JP2966700B2 - 半自動変速機 - Google Patents
半自動変速機Info
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- JP2966700B2 JP2966700B2 JP5217669A JP21766993A JP2966700B2 JP 2966700 B2 JP2966700 B2 JP 2966700B2 JP 5217669 A JP5217669 A JP 5217669A JP 21766993 A JP21766993 A JP 21766993A JP 2966700 B2 JP2966700 B2 JP 2966700B2
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- Japan
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- clutch
- control
- transmission gear
- control circuit
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車に利用する。本発
明は自動車の変速ギヤ選択およびクラッチ操作の自動化
に利用する。本発明は発進時にはクラッチペダルを操作
するが、走行中の変速ギヤの選択制御はクラッチペダル
を操作することなく変速レバーの操作によって自動的に
実行される半自動変速機の改良に関する。
明は自動車の変速ギヤ選択およびクラッチ操作の自動化
に利用する。本発明は発進時にはクラッチペダルを操作
するが、走行中の変速ギヤの選択制御はクラッチペダル
を操作することなく変速レバーの操作によって自動的に
実行される半自動変速機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】半自動変速機は、発進時および停車時に
クラッチペダルを操作することが必要であるが、走行時
にはクラッチペダルの操作を伴うことなく、変速ギヤの
選択制御を行うことができるように構成されたものであ
る。すなわち、自動車を発進させようとするときには、
運転者はクラッチペダルを踏んで、変速レバーを操作し
て前進(または後退)を指示し、アクセルペダルを踏込
みながらクラッチペダルを離すことにより自動車を発進
させることができる。
クラッチペダルを操作することが必要であるが、走行時
にはクラッチペダルの操作を伴うことなく、変速ギヤの
選択制御を行うことができるように構成されたものであ
る。すなわち、自動車を発進させようとするときには、
運転者はクラッチペダルを踏んで、変速レバーを操作し
て前進(または後退)を指示し、アクセルペダルを踏込
みながらクラッチペダルを離すことにより自動車を発進
させることができる。
【0003】走行中は、クラッチペダルの操作を伴うこ
となく、変速レバーによりシフトアップまたはシフトダ
ウンを指示すると、クラッチの制御および変速ギヤの選
択設定の一連の操作が自動的に実行されて、シフトアッ
プまたはシフトダウンが実行される。そして自動車を停
止させるときには、右足でブレーキペダルを踏み左足で
クラッチペダルを踏む。
となく、変速レバーによりシフトアップまたはシフトダ
ウンを指示すると、クラッチの制御および変速ギヤの選
択設定の一連の操作が自動的に実行されて、シフトアッ
プまたはシフトダウンが実行される。そして自動車を停
止させるときには、右足でブレーキペダルを踏み左足で
クラッチペダルを踏む。
【0004】この装置の変速レバーは、一般にシフトア
ップまたはシフトダウンを指示するものであって前後方
向にしか動かない。ローギヤで発進した後に、変速レバ
ーを前方向に1回動かしてシフトアップを指示すると、
セカンドギヤが選択され自動的に制御設定される。ロー
ギヤのときに変速レバーを前方向に2回動かしてシフト
アップを指示すると、サードギヤが選択されて自動的に
制御設定される。シフトダウンについても同様であり、
変速レバーを後方向に1回動かすと現状から1段シフト
ダウンされ、2回動かすと現状から2段シフトダウンさ
れる。
ップまたはシフトダウンを指示するものであって前後方
向にしか動かない。ローギヤで発進した後に、変速レバ
ーを前方向に1回動かしてシフトアップを指示すると、
セカンドギヤが選択され自動的に制御設定される。ロー
ギヤのときに変速レバーを前方向に2回動かしてシフト
アップを指示すると、サードギヤが選択されて自動的に
制御設定される。シフトダウンについても同様であり、
変速レバーを後方向に1回動かすと現状から1段シフト
ダウンされ、2回動かすと現状から2段シフトダウンさ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例装置
では、停車時に変速ギヤをニュートラルにすることはで
きるが、走行中に運転操作により変速ギヤをニュートラ
ルに設定することができない。例えばセカンドギヤで走
行中に変速レバーをシフトダウン方向に2回または数回
操作しても、変速ギヤはローギヤにはなるがニュートラ
ルにはならない。自動車が停車する直前にクラッチペダ
ルを踏み、自動車が停車した後に変速レバーを操作する
と変速ギヤははじめてニュートラルになる。
では、停車時に変速ギヤをニュートラルにすることはで
きるが、走行中に運転操作により変速ギヤをニュートラ
ルに設定することができない。例えばセカンドギヤで走
行中に変速レバーをシフトダウン方向に2回または数回
操作しても、変速ギヤはローギヤにはなるがニュートラ
ルにはならない。自動車が停車する直前にクラッチペダ
ルを踏み、自動車が停車した後に変速レバーを操作する
と変速ギヤははじめてニュートラルになる。
【0006】運転操作では走行中であっても変速ギヤを
ニュートラルに設定したいことがある。例えば渋滞状態
の道路をきわめて低速度で走行しているときに、前車両
との距離を調節するために変速ギヤを一時的にニュート
ラルに設定したいことがある。また、長いゆるい下り坂
を走行中に変速ギヤをニュートラルにすることにより惰
行走行させて、エンジン回転をアイドリング状態にし燃
費を低減させるように運転したいことがある。
ニュートラルに設定したいことがある。例えば渋滞状態
の道路をきわめて低速度で走行しているときに、前車両
との距離を調節するために変速ギヤを一時的にニュート
ラルに設定したいことがある。また、長いゆるい下り坂
を走行中に変速ギヤをニュートラルにすることにより惰
行走行させて、エンジン回転をアイドリング状態にし燃
費を低減させるように運転したいことがある。
【0007】本発明はこのような利用者の要望のもとに
行われたものであって、走行中であっても操作により変
速ギヤをニュートラルに設定することができる半自動変
速機を提供することを目的とする。
行われたものであって、走行中であっても操作により変
速ギヤをニュートラルに設定することができる半自動変
速機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、クラッチペダ
ルの操作情報と、アクセルペダルの操作情報と、変速レ
バーの操作情報と、エンジンおよびまたは車軸の回転情
報とを取込み演算により制御情報を出力する制御回路を
備え、前記制御情報により制御される前記エンジンの回
転速度制御装置と、前記制御情報により制御されるクラ
ッチ制御装置と、前記制御情報により制御される変速ギ
ヤ選択装置とを備え、前記制御回路は、発進時にクラッ
チペダルの操作を伴う前記変速レバーの操作情報にした
がって前記クラッチ制御装置および前記変速ギヤ選択装
置に制御情報を送出する手段と、走行時にクラッチペダ
ルの操作を伴わずに前記変速レバーの操作情報にしたが
って前記クラッチ制御装置および前記変速ギヤ選択装置
に制御情報を送出する手段とを備えた半自動変速機にお
いて、前記制御回路は、走行時にクラッチペダルの操作
を伴う前記変速レバーの操作情報により前記クラッチ制
御装置および前記変速ギヤ選択装置にニュートラルを設
定する制御情報を送出する手段を備えたことを特徴とす
る。
ルの操作情報と、アクセルペダルの操作情報と、変速レ
バーの操作情報と、エンジンおよびまたは車軸の回転情
報とを取込み演算により制御情報を出力する制御回路を
備え、前記制御情報により制御される前記エンジンの回
転速度制御装置と、前記制御情報により制御されるクラ
ッチ制御装置と、前記制御情報により制御される変速ギ
ヤ選択装置とを備え、前記制御回路は、発進時にクラッ
チペダルの操作を伴う前記変速レバーの操作情報にした
がって前記クラッチ制御装置および前記変速ギヤ選択装
置に制御情報を送出する手段と、走行時にクラッチペダ
ルの操作を伴わずに前記変速レバーの操作情報にしたが
って前記クラッチ制御装置および前記変速ギヤ選択装置
に制御情報を送出する手段とを備えた半自動変速機にお
いて、前記制御回路は、走行時にクラッチペダルの操作
を伴う前記変速レバーの操作情報により前記クラッチ制
御装置および前記変速ギヤ選択装置にニュートラルを設
定する制御情報を送出する手段を備えたことを特徴とす
る。
【0009】前記制御回路は選択されているギヤの表示
情報を発生する手段を備え、この表示情報にしたがって
表示を行う表示器が運転席に設けられ、走行時に変速ギ
ヤがニュートラルに設定された後にはクラッチペダルの
操作を伴わずに前記変速レバーの操作情報にしたがって
前記クラッチ制御装置および前記変速ギヤ選択装置に制
御情報を送出する手段を備えることが望ましい。
情報を発生する手段を備え、この表示情報にしたがって
表示を行う表示器が運転席に設けられ、走行時に変速ギ
ヤがニュートラルに設定された後にはクラッチペダルの
操作を伴わずに前記変速レバーの操作情報にしたがって
前記クラッチ制御装置および前記変速ギヤ選択装置に制
御情報を送出する手段を備えることが望ましい。
【0010】
【作用】走行時にクラッチペダルを踏み、変速レバーを
シフトダウン方向に操作すると変速ギヤをニュートラル
にすることができる。そして、一旦ニュートラルが設定
されると、クラッチペダルを踏まずに変速レバーをシフ
トアップ方向に操作すると変速ギヤはそのときの車速に
したがって選択設定される。
シフトダウン方向に操作すると変速ギヤをニュートラル
にすることができる。そして、一旦ニュートラルが設定
されると、クラッチペダルを踏まずに変速レバーをシフ
トアップ方向に操作すると変速ギヤはそのときの車速に
したがって選択設定される。
【0011】低速走行中にいったん変速ギヤをニュート
ラルに設定し、速度調節をしてから再び変速ギヤを選択
して走行を継続するような運転操作を行うことができ
る。
ラルに設定し、速度調節をしてから再び変速ギヤを選択
して走行を継続するような運転操作を行うことができ
る。
【0012】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示す図である。
る。図1は本発明実施例の構成を示す図である。
【0013】本発明実施例は、クラッチペダル1の操作
情報と、アクセルペダル2の操作情報と、変速レバー3
の操作情報と、エンジン4およびまたは車軸の回転情報
とを回転センサ5から取込み演算により制御情報を出力
する制御回路6を備え、前記制御情報により制御される
エンジン4の回転速度制御装置7と、前記制御情報によ
り制御されるクラッチ制御装置8と、前記制御情報によ
り制御される変速ギヤ選択装置9とを備え、制御回路6
は、発進時にクラッチペダル1の操作を伴う変速レバー
3の操作情報にしたがってクラッチ制御装置8および変
速ギヤ選択装置9に制御情報を送出する手段と、走行時
にクラッチペダル1の操作を伴わずに変速レバー3の操
作情報にしたがってクラッチ制御装置8および変速ギヤ
選択装置9に制御情報を送出する手段とを備え、さら
に、本発明の特徴として、制御回路6は、走行時にクラ
ッチペダルの操作を伴う変速レバー3の操作情報により
クラッチ制御装置8および変速ギヤ選択装置9にニュー
トラルを設定する制御情報を送出する手段と、選択され
ているギヤの表示情報を発生する手段とを備え、この表
示情報にしたがって表示を行う表示器10が運転席に設
けられ、さらに、制御回路6は、走行時に変速ギヤがニ
ュートラルに設定された後にはクラッチペダル1の操作
を伴わずに変速レバー3の操作情報にしたがってクラッ
チ制御装置8および変速ギヤ選択装置9に制御情報を送
出する手段を備える。
情報と、アクセルペダル2の操作情報と、変速レバー3
の操作情報と、エンジン4およびまたは車軸の回転情報
とを回転センサ5から取込み演算により制御情報を出力
する制御回路6を備え、前記制御情報により制御される
エンジン4の回転速度制御装置7と、前記制御情報によ
り制御されるクラッチ制御装置8と、前記制御情報によ
り制御される変速ギヤ選択装置9とを備え、制御回路6
は、発進時にクラッチペダル1の操作を伴う変速レバー
3の操作情報にしたがってクラッチ制御装置8および変
速ギヤ選択装置9に制御情報を送出する手段と、走行時
にクラッチペダル1の操作を伴わずに変速レバー3の操
作情報にしたがってクラッチ制御装置8および変速ギヤ
選択装置9に制御情報を送出する手段とを備え、さら
に、本発明の特徴として、制御回路6は、走行時にクラ
ッチペダルの操作を伴う変速レバー3の操作情報により
クラッチ制御装置8および変速ギヤ選択装置9にニュー
トラルを設定する制御情報を送出する手段と、選択され
ているギヤの表示情報を発生する手段とを備え、この表
示情報にしたがって表示を行う表示器10が運転席に設
けられ、さらに、制御回路6は、走行時に変速ギヤがニ
ュートラルに設定された後にはクラッチペダル1の操作
を伴わずに変速レバー3の操作情報にしたがってクラッ
チ制御装置8および変速ギヤ選択装置9に制御情報を送
出する手段を備える。
【0014】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0015】発進時にクラッチペダル1が操作され、そ
れに伴って変速レバー3が例えば前進第1速に設定され
ると、制御回路6にクラッチセンサ11からのクラッチ
ペダル1の操作情報および変速レバーの操作情報が送出
される。制御回路6はこの操作情報によりクラッチ制御
装置8および変速ギヤ選択装置9に制御情報を送出す
る。クラッチ制御装置8はこの制御情報にしたがって変
速時のクラッチ制御を行い、変速ギヤ選択装置9はこの
制御情報にしたがって変速ギヤ(前進第1速)を選択し
指示された変速状態(前進第1速)を設定する。
れに伴って変速レバー3が例えば前進第1速に設定され
ると、制御回路6にクラッチセンサ11からのクラッチ
ペダル1の操作情報および変速レバーの操作情報が送出
される。制御回路6はこの操作情報によりクラッチ制御
装置8および変速ギヤ選択装置9に制御情報を送出す
る。クラッチ制御装置8はこの制御情報にしたがって変
速時のクラッチ制御を行い、変速ギヤ選択装置9はこの
制御情報にしたがって変速ギヤ(前進第1速)を選択し
指示された変速状態(前進第1速)を設定する。
【0016】また、走行時にクラッチペダル1の操作を
伴わずに変速レバー3が操作され、例えばシフトアップ
が指示されるとその操作情報が制御回路6に送出され、
制御回路6はその操作情報によりクラッチ制御装置8お
よび変速ギヤ選択装置9に制御情報を送出する。クラッ
チ制御装置8はその制御情報にしたがってクラッチを断
状態にし、変速ギヤ選択装置9はその制御情報にしたが
って1段シフトアップして指示された変速状態を設定す
る。走行時のシフトダウン操作もクラッチペダル1の操
作を伴うことなく同様に行われる。
伴わずに変速レバー3が操作され、例えばシフトアップ
が指示されるとその操作情報が制御回路6に送出され、
制御回路6はその操作情報によりクラッチ制御装置8お
よび変速ギヤ選択装置9に制御情報を送出する。クラッ
チ制御装置8はその制御情報にしたがってクラッチを断
状態にし、変速ギヤ選択装置9はその制御情報にしたが
って1段シフトアップして指示された変速状態を設定す
る。走行時のシフトダウン操作もクラッチペダル1の操
作を伴うことなく同様に行われる。
【0017】さらに、本発明の特徴として、走行時にク
ラッチペダル1の操作を伴って、変速レバー3の操作が
シフトダウンされる場合について説明する。クラッチペ
ダル1を踏んでそのシフトダウン操作が行われると、本
発明の装置は走行中であっても変速ギヤはニュートラル
位置に設定される。すなわち、制御回路6はその操作情
報を受けてクラッチ制御装置8および速度ギヤ選択装置
9に制御情報を送出する。クラッチ制御装置8はこの制
御情報にしたがってクラッチを断状態にし、変速ギヤ選
択装置9は変速ギヤを移動させてニュートラル位置に設
定する。
ラッチペダル1の操作を伴って、変速レバー3の操作が
シフトダウンされる場合について説明する。クラッチペ
ダル1を踏んでそのシフトダウン操作が行われると、本
発明の装置は走行中であっても変速ギヤはニュートラル
位置に設定される。すなわち、制御回路6はその操作情
報を受けてクラッチ制御装置8および速度ギヤ選択装置
9に制御情報を送出する。クラッチ制御装置8はこの制
御情報にしたがってクラッチを断状態にし、変速ギヤ選
択装置9は変速ギヤを移動させてニュートラル位置に設
定する。
【0018】このようにして走行時に変速ギヤがニュー
トラルに設定された後には、クラッチペダル1の操作を
伴わずに、変速レバー3の操作情報にしたがって、制御
回路6はクラッチ制御装置8および変速ギヤ選択装置9
に制御情報を送出し、変速レバー3のシフトアップ方向
の段数にしたがって変速ギヤの選択設定が行われる。こ
れにより低速走行中にいったん変速ギヤがニュートラル
に設定されて速度調節が行われたときに、再び変速ギヤ
例えば前進第2速が選択され走行を継続することができ
る。
トラルに設定された後には、クラッチペダル1の操作を
伴わずに、変速レバー3の操作情報にしたがって、制御
回路6はクラッチ制御装置8および変速ギヤ選択装置9
に制御情報を送出し、変速レバー3のシフトアップ方向
の段数にしたがって変速ギヤの選択設定が行われる。こ
れにより低速走行中にいったん変速ギヤがニュートラル
に設定されて速度調節が行われたときに、再び変速ギヤ
例えば前進第2速が選択され走行を継続することができ
る。
【0019】図2は本発明実施例における変速操作によ
る制御回路の制御動作の流れを示す流れ図である。
る制御回路の制御動作の流れを示す流れ図である。
【0020】制御回路6はクラッチセンサ11からの検
出出力を取り込み、クラッチ操作がなされたか否かを判
断する。クラッチ操作がなされていなければ、変速レバ
ー3が操作されたか否かを判断し、変速レバー3がシフ
トアップの方向、またはシフトダウン方向に操作された
ときには、クラッチ制御装置8および変速ギヤ選択装置
9それぞれに制御情報を送出し、シフトアップまたはシ
フトダウン動作を行わせる。変速レバー3が操作されて
いなければクラッチ操作判定動作に制御を戻す。
出出力を取り込み、クラッチ操作がなされたか否かを判
断する。クラッチ操作がなされていなければ、変速レバ
ー3が操作されたか否かを判断し、変速レバー3がシフ
トアップの方向、またはシフトダウン方向に操作された
ときには、クラッチ制御装置8および変速ギヤ選択装置
9それぞれに制御情報を送出し、シフトアップまたはシ
フトダウン動作を行わせる。変速レバー3が操作されて
いなければクラッチ操作判定動作に制御を戻す。
【0021】クラッチ操作がなされた場合にも同様に変
速レバー3が操作されたか否かを判断し、次いで、その
変速方向を判断する。変速方向がシフトダウンの場合に
はその操作に応じてクラッチ制御装置8および変速ギヤ
選択装置9それぞれに制御情報を送出してシフトダウン
を実行させてニュートラルとすることができる。シフト
アップの場合にはクラッチ制御装置8および変速ギヤ選
択装置9それぞれに制御情報を送出し、シフトアップ数
にしたがってシフトアップさせる。
速レバー3が操作されたか否かを判断し、次いで、その
変速方向を判断する。変速方向がシフトダウンの場合に
はその操作に応じてクラッチ制御装置8および変速ギヤ
選択装置9それぞれに制御情報を送出してシフトダウン
を実行させてニュートラルとすることができる。シフト
アップの場合にはクラッチ制御装置8および変速ギヤ選
択装置9それぞれに制御情報を送出し、シフトアップ数
にしたがってシフトアップさせる。
【0022】このようなシフトアップまたはシフトダウ
ンによる変速ギヤの位置は、制御回路6からの表示情報
により表示器10に表示される。図3(a)〜(d)は
その表示例を示すもので、同図(a)は変速操作前のギ
ヤ位置がN(ニュートラル)にあることを示し、さら
に、2段までシフトダウン可能であることを示す2個の
▽印が表示されるとともに、3段までシフトアップが可
能であることを示す3個の△印が表示される。同図
(b)はギヤ位置が1速の場合の表示例を示したもの
で、同様にシフトダウンおよびシフトアップ可能な段数
が▽および△印により表示される。同図(c)は変速ギ
ヤが5速の位置にあるときの表示例、同図(b)は後退
時の表示例を示したものである。
ンによる変速ギヤの位置は、制御回路6からの表示情報
により表示器10に表示される。図3(a)〜(d)は
その表示例を示すもので、同図(a)は変速操作前のギ
ヤ位置がN(ニュートラル)にあることを示し、さら
に、2段までシフトダウン可能であることを示す2個の
▽印が表示されるとともに、3段までシフトアップが可
能であることを示す3個の△印が表示される。同図
(b)はギヤ位置が1速の場合の表示例を示したもの
で、同様にシフトダウンおよびシフトアップ可能な段数
が▽および△印により表示される。同図(c)は変速ギ
ヤが5速の位置にあるときの表示例、同図(b)は後退
時の表示例を示したものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動車が走行中であっても、クラッチペダルを踏む場合に
は、変速レバーをシフトダウン方向に操作することによ
り、ニュートラルを選択することができる。かつ、一旦
ニュートラルが設定されても、クラッチペダルを踏むこ
となく変速レバーをシフトアップ方向に操作することに
よりそのときの車速に応じて変速ギヤ位置を選択設定す
ることができる。このように本発明の装置では、走行中
に変速機をニュートラル位置に設定させて速度調節を行
うことができるから、渋滞道路での低速走行中などに自
由度の大きい運転操作ができる、長いゆるい下り坂で変
速ギヤをニュートラルにすることにより、エンジン回転
をアイドリング状態として惰行運転し、燃費を経済化す
る運転操作を行うことができるなどの効果がある。
動車が走行中であっても、クラッチペダルを踏む場合に
は、変速レバーをシフトダウン方向に操作することによ
り、ニュートラルを選択することができる。かつ、一旦
ニュートラルが設定されても、クラッチペダルを踏むこ
となく変速レバーをシフトアップ方向に操作することに
よりそのときの車速に応じて変速ギヤ位置を選択設定す
ることができる。このように本発明の装置では、走行中
に変速機をニュートラル位置に設定させて速度調節を行
うことができるから、渋滞道路での低速走行中などに自
由度の大きい運転操作ができる、長いゆるい下り坂で変
速ギヤをニュートラルにすることにより、エンジン回転
をアイドリング状態として惰行運転し、燃費を経済化す
る運転操作を行うことができるなどの効果がある。
【図1】本発明実施例の構成を示す図。
【図2】本発明実施例における変速操作による制御回路
の制御動作の流れを示す流れ図。
の制御動作の流れを示す流れ図。
【図3】(a)〜(d)は本発明実施例における変速ギ
ヤ位置の表示例を示す図。
ヤ位置の表示例を示す図。
1 クラッチペダル 2 アクセルペダル 3 変速レバー 4 エンジン 5 回転センサ 6 制御回路 7 回転速度制御装置 8 クラッチ制御装置 9 変速ギヤ選択装置 10 表示器 11 クラッチセンサ 12 アクセルセンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 クラッチペダルの操作情報と、アクセル
ペダルの操作情報と、変速レバーの操作情報と、エンジ
ンおよびまたは車軸の回転情報とを取込み演算により制
御情報を出力する制御回路を備え、前記制御情報により
制御される前記エンジンの回転速度制御装置と、前記制
御情報により制御されるクラッチ制御装置と、前記制御
情報により制御される変速ギヤ選択装置とを備え、 前記制御回路は、発進時にクラッチペダルの操作を伴う
前記変速レバーの操作情報にしたがって前記クラッチ制
御装置および前記変速ギヤ選択装置に制御情報を送出す
る手段と、走行時にクラッチペダルの操作を伴わずに前
記変速レバーの操作情報にしたがって前記クラッチ制御
装置および前記変速ギヤ選択装置に制御情報を送出する
手段とを備えた半自動変速機において、 前記制御回路は、走行時にクラッチペダルの操作を伴う
前記変速レバーの操作情報により前記クラッチ制御装置
および前記変速ギヤ選択装置にニュートラルを設定する
制御情報を送出する手段を備えたことを特徴とする半自
動変速機。 - 【請求項2】 前記制御回路は選択されているギヤの表
示情報を発生する手段を備え、この表示情報にしたがっ
て表示を行う表示器が運転席に設けられた請求項1記載
の半自動変速機。 - 【請求項3】 前記制御回路は、走行時に変速ギヤがニ
ュートラルに設定された後にはクラッチペダルの操作を
伴わずに前記変速レバーの操作情報にしたがって前記ク
ラッチ制御装置および前記変速ギヤ選択装置に制御情報
を送出する手段を備えた請求項1記載の半自動変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5217669A JP2966700B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 半自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5217669A JP2966700B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 半自動変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769103A JPH0769103A (ja) | 1995-03-14 |
JP2966700B2 true JP2966700B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=16707869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5217669A Expired - Fee Related JP2966700B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 半自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2966700B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4827382B2 (ja) * | 2004-02-02 | 2011-11-30 | Udトラックス株式会社 | 自動変速装置 |
JP5011573B2 (ja) | 2008-05-13 | 2012-08-29 | 本田技研工業株式会社 | クラッチ制御装置 |
KR101447404B1 (ko) | 2011-03-31 | 2014-10-06 | 아이신에이더블류 가부시키가이샤 | 변속기의 제어 장치 및 변속기의 제어 방법 |
JP5652420B2 (ja) | 2012-03-28 | 2015-01-14 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の制御装置および制御方法 |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP5217669A patent/JP2966700B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0769103A (ja) | 1995-03-14 |
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