JPH029744B2 - - Google Patents

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JPH029744B2
JPH029744B2 JP54046465A JP4646579A JPH029744B2 JP H029744 B2 JPH029744 B2 JP H029744B2 JP 54046465 A JP54046465 A JP 54046465A JP 4646579 A JP4646579 A JP 4646579A JP H029744 B2 JPH029744 B2 JP H029744B2
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scu
mcu
ccu
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Mitsuru Kondo
Mitsuru Kaga
Masatoshi Sugie
Shuichi Oota
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Ricoh Co Ltd
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    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はフアクシミリ装置の制御方法に関し、
特にフアクシミリ送受信動作を、半導体読み出し
専用メモリ(ROM)などの記憶装置に予め格納
されたデータに基づいて、マイクロプロセツサ、
半導体中央処理ユニツト(CPU)、ワンチツプ又
は数チツプのマイクロコンピユータLSIなどの小
型演算処理装置で制御する、LSIシステム制御方
式のフアクシミリ装置の制御方法に関する。 この種の従来のフアクシミリ装置においては、
装置全体の動作制御がシステム制御ユニツトで集
中的におこなわれ、このシステム制御ユニツト
が、CPU、ROMおよびRAM(半導体読み書きメ
モリ)等の半導体LSIを主要素とするマイクロコ
ンピユータシステムで構成されている。 従来のフアクシミリ装置の一例構成を第1図に
示す。第1図において、NCUは電話回路にフア
クシミリ装置を選択的に接続するための回線制御
装置である。MOD1〜MOD3は電話回線の信
号をフアクシミリ装置用のデータ信号に、またフ
アクシミリ装置のデータ信号を電話回線用の信号
(音声帯域信号)に変換する通信信号変換ユニツ
トである。DCRは、データ信号を画信号に、ま
た画信号をデータ信号に変換する画信号処理回路
ユニツトである。この画信号処理回路ユニツト
DCRには、ランレングスコード化などのデータ
圧縮がなされたデータ信号をプリント用の画信号
に変換(伸張)する伸張器、画信号をデータ圧縮
したデータ信号に変換する圧縮器、および、直列
信号を並列信号に、またその逆に変換する変換器
などが含まれる。SCUは中央制御ユニツトであ
り、送信モードと受信モードの切換えおよび信号
の流れる方向の切換え、あるいはデータ圧縮、伸
張などの制御をおこなう。 SCAおよびVPUは原稿を光学走査するスキヤ
ナおよび読取信号より画信号を得る画信号処理ユ
ニツト、WEおよびPRは受信画信号を書込処理
する記録制御ユニツトおよび原画を再生するプロ
ツタユニツト、OP−PORTは操作表示ユニツト、
PSU−1〜PSU−4は電源ユニツトである。 これらの各ユニツトは、入出力部インターフエ
イスおよび入出力制御(I/Oポート)を介し
て、それぞれ共通バスに接続されている。 このフアクシミリ装置では制御ユニツトSCU
が単一であり、その制御対象ユニツトが多く、シ
ステム全体のシーケンス動作を定めるシステム制
御フローと装置各要素の動作シーケンスを定める
要素制御フローの全体を制御するため、その動作
制御プログラムの設定、変更、修正が大変であ
り、各要素の変更や修正がある場合に、動作制御
プログラムの修正、変更が全体に及ぶ可能性が高
い。特に、各部のエラー検出をきめ細かくおこな
うことが困難である。制御ユニツトが単一である
ためこのユニツトSCUが故障した場合に、ある
いは、エラー対策が施していないエラーが発生し
た場合に、回線を保持したままとなるとか、シス
テムの電源が落ちない、などの事故を発生する恐
れがある。 本発明は、フアクシリ送受信のシーケンス動作
の変更を容易にし、かつ、フアクシミリ装置要素
の故障に対応した異常処理を適切に行なうことを
目的とする。 本発明においてはまず、フアクシミリ装置のシ
ーケンス制御動作を機能別に区分し、シーケンス
制御装置を、各々に従属するモジユール(NCU、
MOD1、DCR、TTI、VPU、SCA、WE、
PRO)の監視を行なう複数のモジユール制御ユ
ニツトMCU−1,CCUと、モジユール制御ユニ
ツトMCU−1,CCUをコントロールするシステ
ム制御ユニツトSCUで構成し、モジユール制御
ユニツトMCU−1,CCUとシステム制御ユニツ
トSCUとの間の制御信号のやりとりによりシス
テム動作を制御する。なお、カツコ内の記号は、
図面に示し後述する実施例の対応要素を示す。 これによれば、仮にフアクシミリ送受信動作に
変更がある場合、変更がある要素のモジユール制
御ユニツトMCU−1,CCUの、命令を受けてか
ら応答を返す間のプログラムを変更するのみでよ
く、システム制御ユニツトSCUの変更が不要で
あるので、シーケンス制御動作の変更が容易であ
る。 本発明においては更に、モジユール制御ユニツ
トMCU−1,CCUがそれに従属するモジユール
(NCU、MOD1、DCR、TTI、VPU、SCA、
WE、PRO)の異常を検知した場合、システム制
御ユニツトに異常を通知し(第9a,9b,1
0,12a,12b図)、システム制御ユニツト
SCUは異常通知に基づいて他の正常な部分の動
作を終了させ、その後上記システム動作を終了さ
せる(第17b図)。 これによれば、あるモジユールが異常を生じる
と、正常なモジユールの動作が終了し、フアクシ
ミリ送受信シーケンスが終わるので、回線を保持
したままとなるとか、システムの電源が落ちな
い、などの事故を発生する恐れがなくなる。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照し
た以下の実施例の説明より明らかになろう。 第2図に本発明の一実施例を示す。これにおい
て制御ユニツトは、システム制御ユニツトSCU、
第1のモジユール制御ユニツトMCU−1および
第2のモジユール制御ユニツトCCUとされてい
る。第1のモジユール制御ユニツトMCU−1は、
主に機械要素の動作制御用に割り当てられてお
り、第2のモジユール制御ユニツトCCUは主に
フアクシミリ送受信通信制御用に割り当てられて
いる。システム制御ユニツトSCUは、システム
全体のシーケンス動作におけるフアクシミリ装置
各要素の動作タイミングを定めるべく、第1およ
び第2のモジユール制御ユニツトMCU−1、
CCUの制御用に割り当てられている。各制御ユ
ニツトSCU、MCU−1およびCCUは、図に示す
ように、それぞれCPU、ROMおよびRAMを主
たる構成要素とする。 第1のモジユール制御ユニツトMCU−1は、
原稿の読取り位置までの搬送、読取りの副走査紙
送り、記録紙の副走査紙送り、排出、現像等の機
構系の制御を受けもち、CCUはフアクシミリ伝
送の通信制御手順の実行を受けもつ。SCUは
MCU−1,CCUのモジユール制御ユニツトと、
他に直接バツフアメモリRWBおよびDCRをその
制御対象ユニツトとしてコントロールする。 例えばMCU−1とSCUとの制御のやりとり
は、SCUから原稿を読取り位置まで搬送せよと
か、原稿を排出せよとかの大きなレベルでのコマ
ンドを発す。MCU−1はそのコマンドを解釈し、
その従属制御ユニツトの状態を看視しながらコマ
ンドの実行を行う。コマンドの実行にあたつて
は、例えば原稿が予め読取り位置に残つてない
か、所定の時間に原稿が読取り位置まで搬送され
たか、照明ランプは切れてないか、原稿はスキユ
ーしなかつたか、規格外の厚い原稿でなかつたか
をチエツクし、正常であればジヨブ終了後に正常
レスポンスを返し、何らかの異常が発見されゝ
ば、そのエラーのステイタスを表わすレスポンス
を返す。 SCUはエラーレスポンスを受けた時は、その
エラーステイタスを解折し、ステイタス内容に応
じたエラー処理を行つてからシステムの動作を中
断する。 例えば照明ランプ系が切断したとのレスポンス
であれば、原稿搬送系には何ら異常がないのであ
るから、原稿を排出してから動作を終了する。も
ちろんCCUが正常に動作してるなら通信制御は
正常に終了してから動作を終了する。また原稿ジ
ヤムとのレスポンスであれば、原稿の破損を防ぐ
ためにも原稿の排出動作はすることなく、通信制
御のみ正常に終了させてシステム動作を中断させ
る。 またMCU−1およびCCUはSCUからのコマン
ド順序性、定義されていないコマンド指令等から
SCUのエラーを検出し、これをレスポンスの形
でSCUに通知するし、SCUもまたMCU−1,
CCUからジヨブレスポンスが所定時間に返つた
か、コマンドを受ける準備が出来てるか等のエラ
ー検出を行い、エラー内容に準じたエラー処理動
作を行つてシステム動作を中断する。 第2図に示すフアクシミリ装置は、CCITTの
T30と称するフアクシミリ送受をおこなう設定と
なつている。これにおいて送受信号の分布は第3
図に示すようにPhase A、B、C1、C2、Dおよ
びEと定められており、各Phaseは次の通りであ
る。 PHASE A:コールの開始 自動又は手動によつて電話コールを確立する。 PHASE B:メツセージ前の手順 (a) 確認:グループの確認(G1、G2、G3)、受
信のための確認、局の確認、標準外装置の確
認、 (b) 命令:グループの命令、モードの指定、回
線トレーニング、エコーサプレツサー停止、 PHASE C1:メツセージ中の手順 メツセージ中の信号同期、メツセージエラーの
検出と訂正、回線監視 PHASE C2:メツセージの伝送 PHASE D:メツセージ伝送後の手順 メツセージ終了を信号する、確認を信号する、
マルチページを信号、フアクシミリ手順終了を
信号する。 PHASE E:コール解除 メツセージ信号終了時およびFAX手順で定め
られた信号が時間内に受信されない時。 このようなPhase A〜Eの実行においてScuは
MCU−1,CCUに対して、1バイトで構成され
るコマンドコードを出力する。第4図にそのバイ
ト内のビツト構成を示す。このコマンドはジヨブ
ナンバを示す4ビツトのコードと、同一ジヨブナ
ンバー内でのジヨブ区分をする3ビツトのコード
から成立している。MCU−1およびCCUはレス
ポンスコードでSCUに応答する。第5図にMCU
−1のレスポンスコードの構成を示す。MCU−
1はその制御対象ユニツトに異常があると最上位
ビツトを「1」としたエラーレスポンスを発つ
し、次に第6図に示すエラーステイタスを表わす
1バイトのコードを転送する。MCU−1のレス
ポンスコードを更に詳細に説明すると、SCUの
コマンドに対するジヨブレスポンスは第7図に示
すビツト構成であり、次の通りである。 ☆JOB ERROR FLAG (イ) 送信(受信)系のJOB COMMANDに対
し送信(受信)系のERRORが発生した時の
みERROR FLAGを立てる。 (ロ) INITIALIZE COMMANDに対しては
TX(送信)、RX(受信)系どちらのERROR
が検出されてもERROR FLAGを立てる (ハ) MODE SET COMMANDに対しては
RESPONSEを返さない(オートマチツク
ハンドシエイクによるコマンドの受け渡し確
認のみ)。 ☆END OF DOCUMENT (イ) SCAN TO READ JOBに於いて原稿が
読み取り有効位置になくなつた時返す
RESPONSEBIT (ロ) PREPARE TO SEND JOBに於いて、
原稿がJOB中に引き抜かれたとき。 なお、SCUが発するモードセツトコマンド
(MODE SET COMMAND)のビツト構成は、
第8図に示すように下位4桁ビツトがすべて
「1」とされる。 MCU−1のレスポンスコードのうち、エラー
があつたことを表わすときには、レスポンスコー
ドは第9a図に示す1バイトと、それに続けられ
る第9b図に示す1バイトの組合せとなる。これ
らは次の通りである。 ☆JOB RESPONSEのBIT7=1(ERROR BIT)
の時は、連続してERROR STATUS BYTE
もSCUへ転送する。 ☆ERROR STATUS BYEのINDEX BIT=1
の時はERROR STATUS BYTEが連続する
ことを示す。 ☆JOBの内容により、各異常を検出出来ない場
合、そのERROR BITを「0」とセツトする。 SCUが常時監視しうるMCU−1のI/Oイン
ターフエイス部のレジスタ(ハンドシエイクコン
トロールレジスタ)のビツト構成を第10a図に
示し、その内容を第10b図に示す。これにおい
て、SB1およびSB2は、それぞれスキヤナSCA部
にあつて、原稿のセツト位置存在を検出するセン
サーおよび読取位置存在を検出するセンサーの状
態信号(原稿あり、なし)であり、ERRORは、
MCU−1がエラーを検出したときに状態変化す
る信号である。IBF、ERRORでMCU−1は割
込要求信号をACTIVEにしてSCUに割込をかけ
る。MCU−1自身のエラーあるいはMCU−1が
判定したSCUのエラーをMCU−1がSCUに知ら
せるエラーレスポンスのビツト構成を第10c図
に示す。このエラーレスポンスは次の通りであ
る。 ☆MCU−1からSCUへ返すERROR
RESPONSE (イ) SCUのコマンドミス(コマンドの順序性
など) (ロ) MCUプログラム暴走などの、MCU内部発
生のJOB ERROR以外のERROR(CPUで検
出出来るERROR) (ハ) 下位4ビツトはMCU ERRORの
STATUSを表表わす。 ☆HARD的に検出したCPU ERROR発生時は
HANDSHAKE CONTROL REGISTOR(第
10a図)のERROR BITを立てる。 CCUのレスポンスを詳細に説明すると、SCU
に対するジヨブレスポンスは第11図に示すビツ
ト構成となつており、エラー時には上位2ビツト
が「1」とされる。エラー時には第12a図に示
すビツト構成の1バイトに続けて第12b図に示
す1バイトが転送される。 SCUが常時監視しうる、CCUのハンドシエイ
クコントロールレジスタ(I/Oインターフエイ
ス部)のビツト構成を第13a図に示し、その内
容を第13b図に示す。ERRORおよびIBFで
CCUは割込要求信号をACTIVEにしてSCUに割
込をかける。 上記の如きSCUのコマンドと、それに応答し
たMCU−1,CCUの動作によつておこなわれる
T30標準のフアクシミリ送信動作タイムチヤート
を第14図に、受信動作タイムチヤートを第15
図に示す。これらの送受信動作におけるジヨブ
(JOB)の内容を第1表に要約して示す。なお、
第1表においてCOMMANDは、SCUからMCU
−1あるいはCCUに与えられる命令を示し、
JOBはMCU−1又はCCUの制御動作である。
【表】
【表】
【表】
【表】 第16a図〜第16f図にCCUのエラーチエ
ツクフローの数例を示す。第16a図に示すフロ
ーは、第14図、第15図に示すINITIALIZE
JOB(CCU)において、そのJOBを正常にやつた
か否かを表わすJOB RESPONSEを作成する過
程を示し、これにおいて、INITIALIZE JOBを
開始すると共にタイマーをセツトし、回線が接続
されている(CCT=1)か否か、所定時限内
(T/OがYESとなるまで)にJOBが終了された
か否か、およびスイツチフツクがアクテイブ
(SW HOOK=1)であるか否かで正常、異常を
判定してそれを表わすJOB RESPONSEをSCU
に与える。第16b図に示すフローは、第15図
のO JOBの実行において、音声応答装置のセ
ツト(AAD SET)状態、NCUのリング音検出
(NCU RI L→H)、タイムオーバ(T/O)、
音声応答装置AADがリング音を検出したか
(AAD RI)で不在受信JOBの正常、異常を判定
しこれを表わすJOB RESPONSEをSCUに与え
るものである。第16図Cに示すフローは、第1
4図および第15図に示すA JOB(回線接続)
の正常、異常を、NCUに回線接続指令を発して
(NCU OH)から所定時限内(T/O=YESま
で)に回線が接続された(CCT=1)か否かで
判定し、それを表わすJOB RESPONSEをSCU
に与えるものである。第16d図に示すフロー
は、第14図、第15図に示すE JOB(フアク
シミリ回線断操作)において正常、異常を判定す
るフローであり、NCUに回線断を指令してから
(NCU OH OFF)の時限開始とCCT=1、
SWHOOK=1の関係で正常動作かエラー動作を
判断し、それを表わすJOB RESPONSEをSCU
に与える。第16e図に示すフローは、第15図
に示すRB JOBにおいて原稿送りの正常、異常
を判定するフローであり、所定時間内に原稿が定
位置到達したか否かでこれを判定し、それを表わ
すJOBレスポンスをSCUに与える。第16f図
に示すフローは、電源が投入されたときの初期化
(INITIALIZE)の正否を判定し、これを表わす
レスポンスを自発的にSCUに与えるものである。
MCU−1も同様な異常判定フローでそれに割り
当てられているJOBの正常、異常をレスポンス
する。 SCU自身も、MCU−1,CCU側のエラーを判
定し、SCUが判定したエラー、および、前述の
如くしてMCU−1,CCUから報知されエラーを
報知すると共にエラーNo.を不揮発性のRAM2に
書き込み、正常動作部分を動作させてエラー後の
対処動作をしてからシステムの電源を断(パワー
オフ、又はパワーダウン)とする。第17a図お
よび第17b図にその動作フローを示す。第17
a図はSCUの、MCU−1およびCCU側のエラー
を判定するフローを示し、第17b図はそれ自身
がエラーを判定した場合、およびMCU−1,
CCUがエラーを知らせて来た場合の、エラー報
知、書込およびシステムパワーダウンのフローを
示す。SCUの、エラー判定フロー(第17a図)
の、「エラーxの判定」部を更に詳細に示したフ
ローを第17c図および第17d図に示す。第1
7c図は、SCUの、MCU−1エラーを検出する
フローであり、これにおいて、SCUはたとえば
MCU−1に受信準備をせよとの指令を与える。
SCUはコマンドを受ける準備が出来てるか、出
来てるならコマンドを受け取つたか(ハンドシエ
イクのためのフラグ監視)をセンスし、イエスで
あれば、ジヨブレスポンスが所定時間内に戻るか
を待つ。ジヨブタイマーのタイムアウト内にレス
ポンスが返つたらそのレスポンスがエラーレスポ
ンスか判断をする。エラーであればレスポンスに
続くエラーステイタスバイト情報を受け取り、エ
ラーのステイタスを判断する。PAPER JAMか、
NO PAPERか、PAPER SKEWか、キヤリツジ
を作動させるサーブのエラーかを判断し、それぞ
れのエラーに対して異つたエラーナンバーを割り
振る。このどれかのエラーナンバーを検出した場
合には、このエラーナンバーをSCU内部の電池
バツクアツプしたRAM2に記憶し、同時にI/
Oポートに接続されている例えば発光ダイオード
に表示し、しかるべきエラー処理後電源断とす
る。 第17d図は、SCUの、CCUエラーを検出す
るフローであり、これにおいて、「DISが切れな
い」とは、DCB(モード指定コマンド)を送出し
たのに、受信からまだDIS(デジタルインフオメ
ーシヨン信号)が継続していることを表わし、
「モデムのトレーニング失敗」とは、トレーニン
グ信号を送出したのに受側からモデムのトレーニ
ングを失敗したとのレスポンスがあつたことを表
わし、「受信機からノーレスポンス」とは、所定
の時間内に受側からDIS信号が送られてこないこ
とを表わす。 前述の如くしてSCUが判定したエラーを表わ
すコード(エラーNo.)はRAM2にメモリされ
る。このRAM2の、SCU内の接続関係を更に詳
細に第18a図に示す。この第18a図は第2図
に示すSCUを示すものである。RAM2としては
CMOS RAMが用いられており、これは電圧制
御器VRとバツクアツプ用の電池BBで構成され
るバツクアツプ回路BBUで常時バツクアツプさ
れており、これにより不揮発性メモリの設定とな
つている。つまり、システム電源が断となると電
池BBがRAM2に電力を供給しメモリ内容を保
持する。RAM2は、第18b図に示すようにア
ドレスとメモリ領域が定められており、次の通り
書き込みおよび読み出しがおこなわれる。 書き込む場合 (1) RAM2中のデータの数をμ−CPU内のメモ
リ又はRAM1に入れる。 (2) データ記憶領域のデータを1byteずつシフト
する(矢印)。 (3) 最新データ記憶領域にデータを入れる。 (4) データの数が記憶容量未満か判断する。 (5) 記憶容量未満の場合μ−CPU内のメモリに
入つているデータの数を+1し、それ以外の場
合はデータの数を操作しない。 (6) μ−CPU中のメモリの内容を不揮発性メモ
リRAM2のデータ数保持領域に記憶する。 (7) システム電源を切る。 読み出す場合 (1) RAM2中のデータの数をμ−CPU内のメモ
リ又はRAM1に入れる。 (2) 読出スイツチが押されたらデータの終了か判
断する。(読出スイツチはエラーNo.の1つの読
出毎に押される。 (3) データの終了の場合、終了表示をする。終了
でない場合、データを不揮発性メモリRAM2
から読取り、表示器に表示する。 (4) μ−CPU内のメモリ中のデータの数を−1
し次のデータを読み取るように(2)にもどる。 このような、RAM2の書込をおこなうまで
の、SCUの動作フローを第19a〜第19d図
に示し、書込制御フローを第19e図に、読出制
御フローを第19f図に示す。なお第19a図に
示すエラー判定書込フローにおいて、の
「JOBレスポンス」のステツプを第19b図に示
し、C、Dの「エラーレスポンスデコード」を
MCU−1のエラー判定Cについて第19c図に、
またCCUのエラー判定Dについて第19d図に
示す。「エラーNo.記憶」はSCU自身がコマンド
発令から所定時間内にMCU−1又はCCUがレス
ポンスをかえして来たか否かを見てMCU−1又
はCCUのエラーを検出した場合のRAM2へのエ
ラーNo.の書込であり、「エラーNo.記憶」はMCU
−1およびCCUがレスポンスで知られて来たエ
ラーの書込である。これらのいずれのエラーNo.記
憶においても、SCUは第19e図に示す書込制
御フローでエラーNo.をRAM2に書込む。RAM
2よりのデータ読み出しにおいては、第19f図
に示す如く、TEST SW(テスト スイツチ)が
1回押される毎に1つのエラーNo.が読み出し表示
される。オペレータはTEST SWを押して最新
のデータから1つづつエラーNo.を読み出す。すべ
てのエラーデータが読み出されると最後に「FF」
が表示される。 第10a図にそのビツト構成を示した、MCU
−1のハンドシエイクコントロールレジスタ、お
よび、第13a図にそのビツト構成を示した、
CCUのハンドシエイクコントロールレジスタは、
いずれもSCUが任意のタイミングで読み取れる
ように、コマンド−レスポンス用のハンドシエイ
クポートとは別のポートに接続されており、それ
らのレジスタの内容はセンサー類および回路類に
応答してセツトされ、SCUはMCU−1,CCUに
ステイタスコマンドを発することなしに、またそ
れらのレスポンドを待たずしてレジスタビツトで
表わされるステイタス信号を読み取ることができ
る。このように、コマンド−レスポンスライン外
にSCUの直接読取用のポートを設けたのは、
MCR−1,CCUの制御対象にあるセンサー、回
路等の1つがシステム動作に大きな影響を持ち、
システム動作を分岐させることが多々あり、頻頒
にコマンドを発してレスポンスの形でステイタス
情報を得ることが応答速度や制御上の複雑さから
困難であるからである。例えば原稿が所定位置に
セツトされたかを検出するセンサー信号(第10
a図のSB1,SB2)は、MCU−1のコントロー
ル下にあるべきものだが、オペレータにより所定
の読取位置にいくまでに引き抜かれたか、送信中
に原稿が引き抜かれたか、原稿がいつセツトされ
たかは、システム動作を大きく分岐するため頻繁
にSCUが参照すべき信号である。 前述の如く、SCUはMCU−1とCCUのエラー
をチエツクし、MCU−1およびCCUはそれぞれ
その制御下のユニツトのエラーをチエツクして
SCUに知らせ、SCUがこれらのエラーに応答し
てエラー報知、エラーNo.のRAM2への書込み、
およびシステム電源断の制御をおこなう。MCU
−1およびCCUのそれぞれにおいても、SCUか
ら自己に発令されるコマンド間の時間監視、レス
ポンスを受けてから次のコマンドを受ける間の時
間監視、エラーレスポンスを転送してから正常時
のコマンドを受けたか否かの判定等々により、
SCUがMCU−1およびCCUのエラー監視をおこ
なうと同様に、MCU−1およびCCUそれぞれが
SCUの監視をする。この、MCU−1およびCCU
によるSCUのエラー監視において、SCUのエラ
ーを検出したときは、これをSCUに知らせて
SCUのRAM2に書込むが、SCUの異常によりエ
ラーNo.の書込や、回線断、システムパワーダウン
をおこない得ない場合もありうる。したがつて、
本発明の他の1つの実施例においては、MCU−
1およびCCUに、SCUのエラーを検出した場合
にエラー報知、回線断およびシステムパワーダウ
ンをおこなわせる。そして必要に応じてMCU−
1,CCUに不揮発性RAMを備えてシステムパワ
ーダウンをおこなう前にSCUエラーNo.を書込む。
このようなエラー検出およびその後の処置は、
SCUについてすでに述べた態様で同様におこな
いうる。 本発明の他のもう1つの実施例においては、前
述の如くMCU−1およびCCUにSCUのチエツク
動作をおこなわせ、SCU,MCU−1およびCCU
のいずれか1つが他のエラーを検出したときその
報知をし、回線を断とし、かつシステムパワーダ
ウンをおこなう。その構成例を第20a図および
第20b図に示す。 第20a図に示す例では、異常処理装置ARC
で、SCU,CCUおよびMCU−1のいずれかがエ
ラー検出した場合エラー表示を操作・表示ユニツ
トOP−PORTに知らせると共にNCUのフアクシ
ミリ回線を断とし、所定時間後にシステムパワー
ダウンをおこなうようにしている。すなわち、い
ずれかの制御ユニツトがエラー信号「1」を出力
すると、それがOP−PORTおよびNCUに与えら
れてエラー報知と回線断がおこなわれ、タイマー
DE3がトリガーされ、タイマーDE3がタイムオ
ーバとなるシステム電源を落とす指令がPSUに
与えられる。第20b図に示す例では、各制御ユ
ニツトSCU,CCU,MCU−1のエラー信号それ
ぞれOP−PORTに与えられ、OP−PORTにおい
ていずれのユニツトがエラー検出をしたかが報知
される。第21a図に、MCU−1がSCUのエラ
ーチエツクを行なうフローを示し、第21b図
に、CCUがSCUのエラーチエツクを行なうフロ
ーを示す。 本発明では以上の通り、フアクシミリ装置のシ
ーケンス制御動作を機能別に区分し、シーケンス
制御装置を、各々に従属するモジユール(MCU、
MOD1、DCR、TTI、VPU、SCA、WE、
PRO)の監視を行なう複数のモジユール制御ユ
ニツトMCU−1,CCUと、モジユール制御ユニ
ツトMCU−1,CCUをコントロールするシステ
ム制御ユニツトSCUで構成し、モジユール制御
ユニツトMCU−1,CCUとシステム制御ユニツ
トSCUとの間の制御信号のやりとりによりシス
テム動作を制御するので、仮にフアクシミリ送受
信動作に変更がある場合、変更がある要素のモジ
ユール制御ユニツトMCU−1,CCUの、命令を
受けてから応答を返す間のプログラムを変更する
のみでよく、システム制御ユニツトSCUの変更
が不要であるので、シーケンス制御動作の変更が
容易である。 本発明においては更に、モジユール制御ユニツ
トMCU−1,CCUがそれに従属するモジユール
(NCU、MOD1、DCR、TTI、VPU、SCA、
WE、PRO)の異常を検知した場合、システム制
御ユニツトに異常を通知し(第9a,9b,10
c,12a,12b図)、システム制御ユニツト
SCUは異常通知に基づいて他の正常な部分の動
作を終了させ、その後上記システム動作を終了さ
せる(第17b図)ので、あるモジユールが異常
を生じると、正常なモジユールの動作が終了し、
フアクシミリ送受信シーケンスが終わるので、回
線を保持したままとなるとか、システムの電源が
落ちない、などの事故を発生する恐れがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフアクシミリ装置の構成を示す
ブロツク図である。第2図は本発明を実施したフ
アクシミリ装置の構成を示すブロツク図、第3図
はその送受信手順を示す平面図、第4図、第5
図、第6図、第7図、第8図、第9a図、第9b
図、第10a図、第10b図、第10c図、第1
1図、第12a図、第12b図、第13a図およ
び第13b図は、その動作制御に用いられる制御
信号のビツト構成を示す平面図、第14図は送信
時の動作タイミングを示すタイムチヤート、第1
5図は受信時の動作タイミングを示すタイムチヤ
ート、第16a図、第16b図、第16c図、第
16d図、第16e図および第16f図は、第2
図に示すモジユール制御ユニツトCCUのエラー
チエツク動作を示すフローチヤート、第17a図
および第17b図は第2図に示すシステム制御ユ
ニツトSCUのエラーチエツク動作およびエラー
対処動作を示すフローチヤート、第17c図は
SCUのモジユール制御ユニツトMCU−1エラー
チエツク動作を示すフローチヤート、第17d図
はSCUのCCUエラーチエツク動作を示すフロー
チヤート、第18a図はSCUの詳細を示すブロ
ツク図、第18b図はSCUのRAM2のデータ記
憶領域を示す平面図、第19a図、第19b図、
第19c図および第19d図は、RAM2へのエ
ラー書込を行なうまでのSCUのエラー検出およ
び判定動作を示すフローチヤート、第19e図は
RAM2へのSCUによる書込制御を示すフローチ
ヤート、第19f図はSCUによるRAM2よりの
読出制御を示すフローチヤート、第20a図およ
び第20b図はそれぞれ本発明の他の実施例の変
形部分を示す回路図、第21a図および第21b
図は、それぞれMCU−1およびCCUのSCUエラ
ーチエツク動作を示すフローチヤートである。 NCU:回線制御装置、MOD1〜MOD3:通
信信号変換ユニツト、DCR:画信号処理回路ユ
ニツト、SCU:システム制御ユニツト(システ
ム制御ユニツト)、SCA:スキヤナ、VPU:画信
処理ユニツト、WE:記録制御ユニツト、PRO:
プロツタユニツト、PSU:電源ユニツト、OP−
PORT:操作・表示ユニツト、MCU−1:モジ
ユール制御ユニツト(モジユール制御ユニツト)、
CCU:モジユール制御ユニツト(モジユール制
御ユニツト)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フアクシミリ装置のシーケンス制御動作を機
    能別に区分し、各々に従属するモジユールの監視
    を行なう複数のモジユール制御ユニツトと、上記
    モジユール制御ユニツトをコントロールするシス
    テム制御ユニツトとを有し、上記モジユール制御
    ユニツトとシステム制御ユニツトとの間の制御信
    号のやりとりによりシステム動作を制御するフア
    クシミリ装置の制御方法において、 上記モジユール制御ユニツトがそれに従属する
    モジユールの異常を検知した場合、上記システム
    制御ユニツトに異常を通知し、上記システム制御
    ユニツトは異常通知に基づいて他の正常な部分の
    動作を終了させ、その後上記システム動作を終了
    させることを特徴とするフアクシミリ装置の制御
    方法。
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DE3014670C2 (de) 1987-04-16
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