JPH028511B2 - - Google Patents
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- JPH028511B2 JPH028511B2 JP54046467A JP4646779A JPH028511B2 JP H028511 B2 JPH028511 B2 JP H028511B2 JP 54046467 A JP54046467 A JP 54046467A JP 4646779 A JP4646779 A JP 4646779A JP H028511 B2 JPH028511 B2 JP H028511B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/32—Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
Description
本発明はフアクシミリ装置に関し、特にフアク
シミリ送受信動作を、半導体読み出し専用メモリ
(ROM)などの記憶装置に予め格納されたデー
タに基づいて、マイクロプロセツサ、半導体中央
処理ユニツト(CPU)、ワンチツプ又は数チツプ
のマイクロコンピユータLSIなどの小型演算処理
装置で制御する、LSIシステム制御方式のフアク
シミリ装置に関する。 この種の従来のフアクシミリ装置においては、
装置全体の動作制御がシステム制御ユニツトで集
中的におこなわれ、このシステム制御ユニツト
が、CPU、ROMおよびRAM(半導体読み書きメ
モリ)等の半導体LSIを主要素とするマイクロコ
ンピユータシステムで構成されている。 従来のフアクシミリ装置の一例構成を第1図に
示す。第1図において、NCUは電話回路にフア
クシミリ装置を選択的に接続するための回線制御
装置である。MOD1〜MOD3は電話回線の信
号をフアクシミリ装置用のデータ信号に、またフ
アクシミリ装置のデータ信号を電話回線用の信号
(音声帯域信号)に変換する通信信号変換ユニツ
トである。DCRは、データ信号を画信号に、ま
た画信号をデータ信号に変換する画信号処理回路
ユニツトである。この画信号処理回路ユニツト
DCRには、ランレングスコード化などのデータ
圧縮がなされたデータ信号をプリント用の画信号
に変換(伸張)する伸張器、画信号をデータ圧縮
したデータ信号に変換する圧縮器、および、直列
信号を並列信号に、またその逆に変換する変換器
などが含まれる。SCUはシステム制御ユニツト
であり、送信モードと受信モードの切換えおよび
信号の流れる方向の切換え、あるいはデータ圧
縮、伸張などの制御をおこなう。 SCAおよびVPUは原稿を光学走査するスキヤ
ナおよび読取信号より画信号を得る画信号処理ユ
ニツト、WEおよびPRは受信画信号を書込処理
する記録制御ユニツトおよび原画を再生するプロ
ツタユニツト、OP−PORTは操作・表示ユニツ
ト、PSU−1〜PSU−4は電源ユニツトである。 これらの各ユニツトは、入出力部インターフエ
イスおよび入出力制御(I/Oポート)を介し
て、それぞれ共通バスに接続されている。 このフアクシミリ装置では制御ユニツト
(SCU)が単一であり、その制御対象ユニツトが
多く、システム全体のシーケンス動作を定めるシ
ステム制御フローと装置各要素の動作シーケンス
を定める要素制御フローの全体を制御するため、
その動作制御プログラムの設定、変更、修正が大
変であり、各要素の変更や修正がある場合に、動
作制御プログラムの修正、変更が全体に及ぶ可能
性が高い。特に、各部のエラー検出をきめ細かく
おこなうことが困難である。制御ユニツトが単一
であるためこのユニツト(SCU)が故障した場
合に、あるいは、エラー対策が施していないエラ
ーが発生した場合に、回線を保持したままとなる
とか、システムの電源が落ちない、などの事故を
発生する恐れがある。 本発明は、フアクシリ送受信のシーケンス動作
の変更を容易にし、かつ、シーケンス制御ユニツ
トの故障の検出を確実にし異常処理を適切に行な
うことを目的とする。 本発明においては、まず、フアクシミリ送受信
のシーケンス動作の変更を容易にするために、フ
アクシミリ送受信制御装置を、それぞれがフアク
シミリ装置各要素NCU,MOD1,DCR,TTI,
VPU,SCA,WE,PROにシーケンス動作を制
御する複数個のモジユール制御ユニツトMCU−
1,CCUと、フアクシミリ送受信の全体シーケ
ンスを制御するシステム制御ユツトSCUで構成
する。そして、モジユール制御ユニツトMCU−
1,CCUとシステム制御ユニツトSCUとの間の
制御信号のやりとりによりシステム動作を制御
し、かつ、モジユール制御ユニツトMCU−1,
CCUでシステム制御ユニツトSCUの異常監視を
行なう一方、システム制御ユニツトSCUでモジ
ユール制御ユニツトMCU−1,CCUの異常監視
を行なつて、モジユール制御ユニツトMCU−1,
CCU若しくはシステム制御ユニツトSCUが異常
を検出した場合、異常処理ユニツトARCで表示
ユニツトOP−PORTにエラーを表示し上記シス
テム動作を終了させる。なお、カツコ内の記号
は、図面に示し後述する実施例の対応要素を示
す。 これにより、仮にフアクシミリ送受信動作に変
更がある場合、変更がある要素のモジユール制御
ユニツトMCU−1,CCUの、命令を受けてから
応答を返す間のプログラムを変更するのみでよ
く、システム制御ユニツトSCUの変更が不要で
あるので、シーケンス制御動作の変更が容易であ
る。 また、あるユニツトが異常を生じても、他のユ
ニツトがそれを検出し、適切な異常処理が正確に
行なわれる。モジユール制御ユニツトやシステム
制御ユニツトが、それ自身で自己の異常を検出す
るのはむつかしく、自己診断で検出できる異常は
限られるが、本発明では、各ユニツトの異常が容
易かつ正確に自動検出され、異常処理が適切なタ
イミングで正確に行なわれて異常が自動的に報知
される。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照し
た以下の実施例の説明より明らかになろう。 第2図に本発明の一実施例を示す。これにおい
て制御ユニツトは、システム制御ユニツトSCU、
第1のモジユール制御ユニツトMCU−1および
第2のモジユール制御ユニツトCCUとされてい
る。第1のモジユール制御ユニツトMCU−1は、
主に機械要素の動作制御用に割り当てられてお
り、第2のモジユール制御ユニツトCCUは主に
フアクシミリ送受信通信制御用に割り当てられて
いる。システム制御ユニツトSCUは、システム
全体のシーケンス動作におけるフアクシミリ装置
各要素の動作タイミングを定めるべく、第1およ
び第2のモジユール制御ユニツトMCU−1,
CCUの制御用に割り当てられている。各制御ユ
ニツトSCU,MCU−1およびCCUは、図に示す
ように、それぞれCPU,ROMおよびRAMを主
たる構成要素とする。 第1のモジユール制御ユニツトMCU−1は、
原稿の読取り位置までの搬送、読取りの副走査紙
送り、記録紙の副走査紙送り、排出、現像等の機
構系の制御を受けもち、CCUはフアクシミリ伝
送の通信制御手順の実行を受けもつ。SCUは
MCU−1,CCUのモジユール制御ユニツトと、
他に直線バツフアメモリRWBおよびDCRをその
制御対象ユニツトとしてコントロールする。 例えばMCU−1とSCUとの制御のやりとり
は、SCUから原稿を読取り位置まで搬送せよと
か、原稿を排出せよとかの大きなレベルでのコマ
ンドを発す。MCU−1はそのコマンドを解釈し、
その従属制御ユニツトの状態を看視しながらコマ
ンドの実行を行う。コマンドの実行にあたつて
は、例えば原稿が予め読取り位置に残つてない
か、所定の時間に原稿が読取り位置まで搬送され
たか、照明ランプは切れてないか、原稿はスキユ
ーしなかつたか、規格外の厚い原稿でなかつたか
をチエツクし、正常であればジヨブ終了後に正常
レスポンスを返し、何らかの異常が発見されゝ
ば、そのエラーのステイタスを表わすレスポンス
を返す。 SCUはエラーレスポンスを受けた時は、その
エラーステイタスを解析し、ステイタス内容に応
じたエラー処理を行つてからシステムの動作を中
断する。 例えば照明ランプ系が切断したとのレスポンス
であれば、原稿搬送系には何ら異常がないのであ
るから、原稿を排出してから動作を終了する。も
ちろんCCUが正常に動作してるなら通信制御は
正常に終了してから動作を終了する。また原稿ジ
ヤムとのレスポンスであれば、原稿の破損を防ぐ
ためにも原稿の排出動作はすることなく、通信制
御のみ正常に終了させてシステム動作を中断させ
る。 またMCU−1およびCCUはSCUからのコマン
ド順序性、定義されていないコマンド指令等から
SCUのエラーを検出し、これをレスポンスの形
でSCUに通知するし、SCUもまたMCU−1、
CCUからジヨブレスポンスが所定時間に返つた
か、コマンドを受ける準備が出来てるか等のエラ
ー検出を行い、エラー内容に準じたエラー処理動
作を行つてシステム動作を中断する。 第2図に示すフアクシミリ装置は、CCITTの
T30と称するフアクシミリ送受をおこなう設定
となつている。これにおいて送受信号の分布は第
3図に示すようにPhase A,B,C1,C2,Dお
よびEと定められており、各Phaseは次の通りで
ある。 PHASE A:コールの開始 自動又は手動によつて電話コールを確立する。 PHASE B:メツセージ前の手順 (a) 確認:グループの確認G1,G2,G3、受信
のための確認、局の確認、標準外装置の確
認。 (b) 命令:グループの命令、モードの指定、回
線トレーニング、エコーサプレツサー停止。 PHASE C1:メツセージ中の手順 メツセージ中の信号同期、メツセージエラーの
検出と証正、回線監視 PHASE C2:メツセージの伝送 PHASE D:メツセージ伝送後の手順 メツセージ終了を信号する、確認を信号する、
マルチページを信号、フアクシミリ手順終了を
信号する。 PHASE E:コール解除 メツセージ信号終了時および FAX手順で定められた信号が時間内に受信さ
れない時。 このようなPhase A〜Eの実行においてScuは
MCU−1、CCUに対して、1バイトで構成され
るコマンドコードを出力する。第4図にそのバイ
ト内のビツト構成を示す。このコマンドはジヨブ
ナンバを示す4ビツトのコードと、同一ジヨブナ
ンバー内でのジヨブ区別をする3ビツトのコード
から成立している。MCU−1およびCCUはレス
ポンスコードでSCUに応答する。第5図にMCU
−1のレスポンスコードの構成を示す。MCU−
1はその制御対象ユニツトに異常があると最上位
ビツトを「1」としたエラーレスポンスを発つ
し、次に第6図に示すエラーステイタスを表わす
1バイトのコードを転送する。MCU−1のレス
ポンスコードを更に詳細に説明すると、SCUの
コマンドに対するジヨブレスポンスは第7図に示
すビツト構成であり、次の通りである。 ☆ JOB ERROR FLAG (イ) 送信(受信)系のJOB COMMANDに対
し送信(受信)系のERRORが発生した時の
みERROR FLAGを立てる。 (ロ) INITIALIZE COMMANDに対しては
TX(送信)、RX(受信)系どちらのERROR
が検出されてもERROR FLAGを立てる。 (ハ) MODE SET COMMANDに対しては
RESPONSEを返さない(オートマチツク
ハンドシエイクによるコマンドの受け渡し確
認のみ)。 ☆ END OF DOCUMENT (イ) SCAN TO READ JOBに於いて原稿が
読み取り有効位置になくなつた時返す
RESPONSE BIT (ロ) PREPARE TO SEND JOBに於いて、
原稿がJOB中に引き抜かれたとき。 なお、SCUが発するモードセツトコマンド
(MODE SET COMMAND)のビツト構成は、
第8図に示すように下位4桁ビツトがすべて
「1」とされる。 MCU−1のレスポンスコードのうち、エラー
があつたことを表わすときには、レスポンスコー
ドは第9a図に示す1バイトと、それに続けられ
る第9b図に示す1バイトの組合せとなる。これ
は次の通りである。 ☆ JON RESPONSEのBIT7=1(ERROR
BIT)の時は、連続してERROR STATUS
BYTEもSCUへ転送する。 ☆ ERROR STATUS BYEのINDEX BIT=
1の時はERROR STATUS BYTEが連続す
ることを示す。 ☆ JOBの内容により、各異常を検出出来ない
場合、そのERROR BITを「0」とセツトす
る。 SCUが常時監視しうるMCU−1のI/Oイン
ターフエイス部のレジスタ(ハンドシエイクコン
トロールレジスタ)のビツト構成を第10a図に
示し、その内容を第10b図に示す。これにおい
て、SB1およびSB2は、それぞれスキヤナSCA部
にあつて、原稿のセツト位置存在を検出するセン
サーおよび読取位置存在を検出するセンサーの状
態信号(原稿あり、なし)であり、ERRORは、
MCU−1がエラーを検出したときに状態変化す
る信号である。IBF、ERRORでMCU−1は割
込要求信号をACTIVEにしてSCUに割込をかけ
る。MCU−1自身のエラーあるいはMCU−1が
判定したSCUのエラーをACU−1がSCUに知ら
せるエラーレスポンスのビツト構成を第10c図
に示す。このエラーレスポンスは次の通りであ
る。 ☆ MCU−1からSCUへ返すERROR
RESPONSE (イ) SCUのコマンドミス(コマンドの順序性
など) (ロ) MCUプログラム暴走などの、MCU内部発
生のJOB ERROR以外のERROR(CPUで検
出出来るERROR) (ハ) 下位4ビツトはMCU ERRORの
STATUSを表わす。 ☆ HARD的に検出したCPU ERROR発生時は
HANDSHAKE CONTROL REGISTOR(第
10a図)のERROR BITを立てる。 CCUのレスポンスを詳細に説明すると、SCU
に対するジヨブレスポンスは第11図に示すビツ
ト構成となつており、エラー時には上位2ビツト
が「1」とされる。エラー時には第12a図に示
すビツト構成の1バイトに続けて第12b図に示
す1バイトが転送される。 SCUが常時監視しうる、CCUのハンドシエイ
クコントロールレジスタ(I/Oインターフエイ
ス部)のビツト構成を第13a図に示し、その内
容を第13b図に示す。ERRORおよびIBFで
CCUは割込要求信号をACTIVEにしてSCUに割
込をかける。 上記の如きSCUのコマンドと、それに応答し
たMCU−1,CCUの動作によつておこなわれる
T30標準のフアクシミリ送信動作タイムチヤー
トを第14図に、受信動作タイムチヤートを第1
5図に示す。これらの送受信動作におけるジヨブ
(JOB)の内容を次の第1表に要約して示す。な
お、第1表においてCOMMANDは、SCUから
MCU−1あるいはCCUに与えられる命令を示
し、JOBはMCU−1又はCCUの制御動作であ
る。
シミリ送受信動作を、半導体読み出し専用メモリ
(ROM)などの記憶装置に予め格納されたデー
タに基づいて、マイクロプロセツサ、半導体中央
処理ユニツト(CPU)、ワンチツプ又は数チツプ
のマイクロコンピユータLSIなどの小型演算処理
装置で制御する、LSIシステム制御方式のフアク
シミリ装置に関する。 この種の従来のフアクシミリ装置においては、
装置全体の動作制御がシステム制御ユニツトで集
中的におこなわれ、このシステム制御ユニツト
が、CPU、ROMおよびRAM(半導体読み書きメ
モリ)等の半導体LSIを主要素とするマイクロコ
ンピユータシステムで構成されている。 従来のフアクシミリ装置の一例構成を第1図に
示す。第1図において、NCUは電話回路にフア
クシミリ装置を選択的に接続するための回線制御
装置である。MOD1〜MOD3は電話回線の信
号をフアクシミリ装置用のデータ信号に、またフ
アクシミリ装置のデータ信号を電話回線用の信号
(音声帯域信号)に変換する通信信号変換ユニツ
トである。DCRは、データ信号を画信号に、ま
た画信号をデータ信号に変換する画信号処理回路
ユニツトである。この画信号処理回路ユニツト
DCRには、ランレングスコード化などのデータ
圧縮がなされたデータ信号をプリント用の画信号
に変換(伸張)する伸張器、画信号をデータ圧縮
したデータ信号に変換する圧縮器、および、直列
信号を並列信号に、またその逆に変換する変換器
などが含まれる。SCUはシステム制御ユニツト
であり、送信モードと受信モードの切換えおよび
信号の流れる方向の切換え、あるいはデータ圧
縮、伸張などの制御をおこなう。 SCAおよびVPUは原稿を光学走査するスキヤ
ナおよび読取信号より画信号を得る画信号処理ユ
ニツト、WEおよびPRは受信画信号を書込処理
する記録制御ユニツトおよび原画を再生するプロ
ツタユニツト、OP−PORTは操作・表示ユニツ
ト、PSU−1〜PSU−4は電源ユニツトである。 これらの各ユニツトは、入出力部インターフエ
イスおよび入出力制御(I/Oポート)を介し
て、それぞれ共通バスに接続されている。 このフアクシミリ装置では制御ユニツト
(SCU)が単一であり、その制御対象ユニツトが
多く、システム全体のシーケンス動作を定めるシ
ステム制御フローと装置各要素の動作シーケンス
を定める要素制御フローの全体を制御するため、
その動作制御プログラムの設定、変更、修正が大
変であり、各要素の変更や修正がある場合に、動
作制御プログラムの修正、変更が全体に及ぶ可能
性が高い。特に、各部のエラー検出をきめ細かく
おこなうことが困難である。制御ユニツトが単一
であるためこのユニツト(SCU)が故障した場
合に、あるいは、エラー対策が施していないエラ
ーが発生した場合に、回線を保持したままとなる
とか、システムの電源が落ちない、などの事故を
発生する恐れがある。 本発明は、フアクシリ送受信のシーケンス動作
の変更を容易にし、かつ、シーケンス制御ユニツ
トの故障の検出を確実にし異常処理を適切に行な
うことを目的とする。 本発明においては、まず、フアクシミリ送受信
のシーケンス動作の変更を容易にするために、フ
アクシミリ送受信制御装置を、それぞれがフアク
シミリ装置各要素NCU,MOD1,DCR,TTI,
VPU,SCA,WE,PROにシーケンス動作を制
御する複数個のモジユール制御ユニツトMCU−
1,CCUと、フアクシミリ送受信の全体シーケ
ンスを制御するシステム制御ユツトSCUで構成
する。そして、モジユール制御ユニツトMCU−
1,CCUとシステム制御ユニツトSCUとの間の
制御信号のやりとりによりシステム動作を制御
し、かつ、モジユール制御ユニツトMCU−1,
CCUでシステム制御ユニツトSCUの異常監視を
行なう一方、システム制御ユニツトSCUでモジ
ユール制御ユニツトMCU−1,CCUの異常監視
を行なつて、モジユール制御ユニツトMCU−1,
CCU若しくはシステム制御ユニツトSCUが異常
を検出した場合、異常処理ユニツトARCで表示
ユニツトOP−PORTにエラーを表示し上記シス
テム動作を終了させる。なお、カツコ内の記号
は、図面に示し後述する実施例の対応要素を示
す。 これにより、仮にフアクシミリ送受信動作に変
更がある場合、変更がある要素のモジユール制御
ユニツトMCU−1,CCUの、命令を受けてから
応答を返す間のプログラムを変更するのみでよ
く、システム制御ユニツトSCUの変更が不要で
あるので、シーケンス制御動作の変更が容易であ
る。 また、あるユニツトが異常を生じても、他のユ
ニツトがそれを検出し、適切な異常処理が正確に
行なわれる。モジユール制御ユニツトやシステム
制御ユニツトが、それ自身で自己の異常を検出す
るのはむつかしく、自己診断で検出できる異常は
限られるが、本発明では、各ユニツトの異常が容
易かつ正確に自動検出され、異常処理が適切なタ
イミングで正確に行なわれて異常が自動的に報知
される。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照し
た以下の実施例の説明より明らかになろう。 第2図に本発明の一実施例を示す。これにおい
て制御ユニツトは、システム制御ユニツトSCU、
第1のモジユール制御ユニツトMCU−1および
第2のモジユール制御ユニツトCCUとされてい
る。第1のモジユール制御ユニツトMCU−1は、
主に機械要素の動作制御用に割り当てられてお
り、第2のモジユール制御ユニツトCCUは主に
フアクシミリ送受信通信制御用に割り当てられて
いる。システム制御ユニツトSCUは、システム
全体のシーケンス動作におけるフアクシミリ装置
各要素の動作タイミングを定めるべく、第1およ
び第2のモジユール制御ユニツトMCU−1,
CCUの制御用に割り当てられている。各制御ユ
ニツトSCU,MCU−1およびCCUは、図に示す
ように、それぞれCPU,ROMおよびRAMを主
たる構成要素とする。 第1のモジユール制御ユニツトMCU−1は、
原稿の読取り位置までの搬送、読取りの副走査紙
送り、記録紙の副走査紙送り、排出、現像等の機
構系の制御を受けもち、CCUはフアクシミリ伝
送の通信制御手順の実行を受けもつ。SCUは
MCU−1,CCUのモジユール制御ユニツトと、
他に直線バツフアメモリRWBおよびDCRをその
制御対象ユニツトとしてコントロールする。 例えばMCU−1とSCUとの制御のやりとり
は、SCUから原稿を読取り位置まで搬送せよと
か、原稿を排出せよとかの大きなレベルでのコマ
ンドを発す。MCU−1はそのコマンドを解釈し、
その従属制御ユニツトの状態を看視しながらコマ
ンドの実行を行う。コマンドの実行にあたつて
は、例えば原稿が予め読取り位置に残つてない
か、所定の時間に原稿が読取り位置まで搬送され
たか、照明ランプは切れてないか、原稿はスキユ
ーしなかつたか、規格外の厚い原稿でなかつたか
をチエツクし、正常であればジヨブ終了後に正常
レスポンスを返し、何らかの異常が発見されゝ
ば、そのエラーのステイタスを表わすレスポンス
を返す。 SCUはエラーレスポンスを受けた時は、その
エラーステイタスを解析し、ステイタス内容に応
じたエラー処理を行つてからシステムの動作を中
断する。 例えば照明ランプ系が切断したとのレスポンス
であれば、原稿搬送系には何ら異常がないのであ
るから、原稿を排出してから動作を終了する。も
ちろんCCUが正常に動作してるなら通信制御は
正常に終了してから動作を終了する。また原稿ジ
ヤムとのレスポンスであれば、原稿の破損を防ぐ
ためにも原稿の排出動作はすることなく、通信制
御のみ正常に終了させてシステム動作を中断させ
る。 またMCU−1およびCCUはSCUからのコマン
ド順序性、定義されていないコマンド指令等から
SCUのエラーを検出し、これをレスポンスの形
でSCUに通知するし、SCUもまたMCU−1、
CCUからジヨブレスポンスが所定時間に返つた
か、コマンドを受ける準備が出来てるか等のエラ
ー検出を行い、エラー内容に準じたエラー処理動
作を行つてシステム動作を中断する。 第2図に示すフアクシミリ装置は、CCITTの
T30と称するフアクシミリ送受をおこなう設定
となつている。これにおいて送受信号の分布は第
3図に示すようにPhase A,B,C1,C2,Dお
よびEと定められており、各Phaseは次の通りで
ある。 PHASE A:コールの開始 自動又は手動によつて電話コールを確立する。 PHASE B:メツセージ前の手順 (a) 確認:グループの確認G1,G2,G3、受信
のための確認、局の確認、標準外装置の確
認。 (b) 命令:グループの命令、モードの指定、回
線トレーニング、エコーサプレツサー停止。 PHASE C1:メツセージ中の手順 メツセージ中の信号同期、メツセージエラーの
検出と証正、回線監視 PHASE C2:メツセージの伝送 PHASE D:メツセージ伝送後の手順 メツセージ終了を信号する、確認を信号する、
マルチページを信号、フアクシミリ手順終了を
信号する。 PHASE E:コール解除 メツセージ信号終了時および FAX手順で定められた信号が時間内に受信さ
れない時。 このようなPhase A〜Eの実行においてScuは
MCU−1、CCUに対して、1バイトで構成され
るコマンドコードを出力する。第4図にそのバイ
ト内のビツト構成を示す。このコマンドはジヨブ
ナンバを示す4ビツトのコードと、同一ジヨブナ
ンバー内でのジヨブ区別をする3ビツトのコード
から成立している。MCU−1およびCCUはレス
ポンスコードでSCUに応答する。第5図にMCU
−1のレスポンスコードの構成を示す。MCU−
1はその制御対象ユニツトに異常があると最上位
ビツトを「1」としたエラーレスポンスを発つ
し、次に第6図に示すエラーステイタスを表わす
1バイトのコードを転送する。MCU−1のレス
ポンスコードを更に詳細に説明すると、SCUの
コマンドに対するジヨブレスポンスは第7図に示
すビツト構成であり、次の通りである。 ☆ JOB ERROR FLAG (イ) 送信(受信)系のJOB COMMANDに対
し送信(受信)系のERRORが発生した時の
みERROR FLAGを立てる。 (ロ) INITIALIZE COMMANDに対しては
TX(送信)、RX(受信)系どちらのERROR
が検出されてもERROR FLAGを立てる。 (ハ) MODE SET COMMANDに対しては
RESPONSEを返さない(オートマチツク
ハンドシエイクによるコマンドの受け渡し確
認のみ)。 ☆ END OF DOCUMENT (イ) SCAN TO READ JOBに於いて原稿が
読み取り有効位置になくなつた時返す
RESPONSE BIT (ロ) PREPARE TO SEND JOBに於いて、
原稿がJOB中に引き抜かれたとき。 なお、SCUが発するモードセツトコマンド
(MODE SET COMMAND)のビツト構成は、
第8図に示すように下位4桁ビツトがすべて
「1」とされる。 MCU−1のレスポンスコードのうち、エラー
があつたことを表わすときには、レスポンスコー
ドは第9a図に示す1バイトと、それに続けられ
る第9b図に示す1バイトの組合せとなる。これ
は次の通りである。 ☆ JON RESPONSEのBIT7=1(ERROR
BIT)の時は、連続してERROR STATUS
BYTEもSCUへ転送する。 ☆ ERROR STATUS BYEのINDEX BIT=
1の時はERROR STATUS BYTEが連続す
ることを示す。 ☆ JOBの内容により、各異常を検出出来ない
場合、そのERROR BITを「0」とセツトす
る。 SCUが常時監視しうるMCU−1のI/Oイン
ターフエイス部のレジスタ(ハンドシエイクコン
トロールレジスタ)のビツト構成を第10a図に
示し、その内容を第10b図に示す。これにおい
て、SB1およびSB2は、それぞれスキヤナSCA部
にあつて、原稿のセツト位置存在を検出するセン
サーおよび読取位置存在を検出するセンサーの状
態信号(原稿あり、なし)であり、ERRORは、
MCU−1がエラーを検出したときに状態変化す
る信号である。IBF、ERRORでMCU−1は割
込要求信号をACTIVEにしてSCUに割込をかけ
る。MCU−1自身のエラーあるいはMCU−1が
判定したSCUのエラーをACU−1がSCUに知ら
せるエラーレスポンスのビツト構成を第10c図
に示す。このエラーレスポンスは次の通りであ
る。 ☆ MCU−1からSCUへ返すERROR
RESPONSE (イ) SCUのコマンドミス(コマンドの順序性
など) (ロ) MCUプログラム暴走などの、MCU内部発
生のJOB ERROR以外のERROR(CPUで検
出出来るERROR) (ハ) 下位4ビツトはMCU ERRORの
STATUSを表わす。 ☆ HARD的に検出したCPU ERROR発生時は
HANDSHAKE CONTROL REGISTOR(第
10a図)のERROR BITを立てる。 CCUのレスポンスを詳細に説明すると、SCU
に対するジヨブレスポンスは第11図に示すビツ
ト構成となつており、エラー時には上位2ビツト
が「1」とされる。エラー時には第12a図に示
すビツト構成の1バイトに続けて第12b図に示
す1バイトが転送される。 SCUが常時監視しうる、CCUのハンドシエイ
クコントロールレジスタ(I/Oインターフエイ
ス部)のビツト構成を第13a図に示し、その内
容を第13b図に示す。ERRORおよびIBFで
CCUは割込要求信号をACTIVEにしてSCUに割
込をかける。 上記の如きSCUのコマンドと、それに応答し
たMCU−1,CCUの動作によつておこなわれる
T30標準のフアクシミリ送信動作タイムチヤー
トを第14図に、受信動作タイムチヤートを第1
5図に示す。これらの送受信動作におけるジヨブ
(JOB)の内容を次の第1表に要約して示す。な
お、第1表においてCOMMANDは、SCUから
MCU−1あるいはCCUに与えられる命令を示
し、JOBはMCU−1又はCCUの制御動作であ
る。
【表】
【表】
【表】
【表】
第16a図〜第16f図にCCUのエラーチエ
ツクフローの数例を示す。第16a図に示すフロ
ーは、第14図、第15図に示す。 INITIALIZE JOB(CCU)において、その
JOBを正常にやつたか否かを表わすJOB
RESPONSEを作成する過程を示し、これにおい
て、INITIALIZE JOBを開始すると共にタイマ
ーをセツトし、回線が接続されている(CCT=
1)か否か、所定時限内(T/OがYESとなる
まで)にJOBが終了されたか否か、およびスイ
ツチフツクがアクテイブ(SW HOOK=1)で
あるか否かで正常、異常を判定してそれを表わす
JOB RESPONSEをSCUに与える。第16b図
に示すフローは、第15図のO JOBの実行に
おいて、音声応答装置のセツト(AAD SET)
状態、NCUのリング音検出(NCU RI L→H)、
タイムオーバ(T/O)、音声応答装置AADがリ
ング音を検出したか(AAD RI)で不在受信
JOBの正常、異常を判定しこれを表わすJOB
RESPONSEをSCUに与えるものである。第16
C図に示すフローは、第14図および第15図に
示すA JOB(回線接続)の正常、異常を、NCU
に回線接続指令を発して(NCU OH)から所定
時限内(T/O=YESまで)に回線が接続され
た(CCT=1)か否かで判定し、それを表わす
JOB RESPONSEをSCUに与えるものである。
第16d図に示すフローは、第14図、第15図
に示すE JOB(フアクシミリ回線断操作)にお
いて正常、異常を判定するフローであり、NCU
に回線断を指令してから(NCU OH OFF)の
時限開始とCCT=1、SWHOOK=1の関係で
正常動作かエラー動作を判断し、それを表わす
JOB RESPONSEをSCUに与える。第16e図
に示すフローは、第15図に示すRB JOBにお
いて原稿送りの正常、異常を判定するフローであ
り、所定時間内に原稿が定位置到達したか否かで
これを判定し、それを表わすJOBレスポンスを
SCUに与える。第16f図に示すフローは、電
源が投入されたときの初期化(INITIALIZE)
の正否を判定し、これを表わすレスポンスを自発
的にSCUに与えるものである。MCU−1も同様
な異常判定フローでそれに割り当てられている
JOBの正常、異常をレスポンスする。 SCU自身も、MCU−1,CCU側のエラーを判
定し、SCUが判定したエラー、および、前述の
如くしてMCU−1,CCUから報知されエラーを
報知すると共にエラーNo.を不揮発性のRAM2に
書き込み、正常動作部分を動作させてエラー後の
対処動作をしてからシステムの電源を断(パワー
オフ、又はパワーダウン)とする。第17a図お
よび第17b図にその動作フローを示す。第17
a図はSCUの、MCU−1およびCCU側のエラー
を判定するフローを示し、第17b図はそれ自身
がエラーを判定した場合、およびMCU−1,
CCUがエラーを知らせて来た場合の、エラー報
知、書込およびシステムパワーダウンのフローを
示す。SCUの、エラー判定フロー(第17a図)
の、「エラーxの判定」部を更に詳細に示したフ
ローを第17c図および第17d図に示す。第1
7c図は、SCUのMCU−1エラーを検出するフ
ローであり、これにおいて、SCUはたとえば
MCU−1に受信準備をせよとの指令を与える。
SCUはコマンドを受ける準備が出来ているか、
出来てるならコマンドを受け取つたか(ハンドシ
エイクのためのフラグ監視)をセンスし、イエス
であれば、ジヨブレスポンスが所定時間内に戻る
かを待つ。ジヨブタイマーのタイムアウト内にレ
スポンスが返つたらそのレスポンスがエラーレス
ポンスか判断をする。エラーであればレスポンス
に続くエラーステイタスバイト情報を受け取り、
エラーのステイタスを判断する。PAPER JAM
か、NO PAPERか、PAPER SKEWか、キヤリ
ツジを作動させるサーボのエラーかを判断し、そ
れぞれのエラーに対して異つたエラーナンバーを
割り振る。このどれかのエラーナンバーを検出し
た場合には、このエラーナンバーをSCU内部の
電池バツクアツプしたRAM2に記憶し、同時に
I/Oポートに接続されている例えば発光ダイオ
ードに表示し、しかるベきエラー処理後電源断と
する。 第17d図は、SCUの、CCUエラーを検出す
るフローであり、これにおいて、「DISが切れな
い」とは、DCS(モード指定コマンド)を送出し
たのに、受側からまだDIS(デジタルインフオメ
ーシヨン信号)が継続していることを表わし、
「モデムのトレーニング失販」とは、トレーニン
グ信号を送出したのに受側からモデムのトレーニ
ングを失敗したとのレスポンスがあつたことを表
わし、「受信機からのノーレスポンス」とは、所
定の時間内に受側からDIS信号が送られてこない
ことを表わす。 前述の如くしてSCUが判定したエラーを表わ
すコード(エラーNo.)はRAM2にメモリされ
る。このRAM2の、SCU内の接続関係を更に詳
細に第18a図に示す。この第18a図は第2図
に示すSCUを示すものである。RAM2としては
CMOS RAMが用いられており、これは電圧制
御器VRとバツクアツプ用の電池BBで構成され
るバツクアツプ回路BBUで常時バツクアツプさ
れており、これにより不揮発性メモリの設定とな
つている。つまり、システム電源が断となると電
池BBがRAM2に電力を供給しメモリ内容を保
持する。RAM2は、第18b図に示すようにア
ドレスとメモリ領域が定められており、次の通り
書き込みおよび読み出しがおこなわれる。 書き込む場合 (1) RAM2中のデータの数をμ−CPU内のメモ
リ又はRAM1に入れる。 (2) データ記憶領域のデータを1byteずつシフト
する(矢印)。 (3) 最新データ記憶領域にデータを入れる。 (4) データの数が記憶容量未満か判断する。 (5) 記憶容量未満の場合μ−CPU内のメモリに
入つているデータの数を+1し、それ以外の場
合はデータの数を操作しない。 (6) μ−CPU中のメモリの内容を不揮発性メモ
リRAM2のデータ数保持領域に記憶する。 (7) システム電源を切る。 読み出す場合 (1) RAM2中のデータの数をμ−CPU内のメモ
リ又はRAM1に入れる。 (2) 読出スイツチが押されたらデータの終了から
判断する。(読出スイツチはエラーNo.の1つの
読出毎に押される。 (3) データの終了の場合、終了表示をする。終了
でない場合、データを不揮発性メモリRAM2
から読取り、表示器に表示する。 (4) μ−CPU内のメモリ中のデータの数を−1
し次のデータを読み取るように(2)にもどる。 このような、RAM2の書込をおこなうまで
の、SCUの動作フローを第19a図〜第19d
図に示し、書込制御フローを第19e図に、読出
制御フローを第19f図に示す。なお第19a図
に示すエラー判定書込フローにおいて、Bの
「JOBレスポンス」のステツプを第19b図に示
し、C,Dの「エラーレスポンスデコード」を
MCU−1のエラー判定Cについて第19c図に、
またCCUのエラー判定Dについて第19d図に
示す。「エラーNo.記憶」はSCU自身がコマンド
発令から所定時間内にMCU−1又はCCUがレス
ポンスをかえして来たか否かを見てMCU−1又
はCCUのエラーを検出した場合のRAM2へのエ
ラーNo.の書込であり、「エラーNo.記憶」はMCU
−1およびCCUがレスポンスで知らせて来たエ
ラーの書込である。これらのいずれのエラーNo.記
憶においても、SCUは第19e図に示す書込み
制御フローでエラーNo.をRAM2に書込む。
RAM2よりのデータ読み出しにおいては、第1
9f図に示す如く、TEST SW(テスト スイツ
チ)が1回押される毎に1つのエラーNo.が読み出
し表示される。オペレータはTEST SWを押し
て最近のデータから1つづつエラーNo.を読み出
す。すべてのエラーデータが読み出されると最後
に「FF」が表示される。 第10a図にそのビツト構成を示した、MCU
−1のハンドシエイクコントロールレジスタ、お
よび、第13図にそのビツト構成を示した、
CCUのハンドシエイクコントロールレジスタは、
いずれもSCUが任意のタイミングで読み取れる
ように、コマンド−レスポンス用のハンドシエイ
クポートとは別のポートに接続されており、それ
らのレジスタの内容はセンサー類および回路類に
応答してセツトされ、SCUはMCU−1,CCUに
ステイタスコマンドを発することなしに、またそ
れらのレスポンスを待たずしてレジスタビツトで
表わされるステイタス信号を読み取ることができ
る。このように、コマンド−レスポンスライン外
にSCUの直接読取用のポートを設けたのは、
MCU−1,CCUの制御対象にあるセンサー、回
路等の1つがシステム動作に大きな影響を持ち、
システム動作を分岐させることが多々あり、頻頒
にコマンドを発してレスポンスの形でステイタス
情報を得ることが応答速度や制御上の複雑さから
困難であるからである。例えば原稿が所定位置に
セツトされたかを検出するセンサー信号(第10
a図のSB1,SB2は、MCU−1のコントロール
下にあるべきものだが、オペレータにより所定の
読取位置にいくまでに引き抜かれたか、送信中に
原稿が引き抜かれたか、原稿がいつセツトされた
かは、システム動作を大きく分岐するため頻繁に
SCUが参照すべき信号である。 前述の如く、SCUはMCU−1とCCUのエラー
をチエツクし、MCU−1およびCCUはそれぞれ
その制御下のユニツトのエラーをチエツクして
SCUに知らせ、SCUがこれらのエラーに応答し
てエラー報知、エラーNo.のRAM2への書込み、
およびシステム電源断の制御をおこなう。MCU
−1およびCCUのそれぞれにおいても、SCUか
ら自己に発令されるコマンド間の時間監視、レス
ポンスを受けてから次のコマンドを受ける間の時
間監視、エラーレスポンスを転送してから正常時
のコマンドを受けたか否かの判定等々により、
SCUがMCU−1およびCCUのエラー監視をおこ
なうと同様に、MCU−1およびCCUそれぞれが
SCUの監視をする。この、MCU−1およびCCU
によるSCUのエラー監視において、SCUのエラ
ーを検出したときは、これをSCUに知らせて
SCUのRAM2に書込むが、SCUの異常によりエ
ラーNo.の書込や、回線断、システムパワーダウン
をおこない得ない場合もありうる。したがつて、
本発明の他の1つの実施例においては、MCU−
1およびCCUに、SCUのエラーを検出した場合
にエラー報知、回線断およびシステムパワーダウ
ンをおこなわせる。そして必要に応じてMCU−
1,CCUに不揮発性RAMを備えてシステムパワ
ーダウンをおこなう前にSCUエラーNo.を書込む。
このようなエラー検出およびその後の処置は、
SCUについてすでに述べた態様で同様におこな
いうる。 本発明の他のもう1つの実施例においては、前
述の如くMCU−1およびCCUにSCUのチエツク
動作をおこなわせ、SCU,MCU−1およびCCU
のいずれか1つが他のエラーを検出したときその
報知をし、回線を断とし、かつシステムパワーダ
ウンをおこなう。その構成例を第20a図および
第20b図に示す。 第20a図に示す例では、異常処理装置ARC
で、SCU,CCUおよびMCU−1のいずれかがエ
ラー検出した場合エラー表示を操作・表示ユニツ
トOP−PORTに知らせると共にNCUのフアクシ
ミリ回線を断とし、所定時間後にシステムパワー
ダウンをおこなうようにしている。すなわち、い
ずれかの制御ユニツトがエラー信号「1」を出力
すると、それがOP−PORTおよびNCUに与えら
れてエラー報知と回線断がおこなわれ、タイマー
DF3がトリガーされ、タイマーDE3がタイムオ
ーバとなるとシステム電源を落とす指令がPSU
に与えられる。第20b図に示す例では、各制御
ユニツトSCU,CCU,MCU−1のエラー信号が
それぞれOP−PORTに与えられ、 OP−PORTにおいていずれのユニツトがエラー
検出をしたかが報知される。 第21a図に、MCU−1がSCUのエラーチエ
ツクを行なうフローを示し、第21b図に、 CCUがSCUのエラーチエツクを行なうフローを
示す。 以上のように本発明では、フアクシミリ送受信
制御装置を、それぞれがフアクシミリ装置各要素
NCU,MOD1,DCR,TTI,VPU,SCA,
WE,PROのシーケンス動作を制御すると複数個
のモジユール制御ユニツトMCU−1,CCUと、
フアクシミリ送受信の全体シーケンスを制御する
システム制御ユニツトSCUで構成し、モジユー
ル制御ユニツトMCU−1,CCUとシステム制御
ユニツトSCUとの間の制御信号のやりとりによ
りシステム動作を制御するようにしているので、
仮にフアクシミリ送受信動作に変更がある場合、
変更がある要素のモジユール制御ユニツトMCU
−1,CCUの、命令を受けてから応答を返す間
のプログラムを変更するのみでよく、システム制
御ユニツトSCUの変更が不要であるので、シー
ケンス制御動作の変更が容易である。 また、モジユール制御ユニツトMCU−1,
CCUでシステム制御ユニツトSCUの異常監視を
行なう一方、システム制御ユニツトSCUでモジ
ユール制御ユニツトMCU−1,CCUの異常監視
を行なつて、モジユール制御ユニツトMCU−1,
CCU若しくはシステム制御ユニツトSCUが異常
を検出した場合、異常処理ユニツトARCで表示
ユニツトOP−PORTにエラーを表示し上記シス
テム動作を終了させるので、あるユニツトが異常
を生じても、他のユニツトがそれを検出し、適切
な異常処理が正確に行なわれる。モジユール制御
ユニツトやシステム制御ユニツトが、それ自身で
自己の異常を検出するのはむつかしく、自己診断
で検出できる異常は限られるが、本発明では、各
ユニツトの異常が容易かつ正確に自動検出され、
異常処理が適切なタイミングで正確に行なわれ、
異常が自動的に報知される。
ツクフローの数例を示す。第16a図に示すフロ
ーは、第14図、第15図に示す。 INITIALIZE JOB(CCU)において、その
JOBを正常にやつたか否かを表わすJOB
RESPONSEを作成する過程を示し、これにおい
て、INITIALIZE JOBを開始すると共にタイマ
ーをセツトし、回線が接続されている(CCT=
1)か否か、所定時限内(T/OがYESとなる
まで)にJOBが終了されたか否か、およびスイ
ツチフツクがアクテイブ(SW HOOK=1)で
あるか否かで正常、異常を判定してそれを表わす
JOB RESPONSEをSCUに与える。第16b図
に示すフローは、第15図のO JOBの実行に
おいて、音声応答装置のセツト(AAD SET)
状態、NCUのリング音検出(NCU RI L→H)、
タイムオーバ(T/O)、音声応答装置AADがリ
ング音を検出したか(AAD RI)で不在受信
JOBの正常、異常を判定しこれを表わすJOB
RESPONSEをSCUに与えるものである。第16
C図に示すフローは、第14図および第15図に
示すA JOB(回線接続)の正常、異常を、NCU
に回線接続指令を発して(NCU OH)から所定
時限内(T/O=YESまで)に回線が接続され
た(CCT=1)か否かで判定し、それを表わす
JOB RESPONSEをSCUに与えるものである。
第16d図に示すフローは、第14図、第15図
に示すE JOB(フアクシミリ回線断操作)にお
いて正常、異常を判定するフローであり、NCU
に回線断を指令してから(NCU OH OFF)の
時限開始とCCT=1、SWHOOK=1の関係で
正常動作かエラー動作を判断し、それを表わす
JOB RESPONSEをSCUに与える。第16e図
に示すフローは、第15図に示すRB JOBにお
いて原稿送りの正常、異常を判定するフローであ
り、所定時間内に原稿が定位置到達したか否かで
これを判定し、それを表わすJOBレスポンスを
SCUに与える。第16f図に示すフローは、電
源が投入されたときの初期化(INITIALIZE)
の正否を判定し、これを表わすレスポンスを自発
的にSCUに与えるものである。MCU−1も同様
な異常判定フローでそれに割り当てられている
JOBの正常、異常をレスポンスする。 SCU自身も、MCU−1,CCU側のエラーを判
定し、SCUが判定したエラー、および、前述の
如くしてMCU−1,CCUから報知されエラーを
報知すると共にエラーNo.を不揮発性のRAM2に
書き込み、正常動作部分を動作させてエラー後の
対処動作をしてからシステムの電源を断(パワー
オフ、又はパワーダウン)とする。第17a図お
よび第17b図にその動作フローを示す。第17
a図はSCUの、MCU−1およびCCU側のエラー
を判定するフローを示し、第17b図はそれ自身
がエラーを判定した場合、およびMCU−1,
CCUがエラーを知らせて来た場合の、エラー報
知、書込およびシステムパワーダウンのフローを
示す。SCUの、エラー判定フロー(第17a図)
の、「エラーxの判定」部を更に詳細に示したフ
ローを第17c図および第17d図に示す。第1
7c図は、SCUのMCU−1エラーを検出するフ
ローであり、これにおいて、SCUはたとえば
MCU−1に受信準備をせよとの指令を与える。
SCUはコマンドを受ける準備が出来ているか、
出来てるならコマンドを受け取つたか(ハンドシ
エイクのためのフラグ監視)をセンスし、イエス
であれば、ジヨブレスポンスが所定時間内に戻る
かを待つ。ジヨブタイマーのタイムアウト内にレ
スポンスが返つたらそのレスポンスがエラーレス
ポンスか判断をする。エラーであればレスポンス
に続くエラーステイタスバイト情報を受け取り、
エラーのステイタスを判断する。PAPER JAM
か、NO PAPERか、PAPER SKEWか、キヤリ
ツジを作動させるサーボのエラーかを判断し、そ
れぞれのエラーに対して異つたエラーナンバーを
割り振る。このどれかのエラーナンバーを検出し
た場合には、このエラーナンバーをSCU内部の
電池バツクアツプしたRAM2に記憶し、同時に
I/Oポートに接続されている例えば発光ダイオ
ードに表示し、しかるベきエラー処理後電源断と
する。 第17d図は、SCUの、CCUエラーを検出す
るフローであり、これにおいて、「DISが切れな
い」とは、DCS(モード指定コマンド)を送出し
たのに、受側からまだDIS(デジタルインフオメ
ーシヨン信号)が継続していることを表わし、
「モデムのトレーニング失販」とは、トレーニン
グ信号を送出したのに受側からモデムのトレーニ
ングを失敗したとのレスポンスがあつたことを表
わし、「受信機からのノーレスポンス」とは、所
定の時間内に受側からDIS信号が送られてこない
ことを表わす。 前述の如くしてSCUが判定したエラーを表わ
すコード(エラーNo.)はRAM2にメモリされ
る。このRAM2の、SCU内の接続関係を更に詳
細に第18a図に示す。この第18a図は第2図
に示すSCUを示すものである。RAM2としては
CMOS RAMが用いられており、これは電圧制
御器VRとバツクアツプ用の電池BBで構成され
るバツクアツプ回路BBUで常時バツクアツプさ
れており、これにより不揮発性メモリの設定とな
つている。つまり、システム電源が断となると電
池BBがRAM2に電力を供給しメモリ内容を保
持する。RAM2は、第18b図に示すようにア
ドレスとメモリ領域が定められており、次の通り
書き込みおよび読み出しがおこなわれる。 書き込む場合 (1) RAM2中のデータの数をμ−CPU内のメモ
リ又はRAM1に入れる。 (2) データ記憶領域のデータを1byteずつシフト
する(矢印)。 (3) 最新データ記憶領域にデータを入れる。 (4) データの数が記憶容量未満か判断する。 (5) 記憶容量未満の場合μ−CPU内のメモリに
入つているデータの数を+1し、それ以外の場
合はデータの数を操作しない。 (6) μ−CPU中のメモリの内容を不揮発性メモ
リRAM2のデータ数保持領域に記憶する。 (7) システム電源を切る。 読み出す場合 (1) RAM2中のデータの数をμ−CPU内のメモ
リ又はRAM1に入れる。 (2) 読出スイツチが押されたらデータの終了から
判断する。(読出スイツチはエラーNo.の1つの
読出毎に押される。 (3) データの終了の場合、終了表示をする。終了
でない場合、データを不揮発性メモリRAM2
から読取り、表示器に表示する。 (4) μ−CPU内のメモリ中のデータの数を−1
し次のデータを読み取るように(2)にもどる。 このような、RAM2の書込をおこなうまで
の、SCUの動作フローを第19a図〜第19d
図に示し、書込制御フローを第19e図に、読出
制御フローを第19f図に示す。なお第19a図
に示すエラー判定書込フローにおいて、Bの
「JOBレスポンス」のステツプを第19b図に示
し、C,Dの「エラーレスポンスデコード」を
MCU−1のエラー判定Cについて第19c図に、
またCCUのエラー判定Dについて第19d図に
示す。「エラーNo.記憶」はSCU自身がコマンド
発令から所定時間内にMCU−1又はCCUがレス
ポンスをかえして来たか否かを見てMCU−1又
はCCUのエラーを検出した場合のRAM2へのエ
ラーNo.の書込であり、「エラーNo.記憶」はMCU
−1およびCCUがレスポンスで知らせて来たエ
ラーの書込である。これらのいずれのエラーNo.記
憶においても、SCUは第19e図に示す書込み
制御フローでエラーNo.をRAM2に書込む。
RAM2よりのデータ読み出しにおいては、第1
9f図に示す如く、TEST SW(テスト スイツ
チ)が1回押される毎に1つのエラーNo.が読み出
し表示される。オペレータはTEST SWを押し
て最近のデータから1つづつエラーNo.を読み出
す。すべてのエラーデータが読み出されると最後
に「FF」が表示される。 第10a図にそのビツト構成を示した、MCU
−1のハンドシエイクコントロールレジスタ、お
よび、第13図にそのビツト構成を示した、
CCUのハンドシエイクコントロールレジスタは、
いずれもSCUが任意のタイミングで読み取れる
ように、コマンド−レスポンス用のハンドシエイ
クポートとは別のポートに接続されており、それ
らのレジスタの内容はセンサー類および回路類に
応答してセツトされ、SCUはMCU−1,CCUに
ステイタスコマンドを発することなしに、またそ
れらのレスポンスを待たずしてレジスタビツトで
表わされるステイタス信号を読み取ることができ
る。このように、コマンド−レスポンスライン外
にSCUの直接読取用のポートを設けたのは、
MCU−1,CCUの制御対象にあるセンサー、回
路等の1つがシステム動作に大きな影響を持ち、
システム動作を分岐させることが多々あり、頻頒
にコマンドを発してレスポンスの形でステイタス
情報を得ることが応答速度や制御上の複雑さから
困難であるからである。例えば原稿が所定位置に
セツトされたかを検出するセンサー信号(第10
a図のSB1,SB2は、MCU−1のコントロール
下にあるべきものだが、オペレータにより所定の
読取位置にいくまでに引き抜かれたか、送信中に
原稿が引き抜かれたか、原稿がいつセツトされた
かは、システム動作を大きく分岐するため頻繁に
SCUが参照すべき信号である。 前述の如く、SCUはMCU−1とCCUのエラー
をチエツクし、MCU−1およびCCUはそれぞれ
その制御下のユニツトのエラーをチエツクして
SCUに知らせ、SCUがこれらのエラーに応答し
てエラー報知、エラーNo.のRAM2への書込み、
およびシステム電源断の制御をおこなう。MCU
−1およびCCUのそれぞれにおいても、SCUか
ら自己に発令されるコマンド間の時間監視、レス
ポンスを受けてから次のコマンドを受ける間の時
間監視、エラーレスポンスを転送してから正常時
のコマンドを受けたか否かの判定等々により、
SCUがMCU−1およびCCUのエラー監視をおこ
なうと同様に、MCU−1およびCCUそれぞれが
SCUの監視をする。この、MCU−1およびCCU
によるSCUのエラー監視において、SCUのエラ
ーを検出したときは、これをSCUに知らせて
SCUのRAM2に書込むが、SCUの異常によりエ
ラーNo.の書込や、回線断、システムパワーダウン
をおこない得ない場合もありうる。したがつて、
本発明の他の1つの実施例においては、MCU−
1およびCCUに、SCUのエラーを検出した場合
にエラー報知、回線断およびシステムパワーダウ
ンをおこなわせる。そして必要に応じてMCU−
1,CCUに不揮発性RAMを備えてシステムパワ
ーダウンをおこなう前にSCUエラーNo.を書込む。
このようなエラー検出およびその後の処置は、
SCUについてすでに述べた態様で同様におこな
いうる。 本発明の他のもう1つの実施例においては、前
述の如くMCU−1およびCCUにSCUのチエツク
動作をおこなわせ、SCU,MCU−1およびCCU
のいずれか1つが他のエラーを検出したときその
報知をし、回線を断とし、かつシステムパワーダ
ウンをおこなう。その構成例を第20a図および
第20b図に示す。 第20a図に示す例では、異常処理装置ARC
で、SCU,CCUおよびMCU−1のいずれかがエ
ラー検出した場合エラー表示を操作・表示ユニツ
トOP−PORTに知らせると共にNCUのフアクシ
ミリ回線を断とし、所定時間後にシステムパワー
ダウンをおこなうようにしている。すなわち、い
ずれかの制御ユニツトがエラー信号「1」を出力
すると、それがOP−PORTおよびNCUに与えら
れてエラー報知と回線断がおこなわれ、タイマー
DF3がトリガーされ、タイマーDE3がタイムオ
ーバとなるとシステム電源を落とす指令がPSU
に与えられる。第20b図に示す例では、各制御
ユニツトSCU,CCU,MCU−1のエラー信号が
それぞれOP−PORTに与えられ、 OP−PORTにおいていずれのユニツトがエラー
検出をしたかが報知される。 第21a図に、MCU−1がSCUのエラーチエ
ツクを行なうフローを示し、第21b図に、 CCUがSCUのエラーチエツクを行なうフローを
示す。 以上のように本発明では、フアクシミリ送受信
制御装置を、それぞれがフアクシミリ装置各要素
NCU,MOD1,DCR,TTI,VPU,SCA,
WE,PROのシーケンス動作を制御すると複数個
のモジユール制御ユニツトMCU−1,CCUと、
フアクシミリ送受信の全体シーケンスを制御する
システム制御ユニツトSCUで構成し、モジユー
ル制御ユニツトMCU−1,CCUとシステム制御
ユニツトSCUとの間の制御信号のやりとりによ
りシステム動作を制御するようにしているので、
仮にフアクシミリ送受信動作に変更がある場合、
変更がある要素のモジユール制御ユニツトMCU
−1,CCUの、命令を受けてから応答を返す間
のプログラムを変更するのみでよく、システム制
御ユニツトSCUの変更が不要であるので、シー
ケンス制御動作の変更が容易である。 また、モジユール制御ユニツトMCU−1,
CCUでシステム制御ユニツトSCUの異常監視を
行なう一方、システム制御ユニツトSCUでモジ
ユール制御ユニツトMCU−1,CCUの異常監視
を行なつて、モジユール制御ユニツトMCU−1,
CCU若しくはシステム制御ユニツトSCUが異常
を検出した場合、異常処理ユニツトARCで表示
ユニツトOP−PORTにエラーを表示し上記シス
テム動作を終了させるので、あるユニツトが異常
を生じても、他のユニツトがそれを検出し、適切
な異常処理が正確に行なわれる。モジユール制御
ユニツトやシステム制御ユニツトが、それ自身で
自己の異常を検出するのはむつかしく、自己診断
で検出できる異常は限られるが、本発明では、各
ユニツトの異常が容易かつ正確に自動検出され、
異常処理が適切なタイミングで正確に行なわれ、
異常が自動的に報知される。
第1図は従来のフアクシミリ装置の構成を示す
ブロツク図である。第2図は本発明のフアクシミ
リ装置の構成を示すブロツク図、第3図はその送
受信手順を示す平面図、第4図、第5図、第6
図、第7図、第8図、第9a図、第9b図、第1
0a図、第10b図、第10c図、第11図、第
12a図、第12b図、第13a図および第13
b図は、その動作制御に用いられる制御信号のビ
ツト構成を示す平面図、第14図は送信時の動作
タイミングを示すタイムチヤート、第15図は受
信時の動作タイミングを示すタイムチヤート、第
16a図、第16b図、第16c図、第16d
図、第16e図および第16f図は、第2図に示
すモジユール制御ユニツトCCUのエラーチエツ
ク動作を示すフローチヤート、第17a図および
第17b図は第2図に示すシステム制御ユニツト
SCUのエラーチエツク動作およびエラー対処動
作を示すフローチヤート、第17c図はSCUの
モジユール制御ユニツトMCU−1エラーチエツ
ク動作を示すフローチヤート、第17d図は
SCUのCCUエラーチエツク動作を示すフローチ
ヤート、第18a図はSCUの詳細を示すブロツ
ク図、第18b図はSCUのRAM2のデータ記憶
領域を示す平面図、第19a図、第19b図、第
19c図および第19d図は、RAM2へのエラ
ー書込を行なうまでのSCUのエラー検出および
判定動作を示すフローチヤート、第19e図は
RAM2へのSCUによる書込制御を示すフローチ
ヤート、第19f図はSCUによるRAM2よりの
読出制御を示すフローチヤート、第20a図およ
び第20b図はそれぞれ本発明の他の実施例の変
形部分を示す回路図、第21a図および第21b
図は、それぞれMCU−1およびCCUのSCUエラ
ーチエツク動作を示すフローチヤートである。 NCU:回線制御装置、MOD1〜MOD3:通
信信号変換ユニツト、DCR:画信号処理回路ユ
ニツト、SCU:システム制御ユニツト(システ
ム制御ユニツト)、SCA:スキヤナ、VPU:画信
号処理ユニツト、WE:記録制御ユニツト、
PR:プロツタユニツト、PSU:電源ユニツト、
OP−PORT:操作・表示ユニツト、MCU−1:
モジユール制御ユニツト(モジユール制御ユニツ
ト)、CCU:モジユール制御ユニツト(モジユー
ル制御ユニツト)、ARC:異常処理装置(異常処
理ユニツト)。
ブロツク図である。第2図は本発明のフアクシミ
リ装置の構成を示すブロツク図、第3図はその送
受信手順を示す平面図、第4図、第5図、第6
図、第7図、第8図、第9a図、第9b図、第1
0a図、第10b図、第10c図、第11図、第
12a図、第12b図、第13a図および第13
b図は、その動作制御に用いられる制御信号のビ
ツト構成を示す平面図、第14図は送信時の動作
タイミングを示すタイムチヤート、第15図は受
信時の動作タイミングを示すタイムチヤート、第
16a図、第16b図、第16c図、第16d
図、第16e図および第16f図は、第2図に示
すモジユール制御ユニツトCCUのエラーチエツ
ク動作を示すフローチヤート、第17a図および
第17b図は第2図に示すシステム制御ユニツト
SCUのエラーチエツク動作およびエラー対処動
作を示すフローチヤート、第17c図はSCUの
モジユール制御ユニツトMCU−1エラーチエツ
ク動作を示すフローチヤート、第17d図は
SCUのCCUエラーチエツク動作を示すフローチ
ヤート、第18a図はSCUの詳細を示すブロツ
ク図、第18b図はSCUのRAM2のデータ記憶
領域を示す平面図、第19a図、第19b図、第
19c図および第19d図は、RAM2へのエラ
ー書込を行なうまでのSCUのエラー検出および
判定動作を示すフローチヤート、第19e図は
RAM2へのSCUによる書込制御を示すフローチ
ヤート、第19f図はSCUによるRAM2よりの
読出制御を示すフローチヤート、第20a図およ
び第20b図はそれぞれ本発明の他の実施例の変
形部分を示す回路図、第21a図および第21b
図は、それぞれMCU−1およびCCUのSCUエラ
ーチエツク動作を示すフローチヤートである。 NCU:回線制御装置、MOD1〜MOD3:通
信信号変換ユニツト、DCR:画信号処理回路ユ
ニツト、SCU:システム制御ユニツト(システ
ム制御ユニツト)、SCA:スキヤナ、VPU:画信
号処理ユニツト、WE:記録制御ユニツト、
PR:プロツタユニツト、PSU:電源ユニツト、
OP−PORT:操作・表示ユニツト、MCU−1:
モジユール制御ユニツト(モジユール制御ユニツ
ト)、CCU:モジユール制御ユニツト(モジユー
ル制御ユニツト)、ARC:異常処理装置(異常処
理ユニツト)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フアクシミリ装置のシーケンス制御動作を機
能別に区分し、各々に従属するモジユールの監視
を行なう複数のモジユール制御ユニツトと、上記
モジユール制御ユニツトをコントロールするシス
テム制御ユニツトとを有し、上記モジユール制御
ユニツトとシステム制御ユニツトとの間の制御信
号のやりとりによりシステム動作を制御するフア
クシミリ装置において、 上記モジユール制御ユニツトで上記システム制
御ユニツトの異常監視を行なう一方、上記システ
ム制御ユニツトで上記モジユール制御ユニツトの
異常監視を行ない、上記モジユール制御ユニツト
若しくは上記システム制御ユニツトが異常を検出
した場合、表示ユニツトにエラーを表示し、上記
システム動作を終了させる異常処理ユニツトを具
備したことを特徴とするフアクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4646779A JPS55137779A (en) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | Facsimile unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4646779A JPS55137779A (en) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | Facsimile unit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55137779A JPS55137779A (en) | 1980-10-27 |
JPH028511B2 true JPH028511B2 (ja) | 1990-02-26 |
Family
ID=12747968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4646779A Granted JPS55137779A (en) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | Facsimile unit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55137779A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2082013B (en) * | 1980-06-30 | 1985-05-30 | Canon Kk | Facsimile apparatus |
JPS57168573A (en) * | 1981-04-09 | 1982-10-16 | Ricoh Co Ltd | Facsimile controlling system |
JPS57182971U (ja) * | 1981-05-14 | 1982-11-19 | ||
JPH051172Y2 (ja) * | 1984-11-27 | 1993-01-13 |
-
1979
- 1979-04-16 JP JP4646779A patent/JPS55137779A/ja active Granted
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
NATIONAL TECHNICAL REPORT=1978 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55137779A (en) | 1980-10-27 |
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