JP3105285B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3105285B2
JP3105285B2 JP03086843A JP8684391A JP3105285B2 JP 3105285 B2 JP3105285 B2 JP 3105285B2 JP 03086843 A JP03086843 A JP 03086843A JP 8684391 A JP8684391 A JP 8684391A JP 3105285 B2 JP3105285 B2 JP 3105285B2
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temperature
heat exchanger
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inverter
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Toshiba Carrier Corp
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/021Inverters therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータの周波数制御
によりコンプレッサモータを可変速駆動し、また、冷媒
回路中の四方弁を駆動させることにより冷房・暖房の切
換えを行う空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、四方弁の駆動は、電磁コイルの
通電による電磁力、および冷媒回路の高圧側と低圧側と
の圧力差を利用して行なわれる。したがって、運転開始
と同時に四方弁に反転動作を行なわせると、この圧力差
を充分に確保することができなくなり、四方弁の動作が
不完全となる場合が生じる。
【0003】そのため、従来から、この四方弁の駆動に
ついては、起動時、インバータから一定レベル以上の固
定周波数を一定時間出力させることにより、冷凍サイク
ルの高低圧差を大きくさせることとしている。
【0004】このような制御動作により、四方弁の駆動
が確実に行なわれるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように室内温度如何にかかわらず、一定レベル以上の固
定周波数で一定時間だけ運転を行なうようにすると、四
方弁の駆動が行なわれた後も、まだその固定周波数での
運転が不必要に行なわれる場合が起り得る。
【0006】すなわち、室内温度と設定温度との差が小
さい場合には、余分な高Hz運転により省エネルギー化
の要請に反する結果となるばかりか、その後の通常運転
による室内負荷の対応にも遅れを生ずる結果となる。
【0007】また、逆に、寒冷地あるいは厳冬期での運
転においては、上記のような一定時間のみの起動運転に
よって得られる圧力差では四方弁を駆動させることがで
きない場合もある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、簡単な構成により、通常運転に先立って行なわれ
る起動運転の時間を必要最小限の時間にすることが可能
な空気調和機の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明にあっては、インバータの周波
数制御により可変速駆動される圧縮機、駆動を電磁コイ
ルの通電による電磁力及び冷媒回路の高圧側と低圧側と
の間の圧力差を利用して行わせる四方弁、室内熱交換
器、室外熱交換器を冷媒配管により連通した冷凍サイク
ルを有する空気調和機において、前記圧縮機の運転開始
時、前記四方弁を駆動させるために必要な一定レベル以
上の周波数値の周波数指令を出力する起動周波数出力手
段と、室温と設定温度との差に基づき決定された周波数
値の周波数指令を出力する運転周波数決定手段と、前記
室内熱交換器または前記室外熱交換器の温度変化を検出
し、温度変化が所定値以上となったとき出力を出す熱交
換器温度判別手段と、前記熱交換器温度判別手段が出力
を出すまで前記起動周波数出力手段の周波数指令に基づ
き前記インバータの出力周波数を制御し、前記熱交換器
温度判別手段が出力を出した後は前記運転周波数決定手
段の周波数指令に基づき前記インバータの出力周波数を
制御する周波数制御手段と、を備え、前記熱交換機温度
判別手段は、所定時間経過しても前記温度変化が所定値
以上とならない場合に異常信号を前記周波制御手段に出
力し、前記インバータの運転を停止させるものである、
構成としてある。
【0010】また、請求項2記載の発明にあっては、イ
ンバータの周波数制御により可変速駆動される圧縮機、
駆動を電磁コイルの通電による電磁力及び冷媒回路の高
圧側と低圧側との間の圧力差を利用して行わせる四方
弁、室内熱交換器、室外熱交換器を冷媒配管により連通
した冷凍サイクルを有する空気調和機において、前記圧
縮機の運転開始時、前記四方弁を駆動させるために必要
一定レベル以上の周波数値の周波数指令を出力する起
動周波数出力手段と、室温と設定温度との差に基づき決
定された周波数値の周波数指令を出力する運転周波数決
定手段と、室外温度と前記室外熱交換器の温度との差が
所定値以上となったとき出力を発する温度差判別手段
と、前記温度差判別手段が出力を出すまで前記起動周波
数出力手段の周波数指令に基づき前記インバータの出力
周波数を制御し、前記温度差判別手段が出力を出した後
は前記運転周波数決定手段の周波数指令に基づき前記イ
ンバータの出力周波数を制御する周波数制御手段と、
備え、前記温度差判別手段は、所定時間経過しても前記
室外温度と前記室外熱交換器の温度との差が所定値以上
とならない場合に異常信号を前記周波制御手段に出力
し、前記インバータの運転を停止させるものである、構
成としてある。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明の構成において、室内にい
る利用者が運転操作器を操作して運転開始指令を出力さ
せると、起動周波数出力手段は一定レベル以上の周波数
値についての信号を出力する。周波数制御手段はこの信
号を選択してインバータの起動を行なう。
【0012】このインバータの起動によって、コンプレ
ッサモータおよびコンプレッサが起動し、冷媒回路中の
高圧側と低圧側との間に圧力差が発生する。この圧力差
によって四方弁が正常な動作あるいは不動作を行なった
とすると、起動開始の後には室内熱交換器温度あるいは
室外熱交換器温度に温度変化が発生する。
【0013】熱交換器温度判別手段はこの変化幅が所定
値以上となった時点で四方弁の動作が正常に行なわれた
ものと判別する。そして、周波数制御手段はこれ以後の
周波数制御については、運転周波数決定手段からの出力
信号を選択して行なう。これにより、インバータは通常
運転に入る。
【0014】請求項2記載の発明の構成において、四方
弁の動作が正常に行なわれたとすると、室外熱交換器温
度および外気温度間の偏差についても変化が発生する。
ただし、この変化幅および変化方向は、運転モードによ
って異なるため、熱交換器温度判別手段は、運転モード
に応じて予め設定した判別値と、この偏差との大小関係
の比較に基き起動運転から通常運転への切換えを行う。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図14に基
づき説明する。図1は請求項1記載の発明の実施例の構
成を示すブロック図である。
【0016】図1において、インバータ1の交流出力に
よりコンプレッサモータ2が可変速駆動され、コンプレ
ッサ3の運転が行なわれるようになっている。
【0017】コンプレッサ3から吐出される冷媒は、例
えば、暖房モードの場合、四方弁4を通った後、室内熱
交換器5で熱交換され、さらに、膨張弁6を通った後室
外熱交換器7で熱交換され、再び四方弁4を通った後に
コンプレッサ3に吸入されて、冷媒回路を循環するよう
になっている。
【0018】そして、室内機の所定個所に取付けられた
室内温度センサ8、および室内熱交換器5に取付けられ
た室内熱交換器温度センサ9からは、それぞれ室内温度
Ta、室内熱交換器温度Tc が検出されるようになって
いる。
【0019】運転操作器(リモコン)10からは運転開
始指令信号が送出されるようになっており、これにより
起動周波数出力手段11は、例えば50Hz程度の周波
数信号を出力する。
【0020】運転操作器10からは、また、室内温度設
定値Ts の信号が送出されるようになっており、運転周
波数決定手段12は室温Ta とこの設定値Ts との偏差
(Ta −Ts )を演算し、図2または図3に示す運転周
波数テーブルに基づいてインバータ1の運転周波数を決
定している。
【0021】周波数制御手段13は、インバータ1の起
動の際は起動周波数出力手段11からの出力信号を選択
し、また、起動後は運転周波数決定手段12からの出力
信号を選択するようにしてインバータ1の周波数制御を
行なっている。
【0022】起動周波数出力手段11の出力信号は、ま
た、タイマ14を介して熱交換器温度判別手段15に出
力されている。熱交換器温度判別手段15はこの出力信
号が入力された時点からの温度Tc の変化幅に基づい
て、正常または異常の判別信号を出力している。そし
て、熱交換器温度判別手段15が異常と判別した場合、
周波数制御手段13は直ちにインバータ1の運転を停止
させ、また、異常表示器16は四方弁4の動作が異常で
ある旨を表示するようになっている。
【0023】次に、このように構成される本実施例の動
作を図4乃至図7のフローチャートを参照しつつ説明す
る。なお、四方弁4は非通電時には冷房モードの流路を
形成し、通電時には暖房モードの流路を形成するものと
する。
【0024】室内にいる利用者がリモコン10を操作し
て運転開始指令を出力させると(ステップ1)、運転周
波数決定手段12は運転モードが冷房モードか暖房モー
ドかを判断し(ステップ2)、室内温度Ta および室内
設定温度Ts の読込みを行なう(ステップ3)。このと
き、Ta <Ts となっていればゼロ周波数を出力してイ
ンバータ1が運転されないようにしておく(ステップ
4,5)。
【0025】そして、起動周波数出力手段11は、例え
ば50Hzの起動周波数の値の出力信号を出力し、周波
数制御手段13はこの50zの周波数でインバータ1の
起動を行なう(ステップ6)。このとき、タイマ14は
起動周波数出力手段11からの出力信号を受けた時点で
タイマ動作をスタートさせ(ステップ7)、熱交換器温
度判別手段15はこの時点における室内熱交換器5の温
度Tc (初期温度Tcoとする)を読込む(ステップ
8)。
【0026】インバータ1の起動が行なわれ、コンプレ
ッサモータ2およびコンプレッサ3の運転が開始される
と冷媒回路内を冷媒が循環する。すると、室内熱交換器
5の温度は、四方弁4、室外熱交換器7、膨張弁6を介
して送られてくる低温冷媒により直ちに下降するはずで
ある。熱交換器温度判別手段15は、このように下降状
態にある温度Tc の読込みを逐次行ない(ステップ
9)、温度Tc の下降幅が、例えば、5℃以上になった
か否かを判断する(ステップ10)。
【0027】そして、温度Tc の下降幅が5℃に達しな
いままに、タイマ14の設定時間が経過したときには
(ステップ11)、熱交換器温度判別手段15は異常信
号を出力する。これにより、周波数制御手段13はイン
バータ1の運転を停止し(ステップ12)、また、異常
表示器16は四方弁4に異常が発生した旨を表示する
(ステップ13)。
【0028】ステップ10において、温度Tc の下降幅
が5℃以上になった場合は(図8参照)、その時点で熱
交換器温度判別手段15は正常信号を周波数制御手段1
3に出力する。周波数制御手段13は、この正常信号を
受取るとそれまで起動周波数出力手段11からの信号入
力により行なっていた周波数制御をやめ、今度は、運転
周波数決定手段12からの信号入力に基づいて周波数制
御を行なうようにする。 すなわち、運転周波数決定手
段12は、室温Ta および室温設定値Ts の読込みを行
ない(ステップ14)、偏差(Ta −Ts )を演算した
後、図2の運転周波数テーブルに従ってインバータ1の
運転周波数を決定する(ステップ15)。 周波数制御
手段13は、この決定された周波数でインバータ1の運
転を実行し(ステップ16)、停止指令があった場合、
すなわち運転周波数決定手段12からゼロ周波数が出力
された場合は、その時点で運転を停止させる(ステップ
17,18)。
【0029】なお、停止指令がなくとも、運転モードが
変更された場合には運転を停止させ、停止後2分30秒
程度経過してから他の運転モードの制御を実行する。そ
して、停止指令もなく、運転モードも変更されていない
場合は、ステップ14以降の制御を再び実行する。
【0030】ステップ2において冷房モードでないと判
断した場合、あるいはステップ20において2分30秒
が経過した場合、運転周波数決定手段12は暖房モード
か否かを判断する(ステップ21)。暖房モードでない
場合は、他の運転モード(例えば送風モード)の制御が
実行される(ステップ22)。
【0031】暖房モードと判断した場合、運転周波数決
定手段12は室内温度Ta および室内設定温度Ts の読
込みを行ない(ステップ23)、Ta ≧Ts となってい
ればゼロ周波数を出力してインバータ1が運転されない
ようにしておく(ステップ24,25)。
【0032】そして、起動周波数出力手段11は、50
Hzの起動周波数の値の出力信号を出力し、周波数制御
手段13はこの50Hzの周波数でインバータ1の起動
を行なう(ステップ26)。
【0033】このとき、タイマ14は起動周波数出力手
段11からの出力信号を受けた時点でタイマ動作をスタ
ートさせ(ステップ27)、また、図1では図示を省略
してある四方弁制御回路が四方弁4の通電を行なう(ス
テップ28)。熱交換器温度判別手段15はこの時点に
おける室内熱交換器5の初期温度Tcoを読込む(ステッ
プ29)。
【0034】この状態でインバータ1の起動が行なわれ
ると、室内熱交換器5の温度は、四方弁4を介して送ら
れてくる高温冷媒により直ちに上昇するはずである。熱
交換器温度判別手段15は、このように上昇状態にある
温度Tc の読込みを逐次行ない(ステップ30)、温度
Tc の上昇幅が、例えば、5℃以上になったか否かを判
断する(ステップ31)。
【0035】そして、温度Tc の上昇幅が5℃に達しな
いままに、タイマ14の設定時間が経過したときには
(ステップ32)、熱交換器温度判別手段15は異常信
号を出力する。これにより、周波数制御手段13はイン
バータ1の運転を停止させ(ステップ33)、また、異
常表示器16は四方弁4に異常が発生した旨を表示する
(ステップ34)。
【0036】ステップ31において、温度Tc の上昇幅
が5℃以上になった場合は(図9参照)、その時点で熱
交換器温度判別手段15は正常信号を周波数制御手段1
3に出力するが、これ以降のステップ35〜41の動作
については、既述したステップ14〜20と略同一のた
め、その説明を省略する。
【0037】上記のような制御では、四方弁4の動作が
正常であることがわかった時点で、直ちに起動運転から
通常運転に切換わる構成となっている。従って、温暖地
域であると寒冷地域であるとを問わず、起動運転の時間
は最小限のものとなっている。また、四方弁4の動作が
異常である場合には、直ちにこれを判別でき、迅速な対
処が可能となる。
【0038】ところで、上記の実施例において、熱交換
器温度判別手段15は、室内熱交換器5の温度変化を利
用して四方弁4の動作を正常または異常を判別してい
た。しかし、このような温度変化は室内熱交換器5ばか
りでなく室外熱交換器7においても同様に現われる。こ
のような室外熱交換器温度TE の変化の状態を示す特性
例を図10および図11に示す。
【0039】従って、図1の構成において、室内熱交換
器温度センサ9の代わりに、室外熱交換器温度センサ1
7を取付けるようにし、その室外熱交換器温度TE の変
化幅に基づいて熱交換器温度判別手段15が正常または
異常を判別する構成とすることもできる。
【0040】また、図8乃至図11の各特性例を対比し
てみれば明らかなように、図9および図10の場合の温
度変化が他の場合よりも速いものとなっている。これ
は、これらの場合の室内熱交換器5および室外熱交換器
7が、コンプレッサ3の吐出口に近い側の熱交換器とな
っているからである。
【0041】従って、図1の構成において、室内熱交換
器温度センサ9および室外熱交換器温度センサ17の双
方を取付けるようにし、熱交換器温度判別手段15は、
冷房モードの場合は室外熱交換器温度TE の温度変化に
基づいて正常または異常を判別し、また、暖房モードの
場合は室内熱交換器温度Tc の温度変化に基づいて正常
または異常を判別する構成としてもよい。これによれ
ば、一層、正確かつ迅速な判別を行なうことができる。
【0042】次に、請求項2記載の発明の実施例につき
説明する。この実施例は、外気温センサおよび除霜セン
サを利用して四方弁の動作を判別しようとするもので、
図12はその構成を示すブロック図である。
【0043】この図において、室外機に取付けられた外
気温センサ18および除霜センサ19からは、それぞれ
外気温度To および室外熱交換器TE の検出信号が熱交
換器温度判別手段15に出力され、熱交換器温度判別手
段15はこれらの検出信号に基づいて正常または異常を
判別するようになっている。また、コンプレッサ3から
のホットガスバイパス路には二方弁20が設けられてい
る。その他の構成は図1のものと同様である。
【0044】なお、図12は所謂ホットガスバイパス方
式(クイック除霜方式)と呼ばれるものであるが、四方
弁反転方式(リバース除霜方式)の場合は、除霜センサ
19の取付位置が図示の位置とは逆に室外熱交換器7の
右側となる。
【0045】次に、図12の動作を図13および図14
を参照しつつ説明する。この図12の動作は、図4乃至
図7のフローチャートの動作と概ね同様のものであり、
図4および図6の点線部のステップをそれぞれ図13お
よび図14に示したステップに置き換えたものである。
【0046】すなわち、図13において、ステップ7の
タイマスタートが行なわれると同時に、熱交換器温度判
別手段15は外気温度To の読込みを行なう(ステップ
8a)。
【0047】この状態でインバータ1の起動が行なわれ
ると、温度TE は四方弁4を介して送られてくる高温冷
媒により直ちに上昇するはずである。熱交換器温度判別
手段15は、このように上昇状態にある温度TE の読込
みを逐次行なう(ステップ9a)。そして、温度TE と
外気温度To との偏差(TE −To )が判別値T1 (例
えば2℃〜5℃程度の値)以上になったか否かにより、
四方弁4の動作の正常または異常を判別する(ステップ
10a)。
【0048】同様に、図14において、ステップ27,
28のタイマスタートおよび四方弁通電が行なわれると
同時に、熱交換器温度判別手段15は外気温度To の読
込みを行なう(ステップ29a)。
【0049】この状態でインバータ1の起動が行なわれ
ると、温度TE は四方弁4、室内熱交換器8、膨張弁6
を介して送られてくる低温冷媒により直ちに下降するは
ずである。熱交換器温度判別手段15は、このように下
降状態にある温度TE の読込みを逐次行なう(ステップ
30a)。そして、温度TE と外気温度To との偏差
(TE −To )が判別値T2 以下になったか否かによ
り、四方弁4の動作の正常または異常を判別する(ステ
ップ31a)。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明では、インバータ
起動の際の室内熱交換器温度または室外熱交換器温度の
温度変化に基づいて起動運転から通常運転へ切換えを行
う構成としてある。
【0051】従って、通常運転に先立って行なわれる起
動運転の時間を必要最小限の時間にすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施例を示すブロック構
成図。
【図2】図1のものに係る運転周波数テーブルの説明
図。
【図3】図1のものに係る運転周波数テーブルの説明
図。
【図4】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】図1のものに係る室内熱交換器温度およびイン
バータ周波数の変化状態の一例を示す特性図。
【図9】図1のものに係る室内熱交換器温度およびイン
バータ周波数の変化状態の一例を示す特性図。
【図10】請求項1記載の発明の他の実施例に係る室外
熱交換器温度の変化状態の一例を示す特性図。
【図11】請求項1記載の発明の他の実施例に係る室外
熱交換器温度の変化状態の一例を示す特性図。
【図12】請求項2記載の発明の実施例を示すブロック
構成図。
【図13】図12の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図14】図12の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 インバータ 2 コンプレッサモータ 3 コンプレッサ 4 四方弁 5 室内熱交換器 7 室外熱交換器 10 運転操作器(リモコン) 11 起動周波数出力手段 12 運転周波数決定手段 13 周波数制御手段 15 熱交換器温度判別手段 Ta 室内温度 Ts 室内設定温度 Tc 室内熱交換器温度 TE 室外熱交換器温度 To 外気温度

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータの周波数制御により可変速駆動
    される圧縮機、駆動を電磁コイルの通電による電磁力及
    び冷媒回路の高圧側と低圧側との間の圧力差を利用して
    行わせる四方弁、室内熱交換器、室外熱交換器を冷媒配
    管により連通した冷凍サイクルを有する空気調和機にお
    いて、 前記圧縮機の運転開始時、前記四方弁を駆動させるため
    に必要な一定レベル以上の周波数値の周波数指令を出力
    する起動周波数出力手段と、 室温と設定温度との差に基づき決定された周波数値の周
    波数指令を出力する運転周波数決定手段と、 前記室内熱交換器または前記室外熱交換器の温度変化を
    検出し、温度変化が所定値以上となったとき出力を出す
    熱交換器温度判別手段と、 前記熱交換器温度判別手段が出力を出すまで前記起動周
    波数出力手段の周波数指令に基づき前記インバータの出
    力周波数を制御し、前記熱交換器温度判別手段が出力を
    出した後は前記運転周波数決定手段の周波数指令に基づ
    き前記インバータの出力周波数を制御する周波数制御手
    段と、を備え、 前記熱交換機温度判別手段は、所定時間経過しても前記
    温度変化が所定値以上とならない場合に異常信号を前記
    周波制御手段に出力し、前記インバータの運転を停止さ
    せるものである、 こと を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】インバータの周波数制御により可変速駆動
    される圧縮機、駆動を電磁コイルの通電による電磁力及
    び冷媒回路の高圧側と低圧側との間の圧力差を利用して
    行わせる四方弁、室内熱交換器、室外熱交換器を冷媒配
    管により連通した冷凍サイクルを有する空気調和機にお
    いて、 前記圧縮機の運転開始時、前記四方弁を駆動させるため
    に必要な一定レベル以上の周波数値の周波数指令を出力
    する起動周波数出力手段と、 室温と設定温度との差に基づき決定された周波数値の周
    波数指令を出力する運転周波数決定手段と、 室外温度と前記室外熱交換器の温度との差が所定値以上
    となったとき出力を発する温度差判別手段と、 前記温度差判別手段が出力を出すまで前記起動周波数出
    力手段の周波数指令に基づき前記インバータの出力周波
    数を制御し、前記温度差判別手段が出力を出した後は前
    記運転周波数決定手段の周波数指令に基づき前記インバ
    ータの出力周波数を制御する周波数制御手段と、を備え、 前記温度差判別手段は、所定時間経過しても前記室外温
    度と前記室外熱交換器の温度との差が所定値以上となら
    ない場合に異常信号を前記周波制御手段に出力し、前記
    インバータの運転を停止させるものである、 こと を特徴とする空気調和機。
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