JPH1122500A - 自動変速機付き車両の制御装置 - Google Patents

自動変速機付き車両の制御装置

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JPH1122500A
JPH1122500A JP9181003A JP18100397A JPH1122500A JP H1122500 A JPH1122500 A JP H1122500A JP 9181003 A JP9181003 A JP 9181003A JP 18100397 A JP18100397 A JP 18100397A JP H1122500 A JPH1122500 A JP H1122500A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機のマニュアルモードで変速中に運
転操作の変化があった場合にも確実に変速ショックを抑
制する。 【解決手段】 エンジン11を制御するエンジン制御手
段50と、自動変速機10の変速開始に呼応してエンジ
ントルクを低減するトルク低減手段51と、自動変速モ
ードとマニュアルモードを切り替える変速モード切替手
段52と、変速モード切替手段52がマニュアルモード
を選択したときに、運転者の操作に応じて変速段を設定
する変速段設定手段53と、変速開始に応じて前記ク低
減手段51へ要求するトルクダウン量を設定するトルク
ダウン量演算手段54は、変速モード切替手段52がマ
ニュアルモードを選択したときに、変速中の運転状態の
変化を検知する運転状態変化量検出手段55と、この運
転状態の変化に応じてトルクダウン量を更新するトルク
ダウン量更新手段56とを備える

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機付き車
両の制御装置に関し、特に、自動変速モードとマニュア
ルモードを切替可能な変速制御装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両に採用される自動変速機付き車両の
制御装置では、自動変速機を制御する変速制御コントロ
ーラと、エンジンを制御するエンジン制御コントローラ
を備えて、変速制御コントローラは変速を行う際に、ス
ロットル開度やエンジン回転数等の運転状態に応じたト
ルクダウン量を演算するとともにエンジン制御コントロ
ーラへ送出し、エンジン制御コントローラはこのトルク
ダウン量に応じてタイミングリタード又は燃料噴射カッ
ト等のトルク低減制御を行って、変速の際のショックを
低減するものが従来から知られている(特開平7−13
9381号公報)。
【0003】また、自動変速機では、車速VSPとスロ
ットル開度TVO(またはアクセル開度)等の運転条件
に応じて変速段(変速比)を決定する自動変速モードに
加えて、従来からのマニュアル式変速機と同様に、予め
設定された所定の変速比を、運転者の変速操作に応じて
任意に選択するマニュアルモードを備えたものがいくつ
か知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の従来例では、トルクダウン量の決定を変速開始時に
行うため、上記後者の自動変速モードのように、スロッ
トル操作に基づいて変速操作を行う場合には、変速ショ
ックの低減を円滑に行うことができるが、上記後者のマ
ニュアルモードのように、変速操作とアクセル操作が独
立して行われる場合には、変速中にスロットル開度TV
Oが変化することもあるため、エンジンの出力トルクが
変化すると、変速ショックの低減を常時確実に行うこと
ができないという問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、自動変速機のマニュアルモードにおいて、
変速中に運転操作の変化があった場合にも確実に変速シ
ョックを抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図5に示
すように、エンジン11に連結された自動変速機10
と、車両の運転状態に応じて前記エンジンを制御するエ
ンジン制御手段50と、前記自動変速機10の変速開始
に呼応してエンジントルクを低減するトルク低減手段5
1と、前記自動変速機10の自動変速モードとマニュア
ルモードとを選択的に切り替える変速モード切替手段5
2と、前記変速モード切替手段52がマニュアルモード
を選択したときに、運転者の操作に応じて変速段を設定
する変速段設定手段53と、変速開始に応じて前記トル
ク低減手段51へ要求するトルクダウン量を設定するト
ルクダウン量演算手段54とを備えた自動変速機付き車
両の制御装置において、前記トルクダウン量演算手段5
4は、前記変速モード切替手段52がマニュアルモード
を選択したときに、変速中の運転状態の変化を検知する
運転状態変化量検出手段55と、この運転状態の変化に
応じてトルクダウン量を更新するトルクダウン量更新手
段56とを備える。
【0007】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記運転状態変化量検出手段55は、少なくとも
アクセルペダルの踏み込み量を検出する踏み込み量検出
手段57を備える一方、前記トルクダウン量更新手段5
6はアクセルペダルの踏み込み量の増大に応じてトルク
ダウン量を増大する。
【0008】また、第3の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記トルクダウン量更新手段56は、前記アクセ
ルペダルの踏み込み量が所定値未満の場合には、前記ト
ルク低減手段の動作を解除するトルク低減解除手段58
を備える。
【0009】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、マニュアル
モードで変速を行う場合には、運転状態の変化に応じて
トルクダウン量が更新されるため、変速開始から変速終
了までの間に運転状態、例えば、アクセルペダルの踏み
込み量が増減すると、エンジンの出力トルクも変速開始
時に比して増減し、変速開始時のトルクダウン量を維持
すると変速終了時のエンジン出力トルクは変化している
ため、変速ショックを吸収することができないが、変速
中に運転状態の変化に応じてトルクダウン量を更新する
ことによって、変速操作とアクセル操作を独立して行う
ことが可能なマニュアルモードの変速中であっても、変
速中のエンジントルクの変化に応じたトルクダウン量を
常時確保することが可能となって、確実に変速ショック
を抑制することができる。
【0010】また、第2の発明は、アクセルペダルの踏
み込み量の増大に応じてトルクダウン量を増大するよう
したため、マニュアルモードを選択して変速中にアクセ
ルペダルを踏み込んだ場合、エンジントルクの増大に応
じて自動変速機を構成する締結要素(クラッチ、ブレー
キ等)の滑りが増大し、自動変速機の温度(油温)は上
昇しようとするが、トルクダウン量をアクセルペダルの
踏み込み量に応じて増大させることで、前記従来例に比
して、変速中の締結要素に生じる滑りを低減することが
可能となって、自動変速機の耐久性を向上させることが
可能となる。
【0011】また、第3の発明は、アクセルペダルの踏
み込み量が所定値未満の場合にはトルク低減手段の動作
を解除するようにしたため、マニュアルモードの変速中
にアクセルペダルを離した場合であっても、アクセルペ
ダルの踏み込み量が所定値未満では、トルク低減手段の
動作を解除してダウン量=0とするため、過大なエンジ
ンブレーキによるショックを抑制することができ、変速
中に踏み込み量が減少する場合の変速ショックも円滑に
防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0013】図1は、車両の運転状態に応じて自動的に
変速比(又は変速段、以下同様)を変更する自動変速モ
ードと、運転者の操作に応じて任意の変速比を選択可能
なマニュアルモードを備えた自動変速装置を示し、トル
クコンバータ12を介してエンジン11に連結された自
動変速機10は変速制御コントローラ2からの指令に応
じて変速比を変更し、エンジン11は運転状態に基づい
てエンジン制御コントローラ1が決定した燃料噴射量及
び点火時期によって制御され、エンジン制御コントロー
ラ1はエンジン回転数センサ8が検出したエンジン回転
数Neを変速制御コントローラ2へ送出する一方、変速
制御コントローラ2からのトルクダウン信号Tdに応じ
てタイミングリタード又は燃料カット等のトルクダウン
制御を実施して、変速中のショックを低減するものであ
る。
【0014】変速制御コントローラ2は、マイクロコン
ピュータを主体に構成されており、図1に示すように、
運転者が操作するシフトレバー3の操作に応じたセレク
タスイッチ20からの信号を読み込むとともに、車両の
運転条件として、エンジン制御コントローラ1からのエ
ンジン回転数Ne、車速センサ7からの車速VSP、ス
ロットル開度センサ6から図示しないスロットルバルブ
の開度TVOまたはアクセルペダルの操作量を読み込ん
で、自動変速モードでは予め設定した変速マップ(変速
線)に基づいて変速段(ギア位置)比を決定して自動変
速機10へ指令する。
【0015】ここで、変速制御コントローラ2の図示し
ない記憶手段には、自動変速モードとマニュアルモード
の変速マップがそれぞれ格納され、そして、これらの変
速モードを選択するため、シフトレバー3のセレクタス
イッチ20は、図1に示すように「H」型のゲートを備
えて、自動変速モードである「D」レンジに加えて、手
動変速を行うUPスイッチ4(図中「+」)とDOWN
スイッチ5(図中「−」)を備えており、シフトレバー
3を図1のDレンジ位置から図中左側へ操作すること
で、変速モードは自動変速モードからマニュアルモード
へ切り替えられる。
【0016】このマニュアルモードでは、シフトレバー
3の前後方向(図1の上下方向)へのストロークに応じ
て順次相対的に変速段を変更するもので、「+」側へシ
フトレバー3を操作すると、自動変速機10には、現在
の変速段からアップシフトするよう指令され、逆に
「−」側へシフトレバー3を操作すると、現在の変速段
からダウンシフトするよう指令される。
【0017】次に、変速制御コントローラ2で行われる
マニュアルモード時のトルクダウン制御の一例を図2の
フローチャートに示し、このフローチャートを参照しな
がら詳述する。なお、このフローチャートは変速指令が
発生する度毎に実行されるものである。
【0018】まず、変速指令が発生するとステップS1
で、セレクタスイッチ20の信号から運転者が選択した
現在の変速モードMODEを読み込み、図1において、
シフトレバー3が「D」の位置にあれば、自動変速モー
ドであるからMODE=Aとなり、「+」又は「−」側
にあれば手動で変速を行うマニュアルモードであるから
MODE=Mとなる。
【0019】ステップS2では、現在の変速モードMO
DEがマニュアルモードMであるかを判定し、マニュア
ルモード(MODE=M)であれば、ステップS3以降
へ進む一方、自動変速モード(MODE=A)であれば
そのまま処理を終了する。
【0020】次に、ステップS3では、変速が開始され
たか否かを判定して、変速が開始されると、ステップS
4へ進んで、現在のスロットル開度TVOとエンジン回
転数Neが読み込まれる。
【0021】そして、ステップS5では、読み込んだス
ロットル開度TVOとエンジン回転数Neより、図3に
示すように予め設定したマップに基づいてトルクダウン
量Tdの演算が行われる。
【0022】このトルクダウン量Tdのマップは、例え
ば、スロットル開度TVOが大きくなるほど、エンジン
11のトルク低減量が大きくなるように設定されてお
り、図3においては、エンジン回転数Neが所定値Ne
1以上の領域で、スロットル開度TVOが所定値TVO
1以上TVO2未満であれば、エンジン制御コントロー
ラ1へタイミングリタードによるトルク低減を要求し、
このときのトルク低減量TdはSに設定される。ただ
し、0/8、TVO1<TVO2<8/8に設定され
る。
【0023】そして、エンジン回転数Neが所定値Ne
1以上の領域で、かつスロットル開度TVOが所定値T
VO2を超える場合には、さらにトルクダウン量を増大
するため、エンジン制御コントローラ1へ燃料カットに
よるトルク低減を要求し、このときのトルク低減量Td
はLに設定される。
【0024】一方、上記以外の領域ではトルク低減を要
求しないため、トルク低減量Tdは0に設定される。
【0025】次に、ステップS6では、トルクダウン量
Tdが0であるか否を判定して、Td=0であればステ
ップS8へ進んで、エンジン制御コントローラ1へのト
ルクダウン信号をOFFにする一方、そうでない場合に
はステップS7へ進んでトルクダウン信号をONにする
とともに、トルクダウン量Tdを送出する。
【0026】そして、ステップS9では、変速段kが運
転者の操作による目標変速段へ達したか否か、すなわ
ち、変速が終了したか否かを判定するもので、変速が終
了していない場合には再びステップS4の処理へ戻る一
方、変速が終了した場合にはステップS10へ進んで、
トルクダウン信号をOFFにした後に処理を終了する。
【0027】上記ステップS1〜S10の処理によっ
て、マニュアルモードを選択した場合の変速中では、変
速開始(ステップS4)から変速終了までの間は、ステ
ップS4〜ステップS9までの処理が繰り返し行われ
て、トルクダウン量Tdはスロットル開度TVO又はエ
ンジン回転数Neの変化に応じて更新されるため、例え
ば、エンジン回転数Neが所定値Ne1以上で、変速中
にアクセルペダルを踏み込んでスロットル開度TVO=
TVO1からTVO2へ増大した場合、トルクダウン量
Tdは、S→Lへ増大してエンジン制御コントローラ1
のトルクダウン制御は、タイミングリタードから燃料カ
ットに切り替わり、トルクダウン量は増大して、エンジ
ン11の出力トルクの増大に応じてトルクダウン量Td
を変化させて、マニュアルモードで変速中の変速ショッ
クを確実に低減することができるのである。
【0028】すなわち、変速中にスロットル開度TVO
が増大すると、エンジン11の出力トルクは変速開始時
に比して増大し、変速開始時のトルクダウン量Td=S
では、変速終了時のエンジン出力トルクによる変速ショ
ックを吸収することができないが、変速中に運転状態の
変化に応じてトルクダウン量Tdを更新することによっ
て、変速操作とアクセル操作を独立して行うことが可能
なマニュアルモードの変速中であっても、変速中のエン
ジントルクの変化に応じたトルクダウン量を常時確保す
ることが可能となって、確実に変速ショックを抑制する
ことができるのである。
【0029】また、上記のように、マニュアルモードを
選択して変速中にアクセルペダルを踏み込んだ場合、エ
ンジントルクの増大に応じて自動変速機10を構成する
締結要素(クラッチ、ブレーキ等)の滑りは増大して自
動変速機10の温度(油温)が上昇するが、トルクダウ
ン量Tdをスロットル開度TVOに応じて変化させるこ
とで、前記従来例に比して、変速中の締結要素に生じる
滑りを低減することが可能となって、自動変速機10の
耐久性を向上させることも可能となるのである。
【0030】一方、変速中にスロットル開度TVOがT
VO2を超えて大きい状態から、全閉(TVO=0/
8)付近まで減少した場合では、変速中にスロットル開
度TVOが急減すると、エンジン11の出力トルクが変
速開始時に比して急減し、変速開始時のトルクダウン量
Td=Lでは、変速終了時のエンジン出力トルクが減少
しているためエンジンブレーキが過大になって、変速シ
ョックを発生してしまう。
【0031】そこで、図3のマップにおいて、スロット
ル開度TVOが所定値TVO1未満の領域ではトルクダ
ウン制御を解除するように、トルクダウン量Tdを0に
設定したため、スロットル開度TVOの急減に応じて、
トルクダウン量TdをL→0へ減少させることによっ
て、マニュアルモードの変速中にアクセルペダルを離し
た場合であっても、スロットル開度TVOが所定値TV
O1未満では、トルクダウン量Td=0に設定して、エ
ンジン制御コントローラ1のトルクダウン制御が中止さ
れて、過大なエンジンブレーキによるショックを抑制す
ることができ、変速中にスロットル開度TVOが減少す
る場合の変速ショックも円滑に防止することができるの
である。
【0032】図4は第2の実施形態を示すフローチャー
トで、前記第1実施形態に示した、スロットル開度TV
Oが減少したときのトルクダウン量Tdの更新を省略し
て、スロットル開度TVOが増大したときにのみトルク
ダウン量Tdの更新を行うようにしたもので、その他の
構成は前記第1実施形態と同様であり、同一のものに同
一の符号を付す。
【0033】図4において、ステップS1〜ステップS
4は上記と同様であり、ステップS4で現在のスロット
ル開度TVOとエンジン回転数Neを読み込んだ後に、
ステップS20が実行される。
【0034】ステップS20では、現在のスロットル開
度TVOと前回のスロットル開度TVOoldを比較し
て、現在のスロットル開度TVOが前回値TVOoldよ
りも大きいとき、すなわち、アクセルペダルの踏み込み
量が増大したときだけステップS5へ進んでトルクダウ
ン量Tdの演算を行う一方、現在のスロットル開度TV
Oが前回値TVOold以下の場合には、ステップS21
へ進んで前回のトルクダウン量Tdoldを現在値Tdと
して設定する。なお、変速が指令された第1回目の処理
ではTVOold=0、Tdold=0に設定される。
【0035】そして、ステップS21の処理を行った後
には、ステップS6〜ステップS8へ進んで、上記と同
様にトルクダウン量Tdに応じてトルクダウン信号の制
御を行ってからステップS22へ進む。
【0036】ステップS22では、現在のスロットル開
度TVO及びトルクダウン量Tdを、それぞれ前回値T
VOold及びTdoldへ代入し、その後上記と同様にステ
ップS9で変速終了の判定を行う。
【0037】変速が終了していれば再びステップS4へ
戻って、現在のスロットル開度TVOと前回値TVOol
dに基づいてトルクダウン量Tdを設定する一方、変速
が終了した場合には、ステップS23へ進んで、トルク
ダウン信号をOFFにするとともに、前回値TVOold
及びTdoldをそれぞれ0にリセットして処理を終了す
る。
【0038】したがって、変速中にはスロットル開度T
VOが前回値TVOoldよりも増大した場合にのみ、ト
ルクダウン量Tdの更新処理を行うため、前記第1実施
形態に比して、変速中のスロットル開度TVOの増大を
迅速に検知することができ、上記したように、マニュア
ルモードを選択して変速中にアクセルペダルを踏み込ん
だ場合の締結要素をリアルタイムで低減することが可能
となって、自動変速機10の耐久性をさらに向上させる
ことが可能となるのである。
【0039】なお、上記実施形態において、図3に示し
たトルクダウン量Tdのマップは、エンジン回転数Ne
が所定値Ne1以上、かつ、スロットル開度TVOが所
定値TVO2以上のときに燃料噴射カットのみを行うよ
うにしたが、図示はしないが燃料噴射カットに加えてタ
イミングリタードを併せて行ってもよく、あるいは、エ
ンジン回転数Neが所定値Ne2(>Ne1)を超えた
ときに燃料噴射カットに加えてタイミングリタードを行
うようにしてもよい。
【0040】また、上記実施形態において、マニュアル
モードのUPスイッチ4及びDOWNスイッチ5をシフ
トレバー3の変位に応じて操作する例を示したが、図示
はしないが、これらのスイッチをハンドルやステアリン
グコラム、あるいはインストゥルメントパネル等に配置
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動変速付き車両の
ブロック図。
【図2】変速制御コントローラで行われるマニュアルモ
ードのトルクダウン制御の一例を示すフローチャートで
ある。
【図3】トルクダウン量Tdのマップである。
【図4】第2の実施形態を示し、変速制御コントローラ
で行われるマニュアルモードのトルクダウン制御の一例
を示すフローチャートである。
【図5】第1ないし第3の発明のいずれかひとつに対応
するクレーム対応図である。
【符号の説明】
1 エンジン制御コントローラ 2 変速制御コントローラ 3 シフトレバー 4 UPスイッチ 5 DOWNスイッチ 6 スロットル開度センサ 7 車速センサ 8 エンジン回転数センサ 10 自動変速機 11 エンジン 20 セレクタスイッチ 50 エンジン制御手段 51 トルク低減手段 52 変速モード切替手段 53 変速段設定手段 54 トルクダウン量演算手段 55 運転状態変化量検出手段 56 トルクダウン量更新手段 57 踏み込み量検出手段 58 トルク低減解除手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに連結された自動変速機と、 車両の運転状態に応じて前記エンジンを制御するエンジ
    ン制御手段と、 前記自動変速機の変速開始に呼応してエンジントルクを
    低減するトルク低減手段と、 前記自動変速機の自動変速モードとマニュアルモードと
    を選択的に切り替える変速モード切替手段と、 前記変速モード切替手段がマニュアルモードを選択した
    ときに、運転者の操作に応じて変速段を設定する変速段
    設定手段と、 変速開始に応じて前記トルク低減手段へ要求するトルク
    ダウン量を設定するトルクダウン量演算手段とを備えた
    自動変速機付き車両の制御装置において、 前記トルクダウン量演算手段は、 前記変速モード切替手段がマニュアルモードを選択した
    ときに、変速中の運転状態の変化を検知する運転状態変
    化量検出手段と、 この運転状態の変化に応じてトルクダウン量を更新する
    トルクダウン量更新手段とを備えたことを特徴とする自
    動変速機付き車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記運転状態変化量検出手段は、少なく
    ともアクセルペダルの踏み込み量を検出する踏み込み量
    検出手段を備える一方、前記トルクダウン量更新手段は
    アクセルペダルの踏み込み量の増大に応じてトルクダウ
    ン量を増大することを特徴とする請求項1に記載の自動
    変速機付き車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記トルクダウン量更新手段は、前記ア
    クセルペダルの踏み込み量が所定値未満の場合には、前
    記トルク低減手段の動作を解除するトルク低減解除手段
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機
    付き車両の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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