JP2016008739A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートポンプ回路における低圧側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサの冷媒配管からの脱落を検知することができるヒートポンプ装置を提供する。
【解決手段】ヒートポンプ装置100は、圧縮機2の起動時から所定時間tの間、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサ9による検出温度の低下量が所定低下量α以下である場合に(ステップS12でNo)、冷媒温度センサ9の検出異常に基づくエラー処理(ステップS15,S17)を実行する制御手段22を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒートポンプ装置に関し、特に、地中熱を利用する地中熱ヒートポンプ装置に関する。
ヒートポンプ装置の一例として、地中熱を利用する温水循環式の地中熱ヒートポンプ装置が知られている。この種の地中熱ヒートポンプ装置は、圧縮機、負荷側熱交換器、減圧手段、および熱源側熱交換器を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路と、熱源側熱交換器、および地中に設置された熱源としての地中熱交換器を熱媒配管で環状に接続した熱源側循環回路と、熱源側循環回路に熱媒を循環させる熱源側循環ポンプと、床暖房パネル等の負荷端末、および負荷側熱交換器を熱媒配管で環状に接続した負荷側循環回路と、負荷側循環回路に熱媒を循環させる負荷側循環ポンプとを備えている。地中熱ヒートポンプ装置は、熱源側熱交換器を蒸発器、負荷側熱交換器を凝縮器として機能させて、負荷端末で被空調空間を加熱する負荷運転としての暖房運転を行うことができる。
下記特許文献1には、熱源側熱交換器側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサが設けられ、負荷運転中に、該冷媒温度センサによる検出温度が所定の目標温度になるように熱源側循環ポンプの回転速度を制御する地中熱ヒートポンプ装置が開示されている。これによれば、冷媒温度の変動により負荷出力の変動を素早く把握して熱源側循環回路を循環する熱媒の流量を調整することで、最適な採熱を行わせることができる。
特開2011−94840号公報
ところで、地中熱ヒートポンプ装置は、地中を循環する熱媒としての不凍液から熱を得て運転を行う。何らかの原因で熱媒配管中の不凍液の循環が停止または極少量となると熱源側熱交換器(蒸発器)内に留まった不凍液のみから採熱が行われるため、不凍液の温度が極端に低下して凍結を起こすことによって、熱源側熱交換器や熱源側循環ポンプ等の器具が破損するおそれがある。これを防止するために、冷媒温度センサで低圧側の冷媒の温度を監視し、該温度が所定下限温度よりも低下した場合には、過剰な採熱によって不凍液を凍結させないように、圧縮機の運転を制限する技術がある。
しかしながら、冷媒温度センサはヒートポンプ回路の冷媒配管に取り付けられており、冷媒温度センサが何らかの原因で冷媒配管から外れた場合には、該冷媒温度センサは、冷媒の温度ではなく、冷媒温度センサの設置場所であるヒートポンプユニット内の雰囲気温度を検出することになる。この場合、冷媒温度センサによる検出温度は、通常、前記した所定下限温度以上であるため、地中熱ヒートポンプ装置は、実際には採熱不良に陥っている場合であっても、適切な採熱が行われていると誤認識して採熱を続行してしまう。そのため、不凍液が凍結して器具が破損するおそれがあった。
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、ヒートポンプ回路における低圧側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサの冷媒配管からの脱落を検知することができるヒートポンプ装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、圧縮機、負荷側熱交換器、減圧手段、および熱源側熱交換器を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路と、前記熱源側熱交換器、および熱源を熱媒配管で環状に接続した熱源側循環回路と、該熱源側循環回路に熱媒を循環させる熱源側循環ポンプと、前記ヒートポンプ回路における前記熱源側熱交換器側の冷媒配管に取り付けられ、低圧側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサと、前記圧縮機の起動時から所定時間の間、前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサによる検出温度の低下量が所定低下量以下である場合に、前記冷媒温度センサの検出異常に基づくエラー処理を実行する制御手段と、を備えることを特徴とするヒートポンプ装置である。
このような構成では、ヒートポンプ装置の運転を開始し、圧縮機が起動すると、熱源側熱交換器における冷媒が圧縮機に吸い込まれることによって、熱源側熱交換器側(低圧側)の冷媒の圧力が低下して、一時的に熱源側熱交換器側(低圧側)の冷媒の温度が低下する。その後、地中からの採熱が十分に行われるようになると、圧縮機および減圧手段および熱源側循環ポンプの調整が行われて、冷媒の温度は所定の値に一定となる。このとき、冷媒温度センサが冷媒配管に正しく取り付けられていれば、冷媒温度センサは冷媒温度の一時的な低下を検出するが、冷媒温度センサが何らかの原因で冷媒配管から外れている場合には、冷媒温度センサによる検出温度はほとんど変化しない。このため、圧縮機の起動時から所定時間の間、冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサによる検出温度の低下量が所定低下量以下である場合には、冷媒温度センサが冷媒配管から外れていると判断することができる。
すなわち、ヒートポンプ回路における低圧側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサの冷媒配管からの脱落を検知することができるヒートポンプ装置を提供できる。
したがって、冷媒温度センサで低圧側の冷媒温度を正しく検出することができるため、該冷媒温度が所定下限温度よりも低下した場合には圧縮機の運転を制限することによって、過剰な採熱により不凍液が凍結して熱源側熱交換器や熱源側循環ポンプ等の器具が破損することを防止することができる。
また、冷媒温度センサの検出値を用いた地中熱循環ポンプの回転速度等の制御を確実に実行することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のヒートポンプ装置であって、外気温度を検出する外気温センサを備え、前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度として、前記外気温センサによる検出温度が取得されることを特徴とする。
このような構成によれば、外気温センサを利用することによって、冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に概ね等しい温度を、随時かつ容易に得ることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のヒートポンプ装置であって、前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度として、前記圧縮機の起動前における前記冷媒温度センサによる検出温度が取得されることを特徴とする。
このような構成によれば、圧縮機の起動前における冷媒温度センサによる検出温度は冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に概ね等しいため、圧縮機の起動前における冷媒温度センサによる検出温度を記憶しておくことによって、冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度を、他のセンサを利用することなく得ることができる。また、冷媒温度の変化を直接把握することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のヒートポンプ装置であって、前記制御手段は、前記圧縮機の起動時から所定時間の間、前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサによる検出温度の低下量が所定低下量以下であり、かつ、前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサによる検出温度の上昇量が所定上昇量以下である場合に、前記冷媒温度センサの検出異常に基づくエラー処理を実行することを特徴とする。
このような構成では、圧縮機が停止してから冷媒が冷え切らない前に再起動すると、再起動直後には、それまで暖められていた冷媒が流れることによって、冷媒温度センサによる検出温度はまず一時的に上昇し、その後に低下する。このとき、冷媒温度センサが冷媒配管に正しく取り付けられていれば、冷媒温度センサは再起動直後に冷媒温度の一時的な上昇を検出するが、冷媒温度センサが何らかの原因で冷媒配管から外れている場合には、冷媒温度センサによる検出温度はほとんど変化しない。このため、圧縮機の起動時から所定時間の間において、冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサによる検出温度の上昇量が所定上昇量よりも大きくなったことを検出した時点で、冷媒温度センサが冷媒配管に正しく取り付けられていると判断することができる。したがって、圧縮機が再起動される場合には、冷媒温度の低下を検出する前に、正常であることを迅速に判断して、ヒートポンプ装置の運転を継続することができる。
また、冷媒温度の上昇は、冷媒温度の低下よりも前に生じるため、チェック用の所定時間が仮に短く設定された場合であっても、より確実に検出され得る。
本発明によれば、ヒートポンプ回路における低圧側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサの冷媒配管からの脱落を検知することができるヒートポンプ装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係るヒートポンプ装置の概略構成図である。 第1実施形態における冷媒温度センサの脱落検知処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態における冷媒温度センサの脱落検知処理中のパラメータの動きを表すタイムチャートである。 第2実施形態における冷媒温度センサの脱落検知処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態における冷媒温度センサの脱落検知処理中のパラメータの動きを表すタイムチャートである。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下に示す図面において、同一の部材または相当する部材には同一の参照符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るヒートポンプ装置100の概略構成図である。本実施形態に係るヒートポンプ装置100は、地中熱を利用する温水循環式の地中熱ヒートポンプ装置である。
図1に示すように、本実施形態に係るヒートポンプ装置100は、ヒートポンプユニット1に内蔵されるヒートポンプ回路7と、熱源側循環回路としての地中熱循環回路12と、負荷側循環回路としての加熱循環回路18とを備えている。
ヒートポンプ回路7は、冷媒を圧縮する能力可変の圧縮機2と、圧縮機2から吐出された高温冷媒を流通させ、この高温冷媒と加熱循環回路18を流れる熱媒との熱交換を行う凝縮器としての負荷側熱交換器3と、負荷側熱交換器3から流出する冷媒を減圧する減圧手段としての膨張弁4と、膨張弁4からの減圧した低温冷媒を流通させこの低温冷媒と地中熱循環回路12を流れる熱媒との熱交換を行う蒸発器としての熱源側熱交換器5と、これらを環状に接続する冷媒配管6とを備えて構成されている。
なお、ヒートポンプ回路7の冷媒としては、二酸化炭素冷媒やHFC冷媒等の任意の冷媒を用いることができるものである。また、図1において、符号8は、圧縮機2から吐出された冷媒の温度を検出する冷媒吐出温度センサであり、符号9は、膨張弁4から熱源側熱交換器5に至るまで、または、熱源側熱交換器5から圧縮機2に至るまでの熱源側熱交換器5側の冷媒配管6、つまり低圧側の冷媒配管6に例えばクリップ等を用いて取り付けられ、低圧側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサである。また、符号24は、ヒートポンプユニット1内に配置され、外気温度を検出する外気温センサである。
負荷側熱交換器3および熱源側熱交換器5は、例えばプレート式熱交換器で構成されており、プレート式熱交換器は、複数の伝熱プレートが積層され、冷媒を流通させる冷媒流路と熱媒である流体を流通させる流体流路とが各伝熱プレートを境にして交互に形成されているものである。
地中熱循環回路12は、熱源側熱交換器5と、熱源側熱交換器5を流通する冷媒を加熱する熱源として地中に設置された地中熱交換器10と、これらを環状に接続する熱媒配管としての地中熱配管11とを備えて構成されている。また、地中熱配管11には、地中熱循環回路12に熱媒としてエチレングリコールやプロピレングリコール等を添加した不凍液を循環させる回転速度(単位時間当たりの回転数)可変の熱源側循環ポンプとしての地中熱循環ポンプ13が設けられている。なお、図1における符号14は、不凍液を貯留し地中熱循環回路12の圧力を調整する地中用シスターンである。
ここで、地中熱循環回路12では、後記する負荷運転を行う際に、地中熱交換器10によって地中から地中熱を採熱し、その熱を帯びた不凍液が地中熱循環ポンプ13により熱源側熱交換器5に供給される。そして、熱源側熱交換器5にて、熱源側熱交換器5の冷媒流路を流通する冷媒と熱源側熱交換器5の流体流路を流通する不凍液とが対向して流れて熱交換が行われ、地中熱交換器10にて採熱された地中熱がヒートポンプユニット1の冷媒側に汲み上げられて冷媒が加熱され、熱源側熱交換器5は蒸発器として機能するものとなる。
加熱循環回路18は、負荷側熱交換器3と、被空調空間を加熱する床暖房パネルやパネルコンベクタ等の負荷端末としての放熱端末15と、これらを環状に接続する熱媒配管としての加熱配管17とを備えて構成されている。また、加熱配管17には、加熱循環回路18に熱媒として温水等の循環液を循環させる負荷側循環ポンプとしての加熱循環ポンプ16が設けられており、放熱端末15毎に分岐した加熱配管17の各々には、その開閉により放熱端末15への循環液の供給を制御する熱動弁19がそれぞれ設けられている。
なお、図1において、符号21は、加熱配管17に設けられ放熱端末15から負荷側熱交換器3に流入する循環液の温度を検出する戻り温水温度センサであり、符号20は、循環液を貯留し加熱循環回路18の圧力を調整する暖房用シスターンである。
放熱端末15によって加熱される被空調空間には、リモコン23が各々設置されており、このリモコン23から被空調空間の加熱の指示がなされると、圧縮機2、地中熱循環ポンプ13、および加熱循環ポンプ16の駆動が開始され、熱源側熱交換器5を蒸発器として機能させるとともに、負荷側熱交換器3を凝縮器として機能させて負荷側を加熱する負荷運転としての暖房運転が行われる。この暖房運転の際、負荷側熱交換器3では、負荷側熱交換器3の冷媒流路を流通する冷媒と負荷側熱交換器3の流体流路を流通する循環液とが対向して流れて熱交換が行われて循環液が加熱され、加熱された循環液が熱動弁19を介して放熱端末15に送られ、リモコン23により指示された被空調空間を加熱するものである。
ヒートポンプユニット1には制御手段22が備えられており、制御手段22は、冷媒吐出温度センサ8、冷媒温度センサ9、戻り温水温度センサ21、外気温センサ24からの検出信号や、リモコン23からの操作信号を受けて、圧縮機2、膨張弁4、地中熱循環ポンプ13、加熱循環ポンプ16の各アクチュエータの駆動を制御するマイコンを有している。
制御手段22は、暖房運転中、戻り温水温度センサ21の検出する循環液の温度が設定された目標暖房温度になるように圧縮機2の回転速度を制御し、例えば、戻り温水温度センサ21の検出する循環液の温度が設定された目標暖房温度よりも低下すると、圧縮機2の回転速度を増加するよう制御する。
また、制御手段22は、暖房運転時、リモコン23で設定される設定温度に基づき圧縮機2から吐出される冷媒の目標吐出温度を設定し、暖房運転中、冷媒吐出温度センサ8の検出する圧縮機2から吐出された冷媒の温度が、設定された目標吐出温度になるように膨張弁4の開度を開閉制御し、例えば、冷媒吐出温度センサ8の検出する冷媒の吐出温度が、設定された目標吐出温度よりも低下すると、開度を閉じる方向に制御する。
また、制御手段22は、暖房運転中、冷媒温度センサ9の検出する低圧側の冷媒温度が設定された目標温度になるように地中熱循環ポンプ13の回転速度を制御し、例えば、冷媒温度センサ9の検出する低圧側の冷媒温度が設定された目標温度よりも低下すると、地中熱循環ポンプ13の回転速度を増加させるよう制御する。これによれば、冷媒温度の変動により負荷出力の変動を素早く把握して地中熱循環回路12を循環する不凍液の流量を調整することで、最適な採熱が可能となる。
また、制御手段22は、冷媒温度センサ9で低圧側の冷媒温度を監視し、該冷媒温度が所定下限温度よりも低下した場合には、過剰な採熱によって不凍液を凍結させないように、圧縮機2の運転を制限する制御を行う。圧縮機2の運転の制限には、圧縮機2を停止することや、回転速度を下げることが含まれる。
さらに、制御手段22は、圧縮機2の起動時から予め決められた所定時間t(例えば300秒)の間、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサ9による検出温度の低下量が予め決められた所定低下量α(α>0;例えば3℃)以下であり、かつ、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサ9による検出温度の上昇量が予め決められた所定上昇量β(β>0;例えば3℃)以下である場合に、冷媒温度センサ9の検出異常に基づくエラー処理を実行する制御を行う。なお、前記した所定時間t、所定低下量α、および所定上昇量βの各値は、適宜変更可能である。
次に、図2のフローチャートを参照して、第1実施形態における冷媒温度センサ9の脱落検知処理について説明する。
図2は、第1実施形態における冷媒温度センサ9の脱落検知処理の内容を示すフローチャートである。
リモコン23から放熱端末15による被空調空間の加熱(暖房)の指示がなされると、制御手段22は、圧縮機2、地中熱循環ポンプ13、および加熱循環ポンプ16の駆動を開始させ、負荷運転としての暖房運転が開始される。暖房運転が開始されると、負荷側熱交換器3では加熱循環ポンプ16により循環される循環液と圧縮機2から吐出された高温高圧の冷媒とが熱交換され、加熱された循環液が放熱端末15に供給され被空調空間を加熱するとともに、熱源側熱交換器5では、地中熱循環ポンプ13により循環され地中熱交換器10を介して地中熱を採熱した不凍液と膨張弁4から吐出された低温低圧の冷媒とが熱交換され、地中熱により冷媒を加熱し蒸発させる。
図2に示すように、リモコン23からの指示によってヒートポンプ装置100の運転が開始されると、制御手段22は、膨張弁4の開度を所定開度に絞って、圧縮機2を起動させて(ステップS11)、ステップS12に処理を進める。
ステップS12では、制御手段22は、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度として取得される外気温センサ24による検出温度を外気温度Toutとし、冷媒温度センサ9による検出温度を冷媒温度Tとしたとき、Tout−T>α(例えば3℃)、またはT−Tout>β(例えば3℃)となったか否かを判断する。
ステップS12においてTout−T>α、またはT−Tout>βとなったと判断された場合、制御手段22は、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていると判断して、ヒートポンプ装置100の運転を継続するように制御する(ステップS13)。一方、ステップS12においてTout−T≦α、かつT−Tout≦βであると判断された場合、すなわち冷媒温度センサ9による検出温度である冷媒温度Tの低下量が所定低下量α以下であり、かつ、冷媒温度Tの上昇量が所定上昇量β以下であると判断された場合には(ステップS12でNo)、制御手段22は、ステップS14に処理を進める。
ステップS14では、制御手段22は、圧縮機2の起動時から所定時間t(例えば300秒)が経過したか否かを判断する。圧縮機2の起動時から所定時間tが経過していない場合(ステップS14でNo)、制御手段22は、ステップS12に処理を戻す。一方、圧縮機2の起動時から所定時間tが経過した場合(ステップS14でYes)、制御手段22は、冷媒温度センサ9が冷媒配管6から外れていると判断して、ステップS15に処理を進める。
ここで、ヒートポンプ装置100の運転を開始し、膨張弁4の開度を所定開度に絞って、圧縮機2が起動すると、熱源側熱交換器5における冷媒が圧縮機2に吸い込まれることによって、熱源側熱交換器5側(低圧側)の冷媒の圧力が低下して、一時的に熱源側熱交換器5側(低圧側)の冷媒の温度が低下する。このとき、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていれば、冷媒温度センサ9は冷媒温度の一時的な低下を検出するが、冷媒温度センサ9が何らかの原因で冷媒配管6から外れている場合には、冷媒温度センサ9による検出温度はほとんど変化しない。
また、圧縮機2が停止してから冷媒が冷え切らない前に再起動すると、再起動直後には、それまで暖められていた冷媒が流れることによって、冷媒温度センサ9による検出温度はまず一時的に上昇し、その後に低下する。このとき、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていれば、冷媒温度センサ9は再起動直後に冷媒温度の一時的な上昇を検出するが、冷媒温度センサ9が何らかの原因で冷媒配管6から外れている場合には、冷媒温度センサ9による検出温度はほとんど変化しない。
ステップS15では、制御手段22は、圧縮機2を停止させる。続いて、制御手段22は、ステップS15における圧縮機2の停止がn回目(例えば4回目)に達したか否かを判断する(ステップS16)。圧縮機2の停止がn回目に達していない場合には(ステップS16でNo)、制御手段22は、ステップS11に処理を戻して、ステップS11〜S16の処理を繰り返し実行する。これは、ステップS12における判断をより確実にするためである。ただし、ステップS16におけるnの数値は、適宜変更可能であり、1以上の整数であればよい。
ステップS15における圧縮機2の停止がn回目に達した場合(ステップS16でYes)、制御手段22は、冷媒温度センサ9が冷媒配管6から外れていることが確実であると判断して、ステップS17に処理を進める。
ステップS17では、制御手段22は、冷媒温度センサ9の検出異常に基づくエラー処理を実行する。エラー処理には、例えばリモコン23のモニタにエラー表示を行うことや、警告ランプの点灯や、音声によるエラー報知等が含まれる。また、ステップS17では、圧縮機2はステップS15で停止されたままであり、本実施形態では、圧縮機2の停止もエラー処理に含まれるものとする。これにより、熱源側熱交換器5や地中熱循環ポンプ13等の器具の破損に至る前に、運転を停止させ、冷媒温度センサ9の冷媒配管6への取付け直し等の不具合点の解消を行うことが可能となる。
次に、図3のタイムチャートを参照して、第1実施形態における冷媒温度センサ9の脱落検知処理についてさらに説明する。図3は、第1実施形態における冷媒温度センサ9の脱落検知処理中のパラメータの動きを表すタイムチャートである。
図3に示すように、時間t0〜t1において、ヒートポンプ装置100は運転開始前であり、圧縮機2は停止している。したがって、冷媒温度センサ9による検出温度は、外気温センサ24による検出温度である外気温度Toutに概ね等しい初期冷媒温度Tfを示している。ここで、外気温度Toutは、冷媒温度センサ9の設置場所であるヒートポンプユニット1内の雰囲気温度に相当する。なお、図3において、外気温度Toutと初期冷媒温度Tfとは、互いに区別できるように誇張して離隔して表示されている。
時間t1において制御手段22が、膨張弁4の開度を所定開度に絞って、圧縮機2を起動させると、時間t1〜t2において、圧縮機2の回転速度が上昇し、設定された所定の回転速度に達する。このとき、熱源側熱交換器5における冷媒が圧縮機2に吸い込まれることによって、熱源側熱交換器5側(低圧側)の冷媒の圧力が低下して、一時的に熱源側熱交換器5側(低圧側)の冷媒温度Tが低下し、冷媒温度Tの低下量が所定低下量αよりも大きくなる(図3の下方のグラフにおいて実線で示す)。その後、地中からの採熱が十分に行われるようになると、圧縮機2および膨張弁4および地中熱循環ポンプ13の調整が行われて、冷媒の温度は所定の値に一定となる。ここで、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていれば、冷媒温度センサ9による検出温度である冷媒温度Tの低下量が所定低下量αよりも大きくなり(ステップS12でYes)、ヒートポンプ装置100の運転を継続するように制御される(ステップS13参照)。
また、時間t1〜t2において、圧縮機2が再起動される場合には、冷媒温度センサ9による検出温度はまず一時的に上昇し、その後に低下する(図3の下方のグラフにおいて太い破線で示す)。ここで、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていれば、冷媒温度センサ9による検出温度である冷媒温度Tの上昇量が所定上昇量βよりも大きくなり(ステップS12でYes)、ヒートポンプ装置100の運転を継続するように制御される(ステップS13参照)。つまり、圧縮機2が再起動される場合には、冷媒温度Tの低下よりも前に上昇が検知されるため、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていることの判断を早期に行うことができる。
一方、冷媒温度センサ9が何らかの原因で冷媒配管6から外れている場合には、冷媒温度センサ9による検出温度はほとんど変化しない(図3の下方のグラフにおいて一点鎖線で示す)。この場合、圧縮機2の起動時から所定時間tの間においてずっと、冷媒温度センサ9による検出温度である冷媒温度Tの低下量が所定低下量α以下となり、また、冷媒温度Tの上昇量が所定上昇量β以下となる(ステップS12でNo)。このため、冷媒温度センサ9が冷媒配管6から外れていると判断されて、圧縮機2の停止を含むエラー処理が実行される(ステップS15,S17参照)。
前記したように、本実施形態に係るヒートポンプ装置100は、圧縮機2の起動時から所定時間tの間、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサ9による検出温度の低下量が所定低下量α以下である場合に、冷媒温度センサ9の検出異常に基づくエラー処理を実行する制御手段22を備える。
このような構成では、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていれば、冷媒温度センサ9は冷媒温度Tの一時的な低下を検出するが、冷媒温度センサ9が何らかの原因で冷媒配管6から外れている場合には、冷媒温度センサ9による検出温度はほとんど変化しない。このため、圧縮機2の起動時から所定時間tの間、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサ9による検出温度の低下量が所定低下量α以下である場合には、冷媒温度センサ9が冷媒配管6から外れていると判断することができる。
すなわち、本実施形態によれば、ヒートポンプ回路7における低圧側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサ9の冷媒配管6からの脱落を検知することができるヒートポンプ装置100を提供できる。
したがって、冷媒温度センサ9で低圧側の冷媒温度を正しく検出することができるため、該冷媒温度が所定下限温度よりも低下した場合には圧縮機2の運転を制限することによって、過剰な採熱により不凍液が凍結して熱源側熱交換器5や地中熱循環ポンプ13等の器具が破損することを防止することができる。
また、冷媒温度センサ9の検出値を用いた地中熱循環ポンプ13の回転速度等の制御を確実に実行することができる。
また、本実施形態は、外気温度を検出する外気温センサ24を備えており、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度として、外気温センサ24による検出温度が取得される。このような構成によれば、外気温センサ24を利用することによって、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度に概ね等しい温度を、随時かつ容易に得ることができる。
また、本実施形態では、制御手段22は、圧縮機2の起動時から所定時間tの間、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサ9による検出温度の低下量が所定低下量α以下であり、かつ、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサ9による検出温度の上昇量が所定上昇量β以下である場合に、冷媒温度センサ9の検出異常に基づくエラー処理を実行する。
このような構成では、圧縮機2が再起動される場合には、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていれば、冷媒温度センサ9は再起動直後に冷媒温度Tの一時的な上昇を検出するが、冷媒温度センサ9が何らかの原因で冷媒配管6から外れている場合には、冷媒温度センサ9による検出温度はほとんど変化しない。このため、圧縮機2の起動時から所定時間tの間において、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサ9による検出温度の上昇量が所定上昇量βよりも大きくなったことを検出した時点で、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていると判断することができる。したがって、圧縮機2が再起動される場合には、冷媒温度の低下を検出する前に、正常であることを迅速に判断して、ヒートポンプ装置100の運転を継続することができる。
また、冷媒温度の上昇は、冷媒温度の低下よりも前に生じるため、チェック用の所定時間tが仮に短く設定された場合であっても、より確実に検出され得る。
〔第2実施形態〕
次に、図4〜図5を参照して、本発明の第2実施形態について、前記した図1〜図3に示す実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点についての説明を適宜省略する。
図4〜図5に示す第2実施形態では、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度として、圧縮機2の起動前における冷媒温度センサ9による検出温度が取得される点で、前記した図1〜図3に示す第1実施形態と相違している。
図4は、第2実施形態における冷媒温度センサ9の脱落検知処理の内容を示すフローチャートである。
図4に示すように、リモコン23からの指示によってヒートポンプ装置100の運転が開始されると、制御手段22は、まず、冷媒温度センサ9を用いて低圧側の冷媒温度を検出し、該検出値を内蔵する記憶手段に記憶する(ステップS20)。続いて、制御手段22は、膨張弁4の開度を所定開度に絞って、圧縮機2を起動させて(ステップS21)、ステップS22に処理を進める。
ステップS22では、制御手段22は、ステップS20で記憶した圧縮機2起動前の冷媒温度を冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度として取得して初期冷媒温度Tfとし、冷媒温度センサ9による現在の検出温度を冷媒温度Tとしたとき、Tf−T>α(例えば3℃)となったか否かを判断する。
ステップS22においてTf−T>αとなったと判断された場合、制御手段22は、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていると判断して、ヒートポンプ装置100の運転を継続するように制御する(ステップS23)。一方、ステップS22においてTf−T≦αであると判断された場合、すなわち冷媒温度センサ9による検出温度である冷媒温度Tの低下量が所定低下量α以下であると判断された場合には(ステップS22でNo)、制御手段22は、ステップS24に処理を進める。
ステップS24では、制御手段22は、圧縮機2の起動時から所定時間t(例えば300秒)が経過したか否かを判断する。圧縮機2の起動時から所定時間tが経過していない場合(ステップS24でNo)、制御手段22は、ステップS22に処理を戻す。一方、圧縮機2の起動時から所定時間tが経過した場合(ステップS24でYes)、制御手段22は、冷媒温度センサ9が冷媒配管6から外れていると判断して、ステップS25に処理を進める。
図4に示すステップS25〜S27の処理は、図2に示すステップS15〜S17の処理と同様の内容であるため、説明を省略する。
次に、図5のタイムチャートを参照して、第2実施形態における冷媒温度センサ9の脱落検知処理についてさらに説明する。図5は、第2実施形態における冷媒温度センサ9の脱落検知処理中のパラメータの動きを表すタイムチャートである。
図5に示すように、時間t0〜t1において、ヒートポンプ装置100は運転開始前であり、圧縮機2は停止している。したがって、圧縮機2の起動前における冷媒温度センサ9による検出温度は、冷媒温度センサ9の設置場所であるヒートポンプユニット1内の雰囲気温度と概ね等しい初期冷媒温度Tfを示している。
時間t1において制御手段22が、膨張弁4の開度を所定開度に絞って、圧縮機2を起動させると、時間t1〜t2において、圧縮機2の回転速度が上昇し、設定された所定の回転速度に達する。このとき、熱源側熱交換器5における冷媒が圧縮機2に吸い込まれることによって、熱源側熱交換器5側(低圧側)の冷媒の圧力が低下して、一時的に熱源側熱交換器5側(低圧側)の冷媒温度Tが低下し、冷媒温度Tの低下量が所定低下量αより大きくなる(図5の下方のグラフにおいて実線で示す)。ここで、冷媒温度センサ9が冷媒配管6に正しく取り付けられていれば、冷媒温度センサ9による検出温度である冷媒温度Tの低下量が所定低下量αよりも大きくなり(ステップS22でYes)、ヒートポンプ装置100の運転を継続するように制御される(ステップS23参照)。
また、時間t1〜t2において、圧縮機2が再起動される場合には、冷媒温度センサ9による検出温度はまず一時的に上昇し、その後に低下する(図5の下方のグラフにおいて太い破線で示す)。
一方、冷媒温度センサ9が何らかの原因で冷媒配管6から外れている場合には、冷媒温度センサ9による検出温度はほとんど変化しない(図5の下方のグラフにおいて一点鎖線で示す)。この場合、圧縮機2の起動時から所定時間tの間においてずっと、冷媒温度センサ9による検出温度である冷媒温度Tの低下量が所定低下量α以下となる(ステップS22でNo)。このため、冷媒温度センサ9が冷媒配管6から外れていると判断されて、圧縮機2の停止を含むエラー処理が実行される(ステップS25,S27参照)。
このように第2実施形態によれば、前記した第1実施形態と同様に、ヒートポンプ回路7における低圧側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサ9の冷媒配管6からの脱落を検知することができるヒートポンプ装置100を提供できる。
また、第2実施形態では、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度として、圧縮機2の起動前における冷媒温度センサ9による検出温度が取得される。このような構成によれば、圧縮機2の起動前における冷媒温度センサ9による検出温度は冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度と概ね等しいため、圧縮機2の起動前における冷媒温度センサ9による検出温度を記憶しておくことによって、冷媒温度センサ9の設置場所の雰囲気温度を、他のセンサを利用することなく得ることができる。また、冷媒温度Tの変化を直接把握することができる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、前記実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。また、前記実施形態の構成の一部について、追加、削除、置換をすることができる。
例えば、第1実施形態では、ステップS12においてTout−T>α、またはT−Tout>βとなったか否かが判断されているが、第2実施形態と同様の趣旨でTout−T>αとなったか否かのみが判断されるように構成されてもよい。また、第2実施形態では、ステップS22においてTf−T>αとなったか否かのみが判断されているが、第1実施形態と同様の趣旨でTf−T>α、またはT−Tf>βとなったか否かが判断されるように構成されてもよい。
また、前記した実施形態では、地中熱交換器10を1本だけ地中に設置しているが、地中熱交換器10は地中に複数設置されていてもよく、その複数の地中熱交換器10は互いに並列に接続されていてもよく、直列に接続されていてもよい。
また、前記した実施形態では、地中熱交換器10を地中に設置するものとし、地中熱交換器10は地中に直接埋設され地中熱を採熱しているが、地中熱交換器10を井戸等の中に設置し、例えば暖房運転の場合には地中熱によって温められた井戸水から採熱するものも地中熱交換器10を地中に設置するものに含まれるものである。
また、前記した実施形態では、地中熱を利用する温水循環式の地中熱ヒートポンプ装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば、地中熱を利用する地中熱ヒートポンプエアコンや、空気熱および地中熱を熱源とする複合熱源ヒートポンプ装置にも適用可能である。
2 圧縮機
3 負荷側熱交換器
4 膨張弁(減圧手段)
5 熱源側熱交換器
6 冷媒配管
7 ヒートポンプ回路
9 冷媒温度センサ
10 地中熱交換器(熱源)
11 地中熱配管(熱媒配管)
12 地中熱循環回路(熱源側循環回路)
13 地中熱循環ポンプ(熱源側循環ポンプ)
22 制御手段
24 外気温センサ
100 ヒートポンプ装置
α 所定低下量
β 所定上昇量

Claims (4)

  1. 圧縮機、負荷側熱交換器、減圧手段、および熱源側熱交換器を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路と、
    前記熱源側熱交換器、および熱源を熱媒配管で環状に接続した熱源側循環回路と、
    該熱源側循環回路に熱媒を循環させる熱源側循環ポンプと、
    前記ヒートポンプ回路における前記熱源側熱交換器側の冷媒配管に取り付けられ、低圧側の冷媒の温度を検出する冷媒温度センサと、
    前記圧縮機の起動時から所定時間の間、前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサによる検出温度の低下量が所定低下量以下である場合に、前記冷媒温度センサの検出異常に基づくエラー処理を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. 外気温度を検出する外気温センサを備え、
    前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度として、前記外気温センサによる検出温度が取得されることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ装置。
  3. 前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度として、前記圧縮機の起動前における前記冷媒温度センサによる検出温度が取得されることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ装置。
  4. 前記制御手段は、前記圧縮機の起動時から所定時間の間、前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサによる検出温度の低下量が所定低下量以下であり、かつ、前記冷媒温度センサの設置場所の雰囲気温度に対する該冷媒温度センサによる検出温度の上昇量が所定上昇量以下である場合に、前記冷媒温度センサの検出異常に基づくエラー処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のヒートポンプ装置。
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