JPH043101A - カラーフィルター - Google Patents

カラーフィルター

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JPH043101A
JPH043101A JP2104928A JP10492890A JPH043101A JP H043101 A JPH043101 A JP H043101A JP 2104928 A JP2104928 A JP 2104928A JP 10492890 A JP10492890 A JP 10492890A JP H043101 A JPH043101 A JP H043101A
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color
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water
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JP2104928A
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Inventor
Osamu Ishige
修 石毛
Toyoaki Masukawa
増川 豊明
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーフィルターに関し、詳しくは、カラー
液晶デイスプレーへの使用に適したカラーフィルターに
関する。
〔発明の背景〕
カラーフィルターの製造方法として、特開昭55−63
42号に開示されるようにカラー銀塩写真材料を用いた
外式発色現像法によるものがある。
しかし、上記特許に記載の方法では分光特性の異なる画
素間に基づくレリーフが生じ、特にカラー液晶デイスプ
レー作成後の画質劣化の大きな原因となる。即ち、カラ
ー液晶デイスプレーでは、液晶分子の配向に基づく分光
特性が液晶層?こ掛かる電圧によって決まり、その電圧
は液晶層の厚みに影響される。よって、カラーフィルタ
ーの画素間j:膜段差生じると、カラー液晶デイスプレ
ー作成後の画素毎の分光特性が所望のものと異なるとい
う画質の劣化を招く。そこで、これらの段差を解消する
ために、例えば特開昭63−194257号にワイスカ
プラーを用いる方法が開示されている。
又、発明者らも、上記問題を解決するために、外式発色
現像液に発色現像主薬の酸化体とカップリング反応して
実質的に無色の化合物を形成する化合物を含ませること
により、カラーフィルターのB(青)、G(緑)、R(
赤)画素に、選択的に上記カプラーのカップリング生成
物を含有させること・ン提案した(特願昭63・241
800号)。
しかし、これらのワイスカプラーを含有した現像液は経
時での性能劣化が大きく、又、外式発色現像液中に不溶
分が析出して現像液の疲労を著しく早めるという欠点が
あった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、表面平滑性の優れたカラーフィルター
を提供することにある。又、別の目的は低コス]・で性
能の安定したカラーフィルターを提供することにあり、
その製造工程において安定した70セスを提供すること
にある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、光透過性基板上に感光剤層を設け
たハロゲン化銀感光材料を用い、発色覗像して作成され
た、光の3原色から成るカラーフィルターにおいて、下
記−数式CI’J又はCD)で示される前駆体化合物と
発色現像主薬の酸化体とのカップリング反応(こより形
成された実質的に無色の化合物を少なくとも1種、少な
くとも1色の画素に含むことを特徴とするカラーフィル
ターによって達成される。
一般式〔I〕 一般式(n) 入 式中、Xは芳香族第1級アミン系現像主薬の酸化体との
カップリング反応により離脱しうる水に不溶性の基を表
し、R3は水溶性基で置換したアルキル基、フェニル基
、又は複素環基を表し、R1はす7トール環に置換可能
な基を表し、nはO〜2の整数を表すOR,及びR6は
各々、アルキル基、フェニル基又は複素環基を表し、R
,、R4の少なくとも一方には水溶性基が置換している
以下、本発明をより具体的に説明する。
本発明の一数式CI〕又は(I[)で示される前駆体化
合物は、発色現像主薬酸化体とのカップリング反応によ
ってシアン色素を形成すると同時に、実質的に無色の水
不溶性基を離脱する。形成されたシアン色素は現像液中
の求核種(例えば亜硫酸ナトリウム)と反応して脱色さ
れ、現像液中に溶出する。
従って、画素中lこは実質的Iコ無色の水不溶性基のみ
が存在する。実質的に無色どは、該反応生成物tコ起因
する分光濃度の上昇が、全可視領域に亘って0.2以下
(好ましくは0,1以下)であることを言う。
一般式〔I〕及びCIl’lにおし・て、Xで表きれる
現像主薬酸化体との反応で離脱しうる木l=不溶性の基
としては、総炭素数6以上の置換もしくは無置換のアル
フキ7基、アルキルチオ基及び総炭素数8以上の置換も
しくは無置換のアリールチオ基、アリールチオ基が適当
である。好ましくは、総炭素数8以上の置換アルコキ・
7基及び総炭素数10以上の置換アリールオキ/基であ
る。
R3及びR,、R,で表されるアルキル基としては、炭
素数1〜4のものが好ましく、直鎖でも分岐でもよ(゛
。R、、R、及びR4で表される複素環基どしては、炭
素数8以内のものが好ましく、縮環していてもよい。
R2はナフトール環に置換可能な基ならば何でもよく、
例えばハロゲン原子、アミド基、スルホンアミド基、ス
ルホ基、カルバモイル基、スルファモイル基、ウレイド
基等が挙げられる。
上記Rl+Rs及びR4に置換する水溶性基としては、
カルボキンル基、スルホ基、スルファモイル基、スルホ
ンアミド基、ヒドロキシル基が好まし。
い。
以下に一般式(1)及びCII)で示される前駆体化合
物の代表的具体例を示すが、本発明はこれに限定される
ものではない。
H 以下に一般式〔I〕又はCIり で示される前駆 NMU(JUJ+6 体化合物の代表的合成例を示す。
合成例1(例示化合物lの合成) nM Nl′I。
(1)(特開昭59−171955号記載の化合物)ア
セトニトリル500m層中に化合物(1) 18.3g
ピバロイルクロライド6.6gを加え、4時間加熱還流
を続けた。放冷後、反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。濃縮後、酢酸エチル−ヘキサンを展開溶媒とす
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
例示化合物lを16.0g得た。NMR及びマススペク
トルによって構造を確認した。
合成例2(例示化合物14の合成) 化合物(1) 23.8g及び化合物(2) 19.4
gをジメチルホルムアミド400muに溶かし、室温下
で水素化ナトリウム(60%)4.8gを添加した。引
き続き室温下で3時間撹拌を継続した。反応終了後、反
応液を希塩酸にあけた後、濾取、水洗した。充分1: 
IL [しt;後、エタノール−ヘキサン混合溶媒から
再結晶して化合物(4) 33.5gを得た。
中間体〔5)の合成 エタノール200i中に化合物(4) 33.0gを溶
解し、これに水30m12に溶かした水酸化ナトリウム
12.8gを加え、4時間・加熱還流しt;。放冷後、
希塩酸でpH−5とした。氷冷して生成した沈澱を濾取
、水洗、乾燥した。アセトニトリルから再結晶して化合
物(5) 16.9gを得た。
中間体(6)の合成 酢酸エチル200+aQ中に化合物(5) 15.6g
 、ブチリルクロライド5.Og及びピリジン7.1g
を加え、2時間加熱・還流した。続いて水洗、乾燥、濃
縮し、トルエン−アセトンを展開溶媒とするソリ力ゲル
クロマトグラフイーによって化合物(6)14.5gを
得た。
例示化合物14の合成 テトラヒドロフラン150m12に化合物(6) 14
.0g、5%パラジウム炭素1.4gを加え、常温・常
圧にて接触水素添加した。反応終了後、触媒を濾別し濾
液を濃縮しt;。残渣に酢酸エチル100m12 、無
水コハク酸3.5gを加え、4時間加熱・還流した。
反応液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製
して例示化合物14の11.9gを得た。構造はNMR
及びマススペクトルによって確認した。
本発明の化合物は写真感光材料に含まれても処理液台ま
れてもよいが、処理液特に外式現像液又は後述の銀色素
漂白処理用の白黒現像液に含まれるのが好ましい。しろ
黒現像液の場合には発色現像主薬を含ませることが必要
である。
本発明に係る化合物が外式現像液又は前記白黒現像液と
異なる処理液に含まれる場合には、該処理液には通常の
発色現像液に使用される添加剤を含んでもよい。ただし
、発色現像主薬は必ず含まれなければならない。この場
合には、該処理液での処理は外式現像液に浸漬の前でも
後でもよい。
本発明の化合物の使用量は、処理液lQ当たり10g以
下が好ましく、0.01〜2gの範囲が更に好ましい。
本発明に係るハロゲン化銀感光材料中には高沸点溶媒(
以下、HBSと略す)が感光剤層中に含まれていてもよ
く、又、2種以上併用してもよい。
HBSの使用量は、0.1−20mg/d+o”が好ま
しく、0.2−5 mg/dl11”が更に好iLい。
1(BSとしては、7タル酸エステル、燐酸エステル等
のエステル類、フェノール系化合物、有機酸アミド類、
ケトン類である。これらのHBSの中でもフタル酸エス
テル、燐酸エステル、フェノール系化合物が好ましい。
ハロゲン化銀感光材料について 本発明においては、光透過性基板上にハロゲン化銀乳剤
を塗布してなる感光剤層(乳剤層という)を有するハロ
ゲン化銀感光材料を使用する。
使用される前記光透過性基板は光透過性を有していれば
、透明であってもよいし、半透明であってもよい。更に
、透明電極の蒸着工程などにおいてカラーフィルターが
高温に曝されることがあるので、光透過性基板の素材と
しては、良好な耐熱性を有するものが好ましい。
このような光透過性基板を構成する素材の例としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエーテル
スルホン、ポリビニルアルコール及び酢酸セルロースな
どの高分子化合物、ソーダガラス、硼珪酸ガラスなどの
ガラス、石英及びサファイアなどの無機物質などを挙げ
ることができる。
光透過性基板は、上記の素材を用いて、板状、ンート状
あるいはフィルム状などの形態で使用する二とができる
光透過性基板の厚みは、用途及び材質に合わせて適宜に
設定することができるが、通常は、0.5μm−10m
mの範囲内にある。特に、液晶カラーデイスプレー用の
光透過性基板として例えばガラスを用いる場合には、厚
みが0.3〜2mmの範囲内にあることが好ましい。又
、乳剤層を形成する光透過性基板の表面は、従来よりカ
ラーフィルターlこ使用されている光透過性基板と同じ
程度の表面精度を有していれば特に制限はないが、より
一層の高い画像品質を実現するためlこは、光透過性基
板の表面精度として出帆1μmであるのが望ましい。
尚、本発明において、光透過性基板の乳剤層を形成する
面とは反対側の表面に、アンチハレー7Hン用のバッキ
ング用のバッキング層を設けることは好ましい。この場
合にバッキング層中に含まれる染料又は顔料は非拡散性
の染料又は顔料であることが好ましい、、具体的にはカ
ーボンブラ7り分散液を好適に用いることができる。カ
ーボンブランク分散液はファーネス法及びチャンネル法
のいずれの製法Iこ基づくものでもよく、例えは 「ダ
イアブラック」(三菱化成(株)製)などを好適に用い
ることができる。
非拡散性の染料又は顔料は親水性コロイド中に分散され
た状態でバッキング層中に含有されるが、現像処理後に
おいても、各処理液中に溶出しないものでなければなら
ない。用いられる染料又は顔料の光吸収特性は、本発明
において使用するハロゲン化銀乳剤の分光吸収特性!コ
より異なるが、例えば増感色素による分光増感を施して
いないハロゲ〉・化銀乳剤を用いる場合には、500n
m以下の光を吸収するものであることが好ましい。更に
、バッキング層は紫外線吸収剤を含有していてもよい。
紫外線吸収剤としては、例えは rLIVINUL M
S−40J(BASF社製)、rTINtlVIN−P
J (%バ・ガイギー社製)が挙げられる。
非拡散性の染料又は顔料及び紫外線吸収剤は、公知の高
沸点有機溶媒と例えは酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸ブチル、シクロヘキサン、テトラヒドロフ
ラン、四塩化炭素、クロロホルム等で代表される低沸点
有機溶媒と1=溶解した後、界面活性剤を含有するゼラ
チン水溶液と混合し、次いで、攪拌機、ホモン゛ナイザ
ー、コロイドミル、フロージェ・ントミキサー、超音波
分散装置等の分散手段を用いて乳化分散した後、親水性
コロイドバッキング層用塗布組成物中に添加して使用す
る。
尚、非拡散性の染料又は顔料の使用量は、光透過性基板
100cm2当たり0.1mg以上であることが好まし
く、特Iこ好ましくは1mg以上である。
光透過性基板の表面には直接に乳剤層を塗設することが
できるが、乳剤層と光透過性基板との間に下引層を設け
ることもできる。下引層は乳剤層と光透過性基板との接
着力を強化すると共に光透過性基板の表面が粗面であれ
ば、その粗面を平滑面にするものである。
この下引層を形成する素材としては、例えば、ゼラチン
、アルブミ〉・、カゼイン、セルロース誘導体、澱粉誘
導体、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリ
塩化ビニリデン共重合体及びポリアクリルアミドを挙げ
ることができる。
下引層の厚みは、カラーフィルターの分光特性を考慮す
ると薄いことが好ましく、通常はll7m以下であり、
好ましくは0.05〜0.5μmの範囲内である。
使用されるハロゲン化銀乳剤層は、少なくとも、ハロゲ
ン化銀及び水溶性結合剤を含有するが、更に銀色素漂白
作用を示す色素を有する染料を含有してもよい。
ハロゲン化銀としては、例えば塩化銀、沃化銀、臭化銀
、塩沃化銀、塩臭化銀、沃臭化銀などが挙げられる。こ
れらは、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わ
せて使用してもよい。
ハロゲン化銀は、平均粒子径の小さいものを用いること
が望ましく、特に、平均粒子径が01μm以下である、
いわゆるリップマン乳剤を用いるのが好ましい。ハロゲ
ン化銀の平均粒子径が大きいと、得られるカラーフィル
ターの粒状性を中心とした画質が低下することがある。
前記水溶性結合剤としては、例えばゼラチン、アルブミ
ン、カゼイン、セルロース誘導体、澱粉誘導体、アルギ
ン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリルアミ
ドなとが挙げられる。
これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合
わせて使用してもよい。これらの中でも、好ましいのは
ゼラチンである。
本発明の好ましい態様の一つは銀塩色素漂白作用を示す
色素をハロゲン化銀乳剤層中に含有することである。こ
のような染料としては、例えはフタロンアニン染料、ア
ゾ染料などが挙げられる。
アゾ染料の中でも、特に好ましくはビスアゾ染料であり
、具体的には下記化合物を例示できる。
(m、nは各々l又は2を表す) 本発明におけるハロゲン化銀乳剤は、/Nロゲン化銀と
水溶性結合剤と染料とを、()\ロゲン化銀)(水溶性
結合剤)の重量比がl:6〜8:l、ハロゲン化銀Iこ
対する染料の重量比が1/lO〜50、水溶性結合剤に
対する染料の重量比が1/100〜2の割合で含むもの
であることか望ましい。
乳剤層は、例えばスピンナー塗布法、スプレィ塗布法な
との従来より公知の塗布方法を採用して前記乳剤を前記
光透過性基板上に塗布することにより形成することがで
きる。
このようにして形成される乳剤層の厚みは、乾燥厚みで
、通常、0.3〜10νmの範囲内である。厚みが0.
3μm未満であると、充分な発色性が発現しないことが
あり、一方、10/Imを超えると、光の透過性が低下
してカラーフィルターの明度が不充分になることがある
。特に、本発明においては乳剤層の厚みを0.5〜3μ
mの範囲内にすることにより、得られるカラーフィルタ
ーの分光特性を向上することができる。
本発明の好ましい態様の一つに、以上に詳述した乳剤層
をハロゲン化銀感光材料を使用して、外式発色現像法と
銀色素漂白法との組合せによる処理を行う方法があるが
、この方法を採用する際には外式発色現像法による全処
理工程の終了後に、銀色素漂白法による処理を行うのが
好ましい。
次に、本発明の製造方法の好ましい態様について外式発
色現像法!=よる処理工程と銀色素漂白法による処理工
程とに分けて、この順に説明する。
(外式発色現像法による処理工程) この方法においては、光透過性基板上に外式発色現像法
により形成する全ての有色部を、銀塩色素漂白処理を施
す以前に予め形成するのが好ましい。
具体的には、前記ハロゲン化銀感光材料に画素形成のた
めのマスク露光を施し、カラー発色カプラーを含有する
現像液による現像処理を行って有色部を形成する。
霧光処理 本発明において採用することのできる露光方法としては
、例えばコンタクト露光、プロキンミティー露光、ステ
ップ露光などの通常のパターン露光に用いられる方法が
挙げられる。
パターン露光は、例えば第1図に示すように光透過性基
板ll上に積層された銀塩色素漂白作用を示す前記染料
を含む乳剤層12を有するハロゲン化銀感光材料■3上
イこフォトマスクj4を配電し、フォトマスク14の上
方から光を当てることにより行なう。この操作によって
フォトマスク14に設けられている開口部15に対応す
る乳剤層の露光子定部分]6を選択的に露光することが
できる。
露光子定部分j6の大きさ、即ち開口部15の大きさは
製造すべきカラーフィルターの用途に応じて適宜に設定
することかできる。ただし、露光に用いる光源の波長よ
りも開口部15の幅が狭いど有効な露光を行うことがで
きないので、開口部150幅を波長よりも広くする。ハ
ロゲン化銀は340〜420nmの範囲内の光に対して
有効な感光性を有しているので、開口部j5の幅は、通
常、340nm以上であり、更にカラーフィルターとし
ての用途を考慮すると、]μm以上にするのが好ましい
。又、液晶デイスプレー用のカラーフィルターの場合に
、赤色、青色及び緑色の各有色部の加色混合によって有
効に色再現を行わせるためには、開口部15の幅を10
00p、m以下、特に望ましくは500μm以下に設定
することが好ましい。
露光時間及び光源等の他の条件については、通常の条件
I:従うことかできる。
現像処理 外式発色現像法は、1種又は2種以上のカラー発色カプ
ラーを含有する現像液を用いて現像を行うことにより、
乳剤層中へ色素を染着又は析出させる方法である。
使用する上記現像液は、少なくともカラー発色カプラー
と現像主薬とを含有する。
現像主薬としては、シー・イー・ケー・ミース、テ(−
’ 、lr−’7チ・ジェームス(C,E、に、Mee
s and 丁。
11、James)著「ザ・セオリー・オブ・ザ・7オ
トグラフ4 ’7り・プロセス第3版(The The
ory of thePhotographic Pr
ocess 3rd、Edition)J、293−2
98頁l二記載された化合物?挙げることができ、具体
的な例としてCま、 (1)4−アミノ−3−メチル−N−(2−ヒドロキノ
エチル)アニリンfI7L酸塩 (2) N−エチルートメトキシエチルー3−メチル−
p〜フェニレンジアミン・p−hルエンスルホン酸塩 (3)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(2
−メチルスルホンアミドエチル)アニリン・硫酸塩・水
和物 (4) N、N−ジエチル−p−7二二レンジアミン硫
酸塩 (5)N、N−ジエチル−3−メチル−p−フェニレン
ジアミン塩酸塩 などを挙げることができる。
現像液においては、例示しl;現像主薬を初めとする現
像主薬の内から、]種類の現像主薬を選択して使用する
のが好ましい。現像主薬の選択は、通常、カラー発色カ
プラーの種類及び組合せ等を考慮して行う。
現像液中における現像主薬は、通常は、現像液1Q中に
0.1−10gの範囲内の含有量で含まれるように使用
する。現像主薬の含有量が0.1gより少ないと、育効
に現像を行えないことがあり、また、10gより多く用
いても、現像性の著しい向上は見られないばかりでなく
、現像主薬の種類によっては、充分に溶解しないことが
ある。
特に、現像液IQ中に0.5〜7gの範囲内で現像主薬
を用いるのが好ましく、更に、1〜5gの範囲内で現像
主薬を用いるのが特に好ましい。
このような範囲内に現像主薬の配合量を設定することに
より、用いるカラー発色カプラーの種類に拘わりなく、
通常の濃度での現像時間を適正な範囲内(例えば1〜1
0分間の範囲内)にすることができ、非常に作業性が良
好になる。更に、この範囲内にすることにより、発色性
が特に良好になる。
前記カラー発色カプラーは、通常のカラー写真法で使用
される内式カプラー(バラスト型カプラー)とは異なり
、現像液中に添加して、少なくとも一部が現像液中に溶
解した状態で使用される外式カプラーであり、公知の外
式カプラーを使用することができる。
前記カラー発色カプラーのうち、イエロー発色カプラー
の例としては、ケトメチレン化合物(例え1fa−(4
−カルボキンフェノキ/)−a−ピバロイル−2,4−
ジクロロアセトアニリドなどのアシルアセトアニリド)
を挙げることができ、更に、米国特許3,510,30
6号、同3,619.189号、特公昭4033775
号及び同44−3664号等に記載されたものを使用す
ることができる。
又、マゼンタ発色カプラーの例としては、活性メチレン
化合物(例えば1−(2,4,6−トリクロロフェニル
)−3−(p−ニトロアニリノ)−5−ピラゾロンなと
のピラゾロン類、7−クロロ−3−フェニル−6−イツ
ブロビルーIH−ピラゾロ[5,1−CI−1,2,4
−トリアゾールなどのピラゾロアゾール類及びシアノア
セトアニリド類)を挙げることができ、更に、西独特許
公開(OLS)2,016,587号、米国特許3.1
52,896号、同3.615.502号、特公昭44
−133111号等に記載されたものを使用することが
できる。
更Iこ、/アン発色カプラーの例としては、フェノール
化合物(例えば、2−アセトアミド−4,6−ジクロロ
−5−メチルフェノール)あるいはナフトール化合物(
例えば、N−(2−アセトアミドフェネチル)−1−ヒ
ドロキン−2−ナフトアミド)を挙げることができ、又
、米国特許3,002,836号、同3,542,55
2号、英国特許1.062.190号等に記載されてい
るものを使用することができる。
尚、上記のものの他、rThe Theory of 
the Ph。
rographic Process 3rd Edi
tionJ(前出)、17章382〜395頁に記載さ
れているものを使用することもできる。
前記現像液において、現像液1c中におけるカラー発色
カプラーの合計の含有量は、0.1〜20gの範囲内に
設定するのが好ま、しい。0. Igより少ないと、充
分に発色しないことがあり、他方、20gより多く用い
た場合には、いわゆるカブリが発生することがある。特
に本発明においては、現像液112中のカラー発色カプ
ラーの合計の含有量を0.2〜10gの範囲内にするこ
とにより、色濁りが少なく分光特性の良好なカラーフィ
ルターを得ることができる。
この現像液中における異なる発色を示すカラー発色カプ
ラーの配合比率は、用いるカラー発色カプラーの発色性
を考慮して適宜に設定することができる。例えば、シア
ン発色カプラーとマゼンタ発色カプラーとを組み合わせ
る場合には、両者を重量比で、通常は1:9〜73、好
ましくは1:9〜46の範囲内にする。又、シアン発色
カプラーとイエロー発色カプラーとを組み合わせる場合
には、両者を重量比で、通常は1:9〜7:3、好まし
くは]:9〜4,6の範囲内にする。
更に、マゼ〉り発色カプラーとイエロー発色カプラーと
を組み合わせる場合には、両者を重量比で、通常は9:
1〜1:9、好ましくは8:2〜28の範囲内にする。
そして、発色カプラーとマゼンタ発色カプラーとイエロ
ー発色カプラーとの3者を組み合わせる場合には、3者
をほぼ同量づつ配合するのが好ましく1゜ 又、本発明における外式発色現像法において好適に使用
することのできる現像液中のカラー発色カプラーの合計
量と現像主薬との配合重量比は、カラー発色カプラー及
び現像主薬の種類及び含有率などを考慮して適宜設定す
ることができるが、通常は、カラー発色カプラー及び現
像主薬の配合重量比を、l:9〜9:lの範囲内にする
更に、現像液は、保恒剤(例えば、亜硫酸ナトリウム、
ジエチルヒドロキシルアミン)、促進剤(例えば、水酸
化ナトリウムなどのアルカリ剤)、制御剤(例えば、臭
化カリウム、沃化カリウム)、助剤(例えば、ポリエチ
レングリコールなどの水質調整剤、シトラジン酸、イミ
ダゾール銹導体等の色調剤)など通常の外式現像液に含
まれる添加剤を含んでもよい。
現像液は、上記の成分を水に溶解することにより調製す
ることができる。
尚、現像液は、通常の使用温度(例えば、 10〜40
℃)のおけるpH値が9.0−13.0の範囲内になる
ように水酸化ナトリウムなどを用いて、pH値を調整し
た後に使用される。
本発明の方法において、外式発色現像法による画素の形
成は、前記現像液を用いて、例えば次のようにして行う
ことができるわ まず、前記ハロゲン化銀感光材料を通常の方法によりパ
ターン露光する(第1の露光)。
第1のパターン露光を行なった後、前記カラー発色カプ
ラーを含有する現像液を用いて露光部分の第1の現像を
行なう。例えは、カラー発色カプラーとして、シアン発
色カプラーとマゼンタ発色カプラーとを含む現像液(青
色現像液)を用いて現像を行なうことにより、露光部分
は、青色に現像される。
又、シアン発色カプラーとイエロー発色カプラーとを含
む現像液(緑色現像液)を用いることにより、露光部分
は緑色に現像される。更に、マゼンタ発色カプラーとイ
エロー発色カプラーとを含む現像液(赤色現像液)を用
いることにより、露光部分は赤色に現像される。
又、シアン発色カプラーを含む現像液(/アン現像液)
、マゼンタ発色カプラーを含む現像液(マゼンタ現像液
)及びイエロー発色カプラーを含む現像液(イエa−現
像液)を用いることJこより、露光部分は各々シアン色
、マゼンタ色及びイエロー色に現像される。
第1の露光部は、目的に応じてシアン現像液、マゼンタ
現像液、イエロー現像液、青色現像液、緑色現像液及び
赤色現像液のうちのいずれかの現像液を用いて現像する
こうして第1の露光部分の現像を行なった後、通常、感
光材料を酢酸などの酸を含む停止液に浸漬して現像に伴
なう反応を停止させ、次いで水洗してから、通常、漂白
液又は黒白現像液に浸漬して2回目以降の現像処理に伴
う第1現像部への色濁りを防止し、更に水洗した後、乾
燥させることによって、赤色、青色、緑色、シアン、マ
ゼンタ及びイエローのうちいずれかの画素を有する第1
の有色部を形成する。
次に、フォトマスクを用いて前記の第1の露光部に隣接
する未露光部分を第1の露光と同様の方法によりパター
ン露光し、その後、第1の工程で用いた以外の現像液の
内の1種を用いて現像する。
更に、所望により漂白液又は黒白現像液への浸漬、水洗
及び乾燥などの工程を経ることにより、第2の有色部を
形成することができる。
同様に、第2の有色部に隣接する未露光部分をパターン
露光し、その後、前記第1及び第2の工程で用いた以外
の現像液を用いて現像する。
更に、所望により漂白液又は黒白現像液への浸漬、水洗
及び乾燥などの工程を経ることにより、第3の有色部を
形成することができる。
本発明の好ましい態様の1例においては、以上のよう!
=シて第1〜第3の有色部を形成した後、次に詳述する
銀色素漂白処理を行う。
(銀色素漂白法による処理工程) この方法においては、前記外式発色現像法による全ての
有色部を形成した後に、銀色素漂白処理を行って前記ハ
ロゲン化銀感光材料が含有する銀色素漂白作用を示す色
素の消色を行う。
銀色素漂白法による処理工程は、少なくとも、黒白現像
処理、染料漂白処理及び銀漂白処理を、この順Iこ行う
ものである。
次に、銀色素漂白法による処理工程を、黒白現像処理、
染料漂白処理及び銀漂白処理に分けて、この順に説明す
る。
黒白現像処理 この方法においては、前記の外式発色現像法により形成
した各有色部のパターンのうち、所望の有色部のパター
ンと同じパターンに画像露光を行った前記感光材料に、
黒白現像液を用いた黒白現像処理を行って、感光材料に
還元銀像を生成させる。
使用される黒白現像液は、例えば現像主薬 [以下、現
像主薬(D)と言う。]、現像助剤、保恒剤、いわゆる
現像カブリ防止剤及びアルカリ緩衝剤、更に必要に応じ
て前記現像主薬(D)及び現像助剤の溶剤を含有する。
現像主薬(D)としては、例えばハイドロキノン、/)
 Oルハイドロキノン、カテコールなどが挙げられる。
現像助剤としては、例えばピラゾロン、ピラゾロン誘導
体、メトールなどが挙げられる。
保恒剤としては、亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げ
られる。
現像カブリ防止剤としては、例えば臭化物、ベンゾトリ
アゾールなどが挙げられる。
アルカリ緩衝剤としては、例えば炭酸塩、水酸化物、燐
酸塩、8酸塩及びメタ硼酸塩などが挙げられる。
現像主薬(D)及び現像助剤の溶剤としては、例えばエ
チレングリコール、トリエタノール、ジェタノールなど
が挙げられる。
前記黒白現像液中における前記各種成分の含有量の一例
を示せば、現像主薬(D )1〜20g10.現像助剤
005〜8g#!、保恒剤1〜120g#、現像カブリ
防止剤0.001〜5g/Lアルカリ緩衝剤0.1〜5
0g/cであり、更に現像主薬及び現像助剤の溶剤を用
いる場合には溶剤1〜20IiQ/Qである。
黒白現像処理は、通常、20〜60℃で10〜200秒
間、前記の画像露光した感光材料を黒白現像液中に浸漬
することにより行う。
この黒白現像処理により、画像露光した感光材料(A)
中に還元銀像(銀ネガ像)が生成する。
黒白現像処理の後、通常、水洗処理を行ってから、次に
詳述する染料漂白処理を行う。
染料漂白処理 染料漂白処理においては、染料漂白液を用いて感光材料
中に含有させる染料の色素の漂白を行う。
即ち、この染料漂白処理は画像露光した感光材料が含有
する染料中の色素のうち、画像銀の多い部分の色素を漂
白して色素のポジ像を形成する処理である。
使用される前記染料漂白液は、例えは漂白剤、銀塩又は
銀錯体を形成する化合物及び染料漂白促進触媒を含有す
る。
漂白剤としては、例えは塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸、ス
ルファミン酸、コハク酸、酢酸等の有機酸なとが挙げら
れる。
銀塩又は銀錯体を形成する化合物としては、例えば臭化
カリウム、沃化カリウム、尿素、チオ尿素、セミカルバ
ノド、チオセミカルバジドなどが挙げられる。
染料漂白促進触媒としては、例えばピラジン、ナフタジ
ン、キノリン、キノキサリン類、フェナジン類、アント
ラキノン類、ナフトキノン類、インド7エナジン類、N
−置換イソアロキサジン類、フロキノキサリン類、チエ
ツキツキザリン類、ジフェニル誘導体、トリフェニルメ
タン誘導体、ルマジン類、アロギザジン類、/ソノリン
類、オルトフエニレンメ゛アミン誘導体などが挙げられ
る(米国特許2,270.118号、同2,410,0
25号、同2.541884号、同2,627,461
.1v12,669.517号、英国特許657.37
4号、同711.247号、特公昭45−22195号
等参照)。
前記染料漂白液中における前記各種成分の含有量の一例
を示せば、漂白剤1〜20g/ff、銀塩又は銀錯体を
形成する化合物0.1〜20 g / Q、染料漂白促
進触媒帆001−10g#lテある。
染料漂白処理は、通常、20〜60’Cで、10〜20
0秒間、染料漂白液に浸漬することにより行なう。
この染料漂白処理により、前記の画像露光した感光材料
中の画像銀の多い部分はど漂白されて色素のポジ像が生
成する。そして、色素の漂白に利用されなかった黒色銀
はそのまま残留する場合がある。
染料漂白処理の後、通常、水洗処理を行ってから、次に
記述する銀漂白処理を行うことができる。
銀漂白処理 銀漂白処理は、上記染料漂白処理を行った画像露光しI
;感光材料中に残存する全ての黒色銀を再ハロゲン化す
る処理である。
二の銀漂白処理には銀漂白液を使用する。
銀漂白液は従来より公知のものでよく、例えばエチレン
ジアミン四酢酸の第2鉄キレートを含む漂白液を好適に
用いることができる。
銀漂白処理は、通常、18〜60°Cで、5〜500秒
間行う。
以上の処理を行った後、水洗してから、感光材料中のハ
ロゲン化銀を除去する定着処理を行って、更に水洗し、
乾燥させる。
(8!光・処理プロセスについて) 次に、本発明における好ましい露光・処理プロセスにつ
いて説明する。
例えば第2図に示すB(青色光透過用画素)、G(緑色
光透過用画素)およびR(赤色光透過用画素)を有する
カラーフィルターを形成する場合の露光・処理プロセス
のパターンを表Aに示す。
第2図に示す各有色部はイユロー色素(y+又はY2)
、マゼンタ色素(M、又はM2)及びノアン色素(CI
又はCZ)のうち、異なる2色の色素を含有する。
そして、表Aは、これらの各色素の形成方法を示してい
る。
すなわち、この方法においては、表A中にGAで示した
箇所lコ外式発色現像法を採用して色素像を形成した後
、SDRで示した筒所以外の箇所の色素を銀色素漂白法
を採用して銀色素漂白作用を示す色素の消色を行う。
例えば、表A中のパターン例1に示す画素形成パターン
においては、先ず第1の露光・処理プロセスにより青色
光透過用画素を前述の要領でバタン露光する。その後、
マゼンタ発色カプラーを含有する外式現像液を用いて現
像処理を行う。
次いで、第2の露光・処理プロセスにより緑色光透過用
画素をパターン露光した後、イエロー発色カプラー及び
シアン発色カプラーを含有する外式現像液を用いて現像
処理を行う。続いて、第3の露光・処理プロセスにより
赤色光透過用画素をパターン露光した後、イエロー発色
カプラー及びマゼンタ発色カプラーを含有する外式現像
液を用いて現像処理を行う。
最後に、緑色光透過用画素及び赤色光透過用画素をパタ
ーン露光した後、前記銀色素漂白処理を行う。ここで、
青色光透過用画素、緑色光透過用画素及び赤色光透過用
画素の露光及び処理の順序については、全ての外式発色
現像処理の終了後に、銀色素漂白処理を行うものであれ
ば、特に制限はない。又、青色光透過用画素、緑色光透
過用画素及び赤色光透過用画素の配列は第2図に示すも
のに規定されるものではない。(その他)本発明の方法
においては、例えは第3図に示すような光透過性基板3
1上に赤色部(R)、青色部(B)及び緑色!(G)か
らなる光透過性の有色部32を、それぞれに間隙を設け
て形成した後、この間隙にパターン露光を施してから、
)アン発色カプラー、マゼンタ発色カプラー及びイエロ
ー発色カプラーを含む現像液を用いた現像処理を行うこ
とにより、有色部32の赤色部(R)、青色部(B)及
び緑色部(G)の間隙に光不透過性区画部(ブラックス
トライプ)33を形成することもできる。その際にも銀
色素漂白処理プロセスは、全ての外式現像処理プロセス
終了後に行うことが好ましい。
又、本発明の方法においては、カラーフィルタ−の用途
に応じて、カラーフィルター層にエツチング処理を行っ
て、カラーフィルター層の不要な部分を除去することも
可能である。
更に、画素の形成態様はモザイク状及びストライプ状の
いずれであってもよい。
このようにして得られるカラーフィルターは、例えば@
4図に示すような液晶カラーデイスプレー用のフィルタ
ーとして好適に使用することができる。即ち、第4図に
示すように、偏光板46a、 46bによって、カラー
フィルター43と電極48a、 48bによって制御さ
れる液晶47とが挟持されるようにカラーフィルター4
3を配置すれば、液晶カラーデイスプレー用のフィルタ
ーとして使用することができる。
更に、その他従来より使用されている撮像管用のカラー
フィルターに代えて好適に使用することも可能である。
〔実施例〕
次に実施例を示し、本発明について更に具体的に説明す
る。尚、実施例における%表示は、特lこ断わりない限
り重量%を表す。
実施例1 ハロゲン化銀感光材料の作製 ゼラチンの10%水溶液に硝酸銀水溶液と、臭化カリウ
ム及び沃化カリウムを含む水溶液とを同時に添加するこ
とにより4モル%の沃化銀を含む沃臭化銀乳剤(平均粒
子径:O,OSμm、ゼラチン濃度9%)を調製した。
添加条件は0.05μmの平均粒径を有するりンブマン
乳剤が得られるように規制した。
得られた沃臭化銀乳剤に、銀1モル当たり28.3mg
のチオ硫酸ナトリウムの5水塩を加えて595℃で45
分間化学熟成した。
次いで、上記乳剤に、1−フェニル−5−メルカプトテ
トラゾール及びl−カルボキシエチル−3゜4.5−ヒ
ドロキシベンゼンを、それぞれ銀1モル当たり141.
5mg、340g添加すると共に、下記化合物5C−1
を銀1モル当たり15.9g添加し、更J二硬膜剤とし
て下記化合物H−1及びH−2をゼラチン1g当たり各
々40mg5 5 mg添加することによって乳剤塗布
液を調製した。
C−1 このバッキング層の形成について次番こ説明する。
ゼラチン水溶液に下記化合物Y−1の分散液を添加する
と共に、硬膜剤H−1及びH−2を各々40mg、5m
g添加した。ここで、ゼラチン水溶液は、5%になるよ
うに予め添加するゼラチン量を調節した。又、ゼラチン
水溶液100m0中に添加したYlの添加量は1.35
%であっl;。
((CH,−C)ISO2C1(2)XCCH2SO,
CH2C)12LNCI(、C)1250.に得られた
乳剤塗布液を、厚さ]、1mmの透明な硼珪ガラス基板
(30cmx 30c+++)上に乾燥膜厚が3μmに
なるように塗布して乳剤層を有するハロゲン化銀感光材
料を作製した。銀付量は1.5g/m”、色素の付量は
0.24g/m”であった。
こうして感光材料を作製した。
尚、上記ハロゲン化銀感光材料は、前記硼珪ガラス基板
における前記乳剤層を有する面とは反対側の面にバッキ
ング層を有するものである。
その後、このセラチン水溶液を前記硼珪ガラス基板に塗
布しt;後に乾燥を行ってバッキング層を形成した。Y
−1の付量は10mg/d11′であった。
尚、前述の分散液はY−11g当たりをトリクレジルホ
スフェート1g、酢酸エチル4.29m12中に溶かし
た後、ゼラチン0.83g、  トリイソプロピルβ−
ナフタレンスルホン酸ナトリウムの5%水溶液2.63
m(l及び水3.4m12を含む水溶液中に添加混合し
て50°Cで超音波分散してから酢酸エチルを除去し、
更に水を加えて17.6mffにしたものを用いプニ。
カラーフィルターの作製 第2図に示すようなり(青)、G(緑)、R(赤)の3
色のモザイクパターンを有するカラーフィルターの作製
法について以下に説明する。尚、各画素のサイズは15
0μmx1soμmである。
前記の各ハロゲン化銀感光材料の上に、1辺が150μ
mの正方形開口部を有するカラーフィルター用クロムマ
スクを重ねて、タングステンランプを用いて第1回目の
露光を行った。露光は第2図においてB部分に相当する
位置に行った。
露光されt;感光材料を下記マゼンタ発色現像液に23
°Cで3分間浸漬した。
マゼンタ発色現像液組成 マゼンタカプラー・・・・・・・・・ 0 、26g5
−t−ブチル−7−クロロ−3−(3−メチルブチル)
I+(−ピラノo r3.2−cコー1.2.4− ト
!77ゾールワイスカブラーWE−]・・・表−1に示
す量現像主薬・・・・・・・・・・・・・ 2.0g4
−アミノ−3ヘメチルートエチルーN−β−メタンスル
ホンアミドエチルアニリン・11/2M酸塩l水塩 ニトリロトリメチレンホスホン酸ナトリウム(40%水
溶液)・・・・・・・・・・ 3.00mQ無水硫酸ナ
トリウム・・・・・・・・20.0g臭化ナトリウム・
・・・・・・・・・ J、0g亜硫酸ナトリウム・・・
・・・・・・IO,00gエチレングリコール・・・・
・・・・lo、omθポリエチレングリコール・・・・
・・ 2.0g水を加えて            1
Ω尚、上記のマゼンタ発色現像液に水酸化ナトリウムを
添加して、25℃におけるpH値が12.0になるよう
にtll整した。
次に1分間水洗しt:後、下記組成の銀源白液に3分間
浸漬して漂白を行った後、4分間水洗してから乾燥させ
ることによって、基板上に青色部を形成しt;(第1処
理)。
銀源白液組成 エチレンジアミン四酢酸鉄(I[l)アンモニウム塩・
・・・・・・・・・200.0g 臭化アンモニウム・・・・・・・・・ IO,0g氷酢
酸・・・・・・・・・・・・・・ IO,OmQ水を加
えてIQとし、アンモニア水を用いてpH−6,0に調
整する。
次l二、上記処理後の感光材料上へ、露光部が第2図に
おけるG部分となるように別のカラーフィルター用クロ
ムマスクを配置し、第2回目の露光を行った。
この第2回目の露光が行われた感光材料を、下記組成の
イエロー発色現像液に23°Cで3分間浸漬した後、1
分間水洗し、1回目と同様に漂白、水洗、乾燥して基板
上に緑色部を形成した(第2処理)。
イエロー発色現像液組成 イエローカプラー・・・・・・・・・ 1.5ga−(
4−カルボキシフェノキシ)−σ−ビバロイルー2.4
−ジクロロアヤトアニリド現像主薬・・・・・・・・・
・・・・ 2.0g4−アミノ−3−メチル−N−エチ
ル−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリン 11/2硫酸塩1水塩 ニトリロトリメチレンホスホン酸ナトリウム(40%水
溶液)・・・・・・・・・・ 3.00m12無水硫酸
ナトリウム・・・・・・・・ 20.0g臭化ナトリウ
ム・・・・・・・・   3,0g亜硫酸ナトリウム・
・・・・・・・・ lO.00gエチレングリコール・
・・・・・・・ lO.OmQポリエチレングリコール
・・・・・・ 20g水を加えて          
   IO尚、上記のイエロー発色現像液に水酸化ナト
リウムを添加して、25℃におけるpHfi&が12.
01=なるように調整しI;。
次に、上記処理後の感光材料上へ、露光部が第2図にお
けるR部となるように別のカラーフィルター用クロムマ
スクを配置し、第3回目の露光を行っl二。
この第3回目の露光が行われた写真材料を、下記組成の
赤色発色現像液に23°Cで3分間浸漬した後、第2回
目と同様、水洗、漂白、水洗、乾燥して基板上に黒色部
を形成した(第3処理)。
赤色発色現像液組成 マゼンタカプラー・・・・・・・・・ 0.28g6−
t−ブチル−7−クロロ〜3−(3−メチルブチル)]
)]1−ピラゾロ3,2−c]−1,2,4−トリアゾ
ールワイスカプラーWE−1・・・表−1に示す量イエ
ローカプラー・・・・・・・・・ 1.42ga−(4
−カルボキンフェノキ/)−σ−ビバロイルー2.4−
ジクロロアセトアニリド現像主薬・・・・・・・・・・
・・・ 2.0g4−アミノ−3−メチル−N−エチル
−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリン・11
/2硫酸塩l水塩 ニトリロトリメチレンホスホン酸ナトリウム(40%水
溶液)・・・・・・・・・・ 3−03−0O無水硫酸
ナトリウム・・・・・・・・ 20.0g臭化ナトリウ
ム・・・・・・・・・・ 3.0g亜硫酸ナトリウム・
・・・・・・・・ 10.00gエチレングリコール・
・・・・・・・ l(loOmQポリエチレングリコー
ル・・・・・・ 2.0g水を加えて        
     1a尚、上記の赤色発色現像液に水酸化すト
リウムを添加して、25℃におけるpH値が12.0に
なるように調整した。
次に、上記処理後の感光材料上へ、露光部が第2図にお
けるR部となるようにカラーフ(/レター用クロムマス
クを配置して、第4回目の露光を行つlこ。
この第4回目の露光が行われた感光材料を、33℃で次
のように処理して赤色部を形成することにより(第4処
理)、B(青)、G(緑)、R(赤)の3色のモザイク
パターンを有するカラーフィルタを得tこ。
白黒現像    1分間 水      洗            1 分間色
素漂白     1分間 水      洗            1 分間銀
  漂   白           6分間水   
   洗           1 分間定     
 着            1 分間水      
洗           4 分間乾      燥 各処理に使用した浴は下記の組成を有するものである。
白黒現像液組成 亜硫酸ナトリウム         10gハイドロキ
ノン          10g水酸化カリウム(48
%水溶液)5m0】エチレングリコール       
20mQジメゾン              0・7
g炭酸ナトリウム          20g臭化カリ
ウム           2gチアジアゾール   
       0.05g水を加えて        
    10色素漂白液組成 96%硫酸             40m12沃化
カリウム           15g2.3.6− 
)リメチルキノキサリン   2g水を加えて    
        1ββ銀白白液成 純水               800mClフェ
リシアン化ナトリウム     206g臭化ナトリウ
ム          15g硼砂         
       1g水を加えて           
  lQ(水酸化カリウム水溶液を用いてpH−8,0
に調整。)定着液組成 チオ硫酸アンモニウム       175,0g亜硫
酸す!・リウム         8.5gメタ亜硫酸
ナトリウム       2.3g水を加えて    
        1θ(酢酸を用いてpH−6,0に調
整。)又、カラーフィルター作成後、バッキング層に3
%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を滲み込ませ、ガーゼで
拭き取ることによりバッキング層を完全に除去した。
このようにして得られたカラーフィルターを試料No、
lとする。
試料No、lの製造工程において、マゼンタ発色現像液
及び赤色発色現像液中のWE−1を他のワイスカプラー
及び本発明の化合物に表−1に示すように変えた以外は
同様にして試料NO12〜6を作製した。
表−1 (比較ワイスカプラー) WE−1(特開昭63−194257号記載の化合物)
WE−2 マゼンタ発色現像液中、赤色発色現像液中のワイスカプ
ラーの量については、予備実験の結果、段差が0.05
μm内に収まる量を実験的に決定したものである。
得られたカラーフィルターの試料No、l〜6について
、(株)ランク・テーラ−・ホブソン製タリ・ステップ
により各画素間の段差を調べた。各画素間の段差は、全
てのカラーフィルターの試料において、表−2に示す如
< O,OSμm以内であった。
この結果より、カラーフィルター作成後の試料表面の段
差は、どの試料においても非常に少ないことがわかる。
更に、カラーフィルターの試料作成後、マゼンタ発色現
像液と赤色発色現像液の濁度を現像後30分後にみたと
ころ、本発明の試料作成に使用した各現像液は、比較試
料の作成に使用した現像液に比べて現像液の濁りのレベ
ルが非常に小さく、透明に近い状態だった。濁りのレベ
ルを目視ではあるが表した結果を表−3に示す。
又、更に各現像液を6時間室温に放置した後に用いた以
外は同様にして別の試料を作成し、この試料について、
同様に各画素間の段差の測定をしたところ、本発明の試
料は、各画素間の段差が、1回目に作成した試料と変わ
らないのに対し、比較試料では赤、青の画素と緑画素と
の段差が表−2に示すように大きくなっていた。
以上より本発明においては、カラーフィルター表面の優
れた平滑性を示すと共に、現像液の疲労が小さく、現像
液交換の回数が少なくて済み製造表−2 表−3 目視による判定基準は以下の通りである。
■・・・殆ど透明で変化のないもの O・・・少し濁りが見られるが殆ど透明のもの△・・・
やや濁りがあるもの ×・・・かなり濁りの見られるもの ××・・・濁りの程度が大きいもの 以上より、比較として用いた4−メチルピラゾロン型の
ワイスカプラーに較べ、本発明の化合物を用いた処理に
おいては処理液の安定性が大巾に改良されることがわか
る。
【図面の簡単な説明】
tjg1図は本発明の製造方法におけるパターン露光の
一例を示す断面図であり、第2図は本発明の製造方法に
より得られるカラーフィルターの一例を示す断面図であ
り、第3図は同じく他の一例を示す断面図であり、第4
図は本発明の製造方法により得られるカラーフィルター
を用いり液晶カラーデイスプレーの一例を示す断面説明
図である。 11・・・光透過性基板 12・・・乳剤層 13・・・ハロゲン化銀感光材料 14・・・フォトマスク 15・・・開口部 16・・・露光予定部分21.31・・・光透過性基板
22.32・・・有色部 33・・・ブラックストライプ 43・・・カラーフィルター 46a、46b−偏光板 47・・・液晶 48a、48b・・・電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 光透過性基板上に感光剤層を設けたハロゲン化銀感光材
    料を用い、発色現像して作成された、光の3原色から成
    るカラーフィルターにおいて、下記一般式〔 I 〕又は
    〔II〕で示される前駆体化合物と発色現像主薬の酸化体
    とのカップリング反応により形成された実質的に無色の
    化合物を少なくとも1種、少なくとも1色の画素に含む
    ことを特徴とするカラーフィルター。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは芳香族第1級アミン系現像主薬の酸化体と
    のカップリング反応により離脱しうる水に不溶性の基を
    表し、R_1は水溶性基で置換したアルキル基、フェニ
    ル基、又は複素環基を表し、R_2はナフトール環に置
    換可能な基を表し、nは0〜2の整数を表す。R_3及
    びR_4は各々、アルキル基、フェニル基又は複素環基
    を表し、R_3、R_4の少なくとも一方には水溶性基
    が置換している。〕
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6525219B1 (en) * 2001-12-03 2003-02-25 Eastman Kodak Company 4-amino-2-hydroxy-5-substituted-acylanilide compounds and method of using them
US6613943B2 (en) * 2001-12-03 2003-09-02 Eastman Kodak Company 4-acylamino-2-hydroxy-5-substituted-acylanilide compounds and method of using them

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