JP5487408B2 - 乗客コンベアインレット安全装置 - Google Patents

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この発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアの手摺の安全装置に関する技術である。特に上記エスカレータの手摺のスカートガードの入り口(インレット安全装置)に荷物や幼い子供達が近付き手摺と共に引き込まれる事故において事故を排除、また万一に引き込まれても外れ易くして怪我を軽微にするものである。
先行文献1は従来のインレット安全装置に関するものである。
従来のインレット安全装置は移動手摺がスカートガードに入る入り口に軟質材のインレットブーツ(防潜具)が備えられている。手摺とともに共に異物や子供の手等がインレット部分に来ると防潜具に当たりバネで支持された防潜具が後退することにより背のスイッチが押されエスカレータの動きを停止させるものである。
特開2004−224553号公報 特開2010−23958号公報
一般的に手摺りの安全装置は手摺のスカートガードへの入り口に異物や子供の手等が引き込まれる際に防潜具が押され背のスイッチが働きエスカレータを止める構造である。 しかし手摺りと防潜具の隙間に手等が挟まれ救助隊に手を開放してもらうのに時間が掛かるといった問題があり先行文献1のインレットブーツでは手摺を囲む円周の一部電磁石と金属板で吸引させて接合したものであり、前記安全スイッチが働くと同時に磁性体への電力を解除し接合を分離するようにしたものである。これによりインレットブーツに挟まれた異物を速やかに解除するようにしたものである。先行文献2のものは先行文献1の電磁石によりインレットブーツを分離させる構造は複雑で高価となることからインレットブーツにスリットを設けその部分の肉厚を薄く形成し、肉厚が薄いことによりインレットブーツの伸展性を大きくすることで異物に対する挟み込み力を和らげ異物を引き抜き易くしたものである。
たしかに先行文献1のように電磁石でインレットブーツの一部が離反できるようにしたものや先行文献2のようにインレットブーツの一部にスリットを設け異物挟み力を低減するようにすることにより異物が抜け易くする効果が望めるが、ブーツの奥まで手摺りが行く間にエレカレータ手摺りが止まれば良いが、現行のエスカレータではインレットブーツに異物が当たりインレットブーツが移動しスイッチが作用しエスカレータの運転を瞬時に停止させた時に、乗客コンベアに乗っている乗客が将棋倒しとなるという不具合がある。このため乗客コンベアを緩速停止させ将棋倒しを回避している。
この緩速停止のため挟まれた手等の異物がエスカレータが止まるまでにさらに奥に引き込まれ身体が追従できないので腕が脱臼し大怪我になる惧れがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり。第1の安全装置としてインレットブーツ装置を備え前記インレットブーツの踏み段側の側面のインレットブーツ全高の中央を奥行き全長に渡り肉厚の薄い部分を設け亀裂破断し易い形状とした。 次にインレットブーツに続くその奥のスカートガードの踏み段側に切欠きを設け第2の安全装置として軟質材のカバーを設けインレットブーツと同じように踏み段側の前記カバーの全高の中央を奥行き全長に渡り肉厚の薄い部分を設け亀裂破断し易い形状とした。
これにより手摺に引き込まれた手等が挟まれた作用力によってインレットブーツとそれに続く軟質材のカバーの中央高さで水平方向に亀裂分離し身体がマンコンベアが停止するまでの間追従でき、状況によってはその間に引き込まれた手等を開放することができる。
このため従来は手などを解放するため救助隊が到着し救助してもらうまで、待たなくてはならなかったがその必要を無くすこともできる。
この発明の実施の形態1におけるマンコンベアの乗降口付近の斜視図。 図1の手摺がスカートガードへ入るインレットブーツ付近の拡大図。 図2のA矢視詳細図。 図3のB−B矢視断面図。 図3のC−C矢視断面図。 図4のD−D矢視断面図。 図5のE−E矢視断面図。 この発明の実施の形態2における図3相当の図 図8のf−f矢視断面図、(1)は本体断面図、(2)は嵌め込み部断面、(3)は嵌め込み部が外れた時の図。 図8のH−H矢視断面図、(1)は本体断面図、(2)は嵌め込み部断面、(3)は嵌め込み部が外れた時の図。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアの乗降口付近の斜視図、図2は図1の手摺がスカートガードへ入るインレットブーツ付近の拡大図、図3は図2のA矢視詳細図、図4は図3のB−B矢視断面図、図5は図3のC−C矢視断面図、図6は図4のD−D矢視断面図、図7は図5のE−E矢視断面図である。
図1から図7において、乗客コンベアとしてのエスカレータ1は、無端状に連結されて、一対の乗降口2間に循環移動可能には配設された踏み段7と、踏み段7と摺動移動可能に装着され、踏み段7と同期して移動する移動手摺6と、を備えている。
床板3は、上下階間に架設されたトラス(図示せず)の両端上面を塞口するように設置され、それぞれ乗降口2を構成する。踏み段7は、一方の床板3から湧き出し、移動手摺り6に同期して他方の床板3側に移動し、他方の床板3の下部に沈み込んで反転し、一方の床板3側に移動し、反転して一方の床板3から湧き出るようにトラスに循環移動可能に配設され、トラスの端部に配設された駆動機(図示せず)などにより駆動される。
各欄干5は、踏み段4に移動方向に所定の間隔でトラスに立設された欄干柱(図示せず)に支持されて、一方の乗降口2から他方の乗降口2に至るように延設されている。また、移動手摺り入り込み口を構成するインレットブーツ10aが、デッキボード7とスカートガード8の正面に配設されている。さらにインレット安全装置10がインレットブーツ内部にかけて配設されている。
このように構成されたインレット安全装置10は第1の安全装置として、インレットブーツ部分が軟質材で形成された筒状で先端部から傾斜面を備え異物を外側に排除し易くしている。またインレットブーツはバネ10dに支持され、異物が手摺と共に引き込まれた場合にはインレットブーツの背面への移動を検出する安全スイッチ10fが配置されてエスカレータの運転を停止させるようにしている。
本案のインレットブーツは踏み段側の全高の中央部分10gを水平方向全長に渡り肉厚を薄く形成し、亀裂破断し易く形成し第1の安全装置とした。
またインレットブーツに続く踏み段側のスカートガードに開口部11gを設け、そこに軟質材のカバー11を設け第2の安全装置とした。前記カバーはインレットブーツと同じように全高の中央部を水平方向全長に渡り肉厚を薄くした部分11eを形成し、亀裂破断し易く形成した。
前記カバー11は上下端部を断面円形に形成し中央にピン穴を設け、ピン11bをスカートガードに固定した軸受け金具11cで支持し、上端部と下端部から前記カバーの中央高さに向けスカートガードに固定したバネ11fで押してカバーに張りを与えた。

手摺と共に手などの異物はインレットブーツの先端のテーパー部で外部へ排除するが排除できずに、インレットブーツと手摺の隙間に引き込まれると、引き込まれた作用力によりインレットブーツを後退させ背面の安全スイッチ10fが働きエスカレータを停止させる。また引き込まれた力によりインレットブーツの踏み段側の全高の中央部分が亀裂破断し手を抜け易くする。
それでも手が抜けない場合まだエスカレータが止まるまで手摺が移動するのでインレットブーツ背面のカバー部に手が達するとカバー全高の中央の肉厚の薄い部分11eが亀裂破断し手へのダメージを低減させ同時に体と手が離れないように追従させることができ脱臼等の怪我を防ぐことができる。また手摺りが奥へ移動する間に手が抜けることも期待できる。
実施の形態2.
図8は実施の形態2を示す図3相当の図、図9は図8のF−F矢視断面図、図10は図8のH−H矢視断面図である。
実施の形態1ではインレットブーツおよびスカートガードのカバーは肉厚の薄い部分で亀裂破断し易く形成したが実施の形態2ではその亀裂破損し易い部分を嵌め込み構造として異物が引き込まれる作用力で外れる構造とした。
これにより実施の形態1と同様な効果を得ることができ事故復旧後嵌め込みを戻すことにより製品を再使用できるので安価にすることができる。
1 エスカレータ、
2 乗り込口、
3 床板、
4 踏み段、
5 欄干、
5a 欄干ガラス、
5b 手摺りガイドレール、
6 移動手摺り、
7 デッキボード、
8 スカートガード、
9 アウターガード、
9a アウターデッキ、
10 第1の安全装置のインレット装置、
10a インレットブーツ、
10b インレットブーツ基部、
10c バネ支持金具、
10d インレットブーツ支持バネ、
10e スイッチ取付金具、
10g 肉厚が薄く亀裂破断し易い部分、
11 第2の安全装置のスカートガードカバー、
11a カバー、
11b 軸ピン、
11c 軸受金具、
11d バネ受け、
11e 肉厚が薄く亀裂破断し易い部分、
11f バネ、
11g 断面円形部、
12 インレットブーツ、
12a 薄肉部、
12b 嵌め込み穴、
12c インレットブーツ、
12d 分離部、
12e 嵌め込み型、
13 カバー、
13a 嵌め込み穴、
13b 分離部、
13c 嵌め込み型、
14 カバー

Claims (3)

  1. 乗客コンベアの移動手摺が欄干下部のスカートガードに入る入り口のインレットブーツにおいて移動手摺の入る入り口側を正面としてその背面をバネ支持し検出スイッチを設けたインレット安全装置を第1の安全装置として前記インレットブーツの踏み段側インレットブーツ全高の中央部を水平方向全長に渡り肉厚を薄く形成し亀裂破断し易くしたこと、さらに第2の安全装置としてインレットブーツに続く踏み段側のスカートガードに開口部を形成し前記開口部を覆う軟質材のカバーを備え、前記カバーの全高の中央部を水平方向全長に渡り肉厚を薄く形成し亀裂破断し易くしたことを特徴とする乗客コンベアインレット安全装置。
  2. 前記第1の安全装置のインレットブーツの踏み段側インレットブーツ全高の中央部を水平方向全長に渡り嵌め合わせ構造としたこと、さらに前記インレットブーツに続く第2の安全装置として踏み段側のスカートガードに開口部を形成し前記開口部を覆う軟質材のカバーを備え、前記カバーの全高の中央部を水平方向全長に渡り嵌め合わせ構造としたことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアインレット安全装置。
  3. 前記インレットブーツに続く第2の安全装置のカバーの上端部および下端部は断面円形状で中央にピン穴がありスカートガードに固定された軸受け金具でピンを支持し、さらに上端部および下端部を前記カバーの中央高さに向かいそれぞれスカートガードに固定されたバネで押さえたことを特徴とする請求項1と請求項2のいずれかに記載の乗客コンベアインレット安全装置。
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