JPH1058626A - 食品包装用ストレッチシュリンクフィルム及びその製造方法 - Google Patents

食品包装用ストレッチシュリンクフィルム及びその製造方法

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JPH1058626A
JPH1058626A JP24096896A JP24096896A JPH1058626A JP H1058626 A JPH1058626 A JP H1058626A JP 24096896 A JP24096896 A JP 24096896A JP 24096896 A JP24096896 A JP 24096896A JP H1058626 A JPH1058626 A JP H1058626A
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和宏 浜田
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成満 木山
Osamu Saeki
修 佐伯
Toru Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優れた防曇性を有し、製造から長期間経って
も、収縮後の透明性が優れ、また包装物の開封が容易で
ある多層ポリエチレン系ストレッチシュリンクフィルム
を提供する。 【解決手段】 芯層の組成が、特定の線状低密度ポリエ
チレン70重量%、特定の線状低密度ポリエチレン30
重量%及び界面活性剤組成物1.15重量%(ポリマー
成分に対する添加量)からなり、最内層及び最外層の組
成が、高圧法ポリエチレン30重量%、特定の線状低密
度ポリエチレン20重量%、エチレン−α−オレフィン
共重合体50重量%及び界面活性剤組成物1.15重量
%(ポリマー成分に対する添加量)からなる、三層の未
延伸フィルムを得る。これをチューブラーニ軸延伸装置
に導き、面積延伸倍率20倍に延伸し、三層のストレッ
チシュリンクフィルムを得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品包装用ストレッチシ
ュリンクフィルム及びその製造方法に関する。より詳し
くは本発明は特に食品を主体とする、小売商品のプレパ
ッケージに使用されるストレッチ包装やシュリンク包装
用フィルムとして好適な自動包装機適性及び変形回復性
を有し、種々の被包装物に対して防曇性が優れた多層ポ
リエチレン系ストレッチシュリンクフィルムであり、特
にシュリンク包装前後の透明性が良好で、包装物の開封
が容易である食品包装用ストレッチシュリンクフィルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、肉類、魚介類、野菜、果物、惣菜
等の食品包装用ストレッチフィルムの需要は、スーパー
マーケット、コンビニエンスストアーの拡大にともない
さらに増えつつある。従来、上記ストレッチフィルムと
しては可塑化ポリ塩化ビニルを素材としたフィルムが透
明性及び自己粘着性等において優れた性能を有している
ため、最も多用されているが、大量の可塑剤を使用して
いるため水蒸気の透過量が多くなり、被包装物の目減り
や変質が起こり易いとか、可塑剤が被包装物に移行して
汚染しやすいとか、また、フィルム成型時或いは包装作
業中のフィルム溶断時、さらには廃棄焼却時に有害な塩
化水素ガスが発生する等の安全衛生、公害の問題を有し
ている。このため、可塑化ポリ塩化ビニルに代わるフィ
ルムの開発がポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等のエチレン系樹脂又はポリブタジエン樹脂等で活
発に行われている。
【0003】しかしながら、前記ポリエチレン系樹脂又
はポリブタジエン樹脂等で得られるフィルムは安全衛
生、公害は問題ないものの、ストレッチフィルムとして
はまだ満足すべきものではない。例えば低密度ポリエチ
レンの無延伸フィルムはストレッチ包装しようとして引
き延ばすと、ある部分だけが伸び、極端な厚み斑が発生
するネッキング現象が起こり、変形回復性も小さいため
美麗な包装仕上がりが得られない。また、フィルム強度
も小さく、透明性も十分なものではない。これらの欠点
を解決するため、2軸延伸により、高度の延伸配向をセ
ットする試みがなされているが、例えば低密度ポリエチ
レンの場合、加工時に破れてしまうなど技術的な問題点
があり、得られるフィルムは有効な分子配向が行われな
いためフィルム強度も弱く、熱収縮性も融点近い高い温
度でないと発現しない。また、結晶性1,2−ポリブタ
ジエン系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系を主体とし
て、これらに防曇剤、粘着剤を添加して得られたフィル
ムも報告されているが、熱収縮性を発現せず、これらの
フィルムを用いて包装した場合、フィルム強度が弱いた
めにトレーの角などで破れが起こりやすいという欠点を
有している。更に近年、被包装物の多様化に伴い、ヒー
トシール可能なもの、また熱収縮性を併せ持つもの等の
自動包装機適性を有する包装材料が、自動包装機の普及
により望まれてきた。
【0004】本発明者らは、前記のストレッチフィルム
が有する欠点を解決し、これら要望に応えるべく、ポリ
エチレン系樹脂を用いて、熱収縮性及びストレッチ性を
有し、且つ熱板により、ヒートシールが可能であり、水
分が付着してもシール部が剥離しない、収縮包装仕上が
りが良い多層ポリエチレン系ストレッチシュリンクフィ
ルム(1)を提案した(特開平3−215034号公
報)。
【0005】さらに前記多層ポリエチレン系ストレッチ
シュリンクフィルム(1)において、自動包装機の種類
あるいは紙トレーなどのように強度の弱いトレーを包装
する場合に要求される横方向のストレッチ性、あるいは
折り込み性、低温ヒートシール性を改良する多層ポリエ
チレン系ストレッチシュリンクフィルム(2)を提案し
た(特開平8−90737号公報)。この構成は、中間
層が下記(A)の線状低密度ポリエチレンと下記(D)
の線状低密度ポリエチレンを主成分とし、最内層及び最
外層が下記(B)の高圧法ポリエチレン15〜50重量
%と下記(C)のエチレン−α−オレフィン共重合体6
0〜20重量%と下記(D)の線状低密度ポリエチレン
を主成分とし、下記(D)の線状低密度ポリエチレンは
各層に対しての最大添加量を30重量%とし、全層に対
して10〜30重量%添加した組成物からなり、中間層
の厚みが全層の60%以上であり、最内層及び最外層の
厚みがそれぞれ1μm以上である多層ポリエチレン系ス
トレッチシュリンクフィルムである。 (A)密度が0.915〜0.935g/cm3 、MI
が、0.1〜1.5g/10分であり、又、示差走査熱
量計(以下、DSCと略す)による融点測定において、
190℃において30分保持後降温速度10℃/分で2
0℃まで降温し、その後昇温速度10℃/分で昇温する
とき得られる融解曲線のメインピーク温度(融点)が1
21℃以上にあり、且つ、融解熱量が120〜150m
J/mgの範囲にある線状低密度ポリエチレン。 (B)密度が0.917〜0.935g/cm3 、MI
が0.3〜7.0g/10分の高圧法ポリエチレン。 (C)密度が0.870〜0.900g/cm3 、MI
が0.1〜20g/10分、又、DSCによる融点測定
において、190℃において30分保持後降温速度10
℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度10℃/分
で昇温するとき得られる融解曲線のメインピーク温度
(融点)が50〜100℃のエチレン−α−オレフィン
共重合体。 (D)密度が0.890〜0.920g/cm3 、MI
が0.3〜7.0g/10分であり、又、DSCによる
融点測定において、190℃において30分保持後降温
速度10℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度1
0℃/分で昇温するとき得られる融解曲線のメインピー
ク温度(融点)が112℃以上であり、且つ、融解熱量
が75〜130mJ/mgの範囲にある線状低密度ポリ
エチレン。
【0006】また前記多層ポリエチレン系ストレッチシ
ュリンクフィルム(2)において、下記に示す(イ)、
(ロ)、(ハ)、(ホ)からなる界面活性剤組成物を少
なくとも2層以上に0.5〜4.0重量%含有させるこ
とにより、様々な食品に対する防曇性(食品から発生す
る蒸散水分によるフィルム内面の曇りを防止し、内容物
の認識を容易にする)、特に、よりレベルの高い初期防
曇性が要求される肉類や、より長期間の防曇持続性が要
求される野菜類に対する防曇性を改良するポリエチレン
系ストレッチシュリンクフィルム(3)を提案した(特
願平7−61558号)。 (イ)ポリエチレングリコール脂肪酸エステル1種以上 (ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン1種以上 (ハ)ポリオキシエチレンアルキルエーテル1種以上 (ホ)少なくとも1種以上が25℃以上の融点を有する
ジグリセリン脂肪酸エステル1種以上
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)〜(3)のポリエチレン系ストレッチシュリンク
フィルムは、保管温度で異なるが、製造してから長期間
が経過したフィルムを使用すると、収縮前は優れた透明
性を有しているにもかかわらず、収縮包装後の透明性が
低下し、内容物が見えにくく、商品イメージを低下させ
る問題が発生しやすい。特に保管温度が高くなる夏場が
顕著であり、雰囲気温度35℃中では、2〜3週間の保
管で収縮包装後の透明性が低下するため、ユーザーでの
使用時に問題となることがあった。そして保管雰囲気温
度の高い夏場でも、長期間にわたって製造直後の品質が
維持され、収縮前はもちろんながら、収縮後の透明性も
良好である(ヘイズ値で1.0%以下が目安)フィルム
の開発が望まれている。
【0008】また最近では、フィルム包装物の取り外し
易さ(易開封性)が問題として認識されてきている。ス
トレッチ包装分野も同様であり、特にコンビニエンスス
トアー等で販売されている蓋付き容器に入った惣菜、弁
当類に対し、問題意識が大きい。開封性の劣るフィルム
包装物では、開封する際に手間がかかるだけでなく、ト
レー、内容物等の被包装物を変形させ、商品価値を損な
ったり、開封時に過度な力を入れてトレー等で怪我をす
る場合もある。開封方法は、それぞれの包装システムに
より異なるが、例えばミシン目のように連結した小さな
孔をフィルムに与え、それに沿って引き裂き伝搬させよ
うとするもの、あるいはフィルムのある部分に切り込み
(ノッチ)を入れ、その上に開封方向等を表示した開封
ラベルを貼り、ラベルを引っ張ると共にフィルムを引き
裂き伝搬させるもの等があり、引き裂き伝搬によって出
来た開封部分から、包装フィルムを取り外し、内容物を
取り出すことが出来る。いずれも包装されたフィルムが
開封方向に容易に引き裂き伝搬する性質(開封方向の引
裂強度が小さいこと)が重要となる。
【0009】したがって、本発明は、優れた防曇性を有
し、製造から長期間経っても、収縮後の透明性が優れ、
また包装物の開封が容易である多層ポリエチレン系スト
レッチシュリンクフィルムを提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、特定の界面活性剤組
成物を添加したポリエチレン系積層体を延伸処理してな
るフィルムが、その目的に適合し得る事を見いだし本発
明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明の構成は下記のとおりであ
る。 1. 中間層が下記(A)の線状低密度ポリエチレンと
下記(D)の線状低密度ポリエチレンを主成分とし、最
内層及び最外層が下記(B)の高圧法ポリエチレン15
〜50重量%と下記(C)のエチレン−α−オレフィン
共重合体60〜20重量%と下記(D)の線状低密度ポ
リエチレンを主成分とし、下記(D)の線状低密度ポリ
エチレンは各層に対しての30重量%未満とし、全層に
対して10〜30重量%添加した組成物からなり、少な
くとも1層以上に下記に示す(イ)、(ロ)、(ハ)、
(ニ)からなる特定の界面活性剤組成物を0.5〜3.
0重量%配合し、中間層の厚みが全層の60%以上であ
り、最内層及び最外層の厚みがそれぞれ1μm以上であ
ることを特徴とする食品包装用ストレッチシュリンクフ
ィルム。 (A)密度が0.915〜0.935g/cm3 、メル
トインデックス(以下MIと略す)が、0.1〜1.5
g/10分であり、又、示差走査熱量計(以下、DSC
と略す)による融点測定において、190℃において3
0分保持後降温速度10℃/分で20℃まで降温し、そ
の後昇温速度10℃/分で昇温するとき得られる融解曲
線のメインピーク温度(融点)が121℃以上にあり、
且つ、融解熱量が120〜150mJ/mgの範囲にあ
る線状低密度ポリエチレン。 (B)密度が0.917〜0.935g/cm3 、MI
が0.3〜7.0g/10分の高圧法ポリエチレン。 (C)密度が0.870〜0.900g/cm3 、MI
が0.1〜20g/10分、又、DSCによる融点測定
において、190℃において30分保持後降温速度10
℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度10℃/分
で昇温するとき得られる融解曲線のメインピーク温度
(融点)が50〜100℃のエチレン−α−オレフィン
共重合体。 (D)密度が0.890〜0.920g/cm3 、MI
が0.3〜7.0g/10分であり、又、DSCによる
融点測定において、190℃において30分保持後降温
速度10℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度1
0℃/分で昇温するとき得られる融解曲線のメインピー
ク温度(融点)が112℃以上であり、且つ、融解熱量
が75〜130mJ/mgの範囲にある線状低密度ポリ
エチレン。 (イ)ポリエチレングリコール脂肪酸エステル :混合比10〜30重量% (ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン :混合比20〜45重量% (ハ)ポリオキシエチレンアルキルエーテル :混合比10〜30重量% (ニ)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル:混合比10〜30重量%
【0012】2. 中間層が下記(A)の線状低密度ポ
リエチレンと下記(D)の線状低密度ポリエチレンを主
成分とし、最内層及び最外層が下記(B)の高圧法ポリ
エチレン15〜50重量%と下記(C)のエチレン−α
−オレフィン共重合体60〜20重量%と下記(D)の
線状低密度ポリエチレンを主成分とし、下記(D)の線
状低密度ポリエチレンは各層に対しての最大添加量を3
0重量%とし、全層に対して10〜30重量%添加した
組成物からなり、少なくとも1層以上に下記に示す
(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)からなる界面活性剤組
成物を0.5〜3.0重量%配合し、中間層の厚みが全
層の60%以上であり、最内層及び最外層の厚みが後工
程の延伸処理後それぞれ1μm以上となるように溶融共
押出しし、一旦急冷固化した未延伸フィルムを延伸配向
可能な温度域で数2で表される抗張力Sが40≦S≦1
30Kg/cm2 となる条件で延伸することを特徴とす
る上記1.記載の食品包装用ストレッチシュリンクフィ
ルムの製造方法。 (A)密度が0.915〜0.935g/cm3 、MI
が、0.1〜1.5g/10分であり、又、示差走査熱
量計(以下、DSCと略す)による融点測定において、
190℃において30分保持後降温速度10℃/分で2
0℃まで降温し、その後昇温速度10℃/分で昇温する
とき得られる融解曲線のメインピーク温度(融点)が1
21℃以上にあり、且つ、融解熱量が120〜150m
J/mgの範囲にある線状低密度ポリエチレン。 (B)密度が0.917〜0.935g/cm3 、MI
が0.3〜7.0g/10分の高圧法ポリエチレン。 (C)密度が0.870〜0.900g/cm3 、MI
が0.1〜20g/10分、又、DSCによる融点測定
において、190℃において30分保持後降温速度10
℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度10℃/分
で昇温するとき得られる融解曲線のメインピーク温度
(融点)が50〜100℃のエチレン−α−オレフィン
共重合体。 (D)密度が0.890〜0.920g/cm3 、MI
が0.3〜7.0g/10分であり、又、DSCによる
融点測定において、190℃において30分保持後降温
速度10℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度1
0℃/分で昇温するとき得られる融解曲線のメインピー
ク温度(融点)が112℃以上であり、且つ、融解熱量
が75〜130mJ/mgの範囲にある線状低密度ポリ
エチレン。 (イ)ポリエチレングリコール脂肪酸エステル :混合比10〜30重量% (ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン :混合比20〜45重量% (ハ)ポリオキシエチレンアルキルエーテル :混合比10〜30重量% (ニ)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル:混合比10〜30重量%
【0013】
【数2】 (但し、pはバブル内圧(Kg/cm2 )、dはバブル
径(cm)、tはフィルムの厚み(cm)を示す。)
【0014】なお、上記のDSC測定は8〜10mgを
アルミパンに封入し窒素気流中にて実施し、190℃に
おいて30分保持後降温速度10℃/分で20℃まで降
温し、直ちに昇温速度10℃/分で昇温するとき得られ
る融解曲線のピークトップ温度(メインピーク温度)及
び融解熱量を測定した。
【0015】本発明の効果は、(イ)〜(ニ)の界面活
性剤がすべて混合されることにより発現するものであ
り、以下に説明する作用は、必ずしも単独で添加した場
合に発現するとは限らない。 (イ)ポリエチレングリコール脂肪酸エステルとして
は、脂肪酸基の炭素数は8〜22のいずれかが主成分で
あれば良く、不飽和結合を有したものも用いられ、オレ
イン酸及びラウリン酸が滑り性、収縮前の透明性の点か
ら好適に使用される。ポリエチレングリコール部分の分
子量は特に制限は無いが、透明性、防曇性の点からは、
600以下が好ましい。 (ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミンとしては、脂
肪酸基の炭素数は8〜22のいずれかが主成分であれば
良く、不飽和結合を有したものも用いられ、オレイン酸
及びラウリン酸が、界面活性剤のブリード促進、収縮前
の光沢性及び透明性、粘着性の点で好適に使用される。 (ハ)ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、
脂肪酸基の炭素数は8〜22のいずれかが主成分であれ
ば良く、不飽和結合を有したものも用いられ、オレイン
酸、ラウリン酸、ステアリン酸が、防曇性、特には初期
防曇性の点で好適に使用される。 (ニ)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと
しては、脂肪酸基の炭素数は8〜22のいずれかが主成
分であれば良く、不飽和結合を有したものも用いられ
る。その中でも、高い雰囲気温度で長期間保存されたフ
ィルムロールを収縮させた時の透明性低下を抑制する点
及び易開封性、初期防曇性の点からパルミチン酸が好適
に使用される。ポリエチレン系樹脂にポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステルが添加される場合は、ブリ
ード促進作用が目的である事が多いが、本発明の界面活
性剤組成物においては、その他の界面活性剤の過剰なブ
リードを抑制し、収縮後の透明性低下を抑える効果が見
られる。また、延伸により配向方向の引裂強度が低下傾
向にあることは当然であるが、界面活性剤を添加する
と、引裂強度の低下傾向が小さくなる場合が多い。しか
し、本発明の界面活性剤組成物中におけるポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステルの添加は、引裂強度の
低下傾向が大きくなる傾向を示す。
【0016】(イ)〜(ニ)の界面活性剤の混合比は、
(イ)10〜30重量%、(ロ)20〜45重量%、
(ハ)10〜30重量%、(ニ)10〜30重量%であ
り、それぞれの界面活性剤の作用が同時に満足する範囲
であればよい。特に(ニ)ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステルの混合比は、10重量%未満であると
上述の作用が発現せず、30重量%を超えると界面活性
剤組成物のブリードが抑制される傾向にあり、ブロッキ
ングを生じ、滑り性低下、収縮前の透明性低下、防曇性
低下などの問題を生じる。
【0017】本発明において、(イ)〜(ニ)の界面活
性剤の他に添加できる界面活性剤としては、融点が25
℃以上のジグリセリン脂肪酸エステル(例えば、ジグリ
セリンステアリン酸エステル、ジグリセリン牛脂脂肪酸
エステル等)や、常温で液状であり、本発明のフィルム
の特性への影響が少ないソルビタンモノオレイン酸エス
テル、ジグリセンリンオレイン酸エステル等が挙げられ
る。(イ)〜(ニ)の界面活性剤による包装後の防曇効
果は、保存温度により異なるが、5〜15℃保存で、約
4〜7日間である。また、しょうが、きのこ類のよう
に、さらなる防曇持続性が要求される場合は、融点が2
5℃以上のジグリセリン脂肪酸エステル、例えば、ジグ
リセリンステアリン酸エステル、ジグリセリン牛脂脂肪
酸エステル等を更に添加する事で2週間の防曇効果を得
る事が出来る。しかし、これらの成分は、長期間保存さ
れたフィルムロールを収縮させた時の透明性低下を発生
しやすい傾向にあるため、多層フィルムの芯層のみに添
加することが好ましい。また、(イ)〜(ニ)以外の界
面活性剤の添加は、本発明の目的に支障をきたさない範
囲であり、好ましくは添加する全界面活性剤組成物中3
0重量%以下で使用される。
【0018】上記(イ)〜(ニ)からなる界面活性剤組
成物の添加量は0.5〜3.0重量%であり、0.5重
量%未満では、各防曇剤の特性が同時に発現しにくく、
また延伸性が劣る傾向にあり、3重量%を超えても本発
明の効果の向上は見られず、コストの面より好ましくな
い。この(イ)〜(ニ)からなる界面活性剤組成物は、
0.5〜3.0重量%の添加量範囲内であれば、1層以
上のどの層に配合してもよい。好ましくは全層に配合す
る。この場合、良好な防曇性能が製造直後から長期間に
わたり安定して得られる。
【0019】本発明の中間層において用いられる線状低
密度ポリエチレン(A)は、密度が0.915〜0.9
35g/cm3 、MIが、0.1〜1.5g/10分で
あり、又、DSCによる融点測定において、融解曲線の
メインピーク温度(融点)が121℃以上にあり、且
つ、融解熱量が120〜150mJ/mgの範囲にある
ものであり、具体的には、エチレンとプロピレン、ブテ
ン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1、オ
クテン−1、デセン−1、ドデセン−1を含む炭素数3
〜20個、好ましくは炭素数が4〜8個の1種または2
種以上のα−オレフィンとの共重合体が挙げられ、好ま
しくはエチレンと4−メチル−ペンテン−1との共重合
体、エチレンとブテン−1との共重合体、エチレンと4
−メチルペンテン−1、ブテン−1との3元共重合体、
エチレンとオクテン−1、ブテン−1との3元共重合体
が好適である。
【0020】上記樹脂(A)の密度が0.915g/c
3 未満の場合はフィルムの腰(特に縦方向)が小さく
なりすぎ自動包装機での走行性が安定せず折り込み不良
が発生する欠点があり、密度が0.935g/cm3
越える場合はストレッチ性が低下する。MIが0.1g
/10分未満の場合は加工性が低下する点で好ましくな
く、1.5g/10分を越えると延伸加工を行う際のチ
ューブの延伸安定性が低下し好ましくない。また、DS
C測定におけるメインピーク温度(融点)が121℃未
満の場合あるいは融解熱量が120mJ/mg未満の場
合は、フィルムの耐熱性が低下し、ヒートシール適性温
度及び熱収縮適性温度範囲の上限が低くなり好ましくな
く、150mJ/mgを越える場合は引裂強度及び延伸
加工時の均一延伸性が低下する点で好ましくない。
【0021】中間層には上記線状低密度ポリエチレン
(A)及び(D)の他に15重量%以下の他のエチレン
系共重合体を含有することが出来る。このようなエチレ
ン系共重合体としては例えば後述の低融点エチレン−α
−オレフィン共重合体、高圧法ポリエチレン、エチレン
とプロピレンの共重合体、エチレンとメタクリル酸との
共重合体、エチレンとアクリル酸との共重合体が例示さ
れる。上記の他のエチレン系共重合体が15重量%を越
えると低抗張力における延伸時の延伸安定性が不十分と
なる。
【0022】本発明において最内層及び最外層に用いら
れる、密度が0.917〜0.935g/cm3 、MI
が0.3〜7.0g/10分の高圧法ポリエチレン
(B)は後述のエチレン−α−共重合体(C)を低温ヒ
ートシール性付与第一成分とし、それと併用してブロッ
キング抑制効果を有する低温ヒートシール性付与第二成
分として添加される。樹脂(B)の密度が0.917g
/cm3 未満の場合は、ブロッキング抑制効果が小さく
なり、滑り性及びロール剥離性が悪くなり自動包装機適
性に支障を生じ、0.935g/cm3 を越える場合に
は粘着性が小さくなり、折り込み不良の原因となる。ま
た、MIが、0.3g/10分未満の場合は成形加工
性、透明性及び光沢性が低下し好ましくなく、7.0g
/10分を越える場合は熱収縮包装後の透明性、光沢性
が低下する傾向にあり好ましくない。
【0023】本発明において低温ヒートシール性付与第
一成分として用いられるエチレン−α−オレフィン共重
合体は、密度が0.870〜0.900g/cm3 、M
Iが0.1〜20g/10分、又、DSCによる融点測
定において、融解曲線のメインピーク温度(融点)が5
0〜100℃のエチレン−α−オレフィン共重合体であ
り、例えばエチレンとプロピレン、ブテン−1、ペンテ
ン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、オク
テン−1、デセン−1、あるいはこれらの混合物との共
重合体が挙げられ、特にエチレンとブテン−1との共重
合体が好適に用いられる。
【0024】樹脂(C)の密度が0.870g/cm3
未満のものは低温ヒートシール性は良好になるが、界面
活性剤組成物を添加してもフィルムのブロッキングが起
きやすく、密度が0.900g/cm3 を越えるものは
低温ヒートシール性が小さくなり好ましくない。またM
Iが0.1g/10分未満のものは線状低密度ポリエチ
レンの場合と同様に加工性の低下及びストレッチ性の低
下の点で好ましくない。20g/10分を越えるものは
延伸チューブの安定性が悪くなるという問題点がある。
【0025】本発明において線状低密度ポリエチレン
(D)は、横方向ストレッチ性を付与する目的で各層に
添加される。また、最内外層に添加される場合は低温ヒ
ートシール付与第二成分としての効果を示すものもある
が、ブロッキングを生じ易いため、上述の樹脂(B)と
併用されなければならない。用いる線状低密度ポリエチ
レン(D)としては例えばエチレンとプロピレン、ブテ
ン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1、オ
クテン−1、デセン−1、ドデセン−1を含む炭素数3
〜20個、好ましくは炭素数が4〜8個の1種または2
種以上のα−オレフィンとの共重合体が上げられる。
【0026】上記樹脂(D)の密度は0.890〜0.
920g/cm3 の範囲であるが、好ましくは0.89
5〜0.915g/cm3 の範囲である。密度が0.8
90g/cm3 未満の場合はフィルムの腰が小さくな
り、密度が0.920g/cm3 を越える場合には横方
向ストレッチ性改良効果がない。またMIは、0.3〜
7.0g/10分の範囲であるが、好ましくは1.0〜
5.0g/10分の範囲である。MIが0.3g/10
分未満であると横方向ストレッチ性改良効果が小さくな
り、7.0g/10分を越えるとストレッチ性改良効果
は変わらないが、チューブ延伸安定性が低下する傾向に
あるため好ましくない。DSC測定におけるメインピー
ク温度が112℃未満あるいは融解熱量が75mJ/m
g未満になると、特に中間層に添加した場合のフィルム
の耐熱性が低下し、130mJ/mgを越えると横方向
ストレッチ性改良効果が無くなり好ましくない。
【0027】本発明において各層に添加される線状低密
度ポリエチレン(D)の配合比は全層に対して10〜3
0重量%であり、10重量%未満の場合横方向ストレッ
チ性付与の効果が小さく好ましくなく、30重量%を越
えるとフィルムの耐熱性及び縦方向のフィルムの腰が低
下し好ましくない。最内外層に添加される高圧法ポリエ
チレン(B)の配合比は、15〜50重量%であり、1
5重量%未満の場合は低温ヒートシール性及びブロッキ
ング抑制効果がなくなり、50重量%を越える場合は、
粘着性が低下し好ましくない。
【0028】また本発明において最内層及び最外層に添
加されるエチレン−α−オレフィン共重合体(C)の配
合比は60〜20重量%であり、20重量%未満の場合
は低温ヒートシール性が劣り自動包装機でのトレー底面
の熱板ヒートシール性が悪いものとなる。また、粘着性
が小さくなり自動包装機における粘着性を利用した製袋
がうまくできず好ましくない。逆に60重量%を越える
場合は、低温ヒートシール性、ストレッチ性は良好であ
るが、界面活性剤組成物を添加した場合でもフィルムロ
ールから繰り出し時のロール剥離性、自動包装機での滑
り性、フィルム同士の粘着性を同時に満足する性能を得
ることが出来ない。
【0029】以上の各成分の他に各層には、樹脂組成物
と相まってフィルムのロールからの剥離性、自動包装機
との滑り性、包装、梱包作業の効率を向上させる為の滑
り性を付与する目的で適量の滑剤、ブロッキング防止
剤、帯電防止剤など通常使用される添加剤がそれぞれの
有効な作用を具備させる目的で適宜添加することができ
る。
【0030】本発明において、全層に対する中間層の厚
さが60%未満であると延伸時のバブルの安定性が悪く
なり、また、延伸後の最内層、最外層の厚さがそれぞれ
1μm未満の場合は低温ヒートシール性が発揮出来ず、
いずれも本発明の目的を発揮できない。
【0031】前記の各層の厚さの制限、即ち中間層の厚
さが全体の60%以上、最内外層の延伸後の厚さがそれ
ぞれ1μm以上であるとの条件を満たす範囲で、前記の
中間層と最内層又は最外層の間に1層又は2層以上のポ
リエチレン系樹脂層を含んでも良い。このような層を構
成する事が出来るポリエチレン系樹脂としては例えば汎
用の線状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン−α−オレ
フィン共重合体、高圧法ポリエチレン、エチレンとプロ
ピレンとの共重合体、アイオノマー、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレンとメタクリル酸との共重合体、
エチレンとアクリル酸との共重合体等が例示される。
【0032】本発明の延伸フィルムを製造するに用いる
未延伸フィルムを製造する方法及びこの未延伸フィルム
を延伸して延伸フィルムを製造する方法は公知の手段で
行うことができるが、抗張力Sが40≦S≦130kg
/cm2 となる条件で延伸することが必要であり、以
下、最内層、中間層、最外層、の三層からなる管状製
膜、延伸の場合を例にあげ、具体的条件を説明する。
【0033】まず、各層に対して前記の特定範囲の樹脂
組成物を3台の押出機により加熱溶融・混練して三層環
状ダイスからチューブ状に共押出し、延伸する事なく一
旦急冷固化して得た未延伸フィルムを作製する。得られ
たチューブ状未延伸フィルムを例えば図1に示すような
チューブラー延伸装置に供給し、配向可能な温度範囲、
例えば中間層樹脂の融点以下10℃、好ましくは融点以
下15℃よりも低い温度でチューブ内部にガス圧を適用
して膨張延伸により同時2軸延伸を起こさせるが、この
時抗張力Sが40≦S≦130kg/cm2 となるよう
に調節することが必要である。
【0034】
【図1】
【0035】抗張力Sが40kg/cm2 未満の場合
は、横方向ストレッチ性は良好になるが、縦方向のフィ
ルムの腰が低下し、折り込み性が悪くなり、また延伸バ
ブルの安定性が低下する傾向にある他、得られるフィル
ムの変形回復性が低下し、本発明の特徴の一つでもある
収縮包装後の戻り性が悪い。抗張力Sが130kg/c
2 を越えると、得られるフィルムの熱収縮性は優れる
が、50%伸張したときの横方向引張抵抗が大きくな
り、伸度も小さくなり、横方向ストレッチ性の改良を達
成することが出来ない。
【0036】延伸倍率は、良好な強度等の物性バランス
を得るためには縦横同程度であるのが好ましいが、得ら
れる延伸フィルムの縦方向の腰及び横方向のストレッチ
性をより効果的に発現させるためには、やや縦方向の延
伸倍率を高めにする方が良い。延伸倍率は面積倍率で8
〜25倍が好ましい。尚、前記のようにして延伸され、
延伸装置から取り出したフィルムは必要に応じてアニー
リングすることが出来る。また防曇剤を更に早くブリー
ドさせる目的で、コロナ放電等の処理も行う事が出来
る。
【0037】
【実施例】以下 実施例により本発明を更に具体的に説
明する。なお、実施例において使用した界面活性剤(及
び略記)は次のとおりである。 (イ−a):ポリエチレングリコールオレイン酸エステ
ル(エチレングリコールの付加モル数4.5) (ロ−a):ポリオキシエチレンオレイルアミン(エチ
レンオキサイドの付加モル数2) (ハ−a):ポリオキシエチレンオレイルエーテル(エ
チレンオキサイドの付加モル数5.5) (ニ−a):ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミ
テート(エチレンオキサイドの付加モル数20) (ニ−b):ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレ
ート(エチレンオキサイドの付加モル数20) (ホ−a):ソルビタンモノオレイン酸エステル (ホ−b):ソルビタントリオレイン酸エステル (ヘ−a):ジグリセリン牛脂脂肪酸エステル (ヘ−b):ジグリセリンオレイン酸エステル
【0038】また、実施例における評価は以下の方法に
従った。 (1)収縮包装後のヘイズ 製造後、35℃雰囲気中に1ヶ月間保存したフィルムロ
ールと収縮トンネルを備えたストレッチ自動包装機を用
いて、巾105mm、長さ195mm、深さ20mmの
発砲ポリスチレン製のトレーに高さ約10cmのりんご
2個をのせて、ストレッチシュリンク包装を行い、その
包装品のヘイズ値をJIS K6714により測定し
た。 (2)引裂強度 引裂強度測定方向を長辺とし、長辺62mm、短辺50
mmの長方形の試料を作成し、軽荷重引裂試験機を用い
て、フィルムの縦方向の強度を測定した。 (3)開封性 収縮トンネルを備えたストレッチ自動包装機を用いて、
巾120mm、長さ180mm、高さ45mmの弁当用
容器(ふた付き)をストレッチシュリンク包装した。そ
の際、製袋後、収縮させる前に、容器上面のフィルムに
V字の切り込みを入れてシュリンク包装し、切り込みの
上に開封ラベルを貼った。V字の逆方向が開封方向(フ
ィルムでは縦方向に対応)になるようにして、開封性を
評価した。その評価は、以下の基準をもとに行った。 ○:開封時の抵抗が全く気にならず、縦方向にスムーズ
に引き裂き伝搬し、容易に包装フィルムを外すことが出
来た。 ×:開封中に引き裂き伝搬の抵抗が大きくなる部分があ
り、フィルムが伸びながら斜め方向に引き裂けて、伝搬
が中断したり、開封ラベルがフィルムから剥がれたりし
て、包装フィルムの取り外しが困難であった。 (4)防曇性 長さ20cm、幅10cm、深さ1.8cmの発砲ポリ
スチレン製トレーに、豚ばら肉150g(冷蔵品)を入
れ、ストレッチシュリンク包装後5℃雰囲気のオープン
ショーケースに保存し、24時間後のフィルム内面の観
察評価を行った。評価は、以下の基準をもとに行った。 ○:フィルム内面に薄い水膜が見られるが、内容物はは
っきりと識別出来る。 △:フィルム内面にうろこ状の厚い水膜が見られ、内容
物がぼやけて見える。 ×:フィルム内面に小さな水滴が見られ、内容物が識別
出来ない。
【0039】実施例1 <芯層原料> (A) 密度0.920g/cm3 、MI=0.5g/
10分、DSCによる融点測定において、190℃にお
いて30分保持後降温速度10℃/分で20℃まで降温
し、その後昇温速度10℃/分で昇温するとき得られる
融解曲線のメインピーク温度(融点)124℃、融解熱
量143mJ/mgの線状低密度ポリエチレン 70重
量% (D) 密度0.905g/cm3 、MI=0.8g/
10分、DSCによる融点測定において、190℃にお
いて30分保持後降温速度10℃/分で20℃まで降温
し、その後昇温速度10℃/分で昇温するとき得られる
融解曲線のメインピーク温度(融点)123℃、融解熱
量100mJ/mgの線状低密度ポリエチレン 30重
量% (界面活性剤組成物) 表1に示す。界面活性剤組成物
は、前記(A)、(D)からなるポリマー成分に対し
1.15重量%添加。
【0040】<最内層原料> (B)密度0.922g/cm3 、MI=2.0g/1
0分の高圧法ポリエチレン 30重量% (C)密度0.88g/cm3 、MI=3.6g/10
分、DSCによる融点測定において、190℃において
30分保持後降温速度10℃/分で20℃まで降温し、
その後昇温速度10℃/分で昇温するとき得られる融解
曲線のメインピーク温度(融点)74℃のエチレン−ブ
テン共重合体 50重量% (D)密度0.919g/cm3 、MI=1.0g/1
0分、DSCによる融点測定において、190℃におい
て30分保持後降温速度10℃/分で20℃まで降温
し、その後昇温速度10℃/分で昇温するとき得られる
融解曲線のメインピーク温度(融点)が121℃、融解
熱量116mJ/mgの線状低密度ポリエチレン 20
重量% (界面活性剤組成物) 表1に示す。界面活性剤組成物
は、前記(B)、(C)、(D)からなるポリマー成分
に対し1.15重量%添加。 <最外層原料>最内層原料と同じ。
【0041】最内層原料、芯層原料、最外層原料を3台
の押出機(最内層用、中間層用、外層用)でそれぞれ1
70〜240℃で溶融混練し、厚み比が最内層:芯層:
最外層=1:8:1になるように各押出機からの押出量
を調節して、240℃に保った3層環状ダイスのスリッ
トより下向きに押し出した。環状ダイスのスリットの直
径は75mmでスリットのギャップは0.8mmであっ
た。押し出された三層構成溶融チューブ状フィルムをダ
イス直下に取り付けた外径76mmで内部に20℃の冷
却水を循環している円筒状マンドレルの外表面を摺動さ
せながら外側は水槽を通すことにより水冷して室温にて
冷却して引き取り、直径約75mm、厚さ約240μの
チューブ状未延伸フィルムを得た。このチューブ状未延
伸フィルムを図1に示したようなチューブラー二軸延伸
装置に導き、膨張延伸を行った。この時、予熱器4の環
状赤外線ヒーターの電流を調節し、予熱器出口のフィル
ム温度を調節した。主熱器5の8本の環状赤外線ヒータ
ーを4区分して各々の電流を調節してフィルムを加熱
し、主熱器下方よりチューブに沿って流れる空気を供給
する中で低速ニップロール2、高速ニップロール3間の
環状フィルムに加圧空気を送り込んで空気圧と低速、高
速ニップロールの周速比によって縦5.0倍、横4.0
倍(面積延伸倍率20倍)にバブル延伸し、厚さ約13
μの延伸フィルムを製造し、チューブ状のフィルムを2
枚に開き、巻き長さを200mとし、紙管に巻き取っ
た。延伸中の安定性は良好で延伸点の上下動や延伸チュ
ーブの摺動もなく、ネッキングなどの不均一延伸状態も
観察されなかった。
【0042】得られたフィルムロールを、35℃雰囲気
中に1ヶ月間保存した後、自動包装機にてりんご2個の
ストレッチシュリンク包装を行った。自動包装機適性に
特に問題は無く、包装仕上がり、収縮前後ともフィルム
の透明性も良好であった。また開封方向となるフィルム
の縦方向の引裂強度も低く、実際の包装品の開封も容易
に行うことが出来た。更に初期防曇性についても評価を
行い、良好であることが確認出来た。評価結果を表1に
示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】実施例2〜4 表1に示すように、界面活性剤組成物の組成、及び界面
活性剤組成物のポリマー成分に対する添加量をかえた以
外は、実施例1と同様にして延伸フィルムを製造し、各
特性の評価を行った。評価結果を表2に示す。いずれの
実施例においても、延伸中の安定性は良好で延伸点の上
下動や延伸チューブの摺動もなく、ネッキングなどの不
均一延伸も観察されなかった。得られたフィルムを実施
例1と同様に評価したところ、いずれも実施例1で得ら
れたフィルムと同様に良好な自動包装機適性、収縮包装
後の透明性、易開封性及び防曇性を示した。
【0046】比較例1〜5 界面活性剤組成物の成分、混合比、添加量を表1に示す
ようにかえた他は、実施例1と同様にして延伸フィルム
を製造し、各特性の評価を行った。評価結果を表2に示
す。比較例1、3、4は、延伸中の安定性は良好で延伸
点の上下動や延伸チューブの摺動もなく、ネッキングな
どの不均一延伸状態も観察されなかったが、比較例5は
延伸点の上下動や延伸チューブの摺動が若干見られ、ネ
ッキングなどの不均一延伸状態も少し観察され、比較例
2ではやや延伸点の上下動や延伸チューブの摺動が見ら
れ、ネッキングによる不均一延伸の傾向も観察され、や
や厚みムラが大きかった。比較例1で得られたフィルム
は、自動包装機適性に問題は無く、収縮前のフィルムの
外観は良好であったが、収縮後では外観が劣っていた。
引裂強度は高く、易開封性も劣っていた。防曇性は良好
であった。比較例2は自動包装機にかけると、折り込み
不良が少し発生した。収縮前からフィルムの外観が劣
り、収縮包装後も変わらず、外観が劣っていた。引裂強
度もやや高く、易開封性は劣り、また防曇性も全く不十
分なものであった。比較例3は自動包装機適性に問題は
無く、収縮前、後とも外観は良好であり、引裂強度も低
く、易開封性も良好であった。しかし防曇性が不十分で
あった。比較例4は自動包装機にかけると、折り込み不
良が少し発生した。収縮前からフィルムの外観が劣り、
収縮包装後も変わらず、外観が劣っていた。引裂強度は
低く、易開封性を示したが、防曇性は不十分であった。
比較例5は自動包装機にかけたところ、折り込み不良が
少し発生した。収縮前からフィルムの外観が劣り、収縮
包装後も変わらず、外観が劣っていた。引裂強度は低
く、易開封性を示し、防曇性も良好であった。
【0047】参考例1〜3 表1に示すように、界面活性剤組成物の組成、及び界面
活性剤組成物のポリマー成分に対する添加量をかえた以
外は、実施例1と同様にして延伸フィルムを製造し、各
特性の評価を行った。評価結果を表2に示す。参考例
1、2とも、延伸中の安定性は良好で延伸点の上下動や
延伸チューブの摺動もなく、ネッキングなどの不均一延
伸も観察されなかった。参考例1及び2で得られたフィ
ルムは、自動包装機適性に問題はなく、収縮前のフィル
ムの外観は良好であったが、収縮後では外観が劣ってい
た。また引裂強度が高く、易開封性も劣っていた。参考
例1の防曇性は良好であったが、参考例2は不十分な防
曇性であった。
【0048】
【発明の効果】特定の界面活性剤組成物を添加したポリ
エチレン系積層体を延伸処理して得られる本発明のフィ
ルムは、優れた防曇性を有し、製造から長期間経って
も、収縮前及び収縮後の透明性が優れ、また包装物の開
封が容易である食品包装用ストレッチシユリンクフィル
ムである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いた二軸延伸装置の説明用断面図で
ある。
【符号の説明】
1 未延伸フィルム 2 低速ニップロール 3 高速ニップロール 4 予熱器 5 主熱器 6 冷却エヤーリング 7 折りたたみロール群

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間層が下記(A)の線状低密度ポリエ
    チレンと下記(D)の線状低密度ポリエチレンを主成分
    とし、最内層及び最外層が下記(B)の高圧法ポリエチ
    レン15〜50重量%と下記(C)のエチレン−α−オ
    レフィン共重合体60〜20重量%と下記(D)の線状
    低密度ポリエチレンを主成分とし、下記(D)の線状低
    密度ポリエチレンは各層に対しての30重量%未満と
    し、全層に対して10〜30重量%添加した組成物から
    なり、少なくとも1層以上に下記に示す(イ)、
    (ロ)、(ハ)、(ニ)からなる特定の界面活性剤組成
    物を0.5〜3.0重量%配合し、中間層の厚みが全層
    の60%以上であり、最内層及び最外層の厚みがそれぞ
    れ1μm以上であることを特徴とする食品包装用ストレ
    ッチシュリンクフィルム。 (A)密度が0.915〜0.935g/cm3 、メル
    トインデックス(以下MIと略す)が、0.1〜1.5
    g/10分であり、又、示差走査熱量計(以下、DSC
    と略す)による融点測定において、190℃において3
    0分保持後降温速度10℃/分で20℃まで降温し、そ
    の後昇温速度10℃/分で昇温するとき得られる融解曲
    線のメインピーク温度(融点)が121℃以上にあり、
    且つ、融解熱量が120〜150mJ/mgの範囲にあ
    る線状低密度ポリエチレン。 (B)密度が0.917〜0.935g/cm3 、MI
    が0.3〜7.0g/10分の高圧法ポリエチレン。 (C)密度が0.870〜0.900g/cm3 、MI
    が0.1〜20g/10分、又、DSCによる融点測定
    において、190℃において30分保持後降温速度10
    ℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度10℃/分
    で昇温するとき得られる融解曲線のメインピーク温度
    (融点)が50〜100℃のエチレン−α−オレフィン
    共重合体。 (D)密度が0.890〜0.920g/cm3 、MI
    が0.3〜7.0g/10分であり、又、DSCによる
    融点測定において、190℃において30分保持後降温
    速度10℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度1
    0℃/分で昇温するとき得られる融解曲線のメインピー
    ク温度(融点)が112℃以上であり、且つ、融解熱量
    が75〜130mJ/mgの範囲にある線状低密度ポリ
    エチレン。 (イ)ポリエチレングリコール脂肪酸エステル :混合比10〜30重量% (ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン :混合比20〜45重量% (ハ)ポリオキシエチレンアルキルエーテル :混合比10〜30重量% (ニ)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル:混合比10〜30重量%
  2. 【請求項2】 中間層が下記(A)の線状低密度ポリエ
    チレンと下記(D)の線状低密度ポリエチレンを主成分
    とし、最内層及び最外層が下記(B)の高圧法ポリエチ
    レン15〜50重量%と下記(C)のエチレン−α−オ
    レフィン共重合体60〜20重量%と下記(D)の線状
    低密度ポリエチレンを主成分とし、下記(D)の線状低
    密度ポリエチレンは各層に対しての最大添加量を30重
    量%とし、全層に対して10〜30重量%添加した組成
    物からなり、少なくとも1層以上に下記に示す(イ)、
    (ロ)、(ハ)、(ニ)からなる界面活性剤組成物を
    0.5〜3.0重量%配合し、中間層の厚みが全層の6
    0%以上であり、最内層及び最外層の厚みが後工程の延
    伸処理後それぞれ1μm以上となるように溶融共押出し
    し、一旦急冷固化した未延伸フィルムを延伸配向可能な
    温度域で数1で表される抗張力Sが40≦S≦130K
    g/cm2 となる条件で延伸することを特徴とする食品
    包装用ストレッチシュリンクフィルムの製造方法。 (A)密度が0.915〜0.935g/cm3 、MI
    が、0.1〜1.5g/10分であり、又、示差走査熱
    量計(以下、DSCと略す)による融点測定において、
    190℃において30分保持後降温速度10℃/分で2
    0℃まで降温し、その後昇温速度10℃/分で昇温する
    とき得られる融解曲線のメインピーク温度(融点)が1
    21℃以上にあり、且つ、融解熱量が120〜150m
    J/mgの範囲にある線状低密度ポリエチレン。 (B)密度が0.917〜0.935g/cm3 、MI
    が0.3〜7.0g/10分の高圧法ポリエチレン。 (C)密度が0.870〜0.900g/cm3 、MI
    が0.1〜20g/10分、又、DSCによる融点測定
    において、190℃において30分保持後降温速度10
    ℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度10℃/分
    で昇温するとき得られる融解曲線のメインピーク温度
    (融点)が50〜100℃のエチレン−α−オレフィン
    共重合体。 (D)密度が0.890〜0.920g/cm3 、MI
    が0.3〜7.0g/10分であり、又、DSCによる
    融点測定において、190℃において30分保持後降温
    速度10℃/分で20℃まで降温し、その後昇温速度1
    0℃/分で昇温するとき得られる融解曲線のメインピー
    ク温度(融点)が112℃以上であり、且つ、融解熱量
    が75〜130mJ/mgの範囲にある線状低密度ポリ
    エチレン。 (イ)ポリエチレングリコール脂肪酸エステル :混合比10〜30重量% (ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン :混合比20〜45重量% (ハ)ポリオキシエチレンアルキルエーテル :混合比10〜30重量% (ニ)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル:混合比10〜30重量% 【数1】 (但し、pはバブル内圧(Kg/cm2 )、dはバブル
    径(cm)、tはフィルムの厚み(cm)を示す。)
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