JPH03120469A - クロマトグラフアッセイ用多孔質膜装置およびその製法 - Google Patents

クロマトグラフアッセイ用多孔質膜装置およびその製法

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JPH03120469A
JPH03120469A JP2260291A JP26029190A JPH03120469A JP H03120469 A JPH03120469 A JP H03120469A JP 2260291 A JP2260291 A JP 2260291A JP 26029190 A JP26029190 A JP 26029190A JP H03120469 A JPH03120469 A JP H03120469A
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membrane
surfactant
nitrocellulose
laminated
porous membrane
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JP2260291A
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Donald Irvine Stimpson
ドナルド・アービン・スティンプソン
Dorothy Zakula
ドロシー・ザクラ
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Abbott Laboratories
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、イムノクロマトグラフィーアッセイ装置に有
用な多孔質膜に関する。さらに詳しくは、疎水性を回避
したラミネート化ニトロセルロース膜に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)多孔
質膜、とりわけニトロセルロース膜は、精製、分析法お
よび免疫診断などの生化学的手順に用いられている。よ
く知られているウェスタンブロッティングは一つの例に
過ぎない。ニトロセルロース膜はまた、ヨーロッパ特許
出願公開EPA−229,428号明細書(アボット・
ラボラトリーズ)に開示されているようなイムノクロマ
トグラフィーアッセイにも用いられている。
ニトロセルロース膜に付随する問題の一つは、機械的強
度が弱いことである。クロマトグラフィー膜に付随する
他の問題は、クロマトグラフィー中に流体が蒸発してし
まうことである。機械的強度を大きくし蒸発を最小にす
るために、ミラール(Mylar)などの支持体物質に
ニトロセルロース膜をラミネートしている。しかしなが
ら、そのようなラミネートに用いる接着剤は、しばしば
ニトロセルロースの親水性の性質に悪影響を与え、時間
の経過とともに不安定にする。ニトロセルロース膜のラ
ミネートに用いる幾つかの接着剤では、波膜の孔中での
毛管流速の減少によって測定されるように、親水性の低
下を引き起こすことがわかっている。
多孔質膜を支持体にラミネートすることにより膜の親水
性がなぜ失われるのか確かなことことはわかっていない
が、接着剤から多孔質膜中へ成分が拡散もしくは移動す
ることにより親水性が失われるものと思われる。その機
構がどのようなものであれ、親水性が時間とともに失わ
れることは事実であり、本明細書でも第4図および実施
例1に記載しである。このことは、妥当な貯蔵期間にわ
たって安定性を保持しなくてはならないので、診断アッ
セイを製造するに当たって重大な問題である。
湿潤性を改善するために、膜に湿潤性を付与する濃度に
である種の界面活性剤を波膜に加えることもできるが、
界面活性剤はまた該膜上に存在する生物学的に活性な試
薬を崩壊させることが知られている。たとえば、膜がタ
ンパク質(たとえば抗体)を結合する能力は、診断的応
用に重要である。それゆえ、膜がタンパク質に結合する
能力とともに膜の親水性の性質を保持したまま、界面活
性剤を含ませた膜を提供することが、本発明の重要な側
面である。
本発明の目的はまた、親水性の性質を保持しながらニト
ロセルロース膜に機械的強度を付与するラミネート法お
よび物質を考案することにある。
本発明の他の目的は、ニトロセルロース膜の親水性を高
め、広範囲のラミネート接着剤に対する安定性を付与す
るために、さらに界面活性剤を用いることにある。
(課題を解決するための手段) 一つの観点において、本発明は、アニオン性界面活性剤
を約0.05%〜約8%(w/w)の最終濃度で含む湿
潤性の多孔質膜を有機溶媒ベースの接着剤を用いて波膜
の少なくとも1つの側面にて支持体にラミネートし、生
物学的に活性な試薬と接触させてその試薬の活性を保持
させていることを特徴とする、診断アッセイに有用な固
相装置に関する。好ましくは、多孔質膜はニトロセルロ
ースからなり、界面活性剤の最終濃度は約0.1%〜約
3.5%(w/ w)である。本発明の装置は、別の態
様において、ポリビニリデンジフルオライド膜からなり
、界面活性剤の好ましい最終濃度は約2゜0%〜約5.
0%(w/ w)である。
好ましくは、界面活性剤は硫酸アルキルまたはスルホン
酸アルキル(アルキル鎖の炭素数は1〜約12、とりわ
け1〜約8)である。
他の観点において、本発明は、分析対象物の存在または
量を決定するための診断アッセイに有用な、ラミネート
した湿潤性固相支持体の製−遣方法であって、 (a)アニオン性界面活性剤を約0.05%〜約8%(
w/w)の最終濃度にて含ませた多孔質膜を、有機溶媒
ベースの接着剤を用いて支持体にラミネートし、ついで (b)該膜中でその活性が保持されるように、該多孔質
膜の該特定部分に生物学的に活性な試薬を接触させる ことを特徴とする方法に関する。
支持体は半剛体のポリエステルまたはポリオレフィンプ
ラスチックであってよく、また膜の片側に試薬を加えた
後に波膜を両側でラミネートしてもよい。好ましくは、
該界面活性剤は水ビヒクルから膜中に含ませる。
最後に、本発明は、湿潤性多孔質膜固相を用いて試料中
の特異的結合リガンドの存在または量を決定する方法で
あって、 (a)約0.05%〜約8%(w/w)の最終濃度にて
アニオン性界面活性剤を含ませ、有機溶媒ベースの接着
剤を用いて支持体にラミネートした湿潤性多孔質膜の特
定部分に、該リガンドと結合し得るリガンドレセプター
を固定化し、 (b)工程(a)の膜の該特定部分を試料と接触させて
リガンド/リガンドレセプター複合体を該膜上に生成さ
せ、ついで (c)該複合体の存在または量を検出して分析対象物を
測定する ことを特徴とする方法に関する。
接触させる方法としては、膜を試料中に浸漬するか、ま
たは膜の一端を試料と接触させ、毛管作用により試料を
該膜中を該特定部分まで移動させることが挙げられる。
後者の場合は、膜の両側をラミネートする。
検出工程は、生成した複合体を、検出可能なシグナルを
生成し得るトレーサーと接触させることにより行う。ト
レーサーは、基質を検出可能なシグナルに変換させる酵
素と抗リガンド抗体との結合体であってよく、または直
接検出可能なコロイド標識と抗リガンド抗体との結合体
であってよい。
検出可能なシグナルは、目に見える色、化学ルミネセン
ス、および蛍光から選ばれる。
以下、添付の図面を参考にしながら本発明をさらに詳し
く説明する。
第1図は、本発明の態様の一例を示す。改良された多孔
質膜(10)が、少なくとも一方の側で支持体(14)
上にラミネートされている。この膜(10)は、接着剤
層(!2)により支持体(14)に保持されている。本
発明の多孔質膜には界面活性剤が含まれており、この界
面活性剤により波膜に湿潤性が付与さ杵るが、波膜と接
触している生物学的に活性な試薬の活性を損なうことは
ない。
「生物学的に活性な試薬」には、酵素、核酸、および天
然の形態で活性を有する他のタンパク質などが含まれる
。好ましい態様における試薬は一般にタンパク質である
ので、本明細書において「タンパク質」なる語はしばし
ば生物学的に活性な試薬の代わりに聞いられる。しかし
ながら、本発明はタンパク質に限られるものではない。
同様に、タンパク質は波膜に固定化されてもよいし、ま
たは単に波膜と接触しているだけであってもよい。
該試薬が、波膜と接触し、界面活性剤が該膜中に存在し
ているときに、天然の活性を保持していることが重要で
ある。
本発明の多孔質膜は、タンパク質を固相に接触させるか
または固定化させて流体試料と接触させるような、数多
くの生化学的方法において有用である。一つの系におい
ては(第1図参照)、波膜の一方の側においてのみラミ
ネートし、反対側の表面上の特定部分(15)にタンパ
ク質を適用し、流体を該反対側から接触させる。「ドツ
トブロッティング」(ヨーロッパ特許出願公開EP−A
−063゜810号明細書参照)がこのタイプの方法の
例である。
他の系においては(第2図参照)、膜を最終的に両側で
ラミネートし、薄層クロマトグラフィーのように流体を
膜中を縦方向に流れるようにする。
膜(10)を一方の側でラミネートし、タンパク質を該
膜上の特定部分(図示していない)上に固定化し、第二
の支持体(16)および接着剤層(18)からなる第二
のラミネートを反対側に適用する。このタイプの方法の
例は、ヨーロッパ特許出願公開299.428号明細書
中に記載されている。
本明細書において頻繁に用いられる「親水性jおよび「
湿潤性」なる語は、「疎水性」の反対語として互換的に
用いている。「親水性」を測定するために数多くの方法
を用いることができる。本発明の好ましい態様の膜は薄
層クロマトグラフィーのストリップと類似しているので
、親水性はここでは溶媒フロントが該膜ストリップを横
切る速度として測定される。ダーシーの法則(Darc
y’s law)で溶媒フロントが移動した距離を時間
(1)と関係付けることにより速度が得られる。一定距
離(L)に対しては、関連して測定を要するのは該フロ
ントがしに達するのにかかる時間である。親水性の相対
的な測定は、処理したラミネート膜の上記時間または上
記時間に対する[毛管(wicking)J速度を未処
理のラミネート膜の毛管速度と比較することにより得ら
れる。本発明の目的のためには相対的な親水性が充分で
あるが、流速が、溶媒フロントが迅速な診断アッセイと
矛盾しない時間内(すなわち、10分未満、好ましくは
5分未満)で結果を視覚化させ得る長さ(すなわち、2
〜l0CI)を横切るようなものである場合にも膜は「
親水性」であるとされる。
加えて、膜がタンパク質を結合する能力が本発明にとっ
て重要である。未処理膜は、おそらく疎水性のタンパク
質残基を介して、おそらくは該タンパク質と波膜との間
のイオン相互作用または水素相互作用によりタンパク質
を結合させるにトロセルロースは、その硝酸塩基により
部分的に負の荷電を有していることが知られている)。
膜がタンパク質を結合させる相対的な能力は、タンパク
質として抗体を用い、既知の一定蛍の分析対象物からシ
グナルの相対強度を決定する数多くの免疫学的方法によ
り決定することができる。
タンパク質の膜への接触は、数多くの方法により行うこ
とができ、たとえば乾燥法、架橋法、共有結合付着法お
よび吸着法などが挙げられるがこれらに限られるもので
はない。タンパク質はピペットから適用することができ
、または−層好ましくは、ラミネートする前に前の特定
部分上/中に噴出させることができる。タンパク質は、
その活性が保持されている限り、固定化されてもよいし
、または溶媒フロントとともに移動してもよい。
(1)膜物質: 「多孔質膜」とは、毛管作用により流体が流れることの
できる孔を有する膜状物質を意味する。膜の例としては
、ニトロセルロース、焼結ポリエチレン、ポリプロピレ
ンまたはポリビニリデンジフルオライド(PVDF)な
どの焼結プラスチックが挙げられる。多孔質膜は、約0
.4マイクロメーター(「μl」または「ミクロン」)
〜約10μ麓の範囲の種々の孔径で利用することができ
る。免疫診断のためには、大きな孔径(すなわち5μ貢
)が流体の流速が高く、より迅速なアッセイを行うこと
ができるので現在のところ好ましい。
本発明のためには、好ましい多孔質膜はニトロセルロー
スである。ニトロセルロース膜は、ゲルマン・サイエン
スイズ(G elman S ciences)、アン
アーバー、Ml、ミリボア(Millipore)、ベ
ツドフォード、MA:シュラヒャー・アンド・シニエル
(S chleicher and S chuell
HS & S )、キーン、NH,サルトリウス・ゲゼ
ルシャフト・ミツト・ベシュレツクター・ハツトラング
(S artorius GmbH)、ゲッチンゲン、
西ドイツ:およびミクロン・セパレーションズ(Mic
ron S eparations。
I nc、;MS I )、ウェストボロー、MAを含
む数多くのところから市販されている。これらニトロセ
ルロースの市販源は、約0.45μl〜約5μ肩の孔径
を有する膜を製造している。市販のニトロセルロース膜
には、下記のように、登録商標を有する界面活性剤を含
まれていてよい。
PVDF膜は、ミリボアから人手可能である。
これらの膜もまた、約0.22〜約2.0μ真の範囲の
幾つかの孔径で入手することができるが、他の孔径も利
用できるようになるかもしれない。PVDFは、一般に
ニトロセルロースに比べて疎水性が大きい。その結果、
タンパク質を一層強固に結合させるが、一般に湿潤性は
悪く、毛管速度もよくない。親水化した生成物、ジュラ
ボア(Durapore)は、ミリボアから種々の孔径
範囲で入手できる (2)支持体ラミナ(Support Lam1nae
):本発明の目的に対して、「ラミネート」または「膜
ラミネート」なる語は、支持体に結合した膜をいう。「
ラミナ」なる語は、膜の結合している支持体層をいい、
関連する接着剤層および保護リリースライナー(Pro
tective release 1iner)を含む
膜ラミネートの製造法の一つには、モノコート(Mon
okote) [) ツブ・フライト(Top Fli
ght)、シカゴ、ILより入手可コのような熱感ラミ
ナを使用することが含まれる。この特定の生成物を用い
、膜を支持体のそばに置き、表面に熱を加えて2つの層
を結合させる。この方法の有利な点は、膜の親水性を保
持するためにさらに界面活性剤を必要としないことであ
る。これは、妥当な貯蔵時間にわたって安定のままであ
る。しかしながら、熱を加えることにより、膜にすでに
結合していたタンパク質が不活化されるので現在のとこ
ろ好ましい方法ではない。加えて、感圧ラミナを用いれ
ば製造工程を簡略化することができる。感圧ラミナは、
圧力をかけると膜に付着される。
本発明において有用なラミナとしては、ポリエステル類
(ミラールなど)、ポリオレフィン類および匹敵する引
っ張り強度を有する同様のプラスチック類が挙げられる
。すでに記載したように、支持体ラミナは、多孔質膜の
機械的強度を増強し蒸発を抑止するために用いる。第3
図に示すように、典型的なラミナは、接着性物質の層(
12)でコーティングされた支持体層(14)からなり
、該接着性物質の層(12)はさらにリリースライナー
(20)で覆われている。一般に、リリースライナーは
紙、ポリエステルまたは同様の物質であり、シリコーン
や、接着剤が該リリースライナーにしっかりと結合する
のを防ぐ他の同様の物質のコーティングを有する。「移
動(T ransfer)接着剤Jは、2つのリリース
ライナー間にはさまれた接着剤層として利用できる。こ
れらは、支持体層を分離して使用するのが好ましくない
ような特別の場合に用いることができる。
支持体の厚さが50〜200 m1ls、好ましくは1
00= l 50m1lsのポリエステル支持体ラミナ
が、容易に入手できるので現在のところ好ましい。
たとえば、そのようなラミナは、フレキシコン(Fle
xcon)、スペンサー、MAおよびアドヒーシブ・リ
サーチ(Adhesive Re5earch、 I 
nc、)、グレンロック、PAから入手できる。
支持体ラミナを製造するには、一般に、リリースライナ
ーの一つの表面上に接着性化合物をコーティングし、オ
ーブン中で乾燥させる。ついで、この乾燥した接着剤を
支持体層と接触させて支持体層を生成させる。
(3)接着剤: 接着剤は、シールズ(S hields、 J 、)の
AdhesiveHandbook、第3版(改訂19
85)中に記載されており、一般に溶媒中の粘着付与剤
形と組み合わせた接着性化合物からなる。接着性化合物
としては、ポリメチルメタクリレートなどのアクリル樹
脂、ゴム物質およびシリコーン樹脂などが挙げられる。
他の接着性ポリマーおよび粘着付与剤は、当業者に知ら
れている。溶媒は有機ベースであっても水性ベースであ
ってもよい。たとえば、第1表に示したフレキシコン接
着剤V23は有機溶媒ベースの(OSB)接着剤であり
、フレキシコンV95およびV170、および3M#3
96もそうである。対照的に、アデヒーシブリサーチ(
AR)接着剤AS 73(たとえば、製品No、727
9)、カゼイン、−ポリ酢酸ビニル(PVA)およびポ
リビニルピロリドン(pvp)は有用な水性溶媒ベース
の(WSBA)接着剤である。
市販の接着剤の正確な組成についてはラミナ製造業者に
よって明らかにされないことがしばしばあるが、本発明
は本明細書中に引用した容易に入手可能な接着剤を用い
て行うことができ、これら接着剤は指定の製造業者から
の数字で注文することができる。にもかかわらず、本発
明の範囲は記載した特定の接着剤に限定されるものでは
ない。
接着剤の例示を第1表に挙げである。O8Bフレキシコ
ンラミネートは、ある種のニトロセルロースロットとは
うまく機能した(すなわち、タンパク質の結合を示すシ
グナルを保持しながら、経時的に改良された安定性を示
す)が他のものとはうまく機能しなかったことに注意す
ることが重要である。特に、フレキシコンPM 100
 CM/V23/71 PMO(r71 PMOJ)、
ロットNo、 lNF3310−33A199011は
S&SニトロセルロースロットNo、4403/826
0および6419/8921とはうまく機能したが、S
&Sロー/トNo、4406/8221および4403
/8221とはうまく機能しなかった。同様に、フレキ
シコンラミナPM150C/V23/ポリ5C−9(r
ポリ5C−9J)、ロットNo、 7 Z D 354
6−33A209841はS&Sニトロセルロースロー
7トNo、6419/8921とはうまく機能したが、
残りの3つのロフトのいずれともうまく試験されなかっ
た。対照的に、WBS接着剤AR7279/AS73は
、一般に、界面活性剤を加えなくとも、はとんどのブラ
ンドのニトロセルロースと良好な安定性を示した。
この結果は、ニトロセルロース膜中に含まれる専用の界
面活性剤の性質および量に及ぼす接着剤溶媒ベースの影
響によるものと思われる。本件出願人はいかなる特定の
理論または機構に限定されることを意図するものではな
いが、O8B接着剤がある種の疎水性の有機溶媒を膜中
に放出し、親水性の低下をきたしたものと思われる。ま
たは、この疎水性は、支持体層からの可塑剤が接着剤層
を通って膜中に移動した結果、引き起こされたのかもし
れない。
WBS接着剤から放出される水は膜に対しこのような有
害な作用を及ぼさないが、WBS接着剤は水性試料と接
触したときに溶解させ、その結果、脱ラミネートおよび
ラミネート装置の破壊を引き起こすと思われた。しかし
ながら、驚くべきことに、WBS接着剤は膜ラミネート
の破壊を引き起こさずに首尾よく用いることができるこ
とがわかった。
感熱モノコート製品中に含まれる接着剤もまた、試験し
たほとんどのニトロセルロースブランドに対し安定であ
った。
(以下余白) それゆえ、WSB接着剤は一般に、市販の「在庫の」ニ
トロセルロース膜に対して安定なラミネートを生成する
。しかし、使用可能なニトロセルロースおよび支持体ラ
ミナの複数の入手源を確保するため、もっと多くの製品
が安定に湿潤性ならびにタンパク質結合能を保持するよ
うに、市販のニトロセルロースを処理する方法を見出す
ことが望まれる。それゆえ、ラミネート後にニトロセル
ロースがO9B接着剤に対して疎水性になるのを抑止し
得るような界面活性剤を開発することを始めた。
(4)界面活性剤: 若干驚くべきことではあるが、すべての界面活性剤が必
ずしもタンパク質を結合する能力に影響を与えることな
しに湿潤性のニトロセルロースを生成できるものではな
いことがわかった。一般に、タンパク質活性を許容し得
る濃度で加えた界面活性剤は、膜の湿潤性に対して経時
的に全くまたは殆ど改善を示さなかった。第4図かられ
かるように、典型的なラミネートは、経時的な親水性の
低下として定義される不安定性を示した。ラミネートは
妥当な貯蔵寿命を有していなければならないので、膜の
湿潤性を保持することは必須である。
試験した多くの界面活性剤は、安定性を改善しなかった
か、またはタンパク質への結合能力が低下したか、また
はその両方がみられた。安定性が不良であること、また
はタンパク質活性が不良であることは、いずれもラミネ
ートを使用に適さないものにした。
加えて、驚くべきことに、界面活性剤を膜に適用するビ
ヒクルもまた膜の安定性を改善する能力に影響を与える
ことがわかった。すべての界面活性剤がすべてのビヒク
ルに可溶なわけではないが、−船釣に、水ビヒクルから
適用した界面活性剤の方がイソプロパツールビヒクルか
ら適用した界面活性剤よりもうまくいった。界面活性剤
の非限定的例示を第■表に挙げる。これらは、非イオン
性、カチオン性、アニオン性。双性イオン性または帯電
防止剤として特徴付けられる。第■表にはまた、界面活
性剤を適用するビヒクル、および膜がタンバク質を結合
する能力を保持しながら膜が経時的に疎水性になるのを
抑止する能力として測定される界面活性剤の効果の結果
をも示す。結果は、処理膜が良好なタンパク質活性シグ
ナルを示し、かつ安定な経時的毛管速度を保持した(親
水性を保持したことを示すものとされる)場合にのみ「
+」とした。第■表中のデータはまた、下記実施例中に
おいても検討する。
(以下余白) ++++++ 一一ψト啼彎苛!■賃啼マー彎啼豐啼!ト彎啼ω閃ZN
<<ZZZZZ <<<<<<<<ψの 第■表かられかるように、2つのクラスの界面活性剤が
膜の安定性を改善するのに成功したように思われる。第
一のクラスは、水ビヒクルから適用したアニオン性の界
面活性剤である。アニオン界面活性剤は、非極性の足部
に結合した負に荷電した極性頭部からなっている。極性
の頭部は、−般に、硫酸塩、スルホン酸、リン酸塩、ま
たはカルボン酸塩基からなる。非極性の足部は、概して
1〜約16個の炭素原子を有する炭化水素鎖からなる。
この足部は、分枝鎖であってもよいし直鎖であってもよ
く、また他の非極性の置換基を有していてもよい。足部
の長さは1〜約12炭素原子であるのが好ましく、1〜
約8炭素原子であるのが最も好ましい。アニオン界面活
性剤は、一般にナトリウム塩またはカリウム塩として多
くの入手源から市販されている。好ましいアニオン界面
活性剤は、炭素数が1〜8の硫酸アルキルまたはスルホ
ン酸アルキルである。
アニオン界面活性剤に加えて、帯電防止剤の一つである
シアスタット(Cyastat)L Sが、ニトロセル
ロースとPVDF膜の両方に対してうまく機能した。こ
のクラスの帯電防止剤は以下、「シアスタット様」と称
するが、トリメチルアンモニウムカチオン頭部に結合し
た非極性の鎖R3と、低級アルキル基R2に結合した極
性のアニオンとが対になったものである。R1としては
、炭素数が8〜約20の直鎖または分枝鎖が挙げられる
R1はまた、シアスタットLSのアミド残基のような、
他の置換基を有していてもよい。R2は、炭素数1〜約
5の直鎖または分枝鎖アルキル側鎖を表す。極性アニオ
ンとしては、アニオン界面活性剤にみられるいかなるア
ニオンであってもよいが(上記)、硫酸塩が現在のとこ
ろ好ましい。
何故、アニオン性アルキル硫酸塩と対になったカチオン
性界面活性剤のように思われるこれらシアスタット様剤
では良い結果が出たのに、同様のカチオン性界面活性剤
のブロマイド塩では失敗したのかは完全にはわかってい
ない。しかしながら、アルキル硫酸塩の有しているアニ
オン性界面活性剤としての性質が重要な役割を果たした
ものと思われる。このことは、比較的短い非極性足部を
有するアニオン性界面活性剤もまた非常に良い結果が得
られるであろうことを示唆している。カチオン性界面活
性剤のブロマイド塩が失敗したのは、イソプロパツール
ビヒクルのせいであることも考えられる。
使用する界面活性剤の濃度は、特定の界面活性剤に依存
して0,01%〜約10%(w/w)であってよい。一
般に、ニトロセルロースに対しては、アニオン性界面活
性剤は0.1%〜約8%(w/w)の濃度で使用するの
が好ましく、約0.25%〜約3.5%(w/w)の濃
度で使用するのが最も好ましい、PVDFはまず第一に
疎水性がより大きいので、わずかに高い処理濃度(w/
w)が好ましいが、変換係数が減少していることにより
部分的に相殺される。最終的に好ましい濃度は約1.0
%〜約10%(w、/y)であり、約2%〜約5%(w
/w)であるのが最も好ましい。
シアスタット様剤は、膜に依存して約0.01%〜約l
θ%(w/w)の範囲の濃度で使用するのが好ましい。
ニトロセルロース膜に対しては、これら剤の好ましい濃
度は約0.1%〜約2.0%(、v/W)であり、最も
好ましい濃度は約0.2%〜約0゜5%(w/ w)で
ある。PVDF膜とともに用いる場合は、好ましい濃度
は約2%〜約10%(W/ W)の範囲であり、最も好
ましい濃度は約5%〜約9%(w/ w)である。最終
濃度(w/w)は、第1表の注に示したように、一定の
変換係数により処理溶液濃度(W/ V)から得ること
ができる。
試験した最終的な膜には、特定の膜製造業者により用い
られる専用の界面活性剤がいかなるものであっても、発
明者らの手により加えられた界面活性剤で処理されたこ
とにより失われるよりも少ない量の界面活性剤が含まれ
ていた。それゆえ、アニオン性界面活性剤について%(
W/ W)で示した本願における界面活性剤の濃度には
、製造業者によって膜に加えられていたかもしれないア
ニオン性界面活性剤に対し約0.O1〜約3%の許容量
が含まれている。これらは、5μ友の市販膜について行
った抽出研究に基づいて評価され、下記のように約0.
01%〜約11%(w/w)の範囲であつた。
MS I       9.3%〜11.3%S&S 
      0.75%〜2.2%サルトリウス 0.
01%〜1.15%シアスタットタイプの剤が膜製造業
者により加えられていたかどうかは疑わしいので、この
剤について掲げた%については同様の許容は行わない。
(5)方法: 本発明による膜の製造方法については、上記説明および
関連実施例から明白である。一般に、界面活性剤処理し
たニトロセルロースの全シートを一度にラミネートし、
ついで所望の幅のストリップにカッティングする。シー
トを平らな表面上に置き、リリースライナーを所望のラ
ミナから取り除く。このラミナを、しわができないよう
に注意しながら上記膜上にプレスする。約7.0ボンド
圧を加圧可能なローラーを用い、ラミナを膜に接着させ
る。ついで、所望の幅のストリップを該シートからカッ
ティングする。
界面活性剤はラミネート後(一方の側の)に膜に含ませ
ることもできるが、ラミネート前に界面活性剤を含ませ
るのが好ましい。
驚くべきことに、前の反対側も同様の手順に従ってラミ
ネートすることができる。この場合、タンパク質の添加
は第二のラミネートの前に必ずしておかなくてはならな
い。タンパク質は膜の表面に加えるので、ラミネートに
伴うタンパク質の安定性の問題は、同じ膜のこの第二の
ラミネート操作において最大になることが考えられる。
しかしながら、本発明の方法および組成物を用いること
により、イムノクロマトグラフィーストリップの両面を
ラミネートできることがわかった。このことから、汚染
物質を斥け、試料流体の蒸発を抑制するという利点がさ
らに得られる。両側をラミネートする場合は、隣接する
成員またはゾーンと接触させるために、一般に片方の小
さなセクション(約1/4インチ)をラミネートしない
まま残しておく。
本発明の装置を使用する方法もまた、上記で説明した。
詳しい情報は、当業者がヨーロッパ特許出願公開EP−
A−299,428号明細書を参照することにより得ら
れる。本発明の装置は、抗原性の分析対象物を膜上のタ
ンパク質抗体により捕捉するクロマトグラフィーイムノ
アッセイにおいて最も効果的に使用できる。捕捉された
リガンド/分析対象物は、ついで抗リガンド抗体とシグ
ナル生成物からなるトレーサー結合体により検出される
。シグナルは、同位体標識やコロイド標識などのように
直接生成させることもできるし、または酵素標識のよう
に間接的に生成させることもできる。これらの技術は、
競合アッセイプロトコールがそうであるように、すべて
当該技術分野でよく知られている。
つぎに、実施例に基づいて本発明をさらに詳しく説明す
るが、本発明はこれらに限られるものではない。
実施例! フレキシコンから入手した溶媒ベースのアクリル酸接着
テープ(PM 100 CM/V 23/71PMO)
G用い、ニトロセルロース膜(シュライヒヤー&シュエ
ルから人手した孔径5ミクロンのもの)を両側でラミネ
ートし、22℃、37℃および45℃で貯蔵した。種々
の時間間隔で(0日、7日、14日、21日、28日、
56日、84日、112日など)、ラミネートした膜1
〜3MRのストリップを試験溶液(0,1M)リスpH
7,4,0,9%NaC1、フェノールレッド)中に浸
漬し、溶液フロントが5 、4 amの距離を移動する
のに要する時間を測定することにより膜の親水性を試験
した。
親水性の大きな膜は、液体が5 、4 cm移動するの
に要する時間が短い。第4図の結果は、すべてのラミネ
ート膜が経時的に親水性が低下したこと、および貯蔵温
度を高めると親水性の喪失の起こる速度が増大すること
を示している。
実施例2 フレキシコンから入手した溶媒ベースのアクリル酸接着
(V23)テープであるPM100CM/V 23/7
1 PMOおよびPM150C/V23/ポリSC9、
およびアドヒーシプ・リサーチから入手した水ベースの
アクリル酸接着(AS73)テープであるAR7279
/AS73を用い、ニトロセルロース膜(実施例1と同
様)を両側でラミネートした。2種のフレキシコンチー
ブの主要な違いは、リリースライナー71PMOが紙リ
リースライナーであるのに対してポリSC9はポリエス
テルリリースライナーであることである。AI(727
9/AS73はポリエステルリリースライナーを有する
。これら膜を37℃でインキュベートし、実施例1に記
載のようにして試験した。その結果は、下記の通りであ
る。゛ 37℃にて特定の日数貯蔵した後で5.4fLt量  
 cmストリップを移動する毛管時間(分)0  7 
 14  21 28 35 56 84 11214
0日*1 4.87.7 6.6 6.86.6  n
/a 7.28.19.19.3*2 5.99.31
2.612.69.716.2*3 6.15J  5
.0 6.25.9  n/a 5.65.76.06
.3(注)*l:フレキシコン71 PMO*2:フレ
キシコンポリSC9 *3:AR7279/AS73 AR?279/AS73でラミネートした膜は、168
日後でも親水性が低下しなかった。PMIo 0 CM
/V 23/71 PMOでラミネートした膜は、約1
40日後に約2の係数で親水性が低下した。PM150
C/V23/ポリSC9でラミネートした膜は親水性の
低下が最も著しく、わずか35日後に2.7の係数で低
下した。このデータは、溶媒ベースの接着剤が、ラミネ
ート膜に疎水性を引き起こし得ることを示している。こ
の系におけるリリースライナーは、使用時に接着剤層に
残留する溶媒の量に影響を与えるという役割を果たして
いる。非透過性のポリエステルリリースライナーである
ポリSC9の方が透過性の紙ライナーである? IPM
Oよ・りも、接着剤層中に保持される溶媒の量が多いこ
とが予想される。また、所望の親水性の性質を損なうこ
となく、水ベースの接着剤を用いて膜をラミネートする
ことができる。
実施例3 フレキシ:+ンPM150c/V23/ポリSC9溶媒
ベースアクリル酸接着テープを用い、実施例1に記載の
ようにしてニトロセルロース膜をラミネートし試験した
。得られた結果は、この物質で膜をラミネートした後4
5℃でインキュベートすると親水性の損なわれ方が最も
大きいことを示していた。
37℃にて特定の日数貯蔵した後で5.4撓塁剋cyt
ストリップを移動する毛管時間(分)0  7  14
  21  28 56 84 112140 168
日*1 4.1 5.9 6.5 6.6 7.28.
2 g、99.211.511.9*2 3.61G、
0 10.4 12.612.3(注)*1:フレキシ
コン?IPMO *2:フレキシコンボリSC9 実施例4 ニトロセルロース膜を単一の界面活性剤(下記参照)の
溶液中に浸漬し、波膜を該溶液で完全に湿潤させること
により、波膜に該単一の界面活性剤を含浸させた。この
膜を5〜10秒後に溶液から取り、紙用クリップで吊し
、室温条件にて2〜20時間乾燥させた。得られた膜を
下記のようにして試験した。抗HCG抗体の溶液(1、
2H/mQ)を細い毛細管[マイクロMLチュービング
(Micr。
ML tubing)、エルムハースト(E 1mhu
rst)、NY]を通して0.05t(1/分の流速に
てポンプで流し、該チュービングを膜表面を横切って0
.5インチ/秒の速度で移動させることにより、該溶液
を波膜の狭いゾーン中に適用した。この膜の狭いゾーン
中に固定化された抗体は、捕捉部位を形成する。この膜
をストリップにカッティングし、HCGに結合するセレ
ン結合体を用いてイムノクロマトグラフィーを行った(
ヨーロッパ特許出願公開EP−A−229,428号明
細書参照)。抗体が膜へ結合することに及ぼす各界面活
性剤の影響は、50mIUのHCG尿素を用いてイムノ
クロマトグラフィーを行ったときの該捕捉部位に結合し
たセレン結合体の相対量により評価した。この試験にお
けるシグナルの減少は、界面活性剤のブロッキング作用
により引き起こされたニトロセルロース抗体結合能の喪
失と解釈した。
盃鼠Δ 下記界面活性剤(特に断らない限り水から)のそれぞれ
を1%(w/w)の濃度で用い、上記のようにしてニト
ロセルロース膜を処理し、試験したニトリトンX100
、トリトンX405、プルロニック(P 1uroni
c)F 6 B、プルロニックL62F。
プルロニックt、tot、ツイーン80、ツイーン20
、 Br1j35、マッカネート(Mackanate
)DC30、CI−I A P S 、およびジオクチ
ルスルホサクシネート(イソプロパツールから)。各場
合において、界面活性剤処理した膜では、イムノクロマ
トグラフィーの間にシグナルの展開に減少がみられた。
工程B 下記界面活性剤(イソプロパツールから)のそれぞれを
001%(v/ v)の濃度で用い、上記のようにして
ニトロセルロース膜を処理し、試験した:マッカネート
DC30、セチルアルコール、ゾニル(Zonyl)F
 S O、ゾニルFSN、ゾニルFSP。
ゾニルFSJ、およびプルロニックL I O10これ
らの界面活性剤で処理した膜ではイムノクロマトグラフ
ィーの間にシグナルの展開に減少はみられなかったが、
膜の毛管速度は処理の結果減少した(このことは、上記
で説明したように、膜の親水性が低下したことを意味す
るものとされる)。
盈艮片 上記工程Bに記載のようにしてニトロセルロース膜を処
理し試験したが、毛管速度を増大させるために界面活性
剤溶液に0.5%グリセロールを加えた。得られた膜は
、イムノクロマトグラフィーの間にシグナルの展開で減
少がみられなかった(しかし、親水性に対する影響につ
いては実施例5を参照のこと)。
工■旦 下記界面活性剤(イソプロパツール溶液から)のそれぞ
れを1%(W/ V)の濃度で用い、上記のようにして
ニトロセルロース膜を処理し、試験したニドデシルトリ
メチルアンモニウムブロマイド、セチルトリメチルエチ
ルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシルトリメチルア
ンモニウムブロマイド、およびスルホニル(S urf
onyl) l 04 P A、得られた膜は、イムノ
クロマトグラフィーの間にシグナルの展開で減少がみら
れなかった(しかし、親水性に対する影響については実
施例5を参照のこと)。
工程E 下記界面活性剤(水溶液中)のそれぞれを用い、上記の
ようにしてニトロセルロース膜を処理し、試験した:1
%ペンタンスルホン酸、1%へブタンスルホン酸、1%
オクタンスルホン酸、1%デカンスルホン酸、0,1%
ドデカンスルホン酸、0.1%ドデシル硫酸ナトリウム
、および0.2%シアスタットLS、得られた膜は、イ
ムノクロマトグラフィーの間にシグナルの展開で減少が
みられなかった。
実施例5 実施例4工程Cおよび工程りに記載のようにして製造し
た膜を、実施例3に記載のようにして試験した。フレキ
シコンPM150C/V23/ポリSC9でラミネート
した結果、すべての膜は親水性の性質が低下し、14日
後に流速が使用不能な程遅くなりまたは変化した。これ
らの研究の目的においては、5 、4 cmのストリッ
プに対して流励時間が10分を越えるか、または流速の
変化が20%を越えるときは使用不能であると考えた。
ラミネートが使用不能であると決定した時点でこれらの
研究を終えた。
実施例6 実施例4工程Eに記載のようにして製造した膜を、実施
例3に記載のようにして試験した。フレキシコンPM 
150 C/V 23/ポリSC9でラミネートし45
℃にて加速熟成(accelerated aging
) した後、すべての膜は親水性の性質を保持した。
45℃にて特定の日数貯蔵した後で5゜4Jfl−if
剋cmストリップを移動する毛管時間(分)旦 ′L 
 旦 旦 旦旦 へ0ンタンスル本ン酸    4.1  5.5  5
.4  5.6  5.6ヘフリンスル本ン酸    
4.9  5J   5.2  5.2  5.3オク
タンスル本ン酸     5.1  5.6  5.4
  5.6  5.7テ゛力ンスル本ン酸     5
.7  6.4  6.0  6.3  6.2ビテゝ
カンスルネン酸   6.2  6.4  6.0  
6.3  6.3どテ1シル硫酸     6.3  
7.1  7.0  6.4  6.3ジアスタフト 
        5.5  6.3  6.2このこと
は、これらの界面活性剤がニトロセルロースの抗体結合
を妨害せず、また溶媒ベースのアクリル酸接着剤により
引き起こされる親水性の低下に対する抵抗性を付与する
ことを意味している。
実施例フ イソプロパノールかまたは水中の1%シアスタットLS
を用い、実施例4工程Eに記載のようにしてニトロセル
ロース膜を処理および試験し、ついで実施例3に記載の
ようにして試験した。イソプロパツール溶液から処理し
た膜ではPMI50C/V23/ポリSC9でラミネー
トし熟成した後に親水性の性質が失われたが、水溶液か
ら処理した膜では親水性の性質は失われなかった。
特定の日数貯蔵した後で 特定の距離を移動する毛管時間 0  7  14  21  28  56  84 
112日*1  5.16.2 5.7 6.6 6.
3 6.2 6.2 6.1*2  0.45.4 4
.5 (5,4cmに外挿すると使用不能) (注)*l:水溶液からのシアスタット(5、4cm。
分) *2:イソプロパノールからのシアスタット(遼4級 1 、4 cm、分) 実施例8 有機溶媒ゴムベース接着剤(3M−#396)を用いて
ニトロセルロース膜(S&S、5ミクロン)をラミネー
トし、37℃にて貯蔵し、毛管速度について試験した。
特定の日数貯蔵した後で5 、4 cmの度置剋   
 ストリップを移動する毛管時間(分)p  ヱ  旦
  U  旦旦 3M−#396   4.7 22.2 26J  3
3.3 37.7実施例9 有機溶媒アクリル酸ベース接着剤(フレキシコンv95
)を用いてニトロセルロース膜をラミネートし、37℃
にて貯蔵し、毛管速度について試験した。
特定の日数貯蔵した後で5 、4 amの撒肴剋   
 ストリップを移動する毛管時間(分)0   7  
 14  21日 71z4シ1:/V−955,08,79,310,3
実施例10 有機溶媒アクリル酸ベース接着剤(フレキシコンV17
0)を用いてニトロセルロース膜をラミネートし、37
℃にて貯蔵し、毛管速度について試験した。
特定の日数貯蔵した後で5 、4 C3!の謄4級  
 ストリップを移動する毛管時間(分)0 7  14
 21 28 56 84 112140日7に4ノ:
+yV−170  4.2 6.2 7.1 9.1 
 ?、3 8.9 10.0 9.7 11.9寒鬼慰
上土 熱活性化接着剤(モノコート)を用いてニトロセルロー
ス膜をラミネートし、37℃にて貯蔵し、毛管速度につ
いて試験した。
特定の日数貯蔵した後で5 、4 cmのtl l I
I    ストリップを移動する毛管時間(分)!! 
 ′L  旦 υ■印 モノコート        4.1   4.2   
4.4   4.5実施例12 ホットメルト接着剤を用い、ポリエステルに結合したポ
リエチレン層からなるニトロセルロースをラミネートし
た。ホットメルト接着剤は、溶融温度が265〜90℃
の100%固形分からなる熱可塑性の接着剤である。こ
のラミネート手順では、疎水性の有機溶媒が結合層から
膜中へ移動する機会がないので、膜の流速に影響を与え
ることばない。
実施例I3 水ベースのカゼイン接着剤を用い、ポリエステル支持体
に結合した粘性カゼイン溶液層からなるニトロセルロー
スをラミネートした。そのような物質は、水中の20%
カゼイン溶液の薄層をポリエステルに適用し、最終濃度
が70〜90%になるまで薄層から水を蒸発させること
により製造する。この接着性物質を用いてラミネートし
た場合は、接着剤から膜へ水が移動することにより膜の
水和の度合が増大するので、膜の親水性の性質が低下す
ることはない。
実施例14 水ベースのポリビニルピロリドン(PVP)接着剤を用
い、ポリエステル支持体に結合した粘性PVP溶液から
なるニトロセルロースをラミネートした。そのような物
質は、20〜30%(w/w)PVP(分子量3.00
0〜5,000)(7)薄層をポリエステルに適用し、
最終濃度が70〜90%(w/V)になるまで核層から
水を蒸発させることにより製造する。この物質を用いて
ラミネートした場合も、実施例13に記載したのと同じ
理由で、膜の親水性の性質が低下することはない。
実施例15 ポリ酢酸ビニル(PVA)粒子の水性乳濁液から製造し
た接着剤を用い、ニトロセルロースをラミネートした。
PVA粒子(直径1〜50ミクロン)の70%固形分水
溶液を0.5%ドデシル硫酸ナトリウム安定化界面活性
剤とともに薄層としてポリエステル支持体に適用し、最
終濃度が90〜99%固形分になるまで水を蒸発させる
。この物質を用いてラミネートした場合も、実施例13
に記載したのと同じ理由で、膜の親水性の性質が低下す
ることはない。
実施例16 幅7.3インチのニトロセルロース織物を、下記濃度の
シアスタットLSの幾つかの溶液の一つの浴中を0.5
フイ一ト/分にて引っ張って移動させた:0.l、0.
2.0.3.0.4および0.5%Cw/w)。浸漬路
の長さは約3〜4インチであり、滞留時間は30〜40
秒であった。ついで、この織物を60℃の乾燥トンネル
中で約1o分間乾燥させた。このシートからカッティン
グしたストリップを、37℃で貯蔵したポリ5C−9ラ
ミネートを用い上記実施例3および4と同様に試験した
未処理コントロールおよび0.1%および0.2%処理
試料からのシグナルは良好であった。0.3%および0
.4%処理試料からのシグナルは普通であった。0.5
%処理試料からのシグナルは不良であった。親水性の安
定性は以下の通りであった。
37℃にて特定の日数貯蔵した後で5.4ORストリツ
プを移動する毛管時間(分)0  5    7  1
4日 6.8 12.7 12.0 12.25.5  6.
3  6.3  6.2  ’4.3  5.3  5
.3  5.24.8  4.7  4.7  4.4
4.8  4.6  4.8  4.6シアλタツト 4可− 0,1% 0.2% 0.3% 0.4% 0.5% 実施例17 ポリビニリデンジフルオライド(PVDF)膜(2,0
ミクロン)をミリボアから入手した。この物質は、ミリ
ボアの親水性デュラボア(D urapore)物質の
疎水性前駆体である。入手したままの膜は水溶液で湿潤
することができなかったので、抗体試薬を都合よく膜に
適用することができない。親水性デエラボアのタンパク
質結合は非常に低かったので、抗体試薬を吸着により固
定化するには有用でない。
実施例18 疎水性PVDF膜(2,0ミクロン)に1%(W/V)
プルロニックLIOI溶液を含浸させ、乾燥させた。得
られた膜は抗HCG抗体の水溶液で湿潤させることがで
きたが、抗HCGセレン結合体を500alU分析対象
物濃度で用いたイムノクロマトグラフィーを10分間行
ってもシグナルの展開はみられなかった。おそらく、界
面活性剤により湿潤が可能となったが、タンパク質の結
合がブロックされたものと思われる。
実施例19 疎水性PVDF膜(2,oミグCl:/)?、、6.7
%(W/w)シアスタットLS溶液を含浸させ、乾燥さ
せた。得られた膜に抗HCG抗体(3,31/xf、 
 1μl)を適用し、抗HCGセレン結合体および50
0w1 U HCG尿試料を用いてイムノクロマトグラ
フィーを行った。その結果、ニトロセルロース膜を用い
て観察した場合と同等のシグナルの展開が示された。
実施例20 PVDF膜をイソプロパツール中に浸漬させ、波膜を完
全に湿潤させる。洗浄水を数回交換しながら上記湿潤膜
を水浴中に浸漬させることにより、イソプロパツールを
洗い出す。ついで、波膜のボイド構造中に拡散するのに
充分な時間、波膜をドデシル硫酸ナトリウム(SDS)
界面活性剤の5%(w/w)水溶液中に浸漬することに
より、波膜にSDS界面活性剤を含浸させる。得られた
5%SDS水溶液含浸膜を浴から取り、乾燥させる。タ
ンパク質のPVDF’への結合がニトロセルロースの場
合と同様であると仮定すると、この膜は容易に湿潤する
ことができ、抗体の水溶液を容易に固定化することがで
きるであろう。これが、水に可溶であるがイソプロパツ
ールのような有機溶媒には不溶である界面活性剤を疎水
性PVDF膜中に導入する一般的手段である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、片面でラミネートする本発明の多孔質膜の模
式図である。 第2図は、両面でラミネートする本発明の多孔質膜の模
式図である。 第3図は、多孔質膜に適用する前のラミナ層を示す模式
図である。 第4図は、ラミネート前の熟成後の親水性の減少を示す
グラフである。 (主要符号の説明) IO:多孔質膜、12、I8:接着剤層、夏4;支持体
、16:第二の支持体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)アニオン性界面活性剤を約0.05%〜約8%(
    w/w)の最終濃度で含む湿潤性の多孔質膜を有機溶媒
    ベースの接着剤を用いて該膜の少なくとも1つの側面に
    て支持体にラミネートし、生物学的に活性な試薬と接触
    させてその試薬の活性を保持させていることを特徴とす
    る、診断アッセイに有用な固相装置。 (2)多孔質膜がニトロセルロースからなり、界面活性
    剤の最終濃度が約0.1%〜約3.5%(w/w)であ
    る請求項(1)に記載の装置。 (3)多孔質膜がポリビニリデンジフルオライドからな
    り、界面活性剤の最終濃度が約2.0%〜約5.0%(
    w/w)である請求項(1)に記載の装置。 (4)界面活性剤が硫酸アルキルまたはスルホン酸アル
    キル(アルキル鎖の炭素数は1〜約16)からなる請求
    項(1)に記載の装置。 (5)界面活性剤が1−ペンタンスルホン酸、1−ヘプ
    タンスルホン酸、1−オクタンスルホン酸、1−デカン
    スルホン酸、1−ドデカンスルホン酸およびドデシル硫
    酸塩よりなる群から選ばれたものである請求項(4)に
    記載の装置。 (6)分析対象物の存在または量を決定するための診断
    アッセイに有用な、ラミネートした湿潤性固相支持体の
    製造方法であって、、 (a)界面活性剤を約0.05%〜約8%(w/w)の
    最終濃度にて含ませた多孔質膜を、有機溶媒ベースの接
    着剤を用いて支持体にラミネートし、ついで (b)該膜中でその活性が保持されるように、該多孔質
    膜の特定部分に生物学的に活性な試薬を接触させる ことを特徴とする方法。 (7)界面活性剤が硫酸アルキルまたはスルホン酸アル
    キル(アルキル鎖の炭素数は1〜約12)からなる請求
    項(6)に記載の方法。 (8)界面活性剤が水ビヒクル溶液から膜中に含ませら
    れる請求項(6)に記載の方法。(9)該多孔質膜のも
    う一方の側をラミネートする工程をさらに含む、請求項
    (6)に記載の方法。 (10)湿潤性多孔質膜固相を用いて試料中の特異的結
    合リガンドの存在または量を決定する方法であって、 (a)約0.05%〜約8%(w/w)の最終濃度にて
    アニオン性界面活性剤を含ませ、有機溶媒ベースの接着
    剤を用いて支持体にラミネートした多孔質膜の特定部分
    に、該リガンドと結合し得るリガンドレセプターを固定
    化し、 (b)工程(a)の膜の該特定部分を試料と接触させて
    リガンド/リガンドレセプター複合体を該膜上に生成さ
    せ、ついで (c)該複合体の存在または量を検出して分析対象物を
    測定する ことを特徴とする方法。 (11)工程(b)の接触を、該膜を試料中に浸漬する
    ことにより行う請求項(10)に記載の方法。 (12)工程(b)の接触を、該膜の一端を試料と接触
    させ、毛管作用により試料を該膜中を該特定部分まで移
    動させることにより行う請求項(10)に記載の方法。
JP2260291A 1989-09-27 1990-09-26 クロマトグラフアッセイ用多孔質膜装置およびその製法 Pending JPH03120469A (ja)

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