JP3322758B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Description
に複数台の室内ユニットを接続したマルチタイプの空気
調和機に関する。
して複数台の室内ユニットを接続し、複数の部屋を一度
に空調することのできるマルチタイプの空気調和機があ
る。この空気調和機では、室内ユニットごとに流量調整
弁を設け、その各流量調整弁の開度を各室内ユニットの
要求能力に応じて制御する。
に対しては、流量調整弁の開度を大きくし、冷媒の流量
を多くする。要求能力の小さい室内ユニットに対して
は、流量調整弁の開度を小さくし、冷媒の流量を少なく
する。運転が不要な室内ユニット、あるいは設置されて
いる部屋の温度(室内温度)が設定値に達した室内ユニ
ット(運転中断)に対しては、流量調整弁を全閉して冷
媒の流通を止め、運転を停止または中断(サーモオフ)
する。
は中断すると、その室内ユニットに冷媒が溜まり込み
(寝込み)、冷凍サイクル中の冷媒循環量が少なくなる
事態が生じる。冷媒循環量が不足すると、運転中の室内
ユニットで十分な空調能力が得られなくなるなどの不具
合を生じる。
間の配管長はまちまちで、各室内ユニットの高さ位置に
も相互に違いが生じるのが普通である。このため、配管
内や熱交換器内に冷媒が溜まり込んでしまう事態がなか
なか避けられない。
出する潤滑油も含まれており、このため圧縮機に戻る潤
滑油の量が少なくなって圧縮機内の油面レベルが下が
り、圧縮機がロックする心配がある。
ット側に回収する制御、いわゆる冷媒回収制御が実行さ
れる。この冷媒回収制御では、運転停止または運転中断
のために全閉している流量調整弁が、一定時間だけ所定
開度まで開かれる。これにより、溜まり込んだ冷媒が圧
縮機の吸込み圧力を受けて室外ユニット側に回収され
る。
行なわれると、冷凍サイクルが安定せず、十分な空調能
力が得られなくなる。しかも、効率の悪い運転となり、
省エネルギ対策に相反してしまう。
断中のすべての室内ユニットに冷媒が流通する。このた
め、運転中の室内ユニットの数がたとえば1台と少な
く、残りのすべての室内ユニットが運転を停止または中
断している場合、運転中の室内ユニットに十分な量の冷
媒が流れなくなり、能力不足を生じてしまう。
配管や熱交換器に溜まり込む冷媒を、空調能力に支障を
来すことなく、また冷凍サイクルの安定を欠くことな
く、効率よく回収して省エネルギ性の向上を図ることを
目的とする。
は、能力可変圧縮機、室外熱交換器、減圧器、および複
数の室内熱交換器の並列回路を順次に配管接続して冷凍
サイクルを構成し、能力可変圧縮機および室外熱交換器
を収容するための室外ユニット、および各室内熱交換器
を収容するための複数の室内ユニットを備えたものであ
って、冷凍サイクルの各室内ユニットと並列の関係に、
かつ室外ユニットからもっとも離れた位置に配管接続し
たバイパスユニットと、このバイパスユニットに設け
た、冷凍サイクルの液側管とガス側管とをバイパスする
ための開閉弁と、を備えている。
空気調和機において、バイパスユニットが、開閉弁と直
列の関係に配管接続した減圧装置と、冷凍サイクルのガ
ス側管から液側管への冷媒の流れを許容し液側管からガ
ス側管への冷媒の流れを阻止するための逆止弁とを備
え、この逆止弁を減圧装置と並列に配管接続している。
2の発明の空気調和機において、バイパスユニットが、
液側管の冷媒圧力を検知する圧力検知手段、ガス側管の
冷媒温度を検知する温度検知手段、圧力検知手段および
温度検知手段の検知結果に応じて開閉弁の開閉を制御す
る手段を備えている。
2の発明の空気調和機において、室外ユニットが、冷凍
サイクルの高圧側圧力を検知する圧力検知手段、および
冷凍サイクルの低圧側圧力を検知する圧力検知手段を備
えるとともに、バイパスユニットが、液側管の冷媒圧力
を検知する圧力検知手段、ガス側管の冷媒温度を検知す
る温度検知手段、各圧力検知手段および前記温度検知手
段の検知結果に応じて開閉弁の開閉を制御する手段を備
えている。
2の発明の空気調和機において、室外ユニットが、冷凍
サイクルの高圧側圧力を検知する圧力検知手段、および
冷凍サイクルの低圧側圧力を検知する圧力検知手段を備
えるとともに、バイパスユニットが、液側管の冷媒圧力
を検知する圧力検知手段、ガス側管の冷媒温度を検知す
る温度検知手段、各圧力検知手段および温度検知手段の
検知結果に応じて冷凍サイクル中の冷媒循環量を検出す
る手段を備え、さらにこの検出結果に応じて開閉弁の開
閉を制御する手段を備える。
空気調和機において、検出結果が所定量以下のとき、冷
凍サイクルに対する冷媒の補充必要量を求める手段と、
この補充必要量を報知する手段とを備える。
6の発明のいずれかにおいて、開閉弁が開いていると
き、圧縮機の能力を増大方向に補正する手段を備えてい
る。第8の発明の空気調和機は、第1または第2の発明
において、室外ユニットが、冷凍サイクルの低圧側圧力
を検知する圧力検知手段を備えるとともに、バイパスユ
ニットが、圧力検知手段の検知結果と設定値との比較に
より開閉弁の開閉を制御する手段を備える。
トの開閉弁が開くと、その開閉弁を通して冷凍サイクル
の液側管とガス側管との間にバイパス路ができる。第2
の発明の空気調和機では、バイパスユニットの開閉弁が
開くと、その開閉弁を通して冷凍サイクルの液側管とガ
ス側管との間にバイパス路ができる。このバイパス路に
は、減圧装置を通して液側管からガス側管に向かう流路
と、逆止弁により許容されるガス側管から液側管に向か
う流路がある。
ニットの開閉弁が開くと、その開閉弁を通して冷凍サイ
クルの液側管とガス側管との間にバイパス路ができる。
このバイパス路を形成するための制御を、液側管の冷媒
圧力およびガス側管の冷媒温度に応じて行なう。
ニットの開閉弁が開くと、その開閉弁を通して冷凍サイ
クルの液側管とガス側管との間にバイパス路ができる。
このバイパス路を形成するための制御を、冷凍サイクル
の高圧側圧力、冷凍サイクルの低圧側圧力、液側管の冷
媒圧力、およびガス側管の冷媒温度に応じて行なう。
ニットの開閉弁が開くと、その開閉弁を通して冷凍サイ
クルの液側管とガス側管との間にバイパス路ができる。
冷凍サイクルの高圧側圧力、冷凍サイクルの低圧側圧
力、液側管の冷媒圧力、およびガス側管の冷媒温度に応
じて冷凍サイクル中の冷媒循環量を検出し、この検出結
果に応じて、上記バイパス路を形成するための制御を行
なう。
ニットの開閉弁が開くと、その開閉弁を通して冷凍サイ
クルの液側管とガス側管との間にバイパス路ができる。
冷凍サイクルの高圧側圧力、冷凍サイクルの低圧側圧
力、液側管の冷媒圧力、およびガス側管の冷媒温度に応
じて冷凍サイクル中の冷媒循環量を検出し、この検出結
果に応じて、上記バイパス路を形成するための制御を行
なう。さらに、検出結果が所定量以下のとき、冷凍サイ
クルに対する冷媒の補充必要量を求め、その補充必要量
を報知する。
いているとき、圧縮機の能力を増大方向に補正する。第
8の発明の空気調和機では、バイパスユニットの開閉弁
が開くと、その開閉弁を通して冷凍サイクルの液側管と
ガス側管との間にバイパス路ができる。このバイパス路
を形成するための制御を、冷凍サイクルの低圧側圧力と
設定値との比較により行なう。
照して説明する。図1において、Aは室外ユニットで、
この室外ユニットAに複数台の室内ユニットB1 ,B2
…Bn および1台のバイパスユニットCを配管および配
線接続する。
容した圧縮機1,2を備える。圧縮機1は、インバータ
駆動の能力可変圧縮機である。圧縮機2は、商用電源駆
動の能力固定圧縮機である。
とともに、圧縮機1の吐出口に逆止弁3を介して同じ高
圧側管4を接続する。圧縮機1,2の吸込口に低圧側管
5を接続する。
方弁7を介して室外熱交換器8を配管接続する。この室
外熱交換器8に逆止弁9およびリキッドタンク10を介
してドライヤ11を配管接続する。逆止弁9と並列に、
減圧器であるところの暖房用膨張弁12を配管接続す
る。室外熱交換器8の近傍に室外ファン13を設ける。
四方弁7を介してストレーナ15を配管接続する。上記
オイルセパレータ6は、圧縮機1,2から吐出される冷
媒に含まれる潤滑油を抽出するものである。このオイル
セパレータ6から低圧側管5にかけて、油戻し用の配管
16を接続する。
段)21を取付ける。低圧側管5に冷媒圧力センサ(圧
力検知手段)22を取付ける。室外熱交換器8に熱交換
器温度センサ23を取付ける。室外ユニットAの所定箇
所に外気温度センサ(温度検知手段)29を取付ける。
室内ユニットB1 ,B2 …Bn を互いに並列の状態に配
管接続する。各室内ユニットでは、液側管にストレーナ
31および流量調整弁32を介して室内熱交換器33の
一端を配管接続し、その室内熱交換器33の他端をガス
側管に配管接続する。室内熱交換器33の近傍に室内フ
ァン34を設ける。
側管の管に冷媒圧力センサ35および冷媒温度センサ3
7を取付ける。室内熱交換器33に接続のガス側管の管
に冷媒圧力センサ36および冷媒温度センサ38を取付
ける。室内ファン34の吸込み空気の通路に室内温度セ
ンサ39を設ける。他の室内ユニットBについても、同
じ構成および同じ接続である。
Aおよび室内ユニットB1 ,B2 …Bn においてヒート
ポンプ式冷凍サイクルを構成している。冷房時は、四方
弁7をニュートラル状態に設定し、これにより圧縮機
1,2の吐出冷媒が室外熱交換器8を通って各室内ユニ
ットに流れる冷房サイクルを形成し、室外熱交換器8を
凝縮器、各室内熱交換器33を蒸発器として機能させ
る。暖房時は、四方弁7を切換え、これにより圧縮機
1,2の吐出冷媒が各室内ユニットを通ってを室外熱交
換器8に流れる暖房サイクルを形成し、各室内熱交換器
33を凝縮器、室外熱交換器8を蒸発器として機能させ
る。
スの数に応じて開度が連続的に変化するパルスモータバ
ルブ(PMV)である。以下、流量調整弁のことをPM
Vと略称する。
間に、各室内ユニットと並列の関係となるように、かつ
室外ユニットAからもっとも離れた末端位置において、
バイパスユニットCを配管接続する。冷凍サイクル上の
室外ユニットAからもっとも離れた末端位置は、すなわ
ち冷媒が溜まり込み易い箇所である。
(二方弁)41の一端を配管接続し、その開閉弁41の
他端に減圧装置たとえばキャピラリチューブ42を直列
に配管接続する。そして、キャピラリチューブ42をガ
ス側管に配管接続する。開閉弁41は、液側管とガス側
管とをバイパスするためのものである。さらに、キャピ
ラリチューブ42と並列に逆止弁43を配管接続する。
逆止弁43は、ガス側管から液側管への冷媒の流れを許
容し、液側管からガス側管への冷媒の流れを阻止する。
阻止された流れはキャピラリチューブ42を通ることに
なる。
媒圧力センサ(圧力検知手段)44を取付け、ガス側管
に冷媒温度センサ(温度検知手段)45を取付ける。制
御回路を図2に示す。
いる。この室外制御部50に各室内ユニットの室内制御
部60およびバイパスユニットCのバイパス制御部70
を配線接続する。
およびその周辺回路からなる。この室外制御部50に、
四方弁7、室外ファンモータ13M、冷媒圧力センサ2
1,22、熱交換器温度センサ23、外気温度センサ2
4、商用交流電源51、インバータ52、スイッチ5
3、表示部54を接続する。
流電源ラインの電圧を整流し、それを室外制御部50の
指令に応じたスイッチングにより所定周波数の電圧に変
換し、出力する。この出力は、圧縮機モータ1Mの駆動
電力となる。
点である。室外制御部50内の交流電源ラインにスイッ
チ53を介して圧縮機モータ2Mを接続する。室内制御
部60は、マイクロコンピュータおよびその周辺回路か
らなる。この室内制御部60に、PMV32、室内ファ
ンモータ34M、冷媒圧力センサ35,36、冷媒温度
センサ37,38、室内温度センサ39、リモートコン
トロール式の操作器(以下、リモコンと略称する)61
を接続する。
ータおよびその周辺回路からなる。このバイパス制御部
70に、開閉弁41、冷媒圧力センサ44、および冷媒
温度センサ45を取付ける。
える。 [1]リモコン61の操作に基づく運転モード指令、運
転開始指令、運転停止指令を室外ユニットAに送る手
段。
込空気温度)Taとリモコン61の操作により定められ
る設定温度Tsとの差ΔTを求め、その温度差ΔTに対
応する周波数指令を決定し、それを室外ユニットAに送
る手段。
まり上記温度差ΔTに応じた初期開度に設定する手段。
上記室外制御部50は、次の機能手段を備える。
の運転台数および圧縮機1の運転周波数F)を、各室内
ユニットからの周波数指令に応じて設定する手段。 [2]冷媒圧力センサ21の検知圧力(高圧側圧力)P
dおよび冷媒圧力センサ22の検知圧力(低圧側圧力)
PsをバイパスユニットCのバイパス制御部70に知ら
せる手段。
よび補充必要量が知らされると、それを表示部54で表
示して外部に報知する手段。 [4]バイパス制御部70から開閉弁41が開いている
旨の知らせを受けると、圧縮機1,2の能力を増大方向
に補正する手段上記バイパス制御部70は、次の機能手
段を備える。
れる検知圧力Pd,Ps、冷媒圧力センサ44の検知圧
力(液側の中間冷媒圧力)Pw、および冷媒温度センサ
45の検知温度(ガス側の中間冷媒温度)Tgに応じて
冷凍サイクル中の冷媒循環量を検出する手段。
を制御する手段。 [3]検出結果が所定量以下のとき、冷凍サイクルに対
する冷媒の補充必要量を求める手段。
せて外部報知せしめる手段。 [5]冷房および暖房時、室外制御部50から知らされ
る検知圧力Psと設定値P1 との比較により、開閉弁4
1の開閉を制御する手段。
制御部50に知らせる手段。つぎに、上記の構成におい
て図3、図4、および図5を参照しながら作用を説明す
る。
リモコン61により所望の運転モードおよび室内温度
(以下、設定温度と称する)Tsを設定する。さらに、
運転開始操作を行なう。
縮機1が起動し、運転開始となる。冷房運転モードであ
れば、四方弁7がニュートラル状態に設定され、冷房サ
イクルが形成される。これにより、室外熱交換器8が凝
縮器、室内熱交換器33が蒸発器として機能する。暖房
運転モードであれば、四方弁7が切換えられ、暖房サイ
クルが形成される。これにより、室内熱交換器33が凝
縮器、室外熱交換器8が蒸発器として機能する。
検知温度(吸込空気温度)Taとリモコン61での設定
温度Tsとの差ΔTを求め、その温度差ΔTに対応する
周波数指令を決定し、それを室外ユニットAに送る。さ
らに、PMV32の開度を、周波数指令に応じた初期開
度に設定する。
(圧縮機1,2の運転台数および圧縮機1の運転周波数
F)を、各室内ユニットからの周波数指令に応じて設定
する。たとえば、周波数指令の内容つまり要求能力が小
さいときは、インバータ52の出力周波数Fを制御して
圧縮機1の単独の能力可変運転を実行する。要求能力が
増すと、インバータ52の出力周波数Fを制御するとと
もに、スイッチ53をオンし、圧縮機1の能力可変運転
および圧縮機2の能力固定運転を実行する。
および低圧側圧力Psを検知し、それをバイパスユニッ
トCに知らせる(ステップ101 )。バイパスユニットC
では、暖房運転であれば(ステップ201 )、室外ユニッ
トAから知らされる高圧側圧力Pdおよび低圧側圧力P
sを用いて、かつ当該バイパスユニットCで検知した中
間冷媒圧力Pwおよび中間冷媒温度Tgを用いて下式の
演算を実行し、冷凍サイクル中の冷媒循環量Yを求める
(ステップ202 )。
て嵌め、冷媒循環量Yの良否を判定する(ステップ203
)。判定結果としては、“ほぼ満足”“不足”“不足
(大)”の3つを用意している。
であれば(ステップ204 のYES )、冷凍サイクルに冷媒
が溜まって寝込んでいるとの判断の下に、開閉弁41を
開く(ステップ205 )。
管とガス側管との間に開閉弁41を通してバイパス路が
形成される。これにより、ガス側管に流れる冷媒が逆止
弁43を通り、さらに開閉弁41を通って液側管に流れ
る。このとき、室内ユニットB2 が運転を停止または中
断(サーモオフ)していれば、その室内ユニットB2 内
に溜まっている冷媒、およびガス側管の末端側に溜まっ
ている冷媒が図1に破線矢印で示すようにガス側管を通
ってバイパスユニットCに流れ、そのバイパスユニット
Cを経由して圧縮機1,2の吸込側に回収される。
の条件に基づき、冷凍サイクルに対する冷媒の補充必要
量を求める(ステップ206 )。そして、冷媒が不足の
旨、および求めた補充必要量をバイパスユニットCから
室外ユニットAに知らせる(ステップ207 )。
から不足の旨が知らされることで冷媒不足を判断し(ス
テップ102 )、不足の旨および補充必要量を表示部54
で表示して外部に知らせる(ステップ103 )。この報知
により、保守サービス員による冷媒補充が適宜に行なわ
れる。
(ステップ204 のNO)、圧縮機1の運転周波数Fが所定
値F1 以下に低下すると(ステップ208 のYES )、冷媒
寝込みの心配があるとの判断の下に、開閉弁41を開く
(ステップ209 )。
(ステップ204 のNO)、高圧側圧力Pdから飽和凝縮温
度Tcを求め(ステップ210 )、その飽和凝縮温度Tc
と当該バイパスユニットCで検知した中間冷媒温度Tg
との差Tref (=Tc−Tg)を求め(ステップ211
)、その温度差Tref に応じて次の制御を行なう。
プ212 のYES )、冷媒寝込みの心配があるとの判断の下
に、開閉弁41を開く(ステップ209 )。さらに、判定
結果にかかわらず、また冷房および暖房の区別なく、低
圧側圧力Psが設定値P1 以下になると(ステップ213
のYES )、冷媒寝込みの心配があるとの判断の下に、開
閉弁41を開く(ステップ209 )。
それぞれ満足されない状態になると(NO)、開閉弁41
を閉じる(ステップ)。このように、冷媒が溜まり易い
末端位置の冷凍サイクルにバイパスユニットCを設け、
そのバイパスユニットCの開閉弁41によって液側管と
ガス側管との間に適宜にバイパス路を形成して冷媒を流
通させることにより、通常の運転を継続しつつ自然な形
で冷媒回収を済ませることができ、従来の冷媒回収制御
のような冷凍サイクルの不安定化を防ぐことができる。
すなわち、配管や熱交換器に溜まり込む冷媒を、空調能
力に支障を来すことなく、また冷凍サイクルの安定を欠
くことなく、効率よく回収することができる。よって、
省エネルギ性の向上が図れる。
ブ42を設け、冷房時に形成されるバイパス路にそのキ
ャピラリチューブ42を投入して減圧作用を加える構成
であるから、冷房時に圧縮機1,2へ液冷媒が吸い込ま
れてしまういわゆる液バック現象を防ぐことができる。
つまり、圧縮機1,2の寿命への悪影響を回避すること
ができる。
だけでなく、冷媒の補充必要量を求め、その補充必要量
を報知するので、冷媒補充の必要性を保守サービス員な
どに強く訴えることができ、冷媒が足りないまま運転が
続けられる不具合を極力解消できる。これは、圧縮機
1,2をはじめとする冷凍サイクル機器の寿命向上を確
保することにつながる。なお、この発明は上記実施例に
限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変
形実施可能である。
明のいずれの空気調和機も、冷媒が溜まり易い末端位置
の冷凍サイクルにバイパスユニットを設け、そのバイパ
スユニットによって液側管とガス側管との間に適宜にバ
イパス路を形成して冷媒を流通させる構成としたので、
配管や熱交換器に溜まり込む冷媒を、空調能力に支障を
来すことなく、また冷凍サイクルの安定を欠くことな
く、効率よく回収して省エネルギ性の向上が図れる。
力変化を示す図。
ためのフローチャート。
するためのフローチャート。
ト、C…バイパスユニット、1…能力可変圧縮機、2…
能力固定圧縮機、8…室外熱交換器、32…PMV(流
量調整弁)、33…室内熱交換器、41…開閉弁、42
…キャピラリチューブ(減圧装置)、43…逆止弁、5
0…室外制御部、60…室内制御部、70…バイパス制
御部。
Claims (8)
- 【請求項1】 能力可変圧縮機、室外熱交換器、減圧
器、および複数の室内熱交換器の並列回路を順次に配管
接続して冷凍サイクルを構成し、能力可変圧縮機および
室外熱交換器を収容するための室外ユニット、および各
室内熱交換器を収容するための複数の室内ユニットを備
えた空気調和機において、 前記冷凍サイクルの各室内ユニットと並列の関係に、か
つ室外ユニットからもっとも離れた位置に配管接続した
バイパスユニットと、 このバイパスユニットに設けた、前記冷凍サイクルの液
側管とガス側管とをバイパスするための開閉弁と、 を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、 バイパスユニットは、開閉弁と直列の関係に配管接続し
た減圧装置と、冷凍サイクルのガス側管から液側管への
冷媒の流れを許容し液側管からガス側管への冷媒の流れ
を阻止するための逆止弁とを備え、この逆止弁を減圧装
置と並列に配管接続していることを特徴とする空気調和
機。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の空気調
和機において、 前記バイパスユニットに設けた、前記液側管の冷媒圧力
を検知する圧力検知手段、及びガス側管の冷媒温度を検
知する温度検知手段、及び圧力検知手段および温度検知
手段の検知結果に応じて開閉弁の開閉を制御する手段、
を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の空気調
和機において、 前記室外ユニットに設けた、冷凍サイクルの高圧側圧力
を検知する圧力検知手段、及び低圧側圧力を検知する圧
力検知手段と、 前記バイパスユニットに設けた、前記液側管の冷媒圧力
を検知する圧力検知手段、及びガス側管の冷媒温度を検
知する温度検知手段、及び各圧力検知手段および温度検
知手段の検知結果に応じて開閉弁の開閉を制御する手段
と、 を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の空気調
和機において、 前記室外ユニットに設けた、冷凍サイクルの高圧側圧力
を検知する圧力検知手段、及び低圧側圧力を検知する圧
力検知手段と、 前記バイパスユニットに設けた、前記液側管の冷媒圧力
を検知する圧力検知手段、及びガス側管の冷媒温度を検
知する温度検知手段、及び各圧力検知手段および温度検
知手段の検知結果に応じて冷凍サイクル中の冷媒循環量
を検出する手段と、 この検出結果に応じて前記開閉弁の開閉を制御する手段
と、 を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項6】 請求項5に記載の空気調和機において、 前記検出結果が所定量以下のとき、冷凍サイクルに対す
る冷媒の補充必要量を求める手段と、 この補充必要量を報知する手段と、 を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記開閉弁が開いているとき、圧縮機の能力を増大方向
に補正する手段を備えたことを特徴とする。 - 【請求項8】 請求項1または請求項2に記載の空気調
和機において、 前記室外ユニットに設けた、冷凍サイクルの低圧側圧力
を検知する圧力検知手段と、 前記バイパスユニットに設けた、圧力検知手段の検知結
果と設定値との比較により開閉弁の開閉を制御する手段
と、 を備えたことを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16114994A JP3322758B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16114994A JP3322758B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 空気調和機 |
Publications (2)
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JPH0828982A JPH0828982A (ja) | 1996-02-02 |
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ID=15729530
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