JPH0798632B2 - エスカレータの安全装置 - Google Patents

エスカレータの安全装置

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JPH0798632B2
JPH0798632B2 JP2249931A JP24993190A JPH0798632B2 JP H0798632 B2 JPH0798632 B2 JP H0798632B2 JP 2249931 A JP2249931 A JP 2249931A JP 24993190 A JP24993190 A JP 24993190A JP H0798632 B2 JPH0798632 B2 JP H0798632B2
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handrail
escalator
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safety device
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ヘルマン ディートリッヒ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B29/00Safety devices of escalators or moving walkways
    • B66B29/02Safety devices of escalators or moving walkways responsive to, or preventing, jamming by foreign objects
    • B66B29/04Safety devices of escalators or moving walkways responsive to, or preventing, jamming by foreign objects for balustrades or handrails

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エスカレータ用ハンドレールの帰還ハウジン
グに付設したエスカレータの安全装置に関し、特に、ハ
ンドレール上の障害物等が帰還ハウジングの入口に衝突
或はハンドレールの移動に従って帰還ハウジング内に引
き込まれることにより生ずるハンドレールの移動軸方向
及び/又は半径方向に作用する異常な力を感知し、この
ような異常事態にエスカレータを適宜停止することがで
きるエスカレータの安全装置に関する。
[従来の技術] エスカレータに用いる移動ハンドレールは、エスカレー
タ或は動く歩道の移動ステップの動きに同調してハンド
レールガイドに沿って駆動されている。エスカレータの
降口で、ハンドレールの走行経路が順方向から逆方向に
逆転する。近代的なエスカレータの場合、ハンドレール
が湾曲した親柱の外周に沿って逆転し、帰還ハウジング
内に画成された帰還経路に沿って移動する。
[発明が解決しようとする課題] 上記したように、エスカレータ用ハンドレールが帰還経
路に沿って逆方向に戻ろうとするとき、帰還ハウジング
を必ず経由するが、ハンドレールの移動に従って、例え
ば、異物等が帰還ハウジング内に引き込まれたり、或は
ハンドレールと帰還ハウジングとの間隙から無理やり押
し込まれたりして、エスカレータの構成要素の一部を損
傷したり、或は乗客に傷害を及ぼす可能性があった。
そこで、エスカレータ用ハンドレールの帰還ハウジング
内に引き込まれたり、押し込まれたりした異物等に起因
する異常な力の発生を検知し、適宜警鐘を鳴らしエスカ
レータを停止することが望まれていた。
上記した問題点に鑑みて、本発明の目的は、エスカレー
タ用ハンドレールの帰還ハウジングに付設するエレベー
タの安全装置を提供することである。
本発明の他の目的は、エスカレータ用ハンドレールの帰
還のハウジングにおいて、障害物又は異物を検知するや
いなや、エスカレータを停止することができるエスカレ
ータの安全装置を提供することである。
本発明の他の目的は、エスカレータの安全装置に加えら
れた、ハンドレールの軸方向並びに半径方向の力の成分
を検知することにより、エスカレータを停止することが
できるエスカレータの安全装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の第一の構成にお
いては、エスカレータの移動ハンドレールの帰還ハウジ
ングに付設するエスカレータの安全装置において、a)
帰還ハウジングに組み付け、ハンドレールの外形を取り
囲むように輪郭形成し、且つ帰還ハウジング内へと移動
しているハンドレールの移動方向とは逆方向に帰還ハウ
ジングから突出するように配設した変形可能な弾性バン
パーと、b)帰還ハウジングに組み付けたエスカレータ
制御スイッチであって、この制御スイッチが作動する
と、エスカレータを停止する停止信号が出力されてハン
ドレールの移動を停止することが可能なエスカレータ制
御スイッチと、及びc)バンパーに結合され、バンパー
とエスカレータ制御スイッチとの間で移動可能に組み付
けられ、且つ通常はバンパーの弾性により前記制御スイ
ッチから離間して保持され、且つハンドレール上の異物
とバンパーとが係合したとき、帰還ハウジングのほうに
生ずるバンパーの十分な変形により、前記制御スイッチ
と接触しこのスイッチを作動するアクチュエータ手段と
から構成したエスカレータの安全装置を提供するもので
ある。
前記アクチュエータ手段を、ハンドレールの外形を取り
囲むように輪郭形成した高剛性のハウジング手段と、こ
のアクチュエータ手段をバンパーと嵌合するロック手段
とから形成し、且つこのハウジング手段に、前記制御ス
イッチを選択的に作動するため、このスイッチの方向へ
ハウジング手段から延びた複数の細長いピンを備えるも
のとする。また、前記安全装置は、このハウジング手段
を介してハンドレールの移動を案内するために、ハウジ
ング手段に組み付けられたハンドレールのガイド手段を
有し、且つこのガイド手段にハンドレールの互いに対向
する側面に接触する案内ローラを備えるものとする。更
に、前記安全装置は、バンパーとハウジング手段との間
に配設された半径方向圧力センサを有し、且つこの圧力
センサによってバンパーとハンドレールとの間に挟まっ
たハンドレール上の異物の存在を検知したとき、エスカ
レータの電源を遮断するように動作するものとする。
本発明の第二の構成に従うと、エスカレータの移動ハン
ドレールの帰還ハウジングに付設するエスカレータの安
全装置において、a)帰還ハウジングに組み付け、且つ
ハンドレールの少なくとも一部の外形を取り囲むように
輪郭形成した高剛性のハウジング手段と、及びb)ハン
ドレールと前記ハウジング手段との間に配設し、ハンド
レール上の異物との接触により十分な変形を生じたと
き、エスカレータを停止し、ハンドレールの移動を停止
するための停止信号が出力されるように動作する、変形
可能な半径方向圧力センサとから構成したエスカレータ
の安全装置を提供するものである。
更に、前記安全装置は、前記ハウジング手段に結合した
弾性バンパーを有し、且つ前記圧力センサをバンパーの
一部分とハウジング手段との間に配設し、ハンドレール
からバンパーを介してこの圧力センサに伝達された半径
方向の力によって、圧力センサをハウジング手段に対し
て押圧し、圧力センサを変形するように構成するものと
する。
更に、前記安全装置は、前記ハウジング手段に近接して
配設したエスカレータ制御スイッチであって、この制御
スイッチを作動したとき、エスカレータとハンドレール
の移動を停止する停止信号が出力されるように動作する
エスカレータ制御スイッチと、ハンドレール上の障害物
とバンパーとの係合により生じた、制御スイッチの方向
へハウジング手段を移動するのに十分なバンパーの変形
により、制御スイッチを選択的に作動するために、ハウ
ジング手段に配設したアクチュエータ手段とを備えるも
のとする。
[作用] 上記のように構成されたエスカレータの安全装置による
と、ハンドレールの帰還ハウジング内への移動につれ
て、障害物等が帰還ハウジングの入口に衝突したり、或
は異物等がハンドレールと帰還ハウジングの間に挟まっ
て帰還ハウジング内に引き込まれたりしたときに、障害
物又は異物等に起因する外力が加わり、帰還ハウジング
の入口に配設された弾性バンパーが変形する。ハンドレ
ールの移動方向(軸方向)におけるバンパーの十分の変
形により、バンパーと嵌合するガイド部に組み付けられ
且つハンドレールの軸方向に延びる複数のピンが帰還ハ
ウジングに固定されたエスカレータ制御スイッチを作動
して、非常ベルを鳴らし、エスカレータの電源供給を停
止するように機能する。例えば、ハンドレール上のある
物体がバンパーに強く衝突した場合には、バンパーはハ
ンドレールの軸方向にかなりの変形を生ずる。この変形
により、エレベータ制御スイッチが作動し、エレベータ
は一旦停止するが、この衝突の原因となった物体が除去
されるやいなや、バンパーの弾性に起因するバンパー形
状の復元によりピンがスイッチから離間し、自動的にエ
スカレータは再始動する。
また、ハンドレールの移動により、帰還ハウジング内に
引き込まれた異物等の物体がバンパーに及ぼす外力の半
径方向の成分は、弾性バンパーを介して、バンパーの一
部分とハンドレールを取り囲むように帰還ハウジング内
に配設された高剛性のハウジング又はカラーとの間に配
設された半径方向圧力センサに伝達され、圧力センサを
カラーに対して押圧し、圧力センサを変形する。例え
ば、圧力センサとして導電性テープを用いた場合には、
圧力センサの変形により、この導電率が変化するので、
この導電率の変化により、帰還ハウジング内に引き込ま
れた異物等の存在を検知することができ、異物等の検知
の際は、非常ベルを鳴らし、エスカレータの電源が切ら
れ、エスカレータが停止される。この場合、帰還ハウジ
ング内に引き込まれた異物等が取り除かれた後、エスカ
レータは、自動的に再始動されるのではなく、手動にて
再始動される。
[実施例] 第1図及び第5A図に、ハンドレール4がその帰還ハウジ
ング内に戻る、帰還ハウジングの入口を示しているが、
この帰還ハウジングの入口には、参照符号2で示すエス
カレータの安全装置がハンドレール4の外形を覆うよう
に配設されている。この安全装置2を構成する様々な構
成要素を第2図に示す。安全装置2のハンドレール進入
端は、例えば、ネオプレーンゴムのようなゴム材料から
成る弾性バンパー8から形成されている。第2図に示す
ように、バンパー8は、矢印Aで示す方向にバンパー内
をハンドレール4が通過するための通路10と、ハンドレ
ールの進入側に面接した外部に露呈した曲面12とを備え
ている。バンパー8の下流端には、後述するベース部と
係合する環状部としての略円環状ボス部14が形成されて
いる。また、バンパー8の下流端のボス部14の周囲には
略円環状凹所16が画成されている。この凹所16に近接し
て、内側ランド部18及び外側ランド部20が各々形成され
ている。安全装置2は更にバンパー8の下流に配設され
る略円環状ベース部22を有する。このベース部22は、バ
ンパーの略円環状凹所16と嵌合するロック手段としての
円環状緊締用ボス部24を有しており、ランド部18及び20
によって所定位置に着脱可能に保持される。このベース
部22は、バンパー8の通路10内へ延長形成された、狭い
通路を画成する内部スロート部26を有する。このスロー
ト部26は、ハンドレールが通過する軸方向に延びる中ぐ
り部28を有している。また、複数のピン30が下流域へ向
かってベース部22に組み付けられている。この安全装置
2は、更にベース部22の下流に配設されるガイド部32を
有する。このガイド部32は、ベース部22の外周を覆うよ
うに延長形成された段付き穴ぐり部34を有する。段付き
穴ぐり部34内に形成されたボス部36は、ベース部22内の
当接部38内に嵌め込まれる。ピン30は、ガイド部32内の
貫通孔40内に摺動可能に挿入される。このガイド部32
は、第5図に示されるように各々当接する一対のハーフ
から構成されるのが好ましく、これらハーフは、ピン30
を貫通孔40に通すことにより、各々のハーフが組み付け
られ一体化されたガイド部32を形成する。第5図には、
一対のハーフの一方を示す。ガイド部32を形成する各々
のハーフは、その側面に開口部42を有しており、この開
口部42を介して、ハンドレールガイド用ローラ44が走行
中のハンドレールと接触し得るように、ナット48によっ
て所定場所に固定されたシャフト46に回転可能に組み付
けられる。安全装置2は、更に外部ハウジング50を有し
ており、ガイド部32を形成する一対のハーフから成るガ
イド部32のサブアセンブリを覆うように配設される。こ
の外部ハウジング50は、上流域にバンパー8に当接する
係止面を備えたフランジ52を有しており、このフランジ
52がバンパー8の外周に近接して画成された略円環状凹
所54と嵌合する。また、外部ハウジング50は、ガイド部
32を取り囲む側壁部56を有する。外部ハウジング50の内
側には、ラグ部58が形成されており、このラグ部58は、
ガイド部32を形成する一対のハーフを緊密に締結して一
体化するように、ガイド部32の外周に形成された外部ス
ロット60と嵌合する。また、外部ハウジング50内には開
口部62が画成されており、この開口部62を介して、前記
ナット48をナット取付面に取り付けるようにしている。
第3図及び第4図は、バンパー8及びベース部22の前面
図であり、これらの部品形状を明確に示している。バン
パー8及びベース部22は、各々、ハンドレールの進行方
向に沿うように切り込まれた間隙部64及び66を有してお
り、これらの間隙部を介して、ハンドレールを通路10及
び中ぐり部28内に配設するのを許容している。バンパー
8の凹所16及びベース部22のボス部24の形状も第3図及
び第4図に明示されている。また、ベース部22のピン30
の配設位置に関しては、第4図に明示されている。
第6図〜第11図には、ハンドレールが帰還ハウジング内
に戻る場合に生ずるであろう不具合の連続的な発生状
況、並びにこの不具合を本発明に従うエスカレータの安
全装置ではいかに検知し処理しているかが示されてい
る。
まず、第6図には、矢印Aの方向に本発明の安全装置を
介して通過するハンドレール4が示されている。外部ハ
ウジング50は、矢印A方向へのハンドレール4の移動に
対して、外部ハウジング50及びガイド部32を保持するエ
スカレータトラスに固定されたストッパ51と係合され、
外部ハウジング50及びガイド部32は、エスカレータのト
ラスに固定されている。バンパー8及びベース部22は、
外部ハウジング50及びガイド部32に対して摺動可能に配
設されている。バンパーが有する固有の弾性と、固定さ
れた外部ハウジング50のフランジ52とバンパーとの係合
により、バンパー8及びベース部22は第6図に示す中立
位置に保持される。この中立位置においては、ピン30が
エスカレータの電源をON/OFF制御するエスカレータ制御
スイッチ31から離間しており、エスカレータの電源はON
状態にある。仮に、ピン30がスイッチ31を作動したなら
ば、エスカレータの停止信号が発せられ、エスカレータ
は停止する。
また、本発明に従う実施例の安全装置2には、バンパー
8のボス部14の外周面とベース部22の内周面25の間に配
設された半径方向圧力センサ15が付加されている。この
圧力センサ15としては、内側が導電性材料からなるテー
プを用いることができる。このテープの導電率は、テー
プに加えられた圧力に依存して変化するので、この導電
率の変化から異物等の存在を検知することができる。前
述した第6図に示されたハンドレールの走行状態は、帰
還ハウジングを含むハンドレールの帰還領域に作用する
異常な外力が全く作用していないハンドレールの正常走
行状態を示す。
第7図は、バンパー8の曲面12に外力Fが作用している
場合を示す。この外力Fは、移動しているハンドレール
4上の障害物がバンパー8の前面の曲面にぶつかって生
ずるか、或は移動しているハンドレール4によってバン
パー8内に引き込まれた異物等により生じたものであ
る。バンパー8の固有の弾性により、バンパー8と固定
されている外部ハウジングフランジ52との間には付勢力
(反力)F1が発生する。この付勢力F1により、ピン30は
スイッチ31から離間する方向に付勢される。この外力F
が付勢力F1よりも小さいときには、ピン30はスイッチ31
から離間して保持されているが、逆に、外力Fが付勢力
F1よりも大きくなると、ピン30がスイッチ31に接触して
スイッチ31を作動する。この結果、非常ベルが鳴り、エ
スカレータは停止される。この異常事態検出状態を第8
図に示す。第8図に示す異常事態検出状態では、ピン30
に作用している正味の力F2により、ピン30がスイッチ31
と接触するように移動する。非常ベルが鳴り、エスカレ
ータが停止された時点において、バンパー8に加えられ
た外力の根源である障害物又は異物等が調査され取り除
かれるが、障害物又は異物等が取り除かれた瞬間に外力
Fは零となり、バンパーの弾性により、第9図に示すよ
うに、一瞬、付勢力F1のみがピン30に作用した状態にな
るが、この付勢力F1もバンパーの弾性によってバンパー
が変形前の形に復元するにつれて解除され、ピン30がス
イッチ31から再び離間される。この結果、非常ベルが鳴
り止み、エスカレータは再始動する。
第10図及び第11図にて、異物等がハンドレール4の移動
により安全装置2内に引き込まれたときの安全装置の動
作を説明する。ハンドレール4及びバンパー8の間隙に
存在する異物によりバンパー8に加えられる外力をF3
示すが、この外力F3は、ハンドレールの軸方向に作用す
る力の成分と半径方向に作用する力の成分とに分解され
得る。外力F3の軸方向の成分がバンパー8の付勢力F1
大きさを越えるとき、ピン30はスイッチ31に接触し、ス
イッチを作動して、非常ベルを鳴らし、エスカレータを
停止し、ハンドレール4の移動を停止する。仮に、異物
がバンパーの中ぐり部に画成された通路10内に存在する
ならば、外力F3の半径方向の成分により、バンパー8の
ボス部14が変形される。このバンパーの変形は、半径方
向圧力センサ15によって検知される。外力F3の半径方向
の成分がセンサ15に圧力を加えるとき、圧力センサ15を
介して流れる電流が圧力センサ15の導電率の変化に起因
して変化する。この電流値の変化は、エスカレータの電
子制御装置により認知され、電流値の変化が半径方向圧
力センサにより検知されたときには、電子制御装置から
エスカレータを停止する信号が発生される。
センサ15が異物等を検知したとき、異物等が安全装置2
の内側から取り除かれ、エスカレータは、手動にて再始
動される。外力F3の軸方向の成分によりピン30がスイッ
チ31を作動するときには、ピン30がスイッチ31から離間
するやいなや、エスカレータは自動的に再始動する。
上述したように、本発明に従うエスカレータの安全装置
は、二重の安全機能を提供するのが理解できるであろ
う。即ち、一つは、ハンドレールの帰還ハウジングを衝
撃する障害物等によって生ずるハンドレールの軸方向の
外力を、安全装置の弾性バンパーの変形を介して制御ス
イッチを作動して、エスカレータを停止するようにした
安全機構であり、他の一つは、実際にハンドレールの移
動に従って帰還ハウジング内に引き込まれた異物等によ
り生ずるハンドレールの軸方向並びに半径方向の力の成
分を有する外力を、安全装置の半径方向圧力センサを介
して検知して、エスカレータを停止するようにした安全
機構である。前者の安全機構の場合、エスカレータの異
常事態を引き起こした障害物等が取り除かれるやいな
や、エスカレータは自動的に再始動するが、後者の場
合、帰還ハウジング内に引き込まれた異物等を取り除く
作業が確実に完了された後、エスカレータは手動で再始
動される。本実施例で示した安全装置2の構成要素は、
意図された安全装置の機能を損なうことのないように、
ハンドレール自体を形成する材質の表面の摩耗やハンド
レール上に付着した汚れに対するハンドレールの外形寸
法の予期され得る通常の変化に適応する程度の許容を持
たせて、その寸法形状等が設計されており、ハンドレー
ル及び安全装置を構成する材質の経時変化に対する自己
調整機能を有する。また、安全装置2の構成要素の全て
を、適当な合成樹脂から成形することができ、この場
合、低コストで高精度な製品を大量生産することが可能
である。
[発明の効果] 上述した本発明のエスカレータの安全装置によると、ハ
ンドレール上の障害物がハンドレールの帰還ハウジング
の入口に来たときに、帰還ハウジング入口に配設された
安全装置を形成する弾性バンパーの前端の曲面に衝突し
て、バンパーをハンドレールの移動軸方向に変形する。
この軸方向のバンパーの変形量が所定の範囲を上回った
ときには、バンパーに付設された複数のピンを介して、
エスカレータ制御スイッチが作動され、エスカレータが
確実に停止され、大きな事故を未然に防ぐことができ
る。また、ハンドレールの移動に従って、異物等が帰還
ハウジング内に引き込まれた場合には、異物等により圧
迫された半径方向圧力センサにより、異常が検知され、
確実にエスカレータを停止することができ、未然に大き
な事故を防ぐことができる。半径方向圧力センサが働
き、エスカレータが停止した場合には、帰還ハウジング
内に引き込まれた異物等を取り除く作業が確実に完了す
るまで、エスカレータは停止状態にないと、危険である
ので、この場合には、異物等を取り除いた後、エスカレ
ータは手動にて再始動されるように構成されており、本
発明に従うエスカレータの安全装置は高い安全性を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従うエスカレータの安全装置の好適実
施例を示した全体斜視図であり、第2図は第1図に示し
た安全装置の構成を詳細に示した分解断面図であり、第
3図は第1図の安全装置を構成するバンパー要素の正面
図であり、第4図は第1図の安全装置を構成する複数の
ピンを備えたカラー状ベース部の正面図であり、第5図
は第2図の線5−5に沿った部分断面図であり、第5A図
は第1図の安全装置をハンドレールの帰還ハウジングの
入口に配設した状態を示した組付図であり、第6図〜第
11図は本発明に従う安全装置の作動状態を説明する、ハ
ンドレールと安全装置との様々な状態関係を示した部分
断面図である。 (符号の簡単な説明) 4……ハンドレール、8……バンパー、22……ベース
部、30……ピン、32……ガイド部、44……ローラ、50…
…外部ハウジング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デトレフ アブラハム ドイツ連邦共和国,ディー‐1000 ベルリ ン 19,リーヘシュトラーセ 3 (56)参考文献 実開 昭51−57489(JP,U) 実公 昭47−33191(JP,Y1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エスカレータの移動ハンドレールの帰還ハ
    ウジングに付設するエスカレータの安全装置において、 帰還ハウジングに取り付けられ、ハンドレール(4)を
    取り囲んで、ハンドレールの移動方向と反対の方向に帰
    還ハウジングから突出するように形成された変形可能な
    弾性バンパー(8)と、 帰還ハウジング内に取り付けられ、エスカレータ及びハ
    ンドレールを停止するための停止信号を出力するスイッ
    チ(31)と、 ハンドレールを取り囲むように形成され、前記弾性バン
    パーと嵌合するロック手段(24)を有するベース部(2
    2)と、 前記ベース部と嵌合し、ハンドレールを取り囲むように
    形成され、ハンドレールに隣接して配置されるガイド部
    (32)と、 ハンドレールの移動により移動しないように固定される
    とともに、前記ガイド部と嵌合して、前記ガイド部がハ
    ンドレールの移動により移動しないように固定する外部
    ハウジングであって、前記弾性バンパーに当接する係止
    面を有する外部ハウジング(50)と、 前記ベース部に固定され、前記ガイド部を介して前記ス
    イッチの方へ延在するピン(30)とから構成され、 前記弾性バンパーが、前記ハンドレールを取り囲む環状
    部(14)を有し、該環状部が前記ベース部と係合して、
    前記弾性バンパーが前記ベース部をハンドレールの移動
    方向と反対の方向に付勢し、 前記ピンは、前記ベース部が前記弾性バンパーにより付
    勢されているために、常時において前記スイッチから離
    間して保持され、前記弾性バンパー内に侵入する異物に
    よって前記弾性バンパーが十分に圧縮されたときに、前
    記スイッチに当接して前記スイッチを作動させ、エスカ
    レータを停止させることを特徴とするエスカレータの安
    全装置。
  2. 【請求項2】前記弾性バンパーの環状部と前記ベース部
    との間に変形可能な半径方向圧力センサ(15)が配設さ
    れ、ハンドレール上の異物によって前記弾性バンパーの
    環状部が半径方向に圧縮されて、前記圧力センサが前記
    ベース部によって押圧されたときに、前記圧力センサが
    エスカレータ停止信号を出力することを特徴とする請求
    項1に記載のエスカレータの安全装置。
  3. 【請求項3】前記外部ハウジング内の前記ガイド部に、
    ハンドレールと当接するローラ(44)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のエスカレータの安全
    装置。
JP2249931A 1989-09-29 1990-09-19 エスカレータの安全装置 Expired - Lifetime JPH0798632B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/414,865 US4976345A (en) 1989-09-29 1989-09-29 Escalator handrail obstruction device with sensors
US414.865 1989-09-29
US07/414,866 US4924995A (en) 1989-09-29 1989-09-29 Escalator handrail obstruction device with sensors
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