JP2515934B2 - 乗客コンベア及び乗客コンベア用安全装置 - Google Patents

乗客コンベア及び乗客コンベア用安全装置

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JP2515934B2
JP2515934B2 JP3104113A JP10411391A JP2515934B2 JP 2515934 B2 JP2515934 B2 JP 2515934B2 JP 3104113 A JP3104113 A JP 3104113A JP 10411391 A JP10411391 A JP 10411391A JP 2515934 B2 JP2515934 B2 JP 2515934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレーターあるいは
電動道路等の乗客コンベアに係り、特に、移動手すりの
入口部に安全装置を備えた乗客コンベア及び乗客コンベ
ア用安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗客コンベアは、循環する移動
手すりの往路側は欄干の周縁に沿って案内され、帰路側
は欄干下部の内側に入り込むように構成されている。そ
して、前記欄干下部の移動手すりの入口に例えば特開昭
51−42278 号公報に開示されたような安全装置が設けら
れ、この移動手すりとその入口との隙間から幼児の手指
などが侵入した時に乗客コンベアの運転を停止し、侵入
した手指の解放を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、安全
装置の一部をばねを介して支持し、このばねを変形させ
て前記安全装置の一部が沈下するように構成しているた
めに、移動手すりと安全装置の隙間に幼児の手指などが
一旦侵入すると、前記ばねを容易に変形させてさらに隙
間を広げて侵入し易くする問題があり、実機への適用が
なされていないのが現状である。
【0004】本発明の目的の一つは、安全装置の入口と
移動手すりとの隙間に手指や異物等が侵入した場合、直
ちに運転を停止して手指や異物等速やかに解放すること
ができる乗客コンベアを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的の一つは、安全装置の入
口と移動手すりとの隙間に手指や異物等が侵入する前に
乗客コンベアの運転を停止させることが可能な乗客コン
ベアを提供することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的の一つは、安全装
置の入口と移動手すりとの隙間に手指や異物等が侵入す
る前に乗客に危険を察知させることが可能な乗客コンベ
アを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、循環する移動手すりが欄干内部に進入する
入口部に設けられ、前記移動手すりと隙間をもって対向
する可動体と、この可動体前記移動手すりの進入方向
に変位したとき運転を停止させる手段とを備えた乗客コ
ンベアにおいて、前記可動体を前記移動手すりの反
方向に変位可能に前記入口部に支持したのである。ま
た、前記移動手すりの入口部に外力が加わったときに破
壊する補助具を設け、さらに、その破壊を検出するよう
に構成することにより上記目的は達成される。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成したので、安全装置
の可動体と移動手すりとの隙間に手指などが挟まれて圧
迫された場合、可動体を掴んで手前(移動手すりの反進
行方向)に引張るだけで可動体は圧迫を解除する方向に
変位するため手先を簡単に引抜くことができる。さら
に、前記隙間に侵入しようとする手指により前記移動手
すりの入口部に設けた補助具が外力を受けて破壊するこ
とにより、幼児が危険を察知して手指を引込めるので、
それ以上の侵入を防止することができると共に、外力を
検出して乗客コンベアの運転を停止するのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の、一実施例を図1から図7に
より説明する。乗客コンベア例えばエスカレーターは、
図3及び図4に示すように、無端状に連結されて回動す
る踏板1と、回動する踏板1の進行方向両端部に設けら
れた乗降口2と、回動する踏板1の両側沿ってに立設さ
れた欄干3と、この欄干3の周縁を前記踏板1と同期し
て移動する移動手すり4と、これらを支持して設置され
る枠体(図示せず)とを備えている。
【0010】そして、前記欄干3は、前記枠体に支持さ
れて立設する欄干パネル5と、この欄干パネル5の周縁
に取付けられ前記移動手すり4を案内する手すりフレー
ム6と、前記欄干パネル5の枠体への支持部を覆う内デ
ッキカバー7,外デッキカバー8及びスカートガード9
とを備えている。
【0011】また、前記スカートガード9の前記移動手
すり4の入口部には安全装置10が設置されている。こ
の安全装置10は、図1,2及び図5〜図6に示すよう
に、大きく分けると、前記内デッキカバー7,外デッキ
カバー8及びスカートガード9で囲まれた内側に設置さ
れた固定支持体13と、この固定支持体13に下端を回
転可能に軸支された可動支持体14と、前記固定支持体
13と可動支持体14との間に設置された検出スイッチ
18と、この検出スイッチ18の周りに位置し前記固定
支持体13と可動支持体14との間に設置された第1の
コイルばね20と、前記可動支持体14に支持される可
動体21とにより構成されている。そして、前記固定支
持体13は前記枠体に支持された支持部材11にボルト
などの締結部材12によって固定されている。
【0012】前記固定支持体13は例えば鋼板などの板
材を凸状に打ち抜いて形成したものであり、凸状の突端
部をスイッチ支持部13Aとしている。また、前記可動
支持体14は上部両側に前記可動体21を支持する可動
体支持部15A,15Bを有し、上部中央部を前記移動
手すり4の移動方向と対抗する側に折り曲げて先端をさ
らに立上げて前記検出スイッチ18を作動させるスイッ
チ作動部16を形成している。この可動支持体14もま
た鋼板などの板材で形成されており、下部中央には切欠
部17Aを設けて前記固定支持体13の前記支持部材1
1への固定を阻害しないようにし、また前記スイッチ作
動部16に至る水平部分には貫通穴17Bを設けて前記固
定支持体13のスイッチ支持部13Aを貫通している。
【0013】このように形成された前記スイッチ支持部
13Aとスイッチ作動部16との間に、前記第1のコイ
ルばね20が位置し、前記スイッチ作動部16と僅かな
隙間を介して前記検出スイッチ18の可動子19が対向
している。
【0014】一方、前記可動体21は前記固定支持体1
3及び可動支持体14よりも軟らかく前記移動手すり4
と同系の合成樹脂材で形成され、前記移動手すり4と欄
干パネル3を貫通する貫通溝22(図2)を有し、前記
支持部15A,15Bへの被支持部23(図6,7)を
有する。前記貫通溝22は前記移動手すり4及び欄干パ
ネル3との隙間G1,G2,G3(図2)を手指や異物の侵
入をなくすために可能な限り微小に形成している。ま
た、前記被支持部23には前記可動支持体14に対して
直角に後述するガイドピン25及び第2のコイルばね2
6を収納する収納穴24が形成されている。この収納穴
24の前記可動支持体14側底部には前記ガイドピン2
5を貫通する小孔24Hが設けられ、また前記ガイドピ
ン25は一端に頭部25Hを、他端部にねじ部25Sを
有し、このねじ部25Sを前記小孔24Hと前記可動体
支持部15A,15Bに貫通してナット25Nで抜け止
めしている。そして、前記第2のコイルばね26は前記
ガイドピン25の頭部25Hと収納穴24の底部の間に
配設され、その結果、前記可動体21は前記可動体支持
部15A,15Bに押圧された状態で支持されることに
なる。しかし、図6に示すように、前記ガイドピン25
と前記第2のコイルばね26を前記可動支持体14より
内側(図中右側)に配置するようにしても機能的には変
らない。尚、図1中の27は前記検出スイッチ18の可
動子19の先端と前記作動部16との間隔を調整するス
トッパーで、前記可動支持体14にねじ込こまれ先端を
前記固定支持体13に当接している。また、図1中の2
1Sは前記可動体21に侵入した異物から前記検出スイ
ッチ18を保護する仕切体であり、前記可動体21と一
体に形成されている。
【0015】以上のように構成された安全装置を備えた
エスカレーターの運転中において、乗降口2の周囲で遊
んでいた幼児が、仮に誤って手指を前記移動手すり4の
下面に対向する隙間G1 に差込んだ場合、前記可動体2
1は図1の二点鎖線Aで示すように、前記可動支持体1
4の軸支部14Sを中心に手すり進行方向に変位する。
その結果、前記可動体21は前記第1のコイルばね20
を前記スイッチ支持部13Aとスイッチ作動部16との
間で圧縮しながら前記可動支持体14を同方向に変位さ
せ、前記スイッチ作動部16で前記検出スイッチ18の
可動子19を押す。これにより、前記検出スイッチ18
は動作し、別置の制御装置に検出信号を送り、エスカレ
ーターの運転を停止させる。このとき、前記可動体21
は前記軸支部14Sを中心に変位するが、その変位量は
僅かなので前記隙間G1 は定位置の間隔とほぼ同じであ
り、手指がさらに侵入することはない。
【0016】上記動作により、エスカレーターの運転が
停止したときに、挟まれた手指を引っ込めれば前記可動
体21は定位置に戻り、さらに前記可動体21を前記可
動体支持部15A,15Bに押圧している前記第2のコ
イルばね26を圧縮して図1の二点鎖線B,Cで示すよ
うに、移動手すり4の進行方向とは逆に変位して前記可
動体21の外端部が下方に傾斜する(図7)。図1の二
点鎖線C及び図7で示すように前記可動体21が変位す
れば前記移動手すり4との隙間G1 はG4 のように広が
り、容易に手指を抜き取ることができる。また、挟まれ
た手指を引っ込める余裕がない場合には、周囲の人ある
いは係員が前記可動体21を掴んで移動手すり4の進行
方向とは逆に引張ることにより、前記可動体21は反手
すり移動方向に容易に変位するので、同様に手指を抜き
取ることができる。
【0017】このように、手指が挟まれたとしても、容
易に手指を抜き取ることができると共に、挟まれた手指
は移動手すり4及び可動体21が前記支持体13,14
よりも軟らかい材質であるので、その被害を最小限に留
めることができる。
【0018】ところで、前記貫通溝22と前記移動手す
り4及び欄干パネル3との隙間G1 ,G2,G3特に隙間
1,G2は、移動手すり4の入口部への侵入方向がほぼ
水平であれば、ほぼ等しくしてもよいが、侵入方向が傾
斜している場合には、前記可動体21を外方に引張った
とき、前記貫通溝22の上部の隙間G2 が移動手すり4
にすぐに支えてそれ以上の変位を阻害し、手指の抜き取
りを困難にするので、そのような場合には、上部の隙間
2を下部の隙間G1よりも大きくしておけばよい。上部
の隙間G2 を大きくしても図3,図4に示すように、す
ぐ上を内デッキカバー7と外デッキカバー8で覆われて
いるので、手指や異物の侵入する機会はほとんどない。
【0019】また、前記可動体21に形成した貫通溝2
2の手すり侵入側には、移動手すり4側にL寸法(図
1)突出する突出周縁21Pを有し、侵入せんとする手
指を阻止する安全機能を備えている。
【0020】さらにまた、前記可動体21は第三者が掴
み易いように、図8に示すように、反手すり進行方向に
突出する握り部28A,28Bを設けてもよいし、前記
可動体21に凹部を形成して掴み易くしてもよい。
【0021】以上の実施例は、エスカレーターが停止し
た後に、前記可動体21を反手すり進行方向に変位し
て、挟まった手指などを抜き取るようにしたのである
が、このほか、図示は省略するが、手指あるいは異物を
挟み込んだ状態で前記可動体21が手すり進行方行に変
位してエスカレーターを停止させた後、その位置で前記
隙間G1 を広げる方向に前記可動体21を変位させ、挟
まった手指などを抜き取るように構成してもよい。
【0022】このほか、第1のコイルばね20と第2の
コイルばね26とは、夫々前記可動体21を定位置に保
する保持体として機能するが、例えば一つのばね材
りなる保持体を設けて前記可動体21を定位置に保持し
僅かな力が作用したときに両方向に変位するようにして
もよい。
【0023】また、上記実施例は前記可動体21を変位
させて手指などを抜き取るようにしたのであるが、図8
に示すように、前記可動体21の貫通溝22の周囲に反
手すり移動方向に沿って突出する突出壁29を設けるこ
とにより、手指などが挟み込まれる前にその突出壁29
に触れるので危険を察知することができ、また触れるこ
とにより前記可動体21を変位させることができるの
で、エスカレーターを停止させることができる。
【0024】さらに、図9〜11は、手指などが挟み込
まれる前に危険を察知させ、あるいはエスカレーターを
停止させる別の実施例を示すものである。
【0025】まず、図9に示す実施例は、図1〜7に示
す前記実施例の可動体21の前方に補助具を配置したも
ので、この補助具は僅かな力例えば素手で3kg/cm2
後の力で破損する例えば発砲プラスチック材で形成され
た構造体30であり、移動手すり4を囲むように配置し
たのである。前記構造体30は手すりフレーム6に直接
あるいは間接的に支持しているので、破壊したら簡単に
新品と交換できるように簡単に着脱できるように構成さ
れている。上記構成とすることにより、例えば幼児が前
記移動手すり4を握ったままその手指が前記構造体30
に至ると、発砲プラスチック材で形成された前記構造体
30は外力を受けて容易に破壊する。その時、前記構造
体30が前記可動体21を手すり移動方向に変位させて
いれば、検出スイッチが働いてエスカレーターの運転は
停止する。停止しない場合でも、前記構造体30が破壊
すると、幼児は反射的に手を引き込めるので、大事に至
ることはなくなる。不運にも手指が前記移動手すり4と
前記構造体30との隙間に侵入した場合、手指の侵入に
より前記隙間を広げようとする力が前記構造体30に作
用する。そして、この力は発砲プラスチック材で形成さ
れた前記構造体30を前記可動体21側に変位して前記
可動体21を変位させると共に、容易に破壊する。その
結果、エスカレーターの運転が停止すると共に、手指を
難なく引き込めることができる。そのために、手指が前
記可動体21の内部にまで引き込まれる事故は低減でき
る。この時に、前記構造体30の破壊強度Wと前記可動
体21の変位力Fとの関係をW<Fとすれば、前記可動
体21が変位する前に前記構造体30が破壊され、その
後に前記可動体21を変位させるようにでき、またW>
Fとすれば前記構造体30を前記可動体21と共に変位
させた後にあるいは変位と同時に前記構造体30を破壊
することができる。この構造体30の破壊強度Wと可動
体21の変位力Fとの関係の選択は任意である。
【0026】次に、図10に示す実施例は、可動体31
自体を発砲プラスチック材のような破壊し易い材料で形
成したものであり、また図11に示すものは、図9で示
した補助具と同じように、発砲プラスチック材のような
破壊し易い材料で形成した構造体32を可動体21の移
動手すり入口部に直接支持させたもので、前記構造体3
2の破壊強度Wと前記可動体21の変位力Fとの関係は
図9に示す実施例と同じであり、また、その効果も図9
に示す実施例とほぼ同じである。
【0027】尚、図9〜11において、構造体30,3
2及び可動体31の破壊を検出する検出器を設け、これ
によりエスカレーターの運転を停止させ、さらにエスカ
レーターの周囲及び管理人室に運転の停止や異常を報知
するようにしてもよい。さらに、前記構造体30,32
及び可動体31を破壊させずに、僅かな力で変形するよ
うに構成して同じように運転の停止や異常を報知するよ
うにしてもよい。 ところで、以上の説明はエスカレー
ターについて説明したが、欄干部分をほぼ同じ構成とす
る電動道路にも適用できるのは勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、安全装置と移動手すり
との隙間に手指などの異物が侵入した場合、それを速や
かに解放することができると共に、侵入する前に乗客コ
ンベアの運転を停止させること及び侵入する前に乗客に
危険を察知させることが可能な安全性の高い乗客コンベ
アを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる安全装置を示す一部破断側面
図。
【図2】図1の安全装置を示す一部破断正面図。
【図3】図1の安全装置のエスカレーターへの取付け状
態を示す一部破断側面図。
【図4】図3の安全装置を示す一部破断斜視図。
【図5】本発明に用いる安全装置の支持体を示す斜視
図。
【図6】図2のVI−VI線に沿う縦断断面図。
【図7】図6の動きを示す縦断断面図。
【図8】本発明に用いる可動体の別の実施例を示す縦断
側面図。
【図9】本発明に用いる補助具の実施例を示す側面図。
【図10】本発明に用いる補助具のさらに別の実施例を
示す側面図。
【図11】本発明に用いる安全装置の他の実施例を示す
側面図。
【符号の説明】
4…移動手すり、10…安全装置、13…可動支持体、
14…固定支持体、18…検出スイッチ、20…第1の
コイルばね、21…可動体、26…第2のコイルばね。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環する移動手すりが欄干内部に進入する
    入口部に設けられ、前記移動手すりと隙間をもって対向
    する可動体と、この可動体前記移動手すりの進入方向
    に変位したとき運転を停止させる手段とを備えた乗客コ
    ンベアにおいて、前記可動体を前記移動手すりの反
    方向に変位可能に前記入口部に支持したことを特徴と
    する乗客コンベア。
  2. 【請求項2】循環する移動手すりが欄干内部に進入する
    入口部に設けられ、前記移動手すりと隙間をもって対向
    する可動体と、この可動体定位置から前記移動手すり
    進入方向に変位したとき運転を停止させる手段を備え
    た乗客コンベアにおいて、前記可動体を前記定位置か
    ら前記移動手すりの反進入方向に変位可能に支持すると
    共に、定常時に前記可動体を前記入口部の定位置に保持
    する保持体を設けたことを特徴とする乗客コンベア。
  3. 【請求項3】前記可動体は支持体を介して支持され、
    かつ前記可動体を前記移動手すりの進入方向には前記支
    持体と共に変位し、反進入方向には前記支持体を残して
    変位するように支持されていることを特徴とする請求項
    2記載の乗客コンベア。
  4. 【請求項4】前記可動体は支持体に弾性体によって
    持されていることを特徴とする請求項2記載の乗客コン
    ベア。
  5. 【請求項5】前記弾性体は第1の弾性体と第2の弾性
    体よりなり、前記可動体は前記移動手すり進入方向には
    前記支持体と共に前記第1の弾性体を変形して変位し、
    反手すり進入方向には前記支持体を残して前記第2の弾
    性体を変形して変位するように支持されていることを特
    徴とする請求項4記載の乗客コンベア。
  6. 【請求項6】循環する移動手すりが欄干内部に進入する
    入口部に支持体を介して支持された可動体と、この可動
    定位置から前記移動手すりの進入方向に変位した
    き運転を停止させる手段とを備えた乗客コンベアにおい
    て、前記可動体を、前記支持体に対して反手すり進入
    上下方向に変位可能に構成したことを特徴とする乗
    客コンベア。
  7. 【請求項7】循環する移動手すりが欄干内部に進入する
    入口部に設けられた可動体と、この可動体が前記移動手
    すりの進入方向に変位したとき運転を停止させる手段と
    を備えた乗客コンベアにおいて、外力が加わったとき破
    壊する構造体を前記可動体の前方に取付けたことを特徴
    とする乗客コンベア。
  8. 【請求項8】循環する移動手すりが欄干内部に進入する
    入口部に設けられ、前記移動手すりと隙間をもって対向
    する可動体と、この可動体が前記移動手すりの進入方向
    に変位したとき運転を停止させる手段とを備えた乗客コ
    ンベアにおいて、前記可動体を、前記移動手すりの反進
    入方向で前記移動手すりの下面との前記隙間を拡大する
    方向に変位可能に前記入口部に支持したことを特徴とす
    る乗客コンベア。
  9. 【請求項9】循環する移動手すりが欄干内部へ進入する
    入口部に位置し、前記移動手すりと隙間をもって対向す
    る可動体を支持体によって支持し、この可動体が定位置
    から前記移動手すりの進入方向へ変位したのを検出器で
    検出して運転を停止するように構成した乗客コンベアに
    おいて、前記支持体を、前記可動体を支持する可動体支
    持部を有する第1の支持体と、この第1の支持体を前記
    手すり進入方向に変位自在に支持する第2の支持体とで
    構成し、これら第1の支持体と第2の支持体の間に前記
    可動体の変位を検出する検出器を配置し、かつ前記第2
    の支持体に前記第1の支持体の反手すり進入方向の変位
    を規制する規制体を設けると共に、手すり進入方向に変
    位した前記第1の支持体を定位置に戻す第1の弾性体を
    設け、また前記可動体を前記第2の支持体へ押圧する第
    2の弾性体を設け、前記可動体は前記第1の支持体に対
    して反手すり進入方向で前記移動手すりの下面との前記
    隙間を広げる方向に変位可能に支持されていることを特
    徴とする乗客コンベア。
  10. 【請求項10】循環する移動手すりが欄干内部へ進入す
    る入口部に位置し、前記移動手すりと隙間をもって対向
    する可動体と、この可動体の前記移動手すりの進入方向
    への変位を検出する検出手段とを備えた乗客コンベア用
    安全装置において、前記可動体を反手すり進入方向で前
    記移動手すりの下面との前記隙間を広げる方向に変位す
    るように構成したことを特徴とする乗客コンベア用安全
    装置。
  11. 【請求項11】前記可動体は、前記移動手すりに対向す
    る突出周縁を有することを特徴とする請求項10記載の
    乗客コンベア用安全装置。
JP3104113A 1991-05-09 1991-05-09 乗客コンベア及び乗客コンベア用安全装置 Expired - Lifetime JP2515934B2 (ja)

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