JPH09170803A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH09170803A
JPH09170803A JP7330161A JP33016195A JPH09170803A JP H09170803 A JPH09170803 A JP H09170803A JP 7330161 A JP7330161 A JP 7330161A JP 33016195 A JP33016195 A JP 33016195A JP H09170803 A JPH09170803 A JP H09170803A
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Yoshinobu Fujita
義信 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房運転の開始時、短い時間で室温を設定温
度にし、良好な温度分布を得ることができて快適な暖房
が行える空気調和機の制御装置を提供する。 【解決手段】 1つの部屋5に空気調和機1の第1の室
内機3と第2の室内機4を設置して暖房運転を行う際の
制御装置9による制御が、暖房運転開始時、第1の室内
機3と第2の室内機4の両室内熱交換器6a,6bの温
度が所定温度T1以上となった場合に、第1の室内機3
と第2の室内機4の両室内送風機7a,7bの運転を同
時に開始し送風を行うもので、これにより冷風感を防ぐ
ことができると共に、室内熱交換器6a,6bの少なく
とも一方が所定温度T11未満であると室内送風機7a,
7bは運転されず、この結果、室内熱交換器6a,6b
の温度が下がらず、室内熱交換器6a,6bが所定温度
11以上となった時点で室内送風機7a,7bが共に送
風し始めるので、室温検知が適性に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの部屋に複数
の室内熱交換器が配置されるようにして空気調和を行う
場合に好適する空気調和機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば比較的大きな一つの部屋内
にマルチタイプ空気調和機の2台の室内機を設置して暖
房を行うようにした場合、暖房運転の開始当初の冷風感
を防ぐ目的で運転開始時に各室内機毎に室内熱交換器の
温度を温度センサによって検出し、検出した温度が所定
温度以上になったら各々の室内機の室内送風機の運転を
開始するようになっている。そして各室内機毎に室内熱
交換器の温度上昇と共に室内送風機の回転数を増加さ
せ、徐々に目的の風量に達するようになっている。
【0003】すなわち、図5に示す2台の室内機A,B
の室内熱交換器の温度変化曲線及び室内送風機の運転曲
線のように、一方の室内機Aの室内熱交換器の温度At
が先に時間t1 で所定の温度T1 に達すると、これに対
応する室内送風機がOFF状態からLタップに入って低
速回転での運転を開始し送風を始める。これに対し、他
方の室内機Bでは室内熱交換器の温度Btが時間t2
所定の温度T1 に達し、室内送風機がOFF状態からL
タップに入って低速回転での運転を開始し室内機Aより
遅れて送風を始める。
【0004】その後、室内機Aの室内熱交換器の温度A
tが時間t3 で所定の温度T2 に達すると、室内送風機
がLタップからMタップに切り替わり増速して風量を多
くしての運転が行われる。また、室内機Bでは室内熱交
換器の温度Btが時間t4 で所定の温度T2 に室内機A
より遅れて達し、室内送風機がLタップからMタップに
切り替わり増速して風量を多くしての運転が行われる。
【0005】しかし、上記の従来技術においては、
(1)暖房運転の開始時、先に一方の室内機Aが室内送
風機の運転を開始すると、運転を開始した一方の室内機
Aの室内熱交換器の温度Atが下がり、これによって室
内送風機の運転が開始されていない他方の室内機Bの室
内熱交換器の温度Btも下がってしまうことになる。こ
のように室内送風機の運転の開始が遅れていた他方側の
室内熱交換器の温度も下がることになり、他方の室内機
Bの室内送風機の運転開始時期がますます遅くなる。し
たがって先に室内送風機の運転を開始した一方の室内機
A単独での暖房運転が、他方の室内機Bの送風が開始さ
れるまで続き、室温が設定温度に達するまでの時間が長
くなってしまう。
【0006】(2)先に室内送風機の運転が開始された
一方の室内機Aから送り出される温風の温度を、他方の
室内機Bの室温センサが直接検知してしまい、正しい室
温を検知できなくなってしまう。そして室温が設定温度
に到達するのに多くの時間を要する。
【0007】(3)先に室内熱交換器の温度が上昇した
側の室内機Aで室内送風機の風量が増加した場合には、
両方の室内熱交換器の温度が低下し、他方の室内機Bで
室内送風機の風量を増加することができないか、増加す
る時期が遅くなってしまうため、部屋の温度分布が不均
一になってしまう。
【0008】また一方、比較的大きな一つの部屋内にシ
ングルタイプ空気調和機を2台設置して暖房を行うよう
にした場合、暖房運転の開始時に各空気調和機毎に室内
熱交換器の温度を温度センサによって検出し、検出した
温度が所定温度以上になったら各々の室内送風機の運転
を開始し、各室内熱交換器の温度上昇と共に室内送風機
の回転数を増加させ、徐々に目的の風量に達するように
し暖房を行うようになっている。
【0009】そして、上述のマルチタイプ空気調和機の
場合と略同様に、先に室内送風機の運転が開始された一
方の空気調和機から送り出される温風の温度を、他方の
空気調和機の室温センサが検知してしまい、正しい室温
を検知できなくなってしまう。そして室温が設定温度に
到達するのに多くの時間を要する。またさらに、先に室
内熱交換器の温度が上昇した側の空気調和機で室内送風
機の風量が増加した場合には、他方の空気調和機の室温
センサが正しい室温を検知できず、他方の空気調和機で
室内送風機の風量を増加することができないか、増加す
る時期が遅くなってしまうため、部屋の温度分布が不均
一になってしまうことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は、
一つの部屋に複数の室内熱交換器を配置して空気調和を
行う場合、暖房運転の開始時に、先に所定温度となった
一つの室内熱交換器に対応する室内送風機の運転が、他
の室内熱交換器が所定温度とならないうちに開始され、
送り出された温風温度を検知することで他の室内熱交換
器側での正しい室温に基づく運転ができなくなったり、
また、先に室内熱交換器の温度が上昇した側で室内送風
機の風量が増加すると、温風の温度を他の室内熱交換器
側で検知してしまい正しい室温の検知ができず、室内送
風機の風量の増加が行えなくなったり増加する時期が遅
れ、部屋の温度を設定温度に到達させるのに長時間を要
したり、部屋の温度分布が不均一になって快適な暖房を
行うことができない。
【0011】このような状況に鑑みて本発明はなされた
もので、その目的とするところは、複数の室内熱交換器
を一つの部屋に配置して暖房運転を開始する際、室内熱
交換器が相互の影響を受けることなく短時間で室温が設
定温度に到達し、良好な温度分布を得ることができて比
較的大きな部屋の暖房を快適に行うことができる空気調
和機の制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機の制
御装置は、単一の部屋に設置された1台の空気調和機の
複数の室内機によって該部屋内を空気調和するように制
御を行う空気調和機の制御装置において、制御が、暖房
運転開始時、室内機の全ての室内熱交換器の温度が所定
温度以上となった場合、室内機の室内送風機の運転を開
始し送風を行うものであることを特徴とするものであ
り、また、単一の部屋に設置された複数の空気調和機に
よって該部屋内を空気調和するよう制御を行う空気調和
機の制御装置において、制御が、暖房運転開始時、空気
調和機の全ての室内熱交換器の温度が所定温度以上とな
った場合、空気調和機の室内送風機の運転を開始し送風
を行うものであることを特徴とするものであり、さら
に、全ての室内熱交換器の温度が所定温度以上となった
場合、全ての室内送風機の運転を開始し、以後の室内送
風機の運転制御は相互に同期したものであることを特徴
とするものであり、さらに、全ての室内熱交換器の温度
が所定温度以上となった場合、全ての室内送風機の運転
を同時に開始するようにしたことを特徴とするものであ
り、さらに、室内送風機は風量が室内熱交換器の温度変
化に応じて増減するよう制御されるものであって、室内
熱交換器が所定温度条件を満たした場合、全ての室内送
風機の風量を同時に増加させるようにしたことを特徴と
するものであり、さらに、室内送風機は風量が室内熱交
換器の温度変化に応じて増減するよう制御されるもので
あって、室内熱交換器が所定温度条件を満たした場合、
全ての室内送風機の風量を同時に低減させるようにした
ことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】先ず、第1の実施形態を図1及び図2によ
り説明する。図1は空気調和機の設置の概略状況を示す
平面図であり、図2は室内熱交換器の温度変化及び室内
送風機の運転状況を示す図である。
【0015】図1及び図2において、空気調和機1は冷
凍サイクルにおける冷媒の流通方向を切り替えることに
よって冷房運転と暖房運転が行えるマルチタイプのもの
で、これは図示しない圧縮機や四方弁、室外熱交換器等
を収納した1台の室外機2と、これに冷媒が流通するよ
う接続された2台の第1の室内機3及び第2の室内機4
とにより構成され、第1の室内機3と第2の室内機4は
比較的大きな1つの部屋5内に設置されている。
【0016】そして、第1の室内機3と第2の室内機4
はそれぞれ室内熱交換器6a,6bと、室内送風機7
a,7b等を備えていて、室内送風機7a,7bを運転
することにより室内熱交換器6a,6bでの熱交換を促
進すると共に、例えば暖房運転の際には部屋5内に温風
Wa,Wbを吹き出すように、冷房運転の際には部屋5
内に冷風を吹き出すように構成されている。また室内熱
交換器6a,6bにはそれぞれの温度Xt,Ytを検出
する温度センサ8a,8bが設けられ、これら温度セン
サ8a,8bの検出温度は制御装置9に入力され、これ
ら検出温度と共に運転に際して同じく制御装置に入力さ
れた他の運転条件等とに基づき、空気調和機1の運転が
行われるようになっている。
【0017】このように構成されたものでは暖房運転す
る場合、圧縮機からの冷媒を四方弁を介して流すことに
より第1の室内機3と第2の室内機4の室内熱交換器6
a,6bが凝縮器として、室外機2の室外熱交換器が蒸
発器として機能する。また冷房運転する場合、四方弁を
切り替えて逆の方向に冷媒を流すことにより室内熱交換
器6a,6bが蒸発器として、室外熱交換器が凝縮器と
して機能する。
【0018】そして、第1の室内機3と第2の室内機4
とは、単独運転モードにおいてそれぞれ単独で部屋5内
を冷房したり暖房したりすることが可能となっており、
また、第1の室内機3と第2の室内機4の2台により部
屋5内を冷房したり暖房したりする並列運転モードとす
ることができるようになっている。
【0019】このような並列運転モードのうち、暖房運
転モードにおいては暖房運転を開始すると、運転開始当
初は温度センサ8a,8bによって検出される室内熱交
換器6a,6bの温度Xt,Ytが低く、室内熱交換器
6a,6bの少なくとも一方の温度が所定温度T11、例
えば28℃未満となっている場合は、制御装置9による
制御によって室内送風機7a,7bは運転を停止した状
態のままになっている。すなわち、室内熱交換器6aの
温度Xtが所定温度T11となっても室内熱交換器6bの
温度Ytが所定温度T11未満となっている間は、室内熱
交換器6aに対応する室内送風機7aは運転を停止した
ままとなっている。
【0020】その後、室内熱交換器6a,6bの温度X
t,Ytが上昇し、所定温度T11未満であった室内熱交
換器6bの温度Ytが時間t11で所定温度T11となり、
両方の室内熱交換器6a,6bの温度Xt,Ytが共に
所定温度T11以上となると、第1の室内機3と第2の室
内機4の室内送風機7a,7bが同時にOFF状態から
Lタップに入って低速回転での運転を開始し少風量での
送風を始める。
【0021】さらに時間の経過と共に室内熱交換器6
a,6bの温度Xt,Ytが上昇し、時間t12で両方の
室内熱交換器6a,6bの温度Xt,Ytが共に予め設
定された風量増加基準温度T12、例えば32℃以上とな
ると、室内送風機7a,7bがLタップからMタップに
同時に切り替わり増速して多風量での運転が行われる。
この場合も、先に風量増加基準温度T12に室内熱交換器
6aの温度Xtが到達していても、室内送風機7aのみ
が多風量で運転されるように切り替えられることがな
く、室内熱交換器6bの温度Ytが風量増加基準温度T
12になった時点で両方の室内送風機7a,7bが多風量
での運転となる。また室内熱交換器6a,6bの少なく
とも一方の温度が予め設定された風量低下基準温度以下
になると、室内送風機7a,7bが同時に低速回転に切
り替わり、少風量での送風となる。
【0022】その結果、1つの部屋5に設置した2台の
第1の室内機3と第2の室内機4による暖房運転に際し
て、暖房運転開始時の冷風感を防ぐことができると共
に、室内熱交換器6a,6bの少なくとも一方の温度が
所定温度T11未満である間は室内送風機7a,7bは運
転されず、室内熱交換器6a,6bの温度が下がること
がない。そして室内熱交換器6a,6bの温度Xt,Y
tが所定温度T11以上となった時点で室内送風機7a,
7bが共に送風し始めるので、室温検知が適性に行わ
れ、短時間で室温を設定温度とすることができる。また
部屋5内の温度分布も不均一なものでなくなり、快適な
暖房を行うことができる。
【0023】次に、第2の実施形態を図3及び図4によ
り説明する。図3は空気調和機の設置の概略状況を示す
平面図であり、図4は室内熱交換器の温度変化及び室内
送風機の運転状況を示す図である。
【0024】図3及び図4において、第1の空気調和機
11と第2の空気調和機12とは、共に冷凍サイクルに
おける冷媒の流通方向を切り替えることによって冷房運
転と暖房運転が行えるものである。第1の空気調和機1
1は図示しない圧縮機や四方弁、室外熱交換器等を収納
した第1の室外機13と、これに冷媒が流通するよう接
続された第1の室内機14とにより構成され、第2の空
気調和機12は図示しない圧縮機や四方弁、室外熱交換
器等を収納した第2の室外機15と、これに冷媒が流通
するよう接続された第2の室内機16とにより構成され
ている。そして、第1の空気調和機11の第1の室内機
14と第2の空気調和機12の第2の室内機16は、比
較的大きな1つの部屋5内に設置されている。
【0025】また、第1の室内機14は第1の室内熱交
換器17と、第1の室内送風機18等を備えていて、第
1の室内送風機18を運転することにより第1の室内熱
交換器17での熱交換を促進すると共に、例えば暖房運
転の際には部屋5内に温風Waを吹き出すように、冷房
運転の際には部屋5内に冷風を吹き出すように構成され
ている。また第1の室内熱交換器17には第1の温度セ
ンサ19が設けられている。そして第1の空気調和機1
1単独で空気調和を行う時には内蔵された図示しない第
1の制御部により、第1の温度センサ19の検出温度と
共に運転に際し入力された他の運転条件等とに基づき制
御することができるようになっている。
【0026】同様に第2の室内機16は第2の室内熱交
換器20と、第2の室内送風機21等を備えていて、第
2の室内送風機21を運転することにより第2の室内熱
交換器20での熱交換を促進すると共に、例えば暖房運
転の際には部屋5内に温風Wbを吹き出すように、冷房
運転の際には部屋5内に冷風を吹き出すように構成され
ている。また第2の室内熱交換器20には第2の温度セ
ンサ22が設けられている。そして第2の空気調和機1
2単独で空気調和を行う時には内蔵された図示しない第
2の制御部により、第2の温度センサ22の検出温度と
共に運転に際し入力された他の運転条件等とに基づき制
御することができるようになっている。
【0027】一方、23は統合制御装置で、これによっ
て第1の空気調和機11と第2の空気調和機12とを並
列運転することができるようになっている。そして並列
運転の際には、統合制御装置23による制御が第1の制
御部と第2の制御部の制御に優先して実行されるように
なっている。
【0028】このように構成されたものでは、第1の空
気調和機11と第2の空気調和機12とは、それぞれ暖
房運転する場合、圧縮機からの冷媒を四方弁を介して流
すことにより第1の室内機14の第1の室内熱交換器1
7と第2の室内機16の第2の室内熱交換器20が凝縮
器として、第1の室外機13の室外熱交換器と第2の室
外機15の室外熱交換器が蒸発器として機能する。また
冷房運転する場合、四方弁を切り替えて逆の方向に冷媒
を流すことにより第1の室内熱交換器17と第2の室内
熱交換器20が蒸発器として、第1の室外機13の室外
熱交換器と第2の室外機15の室外熱交換器が凝縮器と
して機能する。
【0029】そして、第1の空気調和機11と第2の空
気調和機12とにより部屋5内を冷房したり暖房したり
する並列運転のうち暖房運転する場合には、統合制御装
置23による次のような制御が行われる。すなわち、暖
房運転を開始すると、運転開始当初は第1の温度センサ
19と第2の温度センサ22によってそれぞれ検出され
る第1の空気調和機11の第1の室内熱交換器17と、
第2の空気調和機12の第2の室内熱交換器20の温度
Pt,Qtが低く、第1の室内熱交換器17と第2の室
内熱交換器20の少なくとも一方の温度、例えば第1の
室内熱交換器17の温度Ptは所定温度T11以上となっ
ているものの第2の室内熱交換器20の温度Qtが所定
温度T11未満となっている場合は、第1の室内送風機1
8と第2の室内送風機21とは運転を停止した状態に制
御される。
【0030】その後、第1の室内熱交換器17と第2の
室内熱交換器20の温度Pt,Qtが上昇し、所定温度
11未満であった第2の室内熱交換器20の温度Qtが
時間t21で所定温度T11となり、第1の室内熱交換器1
7と第2の室内熱交換器20の両方の温度Pt,Qtが
共に所定温度T11以上となると、第1の室内送風機18
と第2の室内送風機21が同時にOFF状態からLタッ
プに入って低速回転での運転を開始し少風量での送風を
始める。
【0031】さらに時間の経過と共に第1の室内熱交換
器17と第2の室内熱交換器20の温度Pt,Qtが上
昇し、時間t22で第1の室内熱交換器17と第2の室内
熱交換器20の両方の温度Pt,Qtが共に予め設定さ
れた風量増加基準温度T12以上となると、第1の室内送
風機18と第2の室内送風機21がLタップからMタッ
プに同時に切り替わり増速して多風量での運転が行われ
る。この場合も、先に風量増加基準温度T12に第1の室
内熱交換器17の温度Ptが到達していても、第1の室
内送風機18のみが多風量で運転されるように切り替え
られることがなく、第2の室内熱交換器20の温度Qt
が風量増加基準温度T12になった時点で第1の室内送風
機18と第2の室内送風機21の両方ともが多風量での
運転となる。
【0032】また第1の室内熱交換器17と第2の室内
熱交換器20の少なくとも一方の温度が予め設定された
風量低下基準温度以下になると、第1の室内送風機18
と第2の室内送風機21が同時に低速回転に切り替わ
り、少風量での送風が行われるようになる。
【0033】その結果、1つの部屋5に設置した第1の
空気調和機11と第2の空気調和機12の2台による暖
房運転に際しても、第1の室内熱交換器17に対応する
第1の室内送風機18と、第2の室内熱交換器20に対
応する第2の室内送風機21が同期して動作したり停止
したりすることになり、本実施形態においても上記第1
の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数の室内熱交換器を一つの部屋に配置して
暖房運転を開始する際でも、各室内熱交換器が相互の影
響を受けることなく短時間で室温が設定温度に到達する
と共に、良好な温度分布を得ることができ比較的大きな
部屋でも快適な暖房を行うことができる等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る空気調和機の設
置の概略状況を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る室内熱交換器の
温度変化及び室内送風機の運転状況を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る空気調和機の設
置の概略状況を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る室内熱交換器の
温度変化及び室内送風機の運転状況を示す図である。
【図5】従来例に係る室内熱交換器の温度変化及び室内
送風機の運転状況を示す図である。
【符号の説明】
1…空気調和機 3…第1の室内機 4…第2の室内機 5…部屋 6a,6b…室内熱交換器 7a,7b…室内送風機 8a,8b…温度センサ 9…制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の部屋に設置された1台の空気調和
    機の複数の室内機によって該部屋内を空気調和するよう
    に制御を行う空気調和機の制御装置において、前記制御
    が、暖房運転開始時、前記室内機の全ての室内熱交換器
    の温度が所定温度以上となった場合、前記室内機の室内
    送風機の運転を開始し送風を行うものであることを特徴
    とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 単一の部屋に設置された複数の空気調和
    機によって該部屋内を空気調和するよう制御を行う空気
    調和機の制御装置において、前記制御が、暖房運転開始
    時、前記空気調和機の全ての室内熱交換器の温度が所定
    温度以上となった場合、前記空気調和機の室内送風機の
    運転を開始し送風を行うものであることを特徴とする空
    気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 全ての室内熱交換器の温度が所定温度以
    上となった場合、全ての室内送風機の運転を開始し、以
    後の前記室内送風機の運転制御は相互に同期したもので
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気
    調和機の制御装置。
  4. 【請求項4】 全ての室内熱交換器の温度が所定温度以
    上となった場合、全ての室内送風機の運転を同時に開始
    するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の空気調和機の制御装置。
  5. 【請求項5】 室内送風機は風量が室内熱交換器の温度
    変化に応じて増減するよう制御されるものであって、前
    記室内熱交換器が所定温度条件を満たした場合、全ての
    前記室内送風機の風量を同時に増加させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気調和機
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 室内送風機は風量が室内熱交換器の温度
    変化に応じて増減するよう制御されるものであって、前
    記室内熱交換器が所定温度条件を満たした場合、全ての
    前記室内送風機の風量を同時に低減させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気調和機
    の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076652A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Denso Corp 送風装置及び覚醒装置
JP2011064432A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Chofu Seisakusho Co Ltd 空気温調機のファン制御方法及び空気温調機
JP2021110488A (ja) * 2020-01-08 2021-08-02 パナソニックホームズ株式会社 全館空調システム及び建物の空調方法
CN114383297A (zh) * 2021-12-20 2022-04-22 青岛海尔空调器有限总公司 用于控制空调的方法、装置和多联机空调

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