JPH029224B2 - - Google Patents

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JPH029224B2
JPH029224B2 JP6802281A JP6802281A JPH029224B2 JP H029224 B2 JPH029224 B2 JP H029224B2 JP 6802281 A JP6802281 A JP 6802281A JP 6802281 A JP6802281 A JP 6802281A JP H029224 B2 JPH029224 B2 JP H029224B2
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JP
Japan
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pattern
direct coupling
coupling clutch
engine
gear
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JP6802281A
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Yutaka Taga
Shinya Nakamura
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP6802281A priority Critical patent/JPS57184753A/ja
Publication of JPS57184753A publication Critical patent/JPS57184753A/ja
Publication of JPH029224B2 publication Critical patent/JPH029224B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車輌用自動変速機の制御方法に係る。
トルクコンバータと、複数の変速段の間に切換
られる歯車変速機構と、前記トルクコンバータを
直結する直結クラツチとを含む車輌用自動変速機
は種々の構成に於て提案されている。この種の自
動変速機の制御に於て、エンジンの暖機前には自
動変速機が最高速変速段までアツプシフトされる
ことを禁止する如く、エンジン温度が或る所定の
値以下にある時に自動変速機の変速に所定の制限
を加えることにより、エンジンの冷温時の運転性
の劣化を回避することが幾つかの構成に於て既に
提案されている。これは例えば特公昭53−4589号
公報に示されている。
またエンジンの暖機前にはトルクコンバータの
直結クラツチが係合することを禁止してエンジン
回転数を高目に持つことが既に提案されており、
これは例えば特開昭57−57957号公報に示されて
いる。
上述の如きエンジンの暖機過程に於ける変速制
限制御と直結クラツチの係合禁止制御は、エンジ
ン及び触媒コンバータの暖機性の向上のために互
いに関連付けで行われるべきであり、即ち変速制
限制御時には直結クラツチの係合も全面的に禁止
されるべきであり、また変速段が三個、四個と多
くある場合には変速制限はエンジンの暖機度に応
じてよりきめ細かく行われるべきである。
本発明は、エンジンの暖機度の変化をより詳細
に考慮することによりエンジン及び触媒コンバー
タの暖機性と車輌の運転性をより高めるよう自動
変速機を制御する方法を提供することを目的とし
ている。
かかる目的は、本発明によれば、トルクコンバ
ータと少なくとも三つの複数の変速段の間に切換
えられる歯車変速機構と前記トルクコンバータを
直結する直結クラツチとを含む車輌用自動変速機
の制御方法にして、車速とアクセルペダル踏込量
に関する信号を含む複数の入力信号に基いて前記
歯車変速機構を前記複数の変速段の間に切換設定
すると共に前記直結クラツチを係合と解放の間に
切換設定し、その際にエンジンの暖機度が第一の
所定値以下である時には前記複数の変速段のうち
の最高速変速段とこれより一段低速の変速段の成
立を禁止すると共に前記直結クラツチの係合を禁
止し、エンジンの暖機度が前記第一の所定値以上
で且前記第一の所定値より進んだ第二の所定値以
下である時には前記複数の変速段のうちの最高速
変速段の成立のみを禁止すると共に前記直結クラ
ツチの係合を禁止し、エンジンの暖機度が前記第
二の所定値以上である時には前記複数の変速段の
全ての変速段の成立を許可すると共に前記直結ク
ラツチの係合を許可することを特徴とする制御方
法によつて達成される。
上述の如き制御方法によれば、エンジンの暖機
度が第一の所定値以下である極く低温時には複数
の変速段のうちの最高速変速段に加えてこれより
一段低速の変速段の成立も禁止され、またこれに
同期して直結クラツチの係合も禁止され、そして
エンジン暖機度が第一の所定値以上で且第二の所
定値以下である通常低温時には前記複数の変速段
のうちの最高速変速段のた成立のみが禁止される
と共に直結クラツチの係合が禁止され、そしてエ
ンジンの暖機度が前記第二の所定値以上である暖
機完了時には前記複数の変速段の全ての変速段の
成立が許可されると共に直結クラツチの係合も許
可されるようになり、変速制限制御と直結クラツ
チの係合禁止制御とが互いに関連付けられて完全
に同期して行われるようになる。これによりエン
ジンの暖機過程に於ける変速制限制御時には直結
クラツチの係合が全面的に禁止され、変速制限制
御時に直結クラツチが解放される如き一貫性がな
い制御が行われることがなく、変速制限制御と直
結クラツチの係合禁止制御との重合制御によりエ
ンジン及び触媒コンバータの暖機性が著しく向上
するようになる。また変速制限制御はエンジンの
暖機度に応じて三段階に制御され、エンジン及び
触媒コンバータの暖機性の向上と変速による車輌
の走行性能とがより好ましい態様にて両立するよ
うになる。
以下に添付の図を参照して本発明を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本発明による車輌用自動変速機の制御
方法を実施するための装置の構成を示す概略図で
ある。図示の如く、本発明の制御方法を実施する
ためには、自動変速機制御用コンピユータ100
が用いられ、該コンピユータは幾つかの入力信号
を入力され、自動変速制御用の幾つかの出力信号
を発するようになつている。図示の実施例に於て
は、コンピユータ100はノツクセンサ1よりエ
ンジンにノツクが生じているか否かの信号を、車
速センサ2より車速に関する信号を、スロツトル
センサ3よりスロツトル開度に関する信号を、エ
ンジン水温センサ4よりエンジン水温に関する信
号を、高度センサ5より高度に関する信号を、シ
フトポジシヨンセンサ6よりシフトポジシヨンに
関する信号を、パターンセレクトスイツチ7より
何れのパターンが選択されているかのパターンセ
レクト信号を、ブレーキセンサ8よりブレーキの
作動に関する信号を供給されるようになつてい
る。更に自動変速機制御用コンピユータ100は
エンジン制御用コンピユータ101及びオートド
ライブ用コンピユータ102よりそれぞれエンジ
ンの制御状態に関する信号及びオートドライブの
作動状態に関する信号を与えられるようになつて
いる。
尚、スロツトル開度はスロツトル制御式のエン
ジンに於てエンジントルクを代表する値であり、
種々の出力制御方式のエンジンについてより一般
的にいえばアクセルペダル踏込量に相当するもの
である。
自動変速機制御用コンピユータは、これらの入
力信号に基いて以下に説明される要領にて歯車変
速機構を何れの変速段に設定するか又直結クラツ
チを係合と解放の何れに切換えるかを決定し、こ
れをデイスプレイ装置9に表示すると同時に、歯
車変速機構の変速段を切換えるためのソレノイド
11及び12と直結クラツチを係合又は解放する
ソレノイド13を選択的にオン(励磁)またはオ
フ(非励磁)する。
かかる二つのソレノイド11及び12により第
1速、第2速、第3速、第4速(オーバドライ
ブ)の四つの変速段の間に切換えられる車輌用自
動変速機の変速制御装置は、本件出願人と同一の
出願人の出願に係る特願昭55−69110号に於て提
案されている。第2図はその先の提案になる車輌
用自動変速機の変速制御装置に於ける手動切換弁
により設定されるシフトポジシヨンと該シフトポ
ジシヨンの下に得られる各変速段に対するソレノ
イド11及び12のオンオフ状態と、直結クラツ
チの係合と解放に対するソレノイド13のオンオ
フ状態を示す一覧表である。尚この場合、自動変
速機は、それがDレンジ第4速、Sレンジ第2
速、Lレンジ第2速及び第1速の変速段に設定さ
れているとき、エンジンブレーキが作用し得るよ
うになつている。
以下に第1図に示す構成を有する制御装置によ
つて本発明の制御方法が実施される要領をフロー
チヤートによつて説明する。
第3図は、第3a図、第3b図、第3c図、第
3d図、第3e図に分割して記載されたフローチ
ヤートの各分割図間の配置関係を示す図であり、
これら第3a図〜第3e図を第3図に示す如く組
合せれば全体のフローチヤートが表わされるよう
になつている。
第3a図に示されている如く、自動変速機の制
御はステツプ1のスタートに於て自動変速機制御
用コンピユータ100が初期状態にリセツトされ
ることから開始される。このスタートの状態から
出発して以下の判定或いは選択操作が連続して繰
返されることになるが、その1サイクルに要する
時間は5msec程度であり、従つて自動変速機は車
輌の運転中の任意の各時点にて略その瞬間の運転
状態に対応した制御状態に設定される。
スタートによつて自動変速機制御用コンピユー
タ100が初期状態にリセツトされると、これに
次いでステツプ2に於て該コンピユータへのデー
タの入力が行われる。ここに入力されるデータ
は、ノツクセンサ1より発せられるエンジンがノ
ツク状態にあるか否かに関するデータ、車速セン
サ2より発せられる車速に関するデータ、スロツ
トルセンサ3より発せられるスロツトル開度に関
するデータ、エンジン水温センサ4より発せられ
るエンジン水温に関するデータ、高度センサ5よ
り発せられる高度に関するデータ、シフトポジシ
ヨンセンサ6より発せられるシフトポジシヨンに
関するデータ、パターンセレクトスイツチ7より
発せられる選択されたパターンに関するデータ、
ブレーキセンサ8より発せられるブレーキの作動
に関するデータ、エンジン制御用コンピユータ1
01より発せられるエンジン制御に関するデー
タ、オートドライブ用コンピユータ102より発
せられるオートドライブに関するデータである。
次いでステツプ3に於て、シフトポジシヨンの
判断が行われる。シフトポジシヨンがP、R、N
の何れかである時には、ソレノイド11,12,
13は何れもオフとされ、フローチヤート中の流
れは直ちにデータ入力の手前に戻される。
シフトポジシヨンがLレンジに設定されている
と、Lレンジに対する唯一の制御パターンである
Lレンジパターンが選択される(ステツプ5)。
シフトポジシヨンがSレンジ又はDレンジにあ
ると、次のステツプ4としてパターンセレクトス
イツチ7による制御パターンの選択がPパターン
であるかEパターンであるかの判断がなされ、又
これら何れのパターンでもない時にはRパターン
とされる。パターンセレクトスイツチ7はPパタ
ーンを選択するための押しボタンと、Eパターン
を選択するための押しボタンとを含んでおり、こ
れら二つの押しボタンは何れも押されていないか
或いは何れか一方のみが押された状態に保持され
得るようになつており(この種の押しボタン構造
は公知である)、これら二つの押しボタンの内の
何れが押されているかによつてP又はEパターン
が選択されていることの判断が又何れも押されて
いないことよつてRパターンが選択されているこ
との判断がなされるようになつている。
SレンジにてPパターンが選択されている時に
は、SレンジPパターンが選択され、Sレンジに
てEパターンが選択されている時には、Sレンジ
Eパターンが選択され、SレンジにてPパターン
もEパターンも選択されていない時、即ちRパタ
ーンが選択されていると判断された時には、Sレ
ンジRパターンが選択される(ステツプ5)。P
パターンは出力性能を優先させる制御パターンで
あり、Eパターンは燃費性能を優先させる制御パ
ターンであり、RパターンはPパターンとEパタ
ーンの間の中間的な制御パターンである。
DレンジにてPパターンが選択されている時に
は、次にステツプ5に於て、エンジン水温が所定
の第一の温度T1より低いか、該T1とこれより高
い第二の所定温度T2の間にあるか、或いは該T2
より高いかの判断が行われる。そしてエンジン水
温がT1以下である時にはDレンジPT1パターン
が選択され、エンジン水温がT1とT2の間にある
時には、DレンジPT2パターンが選択され、エン
ジン水温T2以上である時にはDレンジ基本Pパ
ターンが選択される(ステツプ6)。
Dレンジ基本Pパターンは例えば第4図に示す
如きものである。第4図は、横軸に車速をとり、
縦軸にスロツトル開度をとつて各変速段の間の変
速ラインと、直結クラツチの係合と解放の間の切
換ラインとを示す線図である。この線図に於て、
変速ライン1→2は第1速度段より第2速度段へ
の切換えを行うアツプシフトラインであり、変速
ライン1←2は逆に第2速度段より第1速度段へ
のダウンシフトが行われるダウンシフトラインで
ある。同様に変速ライン2→3及び2←3はそれ
ぞれ第2速度段と第3速度段の間のアツプシフト
ライン及びダウンシフトラインであり、又変速ラ
イン3→4及び3←4はそれぞれ第3速度段と第
4速度段(オーバドライブ)の間のアツプシフト
ライン及びダウンシフトラインである。この場
合、この線図がPパターンのものであることか
ら、変速ラインはEパターンに対する場合よりも
全体として高車速の側に偏倚しているものと理解
されたい。
更に第4図の線図中には直結クラツチの係合又
は解放のための切換ラインが変速ラインに重ねて
記載されている。この線図に於て、切換ライン
4thCLonは、歯車変速機構が第4速度段に設定さ
れている時直結クラツチが解放状態より係合状態
に切換えられる限界を示す切換ラインである。切
換ライン4thCLoffは、逆に歯車変速機構が第4
速度段にある状態で直結クラツチが係合状態より
解放状態に切換えられる限界を示す切換ラインで
ある。同様に切換ライン3rdCLon及び3rdCLoff
はそれぞれ歯車変速機構が第3速度段に設定され
ている状態で直結クラツチが解放より係合へ及び
係合より解放へ切換えられる限界を示す切換ライ
ンであり、又切換ライン2ndCLon及び2ndCLoff
はそれぞれ歯車変速機構が第2速度段に設定され
ている状態で直結クラツチが解放より係合へ及び
係合より解放へ切換えられる限界を示す切換ライ
ンである。
上述のDレンジPT2パターンは第4図に示す如
きDレンジ基本Pパターンより変速ライン3→4
及び3←4をなくし、又直結クラツチを常に解放
するように修正されたパターンであつて良い。又
上述のDレンジPT1パターンは第4図に示す如き
Dレンジ基本Pパターンより変速ライン3→4、
3←4、2→3、2←3をなくし、更に直結クラ
ツチを常時解放しておくように修正されたもので
あつて良い。
上述のSレンジPパターンはDレンジPT1パタ
ーンに類似のものであつて良く、又SレンジEパ
ターンはDレンジPT2パターンに類似のものであ
つて良い。
Dレンジに於てPパターンでない時には、Eパ
ターン或いはRパターンであると判断されるが、
この場合スロツトル開度の増大速度(Δθ/Δt)
が所定値α以上の時には、パターンセレクトスイ
ツチ7の選択状態の如何に拘らず運転者は事実上
Pパターンによる変速制御を必要としていると判
断し、Pパターンの選択が行われる。同様に当該
車輌の位置する高度Hが所定の高度H0より高い
時には、空気の稀薄化を補うために出力性能が補
償される必要があることから、この時にもパター
ンセレクトスイツチ7によるパターンの設定に凌
駕してPパターンが選択される(ステツプ4)。
Dレンジの下に於てEパターンが選択されてい
る時には、Pパターンが選択されている時と同じ
くエンジン水温がT1以下にあるか、T1とT2の間
にあるか、T2より高い状態にあるかの判断が行
われ、それに応じてDレンジET1パターン、Dレ
ンジET2パターン、或いはDレンジ基本Eパター
ンの選択が行われる。
同様にDレンジの下に於て、PパターンもEパ
ターンも選択されていない時には、Rパターンを
選択する判断がなされ、この場合にもエンジン水
温がT1以下であるか、T1とT2の間にあるか、T2
より高いかに応じて、DレンジRT1パターン、D
レンジRT2パターン、Dレンジ基本Rパターンの
何れかが選択される。
DレンジEパターンの下に選択される各種パタ
ーンも同様の要領により設定されるが、この場合
各変速ラインはPパターンに於ける対応する変速
ラインより全体として低車速側に偏倚している。
DレンジRパターンの下に選択される各種パター
ンも又同様の要領により設定されるが、その内容
は対応するPパターンとEパターンの中間的なも
のである。
これら各パターンはそれがPパターン、Eパタ
ーン、Rパターンの何れであるかによつて、又そ
れが如何なるレンジ設定の下に実施されているも
のであるか、等に当該レンジがエンジンブレーキ
の作用するレンジであるか否かによつて、更に又
その時のエンジンの暖機度を考慮して、各条件の
下に於て歯車変速機構の好ましい変速切換と直結
クラツチの好ましい係合又は解放を行わせるべ
く、実験的研究を伴つて適宜設計されて良いもの
である。
尚、直結クラツチの係合と解放の切換えは歯車
変速機構の変速段の切換えと組合せて各パターン
中に組込まれるが、Pパターンに於ては直結クラ
ツチによる駆動力に対するトルクコンバータによ
る駆動力の比が1より小であり且所定の車速以上
のとき直結クラツチを係合させ、Eパターンに於
ては直結クラツチによる駆動力に対するトルクコ
ンバータによる駆動力の比が1.3より小であり且
所定の車速以上のとき直結クラツチを係合させ、
Rパターンに於ては直結クラツチによる駆動力に
対するトルクコンバータによる駆動力の比が1.1
より小であり且所定の車速以上のとき直結クラツ
チを係合させるのが好ましい。
かくして歯車変速機構の変速段の切換えと直結
クラツチの係合と解放の切換えのためのパターン
が選択されると、ステツプ7に於て現在の車速V
が現在のスロツトル開度に対する現在の変速段よ
り一段下の変速段へのシフトダウン車速Vi-1より
小さいか否か、又現在の車速Vが現在のスロツト
ル開度に対する現在の変速段より一段上の変速段
へのアツプシフト車速Vi+1より大きいか否かの判
断が行われ、V≦Vi-1又はV≧Vi+1の時には、変
速が指令されると同時に直結クラツチが解放さ
れ、それより所定の時間Δt1が経過した時(ステ
ツプ8)、シフトダウン又はシフトアツプが行わ
れる(ステツプ9)。ステツプ7に於てVがVi-1
とVi+1の間にあることが判断された時には、歯車
変速機構はその時の変速段に保持される。又ステ
ツプ7に於てシフトダウン又はシフトアツプすべ
きであると判断された場合にも、直結クラツチ解
放後Δt1の時間が経過するまでは、シフトダウン
又はシフトアツプは行われない。これは直結クラ
ツチの解放には或る時間を必要とし、それ以前に
シフトダウン又はシフトアツプが行われると変速
シヨツクが生ずる虞れがあるからである。
次のステツプ10はオートドライブの制御のため
のものである。オートドライブが作動されていな
ければこのステツプはそのまま通過される。オー
トドライブが作動されており、しかもオートドラ
イブに於て設定された所定車速と実際の車速の間
の差が所定の値以上であり、且それ以上車速が増
大しない場合には、オートドライブ用コンピユー
タ102は自動変速機制御用コンピユータ100
にオートドライブを解除(キヤンセル)する信号
を発するようになつている。ステツプ10に於ては
このオートドライブキヤンセル信号の有無が判断
され、この信号が存在する時には第4速度段より
第3速度段へのダウンシフトが行われる。
次いでステツプ11に於てブレーキが作動されて
いるか否かの判断がなされ、ブレーキが作動され
ているときには以下に説明されるステツプ12、
13、14をバイパスしてステツプ15の入口へ至り、
他の条件の如何に拘らず直結クラツチの解放が行
われる。
ステツプ12に於ては、スロツトル開度θが零で
あるか否か、即ちスロツトル弁が全閉状態にある
か否かが判断され、もしスロツトル弁が全閉状態
である時には、そのままステツプ15に至り直結ク
ラツチの解放が行われる。これはスロツトル弁の
全閉時にも直結クラツチが係合状態にあると、こ
れよりアクセルペダルが踏込まれスロツトル弁が
開かれた時、エンジンのトルク変動が直結クラツ
チを介して車体に直接機械的に伝達されたことに
よるシヨツクが発生することを防止するためであ
る。
ステツプ12に於てスロツトル開度が零でないこ
とが判断されると、その時の車速Vがその時の変
速段に対する直結クラツチ解放の限界車速Vd以
下であるか或いはその時の車速Vがその時の変速
段に対する直結クラツチ係合の限界車速Ve以上
であるかの判断が行われる。車速Vが解放限界車
速Vd以下である時には直ちにステツプ15に至り、
直結クラツチの解放が行われる。車速Vが係合限
界車速Ve以上である時には、アツプシフト又は
ダウンシフトが行われた後時間Δt2が経過してい
るか否かの判断がなされ、該時間が経過した後更
にエンジンがノツキング状態にあるか否かの判断
がなされ、該時間が経過し且ノツキングが発生し
ていない時のみ直結クラツチの係合が行われる。
次いで以上の判定、選択及び指令過程に於ける
結果についての必要なデータ出力が行われ(ステ
ツプ16)、更に指令通りの出力がなされたか否か
がチエツクされ(ステツプ17)、フローチヤート
の流れはデータ入力の手前に戻される。又この時
指令通りの出力がなされていない時には、不良箇
所やその原因を表示するダイヤグノーシスデイス
プレイが行われる。
かかるフローチヤートに従つた走査過程が
5msec程度の周期にて繰返されることにより、常
時車輌の運転状態の変化に即応した自動変速機の
変速制御が行われる。
以上に於ては本発明を一つの実施例について詳
細に説明したが、本発明がかかる実施例にのみ限
られるものではなく、本発明の範囲内にて他に
種々の修正が可能であることは当業者にとつて明
らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による車輌用自動変速機の制御
方法を実施する装置の一つの実施例を示す概略
図、第2図は本発明の制御方法によつて制御され
る自動変速機に於ける各シフトポジシヨンと変速
段に対するソレノイドのオンオフ状態を直結クラ
ツチに対するそれと同時に示す一覧表、第3図は
第3a図、第3b図、第3c図、第3d図、第3
e図の接合態様を示す図、第3a図〜第3e図は
本発明の制御方法の一つの実施例を示すフローチ
ヤートの各部を示すフローチヤート部分図、第4
図は歯車変速機構に対する変速ラインと直結クラ
ツチに対する切換ラインの一例をDレンジ基本P
パターンについて示す線図である。 100…自動変速機用コンピユータ、101…
エンジン制御用コンピユータ、102…オートド
ライブ用コンピユータ、1…ノツクセンサ、2…
車速センサ、3…スロツトルセンサ、4…エンジ
ン水温センサ、5…高度センサ、6…シフトポジ
シヨンセンサ、7…パターンセレクトスイツチ、
8…ブレーキセンサ、9…デイスプレイ装置、1
1,12,13…ソレノイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 トルクコンバータと少なくとも三つの複数の
    変速段の間に切換えられる歯車変速機構と前記ト
    ルクコンバータを直結する直結クラツチとを含む
    車輌用自動変速機の制御方法にして、車速とアク
    セルペダル踏込量に関する信号を含む複数の入力
    信号に基いて前記歯車変速機構を前記複数の変速
    段の間に切換設定すると共に前記直結クラツチを
    係合と解放の間に切換設定し、その際にエンジン
    の暖機度が第一の所定値以下である時には前記複
    数の変速段のうちの最高速変速段とこれより一段
    低速の変速段の成立を禁止すると共に前記直結ク
    ラツチの係合を禁止し、エンジンの暖機度が前記
    第一の所定値以上で且前記第一の所定値より進ん
    だ第二の所定値以下である時には前記複数の変速
    段のうちの最高速変速段の成立のみを禁止すると
    共に前記直結クラツチの係合を禁止し、エンジン
    の暖機度が前記第二の所定値以上である時には前
    記複数の変速段の全ての変速段の成立を許可する
    と共に前記直結クラツチの係合を許可することを
    特徴とする制御方法。
JP6802281A 1981-05-06 1981-05-06 Control system of automatic speed changer for vehicle Granted JPS57184753A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6802281A JPS57184753A (en) 1981-05-06 1981-05-06 Control system of automatic speed changer for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6802281A JPS57184753A (en) 1981-05-06 1981-05-06 Control system of automatic speed changer for vehicle

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57184753A JPS57184753A (en) 1982-11-13
JPH029224B2 true JPH029224B2 (ja) 1990-03-01

Family

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