JPH09243138A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents
空気調和機の制御方法Info
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- JPH09243138A JPH09243138A JP8083129A JP8312996A JPH09243138A JP H09243138 A JPH09243138 A JP H09243138A JP 8083129 A JP8083129 A JP 8083129A JP 8312996 A JP8312996 A JP 8312996A JP H09243138 A JPH09243138 A JP H09243138A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和機の冷凍サイクルを構成する四方弁
の故障を正確に判定し、室内環境の悪化を防止する。 【解決手段】 空気調和機の冷凍サイクルを四方弁３に
よって切り替えて運転を行う場合、室内機制御装置１０
の検出温度比較部１０ａは熱交換温度検出部６により検
出室内熱交換温度と室内温度検出部７による検出室内温
度とを比較してその温度差を算出する。室内機制御装置
１０の四方弁故障判定部１０ｂはその温度差により四方
弁３が異常であると判定し、この異常の判定を表示部１
１で報知する。このとき、室内機制御装置１０は室内フ
ァン８を停止する一方、圧縮機４の停止制御信号を室外
機制御装置２に送って同圧縮機４を停止する。
の故障を正確に判定し、室内環境の悪化を防止する。 【解決手段】 空気調和機の冷凍サイクルを四方弁３に
よって切り替えて運転を行う場合、室内機制御装置１０
の検出温度比較部１０ａは熱交換温度検出部６により検
出室内熱交換温度と室内温度検出部７による検出室内温
度とを比較してその温度差を算出する。室内機制御装置
１０の四方弁故障判定部１０ｂはその温度差により四方
弁３が異常であると判定し、この異常の判定を表示部１
１で報知する。このとき、室内機制御装置１０は室内フ
ァン８を停止する一方、圧縮機４の停止制御信号を室外
機制御装置２に送って同圧縮機４を停止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機（例え
ばヒートポンプ式ルームエアコン）の冷凍サイクルを構
成する四方弁の異常を検知する技術に係り、特に詳しく
は四方弁の異常を正確に判定し、室内環境の悪化を防止
する空気調和機の制御方法に関するものである。
ばヒートポンプ式ルームエアコン）の冷凍サイクルを構
成する四方弁の異常を検知する技術に係り、特に詳しく
は四方弁の異常を正確に判定し、室内環境の悪化を防止
する空気調和機の制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の空気調和機は、例えば図３に示
すように、マイクロコンピュータやドライバ等を有する
室内機制御装置１および室外機制御装置２を備えてい
る。室内機制御装置１はリモコンの操作や室内温度に応
じて所定指令を室外機制御装置２に送り、室外機制御装
置２はその所定指令に応じて冷凍サイクルを構成する四
方弁３や圧縮機（コンプレッサ）４を駆動し、室外ファ
ン５を駆動する一方、冷凍サイクルで得た冷媒を室内機
の熱交換器に循環する。
すように、マイクロコンピュータやドライバ等を有する
室内機制御装置１および室外機制御装置２を備えてい
る。室内機制御装置１はリモコンの操作や室内温度に応
じて所定指令を室外機制御装置２に送り、室外機制御装
置２はその所定指令に応じて冷凍サイクルを構成する四
方弁３や圧縮機（コンプレッサ）４を駆動し、室外ファ
ン５を駆動する一方、冷凍サイクルで得た冷媒を室内機
の熱交換器に循環する。
【０００３】なお、室内機は室内熱交換温度を検出する
熱交換温度検出部６および室内温度（室内吸入温度）を
検出する室内温度検出部７等を備えており、図示しない
が、室外機は室外温度を検出する室温検出手段および室
外熱交換温度を検出する熱交換温度検出手段等を備えて
いる。
熱交換温度検出部６および室内温度（室内吸入温度）を
検出する室内温度検出部７等を備えており、図示しない
が、室外機は室外温度を検出する室温検出手段および室
外熱交換温度を検出する熱交換温度検出手段等を備えて
いる。
【０００４】また、室内機制御装置１はリモコンの設定
操作（冷房、暖房、強風や弱風の設定）および室内温度
と設定温度との差に応じて室外機制御装置２に指令を送
る一方、室内ファン８を所定回転数に制御し、室内機の
熱交換器で熱交換された冷風や温風を室内に吹き出し、
室内を快適環境に維持する。
操作（冷房、暖房、強風や弱風の設定）および室内温度
と設定温度との差に応じて室外機制御装置２に指令を送
る一方、室内ファン８を所定回転数に制御し、室内機の
熱交換器で熱交換された冷風や温風を室内に吹き出し、
室内を快適環境に維持する。
【０００５】ところで、四方弁３が故障し、例えば四方
弁コイルの接続コネクタが外れること等により、四方弁
３が動作しなくなると、運転を切り替えても（一例とし
て冷房運転から暖房運転への切り替えても）、冷房サイ
クルのままとなってしまうために室内環境が悪化する。
弁コイルの接続コネクタが外れること等により、四方弁
３が動作しなくなると、運転を切り替えても（一例とし
て冷房運転から暖房運転への切り替えても）、冷房サイ
クルのままとなってしまうために室内環境が悪化する。
【０００６】そのような不具合を解消するために、四方
弁コイルの通電状態を監視し、この通電状態によって四
方弁３の状態を検知して動作しなくなっているか否かを
判断し、動作しなくなっていると判断したときには故障
表示を行う。しかし、この方法によると、四方弁コイル
の通電を検出するための検出装置が必要であるため、コ
スト高になってしまうという欠点がある。
弁コイルの通電状態を監視し、この通電状態によって四
方弁３の状態を検知して動作しなくなっているか否かを
判断し、動作しなくなっていると判断したときには故障
表示を行う。しかし、この方法によると、四方弁コイル
の通電を検出するための検出装置が必要であるため、コ
スト高になってしまうという欠点がある。
【０００７】そこで、例えば暖房運転を行っているとき
に、室内熱交換温度が所定値（−５℃）以下となったら
四方弁３の異常と判断し、故障表示を行う。また、他の
方法としては、暖房運転開始時の室内熱交換温度と所定
時間経過後の室内熱交換温度とを比較し、所定温度差以
上降下している場合には四方弁３の異常と判断し、故障
表示を行う。
に、室内熱交換温度が所定値（−５℃）以下となったら
四方弁３の異常と判断し、故障表示を行う。また、他の
方法としては、暖房運転開始時の室内熱交換温度と所定
時間経過後の室内熱交換温度とを比較し、所定温度差以
上降下している場合には四方弁３の異常と判断し、故障
表示を行う。
【０００８】このように、新たな検出装置等を付加せず
とも、四方弁３の異常を判断し、故障表示を行うことが
できるため、コストアップにならず済む。
とも、四方弁３の異常を判断し、故障表示を行うことが
できるため、コストアップにならず済む。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記空気調和
機の制御方法において、室内熱交換温度が所定値以下に
なると、四方弁３の異常と判断する方法の場合、室内温
度が極めて低く、氷点下であるときには室内熱交換温度
が室内温度まで低くなる可能性があり、特に暖房運転開
始時やインバータエアコンにおける低周波数運転時にそ
の可能性が高くなるため、四方弁３が正常であるにもか
かわらず、四方弁３が故障であると、誤った判断がなさ
れることがある。また、その異常判断まで時間がかか
り、室内環境が悪化する欠点もある。
機の制御方法において、室内熱交換温度が所定値以下に
なると、四方弁３の異常と判断する方法の場合、室内温
度が極めて低く、氷点下であるときには室内熱交換温度
が室内温度まで低くなる可能性があり、特に暖房運転開
始時やインバータエアコンにおける低周波数運転時にそ
の可能性が高くなるため、四方弁３が正常であるにもか
かわらず、四方弁３が故障であると、誤った判断がなさ
れることがある。また、その異常判断まで時間がかか
り、室内環境が悪化する欠点もある。
【００１０】また、暖房運転開始時の室内熱交換温度と
所定時間経過後の室内熱交換温度との差が所定温度差以
下に降下したとき、四方弁３の異常と判断する方法の場
合、室内温度が低い状態でリモコンの操作によって暖房
運転を一旦停止し、しかる後すぐに再スタートした場
合、四方弁３が正常であるにもかかわらず、四方弁３が
故障であると、誤った判断を行うことがある。
所定時間経過後の室内熱交換温度との差が所定温度差以
下に降下したとき、四方弁３の異常と判断する方法の場
合、室内温度が低い状態でリモコンの操作によって暖房
運転を一旦停止し、しかる後すぐに再スタートした場
合、四方弁３が正常であるにもかかわらず、四方弁３が
故障であると、誤った判断を行うことがある。
【００１１】図４のグラフを参照して具体的に説明する
と、室内温度が低い状態にあるとき、つまり吸い込む空
気の温度（室内吸込温度）が低い状態にあるとき、暖房
運転を一旦停止すると、室内温度が降下する一方、直ち
に熱交換温度も降下する。
と、室内温度が低い状態にあるとき、つまり吸い込む空
気の温度（室内吸込温度）が低い状態にあるとき、暖房
運転を一旦停止すると、室内温度が降下する一方、直ち
に熱交換温度も降下する。
【００１２】その運転停止後、すぐに暖房運転を開始し
た場合、特に外気温度が低いほど、室内温度は低くな
り、つまり室内吸込温度がかなり低くなっているため、
室内熱交換温度の降下が大きくなる。
た場合、特に外気温度が低いほど、室内温度は低くな
り、つまり室内吸込温度がかなり低くなっているため、
室内熱交換温度の降下が大きくなる。
【００１３】したがって、暖房運転開始時の室内熱交換
温度（図４のａ点）と所定時間経過後の室内熱交換温度
（図４のｂ点）との差が所定温度差以下になってしまう
こともあり、結果四方弁３が故障であると、誤った判断
を行うことになる。また、四方弁３が故障である場合、
ある時間（例えば図４参照）経過しなければ、その故障
の判断が行われないため、室内環境が悪化する欠点もあ
る。
温度（図４のａ点）と所定時間経過後の室内熱交換温度
（図４のｂ点）との差が所定温度差以下になってしまう
こともあり、結果四方弁３が故障であると、誤った判断
を行うことになる。また、四方弁３が故障である場合、
ある時間（例えば図４参照）経過しなければ、その故障
の判断が行われないため、室内環境が悪化する欠点もあ
る。
【００１４】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は新たな検出装置等を付加せずとも、四
方弁の故障を正確に判定して報知することができ、室内
環境の悪化を防止することができるようにした空気調和
機の制御方法を提供することにある。
あり、その目的は新たな検出装置等を付加せずとも、四
方弁の故障を正確に判定して報知することができ、室内
環境の悪化を防止することができるようにした空気調和
機の制御方法を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の空気調和機の制御方法は、空気調和機の
冷凍サイクルを四方弁によって切り替えて運転を行う場
合、前記冷凍サイクルの温度（室内熱交換温度）および
室内温度をもとにして前記四方弁の異常を判定するよう
にしたことを特徴としている。
に、この発明の空気調和機の制御方法は、空気調和機の
冷凍サイクルを四方弁によって切り替えて運転を行う場
合、前記冷凍サイクルの温度（室内熱交換温度）および
室内温度をもとにして前記四方弁の異常を判定するよう
にしたことを特徴としている。
【００１６】この発明の空気調和機の制御方法は、空気
調和機の冷凍サイクルを四方弁によって切り替えて運転
を行う場合、前記冷凍サイクルの温度（室内熱交換温
度）および室内温度（室内吸込温度）を検出し、該室内
熱交換温度と室内温度との温度差により前記四方弁が異
常であると判定し、かつ該異常の判定を報知する一方、
少なくとも前記空気調和機の圧縮機および室内ファンを
停止するようにしたことを特徴としている。
調和機の冷凍サイクルを四方弁によって切り替えて運転
を行う場合、前記冷凍サイクルの温度（室内熱交換温
度）および室内温度（室内吸込温度）を検出し、該室内
熱交換温度と室内温度との温度差により前記四方弁が異
常であると判定し、かつ該異常の判定を報知する一方、
少なくとも前記空気調和機の圧縮機および室内ファンを
停止するようにしたことを特徴としている。
【００１７】この場合、この発明の空気調和機の制御方
法は、前記空気調和機の圧縮機が起動、運転中であるこ
とを確認して前記四方弁の異常を判定すると好ましい。
法は、前記空気調和機の圧縮機が起動、運転中であるこ
とを確認して前記四方弁の異常を判定すると好ましい。
【００１８】また、前記四方弁の異常をＬＥＤで報知す
るとよい。
るとよい。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
１および図２を参照して詳細に説明する。なお、図１
中、図３と同一部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。
１および図２を参照して詳細に説明する。なお、図１
中、図３と同一部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。
【００２０】図１において、この空気調和機の室内機制
御装置（マイクロコンピュータ）１０は、冷凍サイクル
の温度（室内熱交換温度）および室内温度をもとにして
四方弁３の故障を判定し、この故障の旨を表示部１１に
報知制御する。
御装置（マイクロコンピュータ）１０は、冷凍サイクル
の温度（室内熱交換温度）および室内温度をもとにして
四方弁３の故障を判定し、この故障の旨を表示部１１に
報知制御する。
【００２１】空気調和機の暖房運転時の場合、室内機制
御装置１０の検出温度比較部１０ａは熱交換温度検出部
６による熱交換温度（室内熱交換温度）Ｔｎと室内温度
検出部７による検出室内温度Ｔｒとを比較してその温度
差（Ｔｎ−Ｔｒ）を算出する。
御装置１０の検出温度比較部１０ａは熱交換温度検出部
６による熱交換温度（室内熱交換温度）Ｔｎと室内温度
検出部７による検出室内温度Ｔｒとを比較してその温度
差（Ｔｎ−Ｔｒ）を算出する。
【００２２】室内機制御装置１０の四方弁故障判定部１
０ｂはその算出温度差（Ｔｎ−Ｔｒ）が所定値（例えば
０℃）より小さいときに四方弁３が故障であると判定
し、室内機制御装置１０は四方弁３が故障であると判定
したときにはその旨を表示部１１で報知制御を行う。
０ｂはその算出温度差（Ｔｎ−Ｔｒ）が所定値（例えば
０℃）より小さいときに四方弁３が故障であると判定
し、室内機制御装置１０は四方弁３が故障であると判定
したときにはその旨を表示部１１で報知制御を行う。
【００２３】なお、室内機制御装置１０は図３に示す室
内機制御装置１の機能も備えている。また、表示部１１
としては例えば既に備えられているＬＥＤを利用しても
よい。
内機制御装置１の機能も備えている。また、表示部１１
としては例えば既に備えられているＬＥＤを利用しても
よい。
【００２４】次に、上記室内制御装置１０を備えた空気
調和機の制御方法を図２のフローチャート図を参照して
説明すると、まず例えばリモコンの操作により当該空気
調和機が暖房運転されるものとする。
調和機の制御方法を図２のフローチャート図を参照して
説明すると、まず例えばリモコンの操作により当該空気
調和機が暖房運転されるものとする。
【００２５】この場合、室内機制御装置１０は暖房運転
指令（運転周波数を含む信号）を室外機制御装置２に送
り、室外機制御装置２はその指令にしたがって四方弁
３、圧縮機４および室外ファン５を駆動する。
指令（運転周波数を含む信号）を室外機制御装置２に送
り、室外機制御装置２はその指令にしたがって四方弁
３、圧縮機４および室外ファン５を駆動する。
【００２６】この暖房運転時において、室内機制御装置
１０は、熱交換温度検出部６による検出信号により室内
の熱交換温度Ｔｎを検出するとともに、室内温度検出部
７による検出信号により室内温度Ｔｒを検出し（ステッ
プＳＴ１）、この検出熱交換温度Ｔｎと検出室内温度Ｔ
ｒとの温度差（Ｔｎ−Ｔｒ）が０℃より小さいか否かを
判断する（ステップＳＴ２）。すなわち、暖房運転を行
っている場合、暖房サイクルによる冷媒により室内の熱
交換温度Ｔｎは室内温度Ｔｒより低くなるということが
ないからである。
１０は、熱交換温度検出部６による検出信号により室内
の熱交換温度Ｔｎを検出するとともに、室内温度検出部
７による検出信号により室内温度Ｔｒを検出し（ステッ
プＳＴ１）、この検出熱交換温度Ｔｎと検出室内温度Ｔ
ｒとの温度差（Ｔｎ−Ｔｒ）が０℃より小さいか否かを
判断する（ステップＳＴ２）。すなわち、暖房運転を行
っている場合、暖房サイクルによる冷媒により室内の熱
交換温度Ｔｎは室内温度Ｔｒより低くなるということが
ないからである。
【００２７】その温度差（Ｔｎ−Ｔｒ）が０℃より小さ
いときには、ステップＳＴ３に進み、四方弁３が異常で
あると判定し、表示部１１でその異常の旨を報知する
（一例としてＬＥＤを点灯あるいは点滅する）一方、少
なくとも圧縮機４および室内ファン８の停止制御を行
う。
いときには、ステップＳＴ３に進み、四方弁３が異常で
あると判定し、表示部１１でその異常の旨を報知する
（一例としてＬＥＤを点灯あるいは点滅する）一方、少
なくとも圧縮機４および室内ファン８の停止制御を行
う。
【００２８】例えば、冷房運転から暖房運転に切り替え
た場合、四方弁３が正常であれば、暖房サイクルによる
冷媒が室内熱交換器に循環され、室内の熱交換温度Ｔｎ
が室内温度Ｔｒより低くなることがない。しかし、四方
弁３が故障していると、冷房サイクルによる冷媒が室内
熱交換器に循環され、室内の熱交換温度Ｔｎが室内温度
Ｔｒより低くなるため、四方弁３の異常を判定すること
ができる。
た場合、四方弁３が正常であれば、暖房サイクルによる
冷媒が室内熱交換器に循環され、室内の熱交換温度Ｔｎ
が室内温度Ｔｒより低くなることがない。しかし、四方
弁３が故障していると、冷房サイクルによる冷媒が室内
熱交換器に循環され、室内の熱交換温度Ｔｎが室内温度
Ｔｒより低くなるため、四方弁３の異常を判定すること
ができる。
【００２９】このように、冷凍サイクルの温度（室内熱
交換温度）および室内温度をもとにしているため、四方
弁３の故障を正確に判定することができ、つまり誤った
判定がなくなる。また、即座にその故障の判定が可能で
あり、かつ、即座に圧縮機４および室内ファン８を停止
して室内環境の悪化を防止することができる。
交換温度）および室内温度をもとにしているため、四方
弁３の故障を正確に判定することができ、つまり誤った
判定がなくなる。また、即座にその故障の判定が可能で
あり、かつ、即座に圧縮機４および室内ファン８を停止
して室内環境の悪化を防止することができる。
【００３０】なお、図２のルーチンを実行する際、圧縮
機４が起動し、所定時間（例えば１分間）駆動して運転
中であることを確認すると好ましく、この場合四方弁３
の異常をより正確に判定することができる。すなわち、
圧縮機４が起動、運転されていなければ、冷凍サイクル
による冷媒が室内熱交換器に循環されず、四方弁３の故
障判定を誤ることになるからである。
機４が起動し、所定時間（例えば１分間）駆動して運転
中であることを確認すると好ましく、この場合四方弁３
の異常をより正確に判定することができる。すなわち、
圧縮機４が起動、運転されていなければ、冷凍サイクル
による冷媒が室内熱交換器に循環されず、四方弁３の故
障判定を誤ることになるからである。
【００３１】一方、その温度差（Ｔｎ−Ｔｒ）が０℃よ
り大きいときには（あるいはＴｎ≧Ｔｒであるときに
は）、四方弁３が正常であると判定し、暖房運転を継続
する（ステップＳＴ４）。
り大きいときには（あるいはＴｎ≧Ｔｒであるときに
は）、四方弁３が正常であると判定し、暖房運転を継続
する（ステップＳＴ４）。
【００３２】また、四方弁３の故障判定後にあっては、
図２に示すように、四方弁３の故障判定を継続して行っ
てもよい（故障判定を繰り返し行ってもよい）。すなわ
ち、例えば四方弁３が誤って動作し、冷房サイクルに切
り替わることもなくはないからである。
図２に示すように、四方弁３の故障判定を継続して行っ
てもよい（故障判定を繰り返し行ってもよい）。すなわ
ち、例えば四方弁３が誤って動作し、冷房サイクルに切
り替わることもなくはないからである。
【００３３】なお、上記実施の形態では暖房運転時に適
用したが、明らかに冷房運転時にも適用することができ
る。
用したが、明らかに冷房運転時にも適用することができ
る。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の空気調
和機の制御方法の請求項１によれば、空気調和機の冷凍
サイクルの温度（室内熱交換温度）および室内温度をも
とにして四方弁の異常を判定するようにしたので、新た
な検出装置等を付加せずとも、四方弁の故障を正確に判
定することができるという効果がある。
和機の制御方法の請求項１によれば、空気調和機の冷凍
サイクルの温度（室内熱交換温度）および室内温度をも
とにして四方弁の異常を判定するようにしたので、新た
な検出装置等を付加せずとも、四方弁の故障を正確に判
定することができるという効果がある。
【００３５】この発明の請求項２によれば、空気調和機
の冷凍サイクルの温度（室内熱交換温度）および室内温
度（室内吸込温度）を検出し、この室内熱交換温度と室
内温度との差により四方弁の異常を判定し、かつ異常の
判定を報知する一方、少なくとも圧縮機および室内ファ
ンを停止するようにしたので、新たな検出装置等を付加
せずとも、四方弁の故障を正確に判定して報知すること
ができるとともに、使用者に四方弁の故障を知らせるこ
とができる。また、室内環境の悪化を防止し、結果不快
感を与えずに済むというという効果がある。
の冷凍サイクルの温度（室内熱交換温度）および室内温
度（室内吸込温度）を検出し、この室内熱交換温度と室
内温度との差により四方弁の異常を判定し、かつ異常の
判定を報知する一方、少なくとも圧縮機および室内ファ
ンを停止するようにしたので、新たな検出装置等を付加
せずとも、四方弁の故障を正確に判定して報知すること
ができるとともに、使用者に四方弁の故障を知らせるこ
とができる。また、室内環境の悪化を防止し、結果不快
感を与えずに済むというという効果がある。
【００３６】この発明の請求項３によれば、請求項１ま
たは２に加え、四方弁の異常を判定する前に空気調和機
の圧縮機が起動、運転中であることを確認するようにし
たので、請求項１または２の効果に加え、より正確に四
方弁の異常を判定することができるという効果がある。
たは２に加え、四方弁の異常を判定する前に空気調和機
の圧縮機が起動、運転中であることを確認するようにし
たので、請求項１または２の効果に加え、より正確に四
方弁の異常を判定することができるという効果がある。
【００３７】この発明の請求項４によれば、請求項２ま
たは３に加え、四方弁の異常をＬＥＤで報知するように
したので、空気調和機に既に備えられているＬＥＤを利
用し、このＬＥＤを点灯、点滅して異常を報知すること
ができ、コストがかからないという効果がある。
たは３に加え、四方弁の異常をＬＥＤで報知するように
したので、空気調和機に既に備えられているＬＥＤを利
用し、このＬＥＤを点灯、点滅して異常を報知すること
ができ、コストがかからないという効果がある。
【図１】この発明の一実施の形態を示し、空気調和機の
制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック線図。
制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック線図。
【図２】図１に示す制御装置の動作を説明するための概
略的フローチャート図。
略的フローチャート図。
【図３】従来の空気調和機の制御装置の概略的ブロック
線図。
線図。
【図４】図３に示す制御装置の動作を説明するための概
略的グラフ図。
略的グラフ図。
１，１０ 室内機制御装置 ２ 室外機制御装置 ３ 四方弁 ４ 圧縮機 ５ 室外ファン ６ 熱交換温度検出部（室内熱交換温度センサ） ７ 室内温度検出部（室内温度センサ） ８ 室内ファン １０ａ 検出温度比較部 １０ｂ 四方弁故障判定部
Claims (4)
- 【請求項１】 空気調和機の冷凍サイクルを四方弁によ
って切り替えて運転を行う場合、前記冷凍サイクルの温
度（室内熱交換温度）および室内温度をもとにして前記
四方弁の異常を判定するようにしたことを特徴とする空
気調和機の制御方法。 - 【請求項２】 空気調和機の冷凍サイクルを四方弁によ
って切り替えて運転を行う場合、前記冷凍サイクルの温
度（室内熱交換温度）および室内温度（室内吸込温度）
を検出し、該室内熱交換温度と室内温度との温度差によ
り前記四方弁が異常であると判定し、かつ該異常の判定
を報知する一方、少なくとも前記空気調和機の圧縮機お
よび室内ファンを停止するようにしたことを特徴とする
空気調和機の制御方法。 - 【請求項３】 前記空気調和機の圧縮機が起動、運転中
であることを確認して前記四方弁の異常を判定するよう
にした請求項１または２記載の空気調和機の制御方法。 - 【請求項４】 前記四方弁の異常をＬＥＤで報知するよ
うにした請求項２または３記載の空気調和機の制御方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8083129A JPH09243138A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 空気調和機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8083129A JPH09243138A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 空気調和機の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09243138A true JPH09243138A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13793596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8083129A Withdrawn JPH09243138A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 空気調和機の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09243138A (ja) |
Cited By (15)
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