JPH03133481A - プリセット装置を備えた自動縫製装置 - Google Patents

プリセット装置を備えた自動縫製装置

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JPH03133481A
JPH03133481A JP27246389A JP27246389A JPH03133481A JP H03133481 A JPH03133481 A JP H03133481A JP 27246389 A JP27246389 A JP 27246389A JP 27246389 A JP27246389 A JP 27246389A JP H03133481 A JPH03133481 A JP H03133481A
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sewing
fabric
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cloth
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石谷 英一
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安彦 渡辺
Hideo Ando
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリセット装置を備え、身頃布地の前立に複数
のボタン付け又はボタン穴かがり縫し)を連続して行な
う自動縫製装置に関し、特にプリセット装置に準備する
布地のセット位置を変更せず、縫製時の針落ち位置を予
め入力して記憶された縫製位置情報に基いて制御するよ
うにしたものに関する。
〔従来技術〕
一般に、例えば特開昭61−100285号公報に記載
されているように、身頃布地の前立に複数のボタン付け
やボタン穴かがり縫いを連続して行なう自動縫製装置は
既に知られている。
ところで、最近、実開昭63−121.073号公報な
どに記載されているように、自動縫製装置で身頃布地に
ボタン付けやボタン穴かがり縫いを実行中に、次に縫製
する布地を位置決めした状態で予め準備しておき、位置
決めされた布地を自動縫製装置に自動供給するようにし
たプリセット装置が提案されている。
従来、この種のプリセット装置では、身頃布地の前立の
前端(襟を取付ける側の布端)を位置決めする位置決め
部材をビスなどで着脱可能にテーブルに取付け、布地の
前端から第1縫製位置までの寸法(以下、これをA寸法
という)が変更されると、その都度A寸法に応じて位置
決め部材の取付け位置を調節するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように、従来のプリセット装置では、布地を位
置決めした状態で予め準備できるが、身頃布地のA寸法
が変更されたときには、その都度A寸法に応じて位置決
め部材の取付け位置を調節するので、A寸法の変更に伴
うこの調節作業が非常に煩わしいこと、この位置決め部
材を誤った位置に取付ける場合があること、などの問題
がある。
本発明の目的は、プリセント装置で予め準備する布地の
セット位置を変更せずに、縫製開始時に針落ち位置が第
1縫製位置に対応するように布地を移送制御し得るよう
なプリセット装置を備えた自動縫製装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るプリセット装置を備えた自動縫製装置は、
作業テーブルと、その作業テーブル上に配設された布地
にボタン付け又はボタン穴かがり縫いを行なうミシンと
、布地のボタン又はボタン穴の列方向複数箇所を保持す
るクランプ手段を有し布地を列方向に平行な所定方向へ
移送する移送手段と、少なくとも布地の移送方向前端を
基準とする各縫製位置までの位置情報を記憶する記憶手
段と、この記憶手段に記憶した縫製位置の位置情報に基
いてミシンの針が各縫製位置に順次対応するように移送
手段を順次駆動制御する移送制御手段と、作業テーブル
上の布受渡し位置と作業テーブル外へ退いた布準備位置
とに前記列方向と直交する方向へ移動可能な補助テーブ
ルとこの補助テーブルに載置された布地の前端を位置決
めする位置決め部材と補助テーブルをこの両位置に亙っ
て移動させる移動手段とを有するブリセ・ノド装置とを
備え、プリセット装置で位置決めされた布地を作業テー
ブル上へ移して布地の複数の縫製位置に順次縫製するよ
うにしたプリセット装置を備えた自動縫製装置において
、縫製開始時に、記憶手段に記憶された布地の前端から
第1縫製開始位置までの位置情報と予め設定されている
布地の前端から針落ち位置までの距離情報とに基いて針
落ち位置から第1縫製位置までの移動距離を演算し、こ
の移動距離だけ移送手段を移動するように移送制御手段
に指令する初期移動制御手段を備えたものである。
〔作用〕
本発明に係るプリセット装置を備えた自動縫製装置にお
いては、補助テーブルが作業テーブル外へ退いた布準備
位置のときに、布地はそのボタン又はボタン穴の列方向
の前端を位置決め部材で位置決めされて補助テーブル上
に載置される。この補助テーブルは移動手段により作業
テーブル上の布受渡し位置へ列方向と直交する方向へ移
動して、布地が作業テーブルに移された後補助テーブル
は再度布準備位置へ移動され、布地は移送手段のクラン
プ手段でその列方向複数箇所が保持される。
縫製開始時に、初期移動制御手段は、先ず記憶手段に記
憶された布地の前端から第1縫製位置までの位置情報と
予め設定された布地の前端からミシンの針落ち位置まで
の距離情報とに基いて、針落ち位置から第1縫製位置ま
での移動距離を演算で求め、次にこの移動距離だけ移送
手段つまり布地を移送するように移送制御手段に指令す
る。従って、移送制御手段はこの移動距離だけ移送手段
を駆動するので、布地の第1縫製位置が針落ち位置に対
応する。
〔発明の効果〕
本発明に係るプリセット装置を備えた自動縫製装置によ
れば、以上説明したように、初期移動制御手段によって
縫製開始時に針落ち位置から第1縫製位置までの移動距
離を求め、この移動距離だけ布地が移送されるので、前
記A寸法が変更される毎にプリセット装置の位置決め部
材の位置を変更する必要がなく、プリセット装置に準備
する布地のセット位置は常に所定位置でよく、布地の布
準備位置でのセット作業が容易になり、生産性を大幅に
向上させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について、図面に基いて説明する
。本実施例はプリセット装置を備え、身頃布地の前立に
複数のボタン穴かがり縫いを連続して行なう自動縫製装
置に本発明を適用した場合のものである。
第1図に示すように、ボタン穴かがり縫いの自動縫製装
置1は基本的には縫製装置2とこの縫製装置2の前側に
配設されたプリセット装置3とを備えており、先ずプリ
セット装置3について、第1図〜第4図に基いて説明す
る。
フレーム4の前半部の左右両端部の上端には前後方向に
延びる支持枠5が夫々取付けられ、各支持枠5には2段
階に伸縮自在なスライド機構のスライドレール6がベア
リングを介して夫々前後方向スライド可能に支持され、
更に各スライド機構の可動部には前後方向に延びる支持
板7が夫々固着されている。補助テーブル8はこれら左
右1対の支持板7に架設され、1対のスライド機構を介
して第2図に破線で示す作業テーブル30外へ退いた布
準備位置8(Pi)と2点鎖線で示す作業テーブル30
上の布受渡し位置8(P2)とに亙って列方向E(第1
図参照)に直交する方向に移動可能である。一方、フレ
ーム4の前半部の下端部には左右方向に延びる回動軸9
がその左右両端部においてベアリングを備えた枢支部材
10によリフレーム4に回動可能に枢支され、この回動
軸9の左右両端部近傍には切換えレバー11の下端部が
夫々固着されている。各切換えレバー11の上端部分に
は長穴12が夫々形成されており、この長穴12に前記
各支持板7の前端部に取付けたベアリング13が夫々対
応して嵌まっている。左側の切換えレバー11の略中夫
には、フレーム4に回動可能に連結したエアシリンダ1
4のピストンロッド15が回動可能に連結されている。
従って、エアシリンダ14の進退駆動によりピストンロ
ッド15、切換えレバー11及び支持板7を介して補助
テーブル8が布準備位置8(PL)と布受渡し位置8 
(P2)とに亙って切換え駆動される。尚、切換えレバ
ー11がフレーム4に取付けたストッパ16に当接して
補助テーブル8の布受渡し位置8(P2)が決定される
。また、補助テーブル8の布準備位置8(Pi)への移
動を検出する第1センサ81 (第6図参照)がフレー
ム4に設けられている。
前記両支持板7に亙ってクランプ軸17が架設され、こ
のクランプ軸17には所定間隔毎に3つのクランプホル
ダー18が固着されている。各クランプホルダー18に
はシリンダ取付け板19が夫々取付けられ、各シリンダ
取付け板19にはエアシリンダ20が上下方向向きに夫
々取付けられ、各エアシリンダ20のピストンロッド2
1には2乃至3つのクランプ部22aを有する身頃クラ
ンプ22が取付けられている。尚、各クランプ部22a
の後端は補助テーブル8の後端に位置している。従って
、エアシリンダ20の進退駆動により、身頃クランプ2
2はそのクランプ部22aで身頃布地Wの前立を補助テ
ーブル8に押圧するクランプ位置と解放する解放位置と
に亙って上下動可能である。
補助テーブル8上に布地Wを載置する際に、布地Wの右
端(以下、布地Wのボタン穴の列方向Eに平行な移送方
向Fの前端なので前端という)位置を位1決めするため
の位置決め部材23が補助テーブル8上に突出して取付
板24によりフレーム4に固着され、布地Wの前立を位
置決めするために左右方向に延びる身頃ゲージ25が補
助テーブル8の前側に配設されている。この身頃ゲージ
25は、フレーム4に上下方向向きに固着したエアシリ
ンダ26のピストンロッドに連結部材27を介して連結
されており、エアシリンダ26の進退駆動により、布地
Wの前立の位置決めが可能な上昇位置(第2図に2点鎖
線で図示)と補助テーブル8の布受渡し位置8(P2)
への移動を許可する下降位置(第2図に実線で図示)と
に亙って駆動される。
次に、縫製装置2について、第1図・第5図に基いて説
明する。
フレーム4の後半部の上端には左右方向に長い作業テー
ブル30が配設され、この作業テーブル30の後側には
ボタン穴かがり縫いが可能なミシン31が設けられてい
る。このミシン31には下端に縫針32が取付けられた
針棒33が上下動可能に支持され、この縫針32の針落
ち位置は作業テーブル30の後端近傍部に位置している
作業テーブル30の後端には後方移動機構(図示路)を
介して左右方向に所定距離長いクランプ支持板34が取
付けられ、このクランプ支持板34にはツインロッドタ
イプの3つのエアシリンダ35が夫々固着され、各エア
シリンダ35のピストンロッド36には受渡しクランプ
37が夫々取付けられている。従って、布地Wを載置し
た補助テーブル8が受渡し位置8(P2)に移動したと
きに各エアシリンダ35が進退駆動されると、受渡しク
ランプ37が補助テーブル8の切欠部8aを介して布地
Wの前立を作業テーブル30に押圧するクランプ位置と
解放する解放位置とに亙って夫々駆動される。このクラ
ンプ支持板34は縫製時には、後述の後端クランプ機構
48の移送方向Fへの移動を許容するために後方移動機
構により作業テーブル30から後方へ退く。
一方、第5図に示すように、針棒33の直ぐ右側には、
補助テーブル8から作業テーブル30上に移された布地
Wの前立の前端部をクランプする前端クランプ機構38
が設けられており、この前端クランプ機構38について
説明すると、作業テーブル30の下方でフレーム4に固
着された左右方向に延びるガイド板39に前方から当接
し上下方向に延びるクランプ支持板40はガイド板39
に後方から当接する摺動部材42によりガイド板39に
左右方向移動可能に支持されている。このクランプ支持
板40の上側部分は作業テーブル30の直ぐ上側で前方
に折り曲げられて布保持部41が形成され、エアシリン
ダ43はシリンダ取付台44を介して布保持部41に取
付けられている。
このエアシリンダ43のピストンロッド45には前端ク
ランプ46がシリンダ取付台44に回動可能に枢着され
ている。従って、エアシリンダ43の進退駆動により、
前端クランプ46は布保持部41上の布地Wの前立の前
端部を保持するクランプ位置と解放する解放位置とに亙
って回動される。
更に、作業テーブル30の左端部近傍には、作業テーブ
ル30上に移された布地Wの前立の後端部をクランプす
る後端クランプ機構48が設けられており、この後端ク
ランプ機構48について説明すると、前記ガイド板39
に前方から当接し上下方向に延びるクランプ支持板49
はガイド板39に後方から当接する摺動部材51により
ガイド板39に左右方向移動可能に支持されている。こ
のクランプ支持板49の上側部分は作業テーブル30の
直ぐ上側で前方に折り曲げられて布保持部50が形成さ
れ、この布保持部50に下端が固着された取付板52に
はソレノイド53が取付けられられている。後端クラン
プ54は、このソレノイド53の駆動軸に連結されると
ともに取付板52に固着したピン55で回動可能に枢支
され、更に引っ張りバネ56により常に上方(第5図に
て反時計方向)に回動する方向に付勢されている。
従って、後端クランプ54はソレノイド53の励磁によ
り布保持部50上の布地Wの前立の後端部を保持するク
ランプ位置く第5図に実線で図示)とソレノイド53の
非励磁により布地Wを解放する解放位置(第5図に2点
鎖線で図示)とに亙って回動される。
次に、前端クランプ機構38及び後端クランプ機構48
を夫々移送方向Fへ移送するとともにその移送後移送方
向と反対方向へ移送する移送機構57について、第5図
に基いて説明する。
前記ガイド板39の直ぐ下方にはガイド板39と平行に
ラック58が配設され、このラック58はフレーム4に
取付けられ左右方向に延びるう。
り支持板(図示路)に左右方向移動可能に支持され、前
記クランプ支持板40はこのランク5日の右端部に固着
されている。一方、後端クランプ機+R48のクランプ
支持板49は後端クランプ位置調節機構59を介してラ
ック58に連結されている。この後端クランプ位置調節
機構59について説明すると、クランプ支持板49に固
着したギヤケース60にはステッピングモータ61が取
付けられ、このモータ61の駆動軸にはウオームギヤ6
2が固着され、このウオームギヤ62に噛み合うウオー
ムホイール63を取付けた軸64にはラック58に噛み
合うピニオン65が取付けられている。即ち、後端クラ
ンプ機構48はモータ61の駆動によりランク58に対
して左右方向位置調節可能になっている。前記作業テー
ブル30とフレーム4とで回転可能に夫〃枢支された軸
66にはラック58に噛み合うピニオン67及びウオー
ムホイール68が固着され、このウオームホイール68
に噛み合うウオームギヤ69はフレーム4に取付けた移
送モータ70の駆動軸に固着されている。従って、移送
モータ70の駆動によりウオームギヤ69、ウオームホ
イール68及びピニオン67を介してランク58が左右
方向に移動するのに伴ワて前端クランプ機構38がラン
ク58に同期して左右方向に移動し、後端クランプ機構
48も後端クランプ位置調節機構59を介してラック5
8に同期して左右方向に移動する。ここで、両クランプ
機構38・48は夫々移送機構57に含まれる。また、
前端クランプ機構38の原点位置を検出する第2センサ
82 (第6図参照)及び前端クランプ機構38から所
定路離隔てた後端クランプ機構48の原点位置を検出す
る第3センサ83 (第6図参照)がフレーム4に設け
られている。
作業テーブル30には、布地Wの前立に複数のボタン穴
かがり縫いを行なうのに必要な前端から第1縫製位置W
2までの寸法(以下、A寸法という)やボタン穴の数や
ボタン穴間隔などの縫製データを入力する操作パネル7
1が設けられている。
尚、符号72はボタン穴かがり縫いが終了した布地Wを
搬出するための搬出装置である。
次に、自動縫製装置1の制御系の全体構成について、第
6図のブロック図に基いて説明する。
補助テーブル8に布地Wのセントが完了したときに操作
するスイッチ80、操作パネル71、各センサ81〜8
3は制御装置CUの入出力インターフェイス100に接
続され、各エアシリンダ14・20・26・35・43
を夫々駆動する電磁切換弁84〜88、ソレノイド53
、ミシン31及びモータ70・61は夫々駆動回路89
〜97を介して人出力インターフェイス100に接続さ
れている。
制御装置CUはCPU102とCPU102にデータバ
スなどのバス101を介して接続された入出力インター
フェイス100、ROM103及びRAMll0とから
構成されている。
ROMI 03には、ボタン穴かがり縫いのためのボタ
ン穴かがり縫製データ、ミシン制御プログラム、縫製開
始時の初期移送制御を含み前端及び後端クランプ機構3
8・4日を移送方向Fへ移送する移送制御プログラムな
どが予め格納されている。
この移送制御プログラムには、第8図に示すように、位
置決め部材23で位置決めされた布地Wの前立の前端位
置から縫針320針落ち位置までの所定距離Cに相当す
る定数C1この定数Cと操作パネル71から入力された
A寸法データとに基いて針落ち位置から第1縫製位置W
pまでの移動距離Xを、X=A−Cの演算式により求め
る演算サブルーチンが格納されている。
RAMll0には、操作パネル71から入力された、へ
寸法データを記憶するA寸法データメモリ111とボタ
ン大数を記憶する回数メモリ112とボタン穴の間隔り
を記憶する間隔データメモI7113と縫製する布地W
の枚数を記憶する枚数メモリ114、ボタン穴の縫製回
数を計数する回数カウンタ(その内容をJとする)11
5、縫製した布地Wの枚数を計数する枚数カウンタ(そ
の内容を1とする)116、スイッチ80が操作された
ときにセントする準備完了フラグRFを記憶する準備完
了フラグメモリ117、CPU102で演算処理した結
果を一時的に格納する各種のメモリが設けられている。
次に、自動縫製装置1の制御装置CUで行なわれる縫製
開始時の初期移送制御を含む移送制御のルーチンについ
て、第7図のフローチャートに基いて説明する。
自動縫製装置1に電源が投入されるとこの制御が開始さ
れ、先ず第2センサ82及び第3センサ83からのセン
サ信号に基いて各モータ70・61を夫々駆動して前端
クランプ機構38及び後端クランプ機構48を原点位置
に夫々移動させるとともに、各電磁切換弁84〜88を
駆動して補助テーブル8が布準備位置8(PI)に移動
され、身頃クランプ22と受渡しクランプ37と前端ク
ランプ46とが夫々解放位置に駆動され且つ身頃ゲージ
25が上昇位置に駆動される(Sl)。次に、操作パネ
ル71からA寸法、ボタン穴数、ボタン間隔及び縫製枚
数が入力されるとこれらのデータが所定のメモリ111
〜114に格納され(S2)、各メモリ111〜114
から回数データN及び間隔データDの縫製データが読出
され(33)、これらのデータに基いて最終のボタン穴
位置を演算してモータ61を駆動させて後端クランプ5
4を適当な位置に移動させる(S4)。
次に、第3図に示すように、布地Wの前立の前端を位置
決め部材23に当接するとともに前立を身頃ゲージ25
に当接させて、布地Wが補助テーブル8上に準備されて
スイ・ッチ80が操作され、準備完了フラグRFがセン
トされると(S 5 ) 、’H[切換弁85を駆動し
て身頃クランプ22がクランプ位置に駆動され(S6)
、回数カウンタ115にボタン穴の数Nが格納され(3
7)、電磁切換弁86を駆動して身頃ゲージ25が下降
位置に駆動され(S8)、電磁切換弁84を駆動して補
助テーブル8が布受渡し位置8(P2)へ移動される(
S9)。更に、電磁切換弁85・87・88が駆動され
且つソレノイド53に通電されて受渡しクランプ37と
前端クランプ46と後端クランプ54がクランプ位置へ
、身頃クランプ22が解放位置へ夫々駆動され(S10
)、補助テーブル8が布準備位置8(PI)に復帰移動
されて布地Wは第8図に示すように作業テーブル3oに
移される(Sll)。次に、準備完了フラグI?Fがリ
セットされ(S12)、受渡しクランプ37が解放位置
へ駆動されるとともに第1センサ81のセンサ信号に基
いて身頃ゲージ25が上昇位置に駆動される(S 13
)。このとき、補助テーブル8に次の布地Wのセットが
可能になる。
次に、A寸法データメモリ111のA寸法データとRO
M103に記憶した定数Cとに基いて距離Xが演算され
(S14)、この距離Xに相当してモータ70が駆動さ
れるので、移送機構57により両クランプ機構38・4
8が同期して移送方向Fに移動されるのに伴って布地W
も移動される(S15)、即ち、第8図に示すように、
このときには縫針32の針落ち位置が布地Wの第1縫製
位i1t W pに合致している。そして、ミシン31
によりこの第1縫製位置W9にボタン穴が縫製され(5
16)、カウント値Jが1つデクリメントされ(S17
)、カウント値Jが「0」でなければ(S 18) 、
間隔データメモリ113の間隔データDに基いてモータ
70が駆動されて布地Wがボタン穴間隔分移送され(S
19)、516以降が繰り返される。
そして、所定数のボタン穴かがり縫いが行なわれると、
318でYesと判定され、カウント値Iが1つデクリ
メントされ(S20)、前端クランプ46及び後端クラ
ンプ54が解放位置へ夫々駆動され、ボタン穴かがり縫
いが終了した布地Wは搬出装置72の作動で作業テーブ
ル30外に搬出され(821〜522)、前端クランプ
46が原点位置へ復帰移動され(S23)、カウント値
Iが「0」でなければS5以降が繰り返され、また「0
」になると82以降が繰り返される。
以上説明したように、縫製開始時に針落ち位置から布地
Wの第1縫製位置Wpまでの移動路、IXを求め、この
移動距離Xだけ布地Wが移送方向Fへ移送されるので、
プリセント装置3に準備する布地Wのセット位置は常に
所定位置でよく、位置決め部材23を移動させることが
ないので、布地Wの布準備位置へのセント作業が容易に
なり、生産性を大幅に向上させることができる。
尚、ROMIO3に格納するボタン穴かがり縫製データ
として、ボタン穴の大きさやボタン穴かがりの種類に応
じて複数のボタン穴かがり縫製データで構成し、操作パ
ネル71から所望のボタン穴かがり縫いを選択するよう
にしてもよい。
尚、A寸法やボタン穴の数やボタン穴間隔などの縫製デ
ータを予めROM103に格納するようにしてもよい。
尚、本発明はボタンを貯蔵するホッパを有するボタン供
給装置を備え、身頃布地の前立に複数のボタン付けを連
続して行なう自動縫製装置に適用し得ることは勿論であ
る。この場合、ROMIO3にはボタン供給装置を制御
する制御プログラム及びボタン付け縫製制御プログラム
などが格納される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は自動縫製
装置の斜視図、第2図はプリセント装置の側面図、第3
図はプリセント装置の平面図、第4図はプリセント装置
の部分正面図、第5図は縫製装置の要部正面図、第6図
は自動縫製装置の制御系のブロック図、第7図は初期移
送制御を含む移送制御のルーチンの概略フローチャート
、第8図は縫製開始時の初期移送制御を説明する説明図
である。 1・・自動縫製装置、 3・・プリセット装置、8・・
補助テーブル、  11・・切換えレバー14・・エア
シリンダ、  23・・位置決め部材、30・・作業テ
ーブル、  31・・ミシン、3B・・前端クランプ機
構、  46・・前端クランプ、48・・後端クランプ
機構、  54・・後端クランプ、  57・・移送機
構、  58・・ラック、67 ・ 69 ・  02 0 ・ ・ 1、 1 3 W ・ ・ ・ピニオン、  68・・ウオームホイール、・ウオー
ムギヤ、  70・・移送モータ、・・CPU、   
1103−−RO,llRAM、 111・・A寸法デ
ータメモリ、・・間隔データメモリ、CU・・制御装置
、身頃布地。 特 許出願人  ブラザー工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)作業テーブルと、その作業テーブル上に配設され
    た布地にボタン付け又はボタン穴かがり縫いを行なうミ
    シンと、前記布地のボタン又はボタン穴の列方向複数箇
    所を保持するクランプ手段を有し布地を前記列方向に平
    行な所定方向へ移送する移送手段と、少なくとも布地の
    移送方向前端を基準とする各縫製位置までの位置情報を
    記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶した縫製位置
    の位置情報に基いてミシンの針が各縫製位置に順次対応
    するように移送手段を順次駆動制御する移送制御手段と
    、作業テーブル上の布受渡し位置と作業テーブル外へ退
    いた布準備位置とに前記列方向と直交する方向へ移動可
    能な補助テーブルとこの補助テーブルに載置された布地
    の前端を位置決めする位置決め部材と補助テーブルを前
    記両位置に亙って移動させる移動手段とを有するプリセ
    ット装置とを備え、プリセット装置で位置決めされた布
    地を作業テーブル上へ移して布地の複数の縫製位置に順
    次縫製するようにしたプリセット装置を備えた自動縫製
    装置において、 縫製開始時に、前記記憶手段に記憶された布地の前端か
    ら第1縫製開始位置までの位置情報と予め設定されてい
    る布地の前端から針落ち位置までの距離情報とに基いて
    針落ち位置から第1縫製位置までの移動距離を演算し、
    この移動距離だけ移送手段を移動するように移送制御手
    段に指令する初期移動制御手段を備えたことを特徴とす
    るプリセット装置を備えた自動縫製装置。
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