JPH03138817A - 酸化物超電導線、その製造方法およびそれを用いた製品 - Google Patents

酸化物超電導線、その製造方法およびそれを用いた製品

Info

Publication number
JPH03138817A
JPH03138817A JP2058814A JP5881490A JPH03138817A JP H03138817 A JPH03138817 A JP H03138817A JP 2058814 A JP2058814 A JP 2058814A JP 5881490 A JP5881490 A JP 5881490A JP H03138817 A JPH03138817 A JP H03138817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide superconducting
layer
superconducting wire
base material
superconducting layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2058814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3113256B2 (ja
Inventor
Noriki Hayashi
憲器 林
Satoru Takano
悟 高野
Shigeru Okuda
奥田 繁
Hajime Ichiyanagi
一柳 肇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27296694&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH03138817(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kansai Electric Power Co Inc, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Kansai Electric Power Co Inc
Priority to JP02058814A priority Critical patent/JP3113256B2/ja
Priority to DE69028471T priority patent/DE69028471T3/de
Priority to PCT/JP1990/000422 priority patent/WO1990012408A1/ja
Priority to EP90905634A priority patent/EP0423354B2/en
Priority to US07/613,868 priority patent/US5312802A/en
Priority to CA002030558A priority patent/CA2030558C/en
Publication of JPH03138817A publication Critical patent/JPH03138817A/ja
Priority to US08/196,615 priority patent/US5372991A/en
Publication of JP3113256B2 publication Critical patent/JP3113256B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/06Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B12/00Superconductive or hyperconductive conductors, cables, or transmission lines
    • H01B12/02Superconductive or hyperconductive conductors, cables, or transmission lines characterised by their form
    • H01B12/06Films or wires on bases or cores
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/01Manufacture or treatment
    • H10N60/0268Manufacture or treatment of devices comprising copper oxide
    • H10N60/0801Manufacture or treatment of filaments or composite wires
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S505/00Superconductor technology: apparatus, material, process
    • Y10S505/70High TC, above 30 k, superconducting device, article, or structured stock
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S505/00Superconductor technology: apparatus, material, process
    • Y10S505/70High TC, above 30 k, superconducting device, article, or structured stock
    • Y10S505/704Wire, fiber, or cable
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S505/00Superconductor technology: apparatus, material, process
    • Y10S505/70High TC, above 30 k, superconducting device, article, or structured stock
    • Y10S505/704Wire, fiber, or cable
    • Y10S505/705Magnetic coil

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、酸化物超電導線、酸化物超電導線の製造方
法および酸化物超電導線を用いた製品に関するものであ
る。より特定的には、この発明は、酸化物超電導線に曲
げが与えられるとき、そのような曲げに対する超電導特
性の劣化を少なくするための改良に関するものである。
したがって、この発明に係る酸化物超電導線は、研究用
超電導マグネット、核磁気共鳴診断装置用マグネット、
超電導ケーブル、超電導発電機、超電導変圧器、リニア
モーターカー用超電導コイル、電磁推進船舶用超電導コ
イル、等の製品、または超電導線を単にボビンに巻取っ
た中間製品、等の用途に有利に向けることができる。
【従来の技術] 従来から、超電導体として、金属系のもの、化合物系の
ものおよび酸化1%系のものが知られており、種々の用
途への適用が研究されている。すなわち、超電導体は、
臨界温度以下の温度に保持されることにより電気抵抗が
零の状態になるものであるが、この特性を利用して、た
とえば、高磁界の発生、大容量の電流の高密度伝送、等
が試みられている。
最近、超電導材料として、酸化物系のものが超電導現象
を示す臨界温度を高くできる点で脚光を浴びつつある。
このような超電導材料は、たとえば長尺の線状体とする
ことによって、送配電、各種機器または素子間の電気的
接続、交流用巻線、等の用途に用いることができる。
酸化物超電導材料を線材化する方法としては、従来より
、金属バイブ内に酸化物超電導体の粉末を充填しこれを
減面加工する方法、長尺の基材の上に酸化物超電導材料
の層を形成する方法などが知られている。酸化物超電導
層を形成する方法としては、薄青、スパッタリング、C
VD等の気相薄膜形成方法を適用し得る。
〔発明が解決しようとする課題] 酸化物超電導材料は、一般に、歪、特に引張歪に対して
弱く、たとえば引張歪が与えられると、臨界温度、電流
密度といった超電導特性が著しく劣化するという欠点が
あった。長尺の酸化物超電導線の場合、これを曲げたと
き、必然的に、いずれかの部分で引張歪が生じる。この
ような引張歪等の歪が生じる度合をできるだけ緩和しな
がら、酸化物超電導体を長尺化するための手法として、
ファイバ状またはフィルム状の細いまたは薄い可撓性の
基材上に、薄い酸化物超電導層を形成することが考えら
れる。これにより、同−許容歪で、より小さな径に曲げ
ることができる。
しかしながら、上述のような方法にも、限界があり、実
用化のためには、さらに歪に強い酸化物超電導線が求め
られている。
そこで、この発明の目的は、歪に対してより強い酸化物
超電導線を提供しようとすることである。
この発明の他の目的は、上述したような歪に対してより
強い酸化物超電導線の製造方法を提供しようとすること
である。
この発明のさらに他の目的は、上述したような酸化物超
電導線を用いた製品を提供しようとすることである。
[課題を解決するための手段] 本件発明者は、酸化物超電導体が、引張歪に対しては弱
いが、圧縮歪に対しては比較的強いことを見い出し、本
発明に到達したものである。
この発明に係る酸化物超電導線は、長手方向寸法を有す
る可撓性の基材上に酸化物超電導層を形成してなるもの
であって、上述した技術的課題を解決するため、酸化物
超電導層が長手方向に関して圧縮の予歪を有しているこ
とを特徴とするものである。
この発明において用いられる基材は、代表的には、テー
プ状であり、またファイバ状である。
この発明において酸化物超電導層を形成するために用い
られる酸化物超電導材料としては、Y−Ba−Cu−0
系、B i−3r−Ca−Cu−0系、B 1−Pb−
8r−Ca−Cu−0系、T1−Ba−Ca−Cu−0
系、Tl−Pb−Ba−Ca−Cu−0系、等があるが
、そのいずれにかかわらず、400〜1000℃の熱処
理によって超電導特性を発現する。この発明において、
酸化物超電導層に圧縮の予歪を与えるため、上述の熱処
理過程およびその後の冷却過程を有利に利用することが
できる。
基材上に塗布法または気相法によって酸化物超電導層が
形成された酸化物超電導線では、酸化物超電導層の他に
安定化層や保護層が形成される場合であっても、これら
酸化物超電導層、安定化層および保護層のいずれと比べ
ても、基材の断面積が大きくなる。したがって、酸化物
超電導層の歪は、基材において生じる加熱による膨張ま
たは冷却による収縮のように、基材自身の膨張または収
縮に基づ(機械的作用によって与えられることができる
。酸化物超電導層に与えられる圧縮の予歪は、このよう
に、基材から与えられることができ、そのような予歪の
付与方法としては、典型的には、次の第1ないし第3の
方法がある。これら第1ないし第3の方法を、図面を参
照しながら説明する。
第1図には、第1の方法が示されている。酸化物超電導
層1が、基材2上に形成された状態で、熱処理され、そ
の後冷却される。このとき、酸化物超電導層1の熱膨張
係数α1と基材2の熱膨張係数α2との間に、α、くα
2の関係があれば、熱処理後の冷却過程で、矢印記号3
で示すように、酸化物超電導層1に圧縮の予歪が与えら
れる。
なお、上述したα、くα2の関係を満たし得る基材2の
材料としては、亜鉛、アルミニウム、インジウム、銀、
錫、鉛、アルミニウム合金、銅合金、などがある。
第2図には、第2の方法が示されている。酸化物超電導
層1には、基材2とともに、矢印4a。
4bで示すように、引張応力が与えられる。これによっ
て、矢印記号5および6で示すように、酸化物超電導層
1および基材2に引張歪が与えられる。この状態で、次
に、熱処理される。この熱処理により、酸化物超電導層
1に存在する引張歪のみが解放される。なお、このこと
を可能にするため、基材2に用いられる材料としては、
イツトリア安定化ジルコニア(YSZ)またはアルミナ
のように、酸化物超電導層1に与えられる熱処理条件で
は、基材2中の引張歪が解放されないものが選ばれる必
要がある。次に、冷却されると、矢印記号7で示すよう
に、酸化物超電導層1に圧縮の予歪が与えられる。
第3図には、第3の方法が示されている。酸化物超電導
層1は、これを外側に向けて、基材2とともに曲げられ
る。これによって、酸化物超電導層1には、矢印記号8
で示すように、引張歪が与えられる。また、基材2には
、外周側において矢印記号って示すように相対的に引張
歪が与えられ、内周側においては矢印記号10で示すよ
うに相対的に圧縮歪が与えられる。次に、上述の状態で
、熱処理され、酸化物超電導層1に存在する応力のみが
解放される。次に、曲げが解放されることにより、矢印
記号11で示すように、酸化物超電導層1には、圧縮の
予歪が与えられる。
なお、上述した第3の方法を用いるとき、基材2として
は、テープ状のものを用いることが好ましい。
また、第3図に示した第3の方法においては、熱処理の
過程で、基材2に存在する応力も解放されてもよい。
上述した第1ないし第3の方法は、いずれも、基材2か
ら酸化物超電導層1に対して圧縮の予歪が与えられたが
、酸化物超電導層上に安定化層が形成される場合、この
安定化層に基づき、圧縮の予歪が酸化物超電導層に与え
られてもよい。このことを、第4図を参照して説明する
第4図に示すように、基材12上に酸化物超電導層13
が形成され、さらに、酸化物超電導層13上に安定化層
14が形成されている。安定化層14が形成されるとき
、たとえば400℃ないし1000℃の温度での加熱が
行なわれる。このとき、酸化物超電導層13の熱膨張係
数α13と安定化層14の熱膨張係数α14との間に、
α13〈α14の関係があれば、熱処理後の冷却過程で
、安定化層14の収縮に基づき、酸化物超電導層13の
少なくとも表面層に圧縮の予歪が与えられる。
上述した熱膨張係数の関係α13くα14を満たし得る
安定化層14の材料としては、亜鉛、アルミニウム、イ
ンジウム、銀、錫、鉛、銅、アルミニウム合金、などが
ある。
上述の方法によれば、酸化物超電導層13の熱膨張係数
α13と基材12の熱膨張係数α12との関係にかかわ
らず、酸化物超電導層13に圧縮の予歪を与えることが
できる。したがって、やむを得ず、α13〉α12の関
係がある場合には、特に、安定化層14から圧縮の予歪
を与える方法が有効である。
この発明では、また、上述したような酸化物超電導線を
用いた製品が提供される。この製品において、酸化物超
電導線は、長手方向寸法を有する可撓性の基材の一方面
上に酸化物超電導層を形成しており、曲げ中心に対して
、酸化物超電導層が外側に、かつ基材が内側に位置する
ように、曲げられた状態とされている。
上述した製品としては、たとえば、酸化物超電導線を用
いたコイル、酸化物超電導線を巻取ったボビン、長尺体
の表面に酸化物超電導線を螺旋状に巻いてなるケーブル
、などがある。
[発明の効果] この発明に係る酸化物超電導線では、そこに含まれる酸
化物超電導層は、長手方向に関して圧縮の予歪を有して
いる。このような酸化物超電導線を曲げようとするとき
、圧縮の予歪は、緩和されるか、さらに圧縮歪が高めら
れるかのいずれかである。酸化物超電導層の圧縮歪が緩
和されるときには、超電導特性に悪影響を及ぼす要因が
低減されることになるので、酸化物超電導線を曲げたと
きに超電導特性が劣化することが防止される。他方、圧
縮歪がさらに高められる場合であっても酸化物超電導層
は、引張歪に比べると、圧縮歪に対しては比較的強いた
め、超電導特性は、それほど劣化されない。
したがって、この発明に係る酸化物超電導線は、これを
たとえばコイリングする場合には、圧縮の予歪が緩和さ
れる方向であっても、圧縮歪がさらに高められる方向で
あっても、超電導特性をそれほど劣化させることなく、
曲げることができる。
したがって、酸化物超電導線の取扱いが容易になる。
このように、この発明によれば、曲げに対して強い酸化
物超電導線を得ることができるので、各種マグネット、
コイル、ケーブル、などに容易に使用することができる
また、この発明に係る酸化物超電導線は、熱処理を施し
た後、コイリングすることができる。たとえば、これと
は逆に、コイリング後に熱処理する場合には、巻枠や絶
縁層が熱処理に耐える材料で構成されることが必要にな
るが、この発明の酸化物超電導線によれば、たとえば、
アルミニウム合金、FRP等の巻枠、通常のエナメルに
よる絶縁が使用できる。
また、この発明に係る酸化物超電導線の製造方法によれ
ば、酸化物超電導層の形成に必要な熱処理およびその後
の冷却の各過程を有利に利用しながら、酸化物超電導層
に圧縮の予歪をその長手方向に関して容易に与えること
ができる。
また、この発明に係る酸化物超電導線を用いた製品では
、可撓性の基材の一方面上に酸化物超電導層を形成した
ものであって、酸化物超電導層に圧縮の予歪が長手方向
に関して与えられた、酸化物超電導線が用いられるが、
このような酸化物超電導線は、曲げ中心に対して、酸化
物超電導層が外側に、かつ基材が内側に位置するように
、曲げられた状態とされる。したがって、酸化物超電導
層には、もし加わるとするならば引張力向の応力が加わ
る。しかしながら、このような引張方向の応力は、酸化
物超電導層に予め与えられていた圧縮方向の歪を緩和す
るにすぎないので、酸化物超電導層にとって特に問題と
なる引張歪が酸化物超電導層に及ぼされることは、多が
れ少ながれ、防止されることができる。したがって、酸
化物超電導線に含まれる酸化物超電導層の超電導特性が
劣化することを防止できる。
そのため、上述のような態様で酸化物超電導線を用いた
コイル、ケーブルのような製品、またはボビンのような
中間製品によれば、酸化物超電導線が有する超電導特性
を最大限に利用することができる。たとえば、研究用小
型マグネットでは、酸化物超電導線を半径2〜3cm程
度の小さな曲率半径で曲げることが要求されるが、この
発明に係る酸化物超電導線は、このような用途にも問題
なく使用できる。また、この発明によれば、たとえばバ
イブ等の長尺体の表面に酸化物超電導線を螺旋状に巻い
てなるケーブルを提供することができる。このようなケ
ーブルの場合、バイブ等の長尺体に剛構造を担わせるこ
とができ、酸化物超電導線には高い剛性が要求されない
なお、上述したように、この発明に係る酸化物超電導線
を用いた製品の中には、酸化物超電導線を単に巻取った
ボビンが含まれ琳)る。このように酸化物超電導線がボ
ビンに巻取られた形態は、たとえば、酸化物超電導線を
エナメル塗布のような次の工程に付すための準備段階に
おいて、あるいは酸化物超電導線を出荷する段階におい
て、とられるものである。コイルまたはケーブルのよう
な最終製品だけでなく、ボビンのような中間製品におい
ても、酸化物超電導線を巻取る条件、すなわち曲げる方
向を問題にしたのは次の理由による。
すなわち、酸化物超電導層に与えられる引張歪に関して
、これが所定の大きさを越えると、たとえそのような引
張歪が除去されたとしても、引張歪を与える前に得られ
ていた超電導特性をもはや得ることはできないというこ
とがわかっている。そのため、たとえその段階で超電導
状態とされない中間製品の段階であっても、酸化物超電
導層に所定以上の引張歪を与えないように取扱うことに
は重要な意義がある。
[実施例コ 実施例1 第4図に示すように、テープ状の基材12上に酸化物超
電導層13を形成し、その上に、銅からなる安定化層1
4を形成した。
酸化物超電導層13のより具体的な形成方法は、次のと
おりである。
厚さ50μmのYSZ(9%Y20.添加)からなるテ
ープ状の基材12上に、レーザ蒸着法により、厚さ2μ
mのY t B a 2 Cu a O7−aからなる
超電導層13を形成した。成膜条件は、次のとおりであ
る。
ターゲット組成: Y IB a 2 CLl a O
7−δ基材温度ニア20℃ レーザピーク出力=2J レーザパルス幅:15ns レーザ周波数:10Hz 02圧カニ0.01Torr 次に、第3図に示した酸化物超電導層1のように、酸化
物超電導層13に0.1%の引張歪を与えた状態で、0
□中で、950℃で1時間の熱処理を施した。熱処理後
、液体窒素(77,3K)中での臨界電流密度Jcの歪
特性を41定した。
この測定結果によれば、得られた酸化物超電導線におい
て、どちら側に曲げた場合にも、直径40mmまで、J
cの10%以上の低下は見られなかった。なお、得られ
た酸化物超電導線の歪特性をさらに詳細に調査したとこ
ろ、曲げ中心に対して、酸化物超電導層13が外側に、
かつ基材12が内側に位置するように、酸化物超電導線
を直径40mmまで曲げた場合、Jcの低下は5%未満
であったが、逆に曲げた場合には、Jcの低下は5〜1
0%の値を示した。
比較例1 酸化物超電導層に、引張歪を与えない状態で、実施例1
と同様の条件で熱処理を施した。得られた酸化物超電導
線において、酸化物超電導層側を凹にして直径4’Qm
mまで曲げた場合でのJcの低下は826であったが、
逆に曲げた場合は、90%以上の低下が認められた。
実施例2 第5図に示すように、アルミナからなる中心ファイバ1
5上に、拡散防止のためのMgOからなる中間層16を
形成し、次いで、その上に、酸化物超電導層17を形成
し、さらに、その上に、銅からなる安定化層18を形成
した。
より具体的には、B i20. 、PbO5S rCO
,、CaC0,、CuOを、Bi:Pb:Sr:Ca:
Cu−1,7:0.4二2:2:31こなるように秤量
し、830℃で12時間、仮焼し、これを粉砕して、原
料粉末とした。
この原料粉末とポリビニルアルコールとを、重量比1:
1で混練した。直径100μmのアルミナからなる中心
ファイバ15上に厚さ1μmのMgoからなる中間層1
6を設けたものを基材として、上記混練物中に浸漬して
引上げ、860℃で3時間、焼結した。この上に、蒸希
法により、厚さ3μmの銅からなる安定化層18を形成
して、酸化物超電導線とした。なお、安定化層18はア
ルミニウムによって形成してもよい。
焼結時に、第2図に示すように、0.1%の引張歪を与
えたものでは、直径100mmまで曲げても、JCの低
下は10%以下であった。
比較例2 上述した実施例2において、引張歪を与えなかったもの
は、直径200mmでも、Jcの低下は90%以上とな
った。
実施例3 レーザ蒸着法を用いて、Y−Ba−Cu−0系超電導物
質を、拡散防止層としての白金を0.1μmの厚みをも
って析出させた銀からなる基材(幅5mm、厚み0.1
mm)上に、1μmの厚みをもって成膜した。成膜条件
は、次のとおりである。
ターゲット組成: Y、Ba2 Cu、OX成膜温度ニ
ア50℃ ガス圧:Q、1Torr ガス:0□ レーザ波長:193nm エネルギ密度:IJ/cm2 このように成膜を行なった後、基材の移動速度を4cm
/時としながら、引き続き、熱処理室において、得られ
た酸化物超電導線の熱処理を、900℃で10分間の条
件で行なった。
続いて、巻取室において、第6図および第7図に示すよ
うに、ボビン19の巻芯20上(こ、酸化物超電導線2
1を5ターンだけ巻取った。このとき、第7図に示され
るように、巻芯20の中心すなわち曲げ中心22に対し
て、酸化物超電導層23が外側に、かつ基材24が内側
に位置するように、酸化物超電導線21が巻取られた。
また、巻芯20の直径は40mmであった。
なお、上述した巻取段階に至るまでには、熱処理された
酸化物超電導線21は冷却されており、基材24の熱膨
張係数が酸化物超電導層23の熱膨張係数よりも大きい
ため、酸化物超電導層23には、その長手方向に関して
圧縮の予歪が与えられている。
このように、ボビン19に巻取られた酸化物超電導線2
1を、液体窒素中に浸漬し、臨界電流を測定したところ
、5.5Aであった。
なお、実施例3によって得られた酸化物超電導線を、巻
取ることなく、適当な長さで切断して、直線状態で、液
体窒素中での臨界電流をn1定したところ、6.OAの
値が得られた。
比較例3 上述した実施例3において、ボビン19の巻芯20上に
酸化物超電導線21を巻取るとき、酸化物超電導層23
が内側に位置するようにした以外は実施例3と同じ条件
で、ボビン19に巻取った酸化物超電導線21の臨界電
流を同じ条件で測定したところ、4.75Aであった。
実施例4 実施例3と同じ基材および同じ成膜条件を用いて、酸化
物超電導線を得た。この酸化物超電導線を用いて、次の
ように、超電導コイルを作製した。
第8図に示すように、酸化物超電導線25を、コイル2
6の中心27から半径20mmの距離となる円周上から
巻き始め、5層まで巻いて、コイル26を作製した。こ
のとき、第9図に示すように、酸化物超電導線25は、
酸化物超電導層28が外側にかつ基材29が内側に位置
するように巻かれた。
このようにして得られたコイル26を、液体窒素中に浸
漬し、臨界電流を測定したところ、25Aの値が得られ
た。
比較例4 実施例4において酸化物超電導層28が、内側になるよ
うに巻いたことを除いて、実施例4と同じ条件で、コイ
ルを作製し、同じ条件で臨界電流を測定したところ、8
,8Aの値しか得られながった。
実施例5 第4図に示すように、厚さ50μm1幅5mmの銀から
なる基材12上に酸化物超電導層13を形成し、さらに
、その上に安定化層14を形成した。酸化物超電導層1
3および安定化層14の各々の形成方法は、次のとおり
である。
基材12上に、レーザ蒸着法により、膜厚1μmのY、
Ba2 Cua Oxからなる酸化物超電導層13を形
成した。成膜条件は、次のとおりである。
ターゲット組成: YI Ba2 Cua Ox基材温
度=600℃ レーザピーク出カニIJ レーザパルス幅:10ns レーザ周波数:10Hz ガス圧:0.ITorr 次に、酸化物超電導層13が形成された基材12を別の
成膜室にまで移動させ、400℃まで冷却した状態で、
銀をレーザ蒸着法で厚さ0,2μm析出させ、安定化層
14を形成した。
このようにして得られた酸化物超電導線を成膜室から取
出した後、液体窒素中での臨界電流密度の歪依存性を測
定した。得られた酸化物超電導線において、酸化物超電
導層13が基材12の外側に位置するように、直径40
mmまで曲げた場合、Jcの低下は3%未満であった。
比較例5 比較例5は、この発明の範囲内にあるものであるが、上
述した実施例5の効果を確認するために行なった。
すなわち、安定化層を形成しないことを除いて実施例5
と同様の条件で、酸化物超電導線を作製し、Jcの歪依
存性を測定した。酸化物超電導層が基材より外側に位置
するように、直径40mmまで曲げた場合、Jcの低下
は5%未満であった。
実施例6 第5図に示すように、アルミナからなる中心ファイバ1
5上に、拡散防止のためのMgOからなる中間層16を
形成し、次いで、その上に、酸化物超電導層17を形成
し、さらに、その上に銀からなる安定化層18を形成し
た。
より詳細には、Bi :Pb:Sr:Ca:Cu−1,
goo、4:2+2:3の組成の混合酸化物を焼結した
後、粉砕したものを原料粉末とした。
この原料粉末とポリビニルアルコールとを、重量比1:
1で混練した。直径100μmのアルミナからなる中心
ファイバ15上に厚さ1μmのMgOからなる中間層1
6を設けたものを基材として、上記混練物中に浸漬して
引上げ、860 ’Cで3時間、焼結した。これを40
0℃に加熱した状態で、その上に、蒸告法により、厚さ
3μmの銀からなる安定化層18を形成して、酸化物超
電導線とした。
得られた酸化物超電導線の液体窒素中での臨界電流密度
の歪依存性を測定した。酸化物超電導線を直径100m
mまで曲げても、曲げない状態に比べ、Jcの低下は3
096以下であった。
比較例6 上述した実施例6において、安定化層を形成しなかった
ものは、直径200mmに曲げても、JCの低下は90
%以上となった。
実施例6と比較例6との対比から、実施例6のように酸
化物超電導層13の表面層のみに圧縮の予歪が与えられ
ているにすぎない場合であっても、その効果が大きいこ
とがわかる。
実施例7 実施例5と同じ基材および同じ成膜条件を用いて、銀の
安定化層を形成した酸化物超電導線を得た。この酸化物
超電導線を一旦ボビンに巻取った後、次のように、超電
導コイルを作製した。
第10図に示すように、酸化物超電導線30を、コイル
31の中心32から半径20mmの距離となる円周上か
ら巻き始め、5層まで巻いて、コイル31を作製した。
このとき、第11図に示すように、酸化物超電導線30
は、酸化物超電導層33が基材34より外側に位置し、
安定化層35が最も外周側に位置するように巻かれた。
このようにして得られたコイル31を、液体窒素中に浸
漬し、臨界電流を測定したところ、29゜2Aの値が得
られた。
さらに、液体窒素中と室温との間で測定を50回繰返し
、ヒートサイクルに対する安定性を調べた。50回繰返
した後の臨界電流値は28.8Aであった。
比較例7 比較例7は、この発明の範囲内にあるものであるが、実
施例7の効果を確認するために行なった。
銀の安定化層を形成していない点を除いて実施例7と同
じ条件で、コイルを作製し、同じ条件で臨界電流をδI
IJ定したところ、25Aの鎖が得られた。さらに、液
体窒素中と室温との間でのヒートサイクルに対する安定
性を調べたところ、ヒートサイクルを50回繰返した後
の臨界電流値は20Aであった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、酸化物超電導層に圧縮の予歪を
与えるための方法をそれぞれ示す説明図である。 第4図は、この発明の実施例1または5によって得られ
た酸化物超電導線を示す縦断面図である。 第5図は、この発明の実施例2または6により得られた
酸化物超電導線の横断面図である。 第6図は、この発明の実施例3において酸化物超電導!
I21を巻取るボビン19を示す正面図である。第7図
は、第6図に示したボビン19の巻芯20に酸化物超電
導線21が巻かれる状態を示す拡大断面図である。 第8図は、この発明の実施例4により得られたコイル2
6の一部を示す正面図である。第9図は、第8図に示し
たコイル26に含まれる酸化物超電導線25の一部を拡
大して示す断面図である。 第10図は、この発明の実施例7により得られたコイル
31の一部を示す正面図である。第11図は、第10図
に示したコイル31に含まれる酸化物超電導線30の一
部を拡大して示す断面図である。 図において、1,13.17.23,28.33は酸化
物超電導層、2.12.24,29.34は基材、3,
7.11は圧縮の予歪を示す矢印記号、14.18.3
5は安定化層、15は中心ファイバ(基材の一部)、1
6は中間層(基材の一部)、19はボビン、21,25
.30は酸化物超電導線、22.27.32は中心、2
6.31はコイルである。 第1図 第2図 第4図 第5図 +/

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 長手方向寸法を有する可撓性の基材上に酸化物
    超電導層を形成してなる酸化物超電導線において、 前記酸化物超電導層が長手方向に関して圧縮の予歪を有
    していることを特徴とする、酸化物超電導線。
  2. (2) 基材がテープ状である、請求項1に記載の酸化
    物超電導線。
  3. (3) 基材がファイバ状である、請求項1に記載の酸
    化物超電導線。
  4. (4) 基材の熱膨張係数が酸化物超電導層の熱膨張係
    数よりも大きく、熱処理後の冷却過程で、基材の収縮に
    基づき、酸化物超電導層に圧縮の予歪が与えられた、請
    求項1ないし3のいずれかに記載の酸化物超電導線。
  5. (5) 基材が、亜鉛、アルミニウム、インジウム、銀
    、錫、鉛、アルミニウム合金および銅合金からなる群か
    ら選ばれた材料からなる、請求項4に記載の酸化物超電
    導線。
  6. (6) 酸化物超電導層に引張歪を与えた状態で熱処理
    して酸化物超電導層に存在する応力を解放してから冷却
    することにより、酸化物超電導層に圧縮の予歪が与えら
    れた、請求項1ないし3のいずれかに記載の酸化物超電
    導線。
  7. (7) 基材がテープ状であり引張歪が曲げにより与え
    られた、請求項6に記載の酸化物超電導線。
  8. (8) 基材がイットリア安定化ジルコニアまたはアル
    ミナからなる、請求項6または7に記載の酸化物超電導
    線。
  9. (9) 酸化物超電導層上に安定化層が形成された、請
    求項1ないし8のいずれかに記載の酸化物超電導線。
  10. (10) 安定化層の熱膨張係数が酸化物超電導層の熱
    膨張係数よりも大きく、熱処理後の冷却過程で、安定化
    層の収縮に基づき、酸化物超電導層に圧縮の予歪が与え
    られた、請求項9に記載の酸化物超電導線。
  11. (11) 安定化層が、亜鉛、アルミニウム、インジウ
    ム、銀、錫、鉛、銅およびアルミニウム合金からなる群
    から選ばれた材料からなる、請求項10に記載の酸化物
    超電導線。
  12. (12) 長手方向寸法を有する可撓性の基材を準備し
    、少なくとも熱処理およびその後の冷却の各過程を通っ
    て酸化物超電導層を前記基材上に形成する、各ステップ
    を備える、前記酸化物超電導層にその長手方向に関して
    圧縮の予歪が与えられた酸化物超電導線の製造方法にお
    いて、 前記基材として、前記酸化物超電導層より大きい熱膨張
    係数を有する材料を用い、前記熱処理過程後の前記冷却
    過程において、前記基材の収縮に基づき、前記酸化物超
    電導層に前記圧縮の予歪を与えることを特徴とする、酸
    化物超電導線の製造方法。
  13. (13) 長手方向寸法を有する可撓性の基材を準備し
    、少なくとも熱処理およびその後の冷却の各過程を通っ
    て酸化物超電導層を前記基材上に形成し、さらに前記酸
    化物超電導層上に安定化層を形成する、各ステップを備
    える、前記酸化物超電導層にその長手方向に関して圧縮
    の予歪が与えられた酸化物超電導線の製造方法において
    、前記安定化層として、前記酸化物超電導層より大きい
    熱膨張係数を有する材料を用い、前記熱処理過程後の前
    記冷却過程において、前記安定化層の収縮に基づき、前
    記酸化物超電導層に前記圧縮の予歪を与えることを特徴
    とする、酸化物超電導線の製造方法。
  14. (14) 長手方向寸法を有する可撓性の基材を準備し
    、少なくとも熱処理およびその後の冷却の各過程を通っ
    て酸化物超電導層を前記基材上に形成する、各ステップ
    を備える、前記酸化物超電導層にその長手方向に関して
    圧縮の予歪が与えられた酸化物超電導線の製造方法にお
    いて、 前記酸化物超電導層に引張歪を与えた状態で熱処理して
    酸化物超電導層に存在する応力を解放してから冷却する
    ことにより、前記基材から与えられる機械的作用に基づ
    き、前記酸化物超電導層に前記圧縮の予歪を与えること
    を特徴とする、酸化物超電導線の製造方法。
  15. (15) 前記基材はテープ状であり、前記引張歪は前
    記基材を曲げることによって与えられる、請求項14に
    記載の酸化物超電導線の製造方法。
  16. (16) 長手方向寸法を有する可撓性の基材の一方面
    上に酸化物超電導層を形成してなる、酸化物超電導線を
    用いた製品において、 前記酸化物超電導層には、長手方向に関して圧縮の予歪
    が与えられており、 曲げ中心に対して、前記酸化物超電導層が外側に、かつ
    前記基材が内側に位置するように、前記酸化物超電導線
    が曲げられた状態とされていることを特徴とする、酸化
    物超電導線を用いた製品。
  17. (17) 前記製品は、前記酸化物超電導線を用いたコ
    イルである、請求項16に記載の酸化物超電導線を用い
    た製品。
  18. (18) 前記製品は、前記酸化物超電導線を巻取った
    ボビンである、請求項16に記載の酸化物超電導線を用
    いた製品。
  19. (19) 前記製品は、長尺体の表面に前記酸化物超電
    導線を螺旋状に巻いてなるケーブルである、請求項16
    に記載の酸化物超電導線を用いた製品。
JP02058814A 1989-03-31 1990-03-09 酸化物超電導線、その製造方法およびそれを用いた製品 Expired - Lifetime JP3113256B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02058814A JP3113256B2 (ja) 1989-03-31 1990-03-09 酸化物超電導線、その製造方法およびそれを用いた製品
US07/613,868 US5312802A (en) 1989-03-31 1990-03-29 Oxide superconductive wire, method of manufacturing the same and the products using the same
PCT/JP1990/000422 WO1990012408A1 (en) 1989-03-31 1990-03-29 Oxide superconductor wire, method of producing the same and article produced therefrom
EP90905634A EP0423354B2 (en) 1989-03-31 1990-03-29 Oxide superconductor wire, method of producing the same and article produced therefrom
DE69028471T DE69028471T3 (de) 1989-03-31 1990-03-29 Draht aus supraleiteroxyd, verfahren zur herstellung und so erzeugter gegenstand
CA002030558A CA2030558C (en) 1989-03-31 1990-03-29 Oxide superconductive wire, method of manufacturing the same and the products using the same
US08/196,615 US5372991A (en) 1989-03-31 1994-02-15 Oxide superconductive wire, method of manufacturing the same and the products using the same

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-82556 1989-03-31
JP8255689 1989-03-31
JP18320789 1989-07-14
JP1-183207 1989-07-14
JP02058814A JP3113256B2 (ja) 1989-03-31 1990-03-09 酸化物超電導線、その製造方法およびそれを用いた製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03138817A true JPH03138817A (ja) 1991-06-13
JP3113256B2 JP3113256B2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=27296694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02058814A Expired - Lifetime JP3113256B2 (ja) 1989-03-31 1990-03-09 酸化物超電導線、その製造方法およびそれを用いた製品

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5312802A (ja)
EP (1) EP0423354B2 (ja)
JP (1) JP3113256B2 (ja)
CA (1) CA2030558C (ja)
DE (1) DE69028471T3 (ja)
WO (1) WO1990012408A1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001101938A (ja) * 1999-10-01 2001-04-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 酸化物超電導線材の接続方法と超電導機器
JP2005333040A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Furukawa Electric Co Ltd:The 超電導コイル
JP2007179804A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Fujikura Ltd 酸化物超電導導体とその製造方法
WO2007080794A1 (ja) * 2006-01-16 2007-07-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 超電導ケーブル
JP2008060143A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Kobe Steel Ltd 超電導コイル及びその製造方法
JP2008153372A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導コイルおよび該超電導コイルを備えた超電導機器
JP2009170257A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導テープおよび超電導テープの製造方法
JP2010113919A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Chubu Electric Power Co Inc 超電導テープ線材及びその製造方法並びに超電導コイル
JP2012164859A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Fujikura Ltd 高温超電導コイル
JP2013242993A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Tohoku Univ 希土類系超伝導線材の特性制御方法

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5661114A (en) 1993-04-01 1997-08-26 American Superconductor Corporation Process of annealing BSCCO-2223 superconductors
US6194352B1 (en) 1994-01-28 2001-02-27 American Superconductor Corporation Multifilament composite BSCCO oxide superconductor
US5531015A (en) * 1994-01-28 1996-07-02 American Superconductor Corporation Method of making superconducting wind-and-react coils
DE19727343A1 (de) * 1996-07-11 1998-01-15 Alsthom Cge Alcatel Verfahren zur Erzeugung einer supraleitfähigen Schicht
US6110606A (en) * 1996-08-30 2000-08-29 American Superconductor Corporation Cryogen protected superconducting ceramic tape
US5987342A (en) 1996-08-30 1999-11-16 American Superconductor Corporation Laminated superconducting ceramic tape
US5801124A (en) * 1996-08-30 1998-09-01 American Superconductor Corporation Laminated superconducting ceramic composite conductors
US6444917B1 (en) 1999-07-23 2002-09-03 American Superconductor Corporation Encapsulated ceramic superconductors
US6745059B2 (en) * 2001-11-28 2004-06-01 American Superconductor Corporation Superconductor cables and magnetic devices
US20040132624A1 (en) * 2001-12-10 2004-07-08 Mitsunobu Wakata Metal base material for oxide superconducting thick films and manufacturing method thereof
DE102004040754A1 (de) * 2004-08-23 2006-03-09 Siemens Ag Rechteckspule aus bandförmigen Supraleitern mit HochTc-Supraleitermaterial und Verwendung derselben
RU2471269C1 (ru) * 2011-12-07 2012-12-27 Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт физики твердого тела Российской академии наук (ИФТТ РАН) Способ получения высокотемпературного сверхпроводника в системе алюминий - оксид алюминия
KR101308138B1 (ko) * 2012-01-26 2013-09-12 창원대학교 산학협력단 초전도 직류 리액터
DE102012223366A1 (de) 2012-12-17 2014-06-18 Siemens Aktiengesellschaft Supraleitende Spuleneinrichtung mit Spulenwicklung und Kontakten
KR101459583B1 (ko) * 2013-09-11 2014-11-10 주식회사 서남 초전도체 및 이의 제조 방법
US11887777B2 (en) * 2018-06-22 2024-01-30 Florida State University Research Foundation, Inc. System and method to manage high stresses in Bi-2212 wire wound compact superconducting magnets
CN109273585A (zh) * 2018-08-28 2019-01-25 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 薄膜沉积方法及约瑟夫森结制备方法
CN111696721B (zh) * 2020-06-05 2021-08-20 上海超导科技股份有限公司 适用于大规模生产的钉扎中心引入结构、方法及超导带材
CN112420275A (zh) * 2020-11-10 2021-02-26 兰州大学 提升超导带不可逆应变的方法及超导带

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL6614866A (ja) * 1965-11-08 1967-05-09
JPS54147491A (en) * 1978-05-10 1979-11-17 Hitachi Ltd Preparation of compound superconductive wire
EP0283313B1 (en) * 1987-03-20 1994-02-23 Fujikura Ltd. Method of producing oxide superconducting wire and oxide superconducting wire produced by this method
JPS63274017A (ja) * 1987-04-30 1988-11-11 Tdk Corp 超電導線材
JP2703227B2 (ja) * 1987-05-11 1998-01-26 株式会社東芝 超電導体装置
JPS63310511A (ja) * 1987-06-12 1988-12-19 Hitachi Ltd 高温超電導体薄膜
JPS6452327A (en) * 1987-08-22 1989-02-28 Sumitomo Electric Industries Superconductive material
US4994435A (en) * 1987-10-16 1991-02-19 The Furukawa Electric Co., Ltd. Laminated layers of a substrate, noble metal, and interlayer underneath an oxide superconductor
DE3829227A1 (de) * 1988-08-29 1990-03-01 Kabelmetal Electro Gmbh Supraleitendes langgestrecktes gut aus einem beschichteten gewellten metallrohr

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001101938A (ja) * 1999-10-01 2001-04-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 酸化物超電導線材の接続方法と超電導機器
JP4652721B2 (ja) * 2004-05-21 2011-03-16 古河電気工業株式会社 超電導コイル
JP2005333040A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Furukawa Electric Co Ltd:The 超電導コイル
JP2007179804A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Fujikura Ltd 酸化物超電導導体とその製造方法
JP4732162B2 (ja) * 2005-12-27 2011-07-27 株式会社フジクラ 酸化物超電導導体とその製造方法
WO2007080794A1 (ja) * 2006-01-16 2007-07-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 超電導ケーブル
JP2007188844A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブル
JP2008060143A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Kobe Steel Ltd 超電導コイル及びその製造方法
JP2008153372A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導コイルおよび該超電導コイルを備えた超電導機器
JP2009170257A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導テープおよび超電導テープの製造方法
JP2010113919A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Chubu Electric Power Co Inc 超電導テープ線材及びその製造方法並びに超電導コイル
JP2012164859A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Fujikura Ltd 高温超電導コイル
JP2013242993A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Tohoku Univ 希土類系超伝導線材の特性制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0423354A4 (en) 1992-04-22
WO1990012408A1 (en) 1990-10-18
EP0423354B2 (en) 2000-10-25
US5372991A (en) 1994-12-13
DE69028471D1 (de) 1996-10-17
EP0423354A1 (en) 1991-04-24
US5312802A (en) 1994-05-17
JP3113256B2 (ja) 2000-11-27
DE69028471T3 (de) 2001-05-23
DE69028471T2 (de) 1997-02-06
CA2030558A1 (en) 1990-10-01
EP0423354B1 (en) 1996-09-11
CA2030558C (en) 1997-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03138817A (ja) 酸化物超電導線、その製造方法およびそれを用いた製品
JP3356852B2 (ja) 酸化物超電導線材の製造方法
JP3386942B2 (ja) 酸化物超電導コイル及びその製造方法
JPH06318409A (ja) 超電導導体
JPH04106906A (ja) 高温超電導導体巻線
US20030130128A1 (en) Method of fabricating fine high temperature superconducting composites
JPH0261911A (ja) 超電導性物品
Motowidlo et al. The influence of filament size and atmosphere on the microstructure and J/sub c/of round multifilament Bi/sub 2/Sr/sub 2/Ca/sub 1/Cu/sub 2/O/sub x/wires
Miao et al. Development of Bi‐2212 Conductors for Magnet Applications
CA2030559C (en) Method of treating oxide superconductive wires and products using the same
JPH06139848A (ja) 酸化物高温超電導線材の製造方法
EP0644601A2 (en) Oxide superconductor and method of fabricating the same
JP2986107B2 (ja) 酸化物超電導線の製造方法および酸化物超電導線を用いた製品の製造方法
JP3248190B2 (ja) 酸化物超電導線材、その製造方法およびその取扱方法
US6451742B1 (en) High temperature superconducting composite conductor and method for manufacturing the same
JPS63241826A (ja) 超電導線の製造方法
JPS63266712A (ja) 超電導線
JPH04292808A (ja) 多芯超電導線とその加工方法
EP0698930A1 (en) Oxide superconductor and fabrication method of the same
JPH02216713A (ja) 超伝導線材
JPH04292809A (ja) 多芯超電導線およびその使用方法
JPH02260614A (ja) 超電導コイル
Zhang 1162 zyxwvutsrqponmlkjihgfedcbaZ
JPH04116906A (ja) セラミックス超電導コイル
JPH02246101A (ja) 酸化物超電導コイル

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070922

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 10