JPH03130060A - 鉄強化飲料の製造方法 - Google Patents

鉄強化飲料の製造方法

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JPH03130060A
JPH03130060A JP2110953A JP11095390A JPH03130060A JP H03130060 A JPH03130060 A JP H03130060A JP 2110953 A JP2110953 A JP 2110953A JP 11095390 A JP11095390 A JP 11095390A JP H03130060 A JPH03130060 A JP H03130060A
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真樹 田中
Teiichi Toshima
戸嶋 禎一
Shunichi Dosemari
俊一 堂迫
Kiyoshi Tatsumi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 企粟上図机且公立 本発明は、鉄をラクトフェリンと共存させて鉄の体内へ
の吸収を高めるとともに、種々の生理活性を有するラク
トフェリンの生理的機能性を維持する鉄強化飲料の製造
方法に関する。
したがって、この飲料は鉄分の補給及び生理機能上有用
である。
災采技徂 昭和62年度の国民栄養調査によると、日本人の鉄の平
均摂取量は平均所要量の98%で多少不足状態にある。
特に、若い女性、スポーツ選手において鉄損取量の不足
や鉄排泄量の増加などに起因する多数の貧血者および貧
血予備群(潜在的鉄欠乏者)がいると言われている。
ところで、潜在的鉄欠乏者は、通常の行動では特に問題
はないが、激しい運動を行った時やストレスを強く受け
た時などに貧血症状が現われやすい。
上述のように、鉄摂取の不足が問題視されているものの
、貧血の症状が現われない限り医薬品としての鉄則投与
を受けず、また、多少貧血を自覚しても、従来の鉄補給
食品を摂取することにはその嗜好性の故に抵抗感があり
、したがって、鉄補給食品を摂取することは少ない。
因に、現在いくつかの飲料形態の鉄補給食品が市販され
ているが、その多くは鉄剤として無機鉄塩(例えばクエ
ン酸第−鉄ナトリウム等)を用いており、無機鉄の場合
は鉄の体内への吸収率が5%程度といわれているので、
効果的な鉄補給食品とは言い難い。なお、飲料以外の形
態では、吸収率が高いと言われているヘム鉄を配合した
食品もみられるが、風味的に問題があるのでカプセルに
入れるなどの加工を施しており、その結果、コストが高
くなり、また、形状的には食品とは言い難いものとなっ
ている。
また、最近、乳から分離したラクトフェリンに第2鉄イ
オンをキレート結合させた鉄結合型ラクトフェリンを有
効成分とする造血剤が開発され、この造血剤を各種飲食
品用の食品素材として応用することが提案されている(
特開昭63−22525号公報)。
しかし、如上の造血剤を飲料に添加、溶解して利用する
場合、該飲料の加熱殺菌に際し、ラクトフェリンは加熱
によってその三次元的立体構造が破壊されて沈澱し、そ
の本来の生理的機能が損われ、鉄をキレート結合する能
力も失うに至るという問題がある。
因に、食品衛生法の清涼飲料水製造基準には■pH4,
0未満の場合、65°Cで10分間の加熱又はそれと同
等以上の効果を有する殺菌を、■pH4,0以上の場合
、85°Cで30分間加熱又はそれと同等以上の効果を
有する殺菌をそれぞれ行わなければならない旨規定され
ている。
l <”° しよ゛と る1・ 本発明は、鉄則をラクトフェリンの共存下に併用するこ
とにより、体内への鉄の吸収性が良好であり、かつ鉄則
とラクトフェリンが共存する水溶液をそのイオン強度の
特定の条件下に加熱殺菌することにより、ラクトフェリ
ンの生理的機能を維持した、風味上問題のない鉄強化飲
料を製造するための方法を提供することを課題とする。
蓋   ”るための 本発明において鉄剤と併用するラクトフェリンは、乳な
どの外分泌液中に存在する鉄結合性の糖蛋白質であって
、栄養学的及び薬理学的に重要な乳蛋白質である。
従来、ラクトフェリンの分離、精製方法として、イオン
交換樹脂を用いる方法(Gordon et al。
Biochim、 Biophys、 Acta、 6
0 : 410〜411.1962)、ヘパリンアフィ
ニテイクロマトグラフィを用いる方法(Blockbe
rg et al、、 FEBS Lett、、 10
9 : 180゜1980) 、抗ラクトフェリンモノ
クローナル抗体固定化カラムを用いる方法(特開昭61
−145200号公報)、或いは、硫酸エステル化した
担体を用いる方法(特開昭63−255300号公報)
等が知られているが、本発明では未変性で鉄を結合する
能力のあるものであれば、どのような方法で得られたラ
クトフェリンでも用いることができる。
本発明においては、ラクトフェリンと鉄剤及び重炭酸ソ
ーダの混合溶液更にこれに他の飲料原材料の水溶液を調
製し、該溶液のイオン強度(1)を下記式に示した条件
下に、調整したものを加熱殺菌する。なお、ここで用い
る重炭酸ソーダはラクトフェリンと鉄の親和性を増すの
ために用いられるが、その使用量は少量でよいので、水
道水に含まれる微量の重炭酸ソーダを利用してもよい。
log I  ≦−1,3(T≧80)(Tは加熱殺菌
温度°Cを表わす) 本発明では、飲料用原材料、例えば酸味料、香料、糖類
、ビタミン類等を添加した溶液がラクトフェリン、鉄則
及び重炭酸ナトリウムを溶解した水溶液”更にこれに他
の飲料原材料を溶解した水溶液と混合しても、上記イオ
ン強度Iの条件下に調整可能であれば、ラクトフェリン
と飲料用原材料を混合し、これをイオン強度■の条件下
に調整して、加熱殺菌し、冷却後、殺菌した容器に充填
して鉄強化飲料として供給すればよい。
また、飲料用原材料を添加した溶液が上記イオン強度I
の条件を満たさない場合、或いは飲料用原材料を添加し
た溶液を上記イオン強度Iの条件に調整出来ない場合は
、ラクトフェリン、鉄則及び重炭酸ナトリウムを溶解し
た水溶液更にこれに他の飲料原材料を溶解した水溶液を
上記イオン強度Iの条件下に調整し、これと飲料用原材
料を熔解した溶液とを別々に加熱殺菌し、冷却後、両液
を混合して殺菌した容器に充填して銖強化飲料として供
給すればよい。
このようにして、ラクトフェリン含有溶液のイオン強度
を調整して加熱殺菌することにより、ラクトフェリンを
イオン強度の低い状態で加熱し得るので、ラクトフェリ
ンの変性を防止し、その機能性を維持することが可能と
なる。
なお、ラクトフェリン水溶液のイオン強度及び加熱温度
と鉄結合能との関係を図1に示す。
これらはラクトフェリン水溶液のイオン強度を調整し、
各加熱温度に30分間保持し、直ちに冷却した後の鉄結
合能を未加熱品に対する%で示したものである。
Tが60’Cより低い場合、ラクトフェリンは変性しな
いので、特にイオン強度Iを調整する必要はないが、T
が60°C以上の場合、前記式に示した条件からイオン
強度Iが外れると、ラクトフェリンの沈澱が生じたり、
鉄結合能が低下する。従って、塩濃度の高いラクトフェ
リン水溶液を加熱殺菌する場合は、前記式に示した条件
に見合ったイオン強度■となるように、脱塩して水溶液
のイオン強度を調整する必要がある。
また、塩濃度の低いラクトフェリン水溶液でも他の飲料
用原材料を混合した状態で加熱殺菌する為には、前記式
に見合ったイオン強度Iとなるように調整した後、加熱
殺菌する必要がある。
本発明では、飲料中におけるラクトフェリンの含量は、
0.1〜6.0%(すなわち、0.1〜6g/100m
j!の濃度)が適当である。なお、ラクトフェリンの飲
料中台量は、共存する鉄の下記所要供与量に基づいてい
る。すなわち、ラクトフェリンの銖結合の機能による鉄
の供与量はラクトフェリン1g当り1.5■であるので
、ラクトフェリンの飲料中台量が0.1%未満では鉄と
しての供与量が飲料100d中0.15■以下となって
、−ICに言われている1日当りの鉄排泄量1.0■に
相応する鉄を補給するには飲料として700d以上摂取
することが必要となって実用的でない。
一方、ラクトフェリンを飲料中に6%を超えて含有させ
る場合、ラクトフェリン、鉄剤及び重炭酸ソーダの混合
溶液の粘度が上昇するので、該溶液のイオン強度(1)
 fil整のためのダイアフィルトレイジョン(dia
filtration)による透過速度が遅くなり、上
記イオン強度(1)の調整上得策でない。
更に、ラクトフェリン鉄と他の飲料用原材料を熔解、混
合後、加熱殺菌する方法に於いても、うクトフエリン濃
度が6%以上になるとその液粘度が増すことや、ラクト
フェリン量が多くなり、溶解するのに時間がかかるなど
、工程上の問題が生じるので、ラクトフェリン濃度は6
%以下が好ましい。
また、ラクトフェリン鉄の含量が6%では、その飲料中
の鉄含量9■/100gとなり、ラクトフェリン鉄の鉄
吸収率の高さから、ラクトフェリン鉄が6%以下でも鉄
補給としては十分である。
そして、本発明で用いる鉄則あるいはラクトフェリン鉄
は、鉄として飲料100d中0.15〜12.0■含有
させることが好ましい。なお、鉄剤の含有量が0.15
■未満では、1日当りの鉄排泄量1.0■に見合う鉄量
を確保するためには前述したとおり、100m1以上の
飲料を採取しなければならず、一方、12.0■を超え
ると鉄特有の苦味が発明し、飲料として好ましくない。
1」動差 以下に実施例を示して本発明およびその効果を具体的に
説明する。
実施例1 ラクトフェリンの調製: 市販の架橋型キトサンであるキトパール(商品名)を常
法により無水硫酸で硫酸エステル化した硫酸エステル化
キトパール1042を、直径32cm、長さ200c+
mのカラムに充填し、このカラムに脱脂した牛乳500
1を200 j2 /hr、で通液した。次いでカラム
を0.3M食塩水501で洗浄した後、1.0M食塩水
30fでカラムに吸着しているラクトフェリンを溶出し
た。得られたラクトフェリン溶液を小型のED装置(T
S−210,徳山ソーダ社製)を用いて脱塩した後、U
F装置(DB−2、アジコン社製)で10倍に濃縮して
凍結乾燥した。
回収したラクトフェリンは6gであり、純度は95%と
測定された。また、その鉄結合量は0.2mg Fe7
g蛋白質と測定され、鉄結合能は98%であることが確
認された。
下記配合により、ラクトフェリンと鉄含有溶液(A)と
飲料用原材料溶液(B)を調製した。
捲藍Δ± ラクトフェリン 重炭酸ソーダ 塩化第2鉄・6水和物 を水に溶解して50乏にする。
産直旦二 クエン酸鉄ナトリウム 異性化糖 クエン酸 クエン酸ナトリウム ビタミン B2 //    B 6 葉酸 00 6 0 (g) (g) 香料          100 115濃縮果汁     1000 を水に溶かして50ffとする。
上記溶液Aをdiafiltrationに付して低分
子イオン類を除去し、イオン強度を10−3以下に調整
した後、プレートにて加熱殺菌(93’Cに3分間保持
)し、次いで冷却(5〜10″C)  したものを殺菌
済タンク中に貯蔵した。
一方、溶液Bを同しくプレートにて加熱殺菌(93°C
に20秒間保持)し、次いで冷却(5〜10″C)した
ものを上記の貯蔵溶液Aに添加、混合した。
次に、この混合液を殺菌済紙容器に無菌室内にて充填し
て鉄強化飲料とした。
得られた飲料(pH3,8、鉄含量5.81mg/10
0m1)は風味においても良好であった。
実施例2 実施例Iと同様に調整されたラクトフェリンを用い、ラ
クトフェリン600g、重炭酸ナトリウム86g、塩化
第2鉄・6水和物10gを水に溶解して5oI!、とし
、ラクトフェリンと鉄を含有する溶液を調整した。次に
、この水溶液をdiafiltration処理して、
低分子イオン類を除去し、イオン強度を0.001以下
に調整した後、クエン酸鉄ナトリウム16g、ショ糖1
0000g、香料100g及び115冷凍濃縮果汁(B
x45)7000gをさらに添加し、水を加えて100
1とし、鉄強化飲料を調整した。
このようにして調整した鉄強化飲料をプレート式殺菌機
で加熱殺菌(93’C12〜3秒)した後、瓶詰にして
反転し、20秒間保持し、その後冷却(5〜10°C)
して銖強化飲料の製品を得た。
得られた鉄強化飲料は、pH3,7、イオン強度0.0
2、鉄含量2.4 mg/100rdで、風味、色沢と
も良好であった。
実施例3 実施例1において使用した硫酸化キトパールに2.0M
食塩水と、更に0.15M食塩水を通液して硫酸化キト
パールを再生した。
この再生硫酸化キトパール101とチーズホエー100
0I!、とを1時間攪拌下に混合し、次いでゲル状の混
合物を0.3M食塩水501で洗浄した後、1.0M食
塩水301で上記ゲル状混合物に吸着しているラクトフ
ェリンを溶出した。得られたラクトフェリン溶液に塩化
第二鉄500mgを添加後、脱塩に用いるイオン交換樹
脂に通して過剰のイオンを除去し、噴霧乾燥して鉄飽和
型ウシラクトフェリン48gを得た。回収したウシラク
トフェリンは純度95%であり、鉄結合量は1.3mg
 Fe/g蛋白質と測定された。
鉄の飽和度は93%以上であることが確認された。
上記により調製したラクトフェリン鉄を使用し、下記配
合により鉄強化飲料を調製した。
父金上 (g) ラクトフェリン鉄 ショ糖 香料 クエン酸鉄ナトリウム 冷凍濃縮果汁(Bx45) 00 1000 00 6 2000 を水に溶解し、100 fとした。
この鉄強化飲料をジャケット式タンクで加温し、70°
C,15分間、加熱殺菌した後、殺菌した瓶に充填して
鉄強化の製品を得た。
得られた鉄強化飲料は、pH3,3、イオン強度0.0
58、鉄含量2.5■/100dで、風味、色沢とも良
好であった。
実施例4 実施例3と同様に調製されたラクトフェリン鉄を使用し
、下記配合によりラクトフェリン鉄水溶7夜(A)と飲
料用原材料溶液(B)を調製した。
鐙羞二aり一 ラクトフェリン鉄600gを溶解して5ONにする。
1遣」」口= 実施例1と同様の組成。
以下実施例】に記載したと同様の手順に従って鉄強化飲
料を得た。
実施例5 本漬は実施例1の製造工程中におけるラクトフェリン活
性の推移を補体結合反応を利用した免疫学的方法により
測定した結果を示したものである。
結果は表2に示すとおりである。
表2 表2にみられるとおり、製品飲料中でのラクトフェリン
の活性は配合前のものに比べ13%の低下が認められた
が、このような低下はラクトフェリンの機能上実質的影
響を与えない。
実施例6 本例は本発明による鉄強化飲料の貧血症に対する回復効
果を示したものである。
除鉄飼料(鉄0.25mg/飼料100g)を3週間摂
取させて貧血状態(ヘモグロビン(Hb) 6度8g/
d E以下)にした6週令のウィスター系雌う・ントを
、実施例1により得られた飲料(鉄含量5.81mg/
100Mりを投与した群、ラクトフェリンを除き、鉄則
としてクエン酸鉄ナトリウムを用いたほかは実施例1の
記載の手順により調製した飲料の投与群及び市販飼料(
鉄20mg/ 100g)の投与群、さらに除鉄飼料と
脱イオン水のみの各投与群に分けた。そして、市販飼料
の投与群を除いては、平均血中1:)Ib)濃度が近似
するように3群に分け、本発明飲料の投与群とクエン酸
鉄ナトリウムの鉄剤を用いたラクトフェリンを含まない
飲料の投与群については、鉄として50μg/日/匹に
なるようにそれぞれ毎日0.86−ずつ経口投与した。
鉄則投与開始後、2週問おきに採血し、(Hb)濃度、
ヘマトクリツ)(llt)値、赤血球(RBC)数を測
定した。
(l(b) fA度、ヘマトクリット(Ht)(i、赤
血球(RBC)数の測定結果を図2、図3及び図4に示
す。
各図にみられるどおり、いずれの測定値においても実施
例1により得られた本発明による鉄強化飲料の投与群が
、鉄含有の市販飼料の投与群と同等となっていて貧血の
回復能の高いことが認められた。一方、ラクトフェリン
を含まないクエン酸鉄ナトリウムを鉄剤としてのみ用い
た飲料の投与群では70日経過しても貧血回復の効果が
極めて低いことがわかる。
発皿旦豊果 本発明によると、体内への鉄の吸収性が高く、かつ鉄と
共存させたラクトフェリンの生理的機能を維持した鉄強
化飲料を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図1はラクトフェリン水?M ?(lのイオン強度及び
加熱温度と鉄結合能との関係を示す。図2は本発明によ
る飲料と各比較例を投与した場合の血中(Hb)濃度の
経口変化を、図3は同様に(lit)値の経口変化を示
し、図4は同様に(RBc)数の経口変化を示す。 図1 10− ”− X10− 0 0 0 0 加熱温度(T)”C 図2 4 0 2 (日数) 6 0 τ=ない臥科役5詳 図3 O 4 6 2 6 0 (日あυ 図 4 0 2 6 0 (日契○

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄結合型ラクトフェリンを含む鉄強化飲料を製造
    するに際して、ラクトフェリン、鉄剤及び重炭酸ナトリ
    ウムを溶解した水溶液、もしくはラクトフェリン鉄を溶
    解した水溶液を、そのイオン強度Iを下記式に示す条件
    に調整した後、加熱殺菌し、冷却し、一方、飲料原材料
    の溶液を加熱殺菌し、次いで冷却後、両溶液を混合する
    ことを特徴とする鉄強化飲料の製造方法。 logI≦−T/66.7−0.1(ただし、60≦T
    ≦80)logI≦−1.3(T≧80) (Tは加熱殺菌温度℃を表わす)
  2. (2)鉄結合型ラクトフェリンを含む鉄強化飲料を製造
    するに際して、ラクトフェリン、鉄剤及び重炭酸ナトリ
    ウムを溶解し、更にこれに他の飲料原材料を溶解した水
    溶液、もしくはラクトフェリン鉄を溶解し、更にこれに
    他の飲料原材料を溶解した水溶液を、そのイオン強度I
    を下記式に示す条件に調整した後、加熱殺菌することを
    特徴とする鉄強化飲料の製造方法。 logI≦−T/66.7−0.1(ただし、60≦T
    ≦80)logI≦−1.3(T≧80) (Tは加熱殺菌温度℃を表わす)
  3. (3)ラクトフェリンを飲料中0.1〜6g/100m
    lの濃度になるような量で用いる請求項(1)または(
    2)に記載の鉄強化飲料の製造方法。
  4. (4)鉄剤を鉄として飲料中0.15〜12.0mg/
    100mlの濃度になるような量で用いる請求項(1)
    乃至(3)のいずれかに記載の鉄強化飲料の製造方法。
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