JPH0339902A - カラーフィルターの製造方法 - Google Patents

カラーフィルターの製造方法

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JPH0339902A
JPH0339902A JP2091230A JP9123090A JPH0339902A JP H0339902 A JPH0339902 A JP H0339902A JP 2091230 A JP2091230 A JP 2091230A JP 9123090 A JP9123090 A JP 9123090A JP H0339902 A JPH0339902 A JP H0339902A
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color
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coupler
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JP2091230A
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Yoshiharu Mochizuki
望月 義治
Ken Okauchi
謙 岡内
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーフィルターの製造方法に関し、詳しく
は、カラー液晶デイスプレーへの使用に適したカラーフ
ィルターの製造方法に関する。 〔発明の背景〕 カラーフィルターの製造方法として、特開昭55−63
42号に開示されるようにカラー銀塩写真材料を用いた
外式発色現像法によるものがある。 しかし、上記特許に記載の方法では分光特性の異なる画
素間の色再現性が不十分であり、特にカラー液晶デイス
プレー作成後の画質が満足でさるものでなかった。即ち
、外式発色現像液に含有させるカプラー(例えばイエロ
ー マゼンタ及びシアンカプラー)の組合せが鯉かしく
、カラーフィルターの画素間の色再現バランスの乱れが
、カラー液晶デイスプレーf′FfR後の画質の劣化を
招いている。 本発明者らの検討によれば、マゼンタカブラ−としてピ
ラゾロアゾール系化合物を用いることで、L配色再現性
をかなり改善できるが、未だ十分とは言えず、却って生
成する色素の移動によるカラーフィルターの色濁りを生
ずることが判明した。 又、分光特性の異なる画素間に基づくレリーフ生成も、
カラー液晶デイスプレーの画質劣化の原因となっている
。 従って、色再現性が改良され表面平滑性の優れたカラー
フィルターの開発が要望されている。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、表面平滑性に優れ色再現性が改良され
たカラーフィルターの製造方法を提供することにあり、
ひいてはカラー液晶デイスプレー作成後に良好な画質を
与えるカラーフィルターの製造方法を提供することにあ
る。 〔発明の構成〕 本発明の目的は、光透過性基板上にハロゲン化銀乳剤層
を設けた感光材料を画素に応じパターン露光した後、カ
プラー及び発色現像主薬を含有する現像液を用いて上記
パターンに対応した色素像を含有する画素を形成する工
程を少なくとも2回有するカラーフィルターの製造方法
において、前記カプラーのうち少なくとも1種が下記一
般式〔I〕で示される化合物であり、かつ該カプラーを
用いて形成される少なくとも1色の画素に、前記発色現
像主薬の酸化体とカップリング反応して形成された、実
質的に無色の化合物を少なくとも1種含有させることを
特徴とするカラーフィルターの製造方法によって達成さ
れる。 −軟式CI) 式中、Rは水素原子又はff1l基を表し、Xは水素原
子又は発色現像主薬の酸化体とのカップリング反応によ
り離脱し得る基を表す。Za、Zb及びZcは無置換も
しくは置換メナン基、=N−基又は−Nil−基を表す
。Za−Zb結合とZb−Zc結合のうち一方は二重結
合であり、他方は単結合である。Zb−Zcが炭素−炭
素二重結合の場合は、それが芳香環の一部である場合を
含む。更に、RX又は置換メチン基Za、Zb、Zcで
2量体を形成してもよい。ただし、Zcが無置換又は置
換メチン基であるときZa及びzbが同時に=N−又は
−NH−であることはない。 以下、本発明をより詳細に説明する。 −軟式[1)はビラソロアゾール骨格を有するマゼンタ
発色カプラーを表し、Rはピラゾール環の3−位に置換
可能な任意の基を表し、水素原子、炭素数1〜10の脂
肪族基、芳香族基又は複素環基を表す。好ましくは脂肪
族及び芳香族の炭化水素基であり、これらは置換されて
いてもよい。 脂肪族基としては例えば、メチル、ブチル、ヘキサデン
ル、アリル、シクロヘキシル、2−プロピニルなど、直
鎖状、分岐状もしくは環状の、飽和もしくは不飽和のい
ずれの脂肪族炭化水素基をも意味し、これらは後述の置
換基を1つ以上有してもよく、2つ以上のときは同じで
も異なっていてもよい。 芳香族基としては、フェニル、ナフチルなどが代表例と
して挙げられ、また複素環基としては2−ピリジル、2
−イミダゾリル、2−フリル、6−キノリルなどが代表
例として挙げられ、後述の置換基を1つ以上有していて
もよい。 Rが有してもよい置換基群は以下の通りであり、これら
の置換基は更に本置換基群から選ばれた基の1つ以上で
置換されていてもよい。脂肪族基、芳香族基、複素環基
、脂肪族オキシ基(例えばメトキシ、2−メトキシエト
キシ、2−グロペニルオキシ)、芳香族オキシ基(例え
ば2−クロロフェノキシ、4−シアノフェノキシ)、ア
シル基(例えばアセチル、ベンゾイル)、エステル基(
例えばブトキシカルボニル、フェノキシカルボニル、ベ
ンゾイルオキシ、ブトキシスルホニル、トルエンスルホ
ニルオキシ)、アミド基(例えばアセチルアミノ、メタ
ンスルホンアミド、エチルカルバモイルジエチルカルバ
モイル、ブチルスルファモイル)、イミド(例えばサク
シンイミド、ヒダントイニル)、ウレイド(例えばフェ
ニルウレイド、ジメチルウレイド)、スル7アモイルア
ミノ基(例えばジグロビルスルファモイルアミノ)、脂
肪族、芳香族もしくは複素環スルホニル基(例えばメタ
ンスルホニル、フェニルスルホニル)、脂肪族、芳香族
もしくは複素環チオ基(例えばエチルチオ、フェニルチ
オ)、置換アミノ基(例えばジエチルアミノ、アニリノ
)、シリル基(例えばトリメチルシリル)、ヒドロキシ
ル基、シアノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、ニト
ロ基、チオシアナト基、ハロゲン原子(弗素、塩素、臭
素、沃素)などが挙げられる。なお、これらの置換基に
更に置換する2つ以上の[換基が1つ以上の環状構造を
形成してもよい(例えば3.4−ジメチレンオキシフェ
ニル、1,2.3.4−テトラヒドロナフチルなど)。 一般式〔I〕においてXが水素原子でなく、カップリン
グ離脱基(以下、離脱基と呼ぶ)を表すとき、該離脱基
は酸素、窒素、硫黄もしくは炭素原子を介してカップリ
ング活性炭素と、脂肪族基、芳香族基、複素環基、脂肪
族・芳香族もしくは複素環スルホニル基、脂肪族・芳香
族もしくは複素環カルボニル基とを結合するような基、
ハロゲン原子、芳香族アゾ基などであり、これらの離脱
基に含まれる脂肪族、芳香族もしくは複素環基は、Rで
説明した置換基で置換されていてもよく、これらの置換
基が2つ以上のときは同一でも異なっていてもよい。 離脱基の具体例を挙げると、ハロゲン原子(例えば弗素
、塩素、臭素)、アルコキシ基(例えばエトキシ、メト
キシエチルカルバモイルメトキシ、カルボキシルプロピ
ルオキシ エトキシ)、アリールオキシ基(例えば4−クロロフェ
ノキシ、4−メトキシフェノキシ、4−カルボキシフェ
ノキシ)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ、ベンゾ
イルオキシ)、脂肪族もしくは芳香族スルホニルオキシ
基(例えばメタンスルホニルオキシ、トルエンスルホニ
ルオキシ)、アシルアミノ基(例えばジクロルアセチル
アミノ、ヘプタフルオロブチリルアミノ)、脂肪族もし
くは芳香族スルホンアミド基(例えばメタンスルホニル
アミノ、p−トルエンスルホニルアミノ)、アルコキシ
カルボニルオキシ基(例えばエトキシカルボニルオキシ
、ベンジルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシ
カルボニルオキシ基(例えばフェノキシカルボニルオキ
シ)、脂肪族・芳香族もしくは複素環チオ基(例えばエ
チルチオ、フェニルチオ、テトラゾリルチオ)、カルバ
モイルアミノ基(例えばN−メチルカルバモイルアミノ
、N−フェニルカルバモイルアミノ)、5員もしくは6
員の含窒素複素環基(例えばイミダゾリル、ピラゾリル
、トリアゾリル、テトラゾリル、l,2−ジヒドロ−2
−オキソ−1−ピリジル)、イミド基(例えはスクシン
イミド、ヒダントイニル)、芳香族アゾ基(例えばフェ
ニルアゾ)などがあり、これらの基は更にRで説明した
置換基で置換されていてもよい。 又、炭素原子を介して結合した離脱基として、アルデヒ
ド類又はケトン類で4当量カプラーを縮合して得られる
ビス型カプラーがあり、本発明においても伴用できる。 離脱基は、現像抑制剤、現像促進剤など写真的有用基を
含んでいてもよい。本発明で好ましい離脱基はハロゲン
原子及びアリールオキシ基である。 一般式(1)で表されるピラゾロアゾール系化合物の中
で好ましい写真用カプラーは、次の一般式(II)で表
される18−イミダゾ[ 1.2−bl  ピラゾール
類、−軟式CIII)で表されるIH−ピラゾロ[1.
5−bl ピラゾール類、−軟式(rV)で表される1
11−ピラゾC7 [ 5, l−cl −1.2.4
−トリアゾール類、−軟式(V)で表されるIH−ピラ
ゾロ[1,5−bll、2.4− )リアゾール類、−
軟式(Vl)で表されるIH−ピラゾロ[1.5−d]
テトラゾール類及び一般式〔■〕で表されるl II−
ピラゾロ[1,5−alベンズイミダゾール類である。 l B−ピラゾロ [1,5−b]−1,2,4−1−
リアゾール類が本発明で特に好ましい。 (II) (III) 〔■〕 〔■〕 (Vl ) 〔■〕 (II)〜〔■〕の一般式における置換基を詳細に説明
する。R’、R”及びR3は、脂肪族基、芳香族基又は
複素環基を表し、これらの基はRが有してもよい置換基
の少なくとも1つで置換されていてもよい(これらの置
換基群をRとする)。R1ン原子、シアノ基、イミド基
であってもよい。 RI、R2及びR3は、更に、カルバモイル基、スルフ
ァモイル基、ウレイド基、又はスル7アモイルアミノ基
であってもよく、これらの基の窒素原子はRで説明した
置換基で置換されていてもよい。 Xは一般式(I)のXと同義であり、又、RIRl、R
3又はXのいずれかが2価の基となり2員体を形成して
もよい。 好ましいRi、Hz及びR3は、水素原子、ハロゲン原
子、Rで規定した置換基、RO−、I?C0NHR50
2Nll−、RNH−、R5−もしくはROCONH−
基である。好ましいXは水素原子、ハロゲン原子、アシ
ルアミノ基、イミド基、脂肪族もしくは芳香族スルホン
アミド基、カップリング活性位に窒素原子で結合する5
員もしくは6員の含窒素複素環基、アリールオキシ及び
アルコキシ基である。 軟式(1)のカプラーは、二量体、多量体となってもよ
<、(II)〜〔■〕の一般式でRIR2,R3及びX
よりなる群より選ばれた任意の基か、2価あるいはそれ
以上の多価の基となってもよい。 一般式〔■〕、好ましくは〔■〕〜〔■〕の一般式で表
されるマゼンタカプラーは、ノノプラー自身に現像液中
への溶解性を付与するために親水性基が付与され°〔い
てもよい。 〔■〕〜〔■〕の一般式で表されるカプラーの合成法あ
るいは化合物例は以下の文献に記載されている。−軟式
(II)の化合物は米国特許4,500゜630号など
に、−軟式CIII)の化合物は特開昭60−4365
9号などに、−軟式(IV)の化合物は特公昭、17−
27411号及び特開昭59−228252号などに、
−軟式(V)の化合物は特開昭59−171956号な
どに、−軟式(Vl)の化合物は特開昭60−3355
2号などに、−軟式〔■〕の化合物は米国特許3,06
1.432号などに詳細な記載がある。 以下に一般式 で表されるマゼンタ カプラ ーの代表的具体例を示すが、 これに限定されるも のではない。 本発明の発色現像主薬の酸化体とカップリング反応する
ことにより、実質的に無色の化合物を形成する化合物は
、写真分野においてヴアイスカプラーと称せられる化合
物である。ヴアイスカプラーを含む処理液は、外式現像
液又は銀塩色素漂白処理用の白黒現像液と同じであって
も、異なっていてもよいが、処理プロセスの簡略化及び
製造コストの低下などの面から、外式現像液又は前記白
黒現像液と同じであることが好ましい。外式現像液と同
じ場合、通常の外式現像液中に本発明の化合物を全量又
は一部、溶解した形で使用する。前記白黒現像液と同じ
場合には、発色現像主薬を必ず含まなければならない。 又、本発明に係る化合物を含む処理液が、外式現像液又
は前記白黒現像液と異なる場合には、通常の発色現像液
に使用される添加剤を含んでもよい。ただし、発色現像
主薬は必ず含ま2れなければムらない。この場合には、
該処理液での処理は、外式現像液に浸漬の前でも後でも
よい。 本発明に係る化合物、即ち、発色現像主薬の酸化体とカ
ップリング反応することにより、実質的に無色の化合物
を形成するカプラーとしては、カプラーの活性点におい
てアルキル基(置換アルキルを含む)又はアリール基(
置換アリールを含む)特にアルキル基で置換されたカプ
ラーが好ましい。 上述ノアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、ドデカニル基
、オクタデカニル基等の基が挙げられるが特に好ましく
はメチル基、エチル基である。 アリール基の具体例としてはフェニル基が挙げられる。 アルキル基及びアリール基上の置換基は特に限定されな
いが、例えばアリール基、アルコキシ基、ヒドロキシル
基、スルファモイル基、カルバモイル基等の基であって
もよい。 本発明に係る化合物として特に好ましくは、下−軟式〔
l〕 式中、Rは活性点に置換されたアルキル基(置換アルキ
ル基を含む)又はアリール基(置換アリール基を含む)
を表し、Xは少なくとも1つの窒素原子又は硫黄原子又
は酸素原子を含む5〜6員の複素環核を形成するのに心
安な原子群(該複素環核は更に他の環と縮合環を形成し
てもよく、また環上に置換基を有していてもよい)を表
す。 更に一般式(1)で表されるカプラーは、必要に応じて
環上又はRで表されるアルキル基上に、該化合物を処理
液中に全部又は一部、溶解し、かつ該化合物が発色現像
主薬の酸化体とカップリング後は乳剤層中で不動性にし
うる分子の太ささ及び形状を有する置換基を有している
。置換基としては、例えば、炭素数6〜24の有機基が
挙げられる。 本発明に係る一般式(1)で表されるカプラーの更に好
ましい例としては以下の一般式〔2〕〜
〔9〕で表され
るノJブラ であり 特に−軟式 で表される化合物が好ましい。 一般式〔2〕 軟式〔3〕 一般式 一般式〔5〕 一般式〔6〕 1? 一般式〔7〕 軟式(8] 一般式
〔9〕 上記−軟式において、 Rは一般式 されたものと同じである。 R1は置換、 非置換の アルキル基又はアリール基を表す。 R2は置換、非置換のアルキル基、アリール基、アルキ
ルアミノ基、アリールアミノ基、アシルアミノ基、ウレ
イド基、ンアノ基又はカルバモイル基を表す。隣接する
位置にあるRとR2又はR1が結合して環を形成しても
よい。 R1は置換、非置換のアルキル基又はアリール基を表す
。 更に好ましい化合物は、−軟式〔2〕において下記−軟
式(10)で表されるカプラーである。 軟式〔IO〕 式中、Rは一般式(1)におけるRと同義であり、R4
は水素原子、ハロゲン原子ならびにアルキル、アサコキ
ン、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルスルホ
ンアミド、アリールスルホンアミド、アルコキシカルボ
ニル スルファモイルの各基を表し、R5は炭素数8以下ノア
ルキル基、炭素数10以下のアラルキル基又はアリール
基を表し、nはO〜5の整数を表す。 これらアルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリ
ール基は更に置換基を有してもよい。 R−として好ましくは、メチル、エチル、ベンジル、7
エネチル、フェニル、トリル等の基を挙げることができ
る。 以下、本発明に係る一般式〔!〕で表される化合物の具
体例を示す。 WE−1 WE WE− WE− 1E− WE− υ にH3 WE− WE−10 WE−I+ υ WE−14 WE−15 WE 6 WE 17 WE−18 WE−1,9 WE 0 WE 1 WE 2 WE−23 WE 4 WE−25 しQ WE−26 WE 7 WE−28 NHCOC4Hs (L ) WE−29 WE−30 WE−31 WE−32 本発明に係る化合物の使用量は、本発明の処理液lQ当
たり10g以下が好ましく、0.01〜2gの範囲が更
に好ましい。 ハロゲン化銀感光材料について 本発明においては、光透過性基板上にハロケン化銀乳剤
を塗布してなる乳剤層を有するハロゲン化銀感光材料を
使用する。 使用される前記光透過性基板は光透過性を有していれば
、透明であってもよいし、半透明であってもよい。更に
、透明電極の蒸着工程などにおいてカラーフィルターが
高温に曝されることがあるので、光透過性基板の素材と
しては、良好な耐熱性を有するものが好ましい。 このような光透過性基板を構成する素材の例としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ホリエーテル
スルホン、ホリヒ′ニルアルコ−ル ソーダガラス、硼珪酸ガラスなどのガラス、石英及びす
7アイアなどの無機物質などを挙げることができる。 光透過性基板は、上記の素材を用いて、板状、シート状
あるいはフィルム状などの形態で使用することができる
。 光透過性基板の厚みは、用途及び材質に合わせて適宜に
設定することができるが、通常は、0.5μm−10m
mの範囲内にある。特に、液晶カラーデイスプレー用の
光透過性基板として例えばガラスを用いる場合には、厚
みが0.3〜2IIIn+の範囲内にあることが好まし
い。 又、乳剤層を形成する光透過性基板の表面は、従来より
カラーフィルターに使用されている光透過性基板と同じ
程度の表面精度を有していれば特に制限はないが、より
一層の高い画像品質を実現するためには、光透過性基板
の表面精度として±0、1μNであるのが望ましい。 尚、本発明において、光透過性基板の乳剤層を形成する
面とは反対側の表面に、アンチノ\レージ瀧ン用のバッ
キング用のバッキング層を設けることは好ましい。この
場合にバッキング層中に含まれる染料又は顔料は非拡散
性の染料又は顔料であることが好ましい。具体的にはカ
ーボンブラック分散液を好適に用いることかできる。カ
ーボンブラック分散液はファーネス法及びチャンネル法
のいずれの製法に基づくものでもよく、例えば「ダイア
ブラック」(三菱化成(株)製)などを好適に用いるこ
とができる。 非拡散性の染料又は顔料は親水性コロイド中に分散され
た状態でバッキング層中に含有されるが、現像処理後に
おいても、各処理液中に溶出しないものでなければなら
ない。用いられる染料又は顔料の光吸収特性は、本発明
において使用するハロゲン化銀乳剤の分光吸収特性によ
り異なるが、例えば増感色素による分光増感を施してい
ないハロゲン化銀乳剤を用いる場合には、500nm以
下の光を吸収するものであることが好ましい。更に、バ
ッキング層は紫外線吸収剤を含有していてもよい。 紫外線吸収剤トシテハ、例えばrUVINUL MS−
40J(BASF社’R)、rTINUVIN−PJ 
(チバ・ガイギー社製)が挙げられる。 非拡散性の染料又は顔料及び紫外線吸収剤は、公知の高
沸点有機溶媒と例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸ブナル、シクロへ午サン、テトラヒドロフ
ラン、四塩化炭素、クロロホルム等で代表される低沸点
有機溶媒とに溶解した後、界面活性剤を含有するゼラチ
ン水溶液と混合し、次いで、攪t+機、ホモジナイザー
 コロイドミル、フロージエントミキサー、超音波分散
装置等の分散手段を用いて乳化分散した後、親木性コロ
イドバッキング履用塗布m或物中に添加して使用する。 尚、非拡散性の染料又は顔料の使用量は、光透過性基板
100cm”当たり0.1mg以上であることが好まし
く、特に好ましくは1mg以上である。 光透過性基板の表面には直接lこ乳剤層を諭設すること
ができるが、乳剤層と光透過性基板との間に下引層を設
けることもできる。下引層は乳剤層と光透過性基板との
接着力を強化すると共に光透過性基板の表面が粗面であ
れば、その粗面を平滑面にするものである。 この下引層を形成する素材としては、例えば、ゼラチン
、アルブミン、カゼイン、セルロース誘導体、澱粉誘導
体、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリ塩
化ビニリデン共重合体及びポリアクリルアミドを挙げる
ことができる〇下引層の厚みは、カラーフィルターの分
光特性を考慮すると薄いことが好ましく、通常は1μm
以下であり、好ましくは0.05〜0.5pmの範囲内
である。 使用されるハロゲン化銀乳剤層は、少なくとも、ハロゲ
ン化銀及び水溶性結合剤を含有するが、更に銀塩色素漂
白作用を示す色素を有する染料を含有してもよい。 ハロゲン化銀としては、例えば塩化銀、沃化銀、臭化銀
、塩沃化銀、塩臭化銀、沃臭化銀などが挙げられる。こ
れらは、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わ
せて使用してもよい。 ハロゲン化銀は、平均粒子径の小さいものを用いること
が望ましく、特に、平均粒子径が0.1μm以下である
、いわゆるリップマン乳剤を用いるのが好よしい。ハロ
ゲン化銀の平均粒子径が大きいと、得られるカラーフィ
ルターの粒状性を中心とした画質が低下することがある
。 前記水溶性結合剤としては、例えばゼラチン、アルブミ
ン、カゼイン、セルロース誘導体、澱粉誘導体、アルギ
ン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリルアミ
ドなどが挙げられる。 これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合
わせて使用してもよい。これらの中でも、好ましいのは
ゼラチンである。 本発明の好ましい態様の一つは銀塩色素漂白作用を示す
色素をハロゲン化銀乳剤層中に含有することである。 このような染料としては、例えばフタロシアニン染料、
アゾ染料などが挙げられる。アゾ染料の中でも、特に好
ましくはビスアゾ染料であり、具RI    R2 2−NO2H 2−NO25〜No。 2−CQ     H HH 2−CQ     H 2−5O2NHt   H 2−5O2CH3H Rコ OCR。 OCI+3 −0C11。 −OCH。 一0CH2CH,0H −OC11゜ CR3 1 −OCH。 −OCH。 一0CR。 0CR3 0Clh CO CO− CO C0 一5O,− 5O2− =CO 2−No。 ■ −OCR2CH、OH 1 −SO。 2−COCH3 1 一関!13 −OC11゜ O 本発明におけるハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀と水
溶性結合剤と染料とを、(ハロゲン化銀):(水溶性結
合剤)の重量比がl:6〜8:11ハロゲン化銀に対す
る染料の重量比が1/10〜50.水溶性結合剤に対す
る染料の重量比が1/100〜2の割合で含むものであ
ることが望ましい。 乳剤層は、例えばスピンナー塗布法、スプレィ塗布法な
どの従来より公知の塗布方法を採用して前記乳剤を前記
光透過性基板上に塗布することにより形成することがで
きる。 このようにして形成される乳剤層の厚みは、乾燥厚みで
、通常、0.3〜10μmの範囲内である。厚みが0.
3μm未満であると、充分な発色性が発現しないことが
あり、一方、10μmを超えると、光の透過性が低下し
てカラーフィルターの明度が不充分になることがある。 特に、本発明においては乳剤層の厚みを0.5〜3μm
の範囲内にすることにより、得られるカラーフィルター
の分光特性を向上することができる。 本発明の好ましい態様の一つに、以上に詳述した乳が層
をハロゲン化銀感光材料を使用して、外式発色現像法と
銀塩色素漂白法との組合せによる処理を行う方法がある
が、この方法を採用する際には外式発色現像法による全
処理工程の終了後に、銀塩色素漂白法による処理を行う
のが好ましい。 次に、本発明の製造方法の好ましい態様について外式発
色現像法による処理工程と銀塩色素漂白法による処理工
程とに分けて、この順に説明する。 (外式発色現像法による処理工程) この方法においては、光透過性基板上に外式発色現像法
により形成する全ての有色部を、銀塩色素漂白処理を施
す以前に予め形成するのが好ましい。 具体的には、前記ハロゲン化銀感光材料に画素形成のた
めのマスク露光を施し、カラー発色カプラーを含有する
現像液による現像処理を行って有色部を形成する。 露光処理 本発明において採用することのできる露光方法としては
、例えばコンタクト露光、グロキシミティー露光、ステ
ップ露光などの通常のパターン露光に用いられる方法が
挙げられる。 パターン露光は、例えば第1図に示すように光透過性基
板11上に積層された銀塩色素源自作用を示す前記染料
を含む乳剤層12を有するハロゲン化銀感光材料13上
にフォトマスク14を配置し、フォトマスク14の上方
から光を当てることにより行なう。この操作によってフ
ォトマスク14に設けられている開口部15に対応する
乳剤層の露光子定部分16を選択的に露光することがで
きる。 露光子定部分16の大きさ、即ち開口部15の大きさは
製造すべきカラーフィルターの用途に応じて適宜に設定
することができる。ただし、露光に用いる光源の波長よ
りも開口部15の幅が狭いと有効な露光を行うことがで
きないので、開口部15の幅を波長よりも広くする。ハ
ロゲン化銀は340〜420nI11の範囲内の光に対
して有効な感光性を有しているので、開口部15の幅は
、通常、 340n−以上であり、更にカラーフィルタ
ーとしての用途を考慮すスプレー用のカラーフィルター
の場合に、赤色、青色及び緑色の各有色部の加色混合に
よって有効ば色再現を行わせるためには、開口部15の
幅をl。 00μ−以下、特に望ましくは500μm以下に設定す
ることが好ましい。 露光時間及び光源等の他の条件については、通常の条件
に従うことができる。 現像処理 外式発色現像法は、1種又は2m以上のカラー発色カプ
ラーを含有する現像液を用いて現像を行うことにより、
乳剤層中へ色素を染着又は析出させる方法である。 使用する上記現像液は、少なくともカラー発色カプラー
と現像主薬とを含有する。 現像主薬としては、シー・イー・ケー・ミーステイー・
エッチ・ジェームス(C,E、に、Mees and 
T。 H,James)著「ザ・セオリー・オブ・ザ・7オト
グラフイツク・プロセス第3版(The Theory
 of thePhotographic Proce
ss 3 rd、EdiLion)J、293〜2体内
な例としては、 (1) 4−アミノ−3−メチル−N−(2−ヒドロキ
シエチル)アニリン硫酸塩 (2)N−エチル−N−メトキシエチル−3−メチル−
pフェニレンジアミン◆p−トルエンスルホン酸塩(3
) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(2−
メチルスルホンアミドエチル)アニリン・硫酸塩・水和
物 (4)  N、N−ジエチル−p−フェニレンジアミン
硫酸塩 (5)  N、N−ジエチル−3−メチル−p−フェニ
レンジアミン塩酸塩 などを挙げることができる。 現像液においては、例示した現像主薬を初めとする現像
主薬の内から、1種類の現像主薬を選択して使用するの
が好ましい。現像主薬の選択は、通常、カラー発色カプ
ラーの種類及び組合せ等を考慮して行う。 現像液中における現像主薬は、通常は、現像液ta中に
0.1〜10gの範囲内の含有量で含まれるように使用
する。現像主薬の含有量が0.1gより少収いと・有効
に現像を行えないことがあり、また、10gより多く用
いても、現像性の著しい向上は見られないばかりでなく
、現像主薬の種類によっては、充分に溶解しないことが
ある。 特に、現像液IQ中に0.5〜7gの範囲内で現像主薬
を用いるのが好ましく、更に、1〜5gの範囲内で現像
主薬を用いるのが特に好ましい。 このような範囲内に現像主薬の配合量を設定することに
より、用いるカラー発色カプラーの種類に拘わりなく、
通常の濃度での現像時間を適正な範囲内(例えば1〜1
0分間の範囲内)にすることができ、非常に作業性が良
好になる。更に、この範囲内にすることにより、発色性
が特に良好になる。 前記カラー発色カプラーは、通常のカラー写真法で使用
される内式カプラー(パラスト型カプラー)とは異なり
、現像液中に添加して、少なくとも−・部が現像液中に
溶解した状態で使用される外式カプラーであり、公知の
外式カプラーを使用することかできる。 前記カラー発色カプラーのうち、イエロー発色カプラー
の好ましい例としては、特公昭55−9697号に記載
されるような下記−軟式(n)で表されるアシルアセト
アニリド系カプラーが挙げられる。 −軟式〔■〕 式中、Rは炭素数3〜6の分岐アルキル基を表し、X、
及びX!は各々、塩素原子又は臭素原子を表し、X、は
水素原子、塩素原子、臭素原子又は炭素数l〜8のアル
キル基を表す。 Rとして好ましくはドブチル基、Xl及びX、として好
ましくは塩素原子、X3として好ましくは水素原子、塩
素原子か挙げられ、カプラーの活性点に置換されたフェ
ノキシ基のカルボキシル基は、結合している酸素原子に
対しメタ位又はバラ位にあることが好ましい。 以下に代表的化合物を例示する。 化合物    RX、   X、    X、   C
00HY−1(CH,))CCaC2(3)   8 
 4位Y  2  (CHs)3CCQ  Cl2(4
)   H3位Y−3(CH3)3CC(l  CQ(
4)   H4fflY−4(CH3)3CCQ  C
l2(4)  CQ(5)  4位Y  5  (C!
(3)3CCQ  Cl2(4)  Cff(5)  
3位Y  6  (CH3)3CBr  Br(4) 
 CH34位前記イエロー発色カプラーの中でも特に好
ましい化合物はY−4で示される化合物である。 更に、米国特許3,510,301、同3,619.1
89号、特公昭40−33775号及び同44−366
4号等に記載されたものを使用することができる。 更に、シアン発色カプラーの例としては、フェノール化
合物(例えば、2−アセトアミド−4,6−ジクロロ−
5−メチルフェノール)あるいはナフト−ル化合物(例
えば、N−(2−アセトアミドフェネチル)川−ヒドロ
キシ−2−ナフトアミド)を挙げることができ、又、米
国特許3,002,836号、同3,542゜552号
、英国特許1,062.190号等に記載されているも
のを使用することができる。 尚、上記のものの他、rThe Theory of 
the Ph。 tographic Process 3rd Edi
tionJ(前出)、17章。 382〜395頁に記載されているものを使用すること
もできる。 前記現像液において、現像液lQ中におけるカラー発色
カプラーの合計の含有量は、0.1〜20gの範囲内に
設定するのが好ましい。0.1gより少ないと、充分に
発色しないことがあり、他方、20gより多く用いた場
合には、いわゆるカブリが発生することがある。特に本
発明においては、現像液lQ中のカラー発色カプラーの
合計の含有量を0.2〜logの範囲内にすることによ
り、色濁りが少なく分光特性の良好なカラーフィルター
を得ることができる。 この現像液中における異なる発色を不すカラー発色カプ
ラーの配合比率は、用いるカラー発色カプラーの発色性
を考慮、して適宜に設定することができる。例えば、シ
アン発色カプラーとマゼンタ発色カプラーとを組み合わ
せる場合には、両者を重量比で、通常はl:9〜7:3
、好ましくはl:9〜4:6の範囲内にする。又、シア
ン発色カプラーとイエロー発色カプラーとを組み合わせ
る場合には、両者を重量比で、通常はl:9〜7:3、
好ましくはl:9〜4:6の範囲内にする。更に、マゼ
ンタ発色カプラーとイエロー発色カプラーとを組み合わ
せる場合には、両者を重量比で、通常は9:l〜2:8
、好ましくは8:2〜6:4の範囲内にする。そして、
発色カプラーとマゼンタ発色カプラーとイエロー発色カ
プラーとの3者を組み合わせる場合には、3者をほぼ同
量づつ配合するのが好ましい。 又、本発明における外式発色現像法において好適に使用
することのできる現像液中のカラー発色カプラーの合計
量と現像主薬との配合重量比は、カラー発色カプラー及
び現像主薬の種類及び含有率などを考慮して適宜設定す
ることができるが、通常は、カラー発色カプラー及び現
像主薬の配合重量比を、1:9〜9:lの範囲内にする
。 更に、現像液は、保恒剤(例えば、亜硫酸ナトリウム、
ジエチルヒドロキシルアミン)、促進剤(例えば、水酸
化ナトリウムなどのアルカリ剤)、制御剤(例えば、臭
化カリウム、沃化カリウム)、助剤(例えば、ポリエチ
レングリコールなどの水質調整剤、シトラジン酸、イミ
ダゾール誘導体等の色調剤)など通常の外式現像液に含
まれる添加剤を含んでもよい。 現像液は、上記の成分を水に溶解することにより調製す
ることができる。 尚、現像液は、通常の使用温度(例えば、10〜40°
C)のおけるpl値が9.0〜13.0の範囲内になる
ように水酸化ナトリウムなどを用いて、pH値を調整し
た後に使用される。 本発明の方法において、外式発色現像法による画素の形
成は、前記現像液を用いて、例えば次のようにして行う
ことができる。 まず、前記ハロゲン化銀感光材料を通常の方法によりパ
ターン露光する(第1の露光)。 発色eブラーを含有する現像液を用いて露光部分の第1
の現像を行なう。例えば、カラー発色カグラーとして、
シアン発色カプラーとマゼンタ発色カプラーとを含む現
像液(青色現像液)を用いて現像を行なうことにより、
露光部分は、青色に現像される。又、シアン発色カプラ
ーとイエロー発色カプラー発色カプラーとを含む現像液
(緑色現像液)を用いることlこより、露光部分は緑色
に現像される。更に、マゼンタ発色カプラーとイエロー
発色カグラーとを含む現像液(赤色現像液)を用いるこ
とにより、露光部分は赤色に現像される。 又、シアン発色カプラーを含む現像液(シアン現像液)
、マゼンタ発色カプラーを含む現像液(マゼンタ現像液
)及びイエロー発色カプラーを含む現像液(イエロー現
像液)を用いることにより、露光部分は各々シアン色、
マゼンタ色及びイエロー色に現像される。 第1の露光部分は、目的に応じてシアン現像液、マゼン
タ現像液、イエロー現像液、青色現像液、像液を用いて
現像する。 こうして第1の露光部分の現像を行なった後、通常、感
光材料を酢酸などの酸を含む停止液に浸漬して現像に伴
なう反応を停止させ、次いで水洗してから、通常漂白液
又は黒白現像液に浸漬して2回目以降の現像処理に伴う
第1現像部への色濁りを防止し、更に水洗した後、乾燥
させることによって、赤色、青色、緑色、シアン、マゼ
ンタ及びイエローのうちいずれかの画素を有する第1の
有色部を形成する。 次に、フォトマスクを用いて前記の第1の露光部に隣接
する未露光部分を第1の露光と同様の方法によりパター
ン露光し、その後、第1の工程で用いた以外の現像液の
内1種を用いて現像する。 更に、所望により漂白液又は黒白現像液への浸漬、水洗
及び乾燥などの工程を経ることにより、第2の有色部を
形成することができる。 同様に、第2の有色部に隣接する未露光部分をパターン
露光し、その後、前記第1及び第2の工程で用いた以外
の現像液を用いて現像する。更に、所望により漂白液又
は黒白現像液への浸漬、水洗及び乾燥などの工程を経る
ことにより、第3の有色部を形成することができる。 本発明の好ましい態様の1例においては・以上のように
して第1〜第3の有色部を形成しt;後、次に詳述する
銀塩色素漂白処理を行う。 (銀塩色素漂白法による処理工程) この方法においては、前記外式発色現像法による全ての
有色部を形成した後に、銀塩色素漂白処理を行って前記
ハロゲン化銀感光材料が含有する銀塩色素漂白作用を示
す色素の消色を行う。 銀塩色素漂白法による処理工程は、少なくとも、黒白現
像処理、染料漂白処理及び銀漂白処理を、この順に行う
ものである。 次に、銀塩色素漂白法による処理工程を、黒白現像処理
、染料漂白処理及び銀漂白処理に分けて、この順に説明
する。 黒白現像処理 この方法においては、前記の外式発色現像法により形成
した各有色部のパターンのうち、所望の有色部のパター
ンと同じパターンに画像露光を行った前記感光材料に、
黒白現像液を用いた黒白現像処理を行って、感光材料に
還元銀像を生成させる。 使用される黒白現像液は、例えば現像生薬[以下、現像
主薬(D)と言う。]、現像助剤、保恒剤、いわゆる現
像カブリ防止剤及びアルカリ緩衝剤、更に必要に応じて
前記現像主薬(D)及び現像助剤の溶剤を含有する。 現像生薬(D)としては、例えばハイドロキノン、クロ
ルハイドロキノン、カテコールなどが挙げられる。 現像助剤としては、例えばピラゾロン、ピラゾロン誘導
体、メトールなどが挙げられる。 保恒剤としては、亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げ
られる。 現像カブリ防止剤としては、例えば臭化物、ベンゾトリ
アゾールなどが挙げられる。 アルカリ緩衝剤としては、例えば炭酸塩、水酸化物、燐
酸塩、硼酸塩及びメタ硼酸塩などが挙げられる。 現像主薬(D)及び現像助剤の溶剤としては、例エバエ
チレングリコール、トリエタノール、ジェタノールなど
が挙げられる。 前記黒白現像液中における前記各種成分の含有量の一例
を示せば、現像主薬(D)1〜20gIQ、現像助剤0
.05−8 gIQ、保恒剤1 = 120g#、現像
カプリ防止剤0.001〜5 gIQ、アルカリ緩衝剤
0.1〜50g/(lであり、更に現像主薬及び現像助
剤の溶剤を用いる場合には溶剤l〜20mf2#である
。 黒白現像処理は、通常、20〜60°Cで10〜200
秒間、前記の画像露光した感光材料を黒白現像液中に浸
漬することにより行う。 この黒白現像処理により、画像露光した感光材料(A)
中に還元銀像(銀ネガ像)が生成する。 黒白現像処理の後、通常、水洗処理を行ってから、次に
詳述する染料漂白処理を行う。 染料漂白処理 染料漂白処理においては、染料漂白液を用いて感光材料
中に含有させる染料の色素の漂白を行う。 即ち、この染料漂白処理は画像露光した感光材料が含有
する染料中の色素のうち、画像銀の多い部分の色素を漂
白して色素のポジ像を形成する処理である。 使用される前記染料漂白液は、例えば漂白剤、銀塩又は
銀錯体を形成する化合物及び染料漂白促進触媒を含有す
る。 漂白剤としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸;ス
ルファミン酸、′コハク酸、酢酸等の有機酸などが挙げ
られる。 銀塩又は銀錯体を形成する化合物としては、例えば臭化
カリウム、沃化カリウム、尿素、チオ尿素、セミカルバ
ジド、チオセミカルバジドなどが挙げられる。 染料漂白促進触媒としては、例えばピラジン、ナフタジ
ン、キノリン、キノキサリン類、フェナジン類、アント
ラキノン類、ナフトキノン類、インド7エナジン類、N
−置換イソアロキサジン類、フロキノキサリン類、チェ
ノキノキジリン類、ジフェニル誘導体、トリフェニルメ
タン誘導体、ルマジン類、アロキサジン類、シンノリン
類、オルトフェニレンジアミン誘導体などが挙げられる
(米国特許2,270.118号、同2,410.02
5号、同2,541.884号、同2,627,461
号、同2,669.517号、英国特許657.374
号、同711,247号、特公昭45−22195号等
参照。)。 前記染料漂白液中における前記各種成分の含有量の一例
を示せば、漂白剤1〜20g/Q、銀塩又は番錯体を形
成する化合物0.1〜20g/12、染料漂白促進触媒
0.001−10g#lテア6゜染料漂白処理は、通常
、20〜60℃で、10〜200秒間、染料漂白液に浸
漬することにより行なう。 この染料漂白処理により、前記の画像露光した感光材料
中の画像銀の多い部分はど漂白されて色素のポジ像が生
皮する。そして、色素の漂白に利用されなかった黒色銀
はそのまま残留する場合がある。 染料漂白処理の後、通常、水洗処理を行ってから、次に
詳述する銀漂白処理を行うことができる。 銀漂白処理 銀漂白処理は、上記染料漂白処理を行った画像露光した
感光材料中に残存する全ての黒色銀を再ハロゲン化する
処理である。 この銀漂白処理には銀源白液を使用する。 銀源白液は従来より公知のものでよく、例えばエチレン
ジアミン四酢酸の第2鉄キレートを含む漂白液を好適に
用いることができる。 銀漂白処理は、通常、18〜60°Cで、5〜500秒
間行う。 以上の処理を行った後、水洗してから、感光材料中のハ
ロゲン化銀を除去する定着処理を行って、更に水洗し、
乾燥させる。 (露光◆処理プロセスについて) 次に、本発明における好ましい露光・処理プロセスにつ
いて説明する。 例えば第2図に示すB(青色光透過用画素)、G(緑色
光透過用画素)およびR(赤色光透過用画素)を有する
カラーフィルターを形成する場合の露光・処理プロセス
のパターンを表Aに示す。 表 第2図に示す各有色部はイエロー色素(M、又はM、)
、マゼンタ色素(y+又はyz)及びシアン色素(C+
又はCZ)のうち、異なる2色の色素を含有する。 そして、表Aは、これらの各色素の形成方法を示してい
る。 すなわち、この方法においては、表A中にGAで示した
篩所に外式発色現像法を採用して色素像を形成した後、
5Dfl−r示した箇所以外の箇所の色素を銀塩色素漂
白法を採用して銀塩色素漂白作用を示す色素の消色を行
う。 例えば、表穴中のパターン例1に示す画素形成パターン
においては、先ず第1の露光・処理プロセスにより青色
光透過用画素を前述の要領でパターン露光する。その後
、マゼンタ発色カプラーを含有する外乱現像液を用いて
現像処理を行う。次いで、第2の露光・処理プロセスに
より緑色光透過用画素をパターン露光した後、イエロー
発色カプラー及びシアン発色カプラーを含有する外式現
像液を用いて現像処理を行う。統いて、第3の露光・処
理プロセスにより赤色光透過用画素をパターン露光した
後、イエロー発色カプラー及びマゼンタ発色カプラーを
含有する外式現像液を用いて現像処理を行う。最後に、
緑色光透過用画素及び赤色光透過用画素をパターン露光
した後、前記銀塩色素漂白処理を行う。ここで、青色光
透過用画素、緑色光透過用画素及び赤色光透過用画素の
露光及び処理の順序lこついては、全ての外式発色現像
処理の終了後lこ、銀塩色素漂白処理を行うものであれ
ば、特に制限はない。又、青色光透過用画素、緑色光透
過用画素及び赤色光透過用画素の配列は第2図に示すも
のに規定されるものではない。 (その他) 本発明の方法においては、例えば第3図に示すような光
透過性基板31上に赤色部(R)、青色部(B)及び緑
色部(G)からなる光透過性の有色部32を、それぞれ
に間隙を設けて形成した後、この間隙にパターン露光を
施してから、シアン発色カプラー マゼンタ発色カプラ
ー及びイエロー発色カプラーを含む現像液を用いた現像
処理を行うことにより、有色部32の赤色部(R)、青
色部(B)及び緑色部(G)の間隙に光透過性区画部(
ブラックストライブ)33を形成することもできる。そ
の際にも銀塩色素漂白処理プロセスは、全ての外式現像
処理プ【コセス終了後に行うことが好ましい。 又、本発明の方法においては、カラーフィルターの用途
に応じて、カラーフィルター順にエツチング処理を行っ
て、カラーフィルター層の不要ム部分を除去することも
可能である。 更に、画素の形成MA様はモザイク状及びストライブ状
のいずれであってもよい。 このようにして得られるカラーフィルターは、例えば第
4図に示すような液晶カラーデイスフ・°レー用のフィ
ルターとして好適に使用することができる。即ち、第4
図に示すように、偏光板46 ;i、46b1こよって
、カラーフィルター43と電極48a、 48blこよ
っでiノ制御される液晶47とが挟持されるよう1こカ
ラーフィルター43を配置すれば、液晶カラーデイスプ
レー用のフィルターとして使用することができる。 更に、その他従来より使用されている撮像管用のカラー
フィルターに代えて好適に使用することも可能である。 実施例 次に実施例を示し、本発明について更に具体的に説明す
る。尚、実施例における%表示は、特に断わりない限り
重量%を表ず。 (実施例1) ハロゲン化銀感光材料の作製 ゼラチンの10%水溶液に硝酸銀水溶液と、臭化カリウ
ム及び沃化カリウムを含む水溶液とを同時に添加するこ
とにより4モル%の沃化銀を含む沃臭化銀乳剤(平均粒
子径:0.051m1ゼラチン濃度9%)を調製した。 添加条件は0.05μmの平均粒径を有するリップマン
乳剤が得られるように規制した。 得られた沃臭化銀乳剤に、銀1モル当たり28.31m
gのチオ硫酸ナトリウムの5水塩を加えて5Q、5°C
で45分間化学熟成しt二。 次いで、上記乳剤に、l−フェニル−5−メルカプトテ
トラゾール及びl−力ルボキシエチル−3゜4.5−ヒ
ドロキシベンゼンを、それぞれ銀1モル当たり141.
5mg、 3.40g添加すると共に、下記化合物5C
−1を銀1モル当たり15.9g添加し、更に硬膜剤と
して下記化合物H−l及びH−2をIgゼラチン当たり
各々40Il1g、 5 mg添加することによって乳
剤塗布液を調製しtこ。 C− 1 −1 −2 ((CH,=(JISO*CH*)sccHtsOsc
)l*cH!〕JCH*CH*SOJ得られた前記乳剤
塗布液を、厚さ1.la+a+の透明な硼珪ガラス基板
(3QcmX 3Qca+)上に乾燥膜厚が3μmにな
るように塗布して乳剤層を有するノ\ロゲン化銀感光材
料を作製した。銀付量は1.5g/m’、色素の付量は
0.24g/m”であった。 尚、コノハロゲン化銀感光材料、は前記硼珪ガラス基板
における前記乳剤層を有する面とは反対側の面にバッキ
ング層を有するものである。 このバッキング層の形成について次に説明する。 ゼラチン水溶液に下記化合物Y−lの分散液を添加する
と共に、硬膜剤H−l及びH−2を各々40mg、 5
 mg添加した。ここで、ゼラチン水溶液は、5%にな
るように予め添加するゼラチン量を調節した。又、ゼラ
チン水溶液100mQ中に添加したY−1の添加量は1
.35%であった。 化合物Y−l その後、このゼラチン水溶液を前記硼珪ガラス基板に塗
布した後に乾燥を行ってバッキング層を形成した。Y−
1の付量はlong/dm’であった。 尚、前述の分散液はY−11g当たりをトリクレジルホ
スフェ−)1g、酢Mエチル4.29mff中に溶かし
た後、ゼラチン0.83g、  トリイソプロピル−β
−ナフタレンスルホン酸ナトリウムの5%水溶液2.6
3cc及び水8.4m12を含む水溶液中に添加混合し
て50℃で超音波分散してから酢酸エチルを除去し、更
に水を加えて17.6w+Qにしたものを用いた。 ストライプ・フィルターの作製 B (青) 、Bla(黒)のストライプパターンを有
するストライプ・フィルターの作製法について以下に説
明する。尚、各画素のストライプ幅は150μmである
。 前記感光材料の上に、150μmのストライプパターン
と480μmの遮光ストライプパターンを交互に有する
カラーフィルター用クロムマスクを重ねて、タングステ
ンランプを用いて露光を行った。 露光された感光材料を各々、下記マゼンタ発色現像液に
(試料No、l) 、下記赤色発色現像液に(試料No
、11) 23℃で3分間浸漬した。 マゼンタ発色現像液m戊 マゼンタカプラー(M−0)  ・   0.8g1−
(2,4,6−)リクロロフェニル)−3−(p−ニト
ロアニリノ)−ピラゾロン−5−オン現像生薬・ ・ 
  0106.1.0g4−アミノ−3−メチル−N、
N−ジエチル−アニリン・塩酸塩 ニトリロトリメチレンホスホン酸ナトリウム(40%水
溶液)・  ・・ ・ ・・3.OOm(2無水硫酸ナ
トリウム・・・  ・・・20.0g臭化ナトリウム・
   ・・・・・・ 1.0g亜硫酸ナトリウム・ ・
・・・・・・IO,’ogエチレングリコール・ ・ 
  ・ ・IO,OmQポリエチレングリコール・ ―
 ・・ 2.0g水を加えて・・      ・ ・・
 IO尚、上記のマゼンタ発色現像液に水酸化ナトリウ
ムを添加して、25℃におけるptt値が12.0にな
るように調製した。 赤色発色現像液組成 マゼンタカプラー(M−0)・・ ・ 2.00g1−
(2,4,6−トリクロロフエニル)−3(p−ニトロ
アニリノ)−5−1:”ラゾロンイエローカプラー・ 
        0.82ga−(4−カルボキシフェ
ノキシ)−α−ピバロイル−2,4−ジクロロアセトア
ニリド現像主薬・              1.2
g4−アミノ−3−メチル−N、N−ジエチルアニリン
・塩酸塩 ニトリロトリメチレンホスホン酸ナトリウム(40%)
−・−・3.00m(2 無水硫酸ナトリウム・   ・    ・ 20.0g
臭化ナトリウム・・ ・・・・    3.0g亜硫酸
ナトリウム・ ・ ・ ・・  lo、0gエチレング
リコール・  ・ ・・・io、00mQポリエチレン
グリコール・・ ・ ・ 2.0g水を加えて・・・ 
・ ・・・ ・・ H2尚、上記の赤色発色現像液に水
酸化ナトリウムを添加して、25°C4こおけるpH値
が12.0になるように調整した。 次に4分間水洗し、下記組成の銀源白液に6分間浸漬し
て漂白を行った後、1分間水洗し、下記組成の定着液に
1分間浸漬した後、4分間水洗してから乾燥することに
よって、基板上に青色部と黒色部を形成した。 銀源白液(1)組成 純水・・          ・・ ・ 800mQフ
ェリシアン化ナトリウム・・ ・  206g臭化ナト
リウム・・・・・・   °15g硼砂・・・・・・・
・・・・・・・・  1g水を加えて・・・・・・・・
・・ ・  lQ水酸化カリウム水溶液を用いて25°
CにおけるpH値が8.0になるように調整した。 定着液組成 チオ硫酸アンモニウム・    ・・ 175.0g亜
硫酸ナトリウム・       ・・  8.5gメタ
亜硫酸ナトリウム・・・・・ ・  2.3g水を加え
て・・ ・・・・  ・・・  112(酢酸を用いて
pH=6.0に調整。)又、ストライプ・フィルター作
成後、/(ツキング層に3%次亜塩素酸す]・リウム水
溶液を滲み込ませ、ガーゼで拭き取ることによりノくツ
キング層を安全に除去した。 このようにして得られたストライプ・フィルターを試料
No、l及びNo、11とする。 UNNo、lの製造工程において、マゼンタ発色現像液
を表1のNo、2〜10に示す現像液に各々、変えるこ
とにより、試料No、2〜lOを、又、試料No、11
の製造工程において、赤色発色現像液を表2のNo、2
〜lOに示す現像液に各々、変えることにより、試料N
o、12〜20を作成した。 得られた各試料に一ついて、青色光(B)、緑色光(G
)を、それぞれ用いて、各ストライプ画素を中心に両サ
イドの未露光部の濃度をマイクロデンシトメーター(開
口走査面積250μm ! )を走査して求めるととも
に、東京光学機械(株)製SRIにより各ストライプ画
素の分光吸収濃度を測定した(開口面積20μm×20
μm四方)。 得られた結果を表3に示す。なお、表3においては、ス
トライプ画素のB、G濃度の比B/G(試料No、 1
 ” 10のみ)とG濃度に関してストライプ画素の濃
度Gとストライプ画素の端から未露光部側に300μm
1llI t’L f;箇所(未露光部)の緑色濃度G
1の比G+/Gを示した。 Gの値は、試料No、 1−10に関しては、試料No
。 1の値をiとする相対値で、又、試料No、ll−20
に関しては、試料No、llの値を1とする相対値で示
した。 B/Gは青色画素の色再現性を示す値で、数値が小さい
程G濃度に対して青色画素として不要なり濃度が低いの
で、青色画素として色再現上好ましいと言える。 G 、/Gはマゼンタ色素の露光されたパターン、即ち
発色予定ストライプ画素からの拡散を示す値で、数値が
大きい程マゼンタ色素の拡散量が太き表1 マゼンタ発色現像液中のマゼンタカプラー及びヴアイス
カプラーの種類と量 表2 赤色発色現像液中のイエローカプラー量とマゼン
タカプラー及びヴアイスカプラーの種類と量表3 各試料の測定濃度(相対値)とB/G及びG 、/G表
3の結果から明らかなように、本発明に基づく試料はマ
ゼンタ色素の拡散の程度が小さく、又、青色光透過画素
の青色光濃度が低く、青色光透過画素として良好な色再
現性を示している。 又、前述の5R−1による分光吸収濃度測定結果から、
試料No、3と4を比較すると、各々の分光吸収スペク
トルの半値幅において、本発明の試料No、4は、No
、3よりも短波長側の値が、lonm長波側にシフトし
ている。これは、試料N005〜lO(本発明)におい
ても、同様む傾向を示しており、試料の分光吸収スペク
トルの短波長側がシャープになっているので、青色光透
過画素として色再現性上好ましい結果である。 カラーフィルターの作製 第2図に示すようなり(青)、G(緑)、R(赤)の3
色のモザイクパター・ンを有するカラーフィルターの作
製法について以下に説明する。尚、各画素のサイズは1
50μmX150μInである。 前記感光材料の上に、1辺が150μmの正方形開口部
を有するカラーフィルター用クロムマスクを重ねて、タ
ングステンランプを用いて第1回目の露光を行った。露
光は第2図においてB部分に相当する位置に行った。 露光された感光材料を前記マゼンタ発色現像液に23℃
で3分間浸漬した。 次に1分間水洗し、下記組成の銀源白液(2)に3分間
浸漬して漂白を行った後、1分間水洗してから乾燥させ
ることによって、基板上に青色部を形成した(第1処理
)。 銀漂白 (2)組成 エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム塩2
00.0g 臭化アンモニウム・ ・・ ・・・ IO,0g氷酢酸
・・・      ・ ・ ・ IO,Om(!水を加
えてlQとし、アンモニア水を用いてpH=6.0に調
製する。 次に、上記処理後の感光材料上へ、露光部が第2図にお
けるG部分となるように別のカラーフィルター用クロム
マスクを配置し、第2回目の露光を行った。 この第2回目の露光が行われt;感光材料を1下記組戊
のイエロー発色現像液に23°Cで3分間浸漬した後、
1分間水洗し、1回目と同様に漂白、水洗、乾燥して基
板上に緑色部を形戊した(第2処理)。 イエロー発色現像液組成 イエローカプラー・・・ ・・・・・ 1.5gσ−(
4−カルボキシフェノキシ)−α−ピバロイル−2,4
−ジクロロアセトアニリド現像主薬・・・・・・・ ・
・・ ・ 2.0g4−アミノ−3−メチル−N−エチ
ル−N−βメタンスルホンアミドエチルアニリン・11
/2i酸塩l水塩 ニ1〜リロトリメチレンスルホン酸ナトリウム(40%
水溶液)・ 無水硫酸ナトリウム・ 臭化す1−リウム・ 亜硫酸プトリウム・ エチレングリコール・ ポリエチレングリコール・ 3.00m12 20.0g 3.0g 10.00g 10、OmQ 2、Og 水を加えて・             lQ尚、上記
のイエロー発色現像液に水酸化ナトリウムを添加して、
25°0におけるPH値が12,0になるように調製し
た。 次に、上記処理後の感光材料上へ 露光部が第2図にお
けるR部となるように別のカラーフィルター用クロムマ
スクを配置し、第3回目の露光を行っt二。 この第3回目の露光が行われた写真材料を、前記組成の
赤色発色現像液に23℃で3分間浸漬した後、第2回目
と同様、水洗、漂白、水洗、乾燥して基板上に黒色部を
形成した(第3処理)、。 次に、上記処理後の感光材料上へ、露光部が第2図にお
けるR部となるようにカラーフィルター用クロムマスク
を配置して、第4回目の露光を行っIこ 。 この第4回目の露光が行われた感光材料を、33℃で次
のように処理して赤色部を形戊することにより(第4処
理)、B(青)、G(緑)、R(赤)の3色のモザイク
パターンを有するカラーフィルターを得た。 白黒現像     1分間 水      洗              1 分
間色素漂白     1分間 水    洗        1分間 1! 漂  白        1分間水      
洗              ! 分間定     
 着              1 分間水   洗
        4分間 乾      燥 ここで、各処理に使用した浴は下記の組成を有するもの
である。 白黒現像液組成 亜硫酸ナトリウム・・・        10gハイド
ロキノン・・・・・   ・ ・  10g水酸化カリ
ウム(48%水溶液)      5+m(2ジエチレ
ングリコール・        20IIlf2ジメゾ
ン・・  ・  ・・        0.7g炭酸す
トリウム・ ・・        20g臭化カリウム
・・・・・        2gチアジアゾール・・・
 ・ ・ ・・ 0.05g水を加えて・      
 ・・・・ 10゜色素漂白液組成 96%硫酸・・・・ ・・ ・・・   40m(1沃
化カリウム・・・ ・・・・・・  15g2.3.6
− hリメチルキノキサリン・ ・  2g水を加えて
・・・・・・・・・・ ・  lQ。 銀源白液M1ft。 前記の銀源白液(1)組成と同じものを用いた。 定着液組成 前記の定着液組成と同しものを用いた。 又、カラーフィルター作成後、バッキング層に3%次亜
塩素酸ナトリウム水溶液を滲み込ませ、ガーゼで拭き取
ることによりバッキング層を安全に除去した。 このようにして得られたカラーフィルターを試料No、
C−1とする。 試料No、C−1の製造工程において、マゼンタ発色現
像液及び赤色発色現像液を、前記表1のNo。 2〜IO及び表2のNo、2〜10に示す現像液に各々
、変えることにより、試料No、C−2〜C−10を作
り 戊 し Iこ 。 得られた各試料について、青色光(B) S緑色光(G
)を、それぞれ用いて、各色透過光画素の濃度をマイク
ロデンシトメーター(開口走査面積250μm 2 )
を走査して求めた。 得られたカラーフィルター試料も、前記ストライプ・フ
ィルターと同様に、本発明に基づく試料No、C4,C
−6−C−10は、比較試料に比べて青色光透過画素の
色再現性が良好で、マゼンタ色素の拡散に基づく他画素
への色濁りが極めて小さく、特に緑色光透過画素におけ
る比較で顕著であった。 平滑性についても、各試料の表面段差を(株)ランク・
テーラーホブソン製タリステップにより求めたところ、
本発明に基づく試料は、比較試料に較べ非常に良好であ
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法におけるパターン露光の一例
を示す断面図であり、第2図は本発明の製造方法により
得られるカラーフィルターの一例を示す断面図であり、
第3図は同じく他の一例を示す断面図であり、第4図は
本発明の製造方法により得られるカラーフィルターを用
いた液晶カラーデイスプレーの一例を示す断面説明図で
ある。 11・・・光透過性基板 12・・・乳剤層13・ ・
ハロゲン化銀感光材料 14・ ・7オトマスク 15・ ・開口部  16・・・、露光予定部分21.
31・・光透過性基板 22.32・・・有色部43・
 ・カラーフィルター 46a 、 46b・・偏光板   47・・・液晶4
8a、48b・・電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 光透過性基板上にハロゲン化銀乳剤層を設けた感光材料
    を画素に応じパターン露光した後、カプラー及び発色現
    像主薬を含有する現像液を用いて上記パターンに対応し
    た色素像を含有する画素を形成する工程を少なくとも2
    回有するカラーフィルターの製造方法において、前記カ
    プラーのうち少なくとも1種が下記一般式〔 I 〕で示
    される化合物であり、かつ該カプラーを用いて形成され
    る少なくとも1色の画素に、前記発色現像主薬の酸化体
    とカップリング反応して形成された、実質的に無色の化
    合物を少なくとも1種含有させることを特徴とするカラ
    ーフィルターの製造方法。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは水素原子又は置換基を表し、Xは水素原子
    又は発色現像主薬の酸化体とのカップリング反応により
    離脱し得る基を表す。Za,Zb及びZcは無置換もし
    くは置換メチン基、=N−基又は−NH−基を表す。Z
    a−Zb結合とZb−Zc結合のうち一方は二重結合で
    あり、他方は単結合である。Zb−Zcが炭素−炭素二
    重結合の場合は、それが芳香環の一部である場合を含む
    。更に、R,X又は置換メチン基Za,Zb,Zcで2
    量体を形成してもよい。ただし、Zcが無置換又は置換
    メチン基であるときZa及びZbが同時に=N−又は−
    NH−であることはない。〕
JP2091230A 1989-04-07 1990-04-05 カラーフィルターの製造方法 Pending JPH0339902A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0802453A1 (en) * 1996-04-18 1997-10-22 Agfa-Gevaert N.V. A silver halide photographic colour material comprising a specific intermediate layer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0802453A1 (en) * 1996-04-18 1997-10-22 Agfa-Gevaert N.V. A silver halide photographic colour material comprising a specific intermediate layer

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