JPH03134031A - 強化樹脂シート状物 - Google Patents

強化樹脂シート状物

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JPH03134031A
JPH03134031A JP27225689A JP27225689A JPH03134031A JP H03134031 A JPH03134031 A JP H03134031A JP 27225689 A JP27225689 A JP 27225689A JP 27225689 A JP27225689 A JP 27225689A JP H03134031 A JPH03134031 A JP H03134031A
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JP
Japan
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fiber
resin sheet
fibers
mat
reinforced resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP27225689A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamana
吉浩 山名
Kiyonobu Fujii
藤井 清伸
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は強化樹脂シート状物  。
÷4−トーに関する。
〔従来の技術〕
長繊維補強材で強化した熱可塑性樹脂シート状物は、鋼
板に比べ強度が高く部品の軽量化につながることに加え
耐腐蝕性であるなどの利点によりスタンピング成形され
、自動車関連部材などに用いられている。かかる長繊維
補強材として化学結合剤のないニードリングされた繊維
ストランドからなるマット、開繊された不連続無機ff
l維などが用いられている(特公昭58−34292号
公報および特公昭64−6227号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、ニードリングされ九繊維ストランドからなる
マット、聞覚された不連続無機繊維などを補強材として
用いてなる成形材料をスタンピング成形して得られた成
形品は、表面方向からの耐衝撃性が不充分でおる。すな
わち、衝撃面の裏面に亀裂が生じ、製品として成シ立た
ないためその用途が限られている。
一般に衝撃性の評価方法としてアイゾツ)(l撃試験法
(JIS  K6911)、落球衝撃試験法(JISK
7211)、などがある。前者は試験片の断面方向から
の衝撃強さを、材料を完全に破壊せしめるのに要した総
エネルギー量として算出する方法であp1後者は試験片
の表面方向から衝撃を加え衝撃強さを50チ破壊時のエ
ネルギー量として算出する方法である。プラスチックの
衝撃試験法としてはその測定の容易さから一般には前者
がよく使用されているが、実用性の点では後者が前者に
慶っている。従って断面方向および表面方向の衝撃強さ
がいずれち優れている成形材料が、実用的には耐衝撃性
に優れていると言える。
而して、本発明の目的は、実用的に極めて優れ九耐衝撃
性を有する強化樹脂シート状物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発15QKよれば、上記の目的は、化学結合剤により
接着された繊維長5−以上のストランドマットおよび該
マットに含浸されるポリオレアイン樹脂からなる強化樹
脂シート状物を提供する仁とによって達成される。
本発明において用いられるストランドマットを構成する
繊維としてガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、セラミッ
ク繊維などの無機繊維、ポリビニルアルコール系繊維、
ボリアリレート繊維、ポリアミド繊維などの有機繊維等
が用いられる。これらの繊維は単独でまたは2種以上の
組み合わせで用いることができるが、なかでもガラスm
織を用いるのが好まし匹。これらの繊維の表面はポリオ
レフィン樹脂との接着性を向上させるために各種の表面
処理剤、例えばシランカップリング剤など限について特
に制限はない。5■未満の場合は得られる強化樹脂シー
ト状物の耐@撃性、特にアイゾツト衝撃強さが著しく損
われる。ストランド会は径が5〜30μの範囲内、fF
に8〜25μの範囲内であるフィラメントが10〜10
00本、特に20〜500本の範囲内で集束されている
ことが好ましい。
フィラメントの集束数が10本未満の場合、特にフィラ
メントが開繊された状態に近い場合、十分な補強効果を
得るにはマットが過度に嵩高くなり、ストランド間への
樹脂の含浸が困難になり、1000本を越える場合はス
トランド内への樹脂の含浸度合が著しく低下すると共に
耐衝撃性、特に落球衝撃強さが低下するなめ好ましくな
い。本発明において用いられるストランドマットとはこ
のようなストランドから構成されたマットであり、例え
ば不飽和ポリエステル樹脂粉末などの公知の化学結合剤
によりストランドが接着されたマットである。
このようなストランドマットは目付が100〜1800
f/♂の範囲内であることが好ましく、200〜150
0f/rIの範囲内であることが特に好ましい。本発明
においては強化樹脂シート状物の耐衝撃性に影響を及ぼ
さない範囲で上述のストランドマットと他のマット、例
えばニードリングされ念ストランドマット、フィラメン
トマットなどと併用してもよい。強化樹脂シート状物中
にストランドマットが10〜70重量%%特に20〜6
0重量%の範囲内で含有されていることが好ましい。
本発明において用いられるポリオレフィン樹脂として低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリインプレン、ポリブ
テン、ポリペンテン、ポリメチルペンテンなどが用いら
れる。これらの樹脂は単独でまなは2N以上の組み合わ
せで用いることができる。またこれらの樹脂は、例えば
エチレン−プロピレンランダム共重合体などの2種以上
からなる共重合体であってもよく、ストランドマットと
の密着性を向上させるために例えばアクリル酸、無水マ
レイン酸、無水フタル酸などKより変性され光ポリオレ
フィンとの混合物であってもよい。なかでもポリプロピ
レンが好ましい。これらの樹脂の使用形態に特Kfll
lj限はないが、シート状物にして用いるのが好適であ
る。
上述のストランドマットまたはポリオレフィン樹脂には
マイカ、ガラスフレーク、タルクなどのフレーク状フィ
ラー ガラスピーズ、ガラスマイクロバルーン、炭酸カ
ルシウムなどの粒状フィラー、ウオラストナイトなどの
針状フィラー等が1種以上配合されていてもよい、さら
にポリオレフィン樹脂には特性付与の目的で酸化防止剤
、紫外線吸収剤、内部離型剤、滑剤、着色剤、加水分解
防止剤、帯電前止剤などを配合することができる。
本発明の強化樹脂シート状物は例えばストランドマット
とポリオレフィン樹脂よシなるシートを交互に複数層積
層して上下に一対のベルトを有する装置に供給し、樹脂
の融点以上の温度に加熱すると同時に加圧することによ
りストランドマットと樹脂を一体化せしめ九のち冷却す
ることKよ)製造することができる。このようにして得
られた強化樹脂シート状物はそのまま板状物として用い
るととがで1!、まtFE!1成形加工、折シ曲げ加工
、溶着加工などにより加工して耐衝撃性に極めて優れた
成形品を得ることができる。特に繊維長5〜150■、
好ましくは1O−Zoo■Oストランドからなるマット
を含有する強化樹脂シート状物は、樹脂の融点以上の温
度に加熱し、樹脂のガラス転移点以上、融点以下のa度
に保たれ九金盟の中に供給しスタンピング成形すること
Kよシ自動車部品、建築土木関連部品、電気部品、雑貨
品などの成形品に加工することができる。繊維長が15
0露を越える場合、スタンピング成形時O績維の流動性
が悪く、成形品C端部まで繊維を充填させることができ
にくい。
〔実施例〕
以下、実施例によυ本発明を具体的に説明するが1本発
明はこれら実施例に何ら限定されるものノツチ付アイゾ
ツト衝撃強さ: JIS  K6911に準拠して測定し念。
落球衝撃強さ: 1.0OX100−の角型試験片を90X90amの支
持枠上に水平にのせ、JIS  K7211に準拠して
測定を行い、50%破壊エネルギーを算出した。破壊は
試験後の試験片に亀裂などのダメージがあるか否かを′
目視で判定した。
実施例1 市販のポリプロピレンをシリンダー温度を230℃に保
った押出機を用いて混線したのちダイスよ)シート状溶
融物を吐出せしめ、冷却ロールにて冷却することにより
シートを得た。
次いでaMA径が13μであり、fjll維長が50閣
であシ、集束数が80本のガラスストランドを化学結合
剤を用いて接着させてなる目付450 P/nt’のマ
ットと上記シートとを交互に複数層重ね合わせたのち、
250℃に加熱すると同時に加圧することKよシマット
2とシートとを一体比せしめ、ガラスストランドマット
の含有率が40重量鋒でありて約4M厚さの樹脂シート
状物を得九。得られた樹脂シート状物を所定の大きさに
裁断し、250℃に保りな加熱炉の中に入れ樹脂を溶融
せしめたのち、溶融し念樹脂シート状物をすみやかに3
0℃に保たれた金型の中に供給しスタンピング成形を行
うことによす100X100X2.’7mの大きさの平
板を得た。得られた平板は端部まで均一にガラスストラ
ンドが充填されていた。
この平板を用いて耐衝撃性を評価した。結果を表IVC
示す。
実施例2〜4および比較例1 実施例1において%繊維長50fiのガラスストランド
を用いる代わりに繊維長130■(実施例2)、繊維長
10m(実施例3)、繊維長180露(実施例4)およ
び繊維長3m(比較例1)のガラスストランドを用いる
以外は同様にして樹脂シート状物を得た。得られたシー
ト状物をスタンピング成形して平板を得た。得られ九平
板は端部までガラスストランドが充填されてい念。この
平板を用いて耐衝撃性を評価した。結果を表1に示す。
実施例5〜6および比較例2 実施例Iにおいて、集束数80本のガラスストランドを
用いる代わJ)K集束数20本(実施例4)。
集束数500本(実施例5)のガラスストランドおよび
ガラスフィラメント(比較例2)を用いる以外は同様に
して樹脂シート状物を得た。得られたシート状物をスタ
ンピング成形して平板を得、この平板を用いて耐@隼性
を評価した。結果を表1に示す。
実施例7 実施例1において、ポリプロピレンの代わシに市販のポ
リエチレンを用い、シリンダー温度210℃に保った押
出機を用いて混練したのち、ダイスよ)シート状溶融物
を吐出せしめ、冷却ロールにて冷却することによりシー
トを得た。次いで加熱伯仲を230℃、金型温度を30
℃にする以外は実施例1と同様にして樹脂シート状物を
得、この樹脂シート状物をスタンピング成形して平板を
得た。
得られた平板は端部までガラスストランドが均一に充填
されていた。この平板を用いて耐衝撃性を評価し念。結
果を表1に示す。
比較例3 実施例1において、ガラスストランドマットの代わDK
ガラスストランドをニードリングにより機械的に絡合さ
せた繊維長100■のマットを用いる以外は同様にして
樹脂シート状物を得た。次いでこの樹脂シート状物をス
タンピング成形して平板を得意。得られ次平板の端部に
はガラスストランドがほとんど見られなかった。この平
板を用いて耐衝撃性を評価した。結果を表1に示す。
実施例8 実施例1において、ガラスストランドマットの代わシに
繊維径12μ、繊維長50■、集束数100本の炭素繊
維ストランドマットを用いる以外は同様にして樹脂シー
ト状物を得な。得られ念樹脂シート状物をスタンピング
成形して平板な得、この平板の耐衝撃性を評価した。結
果を表1に示す。
実施例9 実施例1において繊維長50霧のガラスストランドの代
わシに、連続ガラスストランドを用いる以外は同様にし
て樹脂シート状物を得な。この樹脂シート状物から試験
片を切シ出し耐衝撃性を評価した。結果を表1に示す。
実施例10 実施例2、実施例4および実施例9で得られた樹脂シー
ト状物を約15X15a11に切断し、250℃に加熱
した後、30℃に保たれた底面15X15cr!1%高
さ20創の箱形金型に供給しスタンピング成形を行い肉
厚的3mmの第1図に示し念ような断面のエプロン部2
を有する箱形成形品を得た。得られた箱形成形品につい
て繊m1の充填状態を目視により判定し念ところ、実施
例2で得られ念樹脂シート状物から得られた箱形成形品
はエプロン部2tで繊維が充填されていたが、実施例4
および実施例9で得られた樹脂シート状物力島ら得られ
た箱形成形品のエプロン部2は樹脂が大部分を占めてい
た。
参考例 実施例1においてポリプロピレンの代わシに市販のポリ
エチレンテレフタレートを用い、シリンダー温度270
℃に保つ九押出機を用いて混練したのちダイスよりシー
ト状溶融物を吐出せしめ、冷却ロールにて冷却すること
によりシートを得な。
次いで加熱条件を300℃にする以外は実施例1と同様
にして樹脂シート状物を得、この樹脂シート状物をスタ
ンピング成形して平板を得九。この平板を用いて耐衝撃
性を評価した。結果を表1に示す。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明によれば、ノツチ付アイゾツト衝撃強さおよび落
球衝撃強さのいずれKも極めて優れた。
すなわち実用的な耐衝撃性に極めて優れ九強化樹脂シー
ト状物            が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による樹脂シート状物を用いてスタンピ
ング成形した深絞り角型容器の断面図である。 1  °・・・・・・・・ 繊維

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  化学結合剤により接着された繊維長5mm以上のスト
    ランドマットおよび該マットに含浸されるポリオレフィ
    ン樹脂からなる強化樹脂シート状物。
JP27225689A 1989-10-18 1989-10-18 強化樹脂シート状物 Pending JPH03134031A (ja)

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JP27225689A JPH03134031A (ja) 1989-10-18 1989-10-18 強化樹脂シート状物

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JP27225689A JPH03134031A (ja) 1989-10-18 1989-10-18 強化樹脂シート状物

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JPH03134031A true JPH03134031A (ja) 1991-06-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05132568A (ja) * 1991-11-14 1993-05-28 Nkk Corp 繊維強化熱可塑性樹脂シート及びその製造方法
JP2012001681A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Toyobo Co Ltd 炭素長繊維強化ポリプロピレン複合材料

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