JPH03120194A - エスカレータの安全装置 - Google Patents

エスカレータの安全装置

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JPH03120194A
JPH03120194A JP24993190A JP24993190A JPH03120194A JP H03120194 A JPH03120194 A JP H03120194A JP 24993190 A JP24993190 A JP 24993190A JP 24993190 A JP24993190 A JP 24993190A JP H03120194 A JPH03120194 A JP H03120194A
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escalator
handrail
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housing
safety device
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ウィリー アドリアン
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デトレフ ベー.モルデンハウアー
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ディートリッヒ ヘルマン
Abraham Detlef
デトレフ アブラハム
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B29/00Safety devices of escalators or moving walkways
    • B66B29/02Safety devices of escalators or moving walkways responsive to, or preventing, jamming by foreign objects
    • B66B29/04Safety devices of escalators or moving walkways responsive to, or preventing, jamming by foreign objects for balustrades or handrails

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、エスカレータ用ハンドレールの帰還ハウジン
グに付設したエスカレータの安全装置に関し、特に、ハ
ンドレール上の障害物等が帰還ハウジングの入口に衝突
或はハンドレールの移動に従って帰還ハウジング内に引
き込まれることにより生ずるハンドレールの移動輪方向
及び/又は半径方向に作用する異常な力を感知し、この
ような異常事態にエスカレータを適宜停止することがで
きるエスカレータの安全装置に関する。
[従来の技術] エスカレータに用いる移動ハンドレールは、エスカレー
タ或は動く歩道の移動ステップの動きに同調してハンド
レールガイドに沿って駆動されている。エスカレータの
降口で、ハンドレールの走行経路が順方向から逆方向に
逆転する。近代的なエスカレータの場合、ハンドレール
が湾曲した親柱の外周に沿って逆転し、帰還ハウジング
内に画成された帰還経路に沿って移動する。
[発明が解決しようとする課題] 上記したように、エスカレータ用ハンドレールが帰還経
路に沿って逆方向に戻ろうとするとき、帰還ハウジング
を必ず経由するが、ハンドレールの移ll11こ従って
、例えば、異物等が帰還ハウジング内に引き込まれたり
、或はハンドレールと帰還ハウジングとの間隙から無理
やり押し込まれたりして、エスカレータの構成要素の一
部を損傷したり、或は乗客に傷害を及ぼす可能性があっ
た。
そこで、エスカレータ用ハンドレールの帰還ハウジング
内に引き込まれたり、押し込まれたりした異物等に起因
する異常な力の発生を検知し、適宜警鐘を鳴らしエスカ
レータを停止することが望まれていた。
上記した問題点に鑑みて、本発明の目的は、エスカレー
タ用ハンドレールの帰還ハウジングに付設するエレベー
タの安全装置を提供することである。
本発明の他の目的は、エスカレータ用ハンドレ−ルの帰
還ハウジングにおいて、障害物又は異物を検知するやい
なや、エスカレータを停止することができるエスカレー
タの安全装置を提供することである。
本発明の他の目的は、エスカレータの安全装置に加えら
れた、ハンドレールの軸方向並びに半径方向の力の成分
を検知することにより、エスカレータを停止することが
できるエスカレータの安全装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の第一の構成にお
いては、エスカレータの移動ハンドレールの帰還ハウジ
ングに付設するエスカレータの安全装置において、a)
帰還ハウジングに組み付け、ハンドレールの外形を取り
囲むように輪郭形成し、且つ帰還ハウジング内へと移動
しているハンドレールの移動方向とは逆方向に帰還ハウ
ジングから突出するように配設した変形可能な弾性バン
パーと、b)帰還ハウジングに組み付けたエスカレータ
制御スイッチであって、この制御スイッチが作動すると
、エスカレータを停止する停止信号が出力されてハンド
レールの移動を停止することが可能なエスカレータ制御
スイッチと、及びC)バンパーに結合され、バンパーと
エスカレータ制御スイッチとの間で移動可能に組み付け
られ、且つ通常はバンパーの弾性により前記制御スイッ
チから離間して保持され、且つハンドレール上の異物と
バンパーとが係合したとき、帰還ハウジングのほうに生
ずるバンパーの十分な変形により、前記制御スイッチと
接触しこのスイッチを作動するアクチエエータ手段とか
ら構成したエスカレータの安全装置を提供するものであ
る。
前記アクチエエータ手段を、ハンドレールの外形を取り
囲むように輪郭形成した高剛性のハウジング手段と、こ
のアクチュエータ手段をバンパーと嵌合するロック手段
とから形成し、且つこのハウジング手段に、前記制御ス
イッチを選択的(こ作動するため、このスイッチの方向
へハウジング手段から延びた複数の細長いピンを備える
ものとする。また、前記安全装置は、このハウジング手
段を介してハンドレールの移動を案内するために、ハウ
ジング手段に組み付けられたハンドレールのガイド手段
を有し、且つこのガイド手段にハンドレールの互いに対
向する側面に接触する案内ローラを備えるものとする。
更に、前記安全装置は、バンパーとハウジング手段との
間に配設された半径方向圧力センサを有し、且つこの圧
力センサによってバンパーとハンドレールとの間に挟ま
ったハンドレール上の異物の存在を検知したとき、エス
カレータの電源を遮断するように動作するものとする。
本発明の第二の構成に従うと、エスカレータの移動ハン
ドレールの帰還ハウジングに付設するエスカレータの安
全装置において、a)帰還ハウジングに組み付け、且つ
ハンドレールの少なくとも一部の外形を取り囲むように
輪郭形成した高剛性のハウジング手段と、及びb)ハン
ドレールと前記ハウジング手段との間に配設し、ハンド
レール上の異物との接触により十分な変形を生じたとき
、エスカレータを停止し、ハンドレールの移動を停止す
るための停止信号が出力されるように動作する、変形可
能な半径方向圧力センサとから構成したエスカレータの
安全装置を提供するものである。
更に、前記安全装置は、前記ハウジング手段に結合した
弾性バンパーを有し、且つ前記圧力センナをバンパーの
一部分とハウジング手段との間に配設し、ハンドレール
からバンパーを介してこの圧力センナに伝達された半径
方向の力によって、圧力センナをハウジング手段に対し
て押圧し、圧力センサを変形するように構成するものと
する。
更に、前記安全装置は、前記ハウジング手段に近接して
配設したエスカレータ制御スイッチであって、この制御
スイッチを作動したとき、エスカレータとハンドレール
の移動を停止する停止信号が出力されるように動作する
エスカレータ制御スイッチと、ハンドレール上の障害物
とバンパーとの係合により生じた、制御スイッチの方向
へハウジング手段を移動するのに十分なバンパーの変形
により、制御スイッチを選択的に作動するために、ハウ
ジング手段に配設したアクチュエータ手段とを備えるも
のとする。
[作用] 上記のように構成されたエスカレータの安全装置による
と、ハンドレールの帰還ハウジング内への移動につれて
、障害物等が帰還ハウジングの入口に衝突したり、或は
異物等がハンドレールと帰還ハウジングの間に挟まって
帰還ハウジング内に引き込まれたりしたときに、障害物
又は異物等に起因する外力が加わり、帰還ハウジングの
入口に配設された弾性バンパーが変形する。ハンドレー
ルの移動方向(軸方向)におけるバンパーの十分な変形
により、バンパーと嵌合するガイド部に組み付けられ且
つハンドレールの軸方向に延びる複数のピンが帰還ハウ
ジングに固定されたエスカレータ制御スイッチを作動し
て、非常ベルを鳴らし、エスカレータの電源供給を停止
するように機能する。例えば、ハンドレール上のある物
体がバンパーに強く衝突した場合には、バンパーはハン
ドレールの軸方向にかなりの変形を生ずる。この変形に
より、エレベータ制御スイッチが作動し、エレベータは
一旦停止するが、この衝突の原因となった物体が除去さ
れるやいなや、バンパーの弾性に起因するバンパー形状
の復元によりピンがスイッチから離間し、自動的にエス
カレータは再始動する。
また、ハンドレールの移動により、帰還ハウジング内に
引き込まれた異物等の物体がバンパーに及ぼす外力の半
径方向の成分は、弾性バンパーを介して、バンパーの一
部分とハンドレールを取り囲むように帰還ハウジング内
に配設された高剛性のハウジング又はカラーとの間に配
設された半径方向圧カゼンサに伝達され、圧力センサを
カラーに対して押圧し、圧力センサを変形する。例えば
、圧力センサとして導電性テープを用いた場合には、圧
力センサの変形により、この導電率が変化するので、こ
の導電率の変化により、帰還ハウジング内に引き込まれ
た異物等の存在を検知することができ、異物等の検知の
際は、非常ベルを鳴らし、エスカレータの電源が切られ
、エスカレータが停止される。この場合、帰還ハウジン
グ内に引き込まれた異物等が取り除かれた後、エスカレ
ータは、自動的に再始動されるのではなく、手動にて再
始動される。
[実施例コ 第1図及び第5A図に、ハンドレール4がその帰還ハウ
ジング内に戻る、帰還ハウジングの入口を示しているが
、この帰還ハウジングの人口には、参照符号2で示すエ
スカレータの安全装置がハンドレール4の外形を覆うよ
うに配設されている。
この安全装置2を構成する様々な構成要素を第2図に示
す。安全装置2のハンドレール進入端は、例えば、ネオ
プレーンゴムのようなゴム材料から成る弾性バンパー8
から形成されている。第2図に示すように、バンパー8
は、矢印Aで示す方向にバンパー内をハンドレール4が
通過するための通路IOと、ハンドレールの進入側に面
した外部に露呈した曲面12とを備えている。バンパー
8の下流端には、略円環状ボス部14が形成されている
。また、バンパー8の下流端のボス部14の周囲には略
円環状凹所16が画成されている。この凹所16に近接
して、内側ランド部18及び外側ランド部20が各々形
成されている。安全装置2は更にバンパー8の下流に配
設される略円環状ベースs22を有する。このベース部
22は、バンパーの略円環状凹所16と嵌合する円環状
緊締用ボス部24を有しており、ランド部18及び20
によって所定位置に着脱可能に保持される。このベース
@22は、バンパー8の通路10内へ延長形成された、
狭い通路を画成する内部スロート部26を有する。この
スロート部26は、ハンドレールが通過する軸方向に延
びる中ぐり部28を有している。また、複数のピン30
が下流域へ向かってベース部22に組み付けられている
。この安全装置2は、更にベース部22の下流に配設さ
れるガイド部32を有する。このガイド部32は、ベー
ス部22の外周を覆うように延長形成された段付き穴ぐ
り部34を有する。段付き穴ぐりfi534内に形成さ
れたボス部36は、ベース部22内の当接部38内に嵌
め込まれる。ピン30は、ガイド部32内の貫通孔40
内に摺動可能に挿入される。このガイド部32は、第5
図に示されるように各々当接する一対のハーフから構成
されるのが好ましく、これらのハーフは、ピン30を貫
通孔40に通すことにより、各々のハーフが組み付けら
れ一体化されたガイド部32を形成する。第5図には、
一対のハーフの一方を示す。ガイド部32を形成する各
々のハーフは、その側面に開口部42を有しており、こ
の開口部42を介して、ハンドレールガイド用ローラ4
4が走行中のハンドレールと接触し得るように、ナツト
48によって所定場所に固定されたシャフト46に回転
可能に組み付けられる。安全装置2は、更に外部ハウジ
ング50を有しており、ガイド部32を形成する一対の
ハーフから成るガイド部32のサブアセンブリを覆うよ
うに配設される。この外部ハウジング50は、上流域に
フランジ52を有しており、この7ランジ52がバンパ
ー8の外周に近接して画成された略円環状凹所54と嵌
合する。また、外部ハウジング50は、ガイド部32を
取り囲む側壁部56を有する。外部ハウジング50の内
側には、ラグ部58が形成されており、このラグ部58
は、ガイド部32を形成する一対のハーフを緊密に締結
して一体化するように、ガイド部32の外周に形成され
た外部スロット60と嵌合する。
また、外部ハウジング50内には開口部62が画成され
ており、この開口部62を介して、前記ナツト48をナ
ツト取付面に取り付けるようにしている。
第3図及び第4図は、バンパー8及びベース部22の前
面図であり、これらの部品形状を明確に示している。バ
ンパー8及びベース部22は、各々、ハンドレールの進
行方向に沿うように切り込まれた間隙部64及び66を
有しており、これらの間隙部を介して、ハンドレールを
通路10及び中ぐり部28内に配設するのを許容してい
る。バンパー8の凹所16及びベース部22のボス部2
4の形状も第3図及び第4図に明示されている。
また、ベース部22のピン30の配設位置に関しては、
第4図に明示されている。
第6図〜第11図には、ハンドレールが帰還ハウジング
内に戻る場合に生ずるであろう不具合の連続的な発生状
況、並びにこの不具合を本発明に従うエスカレータの安
全装置ではいかに検知し処理しているかが示されている
まず、第6図には、矢印Aの方向に本発明の安全装置を
介して通過するハンドレール4が示されている。外部ハ
ウジング50は、矢印入方向へのハンドレール4の移動
に対して、外部ハウジング50及びガイド部32を保持
するエスカレータトラスに固定されたストッパ51と係
合され、外部ハウジング50及びガイド部32は、エス
カレータのトラスに固定されている。バンパー8及びベ
ース部22は、外部ハウジング50及びガイド部32に
対して摺動可能に配設されている。バンパーが有する固
有の弾性と、固定された外部ハウジング50のフランジ
52とバンパーとの係合により、バンパー8及びベース
部22は第6図に示す中立位置に保持される。この中立
位置においては、ピン30がエスカレータの電源をON
10 F F制御するエスカレータ制御スイッチ31か
ら離間しており、エスカレータの電源はON状態にある
仮に、ピン30がスイッチ31を作動したならば、エス
カレータの停止信号が発せられ、エスカレータは停止す
る。
また、本発明に従う実施例の安全装置2には、バンパー
8のボス部14の外周面とベース部22の内周面25の
間に配設された半径方向圧力センサ15が付加されてい
る。この圧力センサ15としては、内側が導電性材料か
らなるテープを用いることができる。このテープの導電
率は、テープに加えられた圧力に依存して変化するので
、この導電率の変化から異物等の存在を検知することが
できる。前述した第6図に示されたハンドレールの走行
状部は、帰還ハウジングを含むハンドレールの帰還領域
に作用する異常な外力が全く作用していないハンドレー
ルの正常走行状態を示す。
第7図は、バンパー8の曲面12に外力Fが作用してい
る場合を示す。この外力Fは、移動しているハンドレー
ル4上の障害物がバンパー8の前面の曲面にぶつかって
生ずるか、或は移動しているハンドレール4によってバ
ンパー8内に引き込まれた異物等により生じたものであ
る。バンパー8の固有の弾性により、バンパー8と固定
されている外部ハウジングフランジ52との間には付勢
力(反力)Flが発生する。この付勢力F、により、ピ
ン30はスイッチ31から離間する方向に付勢される。
この外力Fが付勢力F、よりも小さいときには、ピン3
0はスイッチ31から離間して保持されているが、逆に
、外力Fが付勢力FIよりも大きくなると、ピン30が
スイッチ31に接触してスイッチ3Iを作動する。この
結果、非常ベルが鳴り、エスカレータは停止される。こ
の異常事態検出状態を第8図に示す。第8図に示す異常
事態検出状態では、ピン30に作用している正味の力F
、に−より、ピン30がスイッチ31と接触するように
移動する。非常ベルが鳴り、エスカレータが停止された
時点において、バンパー8に加えられた外力の根源であ
る障害物又は異物等が調査され取り除かれるが、障害物
又は異物等が取り除かれた瞬間に外力Fは零となり、バ
ンパーの弾性により、第9図に示すように、−瞬、付勢
力F、のみがピン30に作用した状態になるが、この付
勢力F、もバンパーの弾性によってバンパーが変形前の
形に復元するにつれて解除され、ピン30がスイッチ3
1から再び離間される。この結果、非常ベルが鳴り止み
、エスカレータは再始動する。
第10図及び第11図にて、異物等がハンドレール4の
移動により安全装置2内に引き込まれたときの安全装置
の動作を説明する。ハンドレール4及びバンパー8の間
隙に存在する異物によりバンパー8に加えられる外力を
Fsで示すが、この外力F3は、ハンドレールの軸方向
に作用する力の成分と半径方向に作用する力の成分とに
分解され得る。外力F3の軸方向の成分がバンパー8の
付勢力FIの大きさを越えるとき、ピン30はスイッチ
31に接触し、スイッチを作動して、非常ベルを鳴らし
、エスカレータを停止し、ハンドレール4の移動を停止
する。仮に、異物がバンパーの中ぐり部に画成された通
路lO内に存在するならば、外力Fsの半径方向の成分
により、バンパー8のボス部14が変形される。このバ
ンパーの変形は、半径方向圧力センサ15によって検知
される。外力F3の半径方向の成分がセンサ15に圧力
を加えるとき、圧力センサ15を介して流れる電流が圧
力センサ15の導電率の変化に起因して変化する。この
電流値の変化は、エスカレータの電子制御装置により認
知され、電流値の変化が半径方向圧力センサにより検知
されたときには、電子制御装置からエスカレータを停止
する信号が発生される。
センサ15が異物等を検知したとき、異物等が安全装置
2の内側から取り除かれ、エスカレータは、手動にて再
始動される。外力F3の軸方向の成分によりピン30が
スイッチ31を作動するときには、ピン30がスイッチ
31から離間するやいなや、エスカレータは自動的に再
始動する。
上述したように、本発明に従うエスカレータの安全装置
は、二重の安全機能を提供するのが理解できるであろう
。即ち、一つは、ハンドレールの帰還ハウジングを衝撃
する障害物等によって生ずるハンドレールの軸方向の外
力を、安全装置の弾性バンパーの変形を介して制御スイ
ッチを作動して、エスカレータを停止するようにした安
全機構であり、他の一つは、実際にハンドレールの移動
に従って帰還ハウジング内に引き込まれた異物等により
生ずるハンドレールの軸方向並びに半径方向の力の成分
を有す蚤外力を、安全装置の半径方向圧力センサを介し
て検知して、エスカレータを停止するようにした安全機
構である。前者の安全機構の場合、エスカレータの異常
事態を引き起こした障害物等が取り除かれるやいなや、
エスカレータは自動的に再始動するが、後者の場合、帰
還ハウジング内に引き込まれた異物等を取り除く作業が
確実に完了された後、エスカレータは手動で再始動され
る。本実施例で示した安全装置2の構成要素は、意図さ
れた安全装置の機能を損なうことのないように、ハンド
レール自体を形成する材質の表面の摩耗やハンドレール
上に付着した汚れに対するハンドレールの外形寸法の予
期され得る通常の変化に適応する程度の許容を持たせて
、その寸法形状等が設計されており、ハンドレール及び
安全装置を構成する材質の経時変化に対する自己調整機
能を有する。また、安全装置2の構成要素の全てを、適
当な合成樹脂から成形することができ、この場合、低コ
ストで高精度な製品を大量生産することが可能である。
[発明の効果] 上述した本発明のエスカレータの安全装置によると、ハ
ンドレール上の障害物がハンドレールの帰還ハウジング
の入口に来たときに、帰還ハウジング人口に配設された
安全装置を形成する弾性バンパーの前端の曲面に衝突し
て、バンパーをハンドレールの移動軸方向に変形する。
この軸方向のバンパーの変形量が所定の範囲を上回った
ときには、バンパーに付設された複数のピンを介して、
エスカレータ制御スイッチが作動され、エスカレータが
確実に停止され、大きな事故を未然に防ぐことができる
。また、ハンドレールの移動に従って、異物等が帰還ハ
ウジング内に引き込まれた場合には、異物等により圧迫
された半径方向圧力センサにより、異常が検知され、確
実にエスカレータを停止することができ、未然に大きな
事故を防ぐことができる。半径方向圧力センサが働き、
エスカレータが停止した場合には、帰還ハウジング内に
引き込まれた異物等を取り除く作業が確実に完了するま
で、エスカレータは停止状態にないと、危険であるので
、この場合には、異物等を取り除いた後、エスカレータ
は手動にて再始動されるように構成されており、本発明
に従うエスカレータの安全装置は高い安全性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従うエスカレータの安全装置の好適実
施例を示した全体斜視図であり、第2図は第1図に示し
た安全装置の構成を詳細に示した分解断面図であり、第
3図は第1図の安全装置を構成するバンパー要素の正面
図であり、第4図は第1図の安全装置を構成する複数の
ピンを備えたカラー状ベース部の正面図であり、第5図
は第2図の線5−5に沿った部分断面図であり、第5A
図は第1図の安全装置をハンドレールの帰還ハウリング
の入口に配設した状態を示した組付図であり、第6図〜
第11図は本発明に従う安全装置の作動状態を説明する
、ハンドレールと安全装置との様々な状態関係を示した
部分断面図である。 4・・・ハンドレール、8・・φバンパー、22・・・
ベース部、30・・・ピン、32・・・ガイド部、44
・・・ローラ、50・・・外部ハウジング。 FIG−3 −rlθ−q

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エスカレータの移動ハンドレールの帰還ハウジン
    グに付設するエスカレータの安全装置において、 a)帰還ハウジングに組み付け、ハンドレールの外形を
    取り囲むように輪郭形成し、且つ帰還ハウジング内へと
    移動しているハンドレールの移動方向とは逆方向に帰還
    ハウジングから突出するように配設した変形可能な弾性
    バンパーと、 b)帰還ハウジングに組み付けたエスカレータ制御スイ
    ッチであって、この制御スイッチが作動すると、エスカ
    レータを停止する停止信号が出力されてハンドレールの
    移動を停止することができるエスカレータ制御スイッチ
    と、 及びc)バンパーに結合され、バンパーとエスカレータ
    制御スイッチとの間で移動可能に組み付けられ、且つ通
    常はバンパーの弾性により前記制御スイッチから離間し
    て保持されており、ハンドレール上の異物とバンパーと
    が係合したとき、帰還ハウジングのほうに生ずるバンパ
    ーの十分な変形により、前記制御スイッチと接触しこの
    スイッチを作動するアクチュエータ手段とから構成した
    エスカレータの安全装置。
  2. (2)前記アクチュエータ手段を、ハンドレールの外形
    を取り囲むように輪郭形成した高剛性のハウジング手段
    と、このアクチュエータ手段をバンパーと嵌合するロッ
    ク手段とから形成し、且つこのハウジング手段に、前記
    制御スイッチを選択的に作動するため、このスイッチの
    方向へハウジング手段から延びた複数の細長いピンを備
    えた請求項第1項に記載のエスカレータの安全装置。
  3. (3)前記した高剛性のハウジング手段を介してハンド
    レールの移動を案内するために、このハウジング手段に
    組み付けられたハンドレールのガイド手段を有し、且つ
    このガイド手段にハンドレールの互いに対向する側面に
    接触する案内ローラを備えた請求項第2項に記載のエス
    カレータの安全装置。
  4. (4)バンパーと高剛性のハウジング手段との間に配設
    された半径方向圧力センサを有し、且つこの圧力センサ
    によってバンパーとハンドレールとの間に挟まったハン
    ドレール上の異物の存在を検知したとき、エスカレータ
    の電源を遮断するようにした請求項第2項に記載のエス
    カレータの安全装置。
  5. (5)エスカレータの移動ハンドレールの帰還ハウジン
    グに付設するエスカレータの安全装置において、 a)帰還ハウジングに組み付け、且つハンドレールの少
    なくとも一部の外形を取り囲むように輪郭形成した高剛
    性のハウジング手段と、及び b)ハンドレールと前記ハウジング手段との間に配設し
    、ハンドレール上の異物との接触により十分な変形を生
    じたとき、エスカレータを停止し、ハンドレールの移動
    を停止するための停止信号が出力されるように動作する
    、変形可能な半径方向圧力センサとから構成したエスカ
    レータの安全装置。
  6. (6)前記ハウジング手段に結合した弾性バンパーを有
    し、且つ前記圧力センサをバンパーの一部分とハウジン
    グ手段との間に配設し、ハンドレールからバンパーを介
    してこの圧力センサに伝達された半径方向の力によって
    、圧力センサをハウジング手段に対して押圧し、圧力セ
    ンサを変形するようにした請求項第5項に記載のエスカ
    レータの安全装置。
  7. (7)前記ハウジング手段に近接して配設したエスカレ
    ータ制御スイッチであって、この制御スイッチを作動し
    たとき、エスカレータとハンドレールの移動を停止する
    停止信号が出力されるように動作するエスカレータ制御
    スイッチと、ハンドレール上の障害物とバンパーとの係
    合により生じた、制御スイッチの方向へハウジング手段
    を移動するのに十分なバンパーの変形により、制御スイ
    ッチを選択的に作動するために、ハウジング手段に配設
    したアクチュエータ手段とを備えた請求項第6項に記載
    のエスカレータの安全装置。
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