JPH028900B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH028900B2
JPH028900B2 JP56158803A JP15880381A JPH028900B2 JP H028900 B2 JPH028900 B2 JP H028900B2 JP 56158803 A JP56158803 A JP 56158803A JP 15880381 A JP15880381 A JP 15880381A JP H028900 B2 JPH028900 B2 JP H028900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extender pigment
top coat
convex
coat
substrate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP56158803A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5859840A (ja
Inventor
Manzo Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Noda Plywood Mfg Co Ltd filed Critical Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority to JP15880381A priority Critical patent/JPS5859840A/ja
Publication of JPS5859840A publication Critical patent/JPS5859840A/ja
Publication of JPH028900B2 publication Critical patent/JPH028900B2/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面に凹凸模様を形成した化粧板およ
びその製造方法に関する。
従来表面に凹凸模様が形成され、これに任意の
模様を附加した化粧板の製造方法としては次のよ
うな方法が採用されている。
表面に下塗り塗膜を形成後中塗り塗装、上塗
り塗装を施こしその中塗り塗料あるいは上塗り
塗料の流れを利用して、凸部の中塗り塗料及
び/または上塗り塗料を凹部に流すようにし、
その結果凸部においてその塗膜厚さを薄く、凹
部において塗膜厚を厚く形成し、凸部、凹部の
塗膜厚さを異にすることによつて色変化を付与
すると共に流れ模様を形成する。
しかしこの方法では塗膜厚さによる色変化で
あるため、その変化の程度が弱く、意匠性は余
り期待できないうらみがある。
さらにの方法を改良しての方法において
上塗り塗料中に艶消し剤を混合し、凹凸模様に
艶の変化を与えた方法も次のように提案されて
いる。すなわち、凸部の塗料が凹部に向け流下
する現象により、凸部において塗膜厚さが薄
く、凹部においては厚くなる。このため凸部に
おいて艶消し剤が塗膜より露出し、艶消し状を
呈する。一方凹部においては塗膜が厚いため、
艶消し剤は露出することなく、艶有り状を呈す
る。
このようにして艶模様と凹凸模様が表現され
る。しかし凹凸模様を施こされたうずくり木板、
または塗り壁に形成されるスタツコ模様などは凸
部が艶有り状に、凹部が艶消し状に表現されるた
め、このような模様をの方法では表現できな
い。すなわち、艶消し状の部分と、艶有り状の部
分が凹凸逆に表現されるからである。
本発明はこのような従来方法の問題点を解決す
ることを目的とする。すなわち本発明は、基板1
上にまづ中塗り塗料を塗布し、つぎに硬化した上
塗り塗膜3の厚さより大きい粒径の体質顔料5を
添加した上塗り塗料を、中塗り塗料塗布後直ちに
塗布し、さらにその直後、凸部4のみを押圧する
ことにより、凸部4において体質顔料5を塗膜中
に埋没せしめ、凹部6において塗膜より露出せし
めたものである。
本発明はこのような構成をとることにより、凹
部6において艶消し状、凸部4において艶有り状
になる化粧板を提供しようとするものである。以
下本発明の実施例について説明する。
(実施例の説明) まづ木目模様、抽象柄模様、などの任意凹凸
模様の形成された基板1の表面にシーラー処
理、下塗り塗装などの下地処理を施こす。
基板は合板、繊維板、石膏板など有機、無機
板また有機、無機混合あるいは複合板であり、
その表面にエンボス加工、切削加工などによつ
て凹凸模様を形成されるものであればいずれで
もよい。
つぎに中塗り塗料を塗布する。中塗り塗料塗
布後、凹凸模様の凹部6または凸部4のみに該
中塗り塗料と異なる色の塗料を塗布し、模様印
刷を施こしてもよい。
中塗り塗料の塗布後、該中塗り塗料が乾燥せ
ず、あるいは指触乾燥程度の時点において上塗
り塗料を塗布する。この未乾燥、指触乾燥の状
態とは要するに塗料が乾燥硬化されない状態で
あればよい。
上塗り塗料には体質顔料を添加しておく。体
質顔料としては珪藻土、硅酸マグネシウム、シ
リカ粉、タルク、クレー、アルミナホワイト、
炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム
などが用いられ、上塗り塗料の硬化後の上塗り
塗膜3の厚さ以上の平均粒径を持つものに限ら
れる。
上塗り塗料の塗布後、直ちに押圧ロールを用
いて凸部4頂を押圧し、凸部4頂上の体質顔料
5を中塗り塗料2中に埋没する。
つぎに乾燥して塗料を硬化する。
このようにして凹凸模様の凸部4においては、
上塗り塗料中に添加された体質顔料5が中塗り塗
料中に埋没される。この場合体質顔料5の粒径
が、上塗り塗料の硬化後の上塗り塗膜3の厚さよ
り大きくても体質顔料5は上塗り塗膜3表面に露
出することなく、平滑な表面が形成される。
一方凹部6においては、上塗り塗料6中に添加
された体質顔料5が中塗り塗膜2中に載置される
ため、体質顔料5は、硬化後の上塗り塗膜3表面
に露出され、表面が粗面を呈し、艶消し状に形成
される。
以上のように凹凸模様の凸部4部分の上塗り塗
膜3は薄く、凹部6部分の上塗り塗膜3は厚く形
成されるとともに、凸部4において体質顔料5が
中塗り塗膜2中に埋没され平滑に艶有り状に、凹
部4においては体質顔料5が露出し艶消し状にな
つた化粧板が得られた。
本発明は以上のように凹凸模様の凸部と凹部と
の塗膜厚さによる色変化と、この凹凸模様に同調
した艶変化を有する意匠性の高い化粧板を得る作
用効果を有するものである。
さらに、凸部において体質顔料は、中塗り塗膜
中に埋没した形で上塗り塗膜中に存在するため、
体質顔料による投錨効果が生じ、中塗り塗膜と上
塗り塗膜との密着性が向上し、塗膜内部での体質
顔料による乱反射が起き、全く体質顔料を含有し
ない上塗り塗膜に比べ透明度が低下し、光沢はあ
るものの、こもつた光沢となる。このため凹部の
艶消し部との光沢差が小さく、木目模様を形成し
た場合、より天然木に近い状態となる。また体質
顔料を含有することにより凸部における耐摩耗性
が向上するという効果が生じる。
(実施例) 表面にエンボス加工による木目凹凸模様を形成
された硬質繊維板を基板とし基板の表面にロール
コーターによつてウレタン樹脂系シーラーを60
g/m2塗布した後、乾燥装置によつて40〜90℃5
分間乾燥を行ない下地処理を施す。
つぎに、ロールコーターによつてアクリル樹脂
系塗料を80g/m2塗布した後、乾燥装置によつて
20〜50℃10分間乾燥を行ない半乾燥された中塗り
塗膜を形成する。
つぎに、平均粒径が50μ以上の硅砂を5重量%
程度添加されたアクリル樹脂系着色透明塗料をフ
ローコーターによつて70g/m2塗布した後、直ち
にアクリル樹脂系着色透明塗料をロールコーター
にて塗布すると同時に凸部頂を押圧し、凸部頂上
の硅砂を中塗り塗膜内に一部あるいは全部を埋設
する。
つぎに、乾燥装置を用いて60〜110℃15分間の
乾燥を行ない塗膜の硬化をする。この乾燥硬化の
結果その透明塗料が膜厚40μに形成される。その
ために凹部においては粒径50μの硅砂の一部が塗
膜表面に露出され艶消し状を呈する。
以上の如くして木目凹凸模様を形成され、凹部
と凸部の塗膜厚による色変化凸部の艶有り、凹部
の艶消しによつてうずくり木板様表面を呈する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明化粧板の断面図である。 1……基板、2……中塗り塗膜、3……上塗り
塗膜、4……凸部、5……体質顔料、6……凹
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 凹凸表面の基板1上に中塗り塗膜2、上塗り
    塗膜3が凹凸表面の凹部4、凸部6に沿つて凹凸
    状に形成され、凹部6においては体質顔料5が塗
    膜表面に露出し、凸部4においては体質顔料が中
    塗り塗膜2に埋没した形で上塗り塗膜3から露出
    していない ことを特徴とする化粧板。 2 凹凸表面の基板1にまづ中塗り塗料を塗布
    し、 つぎに硬化した上塗り塗膜3の厚さにり大きい
    粒径の体質顔料5を添加した上塗り塗料を、中塗
    り塗料が未硬化のうちに塗布し、 ただちに凸部4のみを押圧することにより凸部
    4において体質顔料5を塗膜中に埋没せしめ、凹
    部6において塗膜表面に露出せしめた、 ことを特徴とする化粧板の製造方法。
JP15880381A 1981-10-07 1981-10-07 化粧板およびその製造方法 Granted JPS5859840A (ja)

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JPS5859840A JPS5859840A (ja) 1983-04-09
JPH028900B2 true JPH028900B2 (ja) 1990-02-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6732681B2 (ja) * 2017-03-09 2020-07-29 大日本印刷株式会社 床用化粧シート

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327992U (ja) * 1976-08-16 1978-03-09

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JPS5327992U (ja) * 1976-08-16 1978-03-09

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