JPH03121447A - ハロゲン化銀写真感光材材料の画像形成方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材材料の画像形成方法

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JPH03121447A
JPH03121447A JP13746190A JP13746190A JPH03121447A JP H03121447 A JPH03121447 A JP H03121447A JP 13746190 A JP13746190 A JP 13746190A JP 13746190 A JP13746190 A JP 13746190A JP H03121447 A JPH03121447 A JP H03121447A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、詳しくは印
刷用ハロゲン化銀写真感光材料の画像形成方法に関する
〔発明の背景〕
ファクシミリ用光源としては、近年He−Neレーザー
、LED及び半導体レーザーが用いられているのが通常
である。このような光源を使用するファクシミリの場合
、使用する感光材料に種々の特性が要求される。例えば
LEDの場合(発光波長660nm)に対してハロゲン
化銀写真感光材料が感光性を充分に有し、その感度は出
来るだけ高感度であることが好ましい。特に近年ファク
シミリの走行速度の高速度化に伴って、より高感度が要
求され、特にIO−1秒以下の露光を行う場合において
著しい。
一般に赤色波長域の分光感度を高めるためには、米国特
許2269234号、同2270378号、同2442
710号、同2454629号、同2776280号等
に記載されている色素が知られている。また特開昭62
−62355号、特開昭63−109436号等に記載
された強色増感が知られている。しかしいずれにおいて
も色素残色や高温下あるいは高温、高湿下では保存安定
性が劣るという問題があった。
また一方で画質を向上させるために線密度を上げること
が必要となってきたが、線密度を上げると感光材料に与
える光量の低下、露光ムラが日立つという問題点を新た
に生じてしまう。この開運のうち感度については、シボ
リを開けることにより露光量を増加させるという手段が
あるが、露光ムラが劣化してしまい好ましくない。
〔発明の目的〕
上記のごとき問題に対して、本発明の目的は第1に露光
による濃度ムラが少なく、画質の向上したハロゲン化銀
写真感光材料の画像形成方法を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、ハロゲン化銀写真感光材料を、発
光ダイオードを光源とする露光装置で露光する方法に宛
いて、該発光ダイオードのビームが、径8mm以上のシ
ポリを通り、ハロゲン化銀写真感光材料面上でのビーム
径が35μm以下である光源を用いて、特性曲線の濃度
0.3〜2.0で規定されるガンマ値が5以上のハロゲ
ン化銀写真感光材料を%5×IO−’秒より短い時間で
露光することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の
画像形成方法により達成される。
以下、本発明についてさらに具体的に説明する。
本発明において、ビーム径とは発光ダイオードのビーム
(光束)が、ハロゲン化銀写真感光材料面上にとどいた
ときの主走査線に対して垂直方向の巾であり、通常は線
密度である。
ここでガンマ値γは で求められる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の特性曲線を得る代
表的方法を以下に具体的に説明する。
■単分散度20以下の単分散乳剤 ■ハロゲン化銀粒子形成時に、硬調化させるのに充分な
量の水溶性ロジウム塩を存在させる。
■該感光材料中にヒドラジン誘導体を含有させる。
■該感光材料中にテトラゾリウム化合物を含有させる。
■該感光材料の感光層側のゼラチン付量を3.0g/m
2以下にする。
上記■〜■を単独又は併用することによって得られる。
以下さらに詳細に説明する。
本発明において、単分散乳剤が好ましい。単分散乳剤中
の単分散のハロゲン化銀粒子としては、平均粒径7を中
心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量
が、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるものが
好ましく、特に好ましくは70%以上、更に好ましくは
80%以上である。
ここに平均粒径7は、粒径riを有する粒子の頻度ni
とri3との積niX ri”が最大となるときの粒径
riを定義する。
(有効数字3桁、最小桁数字は四捨五入する。)ここで
言う粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合は、その
直径、又球状以外の形状の粒子の場合は、その投影像を
周面積の円像に換算した時の直径である。
粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万倍に
拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得られることができる。
(測定粒子個数は無差別に1ooo個以上ある事とする
。) 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤はによって定義
した単分散度が20以下のものであり、更に好ましくは
15以下のものである。
ここに平均粒径及び粒径標準偏差は前記定義のriから
求めるものとする。単分散乳剤は特開昭54−4852
1号、同58−49938号及び同60−122935
号公報等を参考にして得ることができる。
次にロジウム塩について、例えば水溶性ロジウム塩とし
ては、従来知られているものが任意に用いられ、代表的
には(NasRhCff)、(JRhBra)、塩化ロ
ジウムアンミン錯体、ロジウムトリクロライド等が用い
られる。
含有させるロジウム塩の量は、ハロゲン化fl1モル当
たり10−6〜1O−6モルであるが、より好ましくは
1O−6〜io−’モルである。
ロジウム塩の添加時期は、一般にはハロゲン化銀の生成
時が特に好ましいが、その後の任意の時期であることも
できるし、分割して用いることもできる。
上記露光方法に用いられるハロゲン化銀写真感光材料は
、10−6〜1O−8モル/AgX1モルの水溶性イリ
ジウム塩の存在下で粒子形成されたハロゲン化銀写真感
光材料であることが好ましい。水溶性イリジウム塩とし
ては、K、IrCQ、、Na、IrC12,、に、Ir
CQ、など従来知られているものが任意に用いられる。
次に本発明に用いられるヒドラジン化合物については下
記一般式(II)で表される。
式中、RlXは1価の有機残基を表し、R8!は水素原
子または1価の有機残基を表し、Q、、及びQxzは水
素原子、アルキルスルホニル基(置換基を有するものも
含む)、アリールスルホニル基(置換基を有するものも
含む)を表し、 x!Iは酸素原子またはイオウ原子を
表す。一般式(II)で表される化合物のうち、x!l
が酸素原子であり、かつR1!が水素原子である化金物
が更に好ましい。
上記R□及びR1の1価の有機残基としては、芳香族残
基、複素環残基及び脂肪族残基が包含される。
芳香族残基としては、フェニル基、ナフチル基又ヒこれ
らに置換基(例えばアルキル基、アルコキシ基、アシル
ヒドラジノ基、ジアルキルアミノ基、アルコキシカルボ
ニル基、シアノ基、カルボキシル基、ニトロ基、アルキ
ルチオ基、ヒドロキシ基、スルホニル基、カルバモイル
基、ハロゲン原子、アシルアミノ基、スルホンアミド基
、チオウレア基など)のついたものを含む。置換基のつ
いたものの具体例として、例えば、4−メチルフェニル
基、4−エチルフェニル基、4−オキシエチルフェニル
基、4−ドデシルフェニル基、4−カルボキシフェニル
基、4−ジエチルアミノフェニル基、4−オクチルアミ
ノフェニル基、4−ベンジルアミノフェニル基、4−ア
セトアミド−2−メチルフェニル基、4−(3−エチル
チオウレイド)フェニル基、4− [2−(2,4−ジ
ーtert−ブチルフェノキシ)ブチルアミド〕フェニ
ル基、4− [2−(2,4−ジーtert−ブチルフ
ェノキシ)ブチルアミド]フェニル基などを挙げること
ができる。
複素残基としては、酸素、窒素、硫黄、またはセレン原
子のうち少なくとも一つを有する三員もしくは六員の単
環または縮合環で、これらに置換基がついてもよい。具
体的には例えば、ビロリン環、ピリジン環、キノリン環
、インドール環、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール
環、ナフトオキサゾール環、イミダゾール環、ベンゾイ
ミダゾール環、チアゾリン環、チアゾール環、ベンゾチ
アゾール環、ナフトチアゾール環、セレナゾール環、ベ
ンゾセレナゾール環、ナフトセレナゾール環などの残基
を挙げることができる。
これらの複素環は、メチル基、エチル基等炭素数1〜4
のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基等炭素数1〜4
のアルコキシ基、フェニル基等の炭素数6〜18のアリ
ール基や、クロル、ブロム等のハロゲン原子、アルコキ
シカルボニル基、シアノ基、アミド基等で置換されてい
てもよい。
脂肪族残基としては、直鎖及び分岐のアルキル基、シク
ロアルキル基及びこれらに置換基のついたもの、並びに
アルケニル基及びアルキニル基を含む。
直鎖及び分岐のアルキル基としては、例えば炭素数1−
18、好ましくは1〜8のアルキル基であって、具体的
には例えばメチル基、エチル基、イソブチル基、l−オ
クチル基等である。
シクロアルキル基としては、例えば炭素数3〜IOのも
ので、具体的には例えばシクロプロピル基、シクロヘキ
シル基、アダマンチル基等である。アルキル基やシクロ
アルキル基に対する置換基としてはアルコキシ基(例え
ばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基
等)、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ヒド
ロキシ基、アルキルチオ基、アミド基、アシロキシ基、
シアノ基、スルホニル基、ハロゲン原子(例えば塩素、
臭素、弗素、沃素など)、アリール基(例えばフェニル
基、ハロゲン置換フェニル基、アルキル置換フェニル基
)等であり、結局、置換されたものの具体例としては例
えば3−メトキシプロピル基、エトキシカルボニルメチ
ル基、4−クロロシクロヘキシル基、ベンジル基、p−
メチルベンジル基、p−クロロベンジル基などを挙げる
ことができる。
また、アルケニル基としては例えばアリル(ally)
基、アルキニル基としては例えばグロパルギル基を挙げ
ることができる。
本発明で用いることができるヒドラジン化合物の好まし
い具体例を以下に示すが、本発明は何等これによって限
定されるものではない。
(、n−1)l−ホルミル−2−(4−[2−(2゜4
−ジーtert−ブチルフェノキシ)ブチルアミド]フ
ェニル) ヒドラジン (II−2)l−ホルミル−2−(4−ジエチルアミノ
フェニル)ヒドラジン (n−3)1−ホルミル−2−(p−トリル)ヒドラジ
ン (IF−4)1−ホルミル−2−(4−エチルフェニル
)ヒドラジン (n−5)l−ホルミル−2−(4−アセトアミド−2
−メチルフェニル)ヒドラジン (n−6)1−ホルミル−2−(4−オキシエチルフェ
ニル)ヒドラジン (I[−7)1−ホルミル−2−(4−N、ンージヒド
ロキシエチルアミノフェニル)ヒ ドラジン (n−8)1−ホルミル−2−[4−(3−エチルチオ
ウレイド)フェニル] ヒドラジン (I[−9)l−チオホルミン−2−(4−[2−(2
,4−ジーtert−ブチルフェノキシ)ブチルアミド
1フエニル) ヒドラジン (n−10)l−ホルミル−2−(4−ベンジルアミノ
フェニル)ヒドラジン (n−11)l−ホルミル−2−(4−オクチルアミノ
フェニル)ヒドラジン (IF−12)l−ホルミル−2−(4−ドデシルフェ
ニル)−ヒドラジン (n−13)l−アセチル−2−(4−[2−(2゜4
−ジーtart−ブチルフェノキシ)ブチルアミド]フ
ェニル)とドラジン (II−14)4−カルボキシフェニルヒドラジン(n
−15)1−アセチル−1−(4−メチルフェニルスル
ホニル)−2−フェニルヒド ラジン (n−16)l−エトキシカルボニル−1−(4−メチ
ルフェニルスルホニル)−2−フェニルヒドラジン (II−17)1−ホルミル−2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−(4−メチルフェニ ルスルホニル)−ヒドラジン (IF−18) l −(4−アセトキシフェニル)−
2−ホルミル−1−(4−メチルフェニ ルスルホニル)−ヒドラジン (n−19)1−ホルミル−2−(4−ヘキサノキシフ
ェニル)−2−(4−メチルフェ ニルスルホニル)−ヒドラジン 1−20)l−ホルミル−2−[4−Cテトラヒドロ−
2H−ピラン−2−イルオキシ)−フェニル] −2−
(4−メチルフェニルスルホニル)−ヒドラジン (n−21)1−ホルミル−2−[4−(3−ヘキシル
ウレイドフェニル)]−2−(4 −メチルフェニルスルホニル)−ヒド ラジン (I[−22)l−ホルミル−2−(4−メチルフェニ
ルスルホニル) −2−[4−(フェノキシチオカルボ
ニルアミノ)−フェ ニル]−ヒドラジン (I[−23) l −(4−エトキシチオカルポルニ
アミノフェニル)−2−ホルミル−1− (4−メチルフェニルスルホニル) ヒドラジン (I[−24)l−ホルミル−2−(4−メチルフェニ
ルスルホニル”)−2−[4−(3−メチル−3−7エ
ニルー2−チオウレ イド)−フェニル〕−ヒドラジン (n−25)1− ((4−(3−[4−(2,4−ビ
ス−t−アミルフェノキシ) 一ブチ ル] 一ウレイド) 一フェニル) ) 一ホルミルー1 (4−メチル7エ二 CBH++(t) CsH+ +(L) し*Hs 1;sH++(t) (11−44) CJ++(t) さらに本発明で用いることの出来るテトラゾリウム化合
物は下記一般式(I[[)で表される。
一般式(I[[) ヒドラジン化合物の添加位置はハロゲン化銀乳剤層及び
/または支持体上ハロゲン化銀乳剤層側にある非感光層
であるが、好ましくは、ハロゲン化銀乳剤層及び/また
はその下層である。添加量は、10−’ −10−”モ
ル/銀1モルが好ましく、更に好ましくは10−4〜1
0−2モル/銀1モルである。
〔式中、Rl 、 R!およびR3は各々水素原子まl
;は置換基を表し、)(eはアニオンを表わす。〕前記
−一般式I)において、R1ないしR1が表す置換基の
好ましい例としてアルキル基(例えばメチル、エチル、
シクロプロピル、プロピル、イソプロピル、シクロブチ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、シクロヘキシル等
)、アミノ基、アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ
)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ等)、ア
シルオキシ基(例えばアセチルオキシ)、ハロゲン原子
(例えばフッ素、塩素、臭素等)、カルバモイル基、ア
シルチオ基(例えばアセチルチオ)、アルコキシカルボ
ニル基(例えばエトキシカルボニル)、カルボキシル基
、アシル基(例えばアセチル)、シアノ基、ニトロ基、
メルカプト基、スルホオキシ基、アミノスルホキシ基の
ような基が挙げられる。
前記xeで示されるアニオンとしては、例えば塩化物イ
オン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン等のハロゲンイオ
ン、硝酸、硫酸、過塩素酸等の無機酸の酸根、スルホン
酸、カルボン酸等の有機酸の酸根、アニオン系の活性剤
、具体的にはp−トルエンスルホン酸アニオン等の低級
アルキルベンゼンスルホン酸アニオン、p−ドデシルベ
ンゼンスルホン酸アニオン等の高級アルキルベンゼンス
ルホン酸アニオン、ラウリルスルフェートアニオン等の
高級アルキル硫酸エステルアニオン、テトラフェニルボ
ロン等の硼酸系アニオン、ジー2−エチルへキシルスル
ホサクシネートアニオン等のジアルキルスルホサクシネ
ートアニオン、セチルポリエテノキシサルフェートアニ
オン等のポリエーテルアルコール硫酸エステルアニオン
、ステアリン酸アニオン等の高級脂肪族アニオン、ポリ
アクリル酸アニオン等のポリマーに酸根のついたもの等
を挙げることができる。
以下、本発明に用いられる一般式(I[I)で表される
化合物の具体例を挙げるが、本発明の化合物は、これら
に限定されるものではない。
(例示化合物) 本発明に用いられるテトラゾリウム化合物は、例えばケ
ミカル・レビュー(Chemical Reviews
)第55巻、第335頁〜483頁に記載の方法に従っ
て容易に合成することができる。
本発明の一般式CIII)で表されるテトラゾリウム化
合物は、本発明のハロゲン化銀写真感光材料中に含有さ
れるハロゲン化銀1モル当り約1 mg以上10gまで
、好ましくは約10mg以上的2gまでの範囲で用いら
れるのが好ましい。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤には、ハロ
ゲン化銀として、沃臭化銀、塩臭化銀等の通常のハロゲ
ン化銀乳剤に使用される任意のものを用いる事ができ、
ハロゲン化銀粒子は、酸性法、中性法及びアンモニア法
のいずれで得られたものでもよい。
ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン化
銀組成分布を有するものでも、粒子の内部と表面層とで
ハロゲン化銀組成が異なるコア/シェル粒子であっても
よく、潜像が主として表面に形成されるような粒子であ
っても、また主として粒子内部に形成されるような粒子
でもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子の形状は任意のものを用
いることができる。好ましい1つの例は、(100)面
を結晶表面として有する立方体である。
又、米国特許4,183.756号、同4,225.6
66号、特開昭55−26589号、特公昭55−42
737号等の明細書や、ザ・ジャーナル・オブ・フォト
グラフィック・サイエンス(J 、P hotgr、s
 ci) 、 21.39 (1973)等の文献に記
載された方法により、8面体、14面体、12面体等の
形状を有する粒子をつくり、これを用いることもできる
。更に、双晶面を有する粒子を用いてもよい。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行わないで、い
わゆる未後熟(Pr im lt 1ve)乳剤のまま
用いることもできるが、通常は化学増感される。
化学増感のためには、前記Glafkides又は、Z
elikmanらの著書、或いはH,Frleser編
デ・グルンドラーゲン・デル・フォトグラフィジエン・
プロツェセ・ミド・ジルベルハロゲニーデン(Die 
Grundlagen der Photograph
ischen Prozesse mit Silbe
rhalogenidenSAkademicche 
Verlagsgesellschaft。
1968)に記載の方法を用いることができる。
即ち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活性ゼ
ラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還元増
感法、金その他の貴金属化合物を用いることができる。
硫黄増感剤としては、チオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾ
ール類、ローダニン類、その他の化合物を用いることが
でき、それらの具体例は、米国特許1,574,944
号、同2,410.689号、同2,278,947号
、同2,728,668号、同3,656,955号に
記載されている。還元増感剤としては、第一すず塩、ア
ミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジスルフィン酸
、シラン化合物等を用いることができ、それらの具体例
は米国特許2,487.850号、同2,419.97
4号、同2,518.698号、同2,983.609
号、同2,983,610号、同2,694.637号
に記載されている。貴金属増感のためには全錯塩のほか
、白金、イリジウム、パラジウム等の周期律表■族の金
属の錯塩を用いることができ、その具体例は米国特許2
,399.083号、同2,448,060号、英国特
許618.061号等に記載されている。
又、化学増感時のpHlpAg、温度等の条件は特に制
限はないが、pH値としては4〜9、特に5〜8が好ま
しく、I)Ag値としては5〜11、特に7〜9に保つ
のが好ましい。又温度としては、40〜90℃、特に4
5〜75℃が好ましい。
本発明で用いる写真乳剤は、前述した硫黄増感、金・硫
黄増感の他、還元性物質を用いる還元増感法:貴金属化
合物を用いる貴金属増感法などを併用することもできる
感光性乳剤としては、前記乳剤を単独で用いてもよく、
二種以上の乳剤を混合してもよい。
本発明の実施に際しては、上記のような化学増感の終了
後に、例えば、4−ヒドロキシ−6−メチル=1.3.
3a、7−チトラザインデン、5−メルカプト−1−フ
ェニルテトラゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール
等を始め、種々の安定剤も使用できる。
更に必要であればチオエーテル等のハロゲン(t[溶剤
、又はメルカプト基含有化合物や増感色素のような晶癖
コントロール剤を用いてもよい。
本発明の乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後に不
要な可溶性塩類を除去しても良いし、あるいは含有させ
たままでもよい。該塩類を除去する場合には、リサーチ
・ディスクロジャー17643号記載の方法に基づいて
行うことができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料においては、更
に増感色素を添加して併用してもよい。
用いられる色素には、シアニン色素、メロシアニン色素
、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポー
ラ−シアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素及
びヘミオキサノール色素等が包含される。特に有用な色
素はシアニン色素、メロシアニン色素及び複合メロシア
ニン色素に属する色素である。これらの色素類には、塩
基性異節環核としてシアニン色素類に通常利用される核
のいずれをも適用できる。すなわち、ピロリン核、オキ
サゾリン核、チアゾリン核、ピロール核、オキサゾール
核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾール核、
テトラゾール核、ピリジン核等、これらの核に脂環式炭
化水素環が融合した核、及びこれらの核に芳香族炭化水
素環が融合した核、即チ、インドレニン核、ベンズイン
ドレニン核、インドール核、ベンズオキサゾール核、ナ
フトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチア
ゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダゾール
核、キノリン核等が適用できる。これらの核は、炭素原
子上で置換されていてもよい。
メロシアニン色素または複合メロシアニン色素にはケト
メチレン構造を有する核として、ピラゾリン−5−オン
核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリジン−2
,4−ジオン核、チアゾリジン−2,4−ジオン核、ロ
ーダニン核、チオバルビッール酸核等の5〜6員異節環
核を適用することができる。
本発明で用いる増感色素は、通常のネガ型ハロゲン化銀
に用いられると同等の濃度で用いられる。
特に、ハロゲン化銀乳剤の固有感度を実質的に落とさな
い程度の色素濃度で用いるのが有利である。
ハロゲン化銀1モル当り増感色素の約1.OX 10−
’〜約5 X 10−’モルが好ましく、特にハロゲン
化銀1モル当り増感色素の約4 X 10−’〜2 X
 10−’モルの濃度で用いることが好ましい。
本発明の増感色素を1種又は2種以上組合せて用いるこ
とができる。本発明において有利に使用される増感色素
としてはより具体的には例えば次のごときものを挙げる
ことができる。
即ち、青感光性ハロゲン化銀乳剤層に用いられる増感色
素としては、例えば西独特許929.080号、米国特
許2,231.658号、同2,493.748号、同
2,503゜776号、同2,519.001号、同2
,912.329号、同3,656゜956号、同3,
672.897号、同3,694,217号、同4,0
25゜349号、同4,046.572号、英国特許1
,242.588号、特公昭44−14030号、同5
2・24844号、特開昭48−73137号、同61
−172140号等に記載されたものを挙げることがで
きる。又緑感光性ハロゲン化銀乳剤に用いられる増感色
素としては、例えば米国時l、939.201号、同2
,072.908号、同2,739,149号、同2,
945.763号、英国特許505.979号、特公昭
48−42172等に記載されているごときシアニン色
素、メロシアニン色素又は複合シアニン色素をその代表
的なものとして挙げることができる。更に、赤感光性及
び赤外感光性ハロゲン化銀乳剤に用いられる増感色素と
して゛は、例えば米国特許2,269,234号、同2
,270.378号、同2,442.710号、同2,
454,629号、同2,776.280号、特公昭4
9−17725号、特開昭50−62425号、同61
−29836号、同60−80841号等に記載されて
いるごときシアニン色素、メロシアニン色素又は複合シ
アニン色素をその代表的なものとして挙げることができ
る。
これらの増感色素は単独で用いてもよく、又これらを組
合せて用いてもよい。増感色素の組合せは特に強色増感
の目的でしばしば用いられる。その代表例は、米国特許
2,688.545号、同2,977.229号、同3
,397.060号、同3,522.052号、同3,
527.641号、同3,617.293号、同3,6
28.964号、同3 、666 、480号、同3,
672.898号、同3,679,428号、同3,7
03゜377号、同3.769.301号、同3,81
4.609号、同3,837゜862号、同4,026
,707号、英国特許1,344.281号、同1,5
07,803号、特公昭43−4936号、同53−1
2375号、特開昭52−110618号、同52−1
09925号等に記載されている。
本発明に係るハロゲン″化銀写真感光材料には、親水性
コロイド層にフィルター染料として、あるいはイラジェ
ーション防止、ハレーション防止ソの他種々の目的で水
溶性染料を含有してよい。このような染料には、オキソ
ノール染料、ヘミオキソノール染料、スチリル染料、メ
ロシアニン染料、シアニン染料及びアゾ染料等が包含さ
れる。中でもオキサノール染料:ヘミオキサノール染料
及びメロシアニン染料が有用である。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、親水
性コロイド層に染料や紫外線吸収剤等が包含される場合
に、それらはカチオン性ポリマー等によって媒染されて
もよい。
上記の写真乳剤には、ハロゲン化銀写真感光材料の製造
工程、保存中或いは処理中の感度低下やカブリの発生を
防ぐために種々の化合物を添加することができる。即ち
、アゾール類例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイン
ダゾール類、トリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、
ベンズイミダゾール類(特にニトロ−又はハロゲン置換
体)、ヘテロ環メルカプト化合物類例えばメルカプトチ
アゾール類、メルカプトベンズイミダゾール類、メルカ
プトチアゾール類、メルカプトテトラゾール類(特にl
−7エニルー5−メルカプトテトラゾール)、メルカプ
トピリジン類、カルボキシル基やスルホン基等の水溶性
基を有する上記のへテロ環、メルカプト化合物類、チオ
ケト化合物例えばオキサゾリンチオン、アザインデン類
例えばテトラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換
(1、3、3a 、 7)テトラアザインデン類)、ベ
ンゼンチオスルホン酸類、ベンゼンスルフィン酸等のよ
うな安定剤として知られた多くの化合物を加えることが
できる。
使用できる化合物の一例は、l(、Mees著、ザ・セ
オリー・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス(Th
s Theory of the Photograp
hic Process、第3版、1966年)に原文
献を挙げて記載されている。
これらの更に詳しい具体例及びその他の使用方法につい
ては、例えば米国特許3,954,474号、同3゜9
82 、947号、同4,021,248号又は特公昭
52−28660号の記載を参考にできる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に下記各種添加剤を
含んでもよい。増粘剤又は可塑剤として例えば米国特許
2,960.404号、特公昭43−4939号、西独
国出願公告1,904,604号、特開昭48−637
15号、ベルギー国特許762,833号、米国特許3
,767.410号、ベルギー国特許588,143号
の各明細書に記載されている物質、例えばスチレン−マ
レイン酸ソーダ共重合体、デキストランサルフェート等
、硬膜剤としては、アルデヒド系、エポキシ系、エチレ
ンイミン系、活性ハロゲン系、ビニルスルホン系、イン
シアネート系、スルホン酸エステル系、カルボジイミド
系、ムコクロル酸系、アシロイル系等の各種硬膜剤、紫
外線吸収剤としては、例えば米国特許3,253.92
1号、英国特許1,309,349号の各明細書等に記
載されている化合物、特に2−(2’−ヒドロキシー5
−3級ブチルフェニル)ベンゾトリアソール、2−(2
’−ヒドロキシー3 ’、5 ’−ジー3級ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3
′−3級ブチル−5’−7’チルフエニル)−5−クロ
ルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシー3 
’、5 ’−ジー3級ブチルフェニル)−5−クロルベ
ンゾトリアゾール等を挙げることができる。更に、塗布
助剤、乳化剤、処理液等に対する浸透性の改良剤、消泡
剤或いは感光材料の種々の物理的性質をコントロールす
るために用いられる界面活性剤としては英国特許548
.532号、同1,216,389号、米国特許2,0
26,202号、同3,514.293号、特公昭44
−26580号、同43−17922号、同43−17
926号、同43−3166号、同48−20785号
、仏間特許202.588号、ベルギー国特許773.
459号、特開昭48−101118号等に記載されて
いるアニオン性、カチオン性、非イオン性或いは両性の
化合物を使用することができるが、これらのうち特にス
ルホン基を有するアニオン界面活性剤、例えばコハク酸
エステルスルホン化物、アルキルベンゼンスルホン化物
等が好ましい。又、帯電防止剤としては特公昭46−2
4159号、特開昭48−89979号、米国特許2,
882,157号、同2,972.535号、特開昭4
8−20785号、同48−43130号、同48−9
0391号、特公昭46−24159号、同46−39
312号、同48−43809号、特開昭47−336
27号の各公報に記載されている化合物がある。
本発明の製造方法において、塗布液のpHは5.3〜7
.5の範囲であることが好ましい。多層塗布の場合は、
それぞれの層の塗布液を塗布量の比率で混合しI;塗布
液のpnが上記5.3〜7.5の範囲であることが好ま
しい。pHが5.3よりより小さいと硬膜の進行がおそ
くて好ましくなく、pHが7.5より大きいと写真性能
に悪影響を及ぼすことが好ましくない。
本発明の感光材料において構成層にはスベリ剤、例えば
米国特許2,588.756号、同3,121,060
号に記載の高級脂肪族の高級アルコールエステル、米国
特許3,295,979号に記載のカゼイン、英国特許
1.263 、722号に記載の高級脂肪族カルシウム
塩、英国特許1,313.384号、米国特許3,04
2.522号、同3,489,567号に記載のシリコ
ン化合物などを含んでもよい。
流動パラフィンの分散物などもこの目的に用いることが
できる。
本発明の感光材料には、更に目的に応じて種々の添加剤
を用いることができる。これらの添加剤は、より詳しく
は、リサーチディスクロージャー第176巻1 tem
17643 (1!1178年12月)及び同187巻
■tem18716(1979年11月)に記載されて
おり、その該当個所を後掲の表にまとめて示した。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の実施において、例
えば乳剤層その他の層は写真感光材料に通常用いられて
いる可撓性支持体の片面又は両面に塗布して構成するこ
とができる。可撓性支持体として有用なものは、硝酸セ
ルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート等の半合成又は合成高分子からな
るフィルム、バライタ層又はα−オレフィンポリマー(
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブテ
ン共重合体)等を塗布又はラミネートした紙などである
。支持体は、染料や顔料を用いて着色されてもよい。遮
光の目的で黒色にしてもよい。、これらの支持体の表面
は一般に、乳剤層等との接着をよくするために下塗処理
される。下塗処理は、特開昭52−104913号、同
59−18949号、同59−19940号、同59−
18949号各公報に記載されている処理が好ましい。
支持体表面は、下塗処理の前又は後にコロナ放電、紫外
線照射、火焔処理等を施してもよい。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、写真
乳剤層その他の親水性コロイド層は種々の塗布法により
支持体上又は他の層の上に塗布できる。塗布には、デイ
ツプ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押出し
塗布法等を用いることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の写真処理は、
特に制限はなく、各種の方法が使用できる。例えばリサ
ーチ・ディスクロージャー(Research Dis
closure) 176号第28〜30頁(RD−1
7643)に記載されているような、種々の方法及び種
々の処理液のいずれをも適用することができる。
処理温度は、普通18°Cから50℃の間に選ばれるが
、18℃より低い温度又は50℃を越える温度としても
よい。
例えば、黒白写真処理する場合に用いる現像液は、現像
主薬を含むことができる。現像主薬としては、ジヒドロ
キシベンゼン類(例えばハイドロキノン)、3−ピラゾ
リドン類(例えばl・フェニル−3−ピラゾリドン)、
アミノフェノール類(例えばN−メチル・0−アミノフ
ェノール)等を、単独もしくは組合せて用いることがで
きる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の写真処理には、特
願昭55−155489号に記載のハロゲン化銀溶剤と
してイミダゾール類を含む現像液にて処理することもで
きる。又、特願昭56・136267号に記載のハロゲ
ン化銀溶剤とインダゾールもしくはトリアゾール等の添
加剤とを含む現像液にて処理することかできる。現像液
には一般にこの他種々の保恒剤、アルカリ剤、pH緩衝
剤、かぶり防止剤等を含み、更に必要に応じて溶解助剤
、色調剤、現像促進剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化
剤、硬膜剤、粘性付与剤等を含んでもよい。
現像処理の特殊な形式として、現像主薬を感光材料中、
例えば乳剤層中に含み、感光材料をアルカリ水溶液中で
処理して現像を行わせる方法を用いてもよい。現像主薬
のうち疎水性のものは、リサーチ・ディスクロージャー
 169号(RD−16928)米国特許2,739.
890号、英国特許813.253号又西独国特許1,
547.763号等に記載の種々の方法で乳剤層中に含
ませることができる。このような現像処理は、チオシア
ン酸塩による銀塩安定化処理と組合せてもよい。
定着液としては、一般に用いられる組成のものを用いる
ことができる。定着剤としてハロゲン化銀、チオ硫酸塩
のほか、定着剤としての効果が知られている有機硫黄化
合物を用いることができる。
定着液には、硬膜剤として水溶性アルミニウム塩を含ん
でもよい。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 (乳剤の調製) 溶液A 水                        
    9.7Q塩化ナトリウム          
20  gゼラチン             105
g溶液B 溶液                       
    3.8mff塩化ナトリウム        
  380gゼラチン             94
  g臭化カリウム          420gへキ
サクロロイリジウム酸 カリウム塩の0.10%水溶液     28maヘキ
サブロモロジウム酸 カリウム塩の0.001%水溶液     5.0m(
2溶液C 水                        
   3.8m(2硝酸銀             
1700  g40℃に保温された上記溶液A中に、p
nを3 、pAgを7.7に保ちながら上記溶液B及び
溶液Cを同時に関数的に90分間にわたって加え、更に
10分間攪拌し続けた後、炭酸ナトリウム水溶液でpH
を6.0に調整し、20%硫酸マグネシウム水溶液2Q
及びポリナフタレンスルホン酸の5%水溶液2.55Q
を加え、乳剤を40℃にてフロキュレート化し、デカン
テーションを行い、水洗いして過剰な水溶液の塩を除去
する。次いでそれに3.7Qの水を加えて分散させ再び
20%の硫酸マグネシウム水溶液0.9Qを加えて同様
に過剰の水溶液の塩を除去する。
それに、3.70の水と141gのゼラチンを加えて、
55°030分間分散させる。これによって立方晶の臭
化銀35モル%、塩化銀65モル%、平均粒径0.35
μm単分散度9の粒子が得られこの乳剤をEmAとする
EmAにおいてへキサブロモロジウム酸カリウムを除去
したものをEmBとした。
この各々の乳剤にクエン酸1%の水溶液を120mα、
臭化カリウム5%の水溶液を120m4加えて、pH5
,5,pAg7に調整した乳剤に、チオ硫酸ナトリウム
0.1%の水溶液を120m(2及び0.2%の塩化金
酸水溶液80mffを加えて60°Cで熟成して最高感
度にした。
上記乳剤を10等分し、それぞれにかぶり防止剤として
化合物1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールの0
.5%溶液を25mQ、安定剤として4−ヒドロキシ−
6−メチル1.3.3a、7−チトラザインデンの1%
溶液180m12.ゼラチンの10%水溶液を加え熟成
を停止させたのち、増感色素として(a)及び(b)を
添加し更にかぶり防止剤としてハイドロキシンの10%
溶液を50m+2、臭化カリウムの5%溶液を50mQ
添加し、延展剤として20%のサポニン水溶液を19m
12.増粘剤としてスチレン−7レイン酸重合体の4%
水溶液を50mQ、アクリル酸エチルの高分子ポリマー
ラテックスを0.8g/m”になるように添加し、硬膜
剤としてl−ヒドロキシ−3,5−ジクロロトリアジン
ナトリウム塩とホルマリンを添加し、上記乳剤を下引加
工済みのポリエチレンテレフタレート支持体上にゼラチ
ン1.7g/m”銀4.2g/m”になるようにし、更
に保護膜として、ゼラチン500gの水溶液に臭化カリ
ウム10%水溶液100m2を添加し、延展剤としてl
−デシル−2−(3−インペンチル)サクシネート−2
−スルホン酸ソーダの1%水溶液を400mQ添加し、
さらに平均粒径3μのシリカのマット剤を200mg/
m2になるように添加分散し保護層のゼラチンが0.8
g/m”になるようにして乳剤層と保護層と同時に塗布
した。
又、EmAにテトラゾリウム化合物(I−12)を硬調
化する量だけ加えた乳剤をEmCとして上記と同様に塗
布した。
増感色素(a) このようにして得られた試料を投下電送社製ファクシミ
リ機PT−503にてドラムの回転数を1200rpm
(3X 10−@秒相当)にして露光し、下記組成の現
像液と定着を用いてコニカオートマチックプロセッサー
GR−26SR(コニカ製)で38°Cにて12秒間現
像し、定着、水洗、乾燥して光学濃度を測定し網点品質
と濃度ムラの発生を評価した。結果を表1に増感色素(
b) 表1より本発明のものは、画質が良く、露光ムラの発生
も少いことがわかる。
画質及び露光ムラの評価はlOが最良であり1〜4は使
用不可、5以上が使用可能なレベルである。
現像処理条件 (工程)     (温度)    (時間)現  像
          38°0          1
2秒定  着           36℃     
   約10秒水 洗      常温     約8
秒乾  燥          45℃       
   9秒現像液組成 (組成A) 純水(イオン交換水)  約   800 mQエチレ
ンジアミン四酢酸 ニナトリウム塩     2g ジエチレングリコール       50 g亜硫酸カ
リウム(55%w/v水溶液)  100mQ炭酸カリ
ウム           50gハイドロキノン  
        15 g5−;トロベンツイミダゾー
ル   200 mg1−フェニル・5−メルカプトテ
トラゾール30 mg 水酸化カリウム 使用液のpHを10.4にする量臭化
カリウム            4.5g(組成り) 純水(イオン交換水)        3mgジエチレ
ングリコール       50gエチレンジアミン四
酢酸 二ナトリウム塩     25mg 酢酸(90%水溶液)         0.3mQ5
−ニトロインダゾール      110mg1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン   500mg現像液の使用
時に水500mff中に上記組成人1組成りの順に溶か
し、Iffに仕上げて用いた。
定着液処方 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72,5%W/V水溶液)40
 mQ 亜硫酸ナトリウム         17 g酢酸ナト
リウム・3水塩      6,5g硼    酸  
                    6gクエン
酸ナトリウム・2水塩    2g酢酸(90%W/V
水溶液)      13.6m12(組成り) 純水(イオン交換水)        17 mQ硫酸
(90%W/V水溶液)      3.5g硫酸アル
ミニウム (A1210m換算含量が8.1%W/Wの水溶液)2
6.5g 定着液の使用時に水500mff中に上記組成A1組成
りの順に溶かし、lQに仕上げて用いた。
この定着液のpHは約4.7であった。
実施例2 (1)種粒子の製造 下記処方のA液を60°Cに保ちながら、B液及びC液
をpH= 1.9.EAg−84mVに制御しながら1
20分間にわたって加える同時混合法により平均粒径0
.28μmの沃臭化銀乳剤(組成:臭化銀98モル%、
沃化銀2モル%)を調製した、物理熟成の終了後、pH
−5,5,EAg= −23mVとし、脱塩水洗を2回
繰り返した後、分散用ゼラチンを加え、55°0130
分間分散した後5.9512に仕上げた。
A液     純  水           13 
 QK B r     2.09g GeQ、    56g B液     純  水            6.
5 aK B r           1168.5
  gK  I              33.2
  gGeQ、             77.66
  gC液     純  水           
 6.5 12AgNOs           17
QOg6%     HNOx           
  195  cc(2)粒子成長 下記処方のA液を40℃に保ちながらB液及びC液を、
pHを8.0から7.0に変化させながら、又EAgを
+43mVに制御しながら20分間にわたって加える同
時混合法により平均粒径0.35μm単分散度10の立
方晶沃臭化銀乳剤(組成:臭化銀99.4モル%、沃化
銀0.6モル%) EmDを調製しt貴。
物理熟成の終了後、pH−6,0,EAg= −47m
Vとして脱塩水洗を3回繰り返した後、分散用ゼラチン
を加え、55°0130分間分散した後6.8Qに仕上
げた。
A液     純  水            8.
7 QK B r              2.4
5gHAc            510cc28%
     NH4OH384cc種乳剤       
2.35 Q B液   GeQ、        :30gKBr 
       728g ヘキサクロロイリジウム酸 カリウム塩の0.01%水溶液 0 mQ ヘキサブロモロジウム酸 カリウム塩の0.01%水溶液  mQ C液   AgNOx       1049 g28
%   N)1.OH493cc 純  水            3Qに仕上げた。
また、EmDにおいてへキサブロモロジウム酸カリウム
を除去したものをEmEとした。
この各々の乳剤を実施例1と同様に調整し、塗布した。
但し増感色素すの代りにCを添加した。
また、EmDにヒドラジン誘導体(II−1)を硬調化
する量だけ加えた乳剤をEmFとして同様に塗布した。
増感色素(C) このようにして得られた試料を実施例1と同様に評価し
た。但し現像液は下記組成のものを用いt;。
表2より本発明のものは、濃度ムラの発生も良いことが
わかる。
現像液の組成(現像液11) ハイドロキノン             34g1−
フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン   
          0.23gエチレンジアミン四酢
酸2ナトリウム塩  1g3−ジエチルアミノ−1,2
−プパン ジオール               15g5−メ
チルベンゾトリアゾール      0.4gNa、S
O376g NaBr                   3g
NaCQ                  1.3
g1モル/12リン酸溶液         400m
(1pH11,4にするのに必要なNaOHを加えた後
水でIffとする。
〔発明の効果〕
本発明により、硬調で濃度ムラが少なく且つ露光ラチュ
ードが広く、網点品質及び文字の切れの良いハロゲン化
銀写真感光材料の画像形成方法を提供することが出来た

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハロゲン化銀写真感光材料を、発光ダイオードを光源と
    する露光装置で露光する方法において、該発光ダイオー
    ドのビームが、径8mm以上のシボリを通り、ハロゲン
    化銀写真感光材料面上でのビーム径が35μm以下であ
    る光源を用いて、特性曲線の濃度0.3〜2.0で規定
    されるガンマ値が5以上のハロゲン化銀写真感光材料を
    、5×10^−^5秒より短い時間で露光することを特
    徴とするハロゲン化銀写真感光材料の画像形成方法。
JP13746190A 1989-05-29 1990-05-28 ハロゲン化銀写真感光材材料の画像形成方法 Expired - Fee Related JP2838576B2 (ja)

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JP13746190A Expired - Fee Related JP2838576B2 (ja) 1989-05-29 1990-05-28 ハロゲン化銀写真感光材材料の画像形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04330437A (ja) * 1991-05-02 1992-11-18 Fuji Photo Film Co Ltd カラー画像形成方法
JPH05113629A (ja) * 1991-09-06 1993-05-07 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成方法

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