JPH03142402A - カラーフィルター - Google Patents

カラーフィルター

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JPH03142402A
JPH03142402A JP1281442A JP28144289A JPH03142402A JP H03142402 A JPH03142402 A JP H03142402A JP 1281442 A JP1281442 A JP 1281442A JP 28144289 A JP28144289 A JP 28144289A JP H03142402 A JPH03142402 A JP H03142402A
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JP
Japan
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color
silver
color filter
layer
developer
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Pending
Application number
JP1281442A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Mochizuki
望月 義治
Ken Okauchi
謙 岡内
Riichi Nishide
利一 西出
Mayumi Inaba
稲葉 麻由美
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーフィルターに関し、特に色再現性に優
れたカラーフィルターに関する。
〔発明の背景〕
従来、カラーフィルターの製造方法の一つに、外式現像
法がある。
外式現像法は、特開昭55−6342号に記載されてい
るように、支持体上に白黒ノ10ゲン化銀乳剤層J机I
↓J−臂訓0イハ曲館廟創騙1−健1缶日のパターン露
光を行い、次いで外式発色現像により第1色目の色素と
銀とからなるパターンを形成せしめ、次にハロゲン化銀
を含有する未露光部に第2色目のパターン露光を行い、
外式発色現像により第2色目の色素と銀とからなるパタ
ーンを形成せしめ、更に必要な第3色目以降の色素と銀
とからなるパターンを形成せしめる同様の工程を繰返す
ことにより少なくとも2色のパターンを形成せしめ、最
終の発色現像処理後に脱銀処理を行うことによる、多色
光学フィルターの製造法である。
しかしながら、前記特許に記載された方法では、各分光
特性の異なる色素間の色濁りが生じ、満足な色再現性を
得ることができなかった。
一般に、カラーデイスプレー用のカラーフィルターは、
再現された色と現実の色との差異が少なくなるような色
再現性に優れていることが要求され、更には、分光特性
に優れていることも要求される。
そこで我々は、光透過性基板のカラーフィルター面ン庁
廿商17」仁拡鈴峰の山登2会むパ・ソ謳ンゲ層、つま
りカラーフィルター製造時の露光により発生するハレー
ション光により未感光予定部位の感光材料が感光し、そ
の後の処理により異色画素間に色濁りが生じる現象を防
ぐためのハレーション光発生防止層を設けることにより
、この問題を解決したが、この方法によっても、前記バ
ッキング層に非拡散性の色素を用いているためカラーフ
ィルター作製後、次亜塩素酸ナトリウム等の酸化剤の水
溶液や蛋白質分解酵素の水溶液等をバッキング層のみに
選択的に吹きつけたり、又は浸漬する等により除去する
必要があった。しかし、この工程において、実際にはカ
ラーフィルター面に前記酸化剤の水溶液が一部混入し、
それによりカラーフィルター上の色素が消色する等によ
り欠陥が生じる恐れがあった。
又、前記バッキング層の除去工程の前に、カラーフィル
ター面上にポリイミド等の疎水性化合物から成る保護層
を設けてからバッキング層を除去することも可能である
が、保護層を作製する際に多少のピンホールの発生を保
護層に伴い、このピンホールから、バッキング層除去の
際、酸化剤等の水溶液が侵入しカラーフィルターに欠陥
を生じる。
又、なによりカラーフィルター作製後にバッキング層を
除去することは、工程が長くなりコストアップに繋がる
本発明はこれらの事情に基づいてなされたものである。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、分光吸収特性の異なる色画素間
の色濁りを抑えた色再現性が極めて良好なカラーフィル
ターを提供することにある。
本発明の別の目的は、ピンホール等の故障がなく、製造
コスト面でも有利なカラーフィルターを提供することに
ある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、光透過性基板に光の3原色から成
るカラーフィルターにおいて、光透過性基板のカラーフ
ィルター面と反対面及び/又は同一面に400nm以下
の紫外線光を選択的に吸収する非拡散性の化合物を少な
くとも1種含む層を有するカラーフィルターによって遺
戒される。
以下、本発明の詳細な説明する。
〈アンチハレーション層〉 本発明の400ni+以下の紫外線光を実質的に吸収す
る非拡散性の化合物(以下UV吸収剤と略す)を少なく
とも1種類含む層とは、光透過性基板のカラーフィルタ
ー面とは、反対面にバッキング層として設けてもよいし
、又、カラーフィルター面と同一面に設けてもよいし、
更にカラーフィルター面と同−面及び反対面の両方に設
けてもよい。カラーフィルター面と同一面に設ける際に
は、光透過性基板とカラーフィルター面の間に設けても
よく、カラーフィルター層と同一層でもよい。
上記アンチハレーション層におけるUV吸収剤は、1種
類でも数種類から戒る化合物でもよい。又、本発明にお
いて用いられるUV吸収剤の合計の含量は、0.O1〜
2 g7m’の範囲が好ましく、0.05〜1 g/I
lzが更に好ましい。
以下に、本発明に係るUV吸収剤の代表的具体例を示す
が、 これらに限定されるものではない。
(UV−1) (UV−2) (UV−3) (UV−4) (UV−5) (uv−6) (UV−7) (UV−8) (UV−9) (U V −10) (UV−11) (U V −12) (U V −13) (U V −14) (U V −15) (u v −16) にsH,□(t) (U V −17) (U V −18) (U V −19) (U V −20) (U V −21) (U V −22) (U V −23) (U V −24) これらの2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリ
アゾール系化合物は、米国特許3 、533 、794
号、同4,323,633号、同4,383.863号
、西独特許出願公告1,813.161号、同2.15
1.098号、特公昭48−41572号、特開昭47
−560号、同47−1026号、同47−1057号
、同57−142975号等に記載されており、かつ記
載されている合成法に従って合皮できる。
本発明におけるUV吸収剤は、該化合物を公知の高沸点
有機溶媒と酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢
酸ブチル、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、四塩
化炭素、クロロホルム等で代表される低沸点有機溶媒に
溶解した後、界面活性剤を含有するゼラチン水溶液と混
合し、次いで撹拌機、ホモジナイザー コロイドミル、
70−ジェットミキサー、超音波分散装置等の分散手段
を用いて乳化分散した後、親水性コロイド塗布組成物中
に添加して使用する。
公知の高沸点有機溶媒としては有機酸アミド類、カルバ
メート類、エステル類、ケトン類、尿素誘導体等、特に
、ジメチルフタレート、ジエチル7タレート、ジプロピ
ルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレ
ート、ジイソオクチルフタレート、シアミルフタレート
、ジノニルフタレート、ジイソデシルフタレートなどの
フタル酸エステル、トリクレジルホスフェート、トリノ
ニルホスフェート、トリ(2−エチルヘキシル)ホスフ
ェート、トリノニルホスフェートなどの燐酸エステル、
ジオクチルセバケート、ジ(2−エチルヘキシル)セバ
ケート、ジインデシルセバケートなどのセバシン酸エス
テル、グリセロールトリグロビオネート、グリセロール
トリブチレートなどのグリセリンのエステル、その他、
アジピン酸エステル、ゲルタール酸エステル、コハク酸
エステル、マレイン酸エステル、7マール酸エステル、
クエン酸エステル、ジ−t−アミルフェノール、オクチ
ルアエノールなどのフェノール誘導体を1種又は1種以
上併用して用いることができる。
ハロケン化銀感光材料について 本発明においては、光透過性基板上にハロゲン化銀乳剤
を塗布してなる乳剤層を有するハロゲン化銀感光材料を
使用する。
使用される前記光透過性基板は光透過性を有していれば
、透明であってもよいし、半透明であってもよい。更に
、透明電極の蒸着工程などにおいてカラーフィルターが
高温に曝されることがあるので、光透過性基板の素材と
しては、良好な耐熱性を有するものが好ましい。
このような光透過性基板を#I成する素材の例としては
、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエーテ
ルスルホン、ポリビニルアルコール及び酢酸セルロース
などの高分子化合物、ソーダガラス、硼珪酸ガラスなど
のガラス、石英及びサファイアなどの無機物質などを挙
げることができる。
光透過性基板は、上記の素材を用いて、板状、シート状
あるいはフィルム状などの形態で使用することができる
光透過性基板の厚みは、用途及び材質に合わせて適宜に
設定することができるが、通常は、0.5μs”10m
mの範囲内にある。特に、液晶カラーデイスプレー用の
光透過性基板として例えばガラスを用いる場合には、厚
みが0.3〜2+1111の範囲内にあることが好まし
い。
又、乳剤層を形成する光透過性基板の表面は、従来より
カラーフィルターに使用されている光透過性基板と同じ
程度の表面精度を有していれば特に制限はないが、より
一層の高い画像品質を実現するためには、光透過性基板
の表面精度として±0.1μ讃であるのが望ましい。
光透過性基板の表面には直接に乳剤層を塗設することが
できるが、乳剤層と光透過性基板との間に下引層を設け
ることもできる。下引層は乳剤層と光透過性基板との接
着力を強化すると共に光透過性基板の表面が粗面であれ
ば、その粗面を平滑面にするものである。
この下引層を形成する素材としては、例えば、ゼラチン
、アルブミン、カゼイン、セルロース誘導体、澱粉誘導
体、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリ塩
化ビニリデン共重合体及びポリアクリルアミドを挙げる
ことができる。
下引層の厚みは、カラーフィルターの分光特性を考慮す
ると薄いことが好ましく、通常はlu1m以下であり、
好ましくは0.05〜0.5μmの範囲内である。
使用されるハロゲン化銀乳剤層は、少なくとも、ハロゲ
ン化銀及び水溶性結合剤を含有するが、更に銀色素漂白
作用を示す色素を有する染料を含有してもよい。
ハロゲン化銀としては、例えば塩化銀、沃化銀、臭化銀
、塩沃化銀、塩臭化銀、沃臭化銀などが挙げられる。こ
れらは、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わ
せて使用してもよい。
ハロゲン化銀は、平均粒子径の小さいものを用いること
が望ましく、特に、平均粒子径が0.1μm以下である
、いわゆるリップマン乳剤を用いるのが好ましい。ハロ
ゲン化銀の平均粒子径が大きいと、得られるカラーフィ
ルターの粒状性を中心とした画質が低下することがある
前記水溶性結合剤としては、例えばゼラチン、アルブミ
ン、カゼイン、セルロース誘導体、澱粉誘導体、アルギ
ン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリルアミ
ドなどが挙げられる。
これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合
わせて使用してもよい。これらの中でも、好ましいのは
ゼラチンである。
本発明の好ましい態様の一つは銀色素漂白作用を示す色
素をハロゲン化銀乳剤層中に含有することである。
このような染料としては、例えばフタロシアニン染料、
アゾ染料などが挙げられる。アゾ染料の中でも、特に好
ましくはビスアゾ染料であり、具化合物 1 2 −No2H 2−NO□ 5−NO。
2−CQ    I( H 2−Cff    H 2−so、No2H 2−S02C)I、   H 3 −OCH。
一0CR。
−QC)l。
−OCH。
0CHzCHzOH −OCH。
一0CR。
4 −OCH。
一0CR。
−OCH。
一0CI(。
OCHs CO− CO− CO− CO− 02 5O2− C0− 2−No。
−0(J12CH20H 5O2− 2−C0CH。
OCH5 −OCR。
O 本発明におけるハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀と水
溶性結合剤と染料とを、(ハロゲン化銀):(水溶性結
合剤)の重量比がl二〇〜8:11ハロゲン化銀に対す
る染料の重量比が1/10〜50、水溶性結合剤に対す
る染料の重量比が1/100〜2の割合で含むものであ
ることが望ましい。
乳剤層は、例えばスピンナー塗布法、スプレィ塗布法な
どの従来より公知の塗布方法を採用して前記乳剤を前記
光透過性基板上に塗布することにより形成することがで
きる。
このようにして形成される乳剤層の厚みは、乾燥厚みで
、通常、0.3〜lOμ瓢の範囲内である。厚みが0.
3μ−未満であると、充分な発色性が発現しないことが
あり、一方、10μmを超えると、光の透過性が低下し
てカラーフィルターの明度が不充分になることがある。
特に、本発明においては乳剤層の厚みを0.5〜3μ膿
の範囲内にすることにより、得られるカラーフィルター
の分光特性を向上することができる。
本発明の好ましい態様の一つに、以上に詳述した乳剤層
をハロゲン化銀感光材料を使用して、外式発色現像法と
銀色素漂白法との組合せによる処理を行う方法があるが
、この方法を採用する際には外式発色現像法による全処
理工程の終了後に、銀色素漂白法による処理を行うのが
好ましい。
次に、本発明の製造方法の好ましい態様について外式発
色現像法による処理工程と銀色素漂白法による処理工程
とに分けて、この順に説明する。
(外式発色現像法による処理工程) この方法においては、光透過性基板上に外式発色現像法
により形成する全ての有色部を、銀色素漂白処理を施す
以前に予め形成するのが好ましい。
具体的には、前記ハロゲン化銀感光材料に画素形成のた
めのマスク露光を施し、カラー発色カプラーを含有する
現像液による現像処理を行って有色部を形成する。
露光処理 本発明において採用することのできる露光方法としては
、例えばコンタクト露光、プロキシミティー露光、ステ
ップ露光などの通常のパターン露光に用いられる方法が
挙げられる。
パターン露光は、例えば第1図に示すように光透過性基
板11上に積層された銀色素漂白作用を示す前記染料を
含む乳剤層12を有するハロゲン化銀感光材料13上に
フォトマスク14を配置し、フォトマスク14の上方か
ら光を当てることにより行なう。
この操作によって7オトマスク14に設けられている開
口部15に対応する乳剤層の露光子定部分16を選択的
に露光することができる。
露光子定部分16の大きさ、即ち開口部15の大きさは
製造すべきカラーフィルターの用途に応じて適宜に設定
することができる。ただし、露光に用いる光源の波長よ
りも開口部15の幅が狭いと有効な露光を行うことがで
きないので、開口部15の幅を波長よりも広くする。ハ
ロゲン化銀は340〜420n鳳の範囲内の光に対して
有効な感光性を有しているので、開口部15の幅は、通
常、340n■以上であり、更にカラーフィルターとし
ての用途を考慮すると、lum以上にするのが好ましい
。又、液晶デイスプレー用のカラーフィルターの場合に
、赤色、青色及び緑色の各有色部の加色混合によって有
効に色再現を行わせるためには、開口部15の幅を10
00μ−以下、特に望ましくは500μ鳳以下に設定す
ることが好ましい。
露光時間及び光源等の他の条件については、通常の条件
に従うことができる。
現像処理 外式発色現像法は、1種又は2種以上のカラー発色カプ
ラーを含有する現像液を用いて現像を行うことにより、
乳剤層中へ色素を染着又は析出させる方法である。
使用する上記現像液は、少なくともカラー発色カプラー
と現像主薬とを含有する。
現像主薬としては、シー・イ6−・ケー・ミース、ティ
ー・エッチ・ジェームス(C,E、に、Mees an
d T。
H,James)著「ザ・セオリー・オブ・ザ・フォト
グラフィック・プロセス第3版(The Theory
 of thePhotographic Proce
ss 3 rd、Edition)J、293−298
頁に記載された化合物を挙げることができ、具体的な例
としては、 (1) 4−アミノ−3−メチル−N−(2−ヒドロキ
シエチル)アニリン硫酸塩 (2)N−エチル−N−メトキシエチル−3−メチル−
p−7二二レンジアミン・p−トルエンスルホン酸塩(
3) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(2
−メチルスルホンアミドエチル)アニリン・硫酸塩・水
和物 (4)  N、N−ジエチル−p−7エニレンジアミン
硫酸塩 (5)  N、N−ジエチル−3−メチル−p−フ二二
レンジアミン塩酸塩 などを挙げることができる。
現像液においては、例示した現像主薬を初めとする現像
主薬の内から、1種類の現像主薬を選択して使用するの
が好ましい。現像主薬の選択は、通常、カラー発色カプ
ラーの種類及び組合せ等を考慮して行う。
現像液中における現像主薬は、通常は、現像液la中に
0.1−10gの範囲内の含有量で含まれるように使用
する。現像主薬の含有量が0.1gより少ないと、有効
に現像を行えないことがあり、また、10gより多く用
いても、現像性の著しい向上は見られないばかりでなく
、現像主薬の種類によっては、充分に溶解しないことが
ある。
特に、現像液lQ中に0.5〜7gの範囲内で現像主薬
を用いるのが好ましく、更に、1〜5gの範囲内で現像
主薬を用いるのが特に好ましい。
このような範囲内に現像主薬の配合量を設定することに
より、用いるカラー発色カプラーの種類に拘わりなく、
通常の濃度での現像時間を適正な範囲内(例えば1−1
0分間の範囲内)にすることができ、非常に作業性が良
好になる。更に、この範囲内にすることにより、発色性
が特に良好になる。
前記カラー発色カプラーは、通常のカラー写真法で使用
される内式カプラー(バラスト型カプラー)とは異なり
、現像液中に添加して、少なくとも一部が現像液中に溶
解した状態で使用される外式カプラーであり、公知の外
式カプラーを使用することができる。
前記カラー発色カプラーのうち、イエロー発色カプラー
の好ましい例としては、特公昭55−9697号に記載
されるような下記一般式(II)で表されるアシルアセ
トアニリド系カプラーが挙げられる。
一般式CIり 1 式中、Rは炭素数3〜6の分岐アルキル基を表し、X、
及びX!は各々、塩素原子又は臭素原子を表し、X、は
水素原子、塩素原子、臭素原子又は炭素数1〜8のアル
キル基を表す。
Rとして好ましくはt−ブチル基、xl及びx2として
好ましくは塩素原子、x3として好ましくは水素原子、
塩素原子が挙げられ、カプラーの活性点に置換されたフ
ェノキシ基のカルボキシル基は、結合している酸素原子
に対しメタ位又はパラ位にあることが好ましい。
以下に代表的化合物を例示する。
化合物    RX、   X、    X、   C
00HY−1(CH3)3CCQ  CQC3>   
H4位Y−2(CH3)3CCQ  CQ(4)   
H3位Y3  (CH3)3CCQ Cl2(4)  
 H4位Y−4(CH3)3CCQ  CQ(4)  
CQ(5)  4位Y−5(CHI)3CCQ  C(
2(4)  Cl2(5)  3位Y−6(CH3)3
CBr  Br(4)  CH34位前記イエロー発色
カプラーの中でも特に好ましい化合物はY−4で示され
る化合物である。
更に、米国特許3,510,306号、同3,619.
189号、特公昭40−33775号及び同44−36
64号等に記載されたものを使用することができる。
マゼンタ発色カプラーとしては、活性メチレン化合物、
例えばl−(2,4,6−トリクロロフェニル)−3−
にトロアニリノ)−5−ピラゾロンなどのピラゾロン類
及びシアノアセトアニリド類を挙げることができ、更に
西独特許公開(OLS) 2.016587号、米国特
許3,152,896号、同3,615.502号、特
公昭44−133111号等に記載されたものを使用す
ることができるが、ピラゾロアゾール類を使用すること
が好ましい。
更に、シアン発色カプラーの例としては、フェノール化
合物(例えば、2−アセトアミド−4,6−ジクロロ−
5−メチルフェノール)あるいはナフトール化合物(例
えば、N−(2−アセトアミド7エネチル)−1−ヒド
ロキシ−2−ナフトアミド)を挙げることができ、又、
米国特許3,002.836号、同3,542゜552
号、英国特許1,062.190号等に記載されている
ものを使用することができる。
尚、上記のものの他、rThe Theory of 
the Ph。
tographic Process 3rd Edi
tionJ(前出)、17章。
382〜395頁に記載されているものを使用すること
もできる。
前記現像液において、現像液lQ中におけるカラー発色
カプラーの合計の含有量は、0.1〜20gの範囲内に
設定するのが好ましい。0.1gより少ないと、充分に
発色しないことがあり、他方、20gより多く用いた場
合には、いわゆるカブリが発生することがある。特に本
発明においては、現像液lQ中のカラー発色カプラーの
合計の含有量を0.2〜10gの範囲内にすることによ
り、色濁りが少なく分光特性の良好なカラーフィルター
を得ることができる。
この現像液中における異なる発色を示すカラー発色カプ
ラーの配合比率は、用いるカラー発色カプラーの発色性
を考慮して適宜に設定することができる。例えば、シア
ン発色カプラーとマゼンタ発色カプラーとを組み合わせ
る場合には、両者を重量比で、通常はl:9〜7:3、
好ましくはl:9〜4:6の範囲内にする。又、シアン
発色カプラーとイエロー発色カプラーとを組み合わせる
場合には、両者を重量比で、通常はl:9〜7:3、好
ましくはl:9〜4:6の範囲内にする。更に、マゼン
タ発色カプラーとイエロー発色カプラーとを組み合わせ
る場合には、両者を重量比で、通常は9:1−1:9、
好ましくは8:2〜2:8の範囲内にする。そして、発
色カプラーとマゼンタ発色カプラーとイエロー発色カプ
ラーとの3者を組み合わせる場合には、3者をほぼ同量
づつ配合するのが好ましい。
又、本発明における外式発色現像法において好適に使用
することのできる現像液中のカラー発色カプラーの合計
量と現像主薬との配合重量比は、カラー発色カプラー及
び現像主薬の種類及び含有率などを考慮して適宜設定す
ることができるが、通常は、カラー発色カプラー及び現
像主薬の配合重量比を、l:9〜9:1の範囲内にする
更に、現像液は、保恒剤(例えば、亜硫酸ナトリウム、
ジエチルヒドロキシルアミン)、促進剤(例えば、水酸
化ナトリウムなどのアルカリ剤)、制御剤(例えば、臭
化カリウム、沃化カリウム)、助剤(例えば、ポリエチ
レングリコールなどの水質調整剤、シトラジン酸、イミ
ダゾール誘導体等の色調剤)など通常の外式現像液に含
まれる添加剤を含んでもよい。
現像液は、上記の成分を水に溶解することにより調製す
ることができる。
尚、現像液は、通常の使用温度(例えば、10〜40℃
)のおけるpH値が9.0〜13.0の範囲内になるよ
うに水酸化ナトリウムなどを用いて、pH値を調整した
後に使用される。
本発明の方法において、外式発色現像法による画素の形
成は、前記現像液を用いて、例えば次のようにして行う
ことができる。
まず、前記ハロゲン化銀感光材料を通常の方法によりパ
ターン露光する(第1の露光)。
第1のパターン露光を行なった後、前記カラー発色カプ
ラーを含有する現像液を用いて露光部分の噴lの現像を
行なう。例えば、カラー発色カプラーとして、シアン発
色カプラーとマゼンタ発色カプラーとを含む現像液(青
色現像液)を用いて現像を行なうことにより、露光部分
は、青色に現像される。又、シアン発色カプラ、−とイ
エロー発色カプラー発色カプラーとを含む現像液(緑色
現像液)を用いることにより、露光部分は緑色に現像さ
れる。更に、マゼンタ発色カプラーとイエロー発色カプ
ラーとを含む現像液(赤色現像液)を用いることにより
、露光部分は赤色に現像される。
又、シアン発色カプラーを含む現像液(シアン現像液)
、マゼンタ発色カプラーを含む現像液(マゼンタ現像液
)及びイエロー発色カプラーを含む現像液(イエロー現
像液)を用いることにより、露光部分は各々シアン色、
マゼンタ色及びイエロー色に現像される。
第1の露光部分は、目的に応じてシアン現像液、マゼン
タ現像液、イエロー現像液、青色現像液、緑色現像液及
び赤色現像液のうちのいずれかの現像液を用いて現像す
る。
こうして第1の露光部分の現像を行なった後、通常、感
光材料を酢酸などの酸を含む停止液に浸漬して現像に伴
なう反応を停止させ、次いで水洗してから、通常漂白液
又は黒白現像液に浸漬して2回目以降の現像処理に伴う
第1現像部への色濁りを防止し、更に水洗した後、乾燥
させることによって、赤色、青色、緑色、シアン、マゼ
ンタ及びイエローのうちいずれかの画素を有する第1の
有色部を形成する。
次に、フォトマスクを用いて前記の第1の露光部に隣接
する未露光部分を第1の露光と同様の方法によりパター
ン露光し、その後、第1の工程で用いた以外の現像液の
内1種を用いて現像する。
更に、所望により漂白液又は黒白現像液への浸漬、水洗
及び乾燥などの工程を経ることにより、第2の有色部を
形成することができる。
同様に、第2の有色部に隣接する未露光部分をパターン
露光し、その後、前記第1及び第2の工程で用いた以外
の現像液を用いて現像する。更に、所望により漂白液又
は黒白現像液への浸漬、水洗及び乾燥などの工程を経る
ことにより、第3の有色部を形成することができる。
本発明の好ましい態様の1例においては、以上のように
して第1〜第3の有色部を形成した後、次に詳述する銀
塩色素漂白処理を行う。
(銀色素漂白法による処理工程) この方法においては、前記外式発色現像法による全ての
有色部を形成した後に、銀色素漂白処理を行って前記ハ
ロゲン化銀感光材料が含有する銀色素漂白作用を示す色
素の消色を行う。
銀色素漂白法による処理工程は、少なくとも、黒白現像
処理、染料漂白処理及び銀漂白処理を、この順に行うも
のである。
次に、銀塩色素漂白法による処理工程を、黒白現像処理
、染料漂白処理及び銀漂白処理に分けて、この順に説明
する。
黒白現像処理 この方法においては、前記の外式発色現像法により形成
した各有色部のパターンのうち、所望の有色部のパター
ンと同じパターンに画像露光を行った前記感光材料に、
黒白現像液を用いI;黒白現像処理を行って、感光材料
に還元銀像を生成させる。
使用される黒白現像液は、例えば現像主薬 E以下、現
像主薬(D)と言う。1、現像助剤、保恒剤、いわゆる
現像カブリ防止剤及びアルカリ緩衝剤、更に必要に応じ
て前記現像主薬(D)及び現像助剤の溶剤を含有する。
現像主薬(D)としては、例えばハイドロキノン、クロ
ルハイドロキノン、カテコールなどが挙げられる。
現像助剤としては、例えばピラゾロン、ピラゾロン誘導
体、メトールなどが挙げられる。
保恒剤としては、亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げ
られる。
現像カブリ防止剤としては、例えば臭化物、ベンゾトリ
アゾールなどが挙げられる。
アルカリ緩衝剤としては、例えば炭酸塩、水酸化物、燐
酸塩、硼酸塩及びメタ硼酸塩などが挙げられる。
現像主薬(D)及び現像助剤の溶剤としては、例エバエ
チレングリコール、トリエタノール、ジェタノールなど
が挙げられる。
前記黒白現像液中における前記各種成分の含有量の一例
を示せば、現像主薬(D)1〜20gIQ、現像助剤0
.05〜8 g/Q、保恒剤1−120g/Q、現像カ
ブリ防止剤0.001〜5g/12.アルカリ緩衝剤0
.l〜50g/Qであり、更に現像主薬及び現像助剤の
溶剤を用いる場合には溶剤1〜20IIIQ/Qである
黒白現像処理は、通常、20〜60℃で10〜200秒
間、前記の画像露光した感光材料を黒白現像液中に浸漬
することにより行う。
この黒白現像処理により、画像露光した感光材料(A)
中に還元銀像(銀ネガ像)が生成する。
黒白現像処理の後、通常、水洗処理を行ってから、次に
詳述する染料漂白処理を行う。
染料漂白処理 染料漂白処理においては、染料漂白液を用いて感光材料
中に含有させる染料の色素の漂白を行う。
即ち、この染料漂白処理は画像露光した感光材料が含有
する染料中の色素のうち、画像銀の多い部分の色素を漂
白して色素のポジ像を形成する処理である。
使用される前記染料漂白液は、例えば漂白剤、銀塩又は
銀錯体を形成する化合物及び染料漂白促進触媒を含有す
る。
漂白剤としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸;ス
ルファミン酸、コハク酸、酢酸等の有機酸などが挙げら
れる。
銀塩又は銀錯体を形成する化合物としては、例えば臭化
カリウム、沃化カリウム、尿素、チオ尿素、セミカルバ
ジド、チオセミカルバジドなどが挙げられる。
染料漂白促進触媒としては、例えばピラジン、ナフタジ
ン、キノリン、キノキサリン類、フェナジン類、アント
ラキノン類、ナフトキノン類、インドアエナジン類、N
−置換インアロキサジン類、フロキノキサリン類、チエ
ツキツキザリン類、ジフェニル誘導体、トリフェニルメ
タン誘導体、ルマジン類、アロキサジン類、シンノリン
類、オルトフェニレンジアミン誘導体などが挙げられる
(米国特許2,270.118号、同2,410,02
5号、同2,541,884号、同2,627.461
号、同2,669,517号、英国特許657.374
号、同711,247号、特公昭45−22195号等
参照。)。
前記染料漂白液中における前記各種成分の含有量の一例
を示せば、漂白剤1〜20gIQ、銀塩又は銀錯体を形
成する化合物0.1〜20gIQ、染料漂白促進触媒0
.001−10g/12である。
染料漂白処理は、通常、20〜60℃で、10〜200
秒間、染料漂白液に浸漬することにより行なう。
この染料漂白処理により、前記の画像露光した感光材料
中の画像銀の多い部分はど漂白されて色素のポジ像が生
成する。そして、色素の漂白に利用されなかった黒色銀
はそのまま残留する場合がある。
染料漂白処理の後、通常、水洗処理を行ってから、次に
詳述する銀漂白処理を行うことができる。
銀漂白処理 銀漂白処理は、上記染料漂白処理を行った画像露光した
感光材料中に残存する全ての黒色銀を再ハロゲン化する
処理である。
この銀漂白処理には銀源白液を使用する。
銀源白液は従来より公知のものでよく、例えばエチレン
ジアミン四酢酸の第2鉄キレートを含む漂白液を好適に
用いることができる。
銀漂白処理は、通常、18〜60℃で、5〜500秒間
行う。
以上の処理を行っI;後、水洗してから、感光材料中の
ハロゲン化銀を除去する定着処理を行って、更に水洗し
、乾燥させる。
(露光・処理プロセスについて) 次に、本発明における好ましい露光・処理プロセスにつ
いて説明する。
例えば第2図に示すB(青色光透過用画素)、G(緑色
光透過用画素)およびR(赤色光透過用画素)を有する
カラーフィルターを形成する場合の露光・処理プロセス
のパターンを表Aに示す。
表A 第2図に示す各有色部はイエロー色素(M、又はM、)
、マゼンタ色素(y+又はYり及びシアン色素(C+又
はci)のうち、異なる2色の色素を含有する。
そして、表Aは、これらの各色素の形成方法を示してい
る。
すなわち、この方法においては、表A中にGAで示した
箇所に外式発色現像法を採用して色素像を形成した後、
SDRで示した箇所以外の箇所の色素を銀色素漂白法を
採用して銀色素漂白作用を示す色素の消色を行う。
例えば、表A中のパターン例1に示す画素形成パターン
においては、先ず第1の露光・処理プロセスにより青色
光透過用画素を前述の要領でパターン露光する。その後
、マゼンタ発色カプラーを含有する外式現像液を用いて
現像処理を行う。次いで、第2の露光・処理プロセスに
より緑色光透過用画素をパターン露光した後、イエロー
発色カプラー及びシアン発色カプラーを含有する外式現
像液を用いて現像処理を行う。続いて、第3の露光・処
理プロセスにより赤色光透過用画素をパターン露光した
後、イエロー発色カプラー及びマゼンタ発色カプラーを
含有する外式現像液を用いて現像処理を行う。最後に、
緑色光透過用画素及び赤色光透過用画素をパターン露光
した後、前記銀色素漂白処理を行う。ここで、青色光透
過用画素、緑色光透過用画素及び赤色光透過用画素の露
光及び処理の順序については、全ての外式発色現像処理
の終了後に、銀色素漂白処理を行うものであれば、特に
制限はない。又、青色光透過用画素、緑色光透過用画素
及び赤色光透過用画素の配列は第2図に示すものに規定
されるものではない。
(その他) 本発明の方法においては、例えば第3図に示すような光
透過性基板31上に赤色部(R)、青色部(B)及び緑
色部(G)からなる光透過性の有色部32を、それぞれ
に間隙を設けて形成した後、この間隙ニハターン露光を
施してから、シアン発色カプラー マゼンタ発色カプラ
ー及びイエロー発色カプラーを含む現像液を用いた現像
処理を行うことにより、有色部32の赤色部(R)、青
色部(B)及び緑色部(G)の間隙に光透過性区画部(
ブラックストライプ)33を形成することもできる。そ
の際にも銀色素漂白処理プロセスは、全ての外式現像処
理プロセス終了後に行うことが好ましい。
又、本発明の方法においては、カラーフィルターの用途
に応じて、カラーフィルター層にエツチング処理を行っ
て、カラーフィルター層の不要な部分を除去することも
可能である。
更に、画素の形成態様はモザイク状及びストライプ状の
いずれであってもよい。
このようにして得られるカラーフィルターは、例えば第
4図に示すような液晶カラーデイスプレー用のフィルタ
ーとして好適に使用することができる。即ち、第4図に
示すように、偏光板46a146bによって、カラーフ
ィルター43と電極48a、 48bによって制御され
る液晶47とが挟持されるようニカラーフィルター43
を配置すれば、液晶カラーデイスプレー用のフィルター
として使用することができる。
更に、その他従来より使用されている撮像管用のカラー
フィルターに代えて好適に使用することも可能である。
〔実施例〕
次に実施例を示し、本発明について更に具体的に説明す
る。尚、実施例における%表示は、特に断わりない限り
重量%を示す。
実施例1 ハロゲン化銀感光材料の作製 ゼラチン水溶液に、前記化合物UV−1の分散液を添加
すると共に、硬膜剤として下記化合物H−1及びH−2
を各々、4Q+g、 5 mg添加シタ。ココでゼラチ
ン水溶液は、5%になるように予め添加するゼラチン量
を調節した。又、ゼラチン水溶液中に添加したUV−1
の添加量は0.675%であった。
その後、このゼラチン水溶液を厚さ1.1a+mの透明
な硼珪ガラス基板(30cmX 30cm)上に塗布し
た後に乾燥しUV吸収剤を含む層を形成した。これを試
料No、lとした。
尚、前述の分散液はUV−11gをトリクレジルホスフ
ェート1g1酢酸エチル4.29m+2中に溶かしt二
後、ゼラチン0.83g、  トリイソプロピル−β−
ナフタレンスルホン酸ナトリウムの5%水溶液2.63
mQ及び水8.4taQを含む水溶液中に添加混合して
50℃で超音波分散してから酢酸エチルを除去し、更に
水を加えて17.6−にしたものを用いた。
前記工程において、 uv−tの分散液の代わりにUV
−5、UV−9、UV−22の分散液を用いた以外は全
く同様にして、試料N002〜4を作製した。
このようにして得た試料No、1〜4のUV吸収剤を含
む層とは、反対面に、又、試料No、5に関しては同一
面に、以下に示す様にノ・ロゲン化銀感光剤層を設けた
ゼラチンの10%水溶液に硝酸銀水溶液と、臭化カリウ
ム及び沃化カリウムを含む水溶液とを同時に添加するこ
とにより4モル%の沃化銀を含む沃臭化銀乳剤(平均粒
子径: 0.05μ■、ゼラチン濃度9%)を調製した
。添加条件は0.05μmの平均粒径を有するリップマ
ン乳剤を得られるように規制した。
得られた沃臭化銀乳剤に、銀■モル当たり28.3II
gのチオ硫酸ナトリウムの5水塩を加えて59.5℃で
45分間化学熟戊した。
次いで、上記乳剤に、l−7二二ルー5−メルカプトテ
トラゾール及びl−カルボキシエチル−3,4,5−ヒ
ドロキシベンゼンを、それぞれ銀1モル当たり141.
5mg、3.40g添加すると共に、下記化合物5c−
1を銀1モル当t;す15.9g添加し、更に硬膜剤と
して下記化合物H−1及びH−2をゼラチン1g当たり
各々40mg、 5 mg添加することによって乳剤塗
布液を調製した。
C−1 −1 −2 ((CHz −CH30tCH! )3CCH2SO2
CH2CH2) 2NcHzcHzsOsK得られt;
乳剤塗布液を、厚さ1.1mmの透明な硼珪ガラス基板
(30c+*X 30cm+)上に乾燥膜厚が3μ鶴に
なるように塗布して乳剤層を有するハロゲン化銀感光材
料を作製した。銀付量は1.5g/s”、色素の付量は
0.24g/−であった。
得られた試料を感光材料−1〜5とする。
前記ハロゲン化銀乳剤層を設ける工程において、乳剤塗
布液中に銀1モル当たり632.8■QのUV−1の分
散液を添加し、銀1モル当たりの乳剤塗布液の容量が前
記工程と同じになるように添加する水の量を調整し、光
透過性基板としてUV吸収剤を含む層が未塗布のものを
選んだ以外は同様にして、感光材料−6を作製した。
又、比較試料として、感光材料−1のUV吸収剤を含む
層の代わりに下記化合物Y−1を含むバッキング層を設
けた以外は感光材料−1と同様にして、感光材料−7を
作製した。更に、前記工程において、前記UV吸収剤を
含まぬノーロゲン化銀乳剤層のみ有する感光材料−8も
作製した。
前記Y−1を含むバッキング層の形成について説明する
。先ず、y−tの分散液を調製する。
Y−11gをトリクレジルホスフェート1g。
酢酸エチル4.29−Q中に溶かした後、ゼラチン0.
83g1トリイソプロピル−β−す7タレンスルホン酸
ナトリウムの5%水溶液2.63−及び水8.4mQを
含む水溶液中に添加混合して50℃で超音波分散してか
ら酢酸エチルを除去し、更に水を加えて17.6a+f
fに仕上げる。
このようにして作製したY−1の分散液をゼラチン水溶
液に添加すると共に、硬膜剤H−1及びH−2を各々4
0mg、  5 mg添加した。ここで、ゼラチン水溶
液は、5%になるように予め添加するゼラチン量を調節
した。又、ゼラチン水溶液100+IQに添加したy−
tの添加量は0.675%であった。
−1 その後、このゼラチン水溶液を前記硼珪ガラス基板に塗
布した後に乾燥を行ってバッキング層を形成した。Y−
1の付量は5 wag/da”であっt;。
表1に各感光材料のUV吸収剤を含む層及びY−1を含
むバッキング層の有無と、その層が存在する層を示す。
カラーフィルターの作製 第2図に示すようなり(青)、G(緑)、R(赤)3色
のモザイクパターンを有するカラーフィルターの作製法
について以下に説明する。尚、各画素のサイズは150
μllX150μmである。
前記の各ハロゲン化銀感光材料の上に、1辺が1507
xmの正方形開口部を有するカラーフィルター用クロム
マスクを重ねて、水銀燈を用いて第1回目の露光を行っ
た。露光は第2図において8部分に相当する位置に行っ
た。
露光された感光材料を下記マゼンタ発色現像液に23°
Cで3分間浸漬した。
マゼンタ発色現像液組成 マゼンタカプラー・ ・・・  ・0.26g6−t−
ブチル−7−クロロ−3−(3−メチルブチル)−1H
−ピラゾロ[3,2−c]−1,2,4−)リアゾール
現像主薬・            ・2.0g4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチメーN−β−メタンスルホ
ンアミドエチルアニリン・11/2硫酸塩l水塩 ニトリロトリメチレンホスホン酸ナトリウム(40%水
溶液)・3.00Ioα 無水硫酸ナトリウム・      ・20.0g臭化ナ
トリウム・・・     ・1.0g亜硫酸ナトリウム
・       ・10.00 gエチレングリコール
・     ・IO,0mαポリエチレングリコール・
   ・2.0g水を加えて・          1 尚、上記のマゼンタ発色現像液に水酸化ナトリウムを添
加して、25℃におけるpH値が12.0になるように
調整した。
次に1分間水洗した後、下記組成の銀源白液に3分間浸
漬して漂白を行った後、4分間水洗してから乾燥させる
ことによって、基板上に青色部を形成した(第1処理)
銀源白液i戊 エチレンジアミン四酢酸鉄Cm )7ンーt==+7ム
塩・ 200.0g 臭化アンモニウム・       ・10.0g氷酢酸
・            ・10−0m12水を加え
てN2とし、アンモニア水を用いてp)i−6,0に調
整する。
次に、上記処理後の感光材料上へ、露光部が第2図にお
けるG部分となるように別のカラーフィルター用クロム
マスクを配置し、第2回目の露光を行っに。
この第2回目の露光が行われた感光材料を、下記組成の
イエロー発色現像液に23℃で3分間浸漬しt;後、1
分間水洗し、1回目と同様に漂白、水洗、乾燥して基板
上に緑色部を形成した(第2処理)。
イエロー発色現像液組成 イエローカプラー・・       ・・1.5ga−
(4−カルボキシフェノキシ)−α−ピバロイル2.4
−ジクロロアセトアニリド 現像主薬・             ・2.0g4−
アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−メタンスル
ホンアミドエチルアニリン・11/2硫酸塩l水塩 ニトリロトリメチレンホスホン酸ナトリウム(40%水
溶液)            ・3.0Om(2無水
硫酸ナトリウム・       ・20.0g臭化ナト
リウム・        ・3.Og亜m@f トIJ
 ラム−−・lO,oOgニチレングリコール・   
    ・10 、0mffポリエチレングリコール・
    ・2.0g水を加えて・          
 Iff尚、上記のイエロー発色現像液に水酸化ナトリ
ウムを添加して、25℃におけるpu値が12.0にな
るように調整した。
次に、上記処理後の感光材料上へ、露光部が第2図にお
けるR部となるように別のカラーフィルター用クロムマ
スクを配置し、第3回目の露光を行った。
この第3回目の露光が行われた写真材料を、下記組成の
赤色発色現像液に23℃で3分間浸漬した後、第2回目
と同様、水洗、漂白、水洗、乾燥して基板上に黒色部を
形成した(第3処理)。
赤色発色現像液組成 マゼンタカプラー・       ・・0.28g6−
t−ブチル−7−クロロ−3−(3−メチルブチル) 
−18−ピラゾロ[3,2−cl−1,2,4−トリア
ゾールイエローカプラー・      ・・・1.42
ga−(4−カルボキシフェノキシ)−a−ピバロイル
−2,4−ジクロロアセトアニリド 現像主薬・            ・2.0g4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−メタンスルホ
ンアミドエチルアニリン・11/2硫酸塩l水塩 ニトリロトリメチレンホスホン酸ナトリウム(40%水
溶液)・・・・・3.0OIla無水硫酸ナトリウム・
 ・・  ・◆20.Og臭化ナトリウム・・  ・・
   ・3,0g亜硫酸ナトリウム・・      ・
10.00gエチレングリコール・      ・IO
,00mQポリエチレングリコール・    ・2.0
g水を加えて・           lI2尚、上記
の赤色発色現像液に水酸化ナトリウムを添加して、25
℃におけるpH値が12.0になるように調整した。
次に、上記処理後の感光材料上へ、露光部が第2図にお
けるR部となるようにカラーフィルター用クロムマスク
を配置して、M4回目の露光を行っに 。
この第4回目の露光が行われた感光材料を、33℃で次
のように処理して赤色部を形成することにより(第43
!L理)、B(青)、G(緑)、R(赤)の3色のモザ
イクパターンを有するカラーフィルターを得た。
白黒現像 水    洗 色素漂白 水    洗 銀漂白 水   洗 1分間 1分間 1分間 1分間 6分間 1分間 定   着              1分間水  
  洗              4分間乾   燥 各処理に使用した浴は下記の組成を有するものである。
白黒現像液組成 亜硫酸ナリトウム・      ・010gハイドロキ
ノン・・・     ・・・10g水酸化カリウム(4
8%水溶液)・・・5a+Qジエチレングリコール・ 
・・  ・2Qm(1ジメゾン・          
  ・0.7g炭酸ナトリウム・     ・・ ・2
0g臭化カリヴム・・・・ ・・・ ・・2gチアジア
ゾール・・・       ・0.05g水を加えて・
         ・・10色素漂白液組戒 96%硫酸・  ・・・・・・・・ ・40m!2沃化
カリウム・    ・・・・ ・15g2.3.6− 
トリメチルキノキサリン・・・2g水を加えて・   
       ・lQ銀漂白液組戒 純水・・             ・800+++1
27エリシアン化ナトリウム・    ・206g臭化
ナトリウム・         ・15g硼砂・   
          ・1g水を加えて・・     
    ・1I2(水酸化カリウム水溶液を用いてpH
=8.0に調整)定着液組成 チオ硫酸アンモニウム・       ・175.0g
亜硫酸ナトリウム・        ・・8.5gメタ
亜1酸ナトリウム・       ・2.3g水を加え
て・ ・・・     ・・・1(2(酢酸を用いてp
H= 6.0に調整)このようにして得られたカラーフ
ィルターを試NNo、1〜8とする。又、カラーフィル
ター作製後、試料No、7には、カラーフィルター上に
ポリイミドから成る保護層をスピンナー塗布により厚さ
1.5μ■になるよう塗布した後、3%次亜塩素酸ナト
リウム水溶液に1分間浸漬することでバッキング層は除
去した。
得られた各試料について、青色光(B)、緑色光(G)
、赤色光(R)を、それぞれ用いて、緑色光透過画素の
濃度を開口走査面積250μmのマイクロデンシトメー
ターを走査して求めた。緑色光透過画素の測定濃度を表
2に示す。
又、光学顕微鏡を用いて、1000個の緑色光透過画素
について色素の色抜は等の欠陥を持つ画素の個数を測定
した。その結果も併せて表2に示す。
表 青色光透過画素及び赤色光透過画素についても同様な結
果が得られt;。
以上の結果から明らかな様に、本発明に基づく試料は色
濁りの少ない色画素を有するカラーフィルターであるの
は勿論、色画素の欠陥も少なく良好な品質のカラーフィ
ルターを得ることができる。
又、ハレーション防止層を除去する必要がないので、製
造コストも下げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法におけるパターン露光の一例
を示す断面図であり、第2図は本発明の製造方法により
得られるカラーフィルターの一例を示す断面図であり、
第3図は同じく他の一例を示す断面図であり、第4図は
本発明の製造方法により得られるカラーフィルターを用
いた液晶カラーデイスプレーの一例を示す断面説明図で
ある。 11・ ・光透過性基板 12・・・乳剤層13・ ・
ハロゲン化銀感光材料 14・ ・7オトマスク 15・ ・開口部 16・ ・露光予定部分21.31
・ ・光透過性基板 22.32・ ・有色部43・ 
・カラーフィルター 46a、46b・・・偏光板 47・・・液晶48a、
48b ”  ・電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 光透過性基板に光の3原色から成るカラーフィルターに
    おいて、光透過性基板のカラーフィルター面と反対面及
    び/又は同一面に400nm以下の紫外線光を選択的に
    吸収する非拡散性の化合物を少なくとも1種含む層を有
    することを特徴とするカラーフィルター。
JP1281442A 1989-10-27 1989-10-27 カラーフィルター Pending JPH03142402A (ja)

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JP1281442A Pending JPH03142402A (ja) 1989-10-27 1989-10-27 カラーフィルター

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005292240A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hoya Corp 紫外線吸収剤、それを用いたプラスチック眼鏡レンズ及びその製造方法

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JPS597318A (ja) * 1982-07-02 1984-01-14 Mitsubishi Electric Corp 色光分解フイルタおよびその製造法
JPS59111608A (ja) * 1983-12-09 1984-06-27 Hitachi Ltd カラ−フイルタ
JPS59232304A (ja) * 1983-06-15 1984-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd カラ−フィルタの製造方法

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