JPS5933338A - 帯電防止性ポリオレフイン組成物 - Google Patents

帯電防止性ポリオレフイン組成物

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JPS5933338A
JPS5933338A JP57143436A JP14343682A JPS5933338A JP S5933338 A JPS5933338 A JP S5933338A JP 57143436 A JP57143436 A JP 57143436A JP 14343682 A JP14343682 A JP 14343682A JP S5933338 A JPS5933338 A JP S5933338A
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JP
Japan
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metal salt
antistatic
metal
transparency
polyolefin
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Pending
Application number
JP57143436A
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English (en)
Inventor
Kiyoji Hayama
葉山 喜代治
Yoshihiro Sakamoto
坂本 善弘
Shigeyoshi Koyabu
小薮 重芳
Satoru Taniguchi
了 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kohjin Holdings Co Ltd
Original Assignee
Kohjin Holdings Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、有機化合物と金属jxとを配合する声により
、帯電防止性がすぐれたポリオレフィン組成物およびそ
れを成壓してなるフィルムに関するものである。 ポリオレフィン系樹脂は、その優れた化学的および物理
的性質により、成形品、フィルムなどとして広く使用さ
れているが、他の多くのプラスグーツクと同様、高い電
気抵抗を有するため、摩擦などにより静電気を帯びやす
(、はこりなどの付着によりフィルム表面に汚れを生じ
たり、使用場所によっ
【は帯電した静電気によるスパー
クにより、可燃性溶剤等に引火し、火災又は爆発を起す
原因となる。更に、近年急速に普及してきた集積回路素
子(IC)等は、数百ポルトの静電気により内部回路が
破壊され、不良品となる等の障害があるため、これらの
包装用フィルム、袋箱その他の材料性にはすぐれた帯電
防止性を付与する必要があるO 従来、熱可塑性樹脂に帯電防止性を付与する方法として (1)各種の界面活性剤を表面塗布又は内部添加する。 (21、/J −ホ77’ラツク、カーボンファイバー
、金属粉、金属繊維等の導電性充填材料を内部添加する
。 (3)表面に金属薄膜を形成させる。 などが知られている。 しかしながら、上記の界面活性剤の表面塗布あるいは内
部添加する方法により作製された帯電防止性プラスチッ
ク材料の表面固有抵抗はおおむね1010に】1以上で
あり、高度の帯電防止性を必要としない用途に用いられ
ている。 又、−1二記のカーボンブランク、カーボンファイバー
、金属粉、金属繊維等の導電性充填材料を内部添加する
方法により作製された帯電防止性相打の成型物の表面固
有抵抗及び体積固有抵抗は極めて低く高度の帯′亀防止
性を必要とする用途に用いられているが、これらは薄い
フィルノ\状であっても不透明であるため、袋内に封入
した内容物を外部から確認出来ない等の欠点を有してい
る。即ち透明性があり、且帯電防止性のすぐれたポリオ
レフィン組成物の開発が望まれている。 又、上記の表面に金属薄膜を形成させる方法により作製
された帯電防止性の相打は、例えば表面に貴金属を蒸着
したフィルムが市販されており、蒸着面の帯電防止性が
すぐれ、且透明性も可成り良いものがある。しかし、価
格が高いこと等の欠点があり、特殊な用途に限定され凡
用的でない。 以上のように、各々のタイプの帯電防止性相打の成形物
は一長一短がある。 本発明は、すぐれた帯電防止性、透明性、熱接着性を有
し、月安価な組成物とそのフィルムを提供する事を目的
として鋭意研究を重ねた結果、ポリオレフィンに有機化
合物と金属塩とを添加する事により、本発明に到達した
ものである。 すなわち、本発明は、アルキルアミン、アルキルアミド
、多価アルコール及びこれら誘導体から成る有機化合物
群から選ばれた1種又は2 JAR以上の有機化合物と
マグネシウム、カリウム及びナトリウムのハロゲン化物
からなる金属塩鮮かも選ばれた1種又は211以上の金
属塩とを併せてポリオレフィン樹脂に添加する事より成
り、中でも金属塩が塩化マグネシウム、沃化カリウム又
は臭化カリウムの場合、1階にすぐれた帯電防止性を有
するポリオレフィン成り物を与える。 更に詳’Q%すると、アルキルアミン、フルキルアミド
、多価アルコール及び、これらの誘導体は、帯電防止効
果としてポリオレフィン系樹脂又は、その他の樹脂に配
合する事は公知である。(例えば1i公昭52−300
15号、特公昭56−4 ’0169号) しかし、これらの方法による成形品は、透明性は有する
が帯電防止性は、表面固有抵抗が10100以上の17
ベルであり又、これらの帯電防止剤を多絹に用いると、
浸出(ブリード)により、表面にべとつきを生じたり、
粉末状物が堆積して透明性を損なう等の障害がある。 本発明者らは、かかる単独使用においては、満足できる
帯電防止性能が得られに(いアルキルアミン、アルキル
アミド、多価アルコール及びこれらの誘導体とマグネシ
ウム、カリウム及びナトリウムのハロゲン化物とを併用
してポリオレフィン樹脂に添加した組成物カー、極めて
すぐれた帯電防止性能を示す事を発見した。 又、本発明に用いたハロゲン化物を単独+c添加しても
、当然の事ながら、すぐれた帯電防止効果は得られない
。 このように、単独である一定量添加しても、帯電防止効
果が十分でない有機化合物と帯電防止効果が殆んどない
金属塩とを併用する事により相乗効果があられれ、帯電
防止効果が著しく改善され・る稟がわかった。例えば表
面固有抵抗は百分の1乃至十分の1に低下した。しかも
、体積固有抵抗も著しく改善されて、1万分の1以下に
改善された。 かかる改善の効果は、各成分を単独に添加した場合の性
能からは、全く予期しないところである。 本発明において適用される有機化合物として、具体的な
化合物を例示すると、次のものがあげられる。 (11アルキルアミン及びこれらの誘導体(21アルキ
ルアミド及びこれらの誘導体q + r = O〜20 131  多(Wアルコールエステル及びその誘導体C
H,0OC−RR:C7〜CWtのアルキル基C80(
CI、OH,O) pHp+q : O〜20CH,O
(CHtCH,O) qH X′■乞CO又はH (R: 07〜C21のアルキル基) n;2〜20 −R−7−Cy〜細→デフビナ奢 CI、OH R−C00CH,R: C,〜Cf+のアルキハフ基H
OF1 1O・C llOH HOH CT(、OI( 又、本発明に使用される金属塩とし曵、具体的な化合物
を例示すると次のものがあげられる。 塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、臭
化ナトリウム、臭化マグネシウム、臭化カリウム、沃化
ナトリウム、沃化マグネシウム、沃化カリウム等のハロ
ゲン化物、 又、本発明におけるポリオレフィン樹脂としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリメチ
ルベニ7テン及びこれらを主体とする共重合物又はブレ
ンド物、及びアイオノマー樹脂が使用される。 本発明において、前述の有機化合物及び金属塩を添加す
るにあたり、適用しようどするポリオレフィン系樹脂1
00重量部に対し、有機化合物を0.05〜2゜0重量
部、金属塩を0.1〜5.0重量部を用いるのが好まし
い。有機化合物及び金属塩の量がそれぞれ上記の範囲未
満のものは、導電性の改良効果が小さく、又上記範囲超
過のものは、成型后の透明性の低下及びべとつきなどが
発生する。 ポリオレフィン樹脂に前記有機化合物及び金属塩を添加
する方法について述べると、まず、金属塩は可能な限り
微粉末状にしておく事が望まし−・。 次に、有機化合物及び金属塩微粉末をそれぞれ添加する
かもしくは有機化合物と金属塩微粉末をあらかじめ混合
した後、ポリオレフィン樹脂に任意の適当な方法により
、添加混合する。例えば押出機混合、ミキシングロール
混合、バンバリーミキサ−混合などの方法で行なうこと
が可能である。 又、種々の添加剤、例えば酸化防止剤、滑剤、アンチブ
ロッキング剤、紫外線吸収剤、顔料等を配合しても、本
発明の妨げKはならない。 つぎに、実施例によって、本発明を説明するが、これら
は、例示的なものであっ”〔、本発明は、これKより限
定されるものではない。 尚、実施例中に示した帯覗防IE性(表面固有抵抗及び
体積固有抵抗)、透明性(光線透過率)、表面状態(べ
とつき、プリ〜ドによる白化)の測定は、試料は組成物
をフィルムに成型したものにつき以下の方法によった。 1、 帯電防止性(表面固有抵抗及び体積固有抵抗)サ
ンプル:40’0X48時間エージングしたもの試験法
: JIS K−6911に規定rる抵抗率測定法にJ
′る。 測定装fl: ヒユーレット・パラカードjl: a 
 抵抗率セル−16008A及び高率抵抗計−329A 2、 透明性(光線透過率) サンプル:40’0x48時間エージングしたもの試験
法: JISK−6714Km定する平行光線透過率測
定法による全光m透過率 測定装置:日本電色工業製ND−H67型3、 べとつ
き ザンプル: 40°C×48時間エージングしたもの試
駒法:室温25°0の中で清浄な指先により接触しべと
つきの称匪を評価し た。 評価基準 Oニブランクと大差なし △:ヌメリ感がある。 ×:べとつきを感じる。 4 ブリードによる白化 サソブル:フイルム成形後40°0×48時間壬−ジン
グしたもの 試験法:目視及び指先払拭による 評価哉準 ○:指指先積増より透明性が変わらない。 Δ;指先拭取により透明性の変 化が小さいもの ×:指先積増により透明性の変 化プJ′−大きいもの 実施例(1〜8) これらの実施例は、ポリオレフィン樹脂として高圧法ポ
リエチレン(商品名:UBEポリエチレン F−222
)を用い、以下の方法によりフィルムを作製し性能を評
価したものである0まず、添加剤の調合方法について述
べる0第1表記載の種類と所の有機化合物及び金属塩を
乳鉢中に採り、加熱により有機化合物を溶融し、乳棒に
より金属塩を粉砕しながら、混合i−1次に冷却固化し
て添加調合物とした。 ついで、前述のポリエチレンを100〜120’OK調
節したミキシングロール(西村工機製、直径77叫、長
さ190咽の二本ロール式、回転速度23.8 RP 
M )を用い
【混練しながら先に調製した添加調合物を
添加し、その後更1fC20分間混練をつづけ、シート
状物を得た。 このシート状物の小片を油圧式熱プレス機(自家製理研
′Irft機油圧ユ1ット使用)を用い、温度を160
 ’O1圧力を15 Ky /lriで2分間保持j−
1大きさが縦×横X厚さ100Hx 150問x 20
0 ;rmのフィルムを得た。 以上の方法により得られたフイルノ・につい°(、帯電
防止性、透明性及び表面状態の測定を行なつた結果及び
同様の方法により有機化合物、金属塩をそれぞれ単独で
添加した比較例(1〜10)の測定結果を第1表に示す
。 これらの結果かられかるように、有機化合物のみを添加
した場合、表面固有抵抗は】010Ω以上、体積固有抵
抗は10  Ω・α以上である。又、金属塩ののみを添
加した場合は、表面固有抵抗は10 0 以上、体積固
有抵抗は1017Ω・α以上であるが、本発明によるフ
ィルムの表面固有抵抗は有機化合物単独の場合に比べ百
分の1乃至十分の1となり、又体積固有抵抗も1万分の
1以下となった。 又、これらの実施例は、全て透明性を有しており光線透
過率は80%以上であった0更にヒートシール性につい
ても、170’Ox2秒でヒートシールした部分の剥離
強度が4 Kg / 15 mm以上あり、ヒートシー
ル性がある事も確認した。 (実施例及び比較例に用いた添加物) A−I   NN−ビス(2−ヒドロキシエチル)ステ
アリルアミンA−2ステアリルアミド・エチレンオキサ
イド付加物A−3グリセリン・ラメリン酸モノエステル
B−1ヨウ化カリウム B−2塩化マグネシウム・6水和物 B−3臭化カリウム 実施例(9) 本実施例はポリオレフィン樹脂としてポリプロピレン(
商品名:住友ノーブレン FL−6315G)を用い実
施例(1〜8)と同様の方法により第1表記載の添加物
配合によりフィルムを作製して性能を評価したものであ
る・ ただし、ポリプロピレンの混絆温度な160〜180°
Cとし、又、フィルムを作成する熱ブンス温度を250
0とした。 以上の方法により得られたフィルムについて、帯電防止
性、透明性及び表面状態について測定した結果及び同様
の方法により有機化合物及び金属塩をそれぞれ単独で添
加した比較例(11〜12)の測定結果を第1表に示す
。 これらの結果からもわかるように、レジンがポリプロピ
レンの場合も、ポリエチレンの場合と同様に本発明によ
るフィルムはすぐれた帯電防止効果、透明性を有してい
た。 特許出願人 株式会社 興 人 手続補正書 昭和57年11月17日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 ■、事件の表示 昭和57年特π「願第14・8486号2、発明の名称 帯電防上性ポリオレフィン組成物 3、 補正をする渚 事件との関係  特許出願人 住所 東京都港1フ、釣橋−丁目1番1号明i、fll
書 5 捕型の内拝 添付全久訂正明細四のとおり 明   細   判 1、発明の名称 帯電防止性ポリオレフィン組成物 2、特許請求の範囲 1 アルキルアミン、アルキル“アミド、多価アルコー
ル及びこれらの誘導体から成る有機化合物群から選ばれ
た1種又は2種以上の有機化合物とアルカリ金属及び°
アルカリ土類金属のハロゲン化物から成る金属塩鮮から
選ばれた1種又は2種以上の金属塩とが添加されている
事を特徴とする透明性があり且帯電防止件のすぐれたポ
リオレフィン組成物。 8 発明の詳細な説明 本発明は、有機化合物と金属塩とを配合する事〔以下余
白〕 により、帯Tlj防止性がすぐれた11τリオレフイン
組成物およびそれを成2i!j してなるフィルムに関
するものである。 ポリオレフィン系1iI4脂は、その優れた化学的およ
び物理的性質により、成形品、フィルムなどとして広(
使用され【いるが、他の多くのプラスチックと同1・p
、高い幇5気抵抗を有するため、摩擦などKより!?電
気を帯びやすく、はこりなどの付着によりフィルム表面
に汚れを生じたり、使用場所によっては帯電した静電気
によるスパークにより、可燃性溶剤等に引火し、火災又
は爆発を起す原因となる。更K、近年急速に普及しくき
た集積回路素子(IC)等は、数百ポルトの静電、気に
より内部回路が破壊され、不良品となる笠の障害がある
ため、これらの包装用フィルム、袋外その他の相打等に
はすぐれた帯電防止性を付力する必要がある。 従来、熱可塑性4&l脂に帯yイ防111性をイXJ与
する方法とし【 (1)各種の界面活性剤を表面塗布又は内部添加する。 (2)カーボンブラック、カーボンファ・fバー、金桟
粉、金属繊維等の導電性充填材料を内部添加する。 (3)表面に金MQf411膜を形成させる。 などが知られズいる。 しかしながら、上記の界面活性剤の表面塗布あるいは内
部添加する方法により作製された帯層、防止性ブラスチ
ッ°り材料の表面固有抵抗はおおむね+010Ω以上で
あり、高度の帯電防止性を必要としない用途に用いられ
ている。 又、上記のカーボンブラック、カーボンファイバー、金
属粉、金属繊維等の導電性充填材料を内部添加する方法
に、J:C)作製された帯電防止性材料の成型物の表面
固有抵抗及び体積固有抵抗は極めて低く高度の帯電防止
性を必要とする用途に用いられているが、これらは薄い
フィルム状であっても不透明であるため、袋内に一1!
1人した内写物を外部から確認出来ない等の欠点を有し
又いる。即ち透明性があり、目帯電防止性のすぐれたポ
リオレフィン組成物の開発が望まれている。 又、上記の表面に金属薄膜を形成させる方法により作製
された帯電防止性の材料は、例えば表面に貴金属を蒸着
したフィルムが市販されており、蒸着面の帯電防止性が
すぐれ、肚透明性も町成り良いものがある。しかし、両
路が高いこと等の欠点があり、特殊な用途に限定され凡
用的でない。 以上のように、各々のタイプの帯電防止性材料の成形物
は一長一短がある。 本発明は、すぐれた帯電防止性、透明性、熱接着性を有
し、目、安価な組成物とそのフィルムを提供する事を目
的として鋭意研究を重ねた結果、ポリオレフィンに有機
化合物と金属塩とを添加する事により、本発明に到達し
たものである□すなわち、本発明は、アルキルアミン、
アルキルアミド、多価アルコール及びこれらl透導体か
ら成る有機化合物群から選ばれた1種又は2種以上の有
機化合物とアルカリ金属、アルカリ土類金属のハロゲン
化物からなる金属塩鮮から選ばれた1種又は2種以上の
金属塩とを併せてボリオレフイノ樹脂に添加する事より
成り、中でも金属塩が塩化マグネシウム、沃化カリウム
又ハ鵠化カリウムの集合、’R’rにすぐれた帯電防止
効果を有するポリオレフィン成型物を与える。 更に詳述すると、アルキルアミン、アルキルアミド、多
価アルコール及び、これらのM fi 体U、帯矩、防
止剤としてポリオレフィン系樹脂又は、その他の樹脂に
配合する事は公知である。(例えば特公昭52−800
 ]、 5号、特公昭56−李01 61)号) し7かし、これらの方法による成形品は、透明性は有す
るが帯1(防止性tま、表面固有抵抗が1010Ω以」
二のレベルであり又、これらの帯電防止剤を多量に用い
ると、浸出(ブリード)により、表面にべとつきを生じ
たり、扮末状物が堆積して透明性を損なう等の11□害
がある〇 本発明者らは、かかる単独使用においてtよ、満足でき
る帯電防止性能が得られにくいアルキルアミン、アルキ
ルアミド、多価アルコール及びこれらの誘導体とアルカ
リ金属、アルカリ土類金属ラムノハロゲン化物とを併用
してポリオレフィンffI脂に添加した組成物が、極め
てすぐれた帯電防止性能を示す事を発見した。 又、本発明に用いたハロゲン化物を岸独に添加し【も、
当然の事ながら、すぐれた帯電防止性は得られない。 このように、単独である一定量添加しても、帯電防止効
果が十分でない有機化合物と帯電防止効果が殆んどない
金属塩とを併用する事により相乗効果があられれ、帯電
防止効果が著しく改善される事がわかった。例えば表面
固有抵抗は百分の1乃至十分の1に低下した。しかも、
体積固有抵抗も著しく改善されて、1万分の1以下に改
善された〇かかる改善の効果は、各成分を単独に添加し
た場合の性能からは、全く予期しないところである。 本発明におい1適用される有機化合物として、具体的な
化合物を例示すると、次のものがあげられる。 (1)  アルキル7ミン及びこれらの誘導体(2)フ
ルキルアミド及びこれらの誘導体q + r = O〜
20 (3)  多価アルコールエステル及びその誘導体CH
,OOC拳11         R:C,〜C□のア
ルキル基Cl0(CH,CHIO)pHp+q:O〜2
0CH,O(むH,CH,0)QH X:RCO又はH (R: C,〜C2Iのアルキル基) n:2〜2〇 −R旨1−C>〜cyrの1)レキゴレ鳩−Cn、oH 又・本発明Kl史用される金属塩として、11体的な化
合物を例示すると次のものがあげられる。 塩化ナトリウム、地化カリウム、塩化リチウム、塩化マ
グネシウム、塩化カルシウム、臭化ナトリウム、臭化マ
グネシウム、臭化カリウム、沃化ナトリウム、沃化マグ
ネシウム、沃化カリウム等のハロゲン化物、又、本発明
におけるポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン−11ポリメチルペンテン
及びこれらを主体とする共重合物又はブレンド物、及び
アイオノマー(匈脂が1吏用さrするり 不発明姓:おいて、前述の有機化合物及び金属塙を添加
するにあたり、適用しようとするポリオレフィン系楕脂
100重景部に対し、有機化合物を0.05〜20重量
部、金属塩を0.1〜50重鰻部を用いるのが好ましい
。有機化合物及び金属塩の飛がそれぞれ上記の範囲未満
のものは、導4を性の改良効果が小さく、又上記範囲超
過のものは、成型后の透明性のイ斤下及びべとつきなど
が発生する。 ポリオレフィン樹脂に前記有機化合物及び金属−を添加
する方法について述べると、まず、金属塩は可能な限り
微粉末状にしておく事が望ましい。 次に、有機化合物及び金属塩微粉末をそれぞれ添加する
かもしくは有機化合物と金属塩微粉末をあらかじめ混合
した後、ポリオレフィン樹脂に任意の適桶な方法により
、添加混合する。例えば押出機混合、ミキシングロール
混合、パンバリーミキザー混合などの方法で行なうこと
が可能である。 又、種々の添加剤、例えば酸化防止剤、消削、アンチブ
ロッキング剤、紫外線吸収剤、顔゛料等を配合し【も、
本発明の妨げにはならない。 つぎK、実施例によっ℃、本発明を説明するが、これら
は、ト1]示的なものであって、本発明は、これにより
限定されるものではない。 尚、実施例中に示した帯電防止性(表面固有抵抗及び体
積固有抵抗)、透明性()f線透過率)、表面状態(べ
とつき、ブリードによる白化)の測定は、試料は組成物
をフィルムに成型したものにつき以下の方法によった。 1、 帯電防止性(表面固有抵抗及び体積固有抵抗)サ
ンプル: 40°0×48時間エージングしたもの試験
法:  JIS K−6911に規定する抵抗率測定法
による。 測定装置:ヒユーレット・パラカード社製 抵抗率セル
−16008A及び高率抵抗計−329A 2、 透明性(光線透過率) サンプル:40°0×48時間エージングしたもの試験
法: JISK−6714に規定する平行光線透過率測
定法による全光線透過率 測定装置二日本電色工業?1jND−H67型3、 べ
とつき サンプル:40’0x48時間エージングしたもの試験
法;室温25 ’Oの中で消浄な指先により接触しべと
つきの徨反す評価し た。 評価基準 0.ブランクと大差なし ム:ヌメリ感がある。 ×:べとつきを感じる0 4、 ブリードによる白化 サンプル:フィルム成形後40’0x48時間エージン
グしたもの 試験法:目視及び指先払拭による 評価基準 ○;指先拭取により透明性が変わらない。 ム:指先拭取により透明性の変 化が小さいもの ×:指先拭取により透明性の変 化が大きいもの 実施例(1〜8) これらの実施例は、ポリオレフィン樹脂として高圧法ポ
リエチレン(商品名:UBgポリエチレン F−222
)を用い、以下の方法によりフィルムな作製し性能を評
価したものであるOまず、添加剤の調合方法について述
べる。第1表記載の種類と鋏の有機化合物及び金属塩を
乳鉢中に採り、加熱により有機化合物を溶融し乳棒によ
り金属塩を粉砕しながら、混合し、次に冷却固化して添
加111合物とした。 ついで、前述のポリエチレンを100〜120′0に調
節したミキシングー−ル(西村工機製、直径77門、長
さ190間の二本ロール式、回転速I! 23.8 R
P M )を用い【混練しながら先に調製した添加調合
物を添加し、その後更に20分間混棟をつづけ、シート
状物を得た0 このシート状物の小片を油圧式熱プレス磯(自家製理研
精機油圧ユニット使用)を用い、温度を160 ’O1
圧力なx5Kf/−で2分間保持し、大きさが樅×横×
厚さ100mmX150門×200μmのフィルムを得
た。 以上の方法により得られたフィルムについ【、帯電防止
性、透明性及び表面状態の測定を行なつた結果及び同様
の方法により有機仕合物、金属塩なそれぞれ単独で添加
した比較例(1−+o)の測定結果を第1表に示す。 これらの結果かられかるように、有機化合物のみを添加
した場合、表面固有抵抗は10100以上、体積固有抵
抗は1014Ω・m以上である。又、金属塩ののみを添
加した場合は、表面固有抵抗は10 0 以上、体積固
有抵抗はIOΩ・m以上であるが、本発明によるフィル
ムの表面固有抵抗は有機化合物単独の場合に比べ百分の
1乃至十分の1となり、又体積固有抵抗も1万分の1以
丁となった。 又、これらの実施例は、全て透明性を有しており光線透
過率は80チ以上であった。更にヒートシール性につい
【も、170 ’OX 2秒でヒートシールした部分の
剥離強度が4Kg/15門以上あり、ヒートシール性が
ある事も確認した。 (実施例及び比較°例に用いた添加物)A−3グリセリ
ン・ラノリン【費モノエステルB−1ヨウ化カリウム B−2塩化マグネシウム・6水和物 +3−3 8化カリウム 実施例(9) 本実施例はポリオレフィン樹脂としてポリプロピレン(
商品名;住友ノーブレン FL−6315G)を用い実
施例(1〜8)と同様の方法により第1表記載の添加物
配合によりフィルムを作製して性能を評価したものであ
る。 ただし、ポリプロピレンの混B温度を160〜180°
0とし、又、フィルムを作成する熱プレス温度を250
 ’Oとした。 以上の方法により得られたフィルムについて、帯電防止
性、透明性及び表面状態について測定した結果及び同様
の方法により有機化合物及び金属塩をそれぞれ単独で添
加した比較例(u −12)の測定結果を第1表に示す
0 これらの結果からもわかるように、レジンがポリプロピ
レンの場合も、ポリエチレンの場合トロ様に本発明によ
るフィルムはすぐれた帯M、防止効果、透明性を有して
いた。 実施例(11〜15) 実施例(1〜8)と同様にして第2表に示すん成分B成
分を配合してフィルムを作製し、その物性を測定した結
果を第2表に示す。 比較例10.13〜]7としてA成分B成分を併用しな
い場合のフィルムの性質を示す。 (添加物) A、−2ステアリルアミン・ポリエチレンオキサイド付
加物 A−5ステアリルアミン・ポリエチレンオキサイド付加
物 A−Q  ポリエチレングリコールモノステアレートA
、 −7アミノエチルエタノールアミンモノステアレー
ト T3−4 塩化リチウム B−5堪化カルゾウム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 アルキルアミン、アルギルアミド、多価アルコー
    ル及びこれらの誘導体から成る有機化合物群から選ばれ
    た1種又は2種以上の有機化合物とマグネシウム、カリ
    ウム及びナトリウムのハロゲン化物から成る金属塩群か
    ら選ばれた1種又はa、 m以上の金属塩とが添加され
    ている事を特徴とする透明性があり且帯電防止性のすぐ
    れたポリオレフィン組成物02、 金属塩が塩化マグネ
    シウムである特許請求の範囲第1項記載のポリオレフィ
    ン組成物。 3、 金属塩が臭化カリウムである特許請求の範囲第1
    項記載のポリオレフィン組成物04、 金属塩が沃化カ
    リウムである%許請求の範囲第1項記載のポリオレフ・
    イン組成物0
JP57143436A 1982-08-20 1982-08-20 帯電防止性ポリオレフイン組成物 Pending JPS5933338A (ja)

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