JP2003321613A - 防曇性フィルム - Google Patents

防曇性フィルム

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JP2003321613A
JP2003321613A JP2002126883A JP2002126883A JP2003321613A JP 2003321613 A JP2003321613 A JP 2003321613A JP 2002126883 A JP2002126883 A JP 2002126883A JP 2002126883 A JP2002126883 A JP 2002126883A JP 2003321613 A JP2003321613 A JP 2003321613A
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film
fatty acid
weight
ester
ethylene
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Tatsuo Tanaka
達夫 田中
Tadashi Nishida
忠史 西田
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Asahi Kasei Corp
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防曇性と滑り等の機械包装適性を同時に満足
するフィルムの提供。 【解決手段】 下記の(a)、(b)、(c)、および
(d)からなる界面活性剤組成物を含有するフィルム。 (a)炭素原子数8〜24の長鎖脂肪酸とモノグリセリ
ンからなるエステル、(b)炭素原子数8〜24の長鎖
脂肪酸とジグリセリンからなるエステル、(c)炭素原
子数8〜24の長鎖脂肪酸とテトラグリセリンからなる
エステル、(d)ポリエ チレングリコール脂肪酸エス
テル

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防曇性に優れるフィ
ルムに関し、更に詳細には優れた防曇性と滑り等のフィ
ルム包装機械特性を有する包装用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】生鮮食品包装用フィルムの需要は、近年
スーパーマーケット、コンビニ等の拡大に伴い更に増大
しつつある。従来これらのフィルムの多くは軟質ポリ塩
化ビニルフィルムが多用されており、その防曇剤として
ソルビタン、ポリグリセリン等の多価アルコールの長鎖
脂肪酸エステルを添加したものであった。しかしフィル
ムの成型時や包装中の溶断時あるいは廃棄焼却時に有害
な塩素系ガスを発生する等の安全・衛生に問題があり、
また地球環境保護の観点からも軟質ポリ塩化ビニルフィ
ルムにかわるフィルムの開発が求められている。そして
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチ
レン等樹脂の開発が進められてきた。かかる包装用フィ
ルムに要求される性能としては、防曇性、透明性、機械
包装適性、巻取工程時の膜間隔離性等がある。
【0003】これらのうち、防曇性は食品から蒸発した
水分がフィルム内面に付着してフィルムが曇るのを防止
(これを防曇性と呼ぶ)することを意味し、防曇性が不
足している場合、フィルム表面が水蒸気によって「曇り
ガラス状」になり包装体の外から内容物が見えなくなる
ために店頭におけるディスプレイ効果が劣り、商品価値
が著しく低下するという問題が起こる。そのため、従来
より防曇性に優れた包装用フィルムの提供が種々検討さ
れてきた。
【0004】食品包装用フィルムに防曇性を付与する防
曇剤として、ソルビタン、グリセリン、ポリグリセリン
等の多価アルコールの脂肪酸エステルがフィルムに添加
されている。しかし、特開2001−247777号公
報に開示されたこれらの防曇剤を使用してフィルムに十
分な防曇性を付与するには、防曇剤の添加量が多くなる
ためフィルム表面にぬめりが生じ、またフィルムの粘着
性や滑り性に悪影響を与えるという問題がある。また、
前記特開2001−247777号公報特定のポリエチ
レン樹脂と防曇剤として食品添加物としても認可されて
いるポリグリセリン脂肪酸エステル等の利用が開示され
ている。しかし従来の非イオン系界面活性剤からなる組
成物を防曇剤として用いた場合、フィルムを構成する樹
脂組成物によっては、市場の要求する防曇性と滑り等の
機械包装適性を同時に満足することは出来ていない。
【0005】一般にLLDPEやVLDPEを表面層に
配したフィルムは表面層にEVAを配した従来の多層フ
ィルムに比べ防曇性が劣るという問題があり、内容物を
包装した包装体のフィルム内面の曇りが市場で要求され
るレベルにまでに至っていない。その原因として、防曇
剤の練り込み性が悪い、ブリードアウト性が劣る為であ
ると考えられる。また、防曇剤を多量に練り込むと、防
曇性が向上するものの、動摩擦係数が増大して、滑り等
の包装機械適性が低下する問題がある。さらに防曇剤を
多量に練り込むことは、押出製膜時にスクリュー内でス
リップ現象が発生して押出変動し、製膜出来ないという
問題も生じる。また、防曇剤を多量に使用するとコスト
が高くなる問題もある。
【0006】そのため、LLDPE、VLDPEやエチ
レン−α−オレフィン共重合体を表面層に配した単層あ
るいは多層フィルムにおいて市場の要求する防曇性と滑
り等の包装機械適性の両方を満足することが困難であ
る。LLDPE、VLDPEやエチレン−α−オレフィ
ン共重合体を表面層に配した単層あるいは多層フィルム
は、ヒートシール可能温度範囲が広いことや光学特性が
向上する点で表面層にEVAを配した多層フィルムと比
べて優れているところがあるが、該フィルムに滑り等の
包装機械適性を低下させることなく、良好な防曇性を付
与することは困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】防曇性と滑り等の機械
包装適性を同時に満足するフィルムの提供。
【0008】
【課題を解決するための手段】LLDPE、VLDPE
やエチレン−α−オレフィン共重合体を表面層に配した
単層あるいは多層フィルムに滑り等の包装機械適性を低
下させることなく、良好な防曇性を付与する界面活性剤
を見出すことは困難であった。上記の実情を鑑み、本発
明者らは鋭意研究を行った結果、特定の組成からなる界
面活性剤と樹脂を組合せて作成したフィルムは、優れた
防曇性と滑り等のフィルム包装機械特性を有することを
見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は下記の通りである。 1.下記の(a)、(b)、(c)、および(d)から
なる界面活性剤組成物を含有するフィルム。 (a)炭素原子数8〜24の長鎖脂肪酸とモノグリセリ
ンからなるエステル、(b)炭素原子数8〜24の長鎖
脂肪酸とジグリセリンからなるエステル、(c)炭素原
子数8〜24の長鎖脂肪酸とテトラグリセリンからなる
エステル、(d)ポリエチレングリコール脂肪酸エステ
【0010】2.下記の(a)、(b)、(c)、およ
び(d)からなる界面活性剤組成物を含有するフィル
ム。 (a)炭素原子数8〜24の長鎖脂肪酸とモノグリセリ
ンからなるエステル25〜72重量%、(b)炭素原子
数8〜24の長鎖脂肪酸とジグリセリンからなるエステ
ル50〜20重量%、(c)炭素原子数8〜24の長鎖
脂肪酸とテトラグリセリンからなるエステル10〜3重
量%、(d)ポリエチレングリコール脂肪酸エステル1
5〜5重量%
【0011】3.前記1.記載の界面活性剤組成物を含
む樹脂組成物からなる層を少なくとも1層有する多層フ
ィルム。 4.高圧法で重合した低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、ポリプ
ロピレン、ポリブテンのうち、少なくともひとつからな
る樹脂100重量部に対し、1.記載の界面活性剤組成
物を0.1〜50重量部含有する樹脂組成物からなる層
を少なくとも1層有するフィルム。 本発明の効果は、(a)〜(d)の界面活性剤がすべて
混合されることにより発現するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、特にその
好ましい態様を中心に詳細に説明する。上記エステルを
構成する脂肪酸成分としては炭素数10〜22程度のも
のが好適である。上記エステルを構成する脂肪酸成分の
炭素数が7以下では、フィルムの滑り性が悪くなること
が好ましくなく、また脂肪酸成分の炭素数が25以上で
は、ブリードアウトした際、白化することがあり好まし
くない。上記エステルを構成する脂肪酸成分は直鎖状の
ものでもよく、また分岐を有するものであってもよい。
また飽和または不飽和のいずれであってもよく、またヒ
ドロキシ基の如き置換基を有する脂肪酸であってもよ
い。より具体的には、ラウリン酸、オレイン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸などを
例示することができる。
【0013】モノグリセリン脂肪酸エステルとしては、
一般にモノエステルの使用が好ましい。ポリグリセリン
脂肪酸エステルは主としてジグリセリン脂肪酸からなる
が、トリグリセリン脂肪酸エステルのごとき他のポリグ
リセリンが少量含まれていてもよい。ポリグリセリン脂
肪酸エステルには、脂肪酸の種類やエステル化率等の相
違により種々のものが存在し、また室温(23℃)で液
状のものから固体のものまであり、いずれも本発明にお
いて使用できる。しかしながら室温で固体状のものは、
多量に配合した場合、フィルム表面に移行した界面活性
剤が表面で固まり、白化する傾向があるために添加量に
留意する必要がある。ポリエチレングリコール脂肪酸エ
ステルとしては、好ましくは分子量100〜1000程
度のポリエチレングリコール、とりわけモノエステルの
使用が望ましい。
【0014】(a)のグリセリンと炭素数8〜24の長
鎖脂肪酸とのエステルは、グリセリンと長鎖脂肪酸とか
らなる公知の方法により合成することができる。このエ
ステル化反応では、一般にモノエステル、ジエステル、
トリエステル等の混合物として得られるが、本発明にお
いては、モノエステル含量が多い。いわゆるモノグリセ
ライドが好ましい。かかるモノグリセライドとしては、
例えばグリセリンモノオレート、グリセリンモノカプレ
ート、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノステ
アレート、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモ
ノベヘネート等が挙げられるが、特にグリセリンモノオ
レートが好ましい。
【0015】(b)、(c)のポリグリセリンと炭素数
8〜24の長鎖脂肪酸とのエステルは、公知の方法によ
り合成することができる。ポリグリセリンと脂肪酸の反
応モル比は適宜選択できるがポリグリセリン1モルに対
し、脂肪酸を1〜2モル反応させるのが好ましい。本発
明において、例えばジグリセリンと称するものであって
も、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テト
ラグリセリン等からなる混合物が挙げられるが、その中
でもジグリセリンとテトラグリセリンを主体とする界面
活性剤を併用することが好ましい。また炭素数8〜24
の長鎖脂肪酸としては、例えばカプリル酸、ラウリル
酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ステアリ
ン酸、ベヘン酸等が挙げられるが不飽和脂肪酸が好まし
く、特にオレイン酸、ラウリル酸が好ましい。本発明に
おいて、界面活性剤組成物における(a)、(b)、
(c)、(d)の組成比は、市場が要求するフィルムの
防曇性と滑りの両方を満足するためには、(a)40〜
65重量%、(b)40〜25重量%、(c)8〜4重
量%、(d)12〜6重量%が好ましい。
【0016】例えば、ジグリセリンモノオレート、ジグ
リセリンジオレート、ジグリセリンモノラウレート、ジ
グリセリンモノラウレート、ジグリセリンジラウレー
ト、ジグリセリンモノステアレート、テトラグリセリン
モノオレート、テトラグリセリンジラウレート、テトラ
グリセリンモノラウレート、テトラグリセリンモノステ
アレート、ヘキサグリセリンモノオレート、ヘキサグリ
セリンモノラウレート、ヘキサグリセリンモノステアレ
ート、デカグリセリンモノオレート、デカグリセリンモ
ノラウレート、テトラグリセリンモノカプリレート等が
挙げられ、特にジグリセリンモノラウレートとテトラグ
リセリンモノラウレートを主体とする界面活性剤が好ま
しい。
【0017】(d)の長鎖脂肪族アルコール又はエチレ
ンオキサイド付加物としては、炭素原子数が12〜18
である長鎖脂肪族又はエチレンオキサイド1〜20モル
付加物が好ましい。例えばラウリルアルコールのエチレ
ンオキサイド5モル付加物、エチレンオキサイド10モ
ル付加物、ステアリルアルコールのエチレンオキサイド
10モル付加物、オレイルアルコールのエチレンオキサ
イド15モル付加物等が挙げられるが、特にラウリルア
ルコールのエチレンオキサイド10モル付加物が好まし
い。特にオレイン酸及びラウリン酸が滑り性、収縮前の
透明性の点から好適に使用される。
【0018】本発明のフィルムを構成する樹脂としては
高圧法で重合した低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、ポリプロピ
レン、ポリブテン等が挙げれられる。また本発明の界面
活性剤を含む多層フィルムの例としては以下が挙げられ
る。 (I)エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−脂肪
族不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−脂肪族不飽和
カルボン酸エステル共重合体から選ばれる少なくとも1
種の共重合体からなる表層(a1)と、内層としてエチ
レン−α−オレフィン共重合体からなる層(b1)、及
びポリプロピレン系樹脂からなる層(c1)をそれぞれ
少なくとも1層有し、請求項1記載の界面活性剤組成物
を含む樹脂脂組成物からなる層を少なくとも1層有する
少なくとも4層からなる多層フィルム。
【0019】(II)密度が0.870〜0.910
g/cm3でかつ融点が60〜100℃であるエチレン
−α−オレフィン共重合体を配したことを特徴とする表
層(a2)と、内層としてエチレン−α−オレフィン共
重合体からなる層(b2)、及びポリプロピレン系樹脂
からなる層(c2)をそれぞれ少なくとも1層有し、請
求項1記載の界面活性剤組成物を含む樹脂脂組成物から
なる層を少なくとも1層有する少なくとも4層からなる
多層フィルム (III)プロピレン系重合体(a3)20重量%〜6
0重量%と、ビカット軟化点が80℃未満のポリオレフ
ィン系エラストマー(b3)10重量%〜50重量%
と、ポリブテン−1系樹脂(c3)10重量%〜40重
量%とから成る内部層を少なくとも1層有し、請求項1
記載の界面活性剤組成物を含む樹脂脂組成物からなる層
を少なくとも1層有し、少なくとも3層構成で成り、8
0℃における熱収縮率が20〜50%であるポリオレフ
ィン系樹脂熱収縮性多層フィルム。
【0020】(IV)エチレン単独重合体及びエチレン
系共重合体から選ばれる一種以上のポリエチレン樹脂
(a4)からなる両表面層とビカット軟化点が60〜7
5℃の範囲にあるポリプロピレン系エラストマー(b
4)又はこれを含む内部層を有し、(B)の融点より3
0℃以上低い温度で、縦横2倍以上に延伸した、少なく
とも三層以上からなり、請求項1記載の界面活性剤組成
物を含む樹脂脂組成物からなる層を少なくとも1層有す
る積層ストレッチシュリンクフィルム。
【0021】(V)芯層がエチレン−プロピレン共重合
体又はエチレン−プロピレン共重合体で、両外層がメル
トインデックス0.5〜10g/minの直鎖状低密度
ポリエチレンで、しかも、該両外層の厚みの和がフィル
ム全体の厚みの10〜90%である延伸加工が施され、
請求項1記載の界面活性剤組成物を含む樹脂脂組成物か
らなる層を少なくとも1層有するストレッチシュリンク
フィルム。 (VI)(a6)プロピレン及び/またはブテン−1成
分含有率が50重量%以上の非晶質ポリオレフィンを2
0〜80重量%と結晶性ポリプロピレンを80〜20重
量%含有してなる樹脂組成物からなる(b6)層及び
(c6)結晶性ポリプロピレンまたはエチレン系樹脂か
らなる層とが、少なくとも2層に積層され、延伸された
フィルムで片方の外層又は両外層が(c6)層より構成
され、請求項1記載の界面活性剤組成物を含む樹脂脂組
成物からなる層を少なくとも1層有するポリオレフィン
系熱収縮積層フィルム。
【0022】本発明の特定の組成からなる界面活性剤を
防曇剤として含む樹脂組成物からなる防曇性フィルム
は、公知の押出製膜機を使用して、前記の樹脂に防曇剤
を添加することにより製造することが出来る。例えば、
前記樹脂と防曇剤とを2軸押出機を用いて混錬し、押出
ペレットとした後、Tダイ押出機法、インフレーション
押出機法によりフィルム化することが出来る。また、防
曇剤を直接、押出製膜時にスクリュー内に注入して、押
出製膜してもよい。さらに、上記樹脂には種々の性質を
付与するために添加剤を添加しても良い。例えば酸化防
止剤、紫外線吸収剤等の耐候剤、アンチブロッキング
剤、難燃剤、粘着剤、着色剤、艶消し剤、帯電防止剤、
酸素や炭酸ガスの吸収剤、ガス吸着剤、鮮度保持剤、消
臭剤、香料等が挙げられる。この他にも本発明の特徴を
損なわない限り、必要に応じて他の成分を添加しても良
い。
【0023】本発明で用いる評価方法は下記の通りであ
る。 《防曇性》500mlの広口ケースに20℃の水を20
0ml入れ、フィルムで口を密封し、このケースを5℃
の冷蔵庫内に30分間入れたのち、このケースを取り出
し、フィルム内面の曇度を調べた。次の判定基準により
5段階で評価を行った。 5:完全に透明で曇りがない 4:わずかに水滴がついているが、ほとんど透明であ
る。 3:大きい水滴が付着し、若干透明度が下がる。 2:小さい水滴が付着し、不透明である。 1:細かい水滴が付着し、全くの不透明である。
【0024】《動摩擦係数》アクリル板に幅200m
m、長さ1mの穴を設けて、この穴にアクリル板と同じ
厚みのポリエチレンの発泡シートを埋め込んだものを可
動板とした。PACKPIA・1991年1月号・p1
96の写真21に示されている水平式摩擦試験機(スレ
ッド固定)を用いて、上記可動板を移動速度1m/mi
nで動かしてスレッドと動摩擦係数を3回測定し、その
平均値を求めた。尚スレッドは500gのステンレス製
でこのスレッドのフィルムと接触する面は64mm×1
00mmの大きさで梨地加工されたものを用いた。動摩
擦係数は機械包装時のフィルムの滑り特性の尺度とな
り、この係数が大きいと包装時のフィルムの破れやトレ
ーの潰れの頻度が大きくなる傾向を示す。
【0025】《包装機械適性》寺岡精工社製突上型包装
機・「AW−2600Jr」(商標、PE仕様機)を用
いて200gの粘土を中央化学社製の「PSPトレーS
K−20F」(商標)に載せて包装した。包装後、仕上
がり状態と包装後のフィルムの破れやトレーの潰れの状
態を観察した。 ○:皺が無くフィルム破れやトレー変形が無い。ないし
は、皺は無いが若干のフィルムの破れやトレー変形があ
る。 △:皺が多く商品としての価値が無い。 ×:フィルム破れやトレーの潰れが発生して包装不可
能。
【0026】《光学特性》ヘイズはASTM−D−10
03に準じて測定を行った。 ◎:ヘイズ≦1.0 透明性に優れる。 ○:1.0<ヘイズ≦1.5 実用上問題無いレベル。 △:1.5<ヘイズ≦3.0 フィルムの白さが気にな
るレベル。 ×:3.0<ヘイズ フィルムの白さが目立つ。
【0027】実施例および比較例において使用した界面
活性剤(及び略記)は次のとおりである。 (添加剤a)グリセリンモノオレート(理研ビタミン社
製「リケマールOL−100」(商標)相当品) (添加剤b)ジグリセリンモノラウレート(理研ビタミ
ン社製「リケマールL−71−D」(商標)相当品) (添加剤c)ポリエチレングリコールモノラウレート
(花王社製「エマノーン1112」(商標)相当品) (添加剤d)テトラグリセリンモノラウレート(阪本薬
品社製「SYグリスターML−310」(商標)相当
品) (添加剤e)ジグリセリンモノオレート(理研ビタミン
社製「リケマールO−71D」(商標)相当品) (添加剤f)オレイン酸ジエタノールアミド(東邦化学
社製「MY−11」(商標)相当品)
【0028】実施例および比較例において使用した樹脂
は次のとおりである。 ・A1:直鎖状低密度ポリエチレン〔密度=0.904
g/ cm3、MI=4.0g/10分〕 ・A2:線状低密度ポリエチレン〔マルチサイト触媒で
重合されたもの、密度=0.920g/cm3、MFR
(190℃)=0.5g/10分〕 ・A3:直鎖状低密度ポリエチレン〔密度=0.920
g/cm3、MI=0.8g/10分〕 ・A4:エチレン−酢酸ビニル共重合体〔密度=0.9
20g/cm3、MI(190℃)=2.0g/10
分〕 ・A5:エチレン−酢酸ビニル共重合体〔VAc=15
wt%、密度=0.940g/cm3、MFR=2.2
g/10分〕
【0029】・A6:エチレン−ヘキセン−1共重合体
〔シングルサイト触媒で重合されたもの、密度=0.9
04g/cm3、MI=4.0g/10分〕 ・A7:ポリオレフィン系エラストマー(ランダムポリ
プロピレンタイプでEPR含量65重量%)〔密度=
0.880g/cm3、MI(190℃)=0.45g
/10分、ビカット軟化点=55℃〕 ・A8:エチレン−オクテン−1共重合体〔オクテン−
1含量:25重量%、密度=0.870g/cm3、M
I=0.5g/10分〕 ・A9:エチレン−ブテン−1共重合体〔密度=0.8
8g/cm3、MFR(190℃)=3.6g/10
分〕 ・A10:エチレン−プロピレン共重合体〔エチレン含
有率4.7wt%〕
【0030】・B1:アイソタクチックポリプロピレン
〔密度=0.900g/cm3、MFR=3.3g/1
0分〕 ・B2:アイソタクチックポリプロピレン〔密度=0.
900g/cm3、MFR=4.0g/10分、融点
(DSC法最高融解ピーク温度)=160℃〕 ・B3:ブテン-プロピレン共重合体〔密度=0.90
0g /cm3、MFR=4.0g/10分〕 ・B4:ポリプロピレン系エラストマー〔プロピレン含
量35重量%、密度=0.89g/cm3、MFR=
0.8g/10分〕 ・B5:プロピレン−ブテン−1共重合体〔プロピレン
含有量65重量%、密度=0.86g/cm3〕 ・B6:結晶性ポリプロピレン〔密度=0.900g/
cm3、MFR=1.0g/10分〕
【0031】
【実施例1】X層としてエチレン−α−オレフィン共重
合体(A1)60重量%とエチレン系共重合体(A4)
40重量%をブレンドしたポリオレフィン系樹脂組成物
に界面活性剤を添加したものと、Y層としてはエチレン
−オクテン−1共重合体20重量%とエチレン系共重合
体(A4)重量65%とイソタクチックプロピレン(B
1)を10重量%とブテン−プロピレン共重合体(B
2)5重量%とをブレンドした樹脂組成物に界面活性剤
を添加したもとZ層としてはイソタクチックプロピレン
(B1)70重量%とブテン−プロピレン共重合体(B
2)30重量%とをブレンドしたものをX/Y/Z/Y
/X(厚み比=10/27.5/25/27.5/10
%)の5層構造にサーキュラー多層ダイにより押出し、
押出したチューブ状の積層体40℃の冷水で冷却して折
り込み、厚さ50μmの原反を得た。このときアニオン
系界面活性剤としてチューブ内にオレイン酸ナトリウム
の6%水溶液(界面活性剤6%+水94%)を充填する
ことにより、チューブ状積層体の内表面に塗布した。
【0032】このときのオレイン酸ナトリウムの塗布量
はフィルム全重量に対し0.005重量%であった。つ
いで折り畳んだ原反を延伸機に送り空気を注入して50
℃に加熱して15℃のエアーで冷却しながら縦方向(T
UR)に2.5倍、横方向(BUR)に4.5倍にチュ
ーブラー延伸し、開度が60°のロール式デフレータ−
で折り込み、デフレーターのメインピンチロールに対す
る速度比が0.90の引取ロールで引き取った。次に温
度が60℃、弛緩率が約10%、横20%で熱処理をし
て巻き取った(フィルムの厚みは11μm)。弛緩率1
0%、横20%で熱処理をして巻き取った(フィルムの
厚みは11μm)。得られたフィルムについて、本文記
載の測定法または評価法による防曇性、動摩擦係数、包
装機械特性、Haze及び総合評価により評価した(実
験No.1)。表1に用いた界面活性剤の割合を重量%
で示し、評価結果も示した。
【0033】
【表1】
【0034】
【実施例2〜3】表1に示すように樹脂組成物に添加す
る界面活性剤組成物の組成及び添加量を変えた以外は、
実施例1と同様にして延伸したフィルムを製造し、各特
性の評価を行った(実験No.2〜3、フィルムの厚み
は11μm )。表1に実施例1と同様の評価をしたフ
ィルムの評価結果を示す。
【0035】
【比較例1〜10】表1に示すように樹脂組成物に添加
する界面活性剤組成物の組成及び添加量を変えた以外
は、実施例1と同様にして延伸したフィルムを製造し、
各特性の評価を行った(実験No.4〜13、フィルム
の厚みは11μm)。表1に実施例1と同様の評価をし
たフィルムの評価結果を示す。
【0036】
【実施例4〜6】両表面層(X層)としてエチレン−α
−オレフィン共重合体(A1)100重量%を用いた以
外は、実施例1と同様に延伸したフィルムを製造し各特
性の評価を行った(実験No.14〜16、フィルムの
厚みは11μm )。表2に用いた樹脂組成物に添加す
る界面活性剤組成物の組成及び添加量と実施例1と同様
の評価をしたフィルムの評価結果を示した。
【0037】
【表2】
【0038】
【比較例11〜20】表2に示すように樹脂組成物に添
加する界面活性剤組成物の組成及び添加量を変えた以外
は、実施例4〜6と同様にして延伸したフィルムを製造
し各特性の評価を行った(実験No.17〜26、フィ
ルムの厚みは11μm )。表2に実施例1と同様の評
価をしたフィルムの評価結果を示した。
【0039】
【実施例7〜9】両表面層(X層)としてエチレン系共
重合体(A4)100重量%を用いた以外は、実施例1
と同様に延伸したフィルムを製造し各特性の評価を行っ
た(実験No.27〜29、フィルムの厚みは11μm
)。表3に樹脂組成物に添加する界面活性剤組成物の
組成及び添加量と実施例1と同様の評価をしたフィルム
の評価結果を示した。
【0040】
【表3】
【0041】
【比較例21〜30】表3に示すように樹脂組成物に添
加する界面活性剤組成物の組成及び添加量を変えた以外
は、実施例7〜9と同様にして延伸したフィルムを製造
し各特性の評価を行った(実験No.30〜39、フィ
ルムの厚みは11μm )。表3に実施例1と同様の評
価をしたフィルムの評価結果を示した。
【0042】
【実施例10〜12】両表面層(X層)としてエチレン
−α−オレフィン共重合体(A6)60重量%、エチレ
ン系共重合体(A5)40重量%からなる樹脂組成物
を、 Y層としてポリオレフィン系エラストマー(A
8)を5重量%、エチレン−α−オレフィン共重合体
(A6)を50重量%、エチレン系共重合体(A5)4
5重量%からなる樹脂組成物を、Z層としてプロピレン
系重合体(B2)40重量%、ポリオレフィン系エラス
トマー(A7)を30重量%、ブテン−プロピレン共重
合体(B2)30重量%からなる樹脂組成物を用いた以
外は、実施例1と同様に延伸したフィルムを製造し各特
性の評価を行った(実験No.40〜42、フィルムの
厚みは11μm )。表4に樹脂組成物に添加する界面
活性剤組成物の組成及び添加量と実施例1と同様の評価
をしたフィルムの評価結果を示した。
【0043】
【表4】
【0044】
【比較例31〜40】表4に示すように樹脂組成物に添
加する界面活性剤組成物の組成及び添加量を変えた以外
は、実施例10〜12と同様にして延伸したフィルムを
製造し各特性の評価を行った(実験No.43〜52、
フィルムの厚みは11μm )。表4に実施例1と同様
の評価をしたフィルムの評価結果を示した。
【0045】
【実施例13〜15】両表面層(X層)として線状低密
度ポリエチレン(A2)とエチレン−ブテン−1共重合
体(A9)とを、95/5の重量比で混合してなる樹脂
混合物に、芯層にポリプロピレン系エラストマー(B
4)からなる樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同
様に延伸したフィルムを製造し各特性の評価を行った
(実験No.53〜55、フィルムの厚みは11μm
)。表5に樹脂組成物に添加する界面活性剤組成物の
組成及び添加量と実施例1と同様の評価をしたフィルム
の評価結果を示した。
【0046】
【表5】
【0047】
【比較例41〜50】表5に示すように樹脂組成物に添
加する界面活性剤組成物の組成及び添加量を変えた以外
は、実施例1と同様にして延伸したフィルムを製造し各
特性の評価を行った(実験No.56〜65、フィルム
の厚みは11μm )。表5に実施例1と同様の評価を
したフィルムの評価結果を示した。
【0048】
【実施例16〜18】両表面層(X層)としてエチレン
−酢酸ビニル共重合体(A5)100重量%と芯層に非
晶質ポリオレフィン(B5)と結晶性ポリプロピレン
(B6)とを、50/50の重量比で混合し、温度20
0℃で30分間溶融混練して調整した樹脂組成物を用い
た以外は、実施例1と同様に延伸したフィルムを製造し
各特性の評価を行った(実験No.66〜68、フィル
ムの厚みは11μm )。表6に樹脂組成物に添加する
界面活性剤組成物の組成及び添加量と実施例1と同様の
評価をしたフィルムの評価結果を示した。
【0049】
【表6】
【0050】
【比較例51〜60】表6に示すように樹脂組成物に添
加する界面活性剤組成物の組成及び添加量を変えた以外
は、実施例1と同様にして延伸したフィルムを製造し各
特性の評価を行った(実験No.69〜78、フィルム
の厚みは11μm )。表6に実施例1と同様の評価を
したフィルムの評価結果を示した。
【0051】
【実施例19〜21】両表面層(X層)として直鎖状低
密度ポリエチレン(A3)と芯層がエチレン−プロピレ
ン共重合体(A10)からなる樹脂組成物を用いた以外
は、実施例1と同様に延伸したフィルムを製造し各特性
の評価を行った(実験No.79〜81、フィルムの厚
みは11μm )。表7に樹脂組成物に添加する界面活
性剤組成物の組成及び添加量と実施例1と同様の評価を
したフィルムの評価結果を示した。
【0052】
【表7】
【0053】
【比較例61〜70】表7に示すように樹脂組成物に添
加する界面活性剤組成物の組成及び添加量を変えた以外
は実施例1と同様にして延伸したフィルムを製造し各特
性の評価を行った(実験No.82〜91、フィルムの
厚みは11μm )。表7に実施例1と同様の評価をし
たフィルムの評価結果を示した。
【0054】
【発明の効果】本発明は、特定の組成の界面活性剤を使
用することにより、従来のLLDPEやVLDPEを表
面層に配したフィルムでは達成できなかった防曇性と滑
り等の機械包装適性の両立の問題を克服し、防曇性と滑
り等の機械包装適性を同時に満足する包装用フィルムを
提供することを可能にした。さらに、本発明のフィルム
は、LLDPEやVLDPE以外の樹脂を表面層に配し
た場合も、防曇性と滑り等の機械包装適性を同時に付与
することが出来るため、幅広く包装用フィルムとして使
用することが出来る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA15 AA20 AA21 AA28X AC10 AE22 AF56 AH04 BA01 BC01 4F100 AH02A AH02H AH02K AK01A AK05A AK06A AK07A AK09A AK62A AK68A AT00B BA02 CA10A CA18A GB15 JK16 JL07 4J002 BB031 BB061 BB101 BB171 EH056 GG02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(a)、(b)、(c)、および
    (d)からなる界面活性剤組成物を含有するフィルム。 (a)炭素原子数8〜24の長鎖脂肪酸とモノグリセリ
    ンからなるエステル、(b)炭素原子数8〜24の長鎖
    脂肪酸とジグリセリンからなるエステル、(c)炭素原
    子数8〜24の長鎖脂肪酸とテトラグリセリンからなる
    エステル、(d)ポリエチレングリコール脂肪酸エステ
  2. 【請求項2】 下記の(a)、(b)、(c)、および
    (d)からなる界面活性剤組成物を含有するフィルム。 (a)炭素原子数8〜24の長鎖脂肪酸とモノグリセリ
    ンからなるエステル25〜72重量%、(b)炭素原子
    数8〜24の長鎖脂肪酸とジグリセリンからなるエステ
    ル50〜20重量%、(c)炭素原子数8〜24の長鎖
    脂肪酸とテトラグリセリンからなるエステル10〜3重
    量%、(d)ポリエチレングリコール脂肪酸エステル1
    5〜5重量%
  3. 【請求項3】 請求項1記載の界面活性剤組成物を含む
    樹脂組成物からなる層を少なくとも1層有する多層フィ
    ルム。
  4. 【請求項4】 高圧法で重合した低密度ポリエチレン、
    中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−
    酢酸ビニル共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合
    体、ポリプロピレン、ポリブテンのうち、少なくともひ
    とつからなる樹脂100重量部に対し、請求項1記載の
    界面活性剤組成物を0.1〜50重量部含有する樹脂組
    成物からなる層を少なくとも1層有するフィルム。
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