JPH03143485A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH03143485A
JPH03143485A JP1285197A JP28519789A JPH03143485A JP H03143485 A JPH03143485 A JP H03143485A JP 1285197 A JP1285197 A JP 1285197A JP 28519789 A JP28519789 A JP 28519789A JP H03143485 A JPH03143485 A JP H03143485A
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threading
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needle bar
sewing
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Masao Ogawa
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B87/00Needle- or looper- threading devices
    • D05B87/02Needle- or looper- threading devices with mechanical means for moving thread through needle or looper eye
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B55/00Needle holders; Needle bars
    • D05B55/14Needle-bar drives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、縫針の目礼に糸を通す糸通し装置を備えたミ
シンに関する。
〔従来の技術] 従来、糸通し装置を備えたミシンでは、特開昭63−8
9194号公報にあるように、糸通し用フックによって
縫針の目礼に糸を通す前に、糸張り部材、すなわち糸通
し時に糸を目礼の前面又は背面に張り渡す部材に、糸を
掛は渡す作業を行なうか、あるいは糸の端を手で持って
、目孔の前面又は背面に、糸を張り渡して後、糸通し用
フックを目孔に貫入させ、これを張り渡した糸に引っ掛
けて、目孔に糸を通していた。
又、このように、目孔に向って糸通し用フックを移動さ
せる糸通し装置では、目礼の位置を糸通し用フックが目
礼に貫入および脱出するのを阻害するものがないところ
、すなわち、糸通し用フックが目礼に貫入するときに押
え足等が進路を遮ることのないところまで上昇させてか
ら、□糸通しを行なっていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の糸通し装置を備えたミシンでは、
下記に示す問題があった。
即ち、 [I]目礼の前又は背面に糸を張り渡す前に、縫針の目
礼を所定位置まで上昇させる必要があり、糸通し作業が
煩雑になる。
[−■]糸張り部材に糸を掛は渡してから糸通しを行な
う場合には、目孔を上昇させるために上軸を回すと、縫
針の上下動の行程によっては縫針が一旦下降することが
あり、針棒に取り付けられた糸案内が糸を糸コマや糸張
り部材側から引き出して、糸張り部材が張った糸を弛ま
せることがあった。このため、糸が目孔の前面又は背面
の所定位置に張られず、糸通しが失敗することがあった
[I[1]糸の端を手で持って張り渡す場合には、針棒
下端の糸案内に通した糸を手で持って、上軸を回すと、
縫針の上下動の行程によっては縫針が一旦下降すること
があり、糸を張っているミシンの操作者に恐怖感を与え
ることが考えられた。
したがって、前記[II]、[■]の両方とも糸張りに
先立って縫針の目孔を所定の位置まで移動させておかね
ばならなかった。
本発明は前記課題を解決することにより、予め縫針の目
孔を所定位置まで移動させる操作を行なうことなく糸を
掛けたり、又は手で糸を張ることを可能にするのを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するための手段として、本発明のミシン
は、縫製に合わせて上下動の行程を繰り返す針棒の下端
に支持された縫針の目孔に糸を通す糸通し装置を備えた
ミシンにおいて、前記糸通し装置の操作に応答して、前
記針棒を前記行程の如何に拘らず上方向に移動し、所定
位置に位置決めする針棒上昇手段を備えることを要旨と
する。
[作用] 本発明のミシンは、ミシンの糸通し装置が操作されたと
き、針棒上昇手段により、針棒が縫製に合わせて上下動
する行程に拘らず上方向に移動し、所定位置に位置決め
される。この後、糸通し装置によって、縫針の目孔に糸
が通される。
したがって、糸コマから新たに糸を引き出して糸を弛ま
せたり、又は縫針の先が下降して恐怖感を与えたりする
ことがなくなるため、針棒を位置決めする前に、糸を所
定部材に掛けたり、又は手で張ったりすることが可能に
なる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例であるミシンの一部分を示す
斜視図である。第2図はその要部を示す分解斜視図であ
る。上軸1は、図示しないミシンモータにより回転駆動
されるように構成されており、上軸1に取り付けられた
釣合重り2には、クランクピン4が立設され、このクラ
ンクピン4に回動可能にクランクロッド6の一端が挿入
されている。また、クランクロッド6の他端には、針棒
抱き8が回動可能に挿入されており、この針棒抱き8は
針棒10に摺動可能に嵌装されている。この針棒抱き8
には、針棒10の径方向に窪まされたクラッチ溝12(
第3図参照〉が水平に形成されている。
そして、針棒10には、針棒爪台14が固定されており
、針棒爪台14に挿入された支点ピン16により揺動可
能に支承されたクラッチ爪18が設けられている。この
支点ピン16に挿入され、クラッチ爪18に針棒10と
直交方向に立設されたクラッチピン20に一端が係合さ
れたねじりコイルばね22により、クラッチ爪18の先
端が前記針棒抱き8のクラッチ溝12に嵌合する方向に
付勢されると共に、クラッチ爪18とクラッチ溝12と
が係脱可能にされている。更に、針棒抱き8の所定位置
に位置決めストッパ24(第3図参照)が止めねじ25
により針棒10に固定されている。この位置決めストッ
パ24には針棒10の軸方向と直交するストッパ面24
aが突出形成されている。
また、前記針棒10は、針棒支枠26に上下方向1習動
可能に支承されており、針棒10の下端には、糸案内2
8aが取り付けられた針抱き28及び締付ねじ30によ
り縫針32が支持されている。
この針棒支枠26に併設されて糸通し機構33が設けら
れており、針棒支枠26に針棒10と平行に糸通し棒3
4が、その軸線周りに回動可能にかつ上下方内因動可能
に支承されて配設されている。
そして、糸通し捧34の下端には、糸通し用フック36
が設けられており、この糸通し用フック36は、糸通し
棒34が回動されたときに、周知のリンク機構38を介
して縫針32の目孔32aに向かって揺動されるように
構成されている。
一方、糸通し棒34の上側には、第3図に示すように、
作動ピン40が糸通し棒34を軸方向に貫通するように
挿入固定されている。この作動ピン40は、糸通し棒3
4を降下させた際に、前記位置決めストッパ24のスト
ッパ面24aに突き当たるようにされており、突き当た
った際に糸通し用フック36と縫針32の目孔32aと
の高さが同じ高さとなるように、位置決めストッパ24
が針棒10に止めねじ25により固定されている。
そして、糸通し棒34には、中空状の作動杆42が摺動
可能に挿入されると共に、作動ピン40と作動杆42と
の間には圧縮ばね44が介装されている。また、第2図
に示すように、作動杆42の外周には外周に沿って円弧
状にかつ上方に延びた案内溝46が形成されており、こ
の案内溝46に、前記作動ピン40の一端が係合するよ
うにされている。作動杆42の上端には、糸通し棒34
の径方向に突出した当接部48か形成されており、作動
杆42の外周にはフック部49が形成されて、このフッ
ク部49と針棒支枠26に一体的に形成された図示しな
いフックとの間にばね50が張設されて、作動杆42を
上方に付勢している。
前記作動杆42が挿入されている糸通し棒34を摺動自
在に支持する針棒支枠26の上端には、第1図に示すよ
うに、L型の支持軸51の一端が回動可能にかつ抜は止
めされて挿入されており、また支持軸51の他端は、図
示しないミシン機枠に固定された糸通し支枠52に回動
可能にかつ止めねじ54により抜は止めされて挿入され
ている。
また、支持軸51と針棒爪台14との間にばばね55が
張設されて、針棒爪台14を介して針棒10を上昇方向
に付勢している。
そして、糸通し支枠52には、糸通し棒34と平行に案
内棒56が固定されており、この案内棒56には、本実
施例では前記作動杆42と別体に設けられた移動台58
が摺動可能に挿入されている。この移動台58には、摺
動方向に沿った溝60が形成されており、この溝60に
は案内棒56に立設されたピン62が係合されて、移動
台58の開動の際の回り止めがなされている。また、移
動台58の上端には、作動杆42の方向に突出した突起
部64が形成されており、この突起部64の作動杆42
側には逆転スイッチ65が固定されている。逆転スイッ
チ65は、移動台58が縫針32方向にtX動した際に
、その本体65aが第3図に示すように、当接部48に
当接する位置に取り付けられている。逆転スイッチ65
を「オン」させるための操作部65bは、当接部48に
開けられた開口部48aの上方に配設されており、この
開口部48aを通った糸通し棒34の上端部34aに押
されることによって「オン」操作される。
上述構成により、逆転スイッチ65は、作動杆42が1
習動され、糸通し棒34が回動して、糸通し用フック3
6が目孔32aに貫入する直前まで揺動されたとき、糸
通し棒34の上端部34aに押されて「オン」状態とな
る。尚、移動台58の下端には、切離ピン66が前記ク
ラッチピン20と平行に立設されている。
前記針棒支枠26には、2本のビス68により案内棒5
6と平行に揺動軸70が固着されており、この揺動軸7
0には切離板72が揺動可能に支承されている。そして
、揺動軸70に巻回されたねじりコイルばね74により
、切離板72がクラッチピン20と切離ピン66との軸
方向と平行になるように付勢されている。また、切離板
72には、移動台58の開動と共に移動する切離ピン6
6に対して、傾斜面を有する山型部76が形成されてお
り、切離ピン66が移動した際に、この山型部76を押
し下げて、切離板72を揺動させることができるように
されている。そして同時に、この切離板72の揺動によ
り、針棒10の全上下動範囲で、切離板72が前記クラ
ッチピン20に接触して、クラッチピン20を押し上げ
、クラッチピン20を介してクラッチ爪18をクラッチ
溝12から離脱するように揺動させることができるよう
にされている。尚、本実施例では、針棒10が最上位置
にあるときに限り、切離板72を揺動しても、切離板7
2がクラッチピン20を押し上げないように切欠72a
が形成されている。
逆転スイッチ65が取り付けられ、作動杆42を摺動さ
せるための移動台58は、第2図に示すように、溝60
が形成された面に対して裏面側に向って直角に折り曲げ
られた板状部分58aを有しており、この板状部分58
aの側部には、触動方向に向かって歯が形成されたラッ
ク部78が設けられている。このラック部78には、糸
通し支枠52に回動可能に支承されたピニオンギヤ80
が歯合されている。ピニオンギヤ80は、はすば歯車8
2と一体的にされて糸通し支枠52に回動可能に支承さ
れており、はすば歯車82には糸通し支枠52に取り付
けられた糸通しパルスモータ84の回転軸に取り付けら
れたウオーム歯車86が歯合されている。
一方、針棒10の上端の軸方向延長上に、針棒10の上
端と隙間Sが形成されるように、針棒支枠26に取り付
けられたストッパ88が配設されている。更に、前記針
棒10と平行に押え棒166がミシン機枠に上下動可能
に支承されており、その下端にはカロエ布を押える押え
足170が取り付けられている。そして、押え棒166
には、止めねじ172により押え棒抱き174が固着さ
れており、この押え棒抱き174を介して押え棒166
を下方に付勢するコイルばね176が押え棒166に巻
回されている。
また、押え棒抱き174の下面には、ミシン機枠に回動
可能に支承された押え上げレバー178が設けられてお
り、この押え上−げレバー178の近傍には、図示しな
い押え足上昇アクチュエータが配設されており、押え棒
166を上昇させることができるようにされている。更
に、押え上げレバー178には、図示しない糸調子用カ
ム面が形成されており、この糸調子用カム面は、ミシン
機枠に取り付けられた支点ピン184により回動可能に
支承された解放レバー186の一端に当接するようにさ
れている。押え上げレバー178を操作した際に、この
解放レバー186をばね188の付勢力に抗して揺動さ
せるようにされている。
解放レバー186に、凸部190が形成されて、押え上
げレバー178が時計方向に揺動され、押え足170が
上昇された際にオンされる押え足検出スイッチ192が
設けられている。
縫針32を上下動する上軸1には、第1図に示すように
、NPI上軸位相検出器194とNP2上軸位相検出器
196とが設けられている。NP1上軸位相検出器19
4は、上軸1とともに回転するNP1シャッタ198と
、ミシン機枠に固定されたNPI発光ダイオード200
およびNPIフォトトランジスタ202とからなる。N
P2上軸位相検出器196は、NP2シャッタ204゜
NP2発光ダイオード206.NP2フォトトランジス
タ208とからなる。
NPI上軸位相検出器194は、上軸1の回転によって
縫針32が最上位〈上軸の回転角度O°〉に達したとき
から約15°の間(0’〜15°〉1、rNP1信号」
を出力し、NP2上軸位相検出器196は、縫針32が
最上位(Oo)に達して後、更に上軸1が45°回転し
たときから約15°の間(45°〜60°)、rNP2
信号」を出力するよう構成されている。
次に、本実施例の電気系統を第4図に示すブロック図に
よって説明する。本実施例のミシンは、電子制御回路3
00によって制御され、電子制御回路300には、縫製
開始・終了を指令する起動停止スイッチ302、糸通し
を指令する糸通しスイッチ304が接続されている。更
に、上軸1の回転に伴って昇降する針棒10の位置に対
応する信号を出力するNPl上軸位相検出器194と、
NP2上軸位相検出器196と、押え足検出スイッチ1
92と、逆転スイッチ65とが接続されている。更に、
電子制御回路300は、糸通しパルスモータ84にパル
スを出力する糸通しパルスモータドライバ312、上軸
1を回転駆動するミシンモータ314に電力を供給する
ミシンモータドライバ316、および押え足を上げる押
え足上昇アクチュエータ320に駆動信号を出力する押
え足ドライバ322にそれぞれ制御信号を出力するよう
に構成されている。
次に、本実施例の糸通し処理について第5図の糸通し処
理ルーチンに基づいて説明する。
ミシンの電源投入後、まず、糸通しパルスモータ84の
原点セットがおこなわれる(ステップ400、以下54
00という。以下同様。〉。縫針32の目孔32aに糸
を通す場合には、まず、作業者により、糸通しスイッチ
304が押下される。
糸通しスイッチ304が「オン」されたことが検出され
るとく5410)、次に糸通しパルスモータ84の移動
量を計数するカウンタKをリセットしく3420)、次
いで、起動停止スイッチ302が停止位置か否かが判断
される(S430〉。
起動停止スイッチ302が停止でなければ、すなわちミ
シンモータ314が回転中であれば、起動停止スイッチ
302を「停止」位置に変更して(S440)、ミシン
モータ314を停止させ、再度糸通しスイッチ304が
「オン」されるまで待機する(S410)。この待機中
に、図示しない天秤および針棒10の糸案内28a等を
経由させた糸がリンク機構38の所定箇所に作業者によ
って掛は渡される。
糸通しスイッチ304が「オン」され(S410〉、か
つ起動停止スイッチ302が「停止」位置であれば(3
430)、次に押え足検出スイッチ192が「オン」か
否か、すなわち押え足170が上げられているか否かを
判断しく3450)、押え足170が上げられていなけ
れば、押え足ドライバ322に押え足上昇アクチュエー
タ320を駆動する信号を出力して、押え足170を上
げ(S460)、再度、糸通しスイッチ304.起動停
止スイッチ302.および押え足検出スイッチ192の
状態の判断を繰り返す(S410−3450〉。
上述した3400−3460の処理により、ミシンモー
タ314が停止され、押え足170が上げられた状態に
なる。この状態で、次に糸通しパルスモータ84を所定
パルス数PLだけ正転方向に回転させ(S470)、そ
のパルス数NをカウンタKに計数(K+−に+N) す
6 (S480)。
これにより、糸通し閑構33は、下記に示すように作動
される。
糸通しパルスモータ84が回転すると、ウオーム歯車8
6、はすば歯車82、ピニオンギヤ80、ラック部78
を介して移動台58が案内棒56に沿って降下される。
移動台58が降下すると、移動台58の突起部64に固
定された逆転スイッチ65の本体65aが作動杆42の
当接部48に当接し、ばね50の付勢力に抗して作動杆
42を降下させる。この作動杆42の降下により、圧縮
ばね44、案内溝46、作動ピン40を介して糸通し棒
34が降下され、糸通し棒34の降下と共に、リンク機
構38、糸通し用フック36も降下される。
また、本実施例では、糸通しパルスモータ84が所定パ
ルス数PLだけ正転して、移動台58が所定距離りを降
下している間に、第6図に示すように、切離ピン66が
切離板72の山型部76を押し下げ、切離板72を揺動
させる。そして、上軸1の回転により昇降されているク
ラッチ爪18のクラッチピン20を押し上げ、クラッチ
爪18をクラッチ溝12から離脱させる。よって、針棒
10はばね55の付勢力により、針棒10の上端がスト
ッパ88に当接するまで、針棒10が引き上げられる。
本実施例では、この状態で、針棒10が、上軸1の回転
による昇降の最上位置よりも隙間Sだけ高い位置にあり
、針棒抱き8が上軸1の回転により最上位置に戻って来
ても、クラッチ爪18はクラッチ溝12に嵌合しない。
よって上軸1の回転により針棒抱き8が上下動しても、
針棒10は昇降せず、リンク機構38に掛けられ糸が通
された糸案内28aは、上軸1が回転しても昇降するこ
とはない。なお、隙間Sを○とすると、縫製時の針棒1
0の昇降の際に、毎回ストッパ88に針棒10が突き当
たり、騒音の原因ともなり、それを防止するために、隙
間Sを設けるのが好ましい。
上述したように、糸通しパルスモータ84を所定パルス
数PLだ【ブ正転することによって針棒10をクラッチ
爪18から切り離し、最上位置まで上昇後、次にミシン
モータドライバ316にミシンモータ314を回転させ
る信号を出力して、ミシンモータ314を回転させ(S
490)、これをNPI上軸位相検出器194からrN
P1信号」が出力されるまで継続して(8500) 、
NPI信号が出力されたらミシンモータ314を停止さ
せる(3510)。これにより、上軸1が針棒10の最
上位置に対応する位置に位置決めされ、上軸1と針棒1
0とが連結される直前の状態となる。
上軸1の位置決め後、次に糸通しパルスモータドライバ
312に糸通しパルスモータ84を正転方向に回転させ
る信号を出力して(3520)、糸通しパルスモータ8
4を正転させるとともに、逆転スイッチ65が「オン」
されるときを検出する(S530)。
このように、糸通しパルスモータ84を正回転させると
、糸通し棒34の降下と共に、作動ピン40が降下して
、作動ピン40の他端が位置決めストッパ24のストッ
パ面24aに突き当たる。
このとき、切離板72によりクラッチ爪18はクラッチ
溝12から@脱しており、針棒10はばね55の付勢力
で引き上げられているだけである。
よって、ストッパ面24aを介して、針棒10は降下さ
れるが、隙間Sだけ降下すると、クラッチ爪18が、最
上位置で停止している針棒抱き8のクラッチ溝12に丁
度嵌合する。従って、上軸1はその回転が停止されてい
るので、クランクロッド6、針棒抱き8を介して針棒1
0が最上位置で固定されると共に、糸通し棒34のそれ
以上の降下を阻止する。糸通し棒34の降下が阻止され
た状態で、更に、糸通しパルスモータ84により移動台
58が降下されて作動杆42が降下されると、作動杆4
2は圧縮ばね44の付勢力に抗して降下され、その際案
内溝46に沿って作動ピン40が移動する。この案内溝
46の降下により作動ピン40を介して糸通し棒34が
回動される。糸通し棒34の回動により、リンク機構3
8は、糸を目孔32aの前面に張り渡たすとともに、リ
ンク機構38を介して糸通し用フック36が揺動されて
、目孔32a方向に移動する。糸通し用フック36が縫
針32の目孔32aに貫入する直前に達すると、逆転ス
イッチ65が「オン」状態になる。
逆転スイッチ65が「オン」になると、糸通しパルスモ
ータ84の正回転を継続しつつ、タイマTをスタートさ
せ(S540) 、これがタイムアツプするまで、計時
を続け(3550)、タイムアツプしたら、カウンタK
をカウントダウン(K←に−N>LながらカウンタKが
rOJになるまで糸通しパルスモータ84を逆転する(
S560>。
すなわち、糸通し用フック36が目孔32aに貫入する
直前に達してから、タイマTの設定時間だけ糸通し用フ
ック36の揺動動作を継続し、その後、糸通しパルスモ
ータ84を正転に要したパルス数Nだけ逆転させる。
これにより、糸通し用フック36が目孔32aに貫入さ
れると、次に、糸通し用フック36に糸が引っかけられ
、次いで糸通しパルスモータ84が逆転駆動されると、
移動台58か上昇される。
このとき、ばね50の引張力によって作動杆42が共に
上昇され、案内溝46も上昇して作動ピン40を介して
糸通し棒34が逆方向に回動される。
よって、リンク機構38を介して糸通し用フック36が
揺動されて、糸通し用フック36が目孔32aから引き
抜かれる。糸通し用フック36が目孔32aから引き抜
かれる際に、糸通し用フック36に引っかけられた糸が
目孔32aから引き出されて、糸通しが行われる。
このようにして、目孔32aに糸が通され、糸通し棒3
4が最上位まで戻って、糸通し制御が完了する。
以上本実施例のミシンは、糸通しスイッチ304を操作
することにより、まずミシンモータ314を停止させる
処理が行なわれる。次いでリンク機構38に糸を掛は渡
した後、針棒10と上軸1との連結が切り離されて、そ
の行程の如何に拘らず針棒10が上方向に移動して、最
上位に位置決めされる。その後、糸通し機構33によっ
てリンク機構38に掛は渡れた糸が縫針32の目孔32
aに通される。
したがって、糸通しを行なうために、針棒10の下端に
位置する糸案内28aを経由したMリンク機構38に掛
は渡した後は、糸案内28aが下方向に大きく移動する
ことはなく、最上位に位置決めされたままか、行程の如
何に拘らず上方向にのみ移動するだけである。これによ
り、糸案内28aが下方向に移動して、新たな糸を糸コ
マから引き出してリンク機構38に掛は渡した糸を弛ま
せることがなくなる。この結果、リンク機構38による
糸の張り渡し状態が所定状態に保持され、目孔32aの
前面への糸の張り渡しが適正に行なわれる。すなわち、
糸通し機構33の作動が常に適切になり、糸通しの確実
性が向上するという極めて優れた効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものでなく、
本発明の要旨を変更しない範囲で種々な態様の実施が可
能である。
例えば、上軸1と針棒10とを切り離す構成を備えてい
ないミシンでは、上軸1に第7図に示すように、針棒1
0が下方向に移動する行程であることを検出する上軸位
相検出器600を設け、糸通しスイッチ304が操作さ
れた場合に、上軸1が下方向に移動する位相範囲であれ
ば、ミシンモータ314を逆方向に回転させて最上位に
位置決めし、一方上軸1が上方向に移動する位相範囲で
あれば、ミシンモータ314を正方向に回転させて最上
位に位置決めするよう構成してもよい。
又、糸を目孔32aの前面に張り渡すリンク機構38を
備えていないミシン、すなわち手で糸を目孔32aの前
面に張り渡すミシンに適用してもよい。この場合には、
手を縫針32の近傍において、糸の端を持っていても、
糸通し時に縫針32が下方向に移動することがない。し
たがって、糸通し時に作業者が恐怖心を持つことなく安
心して作業ができる効果を奏する。
[発明の効果] 本発明のミシンは、糸通し時に、ます針棒をその行程の
如何に拘らず上方向に移動して、所定位置に位置決めす
ることから、目礼に糸を通すために所定位置まで針棒を
移動する前に、糸を手や糸張り部材等で目孔の近傍に張
り渡すことができる。
したがって、目礼の近傍に手をおいても針棒が下降する
ことがないので、安全性が向上し、又、針棒が下降して
糸が余分に引き出されることがないので糸張り部材等に
張った糸が弛んで糸通しが失敗するということがなくな
る。すなわち、糸通しの安全性や確実性が向上するとい
う極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのミシンの一部分を示
す斜視図、第2図は本実施例の要部の分解斜視図、第3
図は本実施例の位置決めストッパ近傍の部分斜視図、第
4図は本実施例の電気系統の構成を示すブロック図、第
5図は本実施例の糸通し処理のフローチャート、第6図
は実施例の動作の説明図、第7図は他の実施例の上軸位
相検出器の斜視図である。 1・・・上軸 32・・・縫針 33・・・糸通し機構 36・・・糸通し用フック 84・・・糸通しパルスモータ 300・・・電子制御回路 10・・・針棒 32a・・・目孔 34・・・糸通し棒 304・・・糸通しスイッチ 314・・・ミシンモータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 縫製に合わせて上下動の行程を繰り返す針棒の下端
    に支持された縫針の目孔に糸を通す糸通し装置を備えた
    ミシンにおいて、 前記糸通し装置の操作に応答して、前記針棒を前記行程
    の如何に拘らず上方向に移動し、所定位置に位置決めす
    る針棒上昇手段 を備えることを特徴とするミシン。
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