JPH07234044A - 空気調和機の圧縮機保護制御装置 - Google Patents
空気調和機の圧縮機保護制御装置Info
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- JPH07234044A JPH07234044A JP6026509A JP2650994A JPH07234044A JP H07234044 A JPH07234044 A JP H07234044A JP 6026509 A JP6026509 A JP 6026509A JP 2650994 A JP2650994 A JP 2650994A JP H07234044 A JPH07234044 A JP H07234044A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 暖房運転時、室内配管温度が設定温度未満に
なったとき、圧縮機を停止し多量の冷媒ガス抜け等の冷
凍サイクル異常時の圧縮機保護をする。 【構成】 空気調和機の暖房運転時、室内側熱交換器の
冷媒入口温度を検出する配管温度検出手段１１と、設定
温度より低下したことを検出し出力する配管温度比較手
段１３を設け、この配管温度比較手段１３による境界値
低下信号が連続して設定時間継続し、かつ圧縮機運転周
波数が設定周波数以上の時、圧縮機を停止する圧縮機停
止手段１４を設ける。
なったとき、圧縮機を停止し多量の冷媒ガス抜け等の冷
凍サイクル異常時の圧縮機保護をする。 【構成】 空気調和機の暖房運転時、室内側熱交換器の
冷媒入口温度を検出する配管温度検出手段１１と、設定
温度より低下したことを検出し出力する配管温度比較手
段１３を設け、この配管温度比較手段１３による境界値
低下信号が連続して設定時間継続し、かつ圧縮機運転周
波数が設定周波数以上の時、圧縮機を停止する圧縮機停
止手段１４を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に関するもの
であり、マイクロコンピュータ搭載の空気調和機におい
て、暖房運転時、冷凍サイクルからの冷媒ガス抜け時や
過負荷時の運転から圧縮機を保護する制御装置に関する
ものである。
であり、マイクロコンピュータ搭載の空気調和機におい
て、暖房運転時、冷凍サイクルからの冷媒ガス抜け時や
過負荷時の運転から圧縮機を保護する制御装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、空気調和機では圧縮機の保護をす
るために、温度もしくは運転電流に反応する過負荷継電
器を圧縮機表面に付加し、圧縮機の表面温度あるいは運
転電流がある一定値を超えた場合に圧縮機の運転を停止
する手法をとっていた。
るために、温度もしくは運転電流に反応する過負荷継電
器を圧縮機表面に付加し、圧縮機の表面温度あるいは運
転電流がある一定値を超えた場合に圧縮機の運転を停止
する手法をとっていた。
【０００３】以下、図面を参照しながら上記従来の空気
調和機について説明する。図８は従来のヒートポンプ式
空気調和機における冷凍サイクル図である。図に示すよ
うに、１は圧縮機、２は四方弁、３は室外側熱交換器、
４は室外側ファン、５は減圧器、６は室内側熱交換器、
７は室内側ファン、８は圧縮機の運転電流と温度で動作
する過負荷継電装置である。
調和機について説明する。図８は従来のヒートポンプ式
空気調和機における冷凍サイクル図である。図に示すよ
うに、１は圧縮機、２は四方弁、３は室外側熱交換器、
４は室外側ファン、５は減圧器、６は室内側熱交換器、
７は室内側ファン、８は圧縮機の運転電流と温度で動作
する過負荷継電装置である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の空気調和機では、以下のような課題があっ
た。即ち、空気調和機を負荷の高い条件下で運転した場
合や冷凍サイクルから冷媒の抜けた状態で運転した場
合、一般的に吐出温度、圧縮機内のモーターコイル温度
が上昇する。従来の構成の装置では圧縮機表面の温度し
か検知しないため、異常状態の運転（例えば、エアコン
設置時、２・３方弁の開け忘れによる圧縮機真空運転に
近い状態や多量の冷媒抜け状態での運転）では圧縮機焼
損から保護しきれない場合があった。また、冷媒ガス抜
け時には吐出温度が上昇し、運転電流値が低下すること
がある。このため従来の保護手段では一部の運転状態で
の保護にしか対応できていなかった。本発明は、上記課
題を解決しようとなされたもので、室内側の制御を追加
することにより、圧縮機保護の精度向上を行なうことを
目的とする。
ような構成の空気調和機では、以下のような課題があっ
た。即ち、空気調和機を負荷の高い条件下で運転した場
合や冷凍サイクルから冷媒の抜けた状態で運転した場
合、一般的に吐出温度、圧縮機内のモーターコイル温度
が上昇する。従来の構成の装置では圧縮機表面の温度し
か検知しないため、異常状態の運転（例えば、エアコン
設置時、２・３方弁の開け忘れによる圧縮機真空運転に
近い状態や多量の冷媒抜け状態での運転）では圧縮機焼
損から保護しきれない場合があった。また、冷媒ガス抜
け時には吐出温度が上昇し、運転電流値が低下すること
がある。このため従来の保護手段では一部の運転状態で
の保護にしか対応できていなかった。本発明は、上記課
題を解決しようとなされたもので、室内側の制御を追加
することにより、圧縮機保護の精度向上を行なうことを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内側熱交
換器、減圧装置、室外側熱交換器を具備した冷凍サイク
ルにおいて、暖房運転時、前記室内側熱交換器の冷媒入
口側に連結された配管の温度を検出する配管温度検出手
段と、この配管温度検出手段により検出した温度が設定
温度記憶手段に予め記憶設定された設定温度より低下し
たことを検出し出力する配管温度比較手段を設け、この
配管温度比較手段による境界値低下信号により、圧縮機
を停止する圧縮機停止手段を備えたものである。
に本発明の空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内側熱交
換器、減圧装置、室外側熱交換器を具備した冷凍サイク
ルにおいて、暖房運転時、前記室内側熱交換器の冷媒入
口側に連結された配管の温度を検出する配管温度検出手
段と、この配管温度検出手段により検出した温度が設定
温度記憶手段に予め記憶設定された設定温度より低下し
たことを検出し出力する配管温度比較手段を設け、この
配管温度比較手段による境界値低下信号により、圧縮機
を停止する圧縮機停止手段を備えたものである。
【０００６】また、空気調和機の暖房運転時、圧縮機運
転開始からの時間を計測する運転時間計測手段と、運転
時間と設定時間記憶手段に予め記憶設定された設定時間
と比較する運転時間比較手段を設け、圧縮機運転開始か
ら設定時間経過後において、圧縮機が設定時間連続して
運転中であるか否かを検出する圧縮機連続運転検出手段
と前記配管温度比較手段による境界値低下信号が連続し
て設定時間以上出力されたことを検出し、出力する連続
出力検出手段を設け、圧縮機連続運転検出手段および連
続出力検出手段により圧縮機を停止する圧縮機停止手段
を備えたものである。
転開始からの時間を計測する運転時間計測手段と、運転
時間と設定時間記憶手段に予め記憶設定された設定時間
と比較する運転時間比較手段を設け、圧縮機運転開始か
ら設定時間経過後において、圧縮機が設定時間連続して
運転中であるか否かを検出する圧縮機連続運転検出手段
と前記配管温度比較手段による境界値低下信号が連続し
て設定時間以上出力されたことを検出し、出力する連続
出力検出手段を設け、圧縮機連続運転検出手段および連
続出力検出手段により圧縮機を停止する圧縮機停止手段
を備えたものである。
【０００７】さらに、圧縮機運転周波数を可変できる圧
縮機運転周波数制御手段と圧縮機運転周波数を検出する
圧縮機運転周波数検出手段と圧縮機運転周波数検出手段
により検出した圧縮機運転周波数が設定周波数記憶手段
に予め記憶設定された設定周波数以上であることを検出
し出力する周波数比較手段を設け、この周波数比較手段
による周波数境界値以上信号が連続して設定時間以上出
力されたことを検出し、出力する周波数連続出力検出手
段を設け、周波数連続出力検出手段と圧縮機連続運転検
出手段および連続出力検出手段により圧縮機を停止する
圧縮機停止手段を備えたものである。
縮機運転周波数制御手段と圧縮機運転周波数を検出する
圧縮機運転周波数検出手段と圧縮機運転周波数検出手段
により検出した圧縮機運転周波数が設定周波数記憶手段
に予め記憶設定された設定周波数以上であることを検出
し出力する周波数比較手段を設け、この周波数比較手段
による周波数境界値以上信号が連続して設定時間以上出
力されたことを検出し、出力する周波数連続出力検出手
段を設け、周波数連続出力検出手段と圧縮機連続運転検
出手段および連続出力検出手段により圧縮機を停止する
圧縮機停止手段を備えたものである。
【０００８】
【作用】上記手段による作用は以下の通りである。
【０００９】すなわち、圧縮機、四方弁、室内側熱交換
器、減圧装置、室外側熱交換器を具備した冷凍サイクル
において、暖房運転時、前記室内側熱交換器の冷媒入口
側に連結された配管の温度を検出する配管温度検出手段
と、この配管温度検出手段により検出した温度が設定温
度記憶手段に予め記憶設定された設定温度より低下した
ことを検出し出力する配管温度比較手段を設け、この配
管温度比較手段による境界値低下信号により、圧縮機を
停止する圧縮機停止手段を有することにより、冷媒ガス
の循環量が少ない時は、室内側熱交換器の冷媒入口側に
連結された配管温度が上昇しない点に着目し、配管温度
が設定温度以下の時、圧縮機を停止して、圧縮機の保護
を室内側で判断して制御するものである。
器、減圧装置、室外側熱交換器を具備した冷凍サイクル
において、暖房運転時、前記室内側熱交換器の冷媒入口
側に連結された配管の温度を検出する配管温度検出手段
と、この配管温度検出手段により検出した温度が設定温
度記憶手段に予め記憶設定された設定温度より低下した
ことを検出し出力する配管温度比較手段を設け、この配
管温度比較手段による境界値低下信号により、圧縮機を
停止する圧縮機停止手段を有することにより、冷媒ガス
の循環量が少ない時は、室内側熱交換器の冷媒入口側に
連結された配管温度が上昇しない点に着目し、配管温度
が設定温度以下の時、圧縮機を停止して、圧縮機の保護
を室内側で判断して制御するものである。
【００１０】また、空気調和機の暖房運転時、圧縮機運
転開始からの時間を計測する運転時間計測手段と、運転
時間と設定時間記憶手段に予め記憶設定された設定時間
と比較する運転時間比較手段を設け、圧縮機運転開始か
ら設定時間経過後において、圧縮機が設定時間連続して
運転中であるか否かを検出する圧縮機連続運転検出手段
と前記配管温度比較手段による境界値低下信号が連続し
て設定時間以上出力されたことを検出し、出力する連続
出力検出手段を設け、圧縮機連続運転検出手段および連
続出力検出手段により圧縮機を停止する圧縮機停止手段
を有することにより、配管温度が設定時間連続して設定
温度より低いことにより、立ち上がりや過渡期の不安定
な状態の判定ではなく、確実な判定により圧縮機を保護
するものである。
転開始からの時間を計測する運転時間計測手段と、運転
時間と設定時間記憶手段に予め記憶設定された設定時間
と比較する運転時間比較手段を設け、圧縮機運転開始か
ら設定時間経過後において、圧縮機が設定時間連続して
運転中であるか否かを検出する圧縮機連続運転検出手段
と前記配管温度比較手段による境界値低下信号が連続し
て設定時間以上出力されたことを検出し、出力する連続
出力検出手段を設け、圧縮機連続運転検出手段および連
続出力検出手段により圧縮機を停止する圧縮機停止手段
を有することにより、配管温度が設定時間連続して設定
温度より低いことにより、立ち上がりや過渡期の不安定
な状態の判定ではなく、確実な判定により圧縮機を保護
するものである。
【００１１】さらに、圧縮機運転周波数を可変できる圧
縮機運転周波数制御手段と圧縮機運転周波数を検出する
圧縮機運転周波数検出手段と圧縮機運転周波数検出手段
により検出した圧縮機運転周波数が設定周波数記憶手段
に予め記憶設定された設定周波数以上であることを検出
し出力する周波数比較手段を設け、この周波数比較手段
による周波数境界値以上信号が連続して設定時間以上出
力されたことを検出し、出力する周波数連続出力検出手
段を設け、周波数連続出力検出手段と圧縮機連続運転検
出手段および連続出力検出手段により圧縮機を停止する
圧縮機停止手段を有することにより圧縮機運転周波数制
御手段を有した空気調和機においても、低い周波数での
運転時は正常時においても配管温度の上昇が少ないた
め、設定周波数以上での運転に限定することにより確実
な保護判定が可能なものである。
縮機運転周波数制御手段と圧縮機運転周波数を検出する
圧縮機運転周波数検出手段と圧縮機運転周波数検出手段
により検出した圧縮機運転周波数が設定周波数記憶手段
に予め記憶設定された設定周波数以上であることを検出
し出力する周波数比較手段を設け、この周波数比較手段
による周波数境界値以上信号が連続して設定時間以上出
力されたことを検出し、出力する周波数連続出力検出手
段を設け、周波数連続出力検出手段と圧縮機連続運転検
出手段および連続出力検出手段により圧縮機を停止する
圧縮機停止手段を有することにより圧縮機運転周波数制
御手段を有した空気調和機においても、低い周波数での
運転時は正常時においても配管温度の上昇が少ないた
め、設定周波数以上での運転に限定することにより確実
な保護判定が可能なものである。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の第１の実施例について図面を
参考に説明する。
参考に説明する。
【００１３】図４は本発明の一実施例における空気調和
機の冷凍サイクルである。図に示すように、１は圧縮
機、２は四方弁、３は室外側熱交換器、４は室外側ファ
ン、５は減圧器、６は室内側熱交換器、７は室内側ファ
ン、１１は室内側熱交換器６の冷媒入口側（暖房運転
時）に連結された配管温度を検出する配管温度検出手段
（例えば、配管温度センサー）である。
機の冷凍サイクルである。図に示すように、１は圧縮
機、２は四方弁、３は室外側熱交換器、４は室外側ファ
ン、５は減圧器、６は室内側熱交換器、７は室内側ファ
ン、１１は室内側熱交換器６の冷媒入口側（暖房運転
時）に連結された配管温度を検出する配管温度検出手段
（例えば、配管温度センサー）である。
【００１４】この冷凍サイクルにおいて、暖房運転時に
は圧縮機１から吐出された冷媒は四方弁２、室内側熱交
換器６、減圧器５、室外側熱交換器３と流れ、圧縮機１
に吸入される。
は圧縮機１から吐出された冷媒は四方弁２、室内側熱交
換器６、減圧器５、室外側熱交換器３と流れ、圧縮機１
に吸入される。
【００１５】次に、本発明における制御回路の働きを図
１を用いて説明すると以下のようになる。図１は本発明
の第１の実施例における空気調和機の概略ブロック図で
ある。図１において、１１は室内側熱交換器の冷媒入口
側に連結された配管温度（冷媒過熱ガス温度）を検出す
る配管温度検出手段、１２は設定温度（Ｔ１）記憶手
段、１３は設定温度（Ｔ１）記憶手段に予め記憶設定さ
れた設定温度（Ｔ１）と配管温度とを比較する配管温度
比較手段、１４は配管温度比較手段による境界値低下信
号により、圧縮機を停止する圧縮機停止手段である。
１を用いて説明すると以下のようになる。図１は本発明
の第１の実施例における空気調和機の概略ブロック図で
ある。図１において、１１は室内側熱交換器の冷媒入口
側に連結された配管温度（冷媒過熱ガス温度）を検出す
る配管温度検出手段、１２は設定温度（Ｔ１）記憶手
段、１３は設定温度（Ｔ１）記憶手段に予め記憶設定さ
れた設定温度（Ｔ１）と配管温度とを比較する配管温度
比較手段、１４は配管温度比較手段による境界値低下信
号により、圧縮機を停止する圧縮機停止手段である。
【００１６】この制御の流れをフローチャート化したも
のが図５である。まず配管温度Ｔを検出する（ステップ
１０１）。そして配管温度Ｔの値が設定温度Ｔ１（例え
ばＴ１＝３０℃）を下回っているか否かを判定し（ステ
ップ１０２）、もし条件を満たしていなければステップ
１０１に戻り、満たしていれば即座に圧縮機を停止させ
（ステップ１０３）、圧縮機を保護する。この制御によ
り、多量冷媒ガス抜け等による冷凍サイクル不良からの
回避が室内側のみで可能となる。尚、上記実施例はセパ
レート形空気調和機について説明したが、一体形空気調
和機においても同様の効果が期待できる。また、室内側
熱交換器の冷媒入口側に連結された配管温度は冷媒過熱
ガス温度であるため、室内風量等の影響を受けずに安定
した判定ができる。
のが図５である。まず配管温度Ｔを検出する（ステップ
１０１）。そして配管温度Ｔの値が設定温度Ｔ１（例え
ばＴ１＝３０℃）を下回っているか否かを判定し（ステ
ップ１０２）、もし条件を満たしていなければステップ
１０１に戻り、満たしていれば即座に圧縮機を停止させ
（ステップ１０３）、圧縮機を保護する。この制御によ
り、多量冷媒ガス抜け等による冷凍サイクル不良からの
回避が室内側のみで可能となる。尚、上記実施例はセパ
レート形空気調和機について説明したが、一体形空気調
和機においても同様の効果が期待できる。また、室内側
熱交換器の冷媒入口側に連結された配管温度は冷媒過熱
ガス温度であるため、室内風量等の影響を受けずに安定
した判定ができる。
【００１７】次に本発明の第２の実施例を説明する。図
２は本発明の第２の実施例における空気調和機の概略ブ
ロック図である。図２において２１は運転開始からの時
間を計測する運転時間計測手段、２２は設定時間（ｔ
１）記憶手段、２３は運転時間と設定時間（ｔ１）記憶
手段に予め記憶設定された設定時間（ｔ１）と比較する
運転時間比較手段、２４は圧縮機運転開始から設定時間
経過後において、圧縮機が設定時間連続して運転中であ
るか否かを検出する圧縮機連続運転検出手段、２５は配
管温度比較手段１３による境界値低下信号が連続して設
定時間以上出力されたことを検出し、出力する連続出力
検出手段である。
２は本発明の第２の実施例における空気調和機の概略ブ
ロック図である。図２において２１は運転開始からの時
間を計測する運転時間計測手段、２２は設定時間（ｔ
１）記憶手段、２３は運転時間と設定時間（ｔ１）記憶
手段に予め記憶設定された設定時間（ｔ１）と比較する
運転時間比較手段、２４は圧縮機運転開始から設定時間
経過後において、圧縮機が設定時間連続して運転中であ
るか否かを検出する圧縮機連続運転検出手段、２５は配
管温度比較手段１３による境界値低下信号が連続して設
定時間以上出力されたことを検出し、出力する連続出力
検出手段である。
【００１８】この制御の流れをフローチャート化したも
のが図６である。まず配管温度Ｔを検出し（ステップ２
０１）、そして配管温度Ｔの値が設定温度Ｔ１を下回っ
ているか否か判定し（ステップ２０２）、もし条件を満
たしていなければステップ２０１に戻り、満たしていれ
ば圧縮機運転開始からの時間ｔを計測し（ステップ２０
３）、圧縮機運転時間ｔと設定時間ｔ１（例えばｔ１＝
５分）を比較し（ステップ２０４）、設定時間ｔ１経過
後において、圧縮機が設定時間ｔ１連続して運転中であ
るか否かを判定し（ステップ２０５）、もし条件を満た
していなければ、計測時間ｔをクリアーしステップ２０
１に戻り、設定時間ｔ１連続運転していたら即座に圧縮
機を停止させ（ステップ２０６）、圧縮機を保護する。
この制御により、確実に多量冷媒ガス抜け等による冷凍
サイクル不良からの回避が室内側のみで可能となる。
のが図６である。まず配管温度Ｔを検出し（ステップ２
０１）、そして配管温度Ｔの値が設定温度Ｔ１を下回っ
ているか否か判定し（ステップ２０２）、もし条件を満
たしていなければステップ２０１に戻り、満たしていれ
ば圧縮機運転開始からの時間ｔを計測し（ステップ２０
３）、圧縮機運転時間ｔと設定時間ｔ１（例えばｔ１＝
５分）を比較し（ステップ２０４）、設定時間ｔ１経過
後において、圧縮機が設定時間ｔ１連続して運転中であ
るか否かを判定し（ステップ２０５）、もし条件を満た
していなければ、計測時間ｔをクリアーしステップ２０
１に戻り、設定時間ｔ１連続運転していたら即座に圧縮
機を停止させ（ステップ２０６）、圧縮機を保護する。
この制御により、確実に多量冷媒ガス抜け等による冷凍
サイクル不良からの回避が室内側のみで可能となる。
【００１９】次に本発明の第３の実施例を説明する。図
３は本発明の第３の実施例における空気調和機の概略ブ
ロック図である。図３において、３１は圧縮機運転周波
数（ｆ）を可変できる圧縮機運転周波数制御手段、３２
は圧縮機運転周波数（ｆ）を検出する圧縮機運転周波数
検出手段、３３は圧縮機運転周波数検出手段により検出
した圧縮機運転周波数（ｆ）が設定周波数記憶手段に予
め記憶設定された設定周波数（ｆａ）以上であることを
検出し出力する周波数比較手段、３４は周波数比較手段
による周波数境界値（ｆａ）以上信号が連続して設定時
間以上出力されたことを検出し、出力する周波数連続出
力検出手段である。
３は本発明の第３の実施例における空気調和機の概略ブ
ロック図である。図３において、３１は圧縮機運転周波
数（ｆ）を可変できる圧縮機運転周波数制御手段、３２
は圧縮機運転周波数（ｆ）を検出する圧縮機運転周波数
検出手段、３３は圧縮機運転周波数検出手段により検出
した圧縮機運転周波数（ｆ）が設定周波数記憶手段に予
め記憶設定された設定周波数（ｆａ）以上であることを
検出し出力する周波数比較手段、３４は周波数比較手段
による周波数境界値（ｆａ）以上信号が連続して設定時
間以上出力されたことを検出し、出力する周波数連続出
力検出手段である。
【００２０】この制御の流れをフローチャート化したも
のが図７である。まず配管温度Ｔを検出し（ステップ３
０１）、そして配管温度Ｔの値が設定温度Ｔ１を下回っ
ているか否かを判定し（ステップ３０２）、もし条件を
満たしていなければステップ３０１に戻り、満たしてい
れば圧縮機運転周波数ｆを検出（ステップ３０３）し、
設定周波数ｆａ以上か否か判定し（ステップ３０４）、
設定周波数ｆａ以上であれば、圧縮機運転時間ｔを計測
し（ステップ３０５）、圧縮機運転時間ｔと設定時間ｔ
１を比較し（ステップ３０６）、設定時間ｔ１経過後に
おいて、圧縮機が設定時間ｔ１連続して設定周波数ｆａ
以上であるか否かを判定し（ステップ３０７）、もし条
件を満たしていなければ、計測時間ｔをクリアーしステ
ップ３０１に戻り、条件を満たしていたら即座に圧縮機
を停止させ（ステップ３０８）、圧縮機を保護する。こ
の制御により、設定周波数以上での運転に限定すること
により確実に多量冷媒ガス抜け等による冷凍サイクル不
良からの回避が室内側のみで可能となる。
のが図７である。まず配管温度Ｔを検出し（ステップ３
０１）、そして配管温度Ｔの値が設定温度Ｔ１を下回っ
ているか否かを判定し（ステップ３０２）、もし条件を
満たしていなければステップ３０１に戻り、満たしてい
れば圧縮機運転周波数ｆを検出（ステップ３０３）し、
設定周波数ｆａ以上か否か判定し（ステップ３０４）、
設定周波数ｆａ以上であれば、圧縮機運転時間ｔを計測
し（ステップ３０５）、圧縮機運転時間ｔと設定時間ｔ
１を比較し（ステップ３０６）、設定時間ｔ１経過後に
おいて、圧縮機が設定時間ｔ１連続して設定周波数ｆａ
以上であるか否かを判定し（ステップ３０７）、もし条
件を満たしていなければ、計測時間ｔをクリアーしステ
ップ３０１に戻り、条件を満たしていたら即座に圧縮機
を停止させ（ステップ３０８）、圧縮機を保護する。こ
の制御により、設定周波数以上での運転に限定すること
により確実に多量冷媒ガス抜け等による冷凍サイクル不
良からの回避が室内側のみで可能となる。
【００２１】
【発明の効果】上記実施例でも明かなように本発明は、
空気調和機の暖房運転時、室内側熱交換器の冷媒入口側
に連結された配管温度が設定温度（Ｔ１）未満の時、圧
縮機を停止することにより、多量冷媒ガス抜け等による
冷凍サイクル不良からの回避が室内側のみで可能となり
圧縮機の寿命および信頼性の向上が図れる効果を有する
とともに、室内側の情報で圧縮機の保護制御が可能であ
り室外には一切電子制御装置がなくても制御可能である
ため安く簡単に制御できる等多くの効果を有するもので
ある。また、室内側熱交換器の冷媒入口側に連結された
配管温度は冷媒過熱ガス温度であるため、室内風量等の
影響を受けずに安定した判定ができる。
空気調和機の暖房運転時、室内側熱交換器の冷媒入口側
に連結された配管温度が設定温度（Ｔ１）未満の時、圧
縮機を停止することにより、多量冷媒ガス抜け等による
冷凍サイクル不良からの回避が室内側のみで可能となり
圧縮機の寿命および信頼性の向上が図れる効果を有する
とともに、室内側の情報で圧縮機の保護制御が可能であ
り室外には一切電子制御装置がなくても制御可能である
ため安く簡単に制御できる等多くの効果を有するもので
ある。また、室内側熱交換器の冷媒入口側に連結された
配管温度は冷媒過熱ガス温度であるため、室内風量等の
影響を受けずに安定した判定ができる。
【００２２】また、本発明は、暖房運転時、圧縮機運転
開始から連続して設定時間（ｔ１）配管温度が設定温度
（Ｔ１）未満の時、圧縮機を停止することにより、多量
冷媒ガス抜け等による冷凍サイクル不良からの回避が室
内側のみで確実に可能となり圧縮機の寿命および信頼性
の向上が図れる効果を有するとともに、室内側の情報で
圧縮機の保護制御が可能であり室外には一切電子制御装
置がなくても制御可能であるため安く簡単に制御できる
等多くの効果を有するものである。
開始から連続して設定時間（ｔ１）配管温度が設定温度
（Ｔ１）未満の時、圧縮機を停止することにより、多量
冷媒ガス抜け等による冷凍サイクル不良からの回避が室
内側のみで確実に可能となり圧縮機の寿命および信頼性
の向上が図れる効果を有するとともに、室内側の情報で
圧縮機の保護制御が可能であり室外には一切電子制御装
置がなくても制御可能であるため安く簡単に制御できる
等多くの効果を有するものである。
【００２３】さらに、本発明は、暖房運転時、圧縮機運
転周波数（ｆ）が設定周波数（ｆａ）以上であることを
設定時間（ｔ１）連続して検出し、かつ配管温度が設定
時間（ｔ１）連続して設定温度（Ｔ１）未満の時、圧縮
機を停止することにより、多量冷媒ガス抜け等による冷
凍サイクル不良からの回避が設定周波数以上での運転に
限定することにより確実に可能となり圧縮機の寿命およ
び信頼性の向上が図れる効果を有するものである。
転周波数（ｆ）が設定周波数（ｆａ）以上であることを
設定時間（ｔ１）連続して検出し、かつ配管温度が設定
時間（ｔ１）連続して設定温度（Ｔ１）未満の時、圧縮
機を停止することにより、多量冷媒ガス抜け等による冷
凍サイクル不良からの回避が設定周波数以上での運転に
限定することにより確実に可能となり圧縮機の寿命およ
び信頼性の向上が図れる効果を有するものである。
【図１】本発明の第１の実施例における空気調和機の概
略ブロック図
略ブロック図
【図２】本発明の第２の実施例における空気調和機の概
略ブロック図
略ブロック図
【図３】本発明の第３の実施例における空気調和機の概
略ブロック図
略ブロック図
【図４】本発明の空気調和機の冷凍サイクル図
【図５】本発明の第１の実施例における制御フローチャ
ート
ート
【図６】本発明の第２の実施例における制御フローチャ
ート
ート
【図７】本発明の第３の実施例における制御フローチャ
ート
ート
【図８】従来の空気調和機の冷凍サイクル図
１ 圧縮機 ２ 四方弁 ３ 室外側熱交換器 ５ 減圧器 ６ 室内側熱交換器 １１ 配管温度検出手段 １２ 設定温度記憶手段 １３ 配管温度比較手段 １４ 圧縮機停止手段 ２１ 運転時間計測手段 ２２ 設定時間記憶手段 ２３ 運転時間比較手段 ２４ 圧縮機連続運転検出手段 ２５ 連続出力検出手段 ３１ 圧縮機運転周波数制御手段 ３２ 圧縮機運転周波数検出手段 ３３ 設定周波数記憶手段 ３４ 周波数比較手段 ３５ 周波数連続出力検出手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２５Ｂ 1/00 ３７１ Ｂ
Claims (3)
- 【請求項１】圧縮機、四方弁、室内側熱交換器、減圧装
置、室外側熱交換器を具備した冷凍サイクルにおいて、
暖房運転時、前記室内側熱交換器の冷媒入口側に連結さ
れた配管の温度を検出する配管温度検出手段と、この配
管温度検出手段により検出した温度が設定温度記憶手段
に予め記憶設定された設定温度より低下したことを検出
し出力する配管温度比較手段を設け、この配管温度比較
手段による境界値低下信号により、圧縮機を停止する圧
縮機停止手段より構成した空気調和機の圧縮機保護制御
装置。 - 【請求項２】空気調和機の暖房運転時、圧縮機運転開始
からの時間を計測する運転時間計測手段と、運転時間と
設定時間記憶手段に予め記憶設定された設定時間と比較
する運転時間比較手段を設け、圧縮機運転開始から設定
時間経過後において、圧縮機が設定時間連続して運転中
であるか否かを検出する圧縮機連続運転検出手段と前記
配管温度比較手段による境界値低下信号が連続して設定
時間以上出力されたことを検出し、出力する連続出力検
出手段を設け、圧縮機連続運転検出手段および連続出力
検出手段により圧縮機を停止する圧縮機停止手段を有す
ることを特徴とした請求項１記載の空気調和機の圧縮機
保護制御装置。 - 【請求項３】圧縮機運転周波数を可変できる圧縮機運転
周波数制御手段と圧縮機運転周波数を検出する圧縮機運
転周波数検出手段と圧縮機運転周波数検出手段により検
出した圧縮機運転周波数が設定周波数記憶手段に予め記
憶設定された設定周波数以上であることを検出し出力す
る周波数比較手段を設け、この周波数比較手段による周
波数境界値以上信号が連続して設定時間以上出力された
ことを検出し、出力する周波数連続出力検出手段を設
け、周波数連続出力検出手段と圧縮機連続運転検出手段
および連続出力検出手段により圧縮機を停止する圧縮機
停止手段を有することを特徴とした請求項２記載の空気
調和機の圧縮機保護制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6026509A JPH07234044A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 空気調和機の圧縮機保護制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6026509A JPH07234044A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 空気調和機の圧縮機保護制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07234044A true JPH07234044A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12195454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6026509A Pending JPH07234044A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 空気調和機の圧縮機保護制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07234044A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000105033A (ja) * | 1998-09-28 | 2000-04-11 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置 |
| JP2009228922A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍装置 |
| WO2015125509A1 (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-27 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| CN107084473A (zh) * | 2017-03-30 | 2017-08-22 | 广东美的制冷设备有限公司 | 压缩机控制方法和装置 |
| WO2018068531A1 (zh) * | 2016-10-10 | 2018-04-19 | 芜湖美智空调设备有限公司 | 一种空调器的停机控制方法、控制装置以及空调器 |
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| CN108981073A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-12-11 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种机组控制方法、控制装置及控制系统 |
| US10767881B2 (en) | 2017-03-30 | 2020-09-08 | Gd Midea Air-Conditioning Equipment Co., Ltd. | Method and device for controlling a compressor |
-
1994
- 1994-02-24 JP JP6026509A patent/JPH07234044A/ja active Pending
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| CN108759021A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-11-06 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 空调压缩机的频率控制方法 |
| CN108759021B (zh) * | 2018-05-24 | 2021-04-20 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 空调压缩机的频率控制方法 |
| CN108981073A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-12-11 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种机组控制方法、控制装置及控制系统 |
| CN108981073B (zh) * | 2018-07-09 | 2019-12-31 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种机组控制方法、控制装置及控制系统 |
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