JPH0593562A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0593562A
JPH0593562A JP25511391A JP25511391A JPH0593562A JP H0593562 A JPH0593562 A JP H0593562A JP 25511391 A JP25511391 A JP 25511391A JP 25511391 A JP25511391 A JP 25511391A JP H0593562 A JPH0593562 A JP H0593562A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出冷媒温度を検出するセンサの脱落を検知
し、空気調和装置の緊急停止を回避しつつ検知結果を表
示して、修理作業の能率化と運転信頼性の向上を図る。 【構成】 冷媒温度センサ19が検出する吐出冷媒温度
により圧縮機11や膨張弁15を制御するヒートポンプ
式冷凍回路に、外気の温度を検出する外気温度センサ4
を設ける。制御部5により、運転中のモードが冷,暖房
のいずれであるかを判別し、判別結果に応じて冷媒温度
センサ19による吐出冷媒温度Taが正常範囲内にある
か否かを判別する。この判別結果が否のとき、制御部5
により、上記吐出冷媒温度Taが外気温度センサ4によ
る外気温度Th,Tcに略等しいか否かを判別する。この
判別結果が肯のとき、制御部5により、異常検知信号を
LED6に出力して冷媒温度センサ19の 「脱落」を表
示させ、かつ上記外気温度Th,Tcに基づいて圧縮機1
1の能力や膨張弁15の開度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機からの吐出冷媒
の温度により、圧縮機の能力や膨張弁の開度を制御する
空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和装置として、例
えば図4に示すようなものが知られている(実公平1−
13977号公報)。この空気調和装置は、圧縮機11,
四路切換弁12,ファン14をもつ室外熱交換器13,電
動式の膨張弁15およびファン17をもつ室内熱交換器
16を順次管路18a〜18fで接続し、吐出管18aに
冷媒の温度を検出する冷媒温度センサ19を、室内熱交
換器16と四路切換弁12との間の管路18eに同様の
冷媒温度センサ20を夫々設けて簡素かつ安価なヒート
ポンプ式冷凍回路を構成している。そして、図示しない
制御部により、運転開始から一定時間は膨張弁15を全
開するとともに負荷(設定温度と実測室温の差)に応じて
圧縮機11の能力を増減して、迅速にガスバランスをと
って圧縮機11の負担を軽減する。次いで、一定時間経
過後は、冷媒温度センサ19による吐出冷媒の温度Ta
が設定範囲内(Tm≦Ta≦To)なら、膨張弁15の開度
を変えずに負荷に応じて圧縮機11の能力を増減する一
方、設定範囲外なら、設定範囲内になるよう圧縮機11
の能力を変えずに膨張弁15の開度を増減して、負荷変
動に伴う圧縮機11の能力変化に迅速に対応する最適な
冷媒流量制御を行なう。また、冷房運転時(図中の実線
矢印参照)に、冷媒温度センサ20による戻り冷媒の温
度Tcが設定値Tc'以下の場合、上記吐出冷媒温度の設
定範囲を所定値(例えば10℃)下げて、室内熱交換器1
6における霜の凍結を防止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
空気調和装置は、冷媒温度センサ19が吐出冷媒の温度
Taを正しく検出することを前提とし、この検出信号に
基づいて圧縮機11の能力や膨張弁15の開度を制御す
るものであるから、冷媒温度センサ19が故障したり、
吐出管18aから脱落したりすることまで考慮した構成
にはなっていないため、次のような不具合が生じる。即
ち、冷媒温度センサ19が故障すると、室内熱交換器1
6が正常に働かず、設定温度と実測室温の差(負荷)が大
きいままになって、膨張弁15が全開のまま圧縮機11
の能力が増大し続け、過負荷や過電流に対する安全装置
が働いて、装置が緊急停止せしめられる。また、冷媒温
度センサ19が脱落すると、検出される吐出冷媒温度T
aが外気温度に略等しい低温のままとなり、圧縮機11
の能力が維持されたまま膨張弁15が絞られ、凝縮冷媒
の圧力が異常に上昇して、同様に装置が緊急停止せしめ
られる。かかる場合、緊急停止に対処できないユーザ
は、メーカのサービスマンを呼ぶが、緊急停止の原因が
表示されないため、サービスマン自身も、空気調和装置
を分解し、長時間をかけて各部品を個々に点検してから
でないと、冷媒温度センサ19の故障や脱落が真の原因
だと判定できない。そのため、修理を急ぐあまり、原因
でないプリント基板や電動弁を誤って無駄に交換した
り、修理作業の能率が低下したり、空気調和装置そのも
のの運転信頼性が損なわれるという種々の問題が生じ
る。
【0004】そこで、本発明の目的は、吐出冷媒温度を
検出するセンサの故障や脱落を検知し、装置の緊急停止
を回避しつつ検知結果を表示することによって、無駄な
修理をなくし、修理作業の能率化と運転信頼性の向上を
図ることができる空気調和装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の空気調和装置は、図1に例示するように、
圧縮機11,四路切換弁12,室外熱交換器13,膨張弁
15および室内熱交換器16a〜16eを順次管路18a
〜18fで接続したヒートポンプ式冷凍回路と、吐出冷
媒の温度を検出する冷媒温度センサ19と、この冷媒温
度センサ19の検出信号に基づき上記圧縮機11の能力
および上記膨張弁15の開度を制御する制御部5を備え
たものにおいて、外気の温度を検出する外気温度センサ
4と、運転中に設定された運転モードが冷房または暖房
のいずれであるかを判別し、判別した運転モードに応じ
て上記冷媒温度センサ19からの検出信号が表わす吐出
冷媒温度Taが正常範囲内にあるか否かを判別する第1
判別手段5と、この第1判別手段5が否と判別したと
き、上記吐出冷媒温度Taが上記外気温度センサ4の検
出信号が表わす外気温度Th,Tcに略等しいか否かを判
別する第2判別手段5と、この第2判別手段5が肯と判
別したとき、異常検知信号を出力するとともに上記外気
温度センサ4の検出信号に基づいて上記四路切換弁1
2,圧縮機11の能力および膨張弁15の開度を制御す
る異常時制御手段5と、上記異常検知信号を受けて、冷
媒温度センサ19の脱落を表示する表示部6を設けたこ
とを特徴とする。また、上記第1判別手段5に、判別し
た運転モードに応じて上記外気温度センサ4からの検出
信号が表わす外気温度Th,Tcが正常範囲内にあるか否
かをさらに判別させ、この第1判別手段5が否と判別
し、かつ上記第2判別手段5が否と判別したとき、異常
時停止手段5により運転を緊急停止させこともできる。
【0006】
【作用】空気調和装置の運転中に、第1判別手段5は、
設定された運転モードが冷房または暖房のいずれである
かを判別し、判別した運転モードに応じて冷媒温度セン
サ19からの検出信号が表わす吐出冷媒温度Taが正常
範囲内にあるか否かを判別する。そして、第1判別手段
5が否と判別すると、第2判別手段5は、上記吐出冷媒
温度Taが外気温度センサ4の検出信号が表わす外気温
度Th,Tcに略等しいか否かを判別する。次に、第2判
別手段5が肯と判別すると、冷媒温度センサ19で検出
される吐出冷媒温度Taが正常範囲外で、かつ外気温度
Th,Tcに略等しいから、冷媒温度センサ19が脱落し
ている可能性が高いので、異常時制御手段5は、異常検
知信号を表示部6に出力するとともに、冷房時は吐出冷
媒温度Taに一対一に対応する外気温度センサ4の検出
信号〔凝縮温度Th(Ta=Th+α)〕に基づき、暖房時
は吐出冷媒温度Taに圧縮機11の出力に応じて一対一
に対応する外気温度センサ4の検出信号〔蒸発温度Tc
(Ta=Tc+β)〕に基づいて、ヒートポンプ式冷凍回路
中の四路切換弁12の冷暖切換,圧縮機11の能力およ
び膨張弁15の開度を制御する。また、上記異常検知信
号を受けた表示部6は、冷媒温度センサ19の脱落を、
サービスマンに知らせるべく表示する。従って、冷媒温
度センサ19が脱落しても、従来と異なり運転が緊急停
止されず、サービスマンは直ちに脱落を知って、適切な
対策をとることができる。つまり、無駄な修理がなくな
り、修理作業が能率化し、運転信頼性が向上する。
【0007】また、上記第1判別手段5に判別機能を追
加し、異常時停止手段5を追加すれば、第1判別手段5
が、判別した運転モードに応じて外気温度センサ4から
の検出信号が表わす外気温度Th,Tcが正常範囲内にあ
るか否かをさらに判別し、この第1判別手段5が否と判
別し、かつ上記第2判別手段5が否と判別したとき、異
常時停止手段5が、運転を緊急停止させる。従って、例
えば誤って夏に暖房スイッチが、また冬に冷房スイッチ
が押されて、吐出冷媒温度Taが異常に高くなり、また
蒸発冷媒温度Tcが異常に低くなるときは、直ちに運転
が停止され、高温あるいは冷媒液の吸込による圧縮機1
1の故障等を未然に防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1は、本発明の空気調和装置の一例を示して
おり、この空気調和装置は、図4で述べた冷凍回路の管
路18dと18eの間を、5つに分かれた分岐管1とし、
各分岐に室内熱交換器16a〜16eおよび夫々の室内膨
張弁2a〜2eを設けて多室空調型にするとともに、管路
18dに受液器3を、室外熱交換器13に外気温度を検
出する外気温度センサ4を夫々設けたもので、図4と同
じ部材には同一の番号を付している。また、冷媒温度セ
ンサ19の検出信号に基づき圧縮機11の能力および膨
張弁15と室内膨張弁2a〜2eの開度を制御するととも
に、後述する第1,第2判別手段と異常時制御手段,異常
時停止手段等を兼ねるマイクロコンピュータからなる制
御部5を設けている。
【0009】上記制御部5は、冷媒を冷房時には図中の
実線矢印,暖房時には破線矢印で示すように循環させつ
つ、図4で述べた制御部と同様、センサ19による吐出
冷媒温度Taに基づいて圧縮機11の能力をインバータ
を介して制御し、膨張弁15の開度を制御するととも
に、冷房,暖房時に室内膨張弁2a〜2eの開度を調整し
て夫々各室の蒸発冷媒の過熱度,各室への冷媒分配量を
制御する(図3のS3参照)。また、制御部5は、第1判
別手段として、運転中に既に設定されている運転モード
が冷房または暖房のいずれであるかを判別し、判別した
運転モードに応じて冷媒温度センサ19からの検出信号
が表わす吐出冷媒温度Ta、および外気温度センサ4か
らの検出信号が表わす外気温度(つまり冷媒凝縮温度Th
または冷媒蒸発温度Tc)が夫々所定の正常範囲内にある
か否かを判別する(同S5参照)。次に、制御部5は、吐
出冷媒温度Taが正常範囲内にないと判別したとき、第
2判別手段として、この吐出冷媒温度Taが上記外気温
度(この温度ThまたはTcは正常範囲内にある)に略等し
いか否かを判別する(同S6,S10参照)。
【0010】上記判別は、図2(A)に示すように、縦横
軸に吐出冷媒温度Ta,外気温度をとったグラフ上で、両
温度が略45°の直線の上下±δ%の範囲内にあると
き、肯と判別するものであり、肯の場合は、冷媒温度セ
ンサ19が吐出管18aから脱落して、外気温度に略等
しい間違った吐出冷媒温度が検出されている。そこで、
制御部5は、異常時制御手段として、異常検知信号を内
蔵の表示部たるLED6に出力して、冷媒温度センサ1
9の脱落を表示させるとともに(図3のS8参照)、この
冷媒温度センサ19に代えて外気温度センサ4を使って
次のような制御を行なう(同S9参照)。即ち、まず図2
(B)に示すように、外気温度センサ4の検出信号が表わ
す外気温度が、25℃より高いか否かで四路切換弁12
を切り換えて運転モードを冷房または暖房に決め、冷房
時の外気温度Thは吐出冷媒温度Taに一対一に対応し
(Ta=Th+α)、暖房時の外気温度Tcは圧縮機の出力
に応じて吐出冷媒温度Taに一対一に対応する(Ta=Tc
+β)ので、この外気温度を補正して吐出冷媒温度と
し、上述と同様に圧縮機11の能力や膨張弁15および
室内膨張弁2a〜2eの開度を制御する。なお、制御部5
が、冷媒温度センサ19が脱落していないと判別した場
合は、吐出冷媒温度による上述の制御(同S3参照)を行
なうのはいうまでもない(同S5参照)。
【0011】さらに、制御部5は、既述の如く第1判別
手段として吐出冷媒温度Taまたは外気温度(Th,Tc)が
正常範囲外と判別し(図3のS5参照)、かつ第2判別手
段として吐出冷媒温度Taが外気温度に略等しくないと
判別すると(同S6,S10参照)、暖房運転モード下で
吐出冷媒温度Taが異常に高かったり、冷房運転モード
下で外気温度(冷媒蒸発温度Tc)が異常に低いものと判
断し、誤って夏に暖房スイッチが、また冬に冷房スイッ
チが押されたような場合なので、異常時停止手段として
冷,暖房運転を緊急停止させる(同S7,S11参照)。ま
た、制御部5は、空気調和装置が停止中にも、冷媒温度
センサ19の脱落の有無を判別する(同S2参照)。この
判別は、第2判別手段で述べた図2(A)を用い、冷媒温
度センサ19による吐出冷媒温度Taと外気温度センサ
4による外気温度が、同図の略45°直線の上下±δ%
の範囲内にあるとき脱落していないとするもので、もし
上記範囲外なら、既述の如くLED6に脱落を表示さ
せ、外気温度を代わりに用いた制御を行なうようになっ
ている(同S8,S9参照)。
【0012】上記構成の制御部5は、図3のフローチャ
ートに従って、次のように動作する。制御部5は、空気
調和装置が停止中に、外気温度センサ4,冷媒温度セン
サ19がステップS1で検出する外気温度と吐出冷媒温
度Taに基づき、ステップS2で図2(A)のグラフを用
いて冷媒温度センサ19が脱落しているか否かを判別す
る。そして、脱落している場合は、ステップS8で、L
ED6にその旨を表示させ、ステップS9で、図2(B)
のグラフにて冷,暖房のいずれかを選んだ後、吐出冷媒
温度Taに代えて外気温度センサ4からの外気温度を用
いて、圧縮機11の能力および膨張弁15と室内膨張弁
2a〜2eの開度を制御する一方、脱落していない場合
は、ステップS3で、冷媒温度センサ19からの吐出冷
媒温度Taを用いて通常の制御を行なう。
【0013】空気調和装置が運転されると、制御部5
は、外気温度センサ4,冷媒温度センサ19がステップ
S4で検出する外気温度と吐出冷媒温度Taに基づき、
ステップS5で、運転中のモードが冷房,暖房のいずれ
であるかを判別し、判別結果に応じて吐出冷媒温度Ta
および外気温度(暖房時はTc,冷房時はTh)が夫々正常
範囲内にあるか否かを判別する。そして、正常範囲内で
あれば、ステップS3の通常の制御を続行するが、そう
でなければ、暖房時はステップS6に,冷房時はステッ
プS10に夫々進む。ステップS6では、吐出冷媒温度
Taが外気温度Tcに略等しいか否かを判別し、略等しい
ときはステップS8,S9に進んで、上述と同様にLE
Dに冷媒温度センサの脱落を表示させ、異常時の制御を
行なう一方、略等しくないときはステップS7に進ん
で、例えば夏に誤って暖房スイッチが押されるなどで吐
出冷媒温度Taが異常に高くなったとして、運転を緊急
停止させる。また、ステップS10でも、ステップS6
と同様、吐出冷媒温度Taが外気温度Thに略等しか否か
を判別し、略等しければステップS8,S9に進み、略
等しくなければステップS11に進んで、例えば冬に誤
って冷房スイッチが押されるなどで外気温度(冷媒蒸発
温度Tc)が異常に低くなったとして、運転を緊急停止さ
せる。
【0014】かくて、圧縮機11の能力や膨張弁15の
開度などを制御すべく吐出管18aに取り付けられた冷
媒温度センサ19が、何らかの原因で脱落しても、従来
例と異なり空気調和装置の運転が緊急停止されずに、外
気温度を用いた異常時制御が続けられ、メーカのサービ
スマンやユーザは、LED6を見るだけでセンサの脱落
が判り、直ちに適切な対策をとることができる。つま
り、センサの脱落を知るのに、空気調和装置を分解し、
長時間をかけて各部品を個々に点検せずに済み、正常な
プリント基板や電動弁などの部品を無駄に交換すること
がなく、メインテナンスの回数を減じ、修理作業の能率
化が図れるとともに、運転信頼性の向上が図られる。ま
た、制御部5に異常時停止手段等の機能を加えているの
で、冷暖房スイッチの押し間違い等で吐出冷媒温度Ta
が異常に高くなり、あるいは蒸発冷媒温度が異常に低く
なるときは、直ちに運転が停止され、高温あるいは冷媒
液の吸込による圧縮機11の故障を未然に防止すること
ができる。なお、上記実施例では、制御部5で運転停止
中にも冷媒温度センサ19の脱落の有無を判別するよう
にしているので、運転開始時に既にセンサが脱落してい
てもこれを知ることができ、異常時制御により運転を開
始できるという利点がある。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
空気調和装置は、冷媒温度センサが検出する吐出冷媒温
度により圧縮機や膨張弁を制御するヒートポンプ式冷凍
回路において、外気温度センサで外気の温度を検出し、
第1判別手段で、運転中のモードが冷,暖房のいずれで
あるかを判別し、判別結果に応じて冷媒温度センサによ
る吐出冷媒温度が正常範囲内にあるか否かを判別し、こ
こで否と判別されたとき、第2判別手段で、上記吐出冷
媒温度が外気温度センサによる外気温度に略等しいか否
かを判別し、ここで肯と判別されたとき、異常時制御手
段により、異常検知信号を表示部に出力して冷媒温度セ
ンサの脱落を表示させるとともに、上記外気温度に基づ
いて圧縮機の能力や膨張弁の開度を制御するようにして
いるので、サービスマンは表示により脱落を直ちに知っ
て適切な措置をとれ、無駄な修理を回避できて点検作業
の能率化が図れ、センサの脱落でも運転が停止しないか
ら、運転信頼性が向上する。また、上記第1判別手段
で、外気温度センサによる外気温度が正常範囲内にある
か否かをさらに判別させ、ここで否と判別され、かつ上
記第2判別手段で否と判別されたとき、異常時停止手段
により、運転を緊急停止させれば、高温あるいは冷媒液
の吸込による圧縮機の故障等を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空気調和装置の一実施例を示すヒー
トポンプ式冷凍回路図である。
【図2】 図1の制御部の判別手法を示す図である。
【図3】 上記制御部による制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【図4】 従来の空気調和装置を示すヒートポンプ式冷
凍回路図である。
【符号の説明】
4…外気温度センサ、5…制御部、6…LED、11…
圧縮機、12…四路切換弁、13…室外熱交換器、15
…膨張弁、16a〜16e…室内熱交換器、18a〜18f
…管路、19…冷媒温度センサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(11),四路切換弁(12),室外熱
    交換器(13),膨張弁(15)および室内熱交換器(16a
    〜16e)を順次管路(18a〜18f)で接続したヒートポ
    ンプ式冷凍回路と、吐出冷媒の温度を検出する冷媒温度
    センサ(19)と、この冷媒温度センサ(19)の検出信号
    に基づき上記圧縮機(11)の能力および上記膨張弁(1
    5)の開度を制御する制御部(5)を備えた空気調和装置
    において、 外気の温度を検出する外気温度センサ(4)と、運転中に
    設定された運転モードが冷房または暖房のいずれである
    かを判別し、判別した運転モードに応じて上記冷媒温度
    センサ(19)からの検出信号が表わす吐出冷媒温度(T
    a)が正常範囲内にあるか否かを判別する第1判別手段
    (5)と、この第1判別手段(5)が否と判別したとき、上
    記吐出冷媒温度(Ta)が上記外気温度センサ(4)の検出
    信号が表わす外気温度(Th,Tc)に略等しいか否かを判
    別する第2判別手段(5)と、この第2判別手段(5)が肯
    と判別したとき、異常検知信号を出力するとともに上記
    外気温度センサ(4)の検出信号に基づいて上記四路切換
    弁(12),圧縮機(11)の能力および膨張弁(15)の開
    度を制御する異常時制御手段(5)と、上記異常検知信号
    を受けて、冷媒温度センサ(19)の脱落を表示する表示
    部(6)を設けたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記第1判別手段(5)は、判別した運転
    モードに応じて上記外気温度センサ(4)からの検出信号
    が表わす外気温度(Th,Tc)が正常範囲内にあるか否か
    をさらに判別する一方、この第1判別手段(5)が否と判
    別し、かつ上記第2判別手段(5)が否と判別したとき、
    運転を緊急停止させる異常時停止手段(5)を設けた請求
    項1に記載の空気調和装置。
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