪部(108-1)とこの一側中央窪部(108-1)から一側突部位(110-1)を経て他方の端部側で斜めに指向する一側第2傾斜部(112-1)とからなり、
    前記一側波形内周面 (124-1) の波形状は、前記ルーバーフックの幅方向の一方の端部側で一側第1凹部(118-1)と中央部位の一側中央円弧部(120-1)と他方の端部側で側第2凹部(122-1)とからなり、
    前記他側波形外周面 (114-2) の波形状は、前記ルーバフックの幅方向の一方の端部側で前記一側第1凹部(118-1)に合致する形状の他側第1凸部(118-2)と中央部位で前記一側中央円弧部(120-1)に合致する形状の他側中央円弧部(120-2)と他方の端部側で前記一側第2側凹部(122-1)に合致する形状の他側第2凸部(122-2)とからなり、
    前記他側波形内周面 (124-2) の波形状は、前記ルーバーフックの幅方向の一方の端部側で前記一側第1湾曲部(106-1)に合致する形状の他側第1湾曲部(106-2)と中央部位で前記一側中央窪部(108-1)に合致する形状の他側中央突部(108-2)とこの他側中央突部(108-2)から前記一側突部位(110-1)に合致する形状の他側凹部位(110-2)を経て他方の端部側で前記一側傾斜部(112-1)に合致する他側傾斜部(112-2)とからなことを特徴とする請求項10に記載のルーバフック。
  12. 前記ルーバフックの端部にガイドローラをさらに設け、かつ前記ルーバフックの回転時に、前記ガイドローラが隣接する別のルーバフックのフックガイド体に接して回転することを特徴とする請求項10または11に記載のルーバフック。
  13. 前記ルーバフックが、上方からの平面視において幅方向における左右半部が互いに逆方向に湾曲した逆S字状であるフック本体と、このフック本体の一端部に開閉自在に蝶着した前記フック本体と同形状のルーバクリップとで構成され、これらフック本体とルーバクリップとで、前記ルーバの上端部を挟持して前記ルーバを水平断面において逆S字状の襞付き形状とすることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載のルーバフック。
  14. 前記フック本体の幅方向の両端部又は前記ルーバクリップの幅方向の両端部を、それぞれの幅方向半部の方向に対して逆方向に反り返り湾曲させたことを特徴とする請求項13に記載のルーバフック。
  15. 前記ルーバフックには、前記キャリアに掛止される掛止部を回転可能に設けたことを特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載のルーバフック。
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