JPH0311560B2 - - Google Patents

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JPH0311560B2
JPH0311560B2 JP59008929A JP892984A JPH0311560B2 JP H0311560 B2 JPH0311560 B2 JP H0311560B2 JP 59008929 A JP59008929 A JP 59008929A JP 892984 A JP892984 A JP 892984A JP H0311560 B2 JPH0311560 B2 JP H0311560B2
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JP
Japan
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section
cassette
air cylinder
shaft
rail
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JP59008929A
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Hiroshi Takahashi
Yoshiaki Shimazaki
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ikegami Tsushinki Co Ltd filed Critical Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は電子部品、特にICのプリント基板へ
の自動挿入装置において、プリント基板に挿入さ
れた電子部品のピンの先端を切断し、内方へ折り
曲げるためのクリンチ機構に関するものである。
(従来技術) 本願人は特開昭58−112389号広報において自動
挿入装置を提案しているが、この装置ではICピ
ンの切断はプリント基板への挿入以前に行なつて
いた。したがつてピンの切断と折り曲げとは全く
別個の機構によつて行なつており、機成が複雑で
大形になると共に処理速度も上がらないという問
題があつた。
(発明の概要) 本発明の目的は上述した欠点を除去し、種々の
姿勢で挿入される電子部品の両側のピンの確実な
切断と折り曲げとを簡単な構成よりなる同一の機
構によつて行なうことにより自動挿入装置の構成
を簡単とし、小形とすることができると共に処理
速度の向上を計ることができるクリンチ機構を提
供しようとするものである。
本発明は、順次に搬送される電子部品を把特し
てそのピンをプリント基板にあけた孔に挿入した
後、ピンの先端を切断し、折り曲げるためのクリ
ンチ機構において、共通の軸を中心に回動自在に
配置した2対の外刃および内刃と、これら対を成
す外刃および内刃の間に上下動可能なローラをそ
れぞれ係合させて2対の外刃および内刃間を同時
に開閉させる開閉手段と、前記2対の外刃および
内刃を電子部品の挿入軸を中心に選択的に90°回
動させる手段とを具え、所望の回動位置での前記
開閉手段による対を成す外刃および内刃の互いの
接近動作により電子部品の両側のピンを切断した
後、各外刃の先端を対応する内刃の先端を越えて
上方に移動させてピンを折り曲げるように構成し
たことを特徴とするものである。
実施例 第1図は本発明による電子部品のプリント基板
への自動挿入装置の一例の構成を示す外観図であ
り、第1図Aは正面図、第1図Bは平面図、第1
図CおよびDは右および左側面図である。装置本
体1の上部にはカセツト装填部2が設けられ、こ
こにはカセツト3を45°の前下がりに傾斜して、
水平方向に8列、各列に15本まで積重ねて装填で
きる。各カセツト内には同一種類のICが並べて
収納されており、各列には同一のICを収納した
カセツト3が装填され、一番下側のカセツト内の
ICが重力作用により手前側に落ちて来るように
なつている。また、空となつたカセツト3はカセ
ツト装填部2から下方に落下してカセツト受けに
溜るようになつている。装置本体1の前面には上
部を軸として開閉可能なカバー4が設けられてい
ると共に、倣い制御動作等の各種の制御を行なう
ためのオペレーシヨンパネル5が設けられてい
る。また、右および左側面にはそれぞれプリント
基板を本体1内のXYテーブルに対して挿脱する
ための開口6a,6bが設けられていると共に、
背面にはカウンタバランス7が突出して設けられ
ている。更に、装置本体1の下部のデスク部8に
は、電源、制御回路、駆動回路、エアポンプ、エ
アバルブ等が収納されている。
第2図は第1図に示した自動挿入装置の使用態
様を示すもので、第2図Aは正面図、第2図Bは
平面図である。なお、自動挿入装置1はその上部
を除き、XYテーブル11を露出して示してあ
る。プリント基板収納装置12には垂直方向に多
数のプリント基板が収納されており、一枚ずつエ
レベータ13を介してオートローダ14に供給さ
れ、第1図Cに示した側面の開口6aからXYテ
ーブル11に載置されて自動的にクランプされ
る。自動挿入装置1においてICの所定の挿入処
理が終了したプリント基板は、XYテーブル11
に対するクランプが自動的に解除されてオートア
ンローダ15により、第1図Dに示した側面の開
口6bを経て自動挿入装置1から取出され、エレ
ベータ16を介して垂直方向に多数のプリント基
板収納部を有するプリント基板収納装置17に順
次収納される。
このように、プリント基板のオートローダ14
およびオートアンローダ15を自動挿入装置1の
両側に配置してプリント基板を一方向に搬送させ
ることにより、多数のプリント基板に対するIC
の挿入動作をスムーズに行なうことができ、した
がつて生産ラインにも容易に組込むことができ
る。
第3図および第4図は第1図に示した自動挿入
装置の全体の構成の概略を示す線図および斜視図
であり、第3図においてはカセツト装填部2の一
列のカセツト装填部分を側方から見た図としてや
や詳細に示してある。各列のカセツト装填部分に
は、45°の前下がりに傾斜して15本のカセツト3
が上下に積重ねられて装填され、IC排出機構2
1により最下部のカセツトに収納されているIC
から順に搬送機構22に供給されて挿入部23に
搬送される。IC排出機構21にはカセツト3を
その両端部において積重ねて保持すると共に空と
なつたカセツトを排出するためのカセツト保持排
出機構24aとICを搬送機構22に一個ずつ供
給するためのIC供給機構24bとが設けられて
いると共に、ICの有無を検出するための光電検
出器24c,24d等が設けられている。
搬送機構22はIC排出機構21からのICを受
けて所定の排出位置に搬送するIC搬送部25と、
所定の排出位置においてIC搬送部25からのIC
を受けてその搬送方向を垂直面内で変換する第1
の方向変換部26と、この第1の方向変換部26
からのICを受けてその搬送方向を水平面内で変
換して挿入部23に向ける第2の方向変換部27
とを有し、IC排出機構21から供給されたICを
挿入部23に三次元的に搬送するよう構成されて
いると共に、第2の方向変換部27と挿入部23
との間の搬送経路にはICのピンの姿勢を矯正す
る矯正部28が設けられている。
IC搬送部25はカセツト装填部2と同様45°の
前下がりに傾斜して設けられ、ここにはカセツト
装填部2の水平方向に延在してスプロケツト29
a,29b間にチエーン29cが掛け渡されてお
り、このチエーン29cにはその外周側において
カセツト装填部2における水平方向でのカセツト
3の配列ピツチと同一ピツチでIC排出機構21
から供給されたICを収納保持する23個のキヤリ
アケース29dが取付けられている。これらキヤ
リアケース29dは、スプロケツト29a,29
bの下側において順次の8個のキヤリアケースが
それぞれIC排出機構21の出口と対向するよう
に、スプロケツト29aにベルト29eを介して
連結されたモータ29fにより矢印で示す回動方
向に一ピツチずつ間欠的に移送されて順次のキヤ
リアケースに挿入順序に従つたICが供給収納さ
れる。キヤリアケース29dに収納保持された
ICはスプロケツト29a,29bの下側の所定
の排出位置に設けられた排出機構29gによりキ
ヤリアケース29dから排出されて第1の方向変
換部26に供給される。なお、各IC排出機構2
1の出口と対向する部分にはキヤリアケース29
dにICが供給されたか否かを検出するための光
電検出器29h〜29oが設けられていると共
に、所定の排出位置にはキヤリアケース29dの
有無を検出するための光電検出器29pが設けら
れている。
第1の方向変換部26には、一端部を軸として
垂直面内で回動可能なレール部30aと、このレ
ール部30aを45°の傾斜位置と0°の水平位置と
に回動させる回動機構30bと、レール部30a
の0°および45°の位置を検出するホトインタラプ
タ30cとが設けられており、45°の傾斜位置で
IC搬送部25から供給されるICを受け、これら0°
の水平位置で第2の方向変換部27に供給するよ
うになつている。また、IC搬送部25と第1の
方向変換部26との間には、IC搬送部25から
第1の方向変換部26にICが供給されたことを
検出する光電検出器30dが設けられている。
また、第2の方向変換部27には、水平面内で
回転可能なレール部31aと、このレール部31
aをその中央を中心として第1の方向変換部26
から供給されるICを受ける0°の位置およびこの0°
の位置を中心とする±90°の位置に回動させる回
動機構31bと、レール部31aの回動中ICを
レール部31aに有効に保持するためのIC押え
機構31cと、レール部31aの0°、±90°および
−90°の各位置を検出するホトインタラプタ31
d,31eおよび31fとが設けられており、0°
の位置で受取つた第1の方向変換部26からの
ICを所定の方向に90°回動させて矯正部28に搬
送するようになつている。なお、第1の方向変換
部26と第2の方向変換部27との間および第2
の方向変換部27と矯正部28との間にはそれぞ
れICの通過を検出するための光電検出器31g
および31hが設けられている。
矯正部28には、ICを停止させるストツパ機
構32aと、ICを押えてそのピンの形状を矯正
する矯正機構32bとが設けられており、第2の
方向変換部27から供給されたICのピンを矯正
して挿入部23に搬送するようになつている。な
お、矯正部28と挿入部23との間にはICの通
過を検出するための光電検出器32cが設けられ
ている。
挿入部23はプリント基板33が装着される
XYテーブル11の上側に設けられた挿入ヘツド
部34およびリトラクト部35と、下側に設けら
れたクリンチ部36とをもつて構成されている。
挿入ヘツド部34は矯正部28から供給された
ICをプリント基板33に挿入するためのもので、
ここにはICを掴んでそのピンをプリント基板3
3にあけられた孔に挿入する挿入ヘツド37a、
その上下動機構37b、その上下の位置および中
間の位置をそれぞれ検出するホトインタプタ37
c,37d,37e、挿入ヘツド37aをその挿
入軸を中心として矯正部28からICを受ける0°の
位置とそれと直交する90°の位置とに回転させる
回動機構37f、その0°および90°の位置をそれ
ぞれ検出するホトインタラブタ37g,37h、
および0°および90°の挿入孔位置決め用の一対の
光源37i、これら機構37j、選択された光路
を検出するホトインタラプタ等が設けられてい
る。
リトラクト部35は矯正部28から搬送されて
きたICを上述した挿入ヘツド37aの位置で停
止させると共に挿入ヘツド37aがICを掴んだ
後にその降下通路から退避するもので、ここには
矯正部28からのICを受けるレール部38a、
このレール部38aを挿入ヘツド37aに対して
挿脱させる移動機構38b、レール部38aの挿
入ヘツド37aに対する挿脱状態をそれぞれ検出
するホトインタラプタ38c,38d等が設けら
れている。
クリンチ部36は上述した挿入ヘツド37aと
協働してICをプリント基板11に挿入するため
のもので、ここには挿入されたICのピンをカツ
トすると共に選択的に折曲げる機能を有するクリ
ンチヘツド39a、その上下動機構39b、その
移動位置を検出するホトインタラプタ39c、ク
リンチヘツド39aを挿入ヘツド37aと対応し
て0°の位置と90°の位置とに回転させる回動機構
39d、その0°および90°の位置をそれぞれ検出
するホトインタラプタ39e,39f、ICピン
のカツトのみおよびカツトと折曲げとを選択する
選択機構39g、プリント基板11上でのICの
所定のピンの挿入位置を検知する機構等が設けら
れている。
また、XYテーブル11はボールねじ40a,
40bを介してそれぞれX軸モータ40cおよび
Y軸モータ40dによりXおよびY方向に移動で
きるようになつていると共に、それらの移動量は
Xスケール40eおよびYスケール40fで検出
できるようになつている。このXYテーブル11
上には上述したようにプリント基板33を着脱自
在に装着するクランプ機構も設けられている。
なお、IC排出機構21からIC搬送部25への
ICの供給、IC搬送部25から第1の方向変換部
26へのICの供給、第1の方向変換部26から
第2の方向変換部27へのICの供給、第2の方
向変換部27から矯正部28へのICの供給およ
び矯正部28から挿入部23へのICの供給はそ
れぞれエアの噴出により迅速に行なわれるように
なつている。
以下第1図に示した自動挿入装置の各部の詳細
な構成について説明する。
カセツト装填部 カセツト装填部2は、上述したように、水平方
向に8列、各列に15本までカセツト3を積重ねて
装填し、各列においてIC排出機構21により最
下部のカセツトに収納されているICを順に搬送
機構22のIC搬送部25に供給する。
カセツト 第5図はICを収納するカセツト3の一例の構
成を示す斜視図である。カセツト3全体はプラス
チツクの成形体で、底部には台形の突起3aを形
成し、この上にIC50を載せると、IC50のピ
ン50aが突起3aと側壁との間に形成される溝
内に侵入するようにする。カセツト3の上部に
は、収納されたIC50の上面に記載された文字、
記号等を見ることができるように長手方向に亘つ
て開口3bを形成する。
IC排出機構 第6図はIC排出機構21の一例の構成を示す
ものである。IC排出機構21は上述したように、
カセツト3をその両端部において積重ねて保持す
ると共に空となつたカセツトを排出するカセツト
保持排出機構24a、IC50をIC搬送部25に
一個ずつ供給するIC供給機構24b等を有し、
全体として薄形の平坦な形状に成つている。第6
図Aはカセツト3の一端部を前下がりに装填する
部分の構成を一部断面で示すものである。平板状
の基板55にはその一側縁部に15本のカセツト3
の一端部を積重ねて装填し得る断面コの字状のカ
セツト保持枠56を取付け、下端部にはカセツト
保持枠56に装填された最下段のカセツト3に収
納されたICをIC搬送部25に案内するためのレ
ール57を取付ける。カセツト保持枠56は、第
6図Bに右側面図を示すように、その上端をカセ
ツト3の装填が容易に行なえるように外方に拡開
し、下端部には最下段のカセツト3に収納された
IC50をレール57に導くための開口56aを
形成する。レール57は第6図Cに左側面の一部
を示すように基部57aの中央部に一体に設けた
突状57bと、この突状57bの中央部に形成し
た溝57cとをもつて構成し、基部57aの両側
面にホルダ58a,58bを設けてねじにより基
板55に取付ける。
第6図Aに示すように、基板55の一部はレー
ル57よりも下方に突出させて、この部分にソレ
ノイド59を取付け、そのプランジヤ59aにス
トツパ59bの一端部を連結する。ストツパ59
bの他端部はソレノイド59の滅勢下においてカ
セツト保持枠56に形成した開口56aから突出
させ、これにより最下段のカセツト3をその突起
3aの底部において保持するように構成する。ま
た、レール57の上方の基板55にはソレノイド
60および61を取付ける。ソレノイド60はそ
のプランジヤ60aにストツパ60bの一端部を
連結し、ストツパ60bの他端部を基板55に設
けたブロツク62に形成したガイド穴62aを通
して、ソレノイド60の滅勢下においてカセツト
保持枠56内に突出させ、これにより下方から二
番目のカセツト3をその突起3aの底部において
保持するよう構成する。このため、カセツト保持
枠56にはストツパ60bの先端部が挿脱するた
めの開口56bを形成する。また、ソレノイド6
1はそのプランジヤ61aを一端部を中心に回動
可能なリンク61bの中央部に枢着する。リンク
61bの他端部にはストツパ61cの一端部を枢
着し、このストツパ61cの他端部をブロツク6
2に形成したガイド穴62bを通して、ソレノイ
ド61の滅勢下においてカセツト保持枠56内に
突出させ、これにより下方から三番目のカセツト
3をその突起3aの底部において保持するよう構
成する。また、ブロツク62の近傍の基板55に
はマイクロスイツチ63を取付け、そのアクチユ
エータ63aをストツパ61cの近傍においてカ
セツト保持枠56内に突出させ、これによりスト
ツパ61cによつてカセツト3が保持されている
か否かを検出するようにする。なお、カセツト保
持枠56には上述したストツパ61cの先端部お
よびマイクロスイツチ63のアクチユエータ63
aが突出するための開口56cを形成する。
更に、基板55にはソレノイド64および65
を取付ける。ソレノイド64はそのプランジヤ6
4aを中央部を中心に回動可能なリンク64bの
一端部に枢着し、このリンク64bの他端部にス
トツパ64cの他端部を枢着する。ストツパ64
cはレール57におけるIC50の搬送方向と直
交する方向に変位可能に設け、その他端部をソレ
ノイド64の附勢下においてレール57上におけ
るIC50の上面に当接させるようにする。なお、
ストツパ64cのIC50に当接する部分には弾
性部材64dを取付けておく。また、ソレノイド
65はそのプランジヤ65aを、レール57にお
けるIC50の搬送方向と直交する方向に変位可
能に設けた往復動部材65bの一端部に取付け
る。この往復動部材65bの他端部にはストツパ
65cを取付け、このストツパ65cをソレノイ
ド65の滅勢下においてレール57におけるIC
50の搬送路に侵入させてIC50の搬送を阻止
するようにする。
本実施例においては、カセツト保持枠56に形
成した開口56aとストツパ65cとの間のレー
ル57上に3個のIC50を挿入できるようにな
つており、先頭のIC50がソレノイド65の滅
勢下においてストツパ65cに当接し、2番目の
IC50がソレノイド64の附勢下においてその
上面にストツパ64cが当接するようになつてい
る。また、先頭および3番目のIC50の有無を
上述した光電検出器24dおよび24cによりそ
れぞれ検出するようになつている。これら光電検
出器24c,24dは、それぞれ光源と受光器と
から構成され、対を成す光源と受光器とがレール
57上のIC50の搬送路を横切るようにレール
57のホルダ58a,58bに対向して取付けら
れている。また、ホルダ58a,58bには先頭
のIC50をIC搬送部25に搬送するためのエア
噴出口66が設けられている。
第6図Dはカセツト3の他端部を装填する部分
の構成を一部切欠いて示すものである。平板状の
基板67にはその一側縁部に15本のカセツト3の
他端部を積重ねて装填し得る断面コの字状のカセ
ツト保持枠68を取付ける。このカセツト保持枠
68は、第6図Eに左側面図を示すように、その
上端をカセツト3の装填が容易に行なえるように
外方に拡開し、下端には最下断のカセツト3をそ
の底部において保持するための保持片68aを突
出して設ける。また、カセツト保持枠68の上端
部には、カセツト3を挿入したときにこれを前下
がりに傾斜させて落下させるためのピン68bを
設ける。基板67にはソレノイド69および70
を取付け、ソレノイド69のプランジヤ69aは
ストツパ69bの一端部に連結し、ソレノイド7
0のプランジヤ70aは一端部を中心に回動可能
なリンク70bの中央部に枢着する。ストツパ6
9bの他端部は基板67に設けたブロツク71に
形成したガイド穴71aを通してソレノイド69
の滅勢下においてカセツト保持枠68内に突出さ
せ、これにより下方から二番目のカセツト3をそ
の突起3aの底部において保持するよう構成す
る。また、ソレノイド70のプランジヤ70aを
枢着したリンク70bの他端部にはストツパ70
cの一端部を枢着し、このストツパ70cの他端
部をブロツク71に形成したガイド穴71bを通
してソレノイド70の滅勢下においてカセツト保
持枠68内に突出させ、これにより下方から三番
目のカセツト3をその突起3aの底部において保
持するよう構成する。このため、カセツト保持枠
68にはストツパ69bおよび70cの先端部が
それぞれ挿脱するための開口68cおよび68d
を形成する。
第6図Fは第6図A〜Eに示したIC排出機構
におけるカセツト保持排出機構を線図的に示す斜
視図である。すなわち、本実施例では対を成すカ
セツト保持枠56,68の15本のカセツト3を
45°の前下がりに傾斜して装填し得るようになつ
ており、最下段のカセツト3がストツパ59bと
保持片68aにより、二段目のカセツト3がスト
ツパ60bと69bにより、三段目のカセツト3
がストツパ61cと70cによりそれぞれその両
端部において保持され、四段目以上は下方のカセ
ツト3の上面に接して積重ねられて装填されるよ
うになつている。
なお、IC排出機構へのカセツト3の装填は、
先ず各ソレノイド59,60,61,69および
70が滅勢下(OFF)にある状態、すなわちス
トツパ59b,60b,61cがカセツト保持枠
56内に突出し、ストツパ69b,70cがカセ
ツト保持枠68内に突出している状態で、複数本
のカセツトを順次挿入して最下段のカセツトをス
トツパ61c,70cにより保持してその上に積
重ねる。次にソレノイド61,70を附勢
(ON)して最下段のカセツトをストツパ60b,
69bで保持することにより挿入した全カセツト
をほヾカセツト一段分落下させた後、ソレノイド
61,70をOFFにして二段目のカセツトをス
トツパ61c,70cにより保持する。その後、
ソレノイド60,69をONにして最下段のカセ
ツトを落下させてこれをストツパ59bおよび保
持片68aにより保持すると共に、再びソレノイ
ド60,69をOFF、ソレノイド61,70を
ONにして二段目のカセツトをストツパ60b,
69bで保持し、次にソレノイド61,70を
OFFにして三段目のカセツトをストツパ61c,
70cで保持することにより第6図Fに示すよう
に装填する。
次に、上述したIC排出機構の動作を第7図に
示すタイムチヤートをも参照して説明する。先
ず、動作の開始時において、光電検出器24c,
24dによるIC50の有無、マイクロスイツチ
63によるカセツトの有無をサーチする。マイク
ロスイツチ63によりカセツト無しが検出された
ときは、これにより例えば警報を発してオペレー
タにカセツトの残りが2本であることを知らせる
ようにする。また、光電検出器24cにおいて
IC無しが検出されたとき、すなわち最下段のカ
セツト3内のICが無くなつたときは、サーチの
終了に同期してカセツト送り信号を発生させ、こ
れによりカセツト送りを行なうと共に、そのカセ
ツト送り信号の立下がりにおいてIC送り信号を
発生させて、IC送りを行なう。カセツト送りは、
先ずソレノイド59をONにしてストツパ59b
をカセツト保持枠56から後退させ、最下段のカ
セツト3を自重により落下させる。その後ソレノ
イド59をOFFにした状態で、ソレノイド60,
69をONにしてストツパ60bおよび69bを
カセツト保持枠56および68からそれぞれ後退
させることにより、これらストツパ60b,69
bによつて保持されていたカセツトを下方にシフ
トしてストツパ59bおよび保持片68aで保持
する。次に、ソレノイド60,69をOFFにし
た状態でソレノイド61,70をONにしてスト
ツパ61cおよび70cをカセツト保持枠56お
よび68からそれぞれ後退させて残りの全てのカ
セツトを下方にシフトした後、ソレノイド61,
70をOFFにしてカセツト送りを完了する。ま
た、IC送りは、先ずソレノイド64をONにして
レール57上の二番目のIC50をストツパ64
cにより押えた状態で、ソレノイド65をONに
してストツパ65cをICの搬送路から退却させ
ることにより先頭のIC50をエア噴出口66か
ら噴出されるエアによつて次のICの搬送部25
のキヤリアケース29d内に搬送する。次にソレ
ノイド64および65をそれぞれOFFにして最
下段のカセツト内のICおよびレール57上のIC
を1個分自重によりシフトしてレール57上に3
個のICを位置させる。
また、光電検出器24cにおいてIC有りが検
出されたときは、サーチの終了に同期してIC送
り信号を発生させてIC送りを行なわせる。更に、
光電検出器24dにおいてIC無しが検出された
とき、すなわちIC排出機構にICが全く無くなつ
たときは、装置を停止させたり、当該ICの挿入
をスキツプさせる等の動作を行なわせるようにす
る。なお、エア噴出口66からのエアの噴出はサ
ーチ開始あるいはその終了に同期して所定時間行
なわせる。
上述したように、本実施例においては最下段の
カセツトをソレノイド59によつて保持し、二段
目のカセツトをソレノイド60および69によつ
て、三段目以上のカセツトをソレノイド61およ
び70によつて保持するようにしたから、最下段
のカセツトにおいてその上方に位置するカセツト
の重量等の影響を受けることなくIC50の供給
を安定して行なうことができると共に、カセツト
の排出も確実に行なうことができる。したがつ
て、各列のカセツト装填部分に多数のカセツトを
安定して装填することができる。
搬送機構 カセツト装填部2のIC排出機構21からのIC
は搬送機構22より挿入部23に搬送されるが、
本実施例ではこの搬送機構22を上述したように
IC搬送部25、第1の方向変換部26および第
2の方向変換部27をもつてICを三次元的に搬
送するよう構成することにより装置全体を小形に
するものである。
IC搬送部 第8図AはIC搬送部25の要部の構成を線図
的に示す斜視図である。IC搬送部25は上述し
たようにカセツト装填部2と同様45°の前下がり
に傾斜して設ける。カセツト装填部2の8個の
IC排出機構(第8図Aではそれぞれのレール5
7を示す)の配列方向に沿つてスプロケツト29
a,29bを回転可能に設け、これらスプロケツ
ト29a,29b間にチエーン29cを掛け渡し
て設ける。このチエーン29cにはカセツト装填
部2のレール57の配列ピツチと同一ピツチで両
端に開口を有する23個のキヤリアケース29d
を、外周部に位置し、かつスプロケツト29a,
29bの下側において各キヤリアケース29dの
開口がカセツト装填部2の8列のレール57に順
次対向し得るように取付ける。キヤリアケース2
9dには、その内部にIC排出機構から搬送され
るICを案内するレール75を設けると共に、前
下がりの端部には搬送されたICの落下を防止す
るためのシヤツタ76を軸76aを中心に回動可
能に設ける。
スプロケツト29aは、第8図Bに断面図を示
すように、水平なベース77に45°の傾斜をもつ
て取付けた基板78に図示しない支柱を介して平
行に取付けた板79に軸受け80a,80bを介
して回転可能にシヤフト81を設け、このシヤフ
ト81に基板78と板79との間においてキー8
1aを介して固着する。なお、スプロケツト29
aと軸受け80bとの間のシヤフト81にはカラ
ー81bを設ける。シヤフト81はその一端部を
基板78から突出させ、この部分にプーリ82を
キー82aを介して固着する。また、基板78に
は支柱83を介してモータベース84を平行に取
付け、このモーサベース84にモータ29fを取
付ける。モータ29fの出力軸にはプーリ85を
固着し、このプーリ85とスプロケツト29aを
固着したシヤフト81に設けたプーリ82との間
にベルト29eを掛け渡して、モータ29fの駆
動により第8図Aにおいて23個のキヤリアケース
29dをスプロケツト29a,29bの下側にお
いて常に8個のキヤリアケース29dがカセツト
装填部2の8個のIC排出機構のレール57にそ
れぞれ対向するように、矢印で示す方向に1ピツ
チずつ間欠的に移送させる。
また、スプロケツト29bは、第8図Cに断面
図を示すように、平行な板状部材86a,86b
間に軸受け87a,87bを介して回転可能にシ
ヤフト88を設け、このシヤフト88にキー88
aを介して固着する。なお、板状部材86aは第
8図Bに示した基板78に板89aを介して取付
け板状部材86bは板89aに図示しない支柱を
介して取付けた板89bに取付ける。また、スプ
ロケツト29bと軸受け87bとの間のシヤフト
88にはカラー88bを設ける。
更に、スプロケツト29a,29bの下側で、
キヤリアケース29dがカセツト装填部2の順次
の8個のIC排出機構を通過した次の停止位置を
排出位置として、この排出位置にキヤリアケース
29d内のICを次の第1の方向変換部26に受
渡すための排出機構29gを設ける。この排出機
構29gは第8図Dに側面図を示すように、エア
シリンダ90をもつて構成する。エアシリンダ9
0は板89bに固定した取付け板91にブラケツ
ト92を介して取付ける。この取付け板91には
エアシリンダ90のプランジヤ90aが通る開口
部91aを形成し、エアシリンダ90の附勢によ
りプランジヤ90aを突出させることによつて排
出位置にあるキヤリアケース29dのシヤツタ7
6に当接させてこれを回動させ、これにより当該
キヤリアケース29dの前下がり端部の開口を開
放して内部に収納されていたIC50を第1の方
向変換部26のレール部30aに受渡すようにす
る。なお、このIC50の受渡しをスムーズに行
なわせるため、図示しないが、排出位置において
キヤリアケース29dのICの入口側開口に臨ま
せてエアを噴出するためのエアノズルを設ける。
また取付け板91にはセンサ金具91bを取付
け、このセンサ金具91bに第1の方向変換部2
6のレール部30bへのIC50の搬送を検出す
るための光電検出器30dを取付ける。
本実施例では倣い操作によつて記憶した挿入順
序に従つたICが排出位置に順次空きなく搬送さ
れるように、カセツト装填部2の8個のIC排出
機構からキヤリアケース29dに選択的にICを
供給する。すなわち、第9図に示すように、8個
のIC排出機構21−1〜21−8からそれぞれ
供給するICをIC50−1〜IC50−8とし、挿
入順序に従つて順次のキヤリアケース29d−1
〜29d−8に、例えばIC50−1,IC50−
5,IC50−8,IC50−7,IC50−4,IC
50−2,IC50−3およびIC50−6をそれ
ぞれ供給する場合には、第9図に示す状態でキヤ
リアケース29d−1にIC50−1を供給する。
この状態では、キヤリアケース29d−2,29
d−3および29d−4には、既にIC50−5,
IC50−8およびIC50−7がそれぞれ収納さ
れているが、これらICはキヤリアケース29d
−2,29d−3および29d−4がIC排出機
構21−5,21−8および21−7にそれぞれ
位置するときに供給されたものである。次に、1
ピツチ移送した状態でキヤリアケース29d−5
にIC50−4を供給し、更に1ピツチ移送した
状態でキヤリアケース29d−8にIC50−6
を供給する。キヤリアケース29d−6および2
9d−7は、第9図に示す状態から4ピツチ移送
されると、IC排出機構28−2および28−3
にそれぞれ位置することになるから、この状態で
キヤリアケース29d−6および29d−7に5
0−2およびIC50−3を同時に供給する。
このように、本実施例によれば8個のIC排出
機構21−1〜21−8によるICの供給をキヤ
リアケース29dの1ピツチの移送毎に選択的に
行なうことにより、挿入順序に従つたICを排出
位置に順次空をなく搬送することができる。した
がつて、挿入順序に従つてICをその都度受け取
る場合に比べ、移動距離が極めて短く、しかもそ
の移動距離も1ピツチと一定であるから、モータ
29fの容量を小さくできると共にその他のロス
も最小限に抑えることができる。
第1の方向変換部 第10図は第1の方向変換部26の構成を示す
斜視図である。第1の方向変換部26は上述した
ようにICの搬送方向を垂直面内において45°変換
するものであり、レール部30aの基部と一体に
軸101を固着し、この軸をフレーム102に回
転自在に支承する。軸101の一端にはクランク
レバー103を固着し、このクランクレバーをピ
ン104を介してアーム105の一端に連結し、
このアームの他端をエアシリンダ106のプラン
ジヤ106aに連結する。レール部30aの基部
にはねじ107によりレール部本体とほぼ平行に
延在するガイド板108を固着する。第10図に
示す状態はエアシリンダ106のプランジヤ10
6aを押出し、レール部30aを45°の位置に設
定した状態を示し、この状態でレール部30a上
にICが供給される。このときICがレール部30
aの基部と衝突するシヨツクを軽減するためにレ
ール部30aの基部にはクツシヨン部材109を
取り付ける。次にエアシリンダ106のプランジ
ヤ106aを引込めると、アーム105は右方へ
移動し、クランクレバー103は時針方向に回動
する。この回動角度は45°となるように設定する。
クランクレバー103の回動と一緒に軸101し
たがつてレール部30aも45°回動し、0°の位置
となる。この状態でノズル(図示せす)からエア
をICの後方から噴射し、ICを第2の方向変換部
27へ送り出す。このような動作を繰返すことに
より順次ICの方向を垂直面内で45°変換しながら
搬送することができる。
第2の方向変換部 第11図は水平面内でICの搬送方向を90°変換
する第2の方向変換部27の全体の構成を示す線
図的斜視図であり、第12図は同じくそのエアシ
リンダの保持機構を示す斜視図であり、第13図
はエアシリンダの動作を示す線図である。第1の
方向変換部26のレール部30aから搬送されて
来るIC50は両側面が開口している箱形の回転
台110の内部に設けられたレール110a上に
乗せられる。回転台110はこの位置で0°である
とする。この回転台110の上面には軸を介して
プーリをタイミングベルト112を介してプーリ
113に連結する。このプーリ113の径はプー
リ111の径よりも大きくする。プーリ113に
は軸114を固着し、この軸にはアーム115の
一端を枢着し、アーム115の他端には第1のエ
アシリンダ116のプランジヤ116aの先端を
枢着する。第1のエアシリンダ116と一体に第
2のエアシリング117を整列して連結し、この
第2のエアシリンダのプランジヤ117aの先端
を軸受け118を介して揺動自在に支持する。こ
れら第1および第2のエアシリンダは選択駆動機
構を構成するものである。
第13図A,BおよびCは回転台110がそれ
ぞれ−90°、0°、+90°の位置にあるときの第1およ
び第2のエアシリンダ116および117の動作
状態を示すものである。先ず第13図Bに示す0°
の位置においては第1のエアシリンダ116を付
勢し、そのプランジヤ116aを突出させ、第2
のエアシリンダ117は滅勢してそのプランジヤ
117aを引込んだ位置とする。この状態から、
例えば第1プランジヤ116を滅勢するとそのプ
ランジヤ116aは第13図Aに示すように引込
む。このため、このプランジヤ116aに連結し
たアーム115は第11図において時針方向に回
動し、したがつて軸114および第2プーリ11
3も時針方向に回動し、タイミングベルト112
も時針方向に回動する。これにより第1プーリ1
11も時針方向に回動し、これに連結した回転台
110も時針方向に回動して−90°の位置となる。
アーム115の回動角はほぼ45°であるが、回転
台110は90°回動するように第1および第2の
プーリ111および113の径を選択する。この
ようにしてIC50の方向を−90°回動することが
できる。この場合、第1方向変換部26から搬送
されて来るIC50の向きは丁度180°反転されるこ
とになる。
次に0°の位置から第2エアシリンダ117を附
勢すると第13図Cに示すようにエアシリンダ1
16および117全体が左方へ移動することにな
るので、アーム115は反時針方向にほぼ45°回
動し、軸114、第2プーリ113、タイミング
ベルト112および第1プーリ111を介して回
転台110も反時針方向に90°回動して+90°の位
置となる。この場合には、第1方向変換部26か
ら搬送されて来るIC50の向きはそのままで次
段の矯正部28のレール119に送られることに
なる。
上述したように、本例においては水平面内で
ICの搬送方向を90°変換すると同時にICの向きを
所望に応じて反転することができるので、これら
を、別々に設ける場合に比べて構成を簡単かつ小
形とすることができると共に処理速度を速くする
ことができる。
第13図から明らかなように2つのエアシリン
ダ116および117を選択的に駆動することに
よつて3つの位置をとることができるが、この際
にエアシリンダ116および117は軸受け11
8を中心として揺動することになる。このため、
第12図に明瞭に示すように、軸受け118には
楕円形の孔118aをあけ、その中にプランジヤ
117aを遊嵌し、孔から突出するプランジヤの
先端にリング117bを取り付け、軸受け118
は、その軸線の回りに回動自在に支承する。この
ような構成とすることにより、エアシリンダ11
6および117を無理なく揺動させることができ
る。
上述したように回転台110はIC50を保持
したまま±90°回動するが、この回動の際に回転
台110からICが飛び出すのを防ぐために、第
11図にその一部を示すIC押え機構31cを設
ける。このIC押え機構は、第14図にさらに詳
細に示すように、フレーム102に固着した枠1
20に取付けたソレノイド121を具え、そのプ
ランジヤ121aをレバー122に枢着する。こ
のレバーは、軸123により、枠120の柱12
0aに回動自在に取付ける。レバー122の先端
は、第11図に明瞭に示すように二股に分岐さ
せ、プーリ111を貫通して回転台110の内部
に突出し、ICを上方からレール110aに押付
ける軸124のくびれ部に遊嵌させる。レバー1
22の一端と枠120との間には引張りコイルバ
ネ125を設け、レバー122を第14図におい
て時針方向に偏倚する。
IC50を回転台110内に挿入した後、所定
のタイミングでソレノイド121を付勢してプラ
ンジヤ121aを引込め、コイルばね125の力
に抗してレバー122を反時針方向に回動させ、
軸124を下方へ押下げてIC50をレール11
0aに押付ける。その後プランジヤ116または
117を駆動させて回転台110を所定の方向に
90°回転させる。この回転終了後ソレノイド12
1を滅勢し、コイルばね125の作用によりレバ
ー122を時針方向に回動させて軸124を上昇
させる。次に第14図に示すノズル126からエ
アを噴射してIC50を矯正部のレール119へ
送り出す。
第14図に示すようにフレーム102に植設し
たピン127にゴムローラ128を取付け、IC
50を回転台110内に挿入するときのストツパ
として作用させると共に衝突のシヨツクを吸収す
るようにする。回転台110が回転するときに、
このゴムローラ128が干渉しないように回転台
110の側壁には切込み110bを形成する。
矯正部 第2の方向変換部27から搬送されるICは次
に矯正部28に入るが、この矯正部の構成および
動作は上述した特開昭58−112387号公報に記載さ
れている矯正部とほぼ同様であるので、その詳細
な説明は省略する。本例の矯正部28ではICの
ピンの姿勢を矯正するだけであるから、矯正部の
構成は簡単である。すなわち、ICのピンを逆三
角形状の浅い溝に強制的に侵入させることによつ
てピンの相互の間隔およびピンの拡き角度を所定
の値に矯正するものである。
挿入部 挿入ヘツド部 矯正部28でピンの矯正されたICは次に挿入
部23に送り込まれるが、この挿入ヘツド部34
は上述したようにICを把んで0°と90°との間で回
動するが、従来の装置ではこの回動時の衝撃は非
常に大きいため、挿入部の寿命を短かくすると共
に動作速度を遅くする欠点があつた。本例の挿入
部はこのような欠点を解消するものである。
第15図A〜Dは挿入ヘツド部34の構成を示
すものであり、挿入ヘツド本体130の内部には
エアシリンダを配置し、これによりプツシヤ13
1を上下動させる。挿入ヘツド本体130の下端
にはIC50を把持する1対の爪132a,13
2bを設ける。これらの爪は、プランジヤ131
の昇降に連動して第15図Dにおいて左右に移動
できるように構成する。挿入ヘツド本体130
は、その上側から裏側にまで延在する固定部材1
33を軸受130aを介して連結し、この固定部
材133を介してスライド板134を取付け、こ
のスライド板を上下方向に移動可能に支持するガ
イド板135をベース136に固着する。したが
つて挿入ヘツド本体130は固定部材133に対
して回動するが上下方向には一体に移動する。固
定部材133の上面には一対の突片137a,1
37bを固着し、これらの突片の間に軸138を
嵌入し、この軸にレバー139の一端を枢着す
る。このレバー139の他端は軸140を介して
レバー141に連結し、このレバーを軸142を
介して固定の突片143に枢着する。レバー13
9のほぼ中央には軸144を介してエアシリンダ
145のプランジヤ145aを枢着する。このエ
アシリンダ145はベース136に固定する。し
たがつてエアシリンダ145を付勢することによ
りコイルばね144aに抗してレバー139を回
動させて挿入ヘツド本体130を下方へ移動させ
ることができる。コイルばね144aによる上方
への移動を規制するためにベース136にはシヨ
ツクアブソーバ146を取付け固定部材133の
上面と当接するようにする。また下方への移動を
規制するために固定部材133にシヨツクアブソ
ーバ147を取付け、その下端をベース136に
固定した規制部材148に当接するようにする。
また、挿入ヘツド本体130の下降を制限するた
めに規制部材148の上面にはスペーサ149を
水平方向に移動自在に配置し、このスペーサ14
9をエアシリダ150のプランジヤ150aに連
結する。第15図に示す状態ではエアシリンダ1
50は滅勢されており、そのプランジヤは退避し
た状態にあるので、スペーサ149はシヨツクア
ブソーバ147の下降通路から退避しており、挿
入ヘツド本体130は通常の下降位置まで下降す
ることができ、爪132a,132bで把持した
IC50をプリント基板33に挿入することがで
きる。一方、エアシリンダ150を付勢するとス
ペーサ149はシヨツクアブソーバ147の下降
通路内に侵入するので挿入ヘツド本体130の下
降は制限されることになる。このような構成は自
動挿入装置の動作チエツク時などに有効である。
第16図AおよびBは挿入ヘツド本体130を
90°回動させる機構を示すものである。挿入ヘツ
ド本体130の上部には軸151を固着し、この
軸にはカム板152を固着し、さらにこのカム板
に枢着した軸135を介してロツド154の一端
を連結する。このロツドの他端はコイルばね15
5を介してロツド156の一端に連結し、このロ
ツドの他端を軸157を介してレバー158の遊
端に連結する。このレバー158の他端は軸15
9を介してベース136に固着したアーム160
に枢着する。このアームには軸161を介してカ
ムレバー162をも枢着し、このカムレバー16
2の先端にはガイド溝162aを形成し、このガ
イド溝内にローラ163を嵌合し、このローラを
軸160の先端に回転自在に取り付ける。カムレ
バー162の他端には軸164を介してロツド1
65の一端を枢着し、このロツドの他端をエアシ
リンダ166のプランジヤ166aに連結する。
エアシリンダ166の端部を軸167を介してベ
ース136に枢着する。
エアシリンダ166を付勢するとプランジヤ1
66aが移動し、カムレバー162は90°回動す
る。この回動はカムレバー162のガイド溝16
2aとローラ163との係合によりレバー158
に伝えられるが、この際レバー158は軸159
を中心として丁度180°回動するようにする。この
レバー158の回動はロツド156、コイルばね
155、ロツド154およびレバー152を介し
て軸151に伝達され、挿入ヘツド本体130を
90°回動させる。このように中間のレバー158
およびカムレバー162を用い、レバー158を
180°回動させるようにすると、この回動の終端で
は回動量はほぼ零となるので、挿入ヘツド本体1
30の90°回動の終端においてはエネルギーは零
となるので衝撃は殆んどなくなり、各部の寿命が
長くなると共に動作速度を速くすることができ
る。また、ロツド154と156との間にコイル
ばね155を配置したため挿入ヘツド本体130
の上下動を十分に吸収することができ、無理な力
がレバー158に加わるのを有効に防止すること
ができる。
リトラクト部 リトラクト部35は挿入ヘツド部34の下側に
配置され、挿入部に搬送されて来るIC50を受
けて挿入ヘツド本体130の爪132a,132
bへ受渡す作用を有するものである。第17図お
よび第18図に示すようにリトラクト部のレール
170を連結部171を介して軸172の一端に
連結する。この軸は軸受173によつて水平方向
に摺動自在に支承する。軸172の他端は軸受1
73から突出させ、これに連結金具174を連結
する。この連結金具にはエアシリンダ175のプ
ランジヤ175aを連結する。したがつてエアシ
リンダ175を駆動することによりレール170
を水平面内で挿入ヘツド本体に対して移動させる
ことができる。この移動を規制すると共に衝撃を
吸収するためにシヨツクアブソーバ176および
177を設ける。リトラクト部のエアシリンダ1
75の動作については後にタイミングチヤートを
用いて説明する。
クリンチ部 第19図〜第22図はクリンチ部36の構成を
示すものである。ベース180にはハウジング1
91を固着し、このハウジング181内にシヤフ
ト182をスラストベアリング183a,183
bを介して回動自在に支承すると共に、ハウジン
グ181の下端にはシリンダ台184を介してエ
アシリンダ185を取付け、このエアシリンダ1
85のプランジヤ185aとシヤフト182の下
端とをシリンダ台184内でフローテイングジヨ
イント186を介して連結してシヤフト182を
上下動できるようにする。エアシリンダ185の
シリンダ台184への取付面とは反対側の下面に
は基板187を取付けると共に、この基板187
を貫通してプランジヤ185aを下方にも突出さ
せてその下端部にストツパ188を固着し、これ
らストツパ188と基板187との間にプランジ
ヤ185aの変位量すなわちシヤフト182のス
トロークを規制して、プリント基板に挿入された
ICのピンのカツトのみとカツトおよびクリンチ
とを選択的に行なうためのスライダ189を介挿
する。このスライダ189は基板187にシリン
ダ金具190を介して取付けたエアシリンダ19
1のプランジヤ191aに連結し、エアシリンダ
191の滅勢下においては厚さの薄い第1の部分
189aをストツパ188と基板187との間に
位置させて挿入されたICのピンのカツトとクリ
ンチとを行なわせるようにし、エアシリンダ19
1の付勢下において厚さの厚い第2の部分189
bをストツパ188と基板187との間に位置さ
せてICピンのカツトのみを行なわせるようにす
る。
ハウジング181の上端部外周にはプツシユ1
92a,192bを介して外筒193を介挿す
る。この外筒193の外周面の一部にはギヤ19
3aを形成し、このギヤ193aをベース180
に固着したモータ194の駆動軸に連結したギヤ
195と噛合させて、外筒193を90°回動させ
るようにする。モータ194の駆動軸には更に遮
光板194aを取付け、0°および90°検知をホト
インタラプタ39eおよび39fの間を回動する
ようにする。また、外筒193の0°および90°の
位置を規制するために、外筒193には90°隔た
つた位置に段部193b,193cを設け、これ
ら段部193b,193cをシヨツクアブソーバ
196a,196bと当接させるように構成す
る。シヤフト182の上端にはリング197を相
対的に回動自在に連結し、このリング197の上
端には直径方向に対向して一対のL形ポスト19
8a,198bを固着する。これらポスト198
a,198bには軸199a,199bを介して
それぞれ4個のローラ200,201を回転自在
に取付けると共に、ピン202a,202bを固
着する。外筒193の上部には直径方向に対向し
て一対の板203a,203bを固着する。外筒
193と板203a,203bを上下方向に僅か
に移動させるために、ベース180にはエアシリ
ンダ204を固着し、そのプランジヤ204aに
軸205を介してほぼコ字状のアーム206を連
結し、このアーム206の脚部を軸207a,2
07bを介してベース180に枢着し、脚部の先
端にそれぞれローラ208を回転自在に取付けて
これらローラ208をギヤ198aの下面に当接
させる。
板203a,203b間に軸209を固着し、
この軸209に一対の外刃210,211と一対
の内刃212,213とを枢着する。これら外刃
および内刃の下端部の内側縁210a,211a
および212a,213aにそれぞれ所定にテー
パを付け、ローラ200,201と当接させる。
第22図はエアシリンダ185を付勢してシヤ
フト182を上昇させた状態を示し、この状態で
プリント基板33に挿入されたIC50のピン5
0aの先端をカツトした後内方へ僅かに折曲げる
ことができる。次に、エアシリンダ185を滅勢
してシヤフト182を下降させると、ローラ20
0,201も下降するので外刃210,211と
内刃212,213とは互いに離れるようにな
る。このときの動作を確実なものとするために、
ピン202a,202bを外刃210,211
下端部の外側 と当接させ、外刃210,211
を強制的に外方へ回動させると共に、内刃21
2,213の間に圧縮コイルばね214を介挿す
る。
次の挿入動作ではカツトのみを行な クリンチ
を行なわない場合には、エアシリンダ1 1を附
勢してスライダ189の第2の部分189bをエ
アシリンダ185のプランジヤ185aの移動通
路に侵入させる。このようにしてエアシリンダ1
85を付勢するとシヤフト182の上昇は制限さ
れるのでローラ200,201による外刃21
0,211および内刃212,213の回動角は
小さくなり、IC50のピン50aをカツトした
状態でとどまり、外刃210,211の先端が内
刃212,213の上方にまで突出しないのでク
リンチは行なわれない。なお、エアシリンダ20
4により外筒193および板203a,203b
を上下動するときには軸209に取付けた外刃2
10,211および内刃212,213も上下動
することになるが、これはXYテーブル11を移
動するたびに行ないクリンチヘツド39aの先端
がプリント基板33やICピン50aと当接しな
いようにする。また、クリンチヘツド39aによ
りカツトされたICピン50aの切りくずはエア
によつて吸引されてクリンチ部から排出されるよ
うになつている。更に第19図Dに示すように、
クリンチヘツド39aの上面側方には、プリント
基板33と挿入ヘツドおよびクリンチヘツド39
aとの位置決めを行なうための四分割した受光領
域を有する光検出器215が設けられている。
次に上述した自動挿入装置の動作を第23およ
び24図に示すタイミングチヤートを用いて説明
する。カセツト装填部2の動作は既に説明したの
で省略するが、キヤリアケース29dへのICの
通過を検知して得られるIC通過信号の立下りを
検知して次段のIC搬送部25のモータ29fの
駆動を開始させる。各要素の動作の関係は矢印で
示す。IC搬送部25ではチエーン29cの移動
量を図示しない距離カウンタにより検出し、所定
の値になつたときにモータ29fを停止させ、チ
エーン29cを1ピツチ移動させる。距離カウン
タは各ピツチ毎にクリアさせる。次にICを第1
の方向変換部26へ移すが、この動作はレール部
30aを0°の位置から45°の位置へ回動させるこ
とから開始する。このためにエアシリンダ106
を付勢してレール部30aを回動させ45°の位置
とする。これをホトインタラプタ30cにより検
知した後、エアシリンダ90を付勢してそのプラ
ンジヤ90aを押出し、キヤリアケース29dの
シヤツタ76を開けてキヤリアケースから第1方
向変換部へのICの搬送を行なう。このためIC送
りエアをノズルから噴出させる。ICがレール部
30aに送入されたのを光電検出器30dによつ
て検出したのに応答してエアシリンダ106を滅
勢し、レール部30aを0°の位置へ回動する。こ
の0°の位置をホトインタラプタ30cにより検出
した時点で第1方向変換部26の1動作は終了す
る。
次にICを第2方向変換部27に搬送するが、
この搬送タイミングは第2方向変換部の動作状態
によつて決まる。上述した特開昭58−112389号公
報に記載された自動挿入装置においては各動作の
間にゲート機構を設け、或る部分での処理が終了
したらその下流側のゲート機構へ送り出しここで
待機させておいて、次段の動作部へ適当なタイミ
ングで搬送するようにしている。このような構成
によつて全体の処理速度を上げることができる
が、ゲート機構を設けるため構成が複雑かつ大形
になると共に搬送経路も長くなる欠点がある。こ
れに対し本例の自動挿入装置ではゲート機構を設
けずに、次段の動作部の状態に応じてICの搬送
を制御するようにしている。したがつて構成は簡
単で小形になると共に搬送経路も短かくなる。こ
の目的のために、各ICについてのデータフアイ
ルを作成し、このフアイルの受渡しに応じてIC
の搬送を行なうようにしている。例えば上述した
搬送部へのICの受渡し開始は、フアイルが搬送
部に移動されて来ると共に第1方向変換部26の
光電検出器30dがICの通過を検出した後に行
なわれるようになつている。このようにして次段
の動作部の状態を検知しながらICをフアイルと
一緒に次々と搬送して行くことによりゲート機構
を省くことができると共に処理速度も上げること
ができる。このような制御方式については後にさ
らに説明する。
第1方向変換部26から第2方向変換部27へ
のフアイルの移動は第1方向変換部26のホトイ
ンタラプタ30cが0°の位置を検知した時点に行
なわれる。これに応答してシリンダ116または
117を駆動して回転台110を−90°または+
90°の位置から0°の位置へ移動させる。この移動
を0°検知用ホトインタラプタ31dによつて検知
したら、第1方向変換部26に設けたノズルから
エアを噴出させ、ICを第1方向変換部26から
第2方向変換部27へ搬送する。この際のICの
移動は光電検知器31gにより検出し、通過検知
後エアの噴射を停止すると共にエアシリンダ11
6または117を駆動して回転台110を+90°
または−90°の位置に回動する。この際ソレノイ
ド121をも付勢し、軸124によりIC50を
レール110aに押付ける。例えば回転台110
を+90°回動させたことを+90°検知用のホトイン
タラプタ31eが検知したらソレノイド121を
滅勢する。この時点で当該ICのフアイルを矯正
部28へ受渡す。
矯正部28においてはICストツパ機構32a
を駆動した後、第2方向変換部27のノズルから
エアを噴射させてICを矯正部28へ送り込み、
ここで停止させる。この際のICの通過を光電検
出器31hで検知したら、エアの噴射を停止させ
ると共にIC矯正機構32bを駆動してICのピン
を矯正する。この矯正動作の完了をセンサ(図示
せず)が検知したら矯正機構32bの動作を停止
させると共にストツパ機構32aの動作をも停止
させる。
次に挿入部23へ当該ICのデータフアイルを
移動させる。
挿入部23ではデータフアイルを受けると直ち
に矯正部28に設けたノズルからエアを噴射させ
て矯正部28から挿入部28へICを送り込む。
この際のICの移動を光電検出器32cによつて
検知してから所定の時間経過後に挿入ヘツド本体
130に設けたエアシリンダを駆動した爪132
a,132bを移動させてICを把持する。これ
と同時にクリンチ部36のエアシリンダ204を
駆動してクリンチ台を上昇させる。またリトラク
ト部35のエアシリンダ175を駆動してレール
170を退避させる。これをホトインタラプタ3
8dで検知したら挿入ヘツド部34のエアシリン
ダ145を駆動して挿入ヘツド本体130を降下
させる。この挿入ヘツド本体の降下は3つのホト
インタラプタ37c,37d,37eにより順次
検知して最下部のホトインタラプタ37eが検知
信号を発生したのに応答してプツシヤ131をさ
らに押出し、IC50のピンをプリント基板33
の孔に挿入する。これと同時にクリンチ部36の
エアシリンダ185を駆動してプリント基板33
の下方へ突出したIC50のピン50aの先端を
外刃および内刃によりカツトすると共に内側に折
り曲げる。この動作の終了を検知したらクリンチ
部36のエアシリンダ185を滅勢して外刃およ
び内刃を拡開させた後、エアシリンダ204を滅
勢しクリンチヘツド39aを降下させると共に挿
入ヘツド部34のエアシリンダ145を滅勢して
挿入ヘツド本体130を上昇させる。クリンチヘ
ツドが降下した時点で吸引エアを作用させ、IC
ピンの切断片を吸引除去する。さらに挿入ヘツド
本体130に設けたエアシリンダを滅勢してプツ
シヤ131を上昇させると共に爪132a,13
2bを拡開させる。挿入ヘツド本体130の上昇
位置への到達をホトインタラプタ37cによつて
検知したらリトラクト部35のエアシリンダ17
5を駆動してレール170を挿入ヘツド本体13
0の下側まで突出させる。
上述した説明では挿入ヘツド本体130および
クリンチヘツド39aの回転は行なわなかつた
が、90°回転させる場合にはリトラクト部35の
レール170が退避したことを検知した後エアシ
リンダ166を付勢して挿入ヘツド本体130を
90°回転させた後、下降を行なう。また、クリン
チ台の回転は当該ICのデータフアイルを受けた
時点でモータ194を付勢して行なう。
以上のようにして順次のICを次々と処理して
プリント基板33の予じめ記憶させた所定位置に
所定の向きで挿入することができる。
上述したように、複数の駆動部間でのICの搬
送および各駆動部の動作の制御は各ICに対して
データフアイルを作成し、このデータフアイルを
順次受け渡すことにより駆動部の動作を制御する
と共にこのデータフアイルの移動を次の駆動部の
動作状態に応じて制御しているが、第1方向変換
部26から第2方向変換部27へのデータフアイ
ルの移動は次段の矯正部28の光電検出器31h
からのIC通過検知信号に応答して行ない、第2
方向変換部27から矯正部28への受渡しは挿入
部23へのICの通過を光電検出器32cにより
検知したのに応答して行なう。
(発明の効果) 上述した本発明のクリンチ機構によれば、共通
の軸に回動自在に設けた2対の外刃および内刃
を、上下動可能なローラにより同時に開閉させる
と共に、これら2対の外刃および内刃を電子部品
の挿入軸を中心に選択的に90°回動させるという
簡単な構成よりなる1つのクリンチヘツドによ
り、プリント基板に種々の姿勢で挿入された電子
部品の両側のピンの先端を確実にカツトすると共
に折り曲げることができるので、自動挿入装置全
体の構成を小形かつ簡単とすることができ、結果
として挿入速度および挿入率を向上することがで
きる。また、カツトとクリンチとを同じ刃で行な
うため刃の移動ストロークを調整することにより
カツトのみとカツトおよびクリンチとを容易に選
択することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したIC自動挿入装置の
全体の構成を示す外観図、第2図は第1図に示し
たIC自動挿入装置の使用態様を示す図、第3図
および第4図は同じく全体の構成の概略を示す線
図および斜視図、第5図はカセツトの構成を一部
切欠いて示す斜視図、第6図はIC排出機構の構
成を示す図、第7図はその動作を示すタイムチヤ
ート、第8図はIC搬送部の構成を示す図、第9
図をその動作を説明するための線図、第10図は
第1の方向変換部の構成を示す斜視図、第11図
〜第14図は第2の方向変換部の構成を示す図、
第15図および第16図は挿入ヘツド部の構成を
示す図、第17図および第18図はリトラクト部
の構成を示す図、第19図〜第22図はクリンチ
部の構成を示す図、第23図および第24図は第
1図に示したIC自動挿入装置の全体の動作を示
すタイムチヤートである。 1……装置本体、2……カセツト装填部、3…
…カセツト、11……XYテーブル、14……オ
ートローダ、15……オートアンローダ、21…
…IC排出機構、22……搬送機構、23……挿
入部、25……IC搬送部、26……第1の方向
変換部、27……第2の方向変換部、28……矯
正部、33……プリント基板、34……挿入ヘツ
ド部、35……リトラクト部、36……クリンチ
部、50……IC、50a……ピン、180……
ベース、181……ハウジング、182……シヤ
フト、185……エアシリンダ、188……スト
ツパ、189……スライダ、191……エアシリ
ンダ、193……外筒、193a……ギヤ、19
4……モータ、195……ギヤ、196a,19
6b……シヨクアブソーバ、197……リング、
198a,198b……ポスト、200,201
……ローラ、203a,203b……板、204
……エアシリンダ、206……アーム、208…
…ローラ、209……軸、210、211……外
刃、212,213……内刃、215……光検出
器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 順次に搬送される電子部品を把特してそのピ
    ンをプリント基板にあけた孔に挿入した後、ピン
    の先端を切断し、折り曲げるためのクリンチ機構
    において、共通の軸を中心に回動自在に配置した
    2対の外刃および内刃と、これら対を成す外刃お
    よび内刃の間に上下動可能なローラをそれぞれ係
    合させて、2対の外刃および内刃間を同時に開閉
    させる開閉手段と、前記2対の外刃および内刃を
    電子部品の挿入軸を中心に選択的に90°回動させ
    る手段とを具え、所望の回動位置での前記開閉手
    段による対を成す外刃および内刃の互いの接近動
    作により電子部品の両側のピンを切断した後、各
    外刃の先端を対応する内刃の先端を越えて上方に
    移動させてピンを折り曲げるよう構成したことを
    特徴とする自動挿入装置のクリンチ機構。
JP59008929A 1984-01-21 1984-01-21 自動挿入装置のクリンチ機構 Granted JPS60153199A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0680952B2 (ja) * 1986-01-13 1994-10-12 松下電器産業株式会社 電子部品の固定装置

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