JPH03133986A - アロイル尿素 - Google Patents

アロイル尿素

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JPH03133986A
JPH03133986A JP2269294A JP26929490A JPH03133986A JP H03133986 A JPH03133986 A JP H03133986A JP 2269294 A JP2269294 A JP 2269294A JP 26929490 A JP26929490 A JP 26929490A JP H03133986 A JPH03133986 A JP H03133986A
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テレンス・ジェイムス・ウォード
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ジャネット・クリスティン・ホワイト
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D451/00Heterocyclic compounds containing 8-azabicyclo [3.2.1] octane, 9-azabicyclo [3.3.1] nonane, or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane or granatane alkaloids, scopolamine; Cyclic acetals thereof
    • C07D451/02Heterocyclic compounds containing 8-azabicyclo [3.2.1] octane, 9-azabicyclo [3.3.1] nonane, or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane or granatane alkaloids, scopolamine; Cyclic acetals thereof containing not further condensed 8-azabicyclo [3.2.1] octane or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane; Cyclic acetals thereof
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なアロイル尿素誘導体、それらの製造方法
、それらの使用およびそれらを含有する医薬組成物に関
する。
(従来の技術) GB2213816Aは、式: %式%() [式中、Aは、式: (a) (b) (c)                (d)〔自由
原子価は、式(a)または(b)のいずれかの縮合環に
結合する1 (式中、R1は水素または低級アルキル、低級アルコキ
シ、ヒドロキシ、ハロゲン、ハロ(低級)アルキル、ア
ミノ、ニトロ、カルボキシアミド、フェニル(低級)ア
ルキルオキシ(ここに、該フェニル基は、所望により、
1以上の低級アルキル、低級アルキルオキシまたはハロ
ゲン置換基によって置換されていてもよい)、(低級)
アルキルアミノ、ジ(低級)アルキルアミノまたはアシ
ルアミノから選択される1以上の同一または異なる置換
基;7、l−7,tはCH2−CH,NR’−CH,0
−CH。
5−CH,CH*−N、O−N、S−N、NR”−N。
CH−NR”またはN−NR”(ここに、R1は水素、
(低級)アルキルまたはフェニルもしくはフェニル〜(
低級)アルキルである(ここに、該フェニル基は、所望
により、1以上の低級アルキル、低級アルキルオキシま
たはハロゲン置換基により置換されていてもよい)); z3.−z4はCH−CH,0−CH,まI;はN−C
H。
zsは窒素またはCH; Z6は酸素、硫黄またはNHを意味する)で示される芳
香族基を示し; Xは直接結合またはCO; Wは酸素または硫黄; YはNHまたは酸素; Bは、式: (式中、mはl、2または3、およびR3は前記と同じ
)、または (式中、pは0、lまたは2を意味する)、または (式中、nは2.3または4、およびR3は水素、また
は(低級)アルキルを意味する)、またはまたはそのN
−オキシド、または (式中、R4およびR4は、各々、水素または低級アル
キルを意味する) で示される飽和アザ環式環を意味する:ただし、Xが直
接結合で、Aが式(C)または(d)の基で、Wが酸素
である場合、その場合、環(c)または(d )は−X
−N)(CW−Y−B側鎖に対しテオルト位に置換基を
有さない) で示される一連の尿素およびカルバミン酸誘導体および
その対応するチオ類似体を開示している。
GB2213816Aに開示されている化合物は、薬理
活性を有すると述べられている。特に、該化合物は、温
血動物における5−HT、受容体を拮抗し、したがって
5− )I T 3受容体の拮抗作用が望ましい症状に
て価値があると述べられている。
5−HT、−拮抗剤の特定の用途は不安緩解剤としてで
ある。
(発明の開示) 今回、前記−服代の中に含まれるが、GB221381
6A中に明確に開示されていない特定の化合物およびそ
の医薬上許容される酸付加塩が、標準的薬理試験方法に
よって試験した場合に極めて強力な5−HT、拮抗作用
活性を有し、また潜在性(potentia+)不安緩
解作用活性の試験にて非常に強力であることが見いださ
れた。したがって、本発明は、新規な化合物、(エンド
)−N−[[(8−メチル−8−アザビシクロ[3,2
,1]オクタン−3−イル)アミノ1カルボニル]−2
−(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミドおよびその
医薬上許容される酸付加塩を提供する。該遊離塩基は、
式:%式% 本発明の化合物は、意外にも、GB2213816Aに
開示されている一群の式(I)の化合物の他の構成員よ
りも、薬理試験方法において、5−HT、−拮抗剤とし
て、特に潜在性不安緩解剤として強力であることが判明
した。
本発明の化合物およびGB2213816Aに開示され
ている化合物を、以下の操作によりラットの迷走神経に
おける5 −HT 3拮抗作用活性について試験する: 該方法は、アイアランドおよびタイアース(I rel
andおよびTyers)のよって、ブリティッシュ・
ジャーナル・オブ・7フーマコロジー(Br。
J 、 P harmac、)に記載されている方法と
同様であり、in vitroにおける迷走神経を脱分
極する5−HTの能力に依存している。
スズラギュー・ダウレイ(S prague−Dawl
ey)ラットからの迷走神経セグメントをパースペクス
・チャンバー(perspex chamber)中に
置き、クレーブス溶液(Krebs 5olution
)で潅流しt;。該神経セグメントの両末端に位置した
電極を用い、種々の濃度の5−HTを該神経セグメント
の1末端に加えて生じる電位差を記録した。試験物質を
含有するクレープス溶液で該神経セグメントを平衡にす
る前および後に、このように5−HTに対する濃度一応
答曲線を得た。これらの結果についてシルト(S ch
i Id)分析を行ない、pA、値として表される拮抗
剤効能度を得た。
結果を以下の表に示す: 表A 化合物 本発明の化合物 GB2213816Aの化合物 pA! 8.8 8.5 <6.5 8.0 7.9 8.5 7.4 <6.5 <6.5 <6.5 <6.5 <6.5 6.9 <6.5 8.35 8.7 7.8 〈6,5 8.6 6.6 8.1 7.25 8.15 7.6 該表は、特に、その結果がlogスケールにて表されて
いるため、本発明の化合物が他の化合物よりも強力であ
ることを示す。
本発明の化合物および前記の5− HT 3−拮抗剤試
験操作にて高pAz値を有するGB2213816Aに
開示されている代表的ないくらかの化合物を、ビー・コ
スクールら、ニューロフ7−マコaジー(B、Co5t
aN et al、、NeuropharmacoJo
gy)、1987.26.195〜200およびジェイ
・エヌ・クラウリ−ら、フ7−マコロジー・バイオケミ
ストリー・アンド・ビヘイバー(J 、 N 、Cra
wleyet al、、 Pharmac、B ioc
hem、Behav+) 、  l 980 。
上3.167〜170の操作に基づき、2区画の明/暗
ボックスにおけるマウスの診査活性を測定する試験操作
により潜在性不安緩解作用活性について試験した。該試
験は、数群のマウスを、その3分の1を黒く塗装し、く
すんだ赤色光下に照明し、かつ白く塗装し、明るく照明
したそのボックスの残部から仕切られている上部開放ボ
ックス中に入れて観察することを包含する。2つのセク
ションの間の出入りは、仕切りの中央における開口部を
介して行う。数群のマウスをビヒクルまたは試験化合物
で処理し、各セクションにおけるマウスによりなされる
診査リアーりング(exploraLoryrear 
ing)の総数およびマウスが各セクションのフロア−
上にマークしたラインを交差する回数を包含する、動物
の種々の行動パラメーターを測定する。各処理群につい
て、該ボックスの各セクションにおけるライン交差およ
びリアーの平均数を算定した。薬剤処理群とビヒクル処
理対照の間の差異を、スチューデント不対を一試験を用
いて比較する。標準的不安緩解剤は、明セクションにお
ける運動およびリアーリングを有意に増加させる。
試験化合物が同様の一連の変化を誘発し、特に、ボック
スの明セクションにてリアーリング活性を有意に(p<
0.05)増加させる場合、該化合物は活性であると考
えられる。
最小有効用量(MED)(mg/kg)を以下の表Bに
て示す: 表B 温にて実施してもよい。2−シクロプロピルメト化合物
          MED、■/kgs 、c 、 
    p 、o 。
本発明の化合物      0.01  0.IGB 
 2213816A の化合物 実施例 1        0.1 5       0.1 13        1 21        1 22        1    10 25        1    10 本発明の化合物は、明らかに、該表における他の化合物
よりも強力である。
本発明の化合物は、2−シクロプロピルメトキシベンゾ
イルイソシアネートを(エンド)−8−メチル−8−ア
ザビシクロ[3,2,1]オクタン−3−アミン〔すな
わち、3−アミノトロパン(3−amino−trop
anelと反応させることによって製造することができ
る。該反応は、例えば、有機溶媒中、室キシ出発物質は
、当該分野における公知方法により、例えば、以下の反
応式に示されている経路によって製造してもよい: 本発明の化合物を製造する別法は、2−シクロプロピル
メトキシベンゾイル原素を(エンド)−8−メチル−8
−アザビシクロ[3,2,1]オクタン−3−アミンと
反応させることからなる。好ましくは、該反応は、不活
性有機溶媒、例えば、トルエン、ピリジン、キシレン、
クロロベンゼン、ジメチルホルムアミドまたはジオキサ
ン中、反応物を、例えば、還流温度にて加熱することに
よって行なう。
出発物質は、当該分野における公知方法により、例えば
、以下の反応式に示されている経路によって製造しても
よい: 本発明の化合物を製造するさらなる方法は、2−(シク
ロプロピルメトキシ)ベンズアミドを(エンド)−8−
メチル−8−アザビシクロ[3,2,1]オクタン−3
−インシアネートと反応させることからなる。該インシ
アネートは、例えば、(エンド)−8−メチル−8−ア
ザビシクロ[3,2,1]オクタン−3−アミンをホス
ゲンと反応させることによって製造することができる。
しかしながら、水酸化ナトリウムのような塩基の存在下
、2−(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミドを(エ
ンド)−3−)リクロロ・アセトアミド−8−メチル−
8−アザビシクロ[3,2,1]オクタンと反応させる
ことによって、該イソシアネートを系内にて製造するこ
とが好ましい。該トリクロロアセトアミド出発物質は、
例えば、(エンド)−8−メチル−8−アザビシクロ〔
3゜2.11オクタン−3−アミンをトリクロロアセチ
ルクロリドまたはへキサクロルアセトンと反応させるこ
とにより製造してもよい。
本発明の化合物を製造するさらなる方法は、1−1(エ
ンド)−8−メチル−8−アザビシクロ[3,2゜1]
オクタン−3−イル1尿素を、2−(シクロプロピルメ
トキシ)安息香酸で、または酸ハライド(例えば、酸塩
化物)または無水物のようなぞのアシル化誘導体でアシ
ル化するこ2からなる。
本発明の化合物を製造するもう一つ別の方法は、(エン
ド)−N−([(8−メチル−8−アザビシクロ〔3゜
2.11オクタン−3−イル)アミノjカルボニル]−
2−ヒドロキシベンズアミドをシクロプロピルメチル化
することからなる。該シクロプロピルメチル化は、例え
ば、水酸化カリウムのような塩基の存在下、シクロプロ
ピルメチルハライド(例えば、臭化シクロプロピルメチ
ル)で実施することができる。ヒドロキシ置換ベンズア
ミドは、前記方法と同様の方法にて製造してもよい。
本発明の化合物はまた、シクロプロピルメタノールを、
式: [式中、Xはハロゲン(例えば、フッ素または塩素)の
ような脱離基またはアルキルまたはアリールスルホニル
オキシ基を意味するj で示される化合物と反応させることにより製造してもよ
い。該反応は、例えば、双極性非プロトン性溶媒中、強
塩基の存在下にて実施してもよい。
式(■)の出発物質は、前記方法と同様の方法にて製造
してもよい。
本発明の化合物を製造するさらなる方法は、式:で示さ
れる化合物をメチル化することからなる。
該メチル化は、例えば、式(ff)の化合物をメチルハ
ライドと反応させることによって行なってもよい。式(
ff)の出発物質は、前記方法と同様の方法にて製造し
てもよく;要すれば、アザビシクロ環のアミノ基を、例
えば、該方法を実施する際にベンジル基によって保護し
、その後、該保護基を除去してもよい。
前記方法において、本発明の化合物が酸付加塩として得
られる場合、遊離塩基は、該酸付加塩の溶液を塩基性化
することにより得ることができる。
逆に該方法の生成物が遊離塩基である場合、酸付加塩、
特に、医薬上許容される酸付加塩は、塩基化合物から酸
付加塩を製造する常法に従って、該遊離塩基を好適な有
機溶媒に溶かし、該溶液を酸と反応させることにより得
てもよい。
酸付加塩の例は、硫酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、酒
石酒、フマール酸、マレイン酸、クエン酸、酢酸、ギ酸
、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シュウ
酸およびスクシン酸のような無機および有機酸より形成
される塩である。
本発明は、さらに、哺乳動物の5−HTs受容体を拮抗
する用途としての該化合物を提供する。
5−HT3拮抗剤は、不安症、精神病(例えば、精神分
裂症)、薬剤または他の物質の濫用に対する依存症、認
識的障害(cognitive disorder)の
ような神経精神医学障害の治療において;嘔吐および吐
気のような胃腸障害の治療において、および片頭痛の治
療において有用とすることができる。
したがって、本発明は、1以上の前記治療における用途
として、本発明の化合物の使用を提供する。
本発明はまた、有効量の本発明の化合物を、前記治療を
必要とする温血動物に投与することからなる1以上の前
記の治療用方法を提供する。
ある種の前記症状については、該化合物が予防的に、な
らびに急性徴候の緩和に用いうろことは明らかである。
ここにいう「治療」等とは、かかる予防的治療、ならび
に急性症状の治療を包含することを認識すべきである。
本発明の化合物は、特に、不安症の治療に適用される。
さらなる態様において、本発明は、本発明の化合物と医
薬上許容される担体を組み合わせてなる医薬組成物を提
供する。医薬組成物を調製するのに、当該分野において
知られているいずれの好適な担体も用いることができる
。かかる組成物において、担体は、一般に、固体もしく
は液体または固体と液体の混合物である。
固形組成物は、粉体、顆粒、錠剤、カプセル(例えば、
ハードおよびソフトゼラチンカプセル)、坐剤およびペ
ッサリーを包含する。固体担体は、例えば、フレーバー
剤、潤滑剤、可溶化剤、沈澱防止剤、充填剤、グライダ
ント(glidant) 、圧縮助剤、結合剤または錠
剤崩壊剤としての機能も果たす1以上の物質°とするこ
とができる。該担体はまたカプセル化剤とすることがで
きる。粉体において、該担体は微細化固体であり、微細
化した活性成分と一緒に混合される。錠剤において、活
性成分は、好適な割合にて必要な圧縮性を有する担体と
混合され、所望の形状および大きさに固められる。該粉
体および錠剤は、好ましくは、99%まで、例えば、0
.03から99%まで、好ましくは、1〜80%の活性
成分を含有する。好適な固体担体は、例えば、リン酸カ
ルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、シB糖
、ラクトース、デキストリン、澱粉、ゼラチン、セルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、ポリビニルピロリドン、低融点ワックスお
よびイオン交換樹脂を包含する。
「組成物」なる語は、担体としてカプセル化物質と活性
成分との処方を包含する意図であり、その中で活性成分
(他の担体と共にまたはなしで)が担体により包まれ、
かくして担体が活性成分と組み合わされているカプセル
を得る。同様にカシェ−剤も含まれる。
液体形組成物は、例えば、溶液、懸濁液、エマルシヨン
、シロップ、エリキシルおよび加圧組成物を包含する。
活性成分は、例えば、水、有機溶媒、両者の混合物また
は医薬上許容される油または脂肪のような医薬上許容さ
れる液体担体に溶かすかまたは懸濁させることができる
。該液体担体は、可溶化剤、乳化剤、緩衝剤、防腐剤、
甘味剤、フレーバー剤、沈澱防止剤、増粘剤、着色剤、
粘度調節剤、安定化剤または浸透圧調節剤のような他の
好適な医薬添加剤を含有することができる。
経口および非経口投与用の液体担体の好適な例は、水(
特に、前記の添加剤、例えば、セルロース誘導体、好ま
しくは、カルボキシメチルセルロースナトリウム溶液を
含有する)、アルコール(−価アルコールおよび多価ア
ルコール、例えば、グリセロールおよびグリコールを包
含する)およびその誘導体、および油類(例えば、分別
ココヤシ油および落生油)を包含する。非経口投与の場
合、該担体は、オレイン酸エチルおよびミリスチン酸イ
ソプロピルのような油状エステルとすることができる。
滅菌液体担体は、非経口投与用の滅菌液体形組成物にて
用いられる。
滅菌溶液または懸濁液である液体医薬組成物は、例えば
、筋肉内、腹腔内または皮下注射によって用いることが
できる。滅菌溶液はまた、静脈内投与することができる
。該化合物が経口的に活性である場合、液体または固体
組成物のいずれの形態でも投与することができる。
本発明の化合物はまた、鼻経路により投与することがで
きる。鼻腔投与用に処方する場合、該組成物は、液体担
体中の本発明の化合物からなっていてもよく;かかる組
成物は、例えば、スプレー形にて、または流刑として投
与してもよい。液体担体は水(それは、組成物の所望の
等浸透圧および粘度を得るために、さらに成分を含有し
ていてもよい)であってもよい。該組成物はまた、保存
剤、界面活性剤等のような付加的賦形剤を含有していて
もよい。該組成物は、該組成物を流刑としてまたはスプ
レーとして投与することができる鼻アプリケーターに入
れてもよい。エアロゾル容器で投与する場合、該組成物
はまた噴射剤を含んでいてもよい。
吐気または嘔吐の治療および/または予防用の医薬組成
物は、本発明の化合物に加えてシクロオキシゲナーゼ抑
制剤を含有していてもよい。該シクロオキシゲナーゼ抑
制剤の例は、全身性N S A I D ’ s s例
えば、インドメタシン(indo−methacin)
、ピロキシカム(piroxicam)を包含する。
本発明の化合物の制吐作用特性は、特に、癌化学療法剤
および照射療法と組み合わせて、嘔吐および吐気の治療
にて有利である。したがって、該化合物は化学療法剤(
シスプラチン(cisplatin)ドキソルビシン(
doxorubicin)およびシクロホス7アミド(
cyclophosphamide)のような細胞毒性
または細胞増殖抑制性剤)ならびに照射法による癌の治
療において有用である。したがって、本発明はまた、癌
化学療法剤および本発明の化合物を含有する、癌治療に
おける同時、分離または連続使用用の結合調製物として
の生成物を提供する。
好ましくは、医薬組成物は、例えば、錠剤またはカプセ
ルのような単位投与形である。かかる形態において、組
成物は適当量の活性成分を含有する単位投与量に細分割
され、該単位投与形は、包装された組成物、例えば、包
装パウダー、バイアル、アンプル、予め充填されたシリ
ンジまたは液体を含有するサシニー剤とすることができ
る。単位投与形は、例えば、それ自身カプセルまたは錠
剤とすることができ、あるいは適当数のそのような包装
した形態の組成物とすることもできる。
組成物の単位投与量中の活性成分の量は、個々の必要性
および活性成分の活性度により、0.5■以下から75
0mg以上に変更または調整してもよい。
本発明はまた、該化合物が単位投与形をなし、担体の存
在しない化合物を包含する。
(実施例) つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 エンド−N−[[(8−メチル−8−アザビシクロ〔3
゜2.11オクタン−3−イル)アミノ]カルボニル]
−2−シクロプロピルメトキシ)ベンズアミド前記の2
−(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミド17.4g
、塩化オキサリル12.1−および1.2−ジクロロエ
タン190−を−緒に、806Cにて19時間加熱した
。冷却溶液を減圧下にて油に濃縮し、それをトルエン(
2Xi50+n12)と共に再蒸発させて残りの塩化オ
キサリルを除去した。
残りの粗製2−(シクロプロピルメトキシ)ベンゾイル
イソシアネートを乾燥THF 230mf2に溶かしに
この溶液220−を、アルゴン下、カニユーレにより、
乾燥THF 660m12中のエンド−3−アミノトロ
パン11.5gの氷冷溶液に加えた。該混合物を、アル
ゴン下、−夜にわたって室温まで加温し、ついでメタノ
ール100m12でクエンチし、3時間撹拌し、減圧下
にて油まで蒸発させた。
この油を6N塩酸200m+2とエーテル(3×100
m12)の間に分配した。核酸の相を水酸化ナトリウム
でpHI Oに塩基性化し、氷冷し、沈澱した塩基をク
ロロホルム(5X100+n12)に抽出した。該抽出
液を乾燥(硫酸ナトリウム)させ、蒸発させて油を得、
それは自発的に結晶化した(25.5 g、88%)。
該塩基を、プロパン−2−オール中、l:1のマレイン
酸塩に変え、チャコール処理を行い、この溶媒から2回
結晶化させ、そのl:!マレイン酸塩として表記化合物
24.91gを得た。融点162〜164℃。
元素分析 二〇2゜H! 7 N 30.・C4H40
4として計算値(%): C,60,88; H,6,
60。
N、8.87 測定値(%): C,60,91; H,6,66;N
、8.83 実施例2 (エンド)−N−[[(8−メチル−8−アザビシクロ
[3,2,1]オクタン−3−イル)アミノ]カルボニ
ル]−2−シクロプロピルメトキシ)ベンズアミド(a
)(エンド)−N−(8−メチル−8−アザビシクロ[
3,2,1]オクタン−3−イル)−2,2,2−トリ
クロロアセトアミド塩酸塩 クロロホルム251TII2中、エンド−3−アミノ−
8−メチル−8−アザビシクロ[3,2,1]オクタン
7゜Og(50ミリモル)を、クロロホルム35−中の
へキサクロロアセトン15.885g(60ミリモル)
と反応させた。該混合物を5.5時間加熱還流した。さ
らにヘキサクロロアセトン3.5g(13,2ミリモル
)を加え、該混合物を再度3時間加熱した。冷却後、該
反応混合物を濃縮して多くの収量の粗製表記化合物塩を
得た。ついで、残りの油をプロパン−2−オールで50
−に希釈シ、過剰のエーテル性塩酸で処理した。沈澱し
た粗製塩酸塩をプロパン−2−オール−メタノールから
、ついで酢酸エチル−メタノールから再結晶し、はとん
ど無色の結晶として表記化合物7.42gを得た。22
0°C以上で融解することなく、昇華し分解した。
(b)(エンド)−N−[[(8−メチル−8−アザビ
シクロ[3,2,1]オクタン−3−イル)アミノ]カ
ルボニル]−2−シクロプロピル)メトキシベンズアミ
ドDMSOIO−中のエンド−N−(8−メチル−8ア
ザビシクロ[3,2,1]オクタン−3−イル)−2゜
2.2−)ジクロロアセトアミド塩基2.745 g(
9,6ミリモル)を、アルゴン下、粉末状水酸化ナトリ
ウム1.4g(35ミリモル)および2−(シクロプロ
ピルメトキシ)ベンズアミド1.91g(10ミリモル
)の混合物に加えた。ついで、該混合物を80℃にて0
.5時間加熱した。冷却混合物を水5〇−中に注ぎ、濃
塩酸でpH1に酸性化した。該混合物をエーテル(4x
25m12)で抽出し、ついで核酸の相を2N水酸化ナ
トリウムでpHl Oに塩基性化した。沈澱した油をク
ロロホルム(4X25m+2)に抽出した。合した抽出
液を飽和ブライン20−および2N水酸化ナトリウム溶
液5m12の混合物で洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)
させ、減圧下にて蒸発させた。残りの油を放置して結晶
化させ、アセトニトリルから再結晶して、淡黄褐色結晶
として表記化合物1.535gを得た。融点153〜6
℃。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、(エンド)−N−[[(8−メチル−8−アザビシ
    クロ[3,2,1]オクタン−3−イル)アミノ]カル
    ボニル]−2−(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミ
    ドまたはその医薬上許容される酸付加塩。
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