JPH028857A - 電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

電子写真感光体の製造方法

Info

Publication number
JPH028857A
JPH028857A JP16197788A JP16197788A JPH028857A JP H028857 A JPH028857 A JP H028857A JP 16197788 A JP16197788 A JP 16197788A JP 16197788 A JP16197788 A JP 16197788A JP H028857 A JPH028857 A JP H028857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
halogen
atomic
3ige
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16197788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07117762B2 (ja
Inventor
Hisashi Hayakawa
尚志 早川
Shiro Narukawa
成川 志郎
Kunio Ohashi
邦夫 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP63161977A priority Critical patent/JPH07117762B2/ja
Priority to US07/372,019 priority patent/US4992348A/en
Publication of JPH028857A publication Critical patent/JPH028857A/ja
Priority to US07/620,828 priority patent/US5085968A/en
Publication of JPH07117762B2 publication Critical patent/JPH07117762B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/08Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
    • G03G5/08214Silicon-based
    • G03G5/08221Silicon-based comprising one or two silicon based layers
    • G03G5/08228Silicon-based comprising one or two silicon based layers at least one with varying composition

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、電子写真法をもちいて画像形成を行う画像形
成装置に使用される電子写真感光体に関し、特に半導体
レーザーを光源とするレーザープリンター等の感光体と
して利用される電子写真用感光体に関する。
〈従来技術〉 最近、半導体レーザーを光源とするレーザープリンター
等の感光体として、ゲルマニウムを含むアモルファス・
シリコン(a−3iGeと称ス)層を光導電層とする感
光体あるいはアモルファス・シリコン(a−3iと称す
)とa−3iGeとを積層する層を光導電とする感光体
が、以下に示す利点によりその実用化が望まれている。
■ 長寿命である。
■ 人体に対して無害である。
■ 長波長に対して高感度である。
この際、特開昭58−171054号公報ではa−Si
Ge層及びa−8i層のいづれも、その膜中Hlは厳に
lO〜40 atcmic%であるものと限定され、プ
ラズマCVD法(P−CVD法)・スパッター法により
作成されていた。
現在実用化されている半導体レーザーにて高い出力が安
定して得られる最長発振波長は780〜830 n−m
である。ところが、この波長領域においてGe原子を含
まないa−8i感光体は充分な感度を有せず半導体レー
ザーを光源とするレーザープリンター等の感光体として
使用しようとするならば、何等かの対策が必要であった
。これに答えてHを10〜40 atomic%含有す
るa−3i感光体にGe原子を添加しくa−3iGe)
長波長感度を向上させようという考えが特開昭60−1
5643号公報で報告されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、この従来のHを10〜40 atomic%含
有するa−8iGe膜は光学的バンド・ギャップを小さ
くするることはできるものの、その膜中Hffiを10
〜4 Q atomic%と厳に限定されていたため、
膜の暗比抵抗が小さくなってしまい帯電保持能力に著し
く劣り、そのうえ充分な光感度も得ることはできなっか
た。
また従来の製造法では製膜速度およびガス利用効率が小
さく、特にa−3iGe層を作成する際に原料ガスとし
てGeH4・GetHa等の高価なガスを使用した場合
はコストの非常に高い感光体となってしまっていた。 
しかも、従来の製造法では、製膜速度を上げようとする
とどうしても(S i H,)。(ただしnは1以上の
整数)を主とするポリマー粉が発生してしまい、これが
製膜中に感光体の基板に付着し正常な膜成長を妨げ、そ
の感光体を不良品としてしまい、この点からしてもコス
トの非常に高い感光体となってしまっていた。
つまり、従来のプラズマCVD法・スパッター法により
作成された膜中Hfftを10〜40 atomic%
と厳に限定されていたa−3iGe層あるいは、同じく
膜中F−111を10〜40 atotaic%とした
a−5i層との積層された層を光導電層とした電子写真
感光体は電気的特性上の問題・コスト上の問題により実
用化には程遠いものであった。
く問題を解決するための手段〉 本発明の電子写真感光体は、H及び/又はハロゲンを4
0 atomic%以上含むa−8iGe層と、H及び
/又はハロゲンを4 Q atomic%以上含むa−
3inとの積層されたことを特徴とする。又、そのa−
3iGeをエレクトロン・サイクロトロン・レゾナンス
法により作成している。
〈作 用〉 本発明の感光体によればH及び又はハロゲンを40 a
tomic%以上含有させることにより、a −3iG
e層は長波長(780〜830nm)i:対して充分な
光感度を有する。また、H及び/又はハロゲンを40 
atomic%以上含むa−Siはボロンをドープしな
いにもかかわらす10’″Ωcmと非常に高い比抵抗を
示し、かつ、充分な光感度を有することから分かる通り
、励起された電荷を電界の存在の下輸送する能力も充分
に有するものである。
そこで、主に電荷発生の役目を果たす層としてこのH及
び又はハロゲンを40 atomic%以上含むa−3
iGeを用い、また、主に電荷輸送・電荷保持の役目を
果たす層としてこのH及び/又はハCffゲンを4Qa
tomic%以上含むa−3iを用いることにより、長
波長に対して充分な感度を有し、かつ、・帯電保持能力
にも優れたレーザー・プリンタ用の感光体を創出できる
しかも、これをエレクトロン・サイクロトロン・レゾナ
ンス法により作成することにより良品率、及び、製膜速
度を高くすることができコストの低減を達成できる。
〈実施例〉 第1図は本発明の電子写真感光体の層構造を示す断面図
である。
A1等からなる導電性支持体1上に、支持体側からの電
荷の注入を阻止するための中間層2、a−3i層3とa
−3iGe層4を積層した光導電層5、表面被覆層6を
順次積層したものを電子写真感光体とする。ただし、中
間層2と表面被覆層6は必要に応じて設ければ良く、特
に設ける必要はない。
第2図はエレクトロン・サイクロトロン・レゾナンス法
によりa−3iGe膜を作成する製膜装置を示す。
装膜装置において、プラズマ室11には空胴共振器構成
となっており、マイクロ波電源20より発生した2、4
50ozのマイクロ波を導波管14を通して導入される
。尚、マイクロ波導入窓15はマイクロ波が通過できる
石英ガラスでできている。プラズマ室11には導入管1
7よりH3が導入される。また、このプラズマ室11の
回りには磁気コイル16が設置されており、ここで発生
したプラズマを引き出すための発散磁場が印加されてい
る。堆積室12にはAI等よりなる導電性基板18が設
置されており、この実施例の場合はドラム状であるため
支持体に支持され回転される。
堆積室12には原料ガスとして例えば5IH4・Si、
HIl−8iF4・S i C14・5iHC1,・S
iH,CI、などHあるいはハロゲンを含むケイ素化合
物、 Ge1−It”GeF*−GeC14G e F
 2  ・GeCItなどHあるいはノ\ロゲンを含む
ゲルマ化合物を混合して導入する。まず、フ。
ラズマ室11・堆積室12が排気され、それぞれの室に
導入管17より111.導入管19より原料ガスが導入
される。この時のガス圧はl O−’torr〜10−
’ torrに設定される。ここで、プラズマ室11に
マイクロ波を導入するとともに、磁界をも印加しプラズ
マを励起する。プラズマ化された1(、および原料ガス
は発散磁場により導電性基板18へと導かれa−3iG
eが堆積することとなる。支持体は回転されるため均一
に製膜される。
さらにプラズマ引き出し窓13の位置や大きさを調整す
ることにより膜の均一性を向上することが可能である。
以上のような構成の製膜装置にて、原料ガスとしてSi
H,ガスとGeH,ガスを混合して製膜実験を行った。
この時の製膜条件は、原料ガス流量がS iH,+Ge
H,=12Q sccm、S iH。
/ (S iH4+G e H4) =0. 88.マ
イクロ波パワーが2,5kwとし、ガス圧を2.5〜5
.0mTorrの間で変化させて、AI基板上にa−3
iGe層を積層した。また基板加熱は施していない。
このようにして形成したa−3iGe膜の、膜中Hff
l・830nmの半導体レーザーを光源としたときの明
導電率(ημτ)・暗比抵抗率(ρd)のガス圧依存特
性を第4図、第5図及び第6図にそれぞれを示した。尚
、この時の膜中Ge含有率は、すべての膜ともSi原子
に対して45〜61atomic%の範囲に含まれてい
た。
上述のように各図面に示されたとおり、Hffiを40
 atomic%以上にすることにより、初めて暗比抵
抗が10日Ωcm以上となり、しかも明導電率が高い(
光感度が高い)a−3iGe膜が作成出来た。このよう
に暗比抵抗が10”0cm以上となり、しかも明導電率
が高い(光感度が高い)a−3iGe膜は、従来の膜中
Hf1lが40 atomic%以下のa−3iGe膜
では達成することが出来なかった。ただし、Hffiを
65 atomic%以上とすると光学的バンドギャグ
が再び上昇し、Ge添加による減少効果を打ち消してし
まい長波長感度も劣化してしまった。つまり、膜中Hf
iは通常は40〜65 atomic%であって、最も
好ましくは40〜55 atomic%という値である
次に、膜中11fflを43〜48 atomic%の
範囲に規定してガス原料比を変化させて膜中Gefiを
変化させたところSi原子に対して5 、 3 ato
mic%以下では光学的バンド・ギャップの減少効果は
殆ど見られず長波長感度も改善することは出来なかった
。 一方、膜中Gefiが、Si原子に対してl 50
 atomic%以上となると光学的バンド・ギャップ
は減少するものの暗比抵抗が小さくなり過ぎ電子写真感
光体の電荷輸送機能をも有する光導電層としてはもとよ
り電荷発生層としてさえも適さない事が判明した。つま
り、膜中Gelとしては通常はSi原子に対して5.3
〜150atomic%、好ましくは18〜82 at
omic%、最も好ましくは43〜67 atomic
%という値である。
また、暗比抵抗がio”Ωcm以上となり、しかも明導
電率が高い膜が作成できた。それにガス圧(2,5〜3
. 5mtorr)にて、製膜速度も約05μm/mi
nと他のガス圧に比べて高く、従来法に比べても5〜6
倍という高い値を達成出来た。
つまり、本発明では高い製膜速度が得られる条件にて電
気的特性も向上するという従来法では一般に見られない
利点が存在する。
また、本発明では、(SiH,)nを主としたポリマー
扮は全く発生せず良品率を高く出来、この点も従来法に
は見られない利点として挙げられる。
本発明では原料ガスとしてハロゲンを含むケイ素化合物
あるいはゲルマニウム化合物か導入される場合には膜中
Hffi及びハロゲン量の合計が通常は40〜65 a
tomic%、最も好ましくは40〜55 atomi
c%という値であることは言うまでもない。
次に、エレクトロン・サイクロトロンeレゾナンス法に
よりa−3i膜を作成した場合を示す。
この時の製膜装置は、先のa−3iGe膜を作成したと
きと全く同じである。
堆積室12には原料ガスとして例えばSiH,・Si、
H,・5iFa・5iC14・S r HCI s・5
iH2C!tなどHあるいはハロゲンを含むケイ素化合
物あるいは、それらを混合して導入する。
まず、プラズマ室11・堆積室12が排気され、それぞ
れの室にH量、原料ガスが導入される。この時のガス圧
はl 0−3torr〜l Q −’torrに設定さ
れる。このようにして、原料ガスとして5iHaガスを
用いガス圧を振って製膜実験を行った。尚、この時基板
には加熱は施されていない。このa−3i膜の、膜中H
量・He−Neレーザー(632,8nm)を光源とし
た際の明導電率(r/μτ)・暗比抵抗率(ρd)のガ
ス圧依存特性を第7図、第8図及び第9図にそれぞれ示
す。
これらに示されたとおり、Hjlを4 Q atomi
c%以上にすることにより、ボロンをドープすることな
しにもかかわらず初めて暗比抵抗が10”Ωcm以上と
なり、しかも明導電率が高い(光感度が高い)a−Si
膜が作成出来た。このように暗比抵抗が101!Ωcm
以上となり、しかも明導電率が高い(光感度が高い) 
a−3i膜は、従来の膜中Hfiが4 Q atomi
c%以下のa−Si膜では達成することが出来なかった
。H量を4 Q atomic%以上にすることにより
このように特性の優れたa−SillIを作製出来た理
由としては充分なI]を膜中に含くませることによりS
i原子のダングリグ・ボンドを減少さすことが出来たこ
と、あるいは、光学的バンドギャップをやや大きくする
ことにより熱励起キャリヤーを減少さすことが可能にな
ったためと考えられる。
本発明では、エレクトロン・サイクロトロン・レゾナン
ス法によってa−3i膜を作成することによりa−3i
Ge膜作成時と同様に(s I Hz)nなる粉は全く
発生しなりかた。しかも、この時、製膜速度・ガス利用
効率ともガス圧に大きく依存し、ガス圧を選ぶことによ
り従来法に比べて6〜IO倍とかなり高い値を得た。更
に好ましいことにはHffiを40 atomic%以
上にするガス圧、つまり、暗比抵抗が10”Ωcm以上
となり、しかも明導電率が高い(光感度が高い)a−3
i膜を作製することが出来るガス圧(2〜3 、5 m
torr)において製膜速度・ガス利用効率とも高い値
を示す事が判明した。これに対して従来法により作製さ
れたHを40 atomic%以下含有するa−3i膜
では一般に製膜速度が大きくなる領域においては光感度
が劣化してしまうという傾向があった。
この点からしても従来法にない本発明の優位な点が存在
することが判明した。
原料ガスとしてハロゲンを含むケイ素化合物が導入され
る場合には膜中Hffi及びハロゲン量の合計が40 
atomic%以上である必要があることは言うまでも
ない。更に鋭意実験を重ねた結果、膜中のHffi及び
/又はハロゲン量を65 atomic%以上にすると
a−3iGe膜との電気的及び機械的ミスマツチが発生
し残留電位の上昇を招いてしまい実用上の問題となる事
が確かめられた。つまり、膜中のHffi及び/又はハ
ロゲン量は好適には40〜65 atoIlic%、最
も好ましくは40〜55atomic%という値である
次に、この本発明に開示された膜中Hfi及び/または
ハロゲン量を40 atomic%以上含有するa−3
iGeと同じく本発明に開示された膜中H量及び/また
はハロゲン量を40 atomic%以上含有するa−
3iが積層された層を電子写真感光体の光導電層として
用いた実施例を示す。尚、ここでは、a−3iGeを主
に電荷発生機能を果たす層として、また、a−3iを主
に電荷保持機能・電荷輸送機能を果たす層としてとらえ
ることができる。
(実施例1) A1からなる導電性基板上に、ボロンが多量にドープさ
れたa−Siからなる層厚25μの中間層、H含有量が
48 atomic%で少量のボロンがドープされた層
厚25μmのa−3i層とGe原子含有ff1(Ge/
Si値)が54 atomic%でありHlを46 a
toIIlic%含有し少量のボロンがドープされた層
厚が5μmのa−3iGe層とからなる光導電層、a−
3iC膜からなる層厚0.3μmの表面被覆層とを順次
積層して正帯電用電子写真感光体を作成した。このとき
の作成条件を表1にまとめておく。ボロンをドープする
ためのガスとしては、B、H,・BCI、・BH,など
ボロンとHあるいはハロゲンとの化合物が好ましい。
また、ボロンと同じ働きをもった原子としては例えばア
ルミニウム・ガリニウム・インジュウムなどが適してい
る。
表  ま ただし、中間層、a−3i層、a−3iGe層のB、H
,はそれぞれH,中3000.30.30 ppmに希
釈されている。
このとき(S+H*)nを主としたポリマー粉は全く発
生せず、しかも、製膜速度・ガス利用効率とも従来法に
比べて6〜10倍とかなり高い値を得た。更に作成され
た感光体の特性を測定したところ、特に帯電特性に優れ
ていた。また、これを市販の正帯電用レーザー・プリン
ターに搭載し画出しを行ったところ良好な画を得た。
尚、表面被覆層としてエレクトロン・サイクロトロン・
レゾナンス法により作成されたa−3iN膜あるいはa
−3iO膜を用いた場合でも良好な結果が得られている
(実施例2) 光導電層を構成するa−3iGe層及びa−Si層それ
ぞれの作成時のガス圧を2.4〜4.8mTorr及び
2.8〜5.0mTorrに変化させ、その他の条件は
全〈実施例1と同じにした場合のそれぞれの結果を表2
に示す。ここに示されたとおり、ガス圧を選びa−3i
Ge層及びa−8i層ともHffiを40 atomi
c%以上含んだとき良好な結果を得ている。 尚、この
時のa−SiGe層中のGe原子含有1(Ge/Si値
)は、いずれの場合とも45〜61  atomic%
の範囲に含まれている。
また、各層の膜厚は、実施例1と全く同一としである。
表   2 上段:帯電特性、下段:画像特性 ◎−O−△−× 良い          悪い (実施例3) 光導電層及び中間層のドーピングガスB、H,の代わり
にP型不純物であるリンをドープするためPH,を使用
した以外は実施例1と同じ条件にて感光体を作成し、負
帯電用レーザー・プリンターに搭載し画出しを行った所
良好な画を得た。
ただし、このときのPH,ガスの流量は、中間層、a−
3i層、a−3iGe層の製膜のときそれぞれ、10.
  I、  12 sccmである。リンをドープする
ためのガスとしてはPH,・PCl、・Pct、などリ
ンとHあるいはハロゲンとの化合物が適している。また
、リンと同じ働きをもった原子としてはしては窒素・ア
ンチモン・酸素などが適している。
このとき(SiH2)nを主としたポリマー粉は全く発
生せず、しかも、製膜速度・ガス利用効率とも従来法に
比べてかなり高い値を得た。更に作成された感光体の特
性を測定したところ、特に帯電特性に優れていた。
(実施例4) 実施例1にて示した光導電層のうちa−3iGe層の作
成時にGeH4ガス流量をO〜15secmに連続的に
増加させ、a−SiGe層の表面層側にGe含有量が多
く含まれる様に作成した。このように作成された感光体
の特性を測定したところ特に残留電位の少ない良好なの
特性を有することが’I’l+明した。また、この感光
体を正帯電用レーザー・プリンターに搭載して画出しを
行ったところ、良好な結果を得た。なお、この感光体に
てGeを含む層はその全域においてHを4 Q ato
mic%以上含んでいることは言うまでもない。 尚、
aS iGe層でのGe原子の分布は、第3図に示され
た通り数多くあり、どれも残留電位の低下効果のあるこ
とが確かめられた。ただし、図中TOはa−si層との
境界面、TIは表面被覆層との境界面を0表している。
また、Gmax%Gm1nはS1原子に対するGeの含
有量の比の最大値、最小値をそれぞれ示している。これ
らの総てに共通していることは、Ge原子が連続的に分
布しており、しかも、表面層側に多く分布していること
である。本発明の様にその膜中にHを40 atomi
c%以上含み光学的バンド・ギャップを大きくしたa−
3i層と光学的バンド・ギャップを小さくしたa−3i
Ge層とを積層する場合、上記a−Si層と上記a−3
iGe層との電気的及び機械的ミスマツチを緩和するの
にGeの分布が公知技術にてt旨摘する以上の効果が有
った。
く効  果〉 本発明の感光体によれば、H及び/又はハロゲンを40
 atomic%以上含むa−3iGe層と、I]及び
/又はハロゲンを40 atomic%以上含むa−3
i層との積層された層を感光体の光導電層として用いる
。本発明に開示されたH及び又はハロゲンを40 at
omic%以上含むa−3iGeは長波長く780〜8
30nm)に対して充分な光感度を有する。同じく本発
明に開示された11及び/又はハロゲンを40 ato
mic%以上含むa−3iはボロンをドープなしにもか
かわらず10”Ωcmと非常に高い比抵抗を示し、かつ
、充分な光感度を有することから分かる通り、励起され
た電荷を電界の存在の下輸送する能力も充分に有するも
のである。
そこで、主に電荷発生の役目を果たす層としてこのH及
び又はハロゲンを4 Q atomic%以上含むa−
3iGeを用い、また、主に電荷輸送・電荷保持の役目
を果たす層としてこのH及び/又はハロゲンを40 a
tomic%以上含むa−3〕を用いることにより、長
波長に対して充分な感度を有し、かつ、帯電保持能力に
も優れたレーザー・プリンタ用の感光体を創出できる。
また、このa−3iGe膜及びa−”S i膜をエレク
トロン−サイクロトロン・レゾナンス法により作成する
ことにより(SiH,)nを主としたポリマー粉は全く
発生せず、しかも、製膜速度・ガス利用効率とも従来法
に比べてがなり高い値を得、その結果安価なレーザー・
プリンター用の電子写真感光体を作成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる電子写真感光体の構造を示す断
面図、第2図は本発明のa−8i層、aSiGeiを作
成するエレクトロン・サイクロトロン・レゾナンス法に
よる製膜装置を示す断面図、第3図は本発明の電子写真
感光体の光導電層を構成する1つの層であるa−5iG
e層のGe原子の含有分布を示す図、第4乃至9図はa
−3iGe層及びa−3i層のH含有量、明導電率、導
電率のガス圧依存特性を示す特性図である。 1;導電性支持体 2;中間層 3;a−3i層 4:a−3iGe層 5;光導電層 6;表面被覆層 代理人 弁理士 杉山毅至(他1名) 暗 は喝〆 第3ω 第1已

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性基体と、光導電層とを具備する電子写真感光
    体において、上記光導電層が40atomic%以上の
    水素及び/又はハロゲンを含むアモルファス・シリコン
    ゲルマニウム(a−Si_(_1_−_X_−_Y_−
    _Z_)Ge_XH_YX_Z、ただしX:ハロゲン)
    と40atomic%以上の水素及び/又はハロゲンを
    含むアモルファス・シリコンを積層したものから成るか
    らなる事を特徴とする電子写真感光体。 2、上記アモルファス・シリコンゲルマニウム層及び上
    記アモルファス・シリコン層共エレクトロン・サイクロ
    トロン・レゾナンス法により作成された事を特徴とする
    特許請求範囲第1項記載の電子写真感光体。
JP63161977A 1988-06-28 1988-06-28 電子写真感光体の製造方法 Expired - Fee Related JPH07117762B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63161977A JPH07117762B2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 電子写真感光体の製造方法
US07/372,019 US4992348A (en) 1988-06-28 1989-06-27 Electrophotographic photosensitive member comprising amorphous silicon
US07/620,828 US5085968A (en) 1988-06-28 1990-12-03 Amorphous, layered, photosensitive member for electrophotography and ecr process

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63161977A JPH07117762B2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 電子写真感光体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH028857A true JPH028857A (ja) 1990-01-12
JPH07117762B2 JPH07117762B2 (ja) 1995-12-18

Family

ID=15745681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63161977A Expired - Fee Related JPH07117762B2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 電子写真感光体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07117762B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5498588A (en) * 1978-01-13 1979-08-03 Ibm Photoconductive element
JPS58186748A (ja) * 1982-04-26 1983-10-31 Mitsubishi Chem Ind Ltd 電子写真用感光体
JPS59159167A (ja) * 1983-03-01 1984-09-08 Zenko Hirose アモルフアスシリコン膜の形成方法
JPS6063542A (ja) * 1983-09-17 1985-04-11 Canon Inc 光導電部材
JPS6183544A (ja) * 1984-09-29 1986-04-28 Toshiba Corp 電子写真感光体
JPS632067A (ja) * 1986-01-23 1988-01-07 Canon Inc 電子写真用光受容部材
JPS6381361A (ja) * 1986-09-26 1988-04-12 Canon Inc 電子写真感光体の製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5498588A (en) * 1978-01-13 1979-08-03 Ibm Photoconductive element
JPS58186748A (ja) * 1982-04-26 1983-10-31 Mitsubishi Chem Ind Ltd 電子写真用感光体
JPS59159167A (ja) * 1983-03-01 1984-09-08 Zenko Hirose アモルフアスシリコン膜の形成方法
JPS6063542A (ja) * 1983-09-17 1985-04-11 Canon Inc 光導電部材
JPS6183544A (ja) * 1984-09-29 1986-04-28 Toshiba Corp 電子写真感光体
JPS632067A (ja) * 1986-01-23 1988-01-07 Canon Inc 電子写真用光受容部材
JPS6381361A (ja) * 1986-09-26 1988-04-12 Canon Inc 電子写真感光体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07117762B2 (ja) 1995-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3897582B2 (ja) 真空処理方法、真空処理装置、半導体装置の製造方法および半導体装置
US4943503A (en) Amorphous silicon photoreceptor
JPH028857A (ja) 電子写真感光体の製造方法
US4729937A (en) Layered amorphous silicon electrophotographic photosensitive member comprises BN surface layer and BN barrier layer
US5085968A (en) Amorphous, layered, photosensitive member for electrophotography and ecr process
JPS60130747A (ja) 光導電部材
JPS61221752A (ja) 電子写真感光体
JPH0782240B2 (ja) 電子写真感光体
US4971878A (en) Amorphous silicon photosensitive member for use in electrophotography
KR910006737B1 (ko) 전자사진 광수용기 제조방법
JPH02301769A (ja) 電子写真感光体
JPH07117763B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
US5009977A (en) Photosensitive member for electrophotography having amorphous silicon
US5100749A (en) Photosensitive member for electrophotography
JP2595575B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP2720448B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JPH0234863A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JPS6410066B2 (ja)
JPS616654A (ja) 電子写真感光体及びその製造方法
JPS6280664A (ja) 光導電体
JPS6273275A (ja) 光導電体
JPH07120060B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JPH028858A (ja) 電子写真感光体
JPH0210369A (ja) 電子写真感光体
JPS60205457A (ja) 電子写真感光体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees