JPH0312483A - 強誘電性カイラルスメクチック液晶組成物およびこれを含む液晶素子 - Google Patents

強誘電性カイラルスメクチック液晶組成物およびこれを含む液晶素子

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JPH0312483A
JPH0312483A JP1147988A JP14798889A JPH0312483A JP H0312483 A JPH0312483 A JP H0312483A JP 1147988 A JP1147988 A JP 1147988A JP 14798889 A JP14798889 A JP 14798889A JP H0312483 A JPH0312483 A JP H0312483A
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JP1147988A
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Masahiro Terada
匡宏 寺田
Gouji Tokanou
門叶 剛司
Masataka Yamashita
山下 真孝
Hiroyuki Kitayama
北山 宏之
Kenji Shinjo
健司 新庄
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は液晶表示素子や液晶−光シヤツター等に利用さ
れる液晶素子に用いる液晶組成物に関し、更に詳しくは
、電界に対する応答特性が改善された新規な液晶組成物
及びそれを有する液晶素子に関するものである。
〔背景技術〕
従来より、液晶は電気光学素子として種々の分野で応用
されている。現在実用化されている液晶素子はほとんど
が、例えばM、5chadtとW、He1frich著
’Applied Physics Letters 
 Vo、18、No、4 (1971,2,15)、P
、127〜12Bの”Voltage−3penden
t  0ptical  Activity  of 
 aTwisted  Nematic  Liqui
d  Crystaビに示されたTN (twiste
d  nematic)型の液晶を用いたものである。
これらは、液晶の誘電的配列効果に基づいており、液晶
分子の誘電異方性のために平均分子軸方向が、加えられ
た電場により特定の方向を向(効果を利用している。こ
れらの素子の光学的な応答速度の限界はミリ秒であると
いわれ、多くの応用のためには遅すぎる。一方、大型平
面デイスプレィへの応用では、価格、生産性などを考え
合せると単純マトリクス方式による駆動が最も有力であ
る。単純マトリクス方式においては、走査電極群と信号
電極群をマトリクス状に構成した電極構成が採用され、
その駆動のためには、走査電極群に順次周期的にアドレ
ス信号を選択印加し、信号電極群には所定の情報信号を
アドレス信号と同期させて並列的に選択印加する時分割
駆動方式が採用される。
しかしこのような駆動方式の素子に前述したTN型の液
晶を採用すると走査電極が選択され、信号電極が選択さ
れない領域、或いは走査電極が選択されず、信号電極が
選択される領域(所謂“半選択点”)にも有限に電界が
かかってしまう。選択点にかかる電圧と、半選択点にか
かる電圧の差が充分に大きく、液晶分子を電界に垂直に
配列させるのに要する電圧闇値がこの中間の電圧値に設
定されるならば、表示素子は正常に動作するわけである
が、走査線数(N)を増やして行った場合、画面全体(
lフレーム)を走査する間に一つの選択点に有効な電界
がかかっている時間(d a t、 y比)がl/Nの
割合で減少してしまう。このために、くり返し走査を行
った場合の選択点と非選択点にかかる実効値としての電
圧差は、走査線数が増えれば増える程小さくなり、結果
的には画像コントラストの低下やクロストークが避は難
い欠点となっている。
このような現象は、双安定性を有さない液晶(電極面に
対し、液晶分子が水平に配向しているのが安定状態であ
り、電界が有効に印加されている間のみ垂直に配向する
)を時間的蓄積効果を利用して駆動する(即ち、繰り返
し走査する)ときに生ずる本質的には避は難い問題点で
ある。この点を改良するために、電圧平均化法、2周波
駆動法や、多重マトリクス法等が既に提案されているが
、いずれの方法でも不充分であり、表示素子の大画面化
や高密度化は、走査線数が充分に増やせないことによっ
て頭打ちになっているのが現状である。
この様な従来型の液晶素子の欠点を改善するものとして
、双安定性を有する液晶素子の使用がC1ark及びL
agerwallにより提案されている(特開昭56−
107216号公報、米国特許第4367924号明細
書等)。双安定性液晶としては一般に、カイラルスメク
テイツクC相(SmC*)又はH相(SmH本)を有す
る強誘電性液晶が用いられる。この強誘電性液晶は電界
に対して第1の光学的安定状態と第2の光学的安定状態
からなる双安定状態を有し、従って前述のTN型の液晶
で用いられた光学変調素子とは異なり、例えば一方の電
界ベクトルに対して第1の光学的安定状態に液晶が配向
し、他方の電界ベクトルに対しては第2の光学的安定状
態に液晶が配向される。また、この型の液晶は、加えら
れる電界に応答して、上記2つの安定状態のいずれかを
取り、且つ電界の印加のないときはその状態を維持する
性質(双安定性)を有する。
以上のような双安定性を有する特徴に加えて、強誘電液
晶は高速応答性であるという優れた特徴を持つ。それは
強誘電液晶の持つ自発分極と印加電場が直接作用して配
向状態の転移を誘起するためであり、誘電率異方性と電
場の作用による応答速度より3〜4オーダー速い。
このように強誘電液晶はきわめて優れた特性を潜在的に
有しており、このような性質を利用することにより、上
述した従来のTN型素子の問題点の多くに対して、かな
り本質的な改善が得られる。
特に、高速光学光シャッターや、高密度、大画面デイス
プレィへの応用が期待される。このため強誘電性を持つ
液晶材料に関しては広く研究がなされているが、現在ま
でに開発された強誘電性液晶材料は、低温作動特性、高
速応答性等を含めて液晶素子に用いる十分な特性を備え
ているとは云い難い。
応答速度を速くするには、 (ア)自発分極の大きさPsを大きくする(イ)粘度η
を小さくする (つ)印加電圧Eを高くする 方法がある。しかし印加電圧は、IC等で駆動するため
上限があり、出来るだけ低い方が望ましい。
よって、実際には粘度ηを小さくするか、自発分極の大
きさPsの値を大きくする必要がある。
−船釣に自発分極の大きい強誘電性カイラルスメクチッ
ク液晶化合物においては、自発分極のもたらすセルの内
部電界も大きく、双安定状態をとり得る素子構成への制
約が多くなる傾向にある。又、いたずらに自発分極を大
きくしても、それにつれて粘度も太き(なる傾向にあり
、結果的には応答速度はあまり速くならないことが考え
られる。
また、実際のデイスプレィとしての使用温度範囲が例え
ば5〜40℃程度とした場合、応答速度の変化が一般に
20倍程もあり、駆動電圧および周波数による調節の限
界を越えているのが現状である。
以上述べたように、強誘電性液晶素子を実用化するため
には、粘度が低く高速応答性を有し、かつ応答速度の温
度依存性の小さな強誘電性カイラルスメクチック液晶組
成物が要求される。
代表的な強誘電性液晶セルの構成は、ガラス基板上にI
TO等で電極パターンを形成し、その上にSiO2等で
上下基板のショート防止層を形成(約1000人)その
上にポリイミド(PI ;東1)社5P510,5P7
10等)膜を400人位の膜厚で形成し、さらに2丁膜
をラビング処理したものを上下対称な配向になるように
向い合わせて構成1ノ、その基板間隔を1〜3μmに保
つものである。
一方、このような条件下で配列した強誘電性液晶は、一
般に上下基板間をねじれた状態でつながり、−軸性の配
向を示さないことが知られている(スプレー配向)。こ
のような場合問題点のひとつに、液晶層の透過率が低い
ことがある。
透過光量は、分子配向の一軸性を仮定すると、クロスニ
コル下で入射光重。の強度に対してIの強度を得る。
ここで、Δnは屈折率異方性、dはセル厚、λは入射光
の波長、θaは双安定状態間の角度(チルI・角)であ
る。
前述のセルを用い、スプレー配向を採った場合、現状で
はθaは5°〜8°である。Δndπ/λのコントロー
ルは、物性的に簡単には行えないので、θaを大きくし
てIを太き(したいが、スタティックな配向手法によっ
てはなかなか達成出来ない。
このような問題に対して、強誘電性液晶のΔε項のトル
クを用いることにより、θaを広げられることが知られ
ている(1983年SIDでATTにより発表、特開昭
61−245142.61−246722.61−24
6723.61−246724.61−249024.
6l−249025)。
液晶のΔεが負であると、液晶分子は電界印加により基
板に平行になろうとする。この特性を利用、すなわち、
スイッチング時以外にも一定の実効的な電界を印加する
ことにより、かかるねじれ配列を解消し、θaを増大さ
せて、透過率を上げることができる(ACスタビライズ
効果)。
状態のスイッチングに関するFLC分子に働(トルク「
P8、ACスタビライズ効果に関してFLC分子に働(
トルクF眞とは、各々次のような物性に比例する。
「Ps (1) Ps oE ・・・・・・凹曲間・・
・・・凹曲 (2)rΔe(3) −Δε・εo−E2
  曲・・・・・曲・曲(3)(3)式によっても明ら
かなようにFLCのΔεの符号及び絶対値がきわめて重
要な役割を示すことがわかる。
Δεに関する物性が異なる値を持つ4種のFLCのV 
r m sに対するθaの変化を第4図に示した。
測定はPsによる影響を除(ために60 K Hzの矩
形交流で行った。
(I)はΔe−−−5.5、(II)はΔe−−−3.
0゜(I[I)はΔe −−−0、(IV )はΔt:
 〜1.0である。
グラフを見てもわかるようにΔεが負に大きい極低電圧
でθaが大きくなり、従って、■に貢献することがわか
る。
この(1)と(m)を用いた場合の透過率の差を比較し
てみると(I)では15%なのに対し、(II)では6
%であり明らかな差があった(60KHz±8v 矩形
波印加時)。
以上の例でも知られるように、ΔεとPsの物性をコン
トロールすることにより、5SFLCの表示特性を大き
く変えることができる。
強誘電性液晶組成物のΔεを負に太き(するためには、
Δεが負で、その絶対値が大きな材料を混合することが
一番有効である。例えば、分子の短軸方向に、ハロゲン
やシアノ基を導入したり、分子環骨格にペテロ原子を導
入したりすることによりΔεの大きな化合物を得ること
ができる。
Δε<Oの化合物の誘電異方性は、構造によってその大
きさに差がある。例を下に示す。
2 ≦  ε   ≦ 5 N 5く さ く  10 N ε   〈 2 ε >  10 ※R,R’  はアルキル基を示す。
大きく分類すると、1ε1≦2(1Δε1小)の化合物
、2く1ε]≦10(1Δε1中)の化合物、Δεl>
10(lΔε1大)の3種に分けることが出来る。1Δ
ε1小のものは、1Δε1を増大させる効果は殆どない
。jΔε1大のものは]Δε増大に大変有効な材料であ
る。現在のところ、ジシアノハイドロキノン誘導体のみ
が1Δε1大材料である。
しかしながら、ジシアノハイドロキノン誘導体は、1Δ
ε1増大効果は大きいものの、粘性が高いため、その含
有比率が増加するとスイッチング特性を悪(する傾向が
ある。
一方、1Δε1が中程度のものの中には1Δε増大効果
は1ΔεI大 成分よりは小さいが、ある程度粘性の低
いものもある。
以上のことから、スイッチング特性が良好で、かつ、A
Cスタビライズ効果を有する液晶組成物およびこれを含
む液晶素子を得るためには、誘電異方性が負の化合物、
好ましくは1Δε1〉2の化合物の選択、混合相手およ
び混合比率をくふうする必要がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、強誘電性液晶素子を実用できるように
応答速度が速く、しかもその応答速度の温度依存性が軽
減されたカイラルスメクチック液晶組成物およびかかる
液晶組成物を使用する液晶素子を提供することにある。
本発明の他の目的は、本発明の液晶組成物に、さらに誘
電異方性が負の液晶性化合物を混合することによりAC
スタビライズ効果をもたせ、表示特性を大きく向上させ
られる液晶素子を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は下記一般式(1) (ただし、R,はC1〜CI4の直鎖状のアルキル基、
R2は01〜CI4の置換基を有していてもよい直鎖状
又は分岐状のアルキル基、xlは単結合、−〇−又は−
CO−) 1 で示される化合物の少なくとも1種と、下記一般式(I
I) (ただし、R3はC2〜C18の置換基を有していても
よい直鎖状又は分岐状のアルキル基、 R41;IC,〜CIGの直鎖状のアルキル基、す で示される化合物の少なくとも1種と、さらに、誘電異
方性が負の液晶性化合物の少なくとも1種とを含有する
ことを特徴とする強誘電性カイラルスメクチック液晶組
成物ならびに該液晶組成物を一対の電極基板間に配置し
てなる液晶素子を提供するものである。
また本発明は、該誘電異方性が負の液晶性化合物が、好
ましくはΔε<−2を示し、より好ましくはΔε<−5
、さらに好ましくはΔε<−10を示す液晶化合物を用
いて、前記強誘電性カイラルスメクチック液晶組成物に
さらに含有させた強誘電性カイラルスメクチック液晶組
成物ならびにそれを有する液晶素子を提供するものであ
る。
また本発明は、該誘電異方性が負の液晶性化合物が、下
記−殺伐(■−■)から(■−■)で示される中から選
ばれる化合物を用いて前記強誘電性カイラルスメクチッ
ク液晶組成物にさらに含有させた強誘電性カイラルスメ
クチック液晶組成物ならびにそれを有する液晶素子を提
供するものである。
一般式(■−■) (Ra、Rbは置換基を有していてもよい直鎖状又は分
岐状のアルキル基、 A、、Abがともに単結合の場合、XbIXeは単結合
であり、x、、xdは供に単結合又は供に一〇−でAs
、Afが同時に単結合にはならない。〕一般式(■−■
) Y、、Ybは、シアノ基、ハロゲン、水素、ただしYl
、Ybが同時に水素にはならない。〕一般式(■−■) R1,R1は置換基を有してもよい直鎖又は分岐のアル
キル基、ただしA、が単結合のとき直鎖アルキル基であ
り、Zlは一〇又は51 (Ra、 Rtは置換基を有していてもよい直鎖状又は
分岐状のアルキル基、 ただしA が単結合のときX は単結合であり、 (Ro、  Roは置換基を有していてもよい直鎖又は
分岐のアルキル基、 <、A+が単結合のときXkは単結合である。〕一般式
(■−■) Xl。
X、は単結合。
一〇− −co−−oc ]111 0      0 − OCH2− −CH2CH2− [:Rj、 Rmは置換基を有してもよい直鎖又は分岐
のアルキル基、 h A1は同時に単結合にならない。
t は単結合、−O−、−CO− 1 一0C−1 1 −CH2CH2− −CミC 〕 一般式 () 前述の一般式(I)で示される化合物において、より好
ましい化合物としては、Xlが一〇−もしくは−C〇−
である化合物を挙げることができる。
1] また、−殺伐(II )で示される化合物において、よ
り好ましい化合物例としては、R2が直鎖状のアルキル
基である化合物を挙げることができる。
また、前述の一般式(II )で示される化合物のうち
、好ましい化合物例としては、下記する( II −a
 )〜(II −h )式で示される化合物が挙げられ
る。
又、さらに上述の(II −a ) 〜(TI −b 
)式におけるx3の好ましい例としては、単結合、−0
−前記−殺伐 (I) で示される化合物の具体的な構 −6 造式を以下に示す。
−1 −7− −8 −3 −9 −4 −10 −5 −11 −12 !−18 −13 −19 4 −20 ■−15 −21 ■−16 ■−22 −17 −23 l−24 1−25 一般式(1)で示される化合物は下記に示すような合成
経路で得ることが出来る。
合成経路 −26 −27 −28 一般式(I)で示される化合物の代表的な合成例を以下
に示す。
合成例1(化合物No、1−17の合成)p−2−フル
オロオクチルオキシフェノール1.00g(4,16m
M)をピリジンloml、トルエン5mlに溶解させ、
トランス−4−n−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸
クロライド1 、30 g (6、OOm M )をト
ルエン5 m lに溶解した溶液を、5℃以下、20〜
40分間で滴下した。滴下後、室温で一晩撹拌し、白色
沈殿を得た。
反応終了後、反応物をベンゼンで抽出し、さらにこのベ
ンゼン層を蒸留水で洗ったのち、ベンゼン層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、ベンゼンを留去した。さらにシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、さらに
エタノール/メタノールで再結晶して、トランス−4−
n−ペンチルシクロヘキサンカルボン酸−p−2−フル
オロオクチルオキシフェニルエステル1.20g (2
,85mM)を得た。(収率68.6%) NMRデータ(ppm) 0.83〜2.83ppm (34H,m)4.00〜
4.50ppm (2H,q)7、llppm    
 (4H,5)IRデータ(c m−’ ) 3456、 2928. 2852. 1742. 1
508゜1470、 1248. 1200. 116
6、 1132゜854゜ 相転移温度(’C) (ここで、s3.S4+  S5+  S6は、SmC
*よりも秩序度の高い相を示す。) 前記−殺伐(n) で示される化合物の具体的な −6 構造式の例を以下に示す。
−1 −7 −2 −8 −3 −9 −4 −10 −5 −11 −12 −18 −13 −19 −14 −20 −15 −21 −16 −22 −17 −23 ○ 2−24 2−25 −26 −27 −28 −29 −36 8 −39 0 −41 ○ −30 −31 2 −33 −34 −35 −42 −43 −44 −45 −47 ○ −48 2 9 −59 −60 −61 −62 −63 I −64 −67 8 ○ 2−69 2−70 −71 −72 −73 −84 −85 −74 −75 −76− 77−7 −79 −86 −87 −88 −89 2−93 2−94 −95 −96 −97 −104 2−1.05 −106 −108 −109 −98 −99 −100 −101 −102 −103 −110 −112 −113 −114 −115 2−116 2−117 −121 C5Hb 一般式(n)で示される化合物の代表的な合成例を以下
に示す。
合成例2(化合物No、2−4の合成)5−ドデシル−
2−(4’ −ヒドロキシフェニル)ピリミジン1.O
g(2,94mmol)をトルエン4ml及びピリジン
4m、I2に溶かした。これにトルエン4mAに溶かし
たトランス−4−n−プロピルシクロヘキサンカルボン
酸クロリド(関東化学■製)0.55gを氷水浴中5℃
以下で徐々に滴下した。滴下終了後、室温で12時間撹
拌し、反応混合物を氷水100m、f’中に注入した。
6N塩酸で酸性側とした後、ベンゼンで抽出し、これを
水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄した
。硫酸マグネシウムにより乾燥した後、溶媒留去し、ク
リーム色の粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラ
フィーにより精製した後、さらにエタノール1酢酸エチ
ル混合溶媒から再結晶し、白色の標記化合物0.94g
を得た。(収率64.8%)相転移温度(0C) 合成例3(化合物No、2−72の合成)(r)トラン
ス−4−n−プロピルシクロヘキサンカルボン酸クロラ
イド1og (53,6mmoiりをエタノール30m
#にとかじ、これに少量のトリエチルアミンを加え室温
でio時間撹拌した。反応混合物を氷水100mJに注
入し、6N塩酸水溶液を加え酸性側とした後、イソプロ
ピルエーテルにより抽出した。有機層を洗液が中性とな
るまで水洗を繰り返した後、硫酸マグネシウムにより乾
燥した。溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、トランス−4−n−プロピルシクロ
ヘキサンカルボン酸エチルエステル9.9gを得た。
(II)水素化アルミニウムリチウム0.73g (1
9,1mmol)を乾燥エーテル30m1に添加し、1
時間加熱環流した。氷水洛中で10℃程度まで冷却した
後、乾燥エーテル30m1に溶かしたトランス−4−n
−プロピルシクロヘキサンカルボン酸エチルエステル5
g (25,5mmol)を徐々に滴下した。滴下終了
後、室温で1時間撹拌し、さらに1時間加熱環流させた
。これを酢酸エチル、6N塩酸水溶液で処理した後、氷
水200m1に注入した。
イソプロピルエーテルにより抽出した後、有機相を水、
水酸化ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、硫酸マグネ
シウムにより乾燥した。溶媒留去後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し、トランス−4−n−
プロピルシクロヘキシルメタノール3.5gを得た。
(■)トランス−4−n−プロピルシクロヘキシルメタ
ノール3.4g(22,4mmof)をピリジン20m
1に溶かした。これにピリジン20mfに溶かしたp−
t−ルエンスルホン酸クロライド5,3gを氷水浴中で
5℃以下に冷却しながら滴下した。室温で10時間撹拌
した後、氷水200m1に注入した。6N塩酸水溶液に
より酸性側とした後、イソプロピルエーテルで抽出した
。有機相を洗液が中性となるまで水洗を繰り返した後、
硫酸マグネシウムにより乾燥した。これを溶媒留去して
、トランス−4−n−プロピルシクロヘキシルメチル−
p−トルエンスルホネートを得た。
(rV)ジメチルホルムアミド40mj!に5−デシル
−2−(4’−ヒドロキシフェニル)ピリミジン6.3
g(20,2mmoA)を溶かした。これに85%水酸
化カリウム1.5gを加え、100℃で1時間撹拌した
これにトランス−4−n−プロピルシクロへキシルメチ
ル−p−トルエンスルホネート8.9gを加え、さらに
100℃で4時間撹拌した。反応終了後、これを氷水2
00m1に注入し、ベンゼンで抽出した。
有機相を水洗した後、硫酸マグネシウムにより乾燥した
。溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、これをさらにエタノール/酢酸エチル混合
溶媒から再結晶して、前記例示化合物No、2−72を
得た。
IR(cm”) : 2920、2840. 1608. 15841428
、 1258. 1164.800相転移温度 (℃) (Sm2はSmA。
S m C以外のスメクチック相1 未同定) 前記−殺伐(■−■)から(■−■)で表わされる液晶
性化合物の具体的な構造式の例を以下に示す。但し、(
m)式において、各Rが示すアルキル基の炭素数は1〜
18、好ましくは4〜16、より好ましくは6〜12を
示す。
一般式(■−■) (3−4) (3−5) (3−1) (3−6) す (3−2) (3−7) す (3−3) (3−8) (3−9) (3−10) (3−11) (3−12) (3−13) (3−19) (3−20) (3−21) (3−22) (3−23) す す す (3−14) (3−15) (3−16) (3−17) (3−18) (3−24) (3−25) (3−26) (3−27) (3−28) り り (3−29) (3−30) (3−31) (3−32) (3−33) (3−39) (3 40) (3−41) (3−42) (3−43) (3−34) (3−35) (3−36) (3−37) (3−38) (3−44) (3−45) (3−46) (3−47) (3−48) C す r す m (3−49) (3−50) (3−51) (3−52) (3−53) (3−59) (3−60) (3−61) (3−62) (”JN ρN す N す N (′N (3−54) (3−55) (3−56) (3−57) (3−58) (3−63) (3−64) (3−65) (3−66) (3−67) r す り り (3−68) (3−69) (3−75) (3 76) (3−77) (3−78) (3−79) し し り 一般式(■−■) (3−70) (3−71) (3−72) (3,−73) (3−74) (3−80) (3−81) (3−82) (3−83) (3−84) す す (3−85) (3−86) (3−87) (3−88) (3−89) (3−96) 。
(3−97) (3−98) (3−99) す 一般式(■−■) (3−91) (3 92) (3−93) (3 94) (3−101) (3−102) (3−103) (3−104) (3−106) (3−107) (3−108) (3−109) (3−116) (3−117) (3−118) (3−119) (3−111) (3−112) (3−113) (3−114) (3−120) −殺伐(■−■) (3−122) (3−123) (3−124) (3−125) (3−132) (3−133) (3−134) (3−135) (3−127) (3−128) (3−129) (3 130) (3−137) (3−138) (3−139) (3−140) (3−142) (3−143) (3−144) (3−145) (3−151) (3−147) (3−148) (3−149) (3−150) 一般式(■−■) (3−153) (3−154) (3−156) N N (3−158) (3−159) (3−160) (3−161) (3−168) (3−169> (3−170) (3−171) N N N N N N N N (3−163) (3−164) (3−165) (3−166) (3−173) (3−174) (3−175) (3−176) N N N N N N N (3−178) (3−183) N (3−179) (3−184) N (3−180) (3−185) N (3−181) (3−186) N 本発明の液晶組成物は前記一般式(1)で示される化合
物の少な(とも1種と、前記一般式(II)で示される
化合物の少なくとも1種と、他の液晶性化合物1種以上
とを適当な割合で混合することにより得ることができる
本発明の他の目的の液晶組成物は、上記液晶組成物にさ
らに誘電異方性が負の液晶性化合物を少なくとも1種以
上適当な割合で混合することにより得ることができる。
また、本発明による液晶組成物は、強誘電性液晶組成物
、特に強誘電性カイラルスメクチック液晶組成物が好ま
しい。
本発明で用いる他の液晶性化合物の具体例を下記にあげ
る。
(1) (5) (6) (49) (50) (56) (57) (58) (59) (60) (66) (67) (61) υ (62) υ (63) (64) (65) 本発明の強誘電性液晶組成物において、本発明の一般式
(I)で示される液晶性化合物、−殺伐(II)で示さ
れる液晶性化合物、それぞれと、上述した他の液晶性化
合物一種以上、あるいは、それを含む液晶性組成物(液
晶材料と略す)との配合割合は、液晶材料100重量部
当り、本発明−殺伐(I)、−殺伐(I[)で示される
液晶性化合物それぞれを1〜300重量部、より好まし
くは2〜100重量部とすることが好ましい。
また、本発明の一般式(I)、−殺伐(II)で示され
る液晶性化合物のいずれか、あるいは全てを2種類以上
用いる場合も他の液晶材料との配合割合は、前述した液
晶材料100重量部当り、本発明−殺伐(I)、−殺伐
(II)で示される液晶性化合物のいずれか、あるいは
全ての2種以上の混合物を、1〜500重量部、より好
ましくは2〜100重量部とすることがのぞましい。
また、−殺伐(I)で示される液晶性化合物に対する一
般式(n)で示される液晶性化合物の重】比[−殺伐(
I)/−殺伐(■)]は1/300から300/1であ
り、好ましくは1150から50/1であることが望ま
しい。
一般式(I)、−殺伐(n)で示される液晶性化合物の
それぞれ2種以上用いる場合、−殺伐(1)/−殺伐(
n)は11500から500/ 1であり、好ましくは
1150から50/lであることが望ましい。
また、−殺伐(I)で示される液晶性化合物と、−殺伐
(II)で示される液晶性化合物の総量と、上述した液
晶材料との配合割合は、−殺伐(I)と−殺伐(II)
の総量100重】部当り、他の液晶材料を2〜600重
量部、好ましくは4〜200重量部とすることが望まし
い。
また、−殺伐(I)、−殺伐(II)で示される液晶性
化合物のそれぞれを2種以上用いる場合も、−殺伐(I
)で示される液晶性化合物と一般式(II)で示される
液晶性化合物の総Iと、上述した液晶材料との配合割合
は、−殺伐(I)と−殺伐(rl)の総量100重量部
当り、上述した液晶材料を2〜i ooo重1部、好ま
しくは4〜200重量部とすることが望ましい。
さらに、誘電異方性が負の成分を含有する強誘電性液晶
組成物中における誘電異方性が負の成分の含有1は、1
〜98重量%である。特にΔε<−2の成分を用いる場
合、Δε<−2の成分の含有量は、1〜70重量%、好
ましくは1〜50重1%とすることが望ましい。
一般式(I)で示される液晶性化合物と、−殺伐(I[
)で示される液晶性化合物と、誘電異方性が負の成分と
の総量は、本発明の強誘電性液晶組成物中において、3
〜100重量%含有される。
本発明で用いる誘電異方性が負の液晶性化合物の誘電異
方性の大きさは、1εl〉2であることが好ましい。
第1図は強誘電性液晶素子の構成の説明のために、本発
明の強誘電性液晶層を有する液晶素子の一例の断面概略
図である。
第1図において符号1は強誘電性液晶層、2はガラス基
板、3は透明電極、4は絶縁性配向制御層、5はスペー
サー、6はリード線、7は電源、8は偏光板、9は光源
を示している。
2枚のガラス基板2には、それぞれIn 203+Sn
O2あるいはITO(Indium−Tin  0xi
de)等の薄膜から成る透明電極が被覆されている。そ
の上にポリイミドの様な高分子の薄膜をガーゼやアセテ
ート植毛布等でラビングして、液晶をラビング方向に並
べる絶縁性配向制御層が形成されている。また絶縁物質
として例えばシリコン窒化物、水素を含有するシリコン
炭化物、シリコン酸化物、硼素窒化物、水素を含有する
硼素窒化物、セリウム酸化物、アルミニウム酸化物、ジ
ルコニウム酸化物、チタン酸化物やフッ化マグネシウム
などの無機物質絶縁層を形成し、その上にポリビニルア
ルコール、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステ
ルイミド、ポリバラキシレン、ポリエステル、ポリカー
ポネー1−、ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、
ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリスチレン、セルロー
ス樹脂、メラミン樹脂、ユリャ樹脂、アクリル樹脂やフ
ォトレジスト樹脂などの有機絶縁物質を配向制御層とし
て、2層で絶縁性配向制御層が形成されていてもよく、
また無機物質絶縁性配向制御層あるいは有機物質絶縁性
配向制御層単層であっても良い。この絶縁性配向制御層
が無機系ならば蒸着法などで形成でき、有機系ならば有
機絶縁物質を溶解させた溶液、またはその前駆体溶液(
溶剤0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜10重I
%)を用いて、スピンナー塗布法、浸漬塗布法、スクリ
ーン印刷法、スプレー塗布法、ロール塗布法等で塗布し
、所定の硬化条件下(例えば加熱下)で硬化させ形成さ
せることができる。
絶縁性配向制御層の層厚は通常30人〜1μm、好まし
くは30人〜3000人、さらに好ましくは50人〜1
000人が適している。
この2枚のガラス基板2はスペーサー5によって任意の
間隔に保たれている。例えば所定の直径を持つシリカビ
ーズ、アルミナビーズをスペーサーとしてガラス基板2
枚で挾持し、周囲をシール材、例えばエポキシ系接着材
を用いて密封する方法がある。その他スペーサーとして
高分子フィルムやガラスファイバーを使用しても良い。
この2枚のガラス基板の間に強誘電性液晶が封入されて
いる。
強誘電性液晶が封入された強誘電性液晶層は、一般には
0.5〜20μm1好ましくは1〜5μmである。
また、この強誘電性液晶は室温を含む広い温度域(特に
低温側)でSmC*相(カイラルスメクチックC相)を
有し、かつ、素子とした場合には駆動電圧マージン、お
よび駆動温度マージンが広いことが望まれる。
また、特に素子とした場合に良好な均−配向性を示しモ
ノドメイン状態を得るには、その強誘電性液晶は等吉相
からch相(コレステリック相)−3mA相(スメクチ
ック人相)−SmC*相(カイラルスメクチックC相)
という相転移系列を有していることが望ましい。
透明電極3からはリード線によって外部電源7に接続さ
れている。
またガラス基板2の外側には偏光板8が貼り合わせであ
る。
第1図は透明型なので光源9を備えている。
第2図は強誘電性液晶素子の動作説明のために、セルの
例を模式的に描いたものである。21aと21bit(
−れぞれIn 2031 SnO2;bシイハlT。
(Indium−Tin  0xide)等の薄膜から
なる透明電極で被覆された基板(ガラス板)であり、そ
の間に液晶分子層22がガラス面に垂直になるよう配向
したSmC*相またはSmH*相の液晶が封入されてい
る。太線で示した線23が液晶分子を表わしており、こ
の液晶分子23はその分子に直交した方向に双極子モー
メント(P上)24を有している。基板21aと21b
上の電極間に一定の閾値以上の電圧を印加すると、液晶
分子23のらせん構造がほどけ、双極子モーメン!・(
P土)24がすべて電界方向に向くよう、液晶分子23
は配向方向を変えることができる。液晶分子23は細長
い形状を有しており、その長袖方向と短軸方向で屈折率
異方性を示し、従って例えばガラス面の上下に互いにク
ロスニフルの偏光子を置けば、電圧印加極性によって光
学特性が変わる液晶光学変調素子となることは容易に理
解される。
本発明の光学変調素子で好ましく用いられる液晶セルは
、その厚さを充分に薄く(例えば10μ以下)すること
ができる。このように液晶層が薄くなるにしたがい、第
3図に示すように電界を印加していない状態でも液晶分
子のらせん構造がほどけ、その双極子モーメントPaま
たはpbは上向き(34a)または下向き(34b)の
どちらかの状態をとる。このようなセルに、第3図に示
す如く一定の閾値以上の極性の異る電界EaまたはEb
を電圧印加手段31aと31bにより付与すると、双極
子モーメントは電界EaまたはEbの電界ベクトルに対
応して上向き34aまたは下向き34bと向きを変え、
それに応じて液晶分子は、第1の安定状態33aかある
いは第2の安定状態33bの何れか一方に配向する。
このような強誘電性を光学変調素子として用いることの
利点は先にも述べたが2つある。
その第1は、応答速度が極めて速いことであり、第2は
液晶分子の配向が双安定性を有することである。第2の
点を例えば第3図によって更に説明すると、電界Eaを
印加すると液晶分子は第1の安定状態33aに配向する
が、この状態は電界を切っても安定である。また、逆向
きの電界Ebを印加すると、液晶分子は第2の安定状態
33bに配向してその分子の向きを変えるが、1.やは
り電界を切ってもこの状態に留っている。また与える電
界EaあるいはEbが一定の閾値を越えない限り、それ
ぞれ前の配向状態にやはり維持されている。
以下実施例により本発明について更に詳細に説明するが
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 下記例示化合物を下記の重1部で混合し、液晶性組成物
1−Aを作成した。
例示化合物No、        構造式%式% 構造式 重量部 この液晶組成物1−Aに対して例示化合物1−3.2−
8をそれぞれ下記の重量部で混合し、液晶組成物1−B
を得た。
例示化合物No。
構造式 次に、これらの液晶組成物を以下の手順で作製したセル
を用いて、光学的な応答を観察した。
2枚の1 、1 m m厚のガラス板を用意し、それぞ
れのガラス板上にITO膜を形成し、電圧印加電極を作
成し、さらにこの上にSiO□を蒸着させ絶縁層とした
この基板上にポリイミド樹脂前駆体[東し■5P−51
0] 1.0%ジメチルアセトアミド溶液を回転数30
0Or、p、mのスピンナーで15秒間塗布した。成膜
後、60分間、3000C加熱縮合焼成処理を施した。
この時の塗膜の膜厚は約120人であった。
この焼成後の被膜には、アセテート植毛布によるラビン
グ処理がなされ、その後イソプロピルアルコール液で洗
浄し、平均粒径1.5μmのシリカビーズを一方のガラ
ス板上に散布した後、それぞれのラビング処理軸が互い
に平行となる様にし、接着シール剤[リクソンボンド(
チッソH)]を用いてガラス板をはり合わせ、60分間
、100℃にて加熱乾燥しセルを作成した。このセルの
セル厚をベレツク位相板によって測定したところ約1.
5μmであった。
このセルに上述の液晶組成物1−Bを等方性液体状態で
注入し、等吉相から20℃/hで25℃まで徐冷するこ
とにより、強誘電性液晶素子を作成した。
この強誘電性液晶素子を用いて、ピーク・トウ・ピーク
電圧V pp = 25 Vの電圧印加により直交ニコ
ル下での光学的な応答(透過光量変化0〜90%)を検
知して応答速度(以後光学応答速度という)を測定した
。その結果を次に示す。
10℃   25℃   40°C 応答速度   365μsec   95μsec  
  35μsecまた、25℃におけるこの駆動時のコ
ントラストは13で、明瞭なスイッチング動作が観察さ
れた。
比較例1 実施例1で使用した液晶組成物1−Bのうち例示化合物
No. 1 − 3を混合せずに1−Aに対して例示化
合物No. 2 − 8のみを混合した液晶組成物1.
−Cと例示化合物No、2−8を混合せずに1−Aに対
して例示化合物No. l − 3のみを混合した液晶
組成物1−Dを作成した。
液晶組成物1−Bを用いる代わりに液晶組成物1−A、
1−C及びl−Dをセル内に注入する以外は、全〈実施
例1と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応
答速度を測定した。その結果を次に示す。
応答速度  10℃    25°0   40℃1−
A   620 μsec    170 μsec 
  52 μsec1−C515μsec    14
0μsec   45μ5ec1−D   440 μ
sec    120 μsec   40 μsec
実施例1と比較例1より明らかな様に、本発明による液
晶組成物1−Bを含有する強誘電性液晶素子の方が、低
温における作動特性、高速応答性が改善され、かつ応答
速度の温度依存性が軽減されている。
実施例2 実施例1で使用した液晶組成物1−Aに対して、以下に
示す例示化合物を以下に示す重量部で混合して液晶組成
物2−Bを得た。
−17 す −100 −104 これを用いた他は実施例1と同様の方法で強誘電性液晶
素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を
測定し、スイッチング状態等を観察した。この液晶素子
内の均−配向性は良好であり、モノドメイン状態が得ら
れた。測定結果を次に示す。
応答速度 10℃     25℃     40”C370μs
ec     93 μsec    35 μsec
また、25℃におけるこの駆動時のコントラストは13
で、明瞭なスイッチング動作が観察され、電圧印加を止
めた際の双安定性も良好であった。
比較例2 実施例2で使用した液晶組成物2−Bのうち例示化合物
No、 1−17を混合せずに 1−Aに対して例示化
合物No、2−100. 2−104のみを混合した液
晶組成物2−Cと例示化合物No、2−100.2−1
04を混合せずにl−Aに対して例示化合物No、 1
−17のみを混合した液晶組成物2−Dを作成した。
液晶組成物1−Bを用いる代わりに液晶組成物2−C及
び2−Dをセル内に注入する以外は、全(実施例1と同
様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を
測定した。その結果を次に示す。
応答速度 10℃    25℃    40°C2−
C510μsec    135 μsec   45
 μ5ec2−0  435 p sec    12
5 μsec   40μsec実施例2と比較例2よ
り明らかな様に、本発明による液晶組成物2−Bを含有
する強誘電性液晶素子の方が、低温における作動特性、
高速応答性が改善され、かつ応答速度の温度依存性が軽
減されている。
実施例3 実施例1で使用した液晶組成物1−Aに対して、以下に
示す例示化合物を以下に示す重量部で混合して液晶組成
物3−Bを得た。
−22 −9 −12 に れを用いた他は実施例1と同様の方法で強誘電性液晶素
子を作成し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を測
定し、スイッチング状態等を観察した。この液晶素子内
の均一配向性は良好であり、モノドメイン状態が得られ
た。測定結果を次に示す。
応答速度 10℃     25°C40℃ 355 μsec   90 μsec    35 
μsecまた、25°Cにおけるこの駆動時のコントラ
ストは13で、明瞭なスイッチング動作が観察され、電
圧印加を止めた際の双安定性も良好であった。
す −15 す −A 3 比較例3 実施例3で使用した液晶組成物3−Hのうち例示化合物
No、1−22を混合せずに 1−Aに対して例示化合
物No、2−9.2−12. 2−15のみを混合した
液晶組成物3−Cと例示化合物No、2−9.2−12
゜2−15を混合せずに1−Aに対して例示化合物No
、1−22のみを混合した液晶組成物3−Dを作成した
液晶組成物1−Bを用いる代わりに液晶組成物3−C及
び3−Dをセル内に注入する以外は、全(実施例1と同
様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を
測定した。その結果を次に示す。
応答速度 10℃    25℃    40℃3−C
520μsec   140μsec   45μ5e
c3−D   450 μsec    130 μs
ec   40μsec実施例3と比較例3より明らか
な様に、本発明による液晶組成物3−Bを含有する強誘
電性液晶素子の方が、低温における作動特性、高速応答
性が改善され、かつ応答速度の温度依存性が軽減されて
いる。
実施例4 下記例示化合物を下記重世部で混合し、液晶組成物4−
Aを作成した。
例示化合物No、        構造式例示化合物N
o、        構造式67  C4H,oCH2
C1(20@−COO@@−CoOC,H,。
57C3゜H2,0−@−Coo@QC,H,。
60C1゜H21@剪◎鵡11□7 重量部 0 この液晶組成物4−Aに対して例示化合物1−10、 
2−1. 2−4をそれぞれ下記の重量部で混合し、液
晶組成物4−Bを得た。
これを用いた他は実施例1と同様の方法で強誘電性液晶
素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を
測定し、スイッチング状態等を観察した。この液晶素子
内の均一配向性は良好であり、モノドメイン状態が得ら
れた。測定結果を次に示す。
10℃   25℃   40℃ 応答速度   1280μsec  320μsec 
  120μSeCまた、25℃におけるこの駆動時の
コンI・ラストは12で、明瞭なスイッチング動作が観
察され、電圧印加を止めた際の双安定性も良好であった
す −A 3 比較例4 実施例4で使用した液晶組成物4−Hのうち例示化合物
No、 1−10を混合せずに4−Aに対して例示化合
物No、2−4.2−1を混合した液晶組成物4−Cと
例示化合物No、2−1.2−4を混合せずに4−Aに
対して例示化合物No、 1−10のみを混合した液晶
組成物4−Dを作成した。
液晶組成物1−Bを用いる代わりに液晶組成物4−A、
4−C及び4−Dをセル内に注入する以外は、全(実施
例1と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応
答速度を測定した。その結果を次に示す。
応答速度 10℃    25°C40℃4−A   
2000 μsec   530 μsec   16
81t 5ec4−Cl800 μsec   465
 μsec   145 μ5ec4−D   l62
0 μsec   400 μsec   135μs
ec実施例4と比較例4より明らかな様に、本発明によ
る液晶組成物4−Bを含有する強誘電性液晶素子の方が
、低温における作動特性、高速応寄性が改善され、かつ
応答速度の温度依存性が軽減されている。
実施例5 実施例4で使用した液晶組成物4−Aに対して、以下に
示す例示化合物を以下に示す重量部で混合1〕で液晶組
成物5−Bを得た。
−73 0 これを用いた他は実施例1と同様の方法で強誘電性液晶
素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を
測定し、スイッチング状態等を観察した。この液晶素子
内の均−配向性は良好であり、モノドメイン状態が得ら
れた。測定結果を次に示す。
応答速度 10°C25°0     40℃ 1250 μsec   315μsec    11
5μsecまた、25℃におけるこの駆動時のコントラ
ストはI3で、明瞭なスイッチング動作が観察され、電
圧印加を止めた際の双安定性も良好であった。
比較例5 実施例5で使用した液晶組成物5−Bのうち例示化合物
No、 l −3、l −16を混合せずに4−Aに対
して例示化合物No、2−73のみを混合した液晶組成
物S−Cと例示化合物No、 2−73を混合せずに4
−Aに対して例示化合物No、 1−3 、 1−16
のみを混合した液晶組成物5−Dを作成した。
液晶組成物1−Bを用いる代わりに液晶組成物5−C及
び5−Dをセル内に注入する以外は、全〈実施例1と同
様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を
測定した。その結果を次に示す。
応答速度 10℃    25°C40°C3−C18
30μsec   470 μsec    145μ
5ee5−D   I400μsec   355μs
ec    12(14zsec実施例5と比較例5よ
り明らかな様に、本発明による液晶組成物5−Bを含有
する強誘電性液晶素子の方が、低温における作動特性、
高速応答性が改善され、かつ応答速度の温度依存性が軽
減されている。
実施例6 下記例示化合物を下記重量部で混合し、成物6−Aを作
成した。
例示化合物No、        構造式%式% 構造式 重量部 この液晶組成物6−Aに対して例示化合物117、2−
12. 2−16をそれぞれ下記の重量部で混合し、液
晶組成物6−Bを得た。
例示化合物No。
構造式 これを用いた他は実施例1と同様の方法で強誘電性液晶
素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を
測定し、スイッチング状態等を観察した。この液晶素子
内の均−配向性は良好であり、モノドメイン状態が得ら
れた。測定結果を次に示す。
10℃   25°0   40℃ 応答速度  1230μsec  330μsec  
 110μsecまた、25℃におけるこの駆動時のコ
ントラストは14で、明瞭なスイッチング動作が観察さ
れ、電圧印加を止めた際の双安定性も良好であった。
比較例6 実施例6で使用した液晶組成物6−Hのうち例示化合物
No、 1−17を混合せずに6−Aに対して例示化合
物No、2−12. 2−16のみを混合した液晶組成
物6−Cと例示化合物No、2−12.2−16を混合
せずに4−Aに対して例示化合物No、 l −17の
みを混合した液晶組成物6−Dを作成した。
液晶組成物1−Bを用いる代わりに液晶組成物6−A、
6−C及び6−Dをセル内に注入する以外は、全〈実施
例1と同様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応
答速度を測定した。その結果を次に示す。
応答速度 10℃    25℃    40℃6−A
   1600 μsec   430 μsec  
  120 μ5ec6−Cl520 μsec   
4101t see    120μ5ec6−D  
 1475μsec   375μsec    11
5μsec実施例6と比較例6より明らかな様に、本発
明による液晶組成物6−Bを含有する強誘電性液晶素子
の方が、低温における作動特性、高速応答性が改善され
、かつ応答速度の温度依存性が軽減されている。
実施例7 実施例6で使用した液晶組成物6−Aに対して、以下に
示す例示化合物を以下に示す重量部で混合して液晶組成
物7−Bを得た。
応答速度 10℃     25°C40°C 1210μsec   325μsec    110
μsecまた、25℃におけるこの駆動時のコントラス
I・は11で、明瞭なスイッチング動作が観察され、電
圧印加を止めた際の双安定性も良好であった。
これを用いた他は実施例1と同様の方法で強誘電性液晶
素子を作成し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を
測定し、スイッチング状態等を観察した。この液晶素子
内の均一配向性は良好であり、モノドメイン状態が得ら
れた。測定結果を次に示す。
比較例7 実施例7で使用した液晶組成物7−Bのうち例示化合物
No、1−25を混合せずに6−Aに対して例示化合物
No、2−66のみを混合した液晶組成物7−Cと例示
化合物No、2−66を混合せずに6−Aに対して例示
化合物No、1−25のみを混合した液晶組成物7−D
を作成した。
液晶組成物1−Bを用いる代わりに液晶組成物7−C及
び7−Dをセル内に注入する以外は、全〈実施例1と同
様の方法で強誘電性液晶素子を作成し、光学応答速度を
測定した。その結果を次に示す。
応答速度 10℃    25°C40℃7−C156
0p sec   405 p sec    120
 μ5ec7−D   14304sec   365
μsec    115μsec実施例7と比較例7よ
り明らかな様に、本発明による液晶組成物7−Bを含有
する強誘電性液晶素子の方が、低温における作動特性、
高速応答性が改善され、かつ応答速度の温度依存性が軽
減されている。
実施例8〜15 実施例1.4. 6で用いた例示化合物および液晶性組
成物に代えて表1に示した例示化合物および液晶性組成
物を各重量部で用い8−B−15−Bの液晶性組成物を
得た。これらを用いた他は全〈実施例1と同様の方法に
より強誘電性液晶素子を作成し、実施例1と同様の方法
で光学応答速度を測定し、スイッチング状態等を観察し
た。それぞれの液晶素子内の均−配向性は良好であり、
モノドメイン状態が得られた。測定結果を表1に示す。
実施例16 実施例1で使用した液晶組成物1−Bに対して以下に示
す例示化合物を以下に示す重量部で混合して液晶組成物
16−Bを得た。
例示化合物ぬ     構造式       重量部−
B 0 この液晶組成物を用いた以外は、全〈実施例1と同様な
方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例1と同様の方
法で光学応答速度を測定した。
光学応答速度 10 ’0    25°0  40℃438 μse
c   107 μsec  39 μsecさらに、
上記液晶素子を用い、25°Cにおいて直交ニコル下で
チルト角を測定したところ、7.8″ であった。次に
60KHzの周波数で±8■の矩形波を印加しながらチ
ルト角を測定したところ、13.7’であった。この時
透過率を測定したところ14%であった。また同時にコ
ントラスト比を測定したところ70:1であった。
比較例16 液晶組成物1−Bに代えて、液晶組成物1−Aに前述の
Nct3−10の化合物を実施例16と同様な比率で含
有させた液晶組成物16−Cを作成した。
これら16−Cおよびl−A、1−Bの液晶組成物を用
いて実施例1と同様な方法でそれぞれ強誘電性液晶素子
を作成し、実施例1と同様な方法で光学応答速度を測定
した。
また、さらに、実施例16と全く同様な方法でチルト角
を測定した。結果を次に示す。
光学応答速度 10℃   25°C40’C I−A  620μsec  170μsec   5
2μ5ec1−8 365 μsec   95 μ5
ec35 μ5ec16−C772μsec  210
 μsec   60 μsecチルト角(25℃) 初期チルト角  ACスタビライズ時 (無電界時)   (60KHz、±8■矩形波印加時
)1−A    7.8°       8.0゜1−
8   7.7″′7.8゜ 16−0   8.0’        13.7゜実
施例16と比較例16により明らかな様に、本発明によ
る液晶組成物に誘電異方性が負の液晶性化合物を混合す
ることにより、応答特性が改善された上に、さらに、A
Cスタビライズ効果による表示方法に用いる場合、表示
特性が大幅に改善されることがわかった。
実施例17 実施例1で使用した液晶組成物1−Bに対して以下に示
す例示化合物を以下に示す重量部で混合して液晶組成物
17−Bを得た。
例示化合物N0      構造式       重量
部例示化合物Na 構造式 この液晶組成物を用いた以外は、全〈実施例1と同様な
方法で強誘電性液晶素子を作成し、実施例1と同様の方
法で光学応答速度を測定した。
光学応答速度 10℃      25℃     40°0432 
μsec    108 μsec    40 μs
ec化合物 0 さらに、上記液晶素子を用い、25°Cにおいて直交ニ
コル下でチルト角を測定したところ、8.5° であっ
た。次に60KHzの周波数で±8■の矩形波を印加し
ながらチルト角を測定したところ、14.2゜であった
。この時透過率を測定したところ14.9%であった。
また同時にコントラスト比を測定したところ59:1で
あった。
比較例17 液晶組成物1−Hに代えて、液晶組成物1−Aに前述の
魚3 90. 3 12. 3 112. 3 70゜
3−107.3−111.3−166の化合物を実施例
17と同様な比率で含有させた液晶組成物17−Cを作
成した。
これら17−Cおよび1−A、l−Bの液晶組成物を用
いて実施例1と同様な方法でそれぞれ強誘電性液晶素子
を作成し、実施例1と同様な方法で光学応答速度を測定
した。
また、さらに、実施例17と全(同様な方法でチルト角
を測定した。結果を次に示す。
光学応答速度 10℃   25℃   40℃ 1−A  620 μsec  170 μsec  
 52 μ5ec1−8 365 μsec   95
 μsec   35 μ5ec17−C775μse
c  207 μsec   62 μsec化合物を
混合することにより、応答特性が改善された上に、さら
に、ACスタビライズ効果による表示方法に用いる場合
、表示特性が大幅に改善されることがわかった。
チルト角(25°C) 初期チルト角  ACスタビライズ時 (無電界時)   (60KHz、±8V矩形波印加時
)1−A    7.8’        8.0゜1
−B    7.7°       7.8゜17−C
9,0°       13.7’実施例17と比較例
17により明らかな様に、本発明による液晶組成物に誘
電異方性が負の液晶性実施例8〜17より明らかな様に
、本発明による液晶性組成物8−B−17−Bを含有す
る強誘電性液晶素子は低温における作動特性、高速応答
速度が改善され、かつ応答速度の温度依存性が軽減され
ている。
また、実施例16.17より明らかな様に、本発明によ
る液晶組成物は、さらに、ACスタビライズ効果による
表示方法に用いる場合表示特性が大幅に改善されている
実施例18 実施例1及び比較例1で使用した液晶組成物をSiO□
を用いずに、ポリイミド樹脂だけで配向制御層を作成し
た以外は全〈実施例1と同様の方法で強誘電性液晶素子
を作成し、実施例1と同様の方法で光学応答速度を測定
した。その結果を次に示す。
10℃    25℃    40°CI −B   
355μsec    90μsec    35μ5
ec1−C510μsec    135μsec  
  4Clμ5ec1−D   420 μsec  
  120 μsec    40μ5ec1−A  
 600μsec    160μsec    50
μsec実施例18より明らかな様に、素子構成を変え
た場合でも本発明に従う強誘電性液晶組成物を含有する
素子は、他の液晶組成物を含む素子に比べ実施例1と同
様に低温作動特性が非常に改善され、かつ応答速度の温
度依存性が軽減されたものとなっている。
〔発明の効果〕
本発明の強誘電性液晶組成物を含有する素子は、スイッ
チング特性が良好で、作動特性の改善された液晶素子、
及び応答速度の温度依存性が軽減された液晶素子とする
ことができる。また、さらに本発明の特定の化合物を有
する強誘電性液晶組成物に誘電異方性が負の液晶性化合
物を含有することにより、前述の特徴を有したうえにさ
らにACスタビライズ効果による表示特性が大幅に改善
された液晶素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は強誘電性液晶を用いた液晶表示素子の一例の断
面概略図。 第2図および第3図は強誘電性液晶素子の動作説明のた
めに、素子セルの一例を模式的に表わす斜視図。 第4図はΔεの値の異なるFLCのVrmsに対するθ
aの変化を示す。 第1図において、 強誘電性液晶層 ガラス基板 透明電極 絶縁性配向制御層 スペーサー リード線 電源 偏光板 光源 入射光 透過光 第2図において、 1a 1b 2 基板 基板 強誘電性液晶層 3 4 第3図において、 1a 1b 3a 3b 4a 4b a b 液晶分子 双極子モーメント(P±) 電圧印加手段 電圧印加手段 第1の安定状態 第2の安定状態 上向きの双極子モーメント 下向きの双極子モーメント 上向きの電界 下向きの電界 Z1α

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、R_1はC_1〜C_1_4の直鎖状のアル
    キル基、R_2はC_1〜C_14の置換基を有してい
    てもよい直鎖状又は分岐状のアルキル基、X_1は単結
    合、−O−又は▲数式、化学式、表等があります▼) で示される化合物の少なくとも1種と、 下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、R_3はC_1〜C_1_8の置換基を有し
    ていてもよい直鎖状又は分岐状のアルキル基、 R_4はC_1〜C_1_0の直鎖状のアルキル基、X
    _2は単結合、−O−、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化
    学式、表等があります▼、Yは▲数式、化学式、表等が
    あります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−C
    H_2O−、−OCH_2−、▲数式、化学式、表等が
    あります▼、▲数式、化学式、表等があります▼は▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼)で
    示される化合物の少なくとも1種と、 さらに、誘電異方性(Δε)が負の液晶性化合物の少な
    くとも1種とを含有することを特徴とする強誘電性カイ
    ラルスメクチック液晶組成物。
  2. (2)前記誘電異方性が負の液晶性化合物がΔε<−2
    であるところの請求項1記載の強誘電性カイラルスメク
    チック液晶組成物。
  3. (3)前記誘電異方性が負の液晶性化合物がΔε<−5
    であるところの請求項2記載の強誘電性カイラルスメク
    チック液晶組成物。
  4. (4)前記誘電異方性が負の液晶性化合物がΔε<−1
    0であるところの請求項3記載の強誘電性カイラルスメ
    クチック液晶組成物。
  5. (5)前記誘電異方性が負の液晶性化合物が下記一般式
    (III−[1])から(III−[5])のいづれかで示さ
    れる化合物の中から選ばれることを特徴とする請求項1
    から4項記載の強誘電性カイラルスメクチック液晶組成
    物。 一般式(III−[1]) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔R_a、R_bは置換基を有していてもよい直鎖状又
    は分岐状のアルキル基、 X_a、X_dは単結合、−O−、▲数式、化学式、表
    等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、
    X_b、X_cは単結合、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−CH_
    2CH_2−、A_a、A_bは単結合、▲数式、化学
    式、表等があります▼(トランス)、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    (トランス・トランス)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(トランス)、▲数
    式、化学式、表等があります▼、A_a、A_bがとも
    に単結合の場合、X_b、X_cは単結合であり、X_
    a、X_dは供に単結合又は供に−O−であるか、又は
    X_aが▲数式、化学式、表等があります▼で、X_d
    が▲数式、化学式、表等があります▼である。 Y_a、Y_bは、シアノ基、ハロゲン、水素、ただし
    Y_a、Y_bが同時に水素にはならない。〕一般式(
    III−[2]) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔R_e、R_fは置換基を有していてもよい直鎖状又
    は分岐状のアルキル基、 X_e、X_hは単結合、−O−、▲数式、化学式、表
    等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、
    X_f、X_gは▲数式、化学式、表等があります▼、
    ▲数式、化学式、表等があります▼、単結合、A_e、
    A_fは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、
    化学式、表等があります▼、単結合、ただしA_e、A
    _fが同時に単結合にはならない。〕一般式(III−[
    3]) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔A_iは単結合、▲数式、化学式、表等があります▼
    、 A_jは単結合、▲数式、化学式、表等があります▼、
    ▲数式、化学式、表等があります▼、 R_i、R_jは置換基を有してもよい直鎖又は分岐の
    アルキル基、ただしA_jが単結合のとき直鎖アルキル
    基であり、Z_1は−O又はS、 X_i、X_kは単結合、−O−、▲数式、化学式、表
    等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、
    ▲数式、化学式、表等があります▼、X_jは単結合、
    ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、−CH_2O−、−OCH_2−、
    ただしA_iが単結合のときX_iは単結合であり、A
    _jが▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化
    学式、表等があります▼のときX_jは単結合ではなく
    、A_jが単結合のときX_kは単結合である。〕一般
    式(III−[4]) 〔R_l、R_mは置換基を有してもよい直鎖又は分岐
    のアルキル基、 A_l、A_mは単結合、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、▲数式、化学式、表等があります▼、ただしA
    _k、A_lは同時に単結合にならない。 X_lは単結合、−O−、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、▲数式、化学式、表等があります▼、X_mは
    単結合、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、
    化学式、表等があります▼、−CH_2O−、−OCH
    _2−、−CH_2CH_2−、−C≡C−〕 一般式(III−[3]) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔R_n、R_oは置換基を有していてもよい直鎖又は
    分岐のアルキル基、 X_n、X_qは単結合、−O−、▲数式、化学式、表
    等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、
    X_o、X_pは単結合、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−CH_
    2O−、−OCH_2−、−CH_2CH_2−、A_
    n、A_pは単結合、▲数式、化学式、表等があります
    ▼、▲数式、化学式、表等があります▼、A_oは▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、 Z_2は▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式
    、化学式、表等があります▼〕
  6. (6)請求項1記載の強誘電性カイラルスメクチック液
    晶組成物を1対の電極基板間に配置してなることを特徴
    とする液晶素子。
JP1147988A 1988-06-24 1989-06-09 強誘電性カイラルスメクチック液晶組成物およびこれを含む液晶素子 Pending JPH0312483A (ja)

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