JPH03110278A - ラッチ方法及びラッチ装置 - Google Patents

ラッチ方法及びラッチ装置

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JPH03110278A
JPH03110278A JP24887689A JP24887689A JPH03110278A JP H03110278 A JPH03110278 A JP H03110278A JP 24887689 A JP24887689 A JP 24887689A JP 24887689 A JP24887689 A JP 24887689A JP H03110278 A JPH03110278 A JP H03110278A
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Mutsuo Kurosaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はオーディオ機器やビデオ機器の開閉扉等のロッ
ク用として用いられるランチ装置に関する。
[従来の技術] オーディオ機器やビデオ機器では、蓋等の開閉扉がラッ
チ装置によって全開位置でロックされるようになってい
る。
この種のラッチ装置としては、機器本体に取りつけられ
、機器本体に取付の開閉扉をその閉止動作によって全閉
位置でロックし、このロック状態からは開閉扉の押し込
み操作で開閉扉のロック状態を容易に解除できるものが
ある(特開昭63−315786号)。
この構造によれば、第5図に示される如く機器本体に取
りつけられるハウジング120に押込部材122が設け
られ、開閉扉112を閉止すると、この閉止動作(矢印
入方向)で押込部材122に開閉扉112が係止される
と共に開閉扉112に押圧されて押込部材122がハウ
ジング120内に押し込まれるようになっている。ハウ
ジングには開閉扉の全開位置で押込部材122と係合し
て押込部材122の抜出方向移動を阻止する爪34が設
けられ、第6図に示される如く開閉扉112の全開位置
での押込部材122への開閉扉112の係止状態が維持
されて開閉扉が全開位置でロックされるようになってい
る。
一方、押込部材122にはその押込抜出方向に相対移動
可能にラッチカム140が取りつけられ、開閉扉のロッ
ク状態からはこのラッチカムの作動によって開閉扉11
2の押し込み操作で開閉扉のロック状態を解除できるよ
うになっている。詳しく説明すると、開閉扉112の閉
止時に押込部材122がハウジング120内に押し込ま
れると、この押し込みでハウジングの爪134に保持さ
れてラッチカム140が押込部材に対して抜出方向に相
対移動し、この移動によって開閉扉112の全開位置で
押込部材122にハウジングの爪134が係合して開閉
扉が全開位置でロックされる。
そして、このロック状態からは開閉扉112の押し込み
操作で開閉扉に押圧されてさらに押込部材がハウジング
内に押し込まれると、ラッチカム140が押込部材と一
体に移動してラッチカムI40にハウジングの爪134
が乗り上がって押込部材へのハウジングの爪の係合状態
が解除される。
しかしながら、この構造では、開閉扉を全開位置よりも
深く押し込んでしまうと、開閉扉をロックできなかった
り、あるいは開閉扉のロック状態からは開閉扉を深く押
し込まなければ、開閉扉のロック状態を解除できない場
合があり、開閉扉の使用性向上の余地があった。すなわ
ち、ラッチカム140の移動ストロークが短いと、開閉
扉112の閉止時に押込部材122がハウジング120
の爪との係合位置を超えて必要以上にハウジング内に押
し込まれたときにラッチカム140にハウジングの爪1
34が乗り上がってラッチカム140が爪134と共に
移動し押込部材122と係合されず、開閉扉112を全
開位置でロックできなくなる。一方、ラッチカム140
の移動ストロークを長くすると、開閉扉のロック状態か
らはラッチカム140の移動ストロークの増加分だけ開
閉扉を深く押し込まなければ、ラッチカム140にハウ
ジングの爪134が乗り上がらず、ロック解除できない
ので開閉扉を深く押し込まなければ、開閉扉を開放でき
ない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記事実を考慮し、開閉扉等の結合部材の使用
性を向上できるラッチ装置を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るラッチ装置では、ハウジングと、ハウジン
グ内へ解除位置からラッチ位置を経てオーバーストロー
ク位置まで押し込まれる押込部材と、押込部材をハウジ
ングから抜き出す方向に付勢する弾性体と、ハウジング
に設けられラッチ位置で押込部材と係合して押込部材の
抜出方向移動を阻止する係止手段と、押込部材へ取りつ
けられて押込部材に対して第1の位置から押込方向へ所
定量移動した第2の位置を経てさらに押込方向へ所定量
移動した第3の位置まで相対移動可能とされ解除位置で
第2の位置から第3の位置まで移動自在とされるラッチ
カムと、押込部材とラッチカムとの間へ設けられて第1
の位置から第2の位置へのラッチカムの移動は自在とす
るが第2の位置から第1の位置へのラッチカムの移動は
阻止する移動制限手段と、解除位置からの押込部材の押
し込み時に第2の位置から第1の位置へラッチカムを移
動させてラッチ位置での押込部材への係止手段の係合を
不可能とする当接部と、ラッチカムへ当接部に連続して
設けられて解除位置からの押込部材の押し込み時にオー
バーストローク位置で係止手段と嵌合して続くオーバー
ストローク位置からラッチ位置への押込部材の移動でラ
ッチカムを第1の位置から第2の位置に移動して第2の
位置で押込部材に係止手段を係合させる嵌合部と、ラッ
チカムへ設けられてラッチ位置からの押込部材の押し込
みで嵌合部から係止手段を抜き出して押込部材への係止
手段の係合状態を解除するとともにこれに続くオーバー
ストローク位置からラッチ位置への押込部材の移動でラ
ッチカムを第2の位置から第3の位置に移動してラッチ
位置での押込部材への係止手段の係合を不可能とする解
除部と、を備えることを特徴としている。
[作用] 上記構成の本発明では、弾性体の付勢力に抗して押込部
材を解除位置からハウジング内に押し込むと、解除位置
とラッチ位置との間でラッチカムは移動制御手段により
第2の位置に位置決めされる。ここで、移動制限手段に
よって第1の位置へのラッチカムの移動が阻止されるが
、ラッチカムを第2の位置に位置決めした後に当接部に
よって第1の位置へのラッチカムの移動阻止状態が解除
され、その後も引き続き当接部によってラッチカムが第
2の位置から第1の位置へ移動されてラッチ位置での押
込部材への係止手段の係合が不可能とされ、引き続き押
込部材が押し込まれる。
この押し込みにより、ラッチ位置とオーバーストローク
位置との間でラッチカムの当接部に係止手段が摺接され
、オーバーストローク位置でラッチカムの嵌合部に係止
手段が嵌合される。
ここで、押込部材の押し込みをやめると、弾性体に付勢
されて押込部材がオーバーストローク位置からラッチ位
置に移動し、この移動でラッチカムが嵌合部によって第
1の位置から第2の位置に移動して第2の位置で押込部
材に係止手段が係合される。
次いで、弾性体の付勢力に抗して押込部材をラッチ位置
から押し込むと、この押し込みでラッチカムが移動制限
手段によって第2の位置を維持したまま押込部材と共に
移動してオーバーストローク位置でラッチカムの解除部
によって押込部材への係止手段の係合が解除される。
ここで、押込部材の押し込みをやめると、弾性体に付勢
されて押込部材がオーバーストローク位置からラッチ位
置に移動するが、この移動でラッチカムが解除部によっ
てラッチ位置で第2の位置から第3の位置へ至ってラッ
チ位置での押込部材への係止手段の係合が不可能となり
、引き続き弾性体に付勢されて押込部材が解除位置に移
動される。
したがって、押込部材を解除位置からラッチ位置を経て
必要以上にオーバーストローク位置まで押し込んでも確
実に係止手段が押込部材に係合されて押込部材をラッチ
位置に維持でき、しかもこのラッチ位置維持状態からは
ラッチカムが第2の位置から第3の位置へ至る短いスト
ロークだけ押込部材を押し込むだけで押込部材への係止
手段の係合を解除して押込部材のラッチ位置維持状態を
解除できる。
これにより、例えばオーディオ機器やビデオ機器等の機
器本体にハウジングを取り付け、機器本体に取付の開閉
扉を閉止したときにこの閉止動作で押込部材に開閉扉が
係止されると同時に開閉扉に押圧されて押込部材がハウ
ジング内に押し込まれるようにして開閉扉のロック用と
して用いた場合には、開閉扉の閉止時に開閉扉に押圧さ
れて押込部材が深く押し込まれても開閉扉を全閉位置で
確実にロックでき、しかも開閉扉のロック状態からは開
閉扉を深く押し込まなくとも開閉扉のロック状態を解除
できる。
[実施例] 第1図から第4図には、本発明が適用されたうッチ装置
10が示されている。
ラッチ装置10は第1図に示される機器本体12に取り
つけられ、機器本体12へ取付けた開閉扉140ロツク
用として用いられるようになっている。開閉扉14は機
器本体12へ第1図矢印A方向に回転可能に軸支され、
回転動作で機器本体12の凹部16を開閉できるように
なっている。
この開閉扉14には、機器本体12への軸支部と反対側
の端部裏面に略り字形状の鉤部18が形成され、全開位
置(第1図実線位置)で鉤部18にラッチ装置10が係
止されてロックされるようになっている。鉤部18は開
閉扉140全開位置で機器本体12の凹部16の側壁(
第1図上側の壁)との間に隙間を形成し、この隙間を通
して開閉扉14の閉止時にラッチ装置10が係止される
ようになっている。
このラッチ装置10は第4図に示される如く筒状のハウ
ジング20が設けられ、このハウジング20内に押込部
材22が収容されている。
ハウジング20は第1図に示される如く開閉扉14の全
開位置で鉤部18と対応する凹部16の底壁16Aに形
成された取付孔24に挿入(矢印り方向)係止され、押
込部材22は収容部入口側の略半分がハウジング20か
ら突出されている。
ハウジング20には、凹部16内への突出部分であって
凹部16の天井壁16Bに沿う部分(第1図上側部分)
と反対側に先端から中間部にかけて切欠部26 (第4
図にも図示)が形成され、この切欠部26によって開閉
扉14の全閉位置で開閉扉14の鉤部18と干渉しない
ようになっている。
このハウジング20には、凹部16の開口側(第1図右
側)であって凹部16の天井壁16Bに沿う部分の内壁
に斜面28が形成され、この斜面28には押込部材22
の一部が当接されるようになっている。また、ハウジン
グ20には、凹部16の天井壁16Bに沿う部分に凹部
16の開口側から凹部16の底壁16A側に向けて(矢
印り方向)延出する片持ちアーム状の可撓片30が一体
的に形成されている。可撓片30には自由端側の先端に
爪32が形成され、この爪32には開閉扉14の全閉位
置で押込部材22が係合されるようになっている。この
可撓片30の延出方向中間部からは凹部16の開口側の
端部付近にかけてスリット34が形成され、このスリッ
ト34には押込部材22の一部が挿入されている。
なお、ハウジング20には凹部16の天井壁16Bに沿
う部分は、第4図に示される如く凹部16の奥行き方向
(矢印り方向)中間部に形成されたリブ36と、このリ
ブ36に結合状態で形成された板状部38とで構成され
、リブ36を境として凹部16の底壁側に可撓片30が
形成されているとともにその反対側に端部に斜面28が
形成され、またリブ36を跨いで凹部16の奥行き方向
(矢印り方向)及びこれと反対方向(矢印E方向)に向
いてスリット34が形成されている。
押込部材22は略筒形状で、ハウジング20内でその軸
方向(矢印り、E方向)に移動可能に収容されている。
押込部材22の外周には、凹部16の側壁に沿う部分に
凹部16の奥行き方向に沿ってブロック状部40が形成
されている。
このブロック状部40には、凹部16の開口側の端部側
に突起42が形成されている。突起42はハウジング2
0のスリット34内に挿入され、この挿入で押込部材2
2の移動方向が案内されるようになっているとともに押
込部材22の移動が制限されて押込部材22がハウジン
グ20内から抜は出さないようになっている。
また、ブロック状部40には、凹部16の奥行き方向側
(矢印り方向)の端部に突起44が形成されている。突
起44は突起42がスリット34の凹部16の開口側の
内周壁に当接する状態である押込部材22の抜出方向移
動限(第2図(C)参照)からスリット34の反対側に
当る迄の間で押込部材22を押込方向(矢印り方向)へ
移動可能としている。
また、ブロック状部40には、凹部16の開口側の端部
側にフック46が一体に結合されている。
フック46は略F字形状で、長辺部46Aが凹部16の
側壁に沿い、且つこれから略直角に突出し互に平行とさ
れる両層辺部46B、46Cの先端が凹部16の開口中
心側を向くように長辺部46Aの端部が薄肉部48を介
してブロック状部40に連結され、薄肉部48を弾性変
形して揺動可能となっている。
フック46には、長辺部46Aの中間部から突出する一
方の短辺部46Bから薄肉部48の近傍部にかけてリブ
50が形成され、リブ50の薄肉部48側の端部にばね
係止突起52が形成されている。ばね係止突起52には
、押込部材22内へ収容された弾性体としての圧縮コイ
ルスプリング54の一端部が嵌合されている。この圧縮
コイルスプリング54の他端部は押込部材22から矢印
り方向へ突出しハウジング20に嵌合され、フック46
を凹部16の開口側に向けて付勢している。
この付勢力を受けて開閉扉14の開放状態で突起42が
スリット34の凹部16の開口側の内周壁に当接する抜
出方向移動限位置(以下、解除位置という。第2図(C
)参照)に押込部材22が位置されるとともにこの解除
位置でフック40が第1図に二点鎖線で示される如くハ
ウジング20の斜面28に沿って傾いた状態に保持され
るようになっている。
このフック4Gは長辺部46Aの中間部から突出する一
方の短辺部46Bが扉当り部となっていて開閉扉14の
全閉時には短辺部46Bに開閉扉14の鉤部18が当接
して開閉扉14に押圧されて凹部16の奥行方向への移
動力(矢印り方向)を受けるようになっている。この移
動力を受けて開閉扉14の全開時に押込部材22が解除
位置からハウジング20の内側に押し込まれ、開閉R1
4の全開位置でハウジング20の爪32が突起44と係
合する位置(以下、ラッチ位置という。第1図参照)に
押込部材22が位置されるようになっている。
開閉扉14は第1図に一点鎖線で示される如く閉止時に
全開位置を越えてさらに深く凹部16内に押し込めるよ
うになっており(矢印り方向)、押込部材22は開閉扉
14の閉止動作でラッチ位置よりもさらに深い位置(以
下、オーバストローク位置という。第2図(E)参照)
までハウジング20の内側に押し込まれるようになって
いる。
また、フック46は解除位置からの押込部材22の押し
込み動作でハウジング20の内壁に案内されて矢印B方
向に揺動され、開閉扉14の全閉位置、すなわちラッチ
位置で開閉扉14の鉤部18と凹部16の側壁との間の
隙間を通して開閉扉14の鉤部18に長辺部46Aの先
端部から突出する短辺部46Cが係止されるようになっ
ている。
このように構成される押込部材22とハウジング20と
の間には、押込部材22への取付状態でラッチカム56
が配置されている。詳しく説明すると、押込部材22に
ブロック状部40を挟んで両側の頂端面22A上をスラ
イド可能にラッチカム56が取りつけられている。
ラッチカム56は第3図に示される如く当接部としての
一対の平行板部56Aの中間部間が解除部としての連結
板部56Bで連結されて平面形状が略H字状となってい
る。このラッチカム56は第1図に示される如く連結板
部56Bがブロック状部40上で突起42.44間に配
置され、突起44に連結板部56Bが当接する位置(以
下、第3の位置という。第2図(B)、(C)参照)ま
で押込方向(矢印り方向)に押込部材22と相対移動可
能となっているとともに平行板部56Aが押込部材22
の端面22A上をスライドされるようになっている。な
お突起44に連結板部56Bが当接した状態では両者の
上面が面一となるようになっている。
押込部材22の頂端面22Aには、突起42の近傍に突
起部57が形成され、突起部57に平行板部56Aの抜
出方向端部56Cが当接する位置(以下、第1の位置と
いう。第2図(E)参照)までラッチカム56が抜出方
向く矢印E方向)に押込部材22と相対移動されるよう
になっている。
また、押込部材22の端面22Aには、突起部57から
押込方向に所定量能れた部分に断面三角形状の爪58が
形成され、爪58に平行板部56Aの抜出方向端部が当
接してラッチカム56の移動方向中間位置で第1の位置
へのラッチカム56の移動が阻止されるようになってい
る。
このラッチカム56は押込部材22の解除位置で三角突
起60に爪58が当接する移動方向中間位置く以下、第
2の位置という)と第3の位置という)に移動自在に配
置されるようになっている。
ラッチカム56における平行板部56Aの抜出方向端部
56Cからは、押込部材22の端面22Aと対向する底
面に押込方向にかけて平行板部56Aの肉厚を薄くする
状態で三角突起60が形成されている。これらの三角突
起60は抜出方向端156cにかけて次第に端面22A
に向けて突出し、端面は抜出方向端部56Cと同一面と
なっている。これらの三角突起60に突起部58が当接
して移動制限手段を構成している。
また、平行板部56Aには、押込部材22の端面22A
と対向する部分であって押込方向端部56Dにかけて平
行板部56Aの肉厚を次第に薄くする斜面62が形成さ
れている。このためラッチカム56は押込方向端部56
D部に斜面62が端面22Aへ接近する方向、すなわち
移動方向と交差する方向である押込部材22の端面22
Aへの押圧方向く第1図下方)に押圧されたときに斜面
62に押込部材22の端面22Aが当接する範囲内で第
1図矢印C方向に揺動されるようになっている。この動
作で三角突起60が押込部材22の端面22Aから離間
され、斜面62に押込部材22の端面22Aが当接した
状態では三角突起60が爪58を乗り越えて突起部57
方向へ移動できるようになっている。
また、平行板部56Aの頂面には、第4図に示される如
く押込方向側に連結板部56Bと隣接して嵌合部として
の切り込み64が形成され、この切り込み64にはハウ
ジング20の爪32が嵌め込み可能となっている。
次に本実施例の作用を説明する。
開閉扉14の開放状態では、圧縮コイルスプリング54
の付勢力で押込部材22が解除位置に押出した状態で保
持されるとともに押込部材22のフック40がハウジン
グ20の斜面28に沿って傾いた状態に保持される。
開閉扉14の全開時には、第1図に示される如くフック
46の短辺部46Bに開閉扉14の鉤部18が当接して
開閉扉14に押圧されてフック46を介して押込部材2
2が解除位置からラッチ位置を経てオーバーストローク
位置まで矢印り方向へ押し込まれる。すなわち、開閉扉
14の全開時には、全開位置よりも若干量奥方に押し込
まれる。
この移動時には、フック46がハウジング20の内壁に
案内されて矢印B方向に揺動され、開閉扉14の全開位
置、すなわちラッチ位置で開閉扉14の鉤部18と凹部
16の側壁との間の隙間を通して開閉扉14の鉤部18
にフック46の短辺部46Cが係止される。
一方、ラッチカム56は解除位置とラッチ位置との間で
平行板部5−6 Aの押込方向端部56Dにハウジング
20の爪32が当接して(第2図(D)参照)第2の位
置に位置決めされる。ここで、爪58にラッチカム56
の三角突起60が当接して第1の位置へのラッチカム5
6の移動が阻止されるが、ラッチカム56を第2の位置
に位置決めした後にハウジング20の爪32の斜面によ
ってラッチカム56の56Dが押込部材22の端面22
Aに押圧される。この押圧力で斜面62に押込部材22
の端面22Aが当接するまでラッチカム56が第1図矢
印C方向に揺動される。
この動作で第2図(D)に示される如く三角突起60が
押込部材22の端面22Aから離間されて爪58の上に
乗り上がり、その後も引き続きラッチカム56の平行板
部56Aの押込方向端部にハウジング20の爪32が当
接してラッチカム56が第2の位置から第1の位置へ移
動され、引き続き押込部材22が押し込まれる。
この押し込みにより、ラッチ位置とオーバーストローク
位置との間でラッチカム56の平行板部56Aの押込方
向端部にハウジング20(7)爪32が摺接してラッチ
位置での押込部材22の突起44へのハウジング20の
爪32の係合が不可能とされ、オーバーストローク位置
で第2図(E)に示される如くラッチカム56の切り込
み64にハウジング20の爪32が嵌合される。
ここで、開閉扉14の閉止操作をやめると、圧縮コイル
スプリング54に付勢されて押込部材22がオーバース
トローク位置からラッチ位置に押し戻される。この押込
部材22の抜出移動時にラッチカム56は切り込み64
へのハウジング20の爪32の嵌合によって爪32と共
に停止しているので押込部材22と相対移動して第1の
位置から第2の位置に移動して第2の位置で第1図に実
線で示される如く押込部材22の突起44にハウジング
20の爪32が係合される。
これによって、押込部材22がラッチ位置に保持されて
開閉扉14が全開位置でロックされる。
開閉扉14の開放時には、開閉扉14を凹部16の奥方
に押し込めばよく、この押し込み操作でフック46を介
して押込部材22がラッチ位置からオーバーストローク
位置まで押し込まれる。
この押し込みでラッチカム56が爪58への三角突起6
0の当接によって第2の位置を維持したまま押込部材2
2と共に移動してオーバーストローク位置で第2図(A
)に示される如くラッチカム56の連結板部56Bに押
圧されてラッチカム56の切り込み64内からハウジン
グ20の爪32が抜き出され押込部材22の突起44へ
のハウジング20の爪32の係合が解除される。
ここで、開閉扉14の押し込み操作をやめると、圧縮コ
イルスプリング54に付勢されて押込部材22がオーバ
ーストローク位置からランチ位置を経て解除位置に押し
戻される。すなわち、押込部材22の押し込みをやめる
と、圧縮コイルスプリング54に付勢されて押込部材2
2がオーバーストローク位置からラッチ位置に移動する
。この移動でラッチカム56がハウジング20の爪32
との摩擦力で第2図(B)に示される如くラッチ位置で
第2の位置から第3の位置へ至ってラッチ位置での押込
部材22の突起44へのハウジング20の爪32の係合
が不可能となり、引き続き圧縮コイルスプリング54に
付勢されて押込部材が解除位置に押し戻される。
ここで、押込部材22の移動時には押込部材22が解除
位置に至る手前でフック46がハウジング20の内壁に
案内されて反矢印B方向に揺動し、二の動作で解除位置
で開閉扉14の鉤部18と凹部16の側壁との間の隙間
を通して開閉扉14の鉤部18からフック46の短辺部
46Cが外れる。
これによって、開閉扉14が開放可能となる。
したがって、開閉扉14の閉止時に開閉扉14が比較的
強く押し込まれても開閉扉14を全閉位置で確実にロッ
クさせることができ、しかも開閉扉14の開放時には開
閉扉14を深く押し込まくとも開閉扉14を開放できる
なお、上記実施例では、本発明を開閉扉14のロック用
として用いたが、一対の部材の結合用、バックルの結合
用等として用いるようにしてもよい。また上記実施例で
はラッチ位置への押込によってラッチカム56が可撓片
30によって矢印C方向の回転力を受ける構成を示した
が、ラッチカム56を回転する突起等をハウジング20
へ設けるようにしてもよい。
[発明の効果コ 以上に説明した如く、本発明に係るラッチ装置では、開
閉扉等の結合部材の使用性を向上できる優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】 第1図から第4図は本発明に係るランチ装置の実施例を
示し、第1図は使用状態を示す第4図1−■線に相当す
る断面図、第2図(A)、(B)、(C)、(D)、(
E)はそれぞれ使用時の作動を第1図に対応して示した
断面図、第3図は第1図のラッチカムの斜視図、第4図
は分解斜視図、第5.6図は従来例を示す断面図である
。 10・・・ラッチ装置、 20・・・ハウジング、 22・・・押込部材、 30・・・可撓片(係止手段)、 54・・・圧縮コイルスプリング(弾性体)、56・・
・ラッチカム、 56B・・・連結板部(解除部)、 58・・・爪(移動制限手段)、 60・・・三角突起(移動制限手段)、62・・・斜面
(当接部)、 64・・・切り込み(嵌合部)。 60 第 図 第 ? 手続?rlr正’[F 1 事件の表示 平成 1年 特許願 第248876号 2゜ 発明の名称 フ ツ チ 方 遮及び′ラヅナ喫工 補正をする者 事件との関係

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハウジングと、ハウジング内へ解除位置からラッ
    チ位置を経てオーバーストローク位置まで押し込まれる
    押込部材と、押込部材をハウジングから抜き出す方向に
    付勢する弾性体と、ハウジングに設けられラッチ位置で
    押込部材と係合して押込部材の抜出方向移動を阻止する
    係止手段と、押込部材へ取りつけられて押込部材に対し
    て第1の位置から押込方向へ所定量移動した第2の位置
    を経てさらに押込方向へ所定量移動した第3の位置まで
    相対移動可能とされ解除位置で第2の位置から第3の位
    置まで移動自在とされるラッチカムと、押込部材とラッ
    チカムとの間へ設けられて第1の位置から第2の位置へ
    のラッチカムの移動は自在とするが第2の位置から第1
    の位置へのラッチカムの移動は阻止する移動制限手段と
    、解除位置からの押込部材の押し込み時に第2の位置か
    ら第1の位置へラッチカムを移動させてラッチ位置での
    押込部材への係止手段の係合を不可能とする当接部と、
    ラツチカムへ当接部に連続して設けられて解除位置から
    の押込部材の押し込み時にオーバーストローク位置で係
    止手段と嵌合して続くオーバーストローク位置からラッ
    チ位置への押込部材の移動でラッチカムを第1の位置か
    ら第2の位置に移動して第2の位置で押込部材に係止手
    段を係合させる嵌合部と、ラツチカムへ設けられてラッ
    チ位置からの押込部材の押し込みで嵌合部から係止手段
    を抜き出して押込部材への係止手段の係合状態を解除す
    るとともにこれに続くオーバーストローク位置からラッ
    チ位置への押込部材の移動でラッチカムを第2の位置か
    ら第3の位置に移動してラッチ位置での押込部材への係
    止手段の係合を不可能とする解除部と、を備えることを
    特徴とするラッチ装置。
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