JPH027413Y2 - - Google Patents

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JPH027413Y2
JPH027413Y2 JP14127782U JP14127782U JPH027413Y2 JP H027413 Y2 JPH027413 Y2 JP H027413Y2 JP 14127782 U JP14127782 U JP 14127782U JP 14127782 U JP14127782 U JP 14127782U JP H027413 Y2 JPH027413 Y2 JP H027413Y2
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relay
indoor
cycle
switch
circuit
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【考案の詳細な説明】 本考案は空気調和装置、詳しくは、室外ユニツ
トと室内ユニツトとを備え、前記室外ユニツト
に、圧縮機、四路切換弁、空気式室外熱交換器及
び室外フアンを装備し、前記室内ユニツトに空気
式室内熱交換器及び室内フアンを装備して、前記
四路切換弁の切換えにより冷暖房可能とした空気
調和装置に関する。
従来、以上の如く構成する空気調和装置におい
て、室外ユニツトに設けられた四路切換弁による
冷暖房の切換えを室内ユニツト側で行うものが実
公昭56−29623号公報に示されている。この公報
に示された空気調和装置は、第4図に示した如
く、室外ユニツトUに設ける前記四路切換弁SV
の切換スイツチPを、室内ユニツトVに設けてお
り、前記切換スイツチPの切換操作により、前記
四路切換弁SVを動作させ、冷暖房の切換えを行
うようにしている。
所が、以上の如く構成した場合、前記切換スイ
ツチPにより前記四路切換弁SVをコントロール
するため、前記室外ユニツトUの電気回路との間
には、2本の切換用線路L1,L2を、配線する必
要が生ずるのである。
従つて、室外ユニツトU及び室内ユニツトVを
設置するに際し、配線工事が煩雑となるし、電源
線路L4,L5の他に多くの配線も必要となつてコ
スト高となる問題があつた。
尚、第4図においてRSは運転スイツチ、X3
は、前記室内フアンモータMFと、前記リレーX2
の常閉接点X2−1との直列回路に介装する常開
接点X3−1をもつた補助リレー、Oは冷暖房切
換スイツチ、Qは室内サーモスタツトであり、
X4は、前記冷暖房切換スイツチOと室内サーモ
スタツトQとの接続回路と直列に接続する圧縮機
用リレーであり、X5は前記冷暖房切換スイツチ
Oの暖房側に接続する補助リレーで、前記圧縮機
用リレーX4の常開接点X4−1と直列に接続され
ており、該リレーX5の常開接点X5−1は前記リ
レーX2と、前記リレーX1の常開接点X1−1との
直列回路に介装している。
しかして以上の問題に対しては、前記四路切換
弁SVの切換スイツチPを室外ユニツトUに設け
ることにより2本の前記切換線路L1,L2を省略
でき、それだけ室内外ユニツトV,Uを連結する
配線を少なくできるのであるが、前記切換スイツ
チPは、前記室外ユニツトUに設けられているこ
とからこの切換スイツチPの切換操作に応動し
て、前記室内ユニツトVに設ける室内サーモスタ
ツトQの冷暖房切換えを連動させるためには、前
記室内ユニツトVに設ける冷暖房切換スイツチO
を前記切換スイツチPの切換操作に連動させる必
要があり、この結果、前記室外ユニツトUと室内
ユニツトVとの間には、依然として前記した如く
連動させるための連動用線路が必要となるのであ
つて、室内外ユニツトV,U間を配線する線路を
根本的に減少できないのである。
本考案は、室外ユニツトに圧縮機及び四路切換
弁を設け、かつ、この四路切換弁をコントロール
する切換スイツチを室外ユニツトに設けた空気調
和機の前記した問題、即ち、前記切換スイツチに
連動して前記室内ユニツトに設ける室内温度調節
器の冷暖切換えを行うための連動線路が必要とな
る問題を解消すべく考案したもので、目的とする
ところは、各室内ユニツトの暖房サイクル時高圧
となり、冷房サイクル時低圧となる部位にサイク
ル検知器を設け、該検知器の出力で、室内温度調
節器用の冷暖房切換スイツチの切換えを行うこと
によつて、各室内ユニツトでの前記冷暖房切換ス
イツチの操作を不要にできながら、しかも従来の
連動線路をなくして前記室内外ユニツト間を連絡
する電気配線の本数を減少させる点にある。
その目的を実現するために、本考案は構成を室
内ユニツトの、冷房サイクル時と暖房サイクル時
とで冷媒圧力が高低変化する部位に、冷媒圧力を
感知し、冷暖房サイクルを検出して出力するサイ
クル検知器を設けると共に、運転スイツチと、こ
の運転スイツチの操作で動作し前記室内フアンの
フアンモータを発停制御する室内フアンモータ発
停制御回路と、前記圧縮機を発停制御する制御リ
レー及び室内温度調節器とをもち、前記運転スイ
ツチの操作で動作するリレー回路とを備えた前記
室内ユニツトの電気回路に、前記サイクル検知器
と該サイクル検知器の動作で励磁し、冷暖房サイ
クルの検出信号を出力するサイクル検出リレーと
の直列回路を前記リレー回路と並列に接続する一
方、前記リレー回路における前記室内温度調節器
と前記制御リレーとの間に、前記サイクル検出リ
レーの励磁で動作し、前記制御リレーを前記室内
温度調節器の低温接点と、高温接点との一方に選
択する切換スイツチを介装し、かつ、前記室外ユ
ニツトに設ける前記圧縮機の補助リレーを、前記
室内ユニツトの電気回路に連絡配線を介して接続
し、この接続線路に前記制御リレーの常開接点を
介装する如く成したのであつて、暖房時には前記
検知器を設けた前記部位が高圧となるのを利用し
て前記検知器が暖房サイクルを検出し、この検出
信号で室内温度調節器用の冷暖房切換スイツチを
暖房側に切換えて保持する如くし、また、冷房時
には前記部位が低圧となるのを利用して、前記検
知器が冷房サイクルを検出し、この検出信号で前
記冷暖房切換スイツチを冷房側に切換えて保持し
て、冷房運転を行う如く成したものである。従つ
て、室外ユニツトと室内ユニツトとの間を連結す
る配線の本数を従来に比して減少させながら室内
ユニツトでの室内温度調節器の冷暖房の切換え操
作を不要とすることができるのである。
以下、本考案を室内ユニツトを2台設けたセパ
レートタイプの空気調和装置に用いた場合の実施
例を図面に基づいて説明する。
第1図において、Aは室外ユニツト、B,Cは
室内ユニツトである。(尚、室内ユニツトCは室
内ユニツトBと全く同じであるから、図面ならぴ
に説明を省略する。)室外ユニツトAおいて1は
圧縮機、2は電磁石を用いた四路切換弁、3は空
気式室外熱交換器、4は室外フアン、5はアキユ
ムレータ、6は暖房用膨張弁、7は逆止弁であ
る。又、室内ユニツトBにおいて、8は空気式室
内熱交換器、9は室内フアン、10は冷房用膨張
弁、11は逆止弁である。
12は前記四路切換弁2の一つの切換ポートに
接続するガス管で、12aは前記ガス管12の先
端から分岐し、空気式室内熱交換器8に接続され
るガス側支管である。
13は前記四路切換弁2の他の切換ポートと空
気式室外熱交換器3とを結ぶガス管である。14
は前記熱交換器3に接続する液管で、暖房用膨張
弁6と逆止弁7との並列回路を介装している。1
4aは前記液管14の先端から分岐し、前記室内
熱交換器8に接続される液側支管で、冷房用膨張
弁10と逆止弁11との並列回路を介装してい
る。しかして、第1図に示した冷媒回路において
暖房時には次のように作用する。即ち、圧縮機1
から吐出される高圧ガス冷媒は四路切換弁2を通
つて前記室内熱交換器8に送られ、そこで凝縮
し、更に逆止弁11を通り暖房用膨張弁6で減圧
され、空気式室外熱交換器3で低圧ガス冷媒とな
つて四路切換弁2とアキユムレータ5とを介して
再び圧縮機1に戻るのである。
又冷房時及びデフロスト運転時においては圧縮
機1から吐出される高圧ガス冷媒は四路切換弁2
を通り、空気式室外熱交換器3で凝縮し、更に逆
止弁7を通り、膨張弁10で減圧されて、空気式
室内熱交換器8で低圧のガス冷媒となり、そし
て、四路切換弁2とアキユムレータ5とを介して
再び圧縮機1に戻るのである。
また室外ユニツトAには、暖房時の前記室外熱
交換器3のコイル(図示せず)に付着する霜を除
去するために、前記室外ユニツトAに第2図に示
すデイアイサー20を設けているのである。前記
デイアイサー20の作動によつて所定時間間隔ご
とで、かつ前記コイルに霜が付着している場合の
み前記四路切換弁2を切換えて一定時間冷媒を逆
方向、即ち冷房時の如く流通させてデフロスト運
転を行う如く成しているのである。
しかして、第1図に示したものは、以上の如く
構成する空気調和装置において、前記室内ユニツ
トBにおける、冷房時低圧となり、暖房時高圧と
なる部位、即ち、前記ガス側支管(12a)の室
内ユニツトB内に配管された部分にサイクル検知
器22を設けるのである。前記サイクル検知器2
2は詳しくは後記するように、前記部位の圧力が
高圧の場合(暖房運転)高圧から低圧になつた場
合、低圧の場合(冷房運転)によつてそれぞれ異
なる検出信号を出力するものである。
次に第1図の空気調和装置の電気回路を、第2
図に基づいて説明する。
まず室外ユニツトA側の説明を行う。
室外フアン駆動用モータM1と圧縮機駆動用モ
ータM2は各電磁開閉MF,MCの各常開接点MF
−1,MC−1を介して三相電源に接続させてい
る。そして、前記電源から引出した電源線1
2間には、前記四路切換弁2の切換えを行う切
換スイツチSWとリレーR1との直列線路、リレー
R3−1と前記リレーR1の常閉接点R1−1との並
列回路と通電時、四路切換弁2を冷房側へ、又非
通電時に暖房側へ切換える四路切換弁2のコイル
SVとの直列線路、前記圧縮機1の補助リレー
R4,R10のうち、補助リレーR4の常開接点R4−1
と前記圧縮機モータ用電磁開閉器MCとの直列線
路、および前記補助リレーR10の常開接点R10
1と前記リレーR1の常開接点R1−2とデイアイ
サー20のタイマーTRとの直列線路がそれぞれ
並列に接続される。又前記常開接点R4−1の前
記電磁開閉器MC側の接点と前記常開接点R10
1の前記常開接点R1−2側の接点とは接続され
この接続部位に、リレーR2の常閉接点R2−1と
室内フアンモータ用電磁開閉器MFとの直列線路
が接続されている。デイアイサー20に設けられ
るデフロスト用スイツチ21の可動接点C3は前
記常開接点R1−2と同じく前記デイアイサー2
0に設けられるタイマーTRとの接続線路に接続
され、その切換接点の一つa3にはリレーR2とリ
レーR3との並列回路が接続されている。
尚、前記補助リレーR4,R10は室内ユニツトB
に対応して設けるのである。
また室外ユニツトAと室内ユニツトBとの間に
は、前記電源線12の連絡配線V1,V2が接
続されている。
次に室内ユニツトBの電気回路を説明する。
第2図に示した室内ユニツトBの電気回路は、
運転スイツチRSとこの運転スイツチRSの操作で
動作し、前記室内フアン9のフアンモータM3
発停制御する室内フアンモータ発停制御回路30
と、前記圧縮機1を発停制御する制御リレーR7
及び室内温度調節器23とをもち、前記運転スイ
ツチRSの操作で動作するリレー回路31とを備
えている。
又、前記サイクル検知器22は、冷暖房サイク
ルを検出する第1圧力スイツチ2aと第2圧力ス
イツチ22bとから構成しており、そして、前記
室内ユニツトBの電気回路には、前記第1圧力ス
イツチ22aの動作で励磁し、暖房サイクルの検
出信号を出力する第1サイクル検出リレーR5
の直列回路32を、前記室内フアンモータ発停制
御回路30及びリレー回路31に並列に接続する
と共に、前記直列回路32に、前記サイクル検出
リレーR5の常開接点R5−2と前記第2圧力スイ
ツチ22bと前記常開接点R5−2の閉動作時に
前記第2圧力スイツチ22bの動作で励磁してデ
フロスト信号を出力する第2サイクル検出リレー
R6との直列回路34を並列に接続する一方、前
記室内フアンモータ発停制御回路30に、デフロ
スト信号を出力する前記第2サイクル検出リレー
R6の常閉接点R6−1を介装し、前記リレー回路
31における前記室内温度調節器23と前記制御
リレーR7との間に、前記第1サイクル検出リレ
ーR5の励磁、つまり、暖房サイクルの検出信号
が出力されるとき動作し、前記制御リレーR7
前記室内温度調節器23の低温接点に接続し、前
記第1サイクル検出リレーR5の消磁、つまり冷
房サイクルの検出信号が出力されるとき、前記制
御リレーR7を前記室内温度調節器23の高温接
点に接続する切換スイツチR5−1を介装するの
である。
また、前記室内ユニツトBの電気回路には、前
記室外ユニツトAに設ける圧縮機1の補助リレー
R4と連結配線V3を介して接続する接続線路33
を設けており、この接続線路33には、前記制御
リレーR7の常開接点R7−1を介装しており、こ
の常開接点R7−1の閉動作時、前記補助リレー
R4を励磁させて、前記圧縮機1及び室外フアン
4の各駆動用モータM2,M1が、各モータ用電磁
開閉器Mc,MFの動作により駆動されることに
なるのである。
また、前記運転スイツチRSの送風及び温調接
点には、前記リレーR8を、また温調接点にはね
リレーR9とタイマーTMとの並列回路を、それぞ
れ接続し、前記リレーR8の常開接点R8−1を該
リレーR8の前記送風及び温調接点への接続回路
に介装して自己保持回路を形成すると共に、前記
リレーR9の一つの常開接点R9−1を前記リレー
回路31の電源線1への接続側に介装し、また、
もう一つの常開接点R9−2を、前記直列回路3
2の電源線1への接続側に介装するのである。
そして、前記タイマーTMの限時復帰の常開接
点TM−1は、前記室内温度調節器23の固定側
接点C1と、前記切換スイツチR5−1の固定側接
点C2とを結ぶ短絡線に介装するのである。前記
タイマーTMは、前記運転スイツチRSの温調接
点を入操作したときカウントを開始するのであつ
て、その設定時間は、暖房開始時に前記検知器2
2を設けた部位の圧力が前記第1圧力スイツチ2
2aの高圧側へ切換わる設定圧力となるまでの時
間、例えば30秒とするのである。
従つて、前記タイマーTMへの通電時、前記常
開接点TM−1が閉じ、前記切換スイツチR5−1
の切換如何に拘わらず、前記制御リレーR7が励
磁されるのである。
又、冷暖房サイクルを検出し、暖房信号を出力
する前記第1の圧力スイツチ22aに接続の第1
サイクル検出リレーR5には、前記切換スイツチ
R5−1の他、常開接点R5−2,R5−3をもつて
おり、一つの前記常開接点R5−2は、前記第2
圧力スイツチ22bの電源線1への接続部位に
介装しており、もう一つの常開接点R5−3は前
記第1圧力スイツチ22aの高圧側接点C3と固
定側接点C4とを結ぶ短絡線に介装し自己保持回
路を形成している。
又、前記第1、第2圧力スイツチ22a,22
bの切換え設定圧力は同一圧力とし、室内の最も
高くなる温度の冷媒飽和蒸気圧よりもやゝ高い、
例えば13Kg/cm2で低圧側接点から高圧側接点に切
換えられるようにセツトするのである。
続いて第2図に示す電気回路を基に、本考案装
置の作用を説明する。
暖房運転時には運転スイツチRSを温調にセツ
トし、室外ユニツトAに設ける冷暖房切換スイツ
チSWをオンとする。前記スイツチSWをオンに
するとリレーR1が励磁され、その常開接点R1
2がオンとなり、常閉接点R1−1がオフとなる。
また、前記スイツチRSを温調にセツトすると、
リレーR6と、リレーR9タイマーTMが励磁され、
前記通電され、常開接点R8−1,R2−2,R9
1,R9−2及び限時復帰の常開接点TM−1がオ
ンとなる。これによつて制御リレーR7が励磁さ
れて、常開接点R7−1がオンとなる。この結果、
補助リレーR4が励磁され常開接点R4−1がオン
となるので、各電磁開閉器MC,MFが励磁され、
室外フアン用駆動モータM1と圧縮機駆動用モー
タM2の運転が開始され、また、同時に前記デイ
アイサー20のタイマーTRが通電となり、該デ
イアイサー20が作動を開始するのである。
一方、サイクル検知器22が設けられている前
記室内ユニツトBのガス側支管12a内は、暖房
運転開始の時点では通常低圧となつているので、
前記検知器22の第1、第2圧力スイツチ22
a,22bの各可動接片は何れも低圧側接点に接
続されている。
従つて、サイクル検出リレーR5は消磁されて
いるので、常開接点R5−2はオフとなつており、
よつて、リレーR6も消磁され、そのの常閉接点
R6−1はオンとなつている。従つて室内フアン
モータM3の電気回路は閉路し、前記室内フアン
9が始動するのである。そして暖房開始後しばら
くすると前記液側支管12a内の圧力が上昇し、
前記各スイツチ22a,22bの設定圧力以上と
なるので前記第1及び第2圧力スイツチ22a,
22bの各可動接片が各高圧側接点に接続される
のである。これによつて前記サイクル検出リレー
R5が励磁され、常開接点R5−2,R5−3がオン
となると共に、切換スイツチR5−1の可動接片
が動作し、前記制御リレーR7を前記温度調節器
23の低温接点に接続し、前記温度調節器23を
暖房用に切換えるのである。
尚、前記接点R5−2がオンとなつても、前記
第2圧力スイツチ22bが高圧側接点に接続され
るので、前記リレーR6はやはり消磁されたまゝ
となるのである。従つて常閉接点R6−1もオン
のまゝとなつて、室内フアンモータM3の電気回
路は、閉路状態に保持されるのである。
次に、デフロスト運転について説明する。
以上の暖房運転で室外熱交換器3がフロストす
ると、前記デイアイサー20のデフロストスイツ
チ21が動作し、この動作で前記リレーR2とR3
とが励磁される。 これによつて、常閉接点R2
−1がオフとなつて、電磁開閉器MFが消磁さ
れ、室外フアン4が停止すると共に、前記リレー
R3の常開接点RC−1がオンとなつて四路切換弁
2のソレノイドSVが励磁され、四路切換弁2を
冷房サイクル側に切換動作するのである。
この結果、室内ユニツトB内のガス側支管12
aの圧力は直ちに低下して前記サイクル検知器2
2の各圧力スイツチ22a,22bの設定圧力以
下となるのである。そのため、前記各スイツチ2
2a,22bが切換え動作して、各可動接片が各
低圧側接点にそれぞれ接続されるのである。
この時、前記サイクル検出リレーR5は常開接
点R5−3の自己保持作用で励磁されたまゝであ
り、従つて、前記切換スイツチR5−1も暖房側
接点に接続されたまゝ保持される。また、常開接
点R5−2がオンとなつているので、リレーR6
前記第2圧力スイツチ22bの前記動作で励磁さ
れる。これによつて常開接点R6−1がオフとな
り、前記室内フアンモータM3の電気回路にオフ
信号が出力されて、室内フアン9が停止するので
ある。従つてコールドドラフトが防止できるので
ある。
また、デイアイサー20はデフロスト運転開始
後一定時間経つと、前記デフロストスイツチ21
をオフ状態に切換えるのである。これによつて四
路切換弁2が切換えられ再び暖房運転の状態に復
帰するのである。その結果、四路切換弁2が暖房
サイクル側に切換えられるので室内ユニツトBの
ガス側支管12a内の圧力が前記各圧力スイツチ
22a,22bの設定圧力以上となる。
そのため、前記検知器22が高圧側接点に切換
えられ、前記リレーR6を消磁し、これによつて
前記室内フアンモータM3が再駆動され、室内暖
房が再開されるのである。
また冷房運転時は先ず、冷暖房切換えスイツチ
SWを冷房側に操作する。これによつてリレーR1
が消磁され、常閉接点R1−1がオンとなる。従
つて、四路切換弁2のソレノイドSVが励磁され
て、冷媒回路が冷房サイクルに切換えられる。同
時に常開接点R1−2がオフとなつてデイアイサ
ー20への通電が遮断される。
次に、運転スイツチRSを温調にセツトすると
暖房運転開始時と同様に動作して室外フアン3、
圧縮機1及び室外フアン9が始動する。そして各
圧力スイツチ22a,22bの前記設定値は前記
した如く室内温度による冷媒の飽和蒸気圧より高
めに設定しているので、前記各スイツチ22a,
22bは共に低圧側接点にそれぞれ接続されてい
る。
従つて、前記サイクル検出リレーR5及びリレ
ーR6は消磁されているので、前記切換スイツチ
R5−1の可動動接片は、第2図の位置に切換え
られ、前記制御リレーR7は前記温度調節器23
の高温接点に接続され、前記室内温度調節器23
を冷房側に切換えるのである。
また、常開接点R5−2,R5−3はオフとなつ
ており、これによつてリレーR6は通電が遮断さ
れた状態が保持されるので冷房運転中は常に常閉
接点R6−1はオンとなる。
従つて、冷房時、室内フアンモータM3の電気
回路は常に閉路するのである。
以上の如く、本考案の実施例によれば、各室内
ユニツトB,Cの各ガス側支管12aにそれぞれ
サイクル検知器22を設けることによつて、前記
検知器22が暖房時前記支管12aの高圧を検出
して出力し、室内温度調節器23用の切換スイツ
チR5−1を暖房側に切換えて保持し、またデフ
ロスト運転時には前記検知器22が前記支管12
aの高圧から低圧に変化したのを検出して出力
し、室内フアンモータM3の電気回路を開路して、
前記室内フアン9を停止し、更に冷房運転時には
前記検知器22が前記支管12aの低圧を検出し
出力して、前記調節器23用の前記スイツチR5
−1を冷房側に切換えて保持する如くしたから、
室内ユニツトB,Cでの前記調節器23の前記切
換スイツチR5−1の冷暖房運転による切換操作
を不要とすることができると共に、デフロスト運
転時のコールドドラフトを確実に防止できなが
ら、しかも前記切換スイツチR5−1を冷暖房切
換に応動して連動させるための連動用線路やデフ
ロスト信号のコントロール線路を不要にでき、室
内外ユニツトA,B間を配線する連絡配線の本数
を減少させることができるのである。
上記実施例においては、サイクル検知器22に
2つの圧力スイツチ22a,22bを組込んだも
のを使用したが、第3図(室内ユニツトBのみ図
示)に示すように、前記検知器22に組み込む圧
力スイツチ22cは1つでもよいのである。この
場合は、前記スイツチ22cの固定側接点に暖房
信号を出力するサイクル検出リレーR5を接続し、
低圧側接点にデフトロスト信号を出力するリレー
R6をそれぞれ接続するのである。そして、高圧
側接点と固定側接点との短絡線路には前記実施例
と同様にサイクル検出リレーR5の常開接点R5
3を介装し、自己保持回路を形成するのである。
尚、その他の点の構成は前記実施例と全く同じで
あるから説明を省略する。
以上の如く構成しても前記実施例と全く同様の
作用効果が得られるのである。
又、上記実施例においては、デフロスト運転時
室内フアンモータM3を停止するようにしたが、
空気式室内熱交換器8に加熱ヒータ(図示せず)
を組込み、デフロスト運転時、通電する如く成し
てもよい。この場合、第2図の室内ユニツトBの
電気回路に前記ヒータ(図示せず)とリレーR6
の常開接点(図示せず)との直列線路(図示せ
ず)を電源線12間に接続すればよいのであ
る。
以上の如く本考案は、室内ユニツトBの、冷房
サイクル時と暖房サイクル時とで冷媒圧力が高低
変化する部位に、冷媒圧力を感知し、冷暖房サイ
クルを検出して出力するサイクル検知器22を設
けると共に、運転スイツチRSと、この運転スイ
ツチRSの操作で動作し前記室内フアン9のフア
ンモータM3を発停制御する室内フアンモータ発
停制御回路30と、前記圧縮機1を発停制御する
制御リレーR7及び室内温度調節器23とをもち、
前記運転スイツチRSの操作で動作するリレー回
路31とを備えた前記室内ユニツトBの電気回路
に、前記サイクル検知器22と該サイクル検知器
22の動作で励磁し、冷暖房サイクルの検出信号
を出力するサイクル検出リレーR5との直列回路
32を前記リレー回路31と並列に接続する一
方、前記リレー回路31における前記室内温度調
節器23と前記制御リレーR7との間に、前記サ
イクル検出リレーR5の励磁で動作し、前記制御
リレーR7を前記室内温度調節器23の低温接点
と、高温接点との一方に、選択する切換スイツチ
R5−1を介装し、かつ、前記室外ユニツトAに
設ける前記圧縮機1の補助リレーR4を、前記室
内ユニツトBの電気回路に連絡配線V3を介して
接続し、この接続線路33に前記制御リレーR7
の常開接点R7−1を介装したから、冷暖房時に
おいて変化する冷媒圧力の変化を利用し、簡単な
構成によつて、室内温度調節器23の冷暖房の切
換えを行うことができ、しかも、四路切換弁2の
切換動作に応動して、前記室内温度調節器23を
冷房又は暖房側に切換えるための連動用線路を不
要にできるのである。
従つて、前記室内温度調節器23の切換操作を
室内ユニツトBにおいて行う必要がないので、運
転操作を簡単にできるし、また、室内外ユニツト
B,Aを連絡する前記線路を不要にでき、これら
室内外ユニツトB,A間の配線本数を減少でき、
設置に際してこの作業を軽減できると共にコスト
も低くできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかゝわる空気調和装
置の冷媒回路図、第2図は第1図の空気調和装置
の電気回路図、第3図は他の実施例の電気回路の
部分図、第4図は従来の空気調和装置の電気回路
図である。 1……圧縮機、2……四路切換弁、4……室外
フアン、9……室内フアン、22……サイクル検
知器、23……室内温度調節器、30……室内フ
アンモータ発停制御回路、31……リレー回路、
32……直列回路、33……接続線路、Rs……
運転スイツチ、M3……室内フアンモータ、V3
…連絡線路、R4……補助リレー、R5……サイク
ル検出リレー、R5−1……切換スイツチ、R7
…制御リレー、R7−1……常開接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室外ユニツトAと室内ユニツトBとを備え、前
    記室外ユニツトAに、圧縮機1、四路切換弁2、
    空気式室外熱交換器3及び室外フアン4を装備
    し、前記室内ユニツトBに空気式室内熱交換器8
    及び室内フアン9を装備して、前記室外ユニツト
    Aに設ける切換スイツチSWの操作で行う前記四
    路切換弁2の切換えにより冷暖房可能とした空気
    調和装置において、前記室内ユニツトBの、冷房
    サイクル時と暖房サイクル時とで冷媒圧力が高低
    変化する部位に、冷媒圧力を感知し、冷暖房サイ
    クルを検出して出力するサイクル検知器22を設
    けると共に、運転スイツチRSと、この運転スイ
    ツチRSの操作で動作し前記室内フアン9のフア
    ンモータM3を発停制御する室内フアンモータ発
    停制御回路30と、前記圧縮機1を発停制御する
    制御リレーR7及び室内温度調節器23とをもち、
    前記運転スイツチRSの操作で動作するリレー回
    路31とを備えた前記室内ユニツトBの電気回路
    に、前記サイクル検知器22と該サイクル検知器
    22の動作で励磁し、冷暖房サイクルの検出信号
    を出力するサイクル検出リレーR5との直列回路
    32を前記リレー回路31と並列に接続する一
    方、前記リレー回路31における前記室内温度調
    節器23と前記制御リレーR7との間に、前記サ
    イクル検出リレーR5の励磁で動作し、前記制御
    リレーR7を前記室内温度調節器23の低温接点
    と、高温接点との一方に選択する切換スイツチ
    R5−1を介装し、かつ、前記室外ユニツトAに
    設ける前記圧縮機1の補助リレーR4を、前記室
    内ユニツトBの電気回路に連結配線V3を介して
    接続し、この接続線路33に前記制御リレーR7
    の常開接点R7−1を介装したことを特徴とする
    空気調和装置。
JP14127782U 1982-09-18 1982-09-18 空気調和装置 Granted JPS5945457U (ja)

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