JPH06159822A - 空気調和機の電動膨張弁制御装置 - Google Patents
空気調和機の電動膨張弁制御装置Info
- Publication number
- JPH06159822A JPH06159822A JP31158092A JP31158092A JPH06159822A JP H06159822 A JPH06159822 A JP H06159822A JP 31158092 A JP31158092 A JP 31158092A JP 31158092 A JP31158092 A JP 31158092A JP H06159822 A JPH06159822 A JP H06159822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion valve
- indoor unit
- compressor
- room temperature
- electric expansion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動膨張弁搭載の空気調和機において、圧縮
機の起動時に低圧の異常低下を防止できる電動膨張弁冷
媒制御を目的とする。 【構成】 圧縮機102起動時に電動膨張弁106の開
度を一定時間全開にし、その後室内機の要求負荷に応じ
て電動膨張弁106の開度を一定量に減圧し、その後吸
込温度センサと飽和温度センサにより過熱度を検出し、
電動膨張弁を開閉するため、空気条件がどのような場合
にでも起動時に低圧が異常に下がりすぎることがない構
成となる。
機の起動時に低圧の異常低下を防止できる電動膨張弁冷
媒制御を目的とする。 【構成】 圧縮機102起動時に電動膨張弁106の開
度を一定時間全開にし、その後室内機の要求負荷に応じ
て電動膨張弁106の開度を一定量に減圧し、その後吸
込温度センサと飽和温度センサにより過熱度を検出し、
電動膨張弁を開閉するため、空気条件がどのような場合
にでも起動時に低圧が異常に下がりすぎることがない構
成となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の電動膨張
弁制御装置に関するものである。
弁制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、著しく普及している空気調和機
は、インバータ制御により、冷媒流量のきめ細かなコン
トロールが必要とされ、電動膨張弁の制御もより正確な
制御が要求される。従来の空気調和機の電動膨張弁制御
装置は、図2に示すような回路構成となっている。すな
わち、室外ユニット101の内部に圧縮機102、圧縮
機102の冷媒の流路を切り換える四方弁103、圧縮
機102の室外熱交換器104、冷媒の絞り機構および
冷媒流量制御用であり、室内ユニット105に対応した
電動膨張弁106を設けている。前記圧縮機102は、
前記室内ユニット105の運転命令により駆動し、圧縮
機102より吐出した冷媒は前記四方弁103を通り、
冷房時は前記室外熱交換器104により、暖房時は前記
室内ユニット105にて凝縮され、前記電動膨張弁10
6により減圧され、冷房時は前記室内ユニット105で
蒸発作用として作用し、暖房時は前記室外熱交換器10
4で蒸発作用として熱交換されて、圧縮機102に戻る
という冷凍サイクルを形成している。前記電動膨張弁1
06は前述したように室内ユニット105に対応してお
り、室内側には、室内ユニット105と室温設定用リモ
コン108を配し、室内ユニット105には室温検知用
サーミスタ107が内蔵されている。そして例えば室内
ユニット105が、前記室温設定用リモコン108から
の運転命令を受信部119が受信した場合、室内ユニッ
ト105は受信した後、前記室温設定用リモコン108
の室温設定値と前記室温検知用サーミスタ107との温
度差を検知し、室内ユニット105内の発信部119よ
り信号線109を介してインバータ部110に運転命令
を出すとともに、信号線109を介して膨張弁開度決定
装置111に室内ユニット105の能力ランク値と運転
命令を伝える。この膨張弁開度決定装置111は圧縮機
102の起動後一定時間運転命令を指令した室内ユニッ
ト105の能力ランク値に応じた初期開度に電動膨張弁
106を設定した後、一定時間毎に配管112より細管
113を介して圧縮機102に導出した吸込管114に
飽和温度を検出する飽和温度センサー115と、吸込温
度を検出する吸込温度センサー116とを検出して、こ
の両温度センサー115、116の温度差と前記膨張弁
開度決定装置111に伝達された運転命令を発した室内
ユニット105の能力ランク値により、信号線117に
より、電動膨張弁106の開度を調節していた。
は、インバータ制御により、冷媒流量のきめ細かなコン
トロールが必要とされ、電動膨張弁の制御もより正確な
制御が要求される。従来の空気調和機の電動膨張弁制御
装置は、図2に示すような回路構成となっている。すな
わち、室外ユニット101の内部に圧縮機102、圧縮
機102の冷媒の流路を切り換える四方弁103、圧縮
機102の室外熱交換器104、冷媒の絞り機構および
冷媒流量制御用であり、室内ユニット105に対応した
電動膨張弁106を設けている。前記圧縮機102は、
前記室内ユニット105の運転命令により駆動し、圧縮
機102より吐出した冷媒は前記四方弁103を通り、
冷房時は前記室外熱交換器104により、暖房時は前記
室内ユニット105にて凝縮され、前記電動膨張弁10
6により減圧され、冷房時は前記室内ユニット105で
蒸発作用として作用し、暖房時は前記室外熱交換器10
4で蒸発作用として熱交換されて、圧縮機102に戻る
という冷凍サイクルを形成している。前記電動膨張弁1
06は前述したように室内ユニット105に対応してお
り、室内側には、室内ユニット105と室温設定用リモ
コン108を配し、室内ユニット105には室温検知用
サーミスタ107が内蔵されている。そして例えば室内
ユニット105が、前記室温設定用リモコン108から
の運転命令を受信部119が受信した場合、室内ユニッ
ト105は受信した後、前記室温設定用リモコン108
の室温設定値と前記室温検知用サーミスタ107との温
度差を検知し、室内ユニット105内の発信部119よ
り信号線109を介してインバータ部110に運転命令
を出すとともに、信号線109を介して膨張弁開度決定
装置111に室内ユニット105の能力ランク値と運転
命令を伝える。この膨張弁開度決定装置111は圧縮機
102の起動後一定時間運転命令を指令した室内ユニッ
ト105の能力ランク値に応じた初期開度に電動膨張弁
106を設定した後、一定時間毎に配管112より細管
113を介して圧縮機102に導出した吸込管114に
飽和温度を検出する飽和温度センサー115と、吸込温
度を検出する吸込温度センサー116とを検出して、こ
の両温度センサー115、116の温度差と前記膨張弁
開度決定装置111に伝達された運転命令を発した室内
ユニット105の能力ランク値により、信号線117に
より、電動膨張弁106の開度を調節していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、圧縮機102の運転開始時に室内機に対応した電
動膨張弁106の開度が運転当初から、ある程度絞られ
て、減圧されているために、冷凍サイクルが安定する過
渡期において、空気条件によっては、一時的に圧縮機1
02の吸込圧力が低下しすぎて、圧縮機の信頼性を損な
うという問題があった。
では、圧縮機102の運転開始時に室内機に対応した電
動膨張弁106の開度が運転当初から、ある程度絞られ
て、減圧されているために、冷凍サイクルが安定する過
渡期において、空気条件によっては、一時的に圧縮機1
02の吸込圧力が低下しすぎて、圧縮機の信頼性を損な
うという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機の電
動膨張弁制御装置は上記目的を達成するために、室内側
に室温検知用サーミスタを内蔵した室内ユニットとこの
室内ユニットを操作する室温設定用リモコンを備え、室
外ユニットには室内ユニットに対応する電動膨張弁を設
け、前記室温設定用リモコンの設定値と、室温検知用サ
ーミスタとの温度差による温度差ゾーン値および室内ユ
ニットの能力ランク値を前記室外ユニットに指令し、室
外ユニット内の膨張弁初期開度決定装置により、圧縮機
運転開始から一定時間電動膨張弁の開度を全開にしたの
ち、前記温度差ゾーン値および室内ユニットの能力ラン
ク値に応じた膨張弁開度に電動膨張弁を制御するように
構成したものである。
動膨張弁制御装置は上記目的を達成するために、室内側
に室温検知用サーミスタを内蔵した室内ユニットとこの
室内ユニットを操作する室温設定用リモコンを備え、室
外ユニットには室内ユニットに対応する電動膨張弁を設
け、前記室温設定用リモコンの設定値と、室温検知用サ
ーミスタとの温度差による温度差ゾーン値および室内ユ
ニットの能力ランク値を前記室外ユニットに指令し、室
外ユニット内の膨張弁初期開度決定装置により、圧縮機
運転開始から一定時間電動膨張弁の開度を全開にしたの
ち、前記温度差ゾーン値および室内ユニットの能力ラン
ク値に応じた膨張弁開度に電動膨張弁を制御するように
構成したものである。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成により、運転開始時の空
気条件がどのように過酷でも、一定時間電動膨張弁を全
開にすることで圧縮機の低圧が一定以上に保つように制
御することとなる。
気条件がどのように過酷でも、一定時間電動膨張弁を全
開にすることで圧縮機の低圧が一定以上に保つように制
御することとなる。
【0006】
【実施例】以下本発明における一実施例を図1を参照し
ながら説明する。なお、従来例と同一物は同一符号で示
し、説明は省略する。すなわち、運転命令を室温設定用
リモコン108が室内ユニット105内の受信部118
に発信した場合、室内ユニット105内の温度差決定装
置120が前記室温設定用リモコン108の設定温度
と、前記室内ユニット105内の室温検知用サーミスタ
107の温度の温度差から温度差ゾーン値を決定し、室
内ユニット105内の発信部119より信号線109か
ら膨張弁開度決定装置111を介して膨張弁初期開度決
定装置1に指令され、この膨張弁初期開度決定装置1が
室内ユニット105の能力ランク値による膨張弁初期開
度を決定し、圧縮機102の起動後一定時間、前記膨張
弁初期開度が保たれた後、膨張弁開度決定装置118に
より吸込温度センサー116と飽和温度センサー115
による過熱度制御をおこなうようにしている。
ながら説明する。なお、従来例と同一物は同一符号で示
し、説明は省略する。すなわち、運転命令を室温設定用
リモコン108が室内ユニット105内の受信部118
に発信した場合、室内ユニット105内の温度差決定装
置120が前記室温設定用リモコン108の設定温度
と、前記室内ユニット105内の室温検知用サーミスタ
107の温度の温度差から温度差ゾーン値を決定し、室
内ユニット105内の発信部119より信号線109か
ら膨張弁開度決定装置111を介して膨張弁初期開度決
定装置1に指令され、この膨張弁初期開度決定装置1が
室内ユニット105の能力ランク値による膨張弁初期開
度を決定し、圧縮機102の起動後一定時間、前記膨張
弁初期開度が保たれた後、膨張弁開度決定装置118に
より吸込温度センサー116と飽和温度センサー115
による過熱度制御をおこなうようにしている。
【0007】なお、室内ユニット105の冷房および暖
房能力は前記能力ランク値および温度差ゾーン値により
室外ユニット内101のインバータ部110が決定し、
前記電動膨張弁106が冷凍サイクルの適正冷媒流量を
決定している。
房能力は前記能力ランク値および温度差ゾーン値により
室外ユニット内101のインバータ部110が決定し、
前記電動膨張弁106が冷凍サイクルの適正冷媒流量を
決定している。
【0008】上記構成において、膨張弁初期開度決定装
置1による初期開度に設定する前に電動膨張弁106を
全開にすることで圧縮機起動時に冷凍サイクルが安定状
態になる前に低圧が低下し過ぎてしまうという状態を回
避することとなる。
置1による初期開度に設定する前に電動膨張弁106を
全開にすることで圧縮機起動時に冷凍サイクルが安定状
態になる前に低圧が低下し過ぎてしまうという状態を回
避することとなる。
【0009】このように本発明の実施例の電動膨張弁制
御装置によれば、過負荷運転や低外気温運転などの条件
においても圧縮機102に対して、起動時の異常低圧状
態による不具合を回避できることとなる。
御装置によれば、過負荷運転や低外気温運転などの条件
においても圧縮機102に対して、起動時の異常低圧状
態による不具合を回避できることとなる。
【0010】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、いかなる空気条件においても圧縮機起動時
の電動膨張弁の流量不足による低圧異常がない安定した
冷媒温度、圧力特性を得ることができるという効果を有
する空気調和機の電動膨張弁制御装置を提供できる。
明によれば、いかなる空気条件においても圧縮機起動時
の電動膨張弁の流量不足による低圧異常がない安定した
冷媒温度、圧力特性を得ることができるという効果を有
する空気調和機の電動膨張弁制御装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例の空気調和機の電動膨張弁制
御装置の冷凍サイクル図
御装置の冷凍サイクル図
【図2】従来の冷凍サイクル図
1 膨張弁初期開度決定装置 101 室外ユニット 102 圧縮機 103 四方弁 104 室外熱交換器 105 室内ユニット 106 電動膨張弁 107 室温検知用サーミスタ 108 室温設定用リモコン
Claims (1)
- 【請求項1】 室内側に室温検知用サーミスタを内蔵し
た室内ユニットと、室温設定用リモコンとを備え、室外
ユニットには室内ユニットに対応する電動膨張弁を設
け、前記室温設定用リモコンの設定値と、室温検知用サ
ーミスタとの温度差による温度差ゾーン値および室内ユ
ニットの能力ランク値を前記室外ユニットに指令し、室
外ユニット内の膨張弁初期開度決定装置により、圧縮機
運転開始から一定時間電動膨張弁の開度を全開にしたの
ち、前記温度差ゾーン値および室内ユニットの能力ラン
ク値に応じた膨張弁開度に電動膨張弁を制御するように
してなる空気調和機の電動膨張弁制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31158092A JPH06159822A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 空気調和機の電動膨張弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31158092A JPH06159822A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 空気調和機の電動膨張弁制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159822A true JPH06159822A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18018953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31158092A Pending JPH06159822A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 空気調和機の電動膨張弁制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06159822A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000074513A (ja) * | 1998-06-16 | 2000-03-14 | Denso Corp | 超臨界冷凍サイクル |
JP2002266771A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-18 | Max Co Ltd | 圧縮機の遠隔制御装置 |
JP2007278665A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気調和装置 |
CN107606836A (zh) * | 2017-10-13 | 2018-01-19 | 苏州利森空调制冷有限公司 | 单螺杆制冷压缩机启动控制方法 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP31158092A patent/JPH06159822A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000074513A (ja) * | 1998-06-16 | 2000-03-14 | Denso Corp | 超臨界冷凍サイクル |
JP2002266771A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-18 | Max Co Ltd | 圧縮機の遠隔制御装置 |
JP2007278665A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気調和装置 |
CN107606836A (zh) * | 2017-10-13 | 2018-01-19 | 苏州利森空调制冷有限公司 | 单螺杆制冷压缩机启动控制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3739596A (en) | Refrigeration system including head pressure control means | |
JPH04240355A (ja) | 空気調和装置における電子膨脹弁の制御方法 | |
KR20060124960A (ko) | 공기조화기의 냉방 운전 방법 | |
JPH06159822A (ja) | 空気調和機の電動膨張弁制御装置 | |
JPH06288654A (ja) | 空気調和機の電動膨張弁制御装置 | |
JPH02275256A (ja) | 冷凍機の送風機制御装置 | |
JP2508191B2 (ja) | 冷凍装置 | |
JP3105285B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH05322350A (ja) | 多室形空気調和機の冷媒制御装置 | |
JPS5830A (ja) | 冷房装置における可変容量圧縮機の運転制御方法 | |
JPH0623868Y2 (ja) | 冷凍装置 | |
JPH04198672A (ja) | 多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置 | |
JPH11153366A (ja) | 冷凍装置の起動制御装置 | |
JPH03117846A (ja) | 空気調和装置 | |
JPH09273819A (ja) | 冷凍サイクル | |
JPH07269977A (ja) | 多室型空気調和機の電動膨張弁制御装置 | |
JPS6256425B2 (ja) | ||
JP2001201198A (ja) | 空気調和機の制御方法 | |
KR100452772B1 (ko) | 공기조화기 전자팽창밸브의 개도 제어방법 | |
JPH0484061A (ja) | 多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置 | |
JPH05248722A (ja) | 多室形空気調和機の冷媒制御装置 | |
KR100300581B1 (ko) | 냉난방사이클의 제어방법 | |
JPS60151118A (ja) | 自動車用空気調和機 | |
JPH09170803A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH0719575A (ja) | 空気調和機 |