JPH03128510A - ミキシングコンソール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、レコーディングスタジオ等において使用さ
れるミキシングコンソール（音声調整卓）に関し、操作
子を様々な機能に、兼用できるようにして構成を簡素化
し、かつ操作しやすくしたものである。

〔従来の技術〕

ミキシングコンソールは、レコーディングスタジオ等に
おいて複数チャンネルのライン人力についてレベル調整
、周波数イコライジング、残響付加等のエフェクト付与
等を行なうものである。

従来のミキシングコンソールにおいては、レベル調整は
フェーダ操作子、周波数イコライジングはイコライザ用
設定操作子、残響付与等のエフェクト付与はエフェクト
付与用設定操作子と機能ごとに別々の操作子を具えてい
た。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来のミキシングコンソールにおいては機能ごとに
別々の操作子を具えていたため操作子の数が多く、装置
が大型化するとともに、操作する人から遠い位置となる
操作子が多くなって操作しにくくなる欠点があった。

この発明は、前記従来の技術における問題点を解決して
操作子を様々な機能に兼用できるようにして、構成を簡
素化して装置の小型化および操作の容易化を実現したミ
キシングコンソールを提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、モータ駆動および手動操作が可能な複数の
操作子と、これら複数の操作子で操作する機能として各
チャンネルのフェーダ機能およびその他の機能を選択す
る機能選択手段と、この機能選択手段の選択に応じて前
記操作子に割当てられた操作内容を表示する機能表示手
段と前記操作子の前記各機能ごとの操作位置を記憶する
メモリ手段と、前記機能選択手段により選択された機能
について前記メモリ手段に記憶されている操作位置情報
を読み出して、その位置に前記操作子をモータ駆動によ
り位置決めする制御手段と、前記機能選択手段で選択さ
れた機能について前記操作子の位置に対応した信号処理
を入力信号に対して施す信号処理手段とを具備してなる
ものである。

〔作　用〕

この発明によれば、機能選択手段により機能を選択する
と、この選択された機能についてメモリ手段に記憶され
ている操作位置情報が読み出されて、操作子がモータ駆
動によりその位置に−υ。

位置決めされ、その後手動操作によりその操作子の位置
を自由に変えることができる。そして、選択された機能
について操作子の位置に対応した信号処理か信号処理手
段により施される。

これによれば、操作子をフェーダ機能以外の機能に兼用
できるので、構成が簡素化され、これにより操作が小型
化できるとともに、操作を容易化することができる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を説明する。ここでは、フェーダ操
作子を用いてフェーダ機能（レベル調整）のほかに周波
数イフライジングパラメータ設定、エフェクトパラメー
タ設定、各チャンネルモジュール上のパラメータ設定の
各種機能を実現している。

ミキシングコンソール上の操作子類の配置例を第２図に
示す。フェーダ操作子１〜８は手動操作またはモータ駆
動によりそれぞれ操作され、そのスライド位置に対応し
た位置検出信号を出力する。

各フェーダ操作子１〜８の上方の位置には、チャンネル
選択スイッチ１１〜１８が配設されている。このチャン
ネル選択スイッチ１１〜１８は、周波数イコライジング
パラメータ設定および各チャンネルモジュール上のパラ
メータ設定におけるチャンネル選択に利用される。各チ
ャンネル選択スイッチ１１〜１８には自己が選択されて
いることを示すＬＥＤ２０が配設されている。

フェーダ操作子１１〜１８の左方には、機能選択スイッ
チ２１〜２４が配設されている。スイッチ２１はフェー
ダ機能の選択スイッチ、スイッチ２２は周波数イコライ
ジング機能の選択スイッチ、スイッチ２３はエフェクト
付与の選択スイッチ、スイッチ２４はチャンネルモジュ
ールの選択スイッチである。各スイッチ２１〜２４上に
は、自己が選択されていることを示すＬＥＤ２６が配設
されている。

フェーダ操作子１１〜１８の右方にはエフェクト付与機
能におけるエフェクト種類を選択するためのエフェクト
スイッチ２８〜３０が配設されている。エフェクト種類
としては例えば残響、コーラス効果等が選択可能である
。各スイッチ２８〜３０上には、自己が選択されている
ことを示すＬＥＤ３２が配設されている。

フェーダ操作子１１〜１８の下方には、ＬＣＤ等による
表示器３２が配設されている。ここでは、機能選択スイ
ッチ２１〜２４で選択された機能に応じて各フェーダ操
作子１〜８に割り当てられたパラメータ名が各操作子１
〜８の位置に表示される。すなわち、フェーダ機能が選
択された場合は第３図のように各フェーダ操作子１〜８
の位置にチャンネル名ＣＨＩ〜ＣＨ８また人力ソース名
等が表示される。

また、周波数イコライジング機能が選択された場合は、
チャンネル選択スイッチ１１〜１８で選択されたチャン
ネルについて第４図に示すように周波数イコライジング
パラメータ名が表示される。

ＬＯは低域、Ｍｄは中域、Ｈｉは高域であり、またＦは
周波数、Ｇはゲイン、Ｑは共振回路のＱである。パラメ
ータ種類が操作子数より多い場合は、フェーダ操作子１
〜８に対するパラメータ種類の割合内容をスクロール変
化させて、１つの操作子を複数のパラメータに兼用する
。

エフェクト付与機能が選択された場合は、表示器３４に
は第５図に示すようにエフェクトスイッチ２８で選択さ
れたエフェクト種類についてのパラメータが表示される
。第５図の例は残響付加が選択された場合で、ＲＴはリ
バーブタイム、ＩＤはイニシャルデイレイ、Ｈｌはハイ
ダンプ、Ｔｙｐｅは音場タイプ（ホール形、スタジアム
形等）である。

チャンネルモジュール機能が選択された場合は、チャン
ネル選択スイッチ１１〜１８で選択されたチャンネルに
ついて表示器３４には第６図に示すようにチャンネルモ
ジュールのパラメータが表示される。ＡＴＴは入力アッ
テネータ、Ｆ、Ｇ、Ｑは周波数イコライジングの周波数
、ゲイン、ＱｌＳｅｎｄｌ、５ｅｎｄ２は出力チャンネ
ル５ｅｎｄｌ、５ｅｎｄ２のボリウム、Ｐａｎは左右バ
ランス、Ｆｅｄｅ　ｒはフェーダである。なお、この場
合周波数イコライジングは第４図の周波数イコライジン
グの周波数イコライジング機能によっても設定すること
ができる。また、フェーダは第３図のフェーダ機能によ
り各チャンネル同時に設定することもできる。

次に、第２図の操作卓を具えたミキシングコンソール内
の制御構成例を第１図に示す。各フェーダ操作子１の操
作位置検出情報および各種スイッチ１〜１８．２１〜２
４．２８〜３０のオン／オフ情報はマイコン及び制御系
３６に入力される。

マイコン及び制御系３６は選択操作されたスイッチのＬ
ＥＤ２０，２６．３２を点灯制御する。また、表示器３
４の各フェーダ操作子位置に、選択された機能について
各フェーダ操作子に割当てられたパラメータを表示する
。

メモリ３８には各機能ごとに各フェーダ操作子１の最終
の（他の機能に切換えられる直前の）操作位置情報が記
憶される。

信号処理回路４０は、選択されている機能についてフェ
ーダ操作子１〜８の位置に対応した信号処理を入力信号
に対して施して出力する。

第１図の構成によれば、各種スイッチ１〜１８゜２１〜
２４．２８〜３０でチャンネル、機能等が選択されると
、メモリ３８からその機能、チャンネル等についての最
終のパラメータが読み出されてフェーダ操作子１〜８が
対応する位置にモータ駆動される。また、ＬＥＤ２０，
２６．３２のうち対応するものが点灯し、表示器３４に
は選択された機能のパラメータが表示される。これによ
り、操作者は表示器３４の表示を見てフェーダ操作子１
〜８を手動操作して所望のパラメータを所望の値に設定
することができる。スイッチ１〜１８゜２１〜２４．２
８〜３０のいずれかを操作して機能、チャンネル等を切
換えると、その直前のパラメータ値がメモリ３８に記憶
される。

第１図の制御構成による実際の制御例について説明する
。第７図はフェーダ機能を示したものである。フェーダ
機能選択スイッチ２１をオンすると（Ｐｉ）、このスイ
ッチ２１内のＬＥＤ２６が点灯する（Ｐ２）。これによ
り、メモリ３８からフェーダ機能についての各フェーダ
操作子１〜８の最終操作位置情報が読み出されて、それ
ぞれ対応する位置にフェーダ操作子１〜８がモータ駆動
される（Ｐ３〜Ｐ８）。全てのフェーダ操作子１〜８が
位置決めされたら、表示器３４に第３図のようにチャン
ネル名または入力ソース名等が表示される（Ｐ９）。こ
れにより、初期設定は終了しくＰｌｏ）、以後手動によ
り各チャンネルのフェーダ量を調整することができる。

なお、フェーダ機能においては、チャンネル選択スイッ
チ１１〜１８やエフェクトスイッチ２８〜３０を操作し
てもフェーダ機能には変化がない。

第８図は周波数イコライジング機能を示したものである
。周波数イコライジング機能選択スイッチ２２をオンす
ると（ｐＨ）　　このスイッチ２２内のＬＥＤ２６が点
灯する（Ｐ　１２）。続いて、チャンネル選択スイッチ
１１〜１８のいずれか所望のものをオンすると（ＰＩ３
）、このスイッチ内のＬＥＤ２０が点灯する（ＰＩ３）
。これにより、メモリ３８からは選択されたチャンネル
について周波数イコライジング機能についての各フェー
ダ操作子１〜８の最終操作位置情報が読み出されて、そ
れぞれ対応する位置にフェーダ操作子１〜８がモータ駆
動される（Ｐ１５〜Ｐ２０）。

全てのフェーダ操作子１〜８か位置決めされたら、表示
器３４に第４図のように周波数イコライジングのパラメ
ータ名が表示される（Ｐ２１）。これにより、初期設定
は終了しくＰ２２）、以後手動操作により設定値を変更
することができる。チャンネル選択スイッチ１１〜１８
で他のチャンネルを選択すれば、そのチャンネルについ
ての周波数イコライジングパラメータの最終値がメモリ
３８から読み出されてフェーダ操作子１〜８の位置が初
期設定され、以後同様に手動操作により設定値を変更す
ることができる（切換前のチャンネルの最終値はメモリ
３８に記憶される。）。

なお、周波数イコライジング機能においては、エフェク
トスイッチ２８〜３０を操作しても無視される。

エフェクト付与機能、チャンネルモジュール機能につい
ても同様に、機能選択スイッチ２３゜２４の選択、エフ
ェクトスイッチ２８〜３ｏの選択（エフェクト付与機能
の場合）およびチャンネル選択スイッチ１１〜３８の選
択（チャンネルモジュール機能の場合）に応じて、メモ
リ３８から最終操作位置情報が読み出されてフェーダ操
作子１〜８の位置が初期設定され、かつ表示器３４が第
５図、第６図のように表示されて、手動操作によりパラ
メータを変更することができる。

なお、第５図のようにパラメータ数がフェーダ操作子数
よりも少ない場合は、空きのフェーダ操作子は０位置に
初期設定され、手動操作で動かしたとしても、手を離せ
ば強制的に０位置に戻される。また、エフェクト付与機
能の場合はチャンネル選択スイッチ１１〜１８の操作が
無視され、チャンネルモジュール機能の場合はエフェク
トスイッチ２０〜３０の操作が無視される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、操作子をフェ
ーダ機能以外の機能に兼用できるので、構成が簡素化さ
れ、これにより装置を小型化できるとともに、操作を容
易化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示すブロック図で、第
２図の操作卓を具えたミキシングコンソール内の制御構
成図である。 第２図は、この発明によるミキシングコンソールの操作
卓の構成例を示す平面図である。 第３図〜第６図は、各機能における表示器３４の表示例
を示す図である。 第７図は、第１図の制御構成によるフェーダ機能時の制
御フローチャートである。 第８図は、第１図の制御構成による周波数イコライジン
グ機能時のフローチャートである。 １〜８・・・フェーダ操作子、１１〜１８・・・チャン
ネル選択スイッチ、２１〜２４・・・機能選択スイッチ
、３４・・・表示器、３６・・・マイコン及び制御系（
制御手段）、３８・・・メモリ、４０・・・信号処理回
路。 ２１〜２４゜ ２８〜３０ 第 冒 図 口定４！定更

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータ駆動および手動操作が可能な複数の操作子
   と、 これら複数の操作子で操作する機能として各チャンネル
   のフェーダ機能およびその他の機能を選択する機能選択
   手段と、 この機能選択手段の選択に応じて前記操作子に割当てら
   れた操作内容を表示する機能表示手段と前記操作子の前
   記各機能ごとの操作位置を記憶するメモリ手段と、 前記機能選択手段により選択された機能について前記メ
   モリ手段に記憶されている操作位置情報を読み出して、
   その位置に前記操作子をモータ駆動により位置決めする
   制御手段と、 前記機能選択手段で選択された機能について前記操作子
   の位置に対応した信号処理を入力信号に対して施す信号
   処理手段と を具備してなるミキシングコンソール。
2. （２）前記機能選択手段で選択される前記その他の機能
   が、各チャンネルごとのイコライザパラメータ設定機能
   、エフェクトパラメータ設定機能、各チャンネルモジュ
   ール上のパラメータ設定機能のうち少くともいずれか１
   つを含むことを特徴とする請求項１記載のミキシングコ
   ンソール。