JPH09147984A - 半嵌合検知コネクタ - Google Patents

半嵌合検知コネクタ

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JPH09147984A
JPH09147984A JP7323916A JP32391695A JPH09147984A JP H09147984 A JPH09147984 A JP H09147984A JP 7323916 A JP7323916 A JP 7323916A JP 32391695 A JP32391695 A JP 32391695A JP H09147984 A JPH09147984 A JP H09147984A
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connector
lock piece
shutter
abutting
connector housing
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Masaaki Tabata
正明 田端
Tetsuya Shinozaki
哲也 篠崎
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両方のコネクタに可動部材を形成しなければ
ならなかった。 【解決手段】 第一コネクタハウジングとしての雌側コ
ネクタ10の外周面には第一突き当て部と第二突き当て
部として不動のコネクタロック突起12と検知リブ13
とを形成しておき、第二コネクタハウジングとしての雄
側コネクタ20には同雌側コネクタ10を挿入可能なフ
ード部22を形成するとともに上記コネクタロック突起
12と係合可能なロック片23と、このロック片23と
フード部22との間に介在されて上記検知リブ13に突
き当たって前後に進退動作するときに同ロック片23の
撓み動作を規制したり許容するシャッタ24とを備える
ようにしたため、一方の雌側コネクタ10には可動部材
を形成せず、他方の雄側コネクタ20だけに可動部材を
備えるように構成することができる。特に、電気機器を
収容するケーシングと一体的に形成されたような場合に
はこのケーシングの側を極めてシンプルに構成すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のコネクタハ
ウジングが嵌合操作途中において半嵌合状態で保持され
てしまわないようにする半嵌合検知コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半嵌合検知コネクタとし
て、図14に示す実開平5−81967号公報に示すも
のが知られている。図において、雄側コネクタ1は矩形
箱形に形成され、前端には筒状のフード部2を有してい
る。同フード部2の両側壁中程には開口端から平行な二
本の切り欠き形成して間に可撓片3,3を形成してあ
り、同可撓片3,3の先端内周面には楔形の突起3a,
3aを形成してある。
【0003】一方、雌側コネクタ4は、上記フード部2
内に挿入可能であるとともに、外周面には上記可撓片
3,3の先端の突起3a,3aを受け入れ可能な凹部5
a,5aを形成した端子収容部5を有し、かつ、当該端
子収容部5の外周を覆うように筒状のカバー6を装着し
ている。このカバー6は筒状に形成されて端子収容部5
の軸方向に沿って相対的に前後動可能であるとともに、
端子収容部5との間には上記雄側コネクタ1のフード部
2の厚みだけのクリアランスを備えており、図示しない
スプリング7で同端子収容部5の嵌合面側に付勢されて
いる。
【0004】かかる構成において、雄側コネクタ1のフ
ード部2内に雌側コネクタ4の端子収容部5を挿入して
いくと、楔形の突起3aが同端子収容部5の外周に乗り
上がって可撓片3が外側に突出し、カバー6と端子収容
部5との間のクリアランス内から外れる。このため、端
子収容部5をフード部2内に押し込んでいくと同カバー
6の前端面に突き当たり、スプリング7に抗して押し下
げることになる。従って、途中で手を離すと同カバー6
が可撓片3に突き当たって押し出すように作用する。一
方、端子収容部5をフード部2内における正規嵌合位置
まで押し込むと、突起3aが凹部5a内に入り込み、撓
んで突出していた可撓片3は周囲のフード部2と面一と
なる。すると、カバー6は同可撓片3と突き当たらなく
なり、カバー6は同可撓片3の外側を通過して前方位置
へと通過してしまう。この結果、手を離してもカバー6
が可撓片3に突き当たって雄側コネクタ1を押し出すこ
とはなくなる。一方、カバー6が可撓片3の外側に位置
して外方への撓みを規制するため、突起3aは凹部5a
から外れなくなり、ロックすることにもなる。ロックを
解除するためにはカバー6を後方側に押し下げ、可撓片
3が露出された状態で雄側コネクタ1を引き出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半嵌合
検知コネクタにおいては、雄側コネクタ1の側に可動部
材である可撓片3を形成し、雌側コネクタ4の側には可
動部材であるカバー6を形成しているが、必ずしも両方
のコネクタに可動部材を形成できない場合があるため、
そのようなものにおいては適用できないという課題があ
った。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもの
で、少なくとも一方には可動部材を備えないようにする
ことが可能な半嵌合検知コネクタの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、それぞれ端子金具を保持
する第一コネクタハウジングと第二コネクタハウジング
とからなるとともに、上記第二コネクタハウジングの有
する筒状部内に上記第一コネクタハウジングの筒内進入
部を挿入させて合体するコネクタにおいて、上記第一コ
ネクタハウジングは、上記筒内進入部の側面外面に向け
て突出する第一及び第二の突き当て部を有し、上記第二
コネクタハウジングは、上記筒状部の内側にて側面方向
へ撓み動作可能に支持されつつ内周面側には上記第一の
突き当て部が入り込んで係合可能な凹部を有するロック
片と、上記筒状部の内側における上記ロック片と当該筒
状部の内周壁との間で進退可能に支持されつつ開口側に
付勢され、その先端面にて上記第二の突き当て部に当接
可能な当接部とその奥側に同第二の突き当て部に干渉し
ない凹部を有するとともに、進退可能な動作範囲におい
て奥側位置で上記ロック片と上記筒状部の内周壁との間
から退避しつつ上記当接部は側面方向へ撓み動作して上
記第二の突き当て部から退避可能となるシャッタとを具
備する構成としてある。
【0007】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の半嵌合検知コネクタにおいて、上記筒状部にお
ける上記ロック片に対面する部分には外部に連通させる
窓部を有し、当該窓部を介して上記ロック片と上記当接
部とが側面方向へ撓み動作して退避可能とした構成とし
てある。
【0008】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、第二コネクタハウジングの有する筒状部内に
第一コネクタハウジングの筒内進入部を挿入させていく
と、筒内進入部の外面に形成した第二の付き当て部がシ
ャッタの当接部に突き当たり、さらに挿入していくと同
シャッタを内側に押し込む。同シャッタは開口側に付勢
されているため、この間、シャッタは第二の付き当て部
に当接しながら第二コネクタハウジングを押し出すよう
に作用する。シャッタを押し込んでいって奥側の位置に
到ると、当該シャッタはロック片と筒状部の内周壁との
間から退避するので、この後で第一の突き当て部がロッ
ク片に突き当たると当該ロック片は外側へ撓み動作し、
同第一の突き当て部はロック片の内周面側に形成した第
一凹部内に入り込んで係合する。また、第一の突き当て
部がロック片の第一凹部内に入り込んで係合すると、シ
ャッタの当接部は側面方向へ撓み動作可能となり、第二
の突き当て部から退避する。すなわち、同第二の突き当
て部は当接部の内側をくぐって当該当接部の奥側にある
第二凹部に入るため、シャッタは同第二の突き当て部と
干渉しなくなって開口側へと押し戻される。シャッタが
開口側へ押し戻されると、第二コネクタハウジングは押
し戻される力を受けなくなり、また、シャッタはロック
片と筒状部の内周壁との間に入るため、同ロック片は撓
み動作不能となる。すなわち、第一の突き当て部はロッ
ク片から外れなくなってロックされる。ロックを解除す
るときは、シャッタを押し戻してロック片と筒状部の内
周壁との間から退避させ、第二コネクタハウジングを引
き出す。
【0009】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、筒状部におけるロック片に対面す
る部分には外部に連通させる窓部を形成してあり、通常
は、シャッタが当該窓部を塞いでいる。従って、同ロッ
ク片は側面側に退避することはできない。しかるに、シ
ャッタが第二の突き当て部によって押し戻されてくる
と、この窓部を介してロック片とシャッタの当接部とが
側面方向へ撓み動作可能となり、上述した退避動作を行
うことになる。この退避動作は窓部の位置に応じて定ま
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第二コネ
クタハウジングには動作する必要のない第一の突き当て
部と第二の突き当て部を形成しておけば良く、一方にの
み可動部材を備えて構成することが可能な半嵌合検知コ
ネクタを提供することができる。また、請求項2にかか
る発明によれば、筒状部の内部にロック片を保持しつつ
同ロック片と筒状部の内周壁との間にシャッタを進退可
能に支持し、さらに、筒状部の所定位置に窓部を形成す
るだけで退避タイミングを調整できるようになり、構成
が簡易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
る半嵌合検知コネクタを分解斜視図により示しており、
図2は組付状態を斜視図により示しており、図3は一部
破断斜視図により示している。なお、図においては、一
貫して端子金具を省略しており、ハウジングの組付部分
だけを表している。同図において、第一コネクタハウジ
ングとしての雌側コネクタ10は概略矩形箱形に形成さ
れており、ハウジングの軸方向に貫通する複数の端子金
具収容室を形成されて内部に雌側端子金具を収容可能と
なっている。一方、第二コネクタハウジングとしての雄
側コネクタ20は、同様にハウジングの軸方向に貫通す
る複数の端子金具収容室を形成されて内部に雄側端子金
具を収容可能な端子収容部21と、この端子収容部21
における嵌合面側の端子金具導出面21aの周縁から前
方に筒状に突き出るフード部22とから構成されてい
る。雄側コネクタ20のフード部22は雌側コネクタ1
0を挿入可能となっており、後述するようにして同フー
ド部22内に雌側コネクタ10を挿入して合体するよう
になっている。
【0012】本実施形態においては、雌側コネクタ10
が全体的に筒内進入部を構成するとともに、雄側コネク
タ20が端子収容部11の前端側に同筒内進入部を挿入
可能なフード部22を備えているが、一方が筒状で、他
方が筒内に進入可能な形状となっていればよく、他の部
分の形状については特に限定されるものではない。例え
ば、端子金具収容室の配列によって薄箱形に形成された
り、こじり防止のリブを内外面に形成してあったりして
も良い。また、いずれの側に雄側端子金具や雌側端子金
具を装着してもよい。このとき、雌側コネクタ10とし
ている側に雄側端子金具を保持せしめ、雄側コネクタ2
0としている側に雌側端子金具を保持せしめるようにし
た場合、雄側端子金具を取り囲む周壁内に雌側端子金具
を保持する筒体が挿入されるため、両者の間にゴムシー
ルを介在せしめて防水構造とすることもできる。その
他、各コネクタ10,20は単体のコネクタハウジング
である必要はなく、例えば、電気機器を収容するケーシ
ングと一体的に形成されるようなものであっても良い。
【0013】雌側コネクタ10の上面には第一突き当て
部としての幅狭のコネクタロック突起12と第二突き当
て部としての幅広の検知リブ13とを軸方向に直交して
並べて形成してある。本実施形態においては、コネクタ
ロック突起12と検知リブ13とを並べて上面に形成し
てあるが、これらは後述する雄側コネクタ20のロック
片23とシャッタ24と対面するように配置されればよ
く、必ずしも上面に並べて形成される必要はない。従っ
て、両側面や下面など、いわゆる雌側コネクタ10の周
面であればよい。また、並び位置についても後述するタ
イミングに応じて適宜変更可能である。
【0014】雄側コネクタ20における端子収容部21
の上面側には上面と後面に開口する凹部21bを形成し
てあり、同凹部21b内には上記端子金具導出面21a
との間の隔壁を貫通させてシャッタ24を装着しつつ、
同シャッタ24を嵌合面側に付勢するように後面側にス
プリング25を装着し、かつ、当該スプリング25の後
面側で当該凹部21bの後面側を塞ぐようにストッパ2
6を装着してある。シャッタ24は後端側で概ね上記凹
部21bの幅に一致する幅となっているが、前端側は上
記検知リブ13にだけ対面するように一方の側方側だけ
突出しており、先端下面には断面山形に幅方向に連続す
る係合突起24a1を形成して当接部24aとしてあ
る。上述したように、上記検知リブ13はこの当接部2
4aに対面するように形成されておればよく、検知リブ
13が下面側に形成されたときにはシャッタ24を下面
側に配置したり、形状を変更して下面側に延びるように
するなどして適宜変形可能である。また、当接部24a
の下面の係合突起24a1が検知リブ13に干渉するよ
うになっているので、同係合突起24a1よりも後方側
については検知リブ13と干渉せず、実質的な第二凹部
を形成している。むろん、検知リブ13の形状に応じて
当該シャッタ24を上下方向に貫通させる窓状に形成し
たりすることも可能である。
【0015】シャッタ24の当接部24aは端子金具導
出面21aとの間の隔壁を貫通してフード部22内に進
入しているが、同フード部22内に進入しない中程から
後端側にかけては上記凹部21bより外面に露出してお
り、露出部分には上方に突き出る指掛け部24bを形成
されるとともに前後方向に向けてスリット24c,24
cを二本並べて形成してある。このスリット24c,2
4cに対応して上記ストッパ26には上記凹部21b内
にて後方側から前方に向けて二枚の板状のガイド板材2
6a,26aを形成してあり、同ガイド板材26a,2
6aがスリット24c,24c内に入り込むことによ
り、シャッタ24は前後方向に向けて直線移動可能とな
る。また、上述したスプリング25はこの二枚のガイド
板材26a,26aの間に装着されて横方向と上下方向
へのぶれを規制され、さらにシャッタ24とストッパ2
6における当該スプリング25の前端と後端とが当接す
る部分にはそれぞれスプリング25の側に向かって突き
出て係合する円柱状の小突起24d,26cを形成して
外れないようにしている。そして、ストッパ26は凹部
21bの後面側開口から上面側開口にかけてわずかにラ
ップするように形成してある。なお、ストッパ26は端
子収容部21の後端側側面を両側から挟み込むロック片
26b,26bを有しており、同ロック片26b,26
bの先端側に形成した凹部に同端子収容部21の後端側
側面に形成した突起を係合させて固定している。
【0016】本実施形態においては、フード部22の後
方側に位置する端子収容部21の上面に凹部21bを形
成し、当該凹部21b内にてシャッタ24を前後方向に
スライド可能に支持しているが、同シャッタ24がフー
ド部22内で進退可能に支持されればよく、かかる動作
を行えるものであればその支持構造については適宜変更
可能である。また、フード部22の開口側に付勢するに
あたっても、スプリング25の配置、種類などについて
は適宜変更可能である。ただし、本実施形態のようにス
リット24cとガイド板材26aを利用してコイル状の
スプリング25を挟み込むようにして支持することによ
り、スプリング25がぶれないし、かつシャッタ24を
正確に前後に進退可能とすることができる。
【0017】上述したように、シャッタ24の先端は検
知リブ13にだけ対面するように一方の側方側だけ突出
しており、他方の側は切り欠かれている。フード部22
内では端子金具導出面21aよりこの切り欠かれた部分
の内側にて上記コネクタロック突起12に対面する板状
のロック片23を形成してある。同ロック片23は内部
をくり貫いて上下に貫通する第一凹部としての係合孔2
3aを形成しており、コネクタロック突起12が係合可
能となっている。このロック片23はシャッタ24より
も内側に位置しているので、同シャッタ24はこのロッ
ク片23とフード部22の内周壁面との間に配置される
ことになる。また、ロック片23自体はシャッタ24の
切り欠き部分の内側に位置するものの、同シャッタ24
が進退動作することにより、上面側をシャッタ24にて
塞がれる状態と同切り欠き部分に対面して上面側を開放
される状態との二つの状態になる。
【0018】上面側を開放される際には、シャッタ24
が奥側に位置することになり、この状態は同シャッタ2
4がロック片23の上面から退避した状態といえる。上
面側を塞がれている状態ではロック片23は上方に撓み
動作することができず、開放されている状態では撓み動
作可能となる。ロック片23が撓み動作可能となると、
上記コネクタロック突起12は同ロック片23を上方に
押し上げてくぐり抜け、係合孔23a内に係合可能とな
る。しかし、撓み動作不能であるときには上方に押し上
げてくぐり抜けて係合することも不可能であるし、逆
に、係合している状態では上方に押し上げてくぐり抜け
て係合解除することも不可能となり、ロック解除不能と
なる。
【0019】このように、ロック片23はシャッタ24
の内側に配置されることにより、シャッタ24の進退動
作に対応して撓み動作可能となったり撓み動作不能とな
り、コネクタロック突起12と係合可能となったり係合
解除不能となればよく、ロック片23の形状や位置につ
いては適宜シャッタ24との関係において変更可能であ
る。ところで、フード部22には上記シャッタ24が所
定位置にあるときに当接部24aに対面するように内外
を連通させる窓部22aを形成してあり、同当接部24
aが窓部22aに対面するときに当該当接部24aは外
方に撓み動作可能となる。当接部24aが撓み動作不能
な範囲内においては、検知リブ13は当接部24aの係
合突起24a1と干渉してくぐり抜けることはできない
が、当接部24aが撓み動作可能となると、同検知リブ
13は当接部24aの係合突起24a1をくぐり抜ける
ことができるようになる。
【0020】この窓部22aとシャッタ24における当
接部24aに並ぶ切り欠き部分の配置はそれぞれ当接部
24aが撓み動作可能となるタイミングとロック片23
が撓み動作可能となるタイミングに対応し、次のような
タイミングとなるようになっている。まず、図4及び図
5に示すように雌側コネクタ10と雄側コネクタ20と
を対面させ、雌側コネクタ10を雄側コネクタ20のフ
ード部22内に挿入していく。雌側コネクタ10を雄側
コネクタ20のフード部22内に挿入し始めたとき、図
6及び図7に示すように、同フード部22内でロック片
23より開口側に位置するシャッタ24の当接部24a
の係合突起24a1にコネクタロック突起12が突き当
たる。このとき、当接部24aは撓み動作不能である。
従って、図8及び図9に示すように雌側コネクタ10を
挿入していけば同シャッタ24を押し込むことになり、
スプリング25の反力を受けて雌側コネクタ10は押し
出されそうになる。従って、操作者は半嵌合の状態であ
るにもかかわらず嵌合操作を中断してしまえば雌側コネ
クタ10が押し出され、はっきりと半嵌合を検知するこ
とができる。
【0021】さらに、雌側コネクタ10を挿入していく
と、シャッタ24の切り欠き部分がロック片23の上面
に位置するようになり、ロック片23が撓み動作可能と
なるが、まだコネクタロック突起12は同ロック片23
に当接しない。そして、当接部24aが窓部22aに対
面すると、図10及び図11に示すようにコネクタロッ
ク突起12と検知リブ13とがそれぞれ当接部24aと
ロック片23に突き当たり、当接部24aは窓部22a
へと進入するようにして上方へ撓み始めるとともに、ロ
ック片23はシャッタの切り欠き部分へ進入するように
して上方に撓み始める。
【0022】そして、コネクタロック突起12がロック
片23の下をくぐり抜けて係合孔23aに入り込むと検
知リブ13は当接部24aの係合突起24a1をくぐり
抜けるので、シャッタ24は前方にて突き当たるものが
なくなり、図12及び図13に示すようにスプリング2
5の弾性力によって開口側へと押し出される。開口側へ
と押し出されるとシャッタ24はロック片23の上方を
塞いでしまうので、同ロック片23は撓み動作不能とな
り、これによってコネクタロック突起12との係合が解
除されなくなるのでロック状態となる。
【0023】ここで、コネクタロック突起12がロック
片23に当接する前に検知リブ13は当接部24aの係
合突起24a1をくぐり抜けてしまうと、シャッタ24
はロック片23の上方を塞いでしまうので、コネクタロ
ック突起12はロック片23をくぐり抜けることができ
なくなってしまい、係合できなくなる。一方、コネクタ
ロック突起12がロック片23に当接してから検知リブ
13が当接部24aの係合突起24a1に当接してくぐ
り抜けることは可能であるが、コネクタロック突起12
とロック片23とが係合状態にあるにも関わらず、検知
リブ13がシャッタ24に突き当たったままで反力を受
け続けることになってしまう。このため、概ねコネクタ
ロック突起12と検知リブ13とがそれぞれ当接部24
aとロック片23に対して同時に突き当たる程度のタイ
ミングとなるように窓部22aを形成してある。
【0024】シャッタ24がスプリング25で前方へ押
し出されている間、上述したようにコネクタロック突起
12とロック片23とがロック状態になり、雌側コネク
タ10と雄側コネクタ20とを引き離そうとしても離れ
ない。従って、引き離す必要が生じたときには、雄側コ
ネクタ20の上面の凹部21b上にてシャッタ24の指
掛け部24bを後方側に押し下げることにより、同シャ
ッタ24は後方側へ移動され、当接部24aの係合突起
24a1は検知リブ13を乗り越え、ロック片23の上
方からシャッタ24が退避する。これによってロック状
態が解除されるため、雌側コネクタ10を引き出せばよ
い。
【0025】このように、第一コネクタハウジングとし
ての雌側コネクタ10の外周面には第一突き当て部と第
二突き当て部として不動のコネクタロック突起12と検
知リブ13とを形成しておき、第二コネクタハウジング
としての雄側コネクタ20には同雌側コネクタ10を挿
入可能なフード部22を形成するとともに上記コネクタ
ロック突起12と係合可能なロック片23と、このロッ
ク片23とフード部22との間に介在されて上記検知リ
ブ13に突き当たって前後に進退動作するときに同ロッ
ク片23の撓み動作を規制したり許容するシャッタ24
とを備えるようにしたため、一方の雌側コネクタ10に
は可動部材を形成せず、他方の雄側コネクタ20だけに
可動部材を備えるように構成することができる。特に、
電気機器を収容するケーシングと一体的に形成されたよ
うな場合にはこのケーシングの側を極めてシンプルに構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる半嵌合検知コネク
タの分解斜視図である。
【図2】同半嵌合検知コネクタの組付状態の斜視図であ
る。
【図3】同半嵌合検知コネクタの一部破断斜視図であ
る。
【図4】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作開始前の垂直
方向の断面図である。
【図5】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作開始前の水平
方向の断面図である。
【図6】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作開始時の垂直
方向の断面図である。
【図7】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作開始時の水平
方向の断面図である。
【図8】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作途中の垂直方
向の断面図である。
【図9】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作途中の水平方
向の断面図である。
【図10】同半嵌合検知コネクタにおけるシャッタの退
避開始時の垂直方向の断面図である。
【図11】同半嵌合検知コネクタにおけるシャッタの退
避開始時の水平方向の断面図である。
【図12】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作完了時の垂
直方向の断面図である。
【図13】同半嵌合検知コネクタの嵌合操作完了時の水
平方向の断面図である。
【図14】従来の半嵌合検知コネクタの斜視図である。
【符号の説明】
10…雌側コネクタ 11…端子収容部 12…コネクタロック突起 13…検知リブ 20…雄側コネクタ 21…端子金具収容部 22…フード部 22a…窓部 23…ロック片 23a…係合孔 24…シャッタ 24a…当接部 24a1…係合突起 25…スプリング 26…ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ端子金具を保持する第一コネク
    タハウジングと第二コネクタハウジングとからなるとと
    もに、上記第二コネクタハウジングの有する筒状部内に
    上記第一コネクタハウジングの筒内進入部を挿入させて
    合体するコネクタにおいて、 上記第一コネクタハウジングは、上記筒内進入部の側面
    外面に向けて突出する第一及び第二の突き当て部を有
    し、 上記第二コネクタハウジングは、上記筒状部の内側にて
    側面方向へ撓み動作可能に支持されつつ内周面側には上
    記第一の突き当て部が入り込んで係合可能な第一凹部を
    有するロック片と、上記筒状部の内側における上記ロッ
    ク片と当該筒状部の内周壁との間で進退可能に支持され
    つつ開口側に付勢され、その先端面にて上記第二の突き
    当て部に当接可能な当接部とその奥側に同第二の突き当
    て部に干渉しない第二凹部を有するとともに、進退可能
    な動作範囲において奥側位置で上記ロック片と上記筒状
    部の内周壁との間から退避しつつ上記当接部は側面方向
    へ撓み動作して上記第二の突き当て部から退避可能とな
    るシャッタとを具備することを特徴とする半嵌合検知コ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の半嵌合検知コネク
    タにおいて、上記筒状部における上記ロック片に対面す
    る部分には外部に連通させる窓部を有し、当該窓部を介
    して上記ロック片と上記当接部とが側面方向へ撓み動作
    して退避可能としたことを特徴とする半嵌合検知コネク
    タ。
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