JP3213456B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3213456B2
JP3213456B2 JP27869193A JP27869193A JP3213456B2 JP 3213456 B2 JP3213456 B2 JP 3213456B2 JP 27869193 A JP27869193 A JP 27869193A JP 27869193 A JP27869193 A JP 27869193A JP 3213456 B2 JP3213456 B2 JP 3213456B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機及び凝縮器並び
に送風機を備えた機械室を下部に配置した冷蔵庫に関す
る。
【0002】
【従来の技術】圧縮機及び凝縮器並びに送風機を機械室
に配置した冷蔵庫として、例えば特公平2−59393
号公報等に示されるように、圧縮機と、この圧縮機を冷
却する冷却ファンと、この冷却ファンを駆動させるファ
ンモータとを備えたものがあり、この冷蔵庫では冷却フ
ァンよりも風上側に位置する凝縮器の空気吸い込み側
(空気入口面)にフィルターを配置し、このフィルターの
目詰まりを正確に判断するための温度検出手段を凝縮器
の出口配管に取り付けている。尚、冷蔵庫内の冷却動作
を行なう際には、この圧縮機及び冷却ファン並びに庫内
ファンを動作させている。
【0003】ここで、冷蔵庫の冷却能力は圧縮機及び庫
内循環用の送風機(庫内ファン)の能力に大きく左右され
るが、特に圧縮機は、圧縮機にとってもっとも大きい負
荷のかかるプルダウン運転時に過負荷防止リレー(オー
バーロードリレー=OLR)が作動しないですむ大きな
能力をもったものが一般的に好適とされている。だし
あまり大きな冷却能力を持った圧縮機を選定すると高価
になるばかりか、それほど能力を必要としないプルダウ
ン運転後の冷却運転時において能力が余ってしまう。
ちプルダウン運転時は良くても冷却運転時に冷却効率が
低下し、能力の大きい圧縮機は所要電力が大きいだけに
かえって不経済になる。述のプルダウン運転時とは、
例えば冷蔵庫の設置後の電源投入時やしばらく使用して
いなかった冷蔵庫を使用する場合等貯蔵室内がほとんど
冷却されていない状態から貯蔵室内を冷却する時のこと
である。
【0004】一般に圧縮機で圧縮された高温高圧のガス
冷媒が冷却器(蒸発器)に至るまでの経路で液化され、こ
の液化された冷媒が蒸発器を通過する間に貯蔵室内を循
環する空気と熱交換することで再びガス化して圧縮機に
帰還するものであるが、貯蔵室内が冷却されていない状
態では、循環する空気温度が高いので液化された冷媒は
蒸発器でガス化されやすく、そのため多量の液冷媒がガ
ス化されて圧縮機に帰還するガスの圧力は高くなる。
のため圧力の高いガス冷媒を所定の比率で圧縮しなけれ
ばならない圧縮機にとって必要な運動エネルギー(一般
的にはトルクで表現され、この所要トルクの大きさが圧
縮機にかかる負荷とよばれるものである)は大きなもの
となる。縮機にかかる負荷が大きければ圧縮機を動作
させるに要する電力量(特に電流)が大きくなり、この大
電流で温度が上昇し所定値を越えると過負荷防止リレー
(OLR)が作動して、圧縮機が停止する。即ち、オーバ
ーロードリレーで検出する電流及び/又は温度が所定値
を越えたら圧縮機を停止して圧縮機を保護するようにし
ている。
【0005】一方、プルダウン運転後はプルダウン時の
熱交換により貯蔵室内を循環する空気がある程度冷却さ
れているため、蒸発器を通過する液冷媒はプルダウン運
転時に比べてガス化しにくく少量の液冷媒がガス化する
だけであり、圧縮機に帰還するガス冷媒の圧力がプルダ
ウン運転時に比べて下がる。のため圧縮機にかかる負
荷が小さなものとなり、通常の冷却運転時にはそれほど
能力を要しないことになる。ただし、近年のフロン規制
により、使用される冷媒は規制冷媒のR−12から規制
外冷媒のR−22に変更され、この冷媒を使用した場合
には冷媒の蒸発温度や冷媒の比熱等の関係から圧縮機か
ら吐出されるガス冷媒の温度が従来の冷媒使用時に比べ
て高くなり、その結果圧縮機の温度上昇が従来よりも激
しくなりやすい。して、圧縮機の温度が高くなりやす
いため、その温度が所定温度を超えるとオーバーロード
リレーが作動して圧縮機が頻繁に運転停止を繰り返す状
態が起こりやすい。の運転停止の繰り返しは圧縮機に
とっては負担が更に大きくなることを意味し、只でさえ
温度上昇で負担が大きくなっている圧縮機が頻繁に運転
停止を繰り返すことになると益々圧縮機の寿命が短くな
る傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷蔵庫は、圧縮機の温度を検出して検出温度に基づ
いて圧縮機を制御するものであるが、通常圧縮機の本体
に取り付けられるオーバーロードリレーは冷却ファンの
風で冷却されるため圧縮機本体の正確な温度を検出でき
ない。かも、オーバーロードリレーではファンモータ
の異常を検出することができず、ファンモータに駆動信
号が出力されていてもファンモータが例えば断線、ロッ
ク等により回転しなくなるような異常が発生した場合に
は、圧縮機を強制的に冷却できないため圧縮機本体の温
度上昇が速く圧縮機の運転継続により圧縮機は所定温度
を超えやすい。れにより圧縮機が停止するため、庫内
の冷却動作も停止することとなる。更に圧縮機の停止に
より温度が低下すれば再び圧縮機が起動され以後同様の
動作を繰り返し、冷却されないまま圧縮機が運転停止を
繰り返すため、保存食品等が痛んだり、氷が溶け出すと
いう二次的な不具合が生じる問題があった。
【0007】そこで、本発明は、このような問題点を解
決するためになされたものであり、圧縮機の温度を正確
に検出できる位置に温度センサを配置した冷蔵庫を提供
することを目的とするものである。 また、本発明は、フ
ァンモータの異常を温度センサの検出温度にて判断する
冷蔵庫を提供することを目的とするものである。 さら
に、本発明は、ファンモータが異常と判断した場合に
も、圧縮機を運転することができる冷蔵庫を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスーパー
ヒータを有する圧縮機と、この圧縮機を冷却するファン
及びファンモータを有する送風機と、前記圧縮機の温度
を検出する温度センサと、この温度センサで検出された
温度に基づき前記圧縮機の運転を制御する制御装置とを
備えた冷蔵庫において、前記ディスーパーヒータの入口
側の配管を前記送風機の圧縮機方向への投影部分よりも
外側に位置させ、前記温度センサをこの入口側の配管に
取り付け、かつ、前記制御装置は、この温度センサにて
検出される前記圧縮機の温度に基づいて前記ファンモー
タの異常を判断する異常判断手段と、この異常判断手段
により前記ファンモータが異常と判断された場合に前記
圧縮機をその温度が所定の温度範囲内となるように駆動
する駆動制御手段とを備えた冷蔵庫を提供するものであ
る。つまり、本発明は、ディスーパーヒータを有する圧
縮機と、この圧縮機を冷却するファン及びファンモータ
を有する送風機と、この圧縮機の温度を検出する温度セ
ンサと、この温度センサで検出された温度に基づき圧縮
機の運転を制御する制御装置とを備えた冷蔵庫におい
て、ディスーパーヒータの入口側の配管を前記送風機の
圧縮機方向への投影部分よりも外側に位置させ、温度セ
ンサをこの入口側の配管に取り付けたことを特徴とする
ものである。 また、本発明は、圧縮機を冷却するファン
及びファンモータを有する送風機と、この圧縮機の温度
を検出する温度センサと、この温度センサで検出された
温度に基づき圧縮機の運転を制御する制御装置とを備え
た冷蔵庫において、制御装置は、圧縮機の温度が所定温
度以上となると、ファンモータを停止させ、この停止中
の温度上昇が所定値以下となった場合は前記ファンモー
タの異常と判断することを特徴とするものである。
た、本発明は、圧縮機を冷却するファン及びファンモー
タを有する送風機と、圧縮機の温度を検出する温度セン
サと、この温度センサで検出された温度に基づき圧縮機
の運転を制御する制御装置とを備えた冷蔵庫において、
制御装置は、この温度センサにて検出される圧縮機の温
度に基づいてファンモータの異常を判断する異常判断手
段と、この異常判断手段によりファンモータが異常と判
断された場合に、圧縮機をその温度が所定の温度範囲内
となるようにオンオフ駆動する駆動制御手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】ディスーパーヒータの入口側の配管を送風機の
圧縮機方向への投影部分よりも外側に位置させたことに
より、この入口側の配管には送風機の風が当たりにくく
なり、この配管に温度センサを取り付けたことにより、
圧縮機の吐出ガス冷媒の温度を正確に検出して、この温
度を圧縮機の温度として代用することが出来る。 また、
検出温度に基づいて制御装置によりファンモータの異常
判断出来る。 また、ファンモータが異常と判断された
場合には駆動制御手段により圧縮機をその温度が所定の
温度範囲内となるように駆動するため、圧縮機の負担を
軽くして冷却動作を継続することができ、圧縮機を保護
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】図1及び図2は、本発明の一実施例に係る
冷蔵庫の機械室の平面図及び機械ユニットの斜視図であ
る。図において、1は冷蔵庫等の本体2の下部に設け
られた機械室2aに設置されたロータリー圧縮機(以下
単に圧縮機という)、3は圧縮機1を冷却するために機
械室2aの背面カバー100の外気取入口100Aから
外気を取り入れ排気口100Bに向けて空気流通を行わ
せるための冷却ファン、4はこの冷却ファン3を駆動さ
せるファンモータ、5は凝縮器等の冷媒管路である。即
ち風の流れの面で見るとファンモータ4、冷却ファン
3、圧縮機1、凝縮器5の順に配置してあり、因みに冷
却ファン3とファンモータ4とで送風機Sが構成され
る。
【0012】Aは圧縮機1圧縮動作により温度上昇した
吐出ガス冷媒を一度熱交換(冷却)して再び圧縮機1に戻
して圧縮機モータを冷却するように設けられたディスー
パーヒータであり、少なくともこのディスーパーヒータ
Aの入口側の配管AIが送風機Sの圧縮機1方向への投
影部分Bよりも外側に位置され、後述の温度センサ6が
このディスーパーヒータAの入口側の配管AIに取り付
けてある。
【0013】また、6は圧縮機1の温度を検知するため
に圧縮機1のディスーパーヒータAの入口側の配管AI
に取り付けられた温度センサである。の温度センサ6
は入口側の配管AIに熱交換関係に固定された金属製の
筒体内に圧入固定され、この温度センサ6により検知さ
れた温度情報は、冷蔵庫の本体2の所定位置(例えば本
体上部背面)に設けられ、図3に示されるような構成の
制御装置7に入力されるようになっている。
【0014】即ちディスーパーヒータAの入口側の配管
AIを送風機Sの圧縮機方向への投影部分Bよりも外側
に位置させたことにより、この入口側の配管AIには送
風機Sの風が当たりにくくなる。の配管AIに温度セ
ンサ6を取り付けたことにより、風が当たらないためあ
まり冷却されない圧縮機1の吐出ガス冷媒の温度をでき
る限り正確に検出して、この検出温度を圧縮機1の温度
として代用することが可能となり、圧縮機の異常な温度
上昇をいち早く検出して異常検出時の圧縮機のフェイル
セーフ運転等の制御に活用すれば、冷媒を規制外冷媒に
切り換えても圧縮機の寿命が短くならず、圧縮機の耐久
性を向上できる。
【0015】なお、図3において、7は制御装置であ
り、この制御装置7は、温度センサ6にて検出される前
記圧縮機の温度に基づいて前記ファンモータの異常を判
断する異常判断手段と、この異常判断手段により前記フ
ァンモータが異常と判断された場合に前記圧縮機をその
温度が所定の温度範囲内となるように駆動する駆動制御
手段とを備える。たこの制御装置7は、温度センサ6
により入力された温度情報から圧縮機1の温度を測定す
る第1温度測定部8と、図示しない第1タイマTMA、
第2タイマTMB及び第3タイマTMDとを有する第1
時間計測部9を有している。
【0016】ここで、この第1タイマTMAは、第1温
度測定部8に所定のタイミングで入力される温度センサ
6からの温度情報に応じて第1所定時間である40分が
セットされるようになっており、第1温度測定部8が圧
縮機1の温度が所定温度、例えば105℃になったこと
を検知すると、この状態が40分続くか否かの計測を開
始するようになっている。して、この状態が40分を
経過すると、この第1タイマTMAは1回目の異常検知
信号を制御部10に出力するようになっている。
【0017】一方、この制御部10は、異常判断手段及
び駆動制御手段の両機能を有するものであり、この1回
目の異常検知信号を受け取ると第2タイマTMBに第2
所定時間である60分をセットしてこの間ファンモータ
4を停止させ、60分経過した後は圧縮機1の温度上昇
を検知する検知動作を行なうようにしている。して、
このとき、圧縮機1の温度上昇が所定値以上となった場
合にはこの温度上昇はファンモータ4を停止させたこと
によるものと判断し、このことからそれまではファンモ
ータ4は正常に作動していたと判断するようにしてい
る。方、圧縮機1の温度上昇が所定値以下となった場
合には、それまでファンモータ4は正常に作動しておら
ず、このため圧縮機1の温度が105℃を超えたと判断
するようにしている。
【0018】なお、一回の判定ではファンモータ4が異
常とは判断できないので、本実施例においては異常と判
断した場合には、この検知動作を所定回数、例えば3回
続けて行い、いずれの検知動作においてもファンモータ
4の異常を検知した場合にファンモータ4の異常と判断
するようにしている。のため、制御部10は、1回目
の検知動作を行った後、ファンモータ4に対して駆動信
号を出力すると共に、第3タイマTMDに、例えば12
0分をセットして120分間ファンモータ4を回転さ
せ、この後の圧縮機1の温度を調べるようにしている。
【0019】そして、ファンモータ4が正常であり、何
らかの原因で圧縮機1の温度が105℃を超えた場合
は、120分経過後は圧縮機1の温度が105℃よりも
下がるようになる。方、120分経過しても圧縮機1
の温度が105℃を超え、この状態が40分続き、さら
にファンモータ4を60分停止させた後の圧縮機1の温
度変化が所定値以下であればファンモータ4の異常の可
能性が高いと判断し、さらにこの異常検知動作をもう1
回行ない、3回連続してファンモータ4の異常を検知し
た場合に、ファンモータ4の異常と判断するようにして
いる。
【0020】ところで、このようにしてファンモータ4
の異常を判断した場合には、制御部10は異常表示部7
aのLEDを点灯させる一方、この制御部10は駆動制
御手段としての役割を果たすようになり、圧縮機1に負
担がかからないよう圧縮機1を、その温度が所定の温度
範囲内、例えば80℃〜120℃の範囲内となるように
オンオフ駆動するようにしている。れにより、ファン
モータ4が異常と判断され圧縮機1を冷却する手段が作
動していなくても圧縮機の負担を軽減しつつ冷却動作を
継続させることができるようになっている。
【0021】一方、制御装置7は、同図に示すように本
体2内部に配されたFセンサ11から入力された温度情
報から庫内温度等を測定する第2温度測定部12を有し
ている。して、制御部10は、第2温度測定部12か
ら入力される測定結果に基づき、負荷の温度に応じて圧
縮機1及びファンモータ4の駆動を制御するようにして
いる。
【0022】また、制御装置7は、圧縮機1の駆動時間
を積算する第2時間計測部13を有しており、この第2
時間計測部13は圧縮機1の駆動時間が8時間となる
と、これを示す信号を制御部10に出力するものであ
る。して、この信号が入力されると、制御部10はデ
フロストヒータ(DEF)14をオンとしてデフロストを
行なうようにしている。
【0023】なお、制御部10は、1回目の以上検査中
に第2時間計測部13からの検知信号が入力された場合
には、デフロストを優先させるため圧縮機1及びファン
モータ4を停止するようにしているが、2回目の異常検
知動作に入った後は異常検知動作を優先させるためデフ
ロストは行なわないようにしている。
【0024】次に、このように構成された冷却装置のフ
ァンモータ異常検知動作及び圧縮機駆動制御動作につい
て図4、図5、図6及び図7に示すフローチャートを用
いて説明する。
【0025】電源を投入した後、図4に示すフローチャ
ート(以下第1フローチャートという)に示すように、制
御装置7はプルダウンが終了すると(判断30のY)、ま
ず異常チェックフラグ(以下F1という)をリセット(処
理31)、第3タイマTMDに120分をセットしたこ
とを示すフラグ(以下F2という)をリセット(処理3
2)、異常検知回数のカウントNを0とする(処理3
3)。
【0026】この後、ファンモータ4の異常の有無を判
断し(判断34)、ファンモータ4に異常がないと判断し
た場合には(判断34のN)、F1がリセットされている
ことから(判断35のN)、ファンモータ4の異常時ファ
ンモータ4を停止させていることを示すフラグ(以下F
3という)をリセットする(処理36)。
【0027】そして、このようにF1,F2,F3をリ
セットした後、所定のタイミングで温度センサ6から温
度情報を入力すると共に第1タイマTMAに40分をセ
ットし、第1温度測定部8を介して圧縮機1の温度が1
05℃よりも高くなったことを検知すると(判断37の
Y)、第1タイマTMAは計測を開始する。なお、圧縮
機1の温度が105℃よりも低い場合には(判断37の
N)、第1タイマTMAに40分をセットし直す(処理3
8)。
【0028】そして、第1タイマTMAから40分を経
過したことを示す信号が入力されるまでは(判断39の
N)、図5に示すフローチャート(以下第2フローチャー
トという)においてはF1がリセットされていることか
ら判断42の判断結果はNとなり、また図6に示すフロ
ーチャート(以下第3フローチャートという)においては
F2がリセットされていることから判断60の判断結果
はNとなり、ファンモータ4に異常がないことから判断
70の判断結果はNとなる。
【0029】さらに、図7に示すフローチャート(以下
第4フローチャートという)においてはF1がリセット
されていることから判断80の判断結果はNとなり、こ
れにより制御装置7はF温度センサ6の温度情報に基づ
く通常の圧縮機制御を行なうようになる。
【0030】即ち、F温度センサ6により検知される温
度が設定値より高い場合には(判断81のY)、F3がセ
ットされていないことから(判断82のN)、圧縮機1及
びファンをオンとし(処理83、84)、設定値より低い
場合には(判断81のN)、圧縮機1及びファンをオフと
する(処理85、86)。また、圧縮機1がオンとなって
いる場合には(判断90のY)、圧縮機1の積算時間が8
時間を経過したか否かを判断し(判断91)、8時間を経
過していない場合には(判断91のN)、第1フローチャ
ートに戻り圧縮機1の温度を検知する。
【0031】一方、8時間を経過した場合には(判断9
1のY)、N=0(判断92のY)、F1及びF2がリセ
ット状態であることから(判断93のN、判断94の
N)、デフロストヒータDEFをオンとする(処理10
0)。なお、デフロストヒータDEFをオンとすると、
Nを0とすると共にF1をリセットした後(処理10
1,102)、第1フローチャートに戻り圧縮機1の温
度を検知する。
【0032】ところで、圧縮機1の温度が105℃より
も高い状態のまま40分が経過すると(判断39のY)、
F1がセットされると共に第2タイマTMBに60分を
セットする(処理40,41)。ここで、F1がセットさ
れると、第2フローチャートの判断42の判断結果がY
となり、次に60分するまでに(判断43のN)圧縮機1
の温度上昇が所定値以上となるか否かを判断する(判断
44)。
【0033】なお、F1がセットされた直後は圧縮機1
の温度は上昇せず(判断44のN)、このため第4フロー
チャートにおいて、判断80の判断結果はYとなり、圧
縮機1はオンのままであるがファンモータ4はオフとな
る(処理87、88)。これにより、F1がセットされた
直後にファンモータ4が停止する。
【0034】そして、このようにファンモータ4がオフ
となると、第2フローチャートにおいて、通常は圧縮機
1の温度は所定値以上に上昇し(判断44のY)、これに
よりファンモータ4が正常に回転していたと判断して異
常時の1回目のチェックであることを示すフラグ(以下
F4という)をリセットすると共にカウントNを0とし
(処理45,46)、更にF1をリセットする(処理5
5)。ここで、F1がリセットされると、先に述べたF
1がリセットされた状態の制御動作を繰返し行い、ファ
ンモータ4はF温度センサ6の温度情報に応じて駆動さ
れるようになる。
【0035】ところで、ファンモータ4の停止時間が6
0分経過すると(判断43のY)、Nが0であることから
(判断47のN)、第3タイマTMDに120分がセット
されると共に、F2がセットされる(処理48,49)。
これにより、第3フローチャートにおいて、判断60の
判断結果はYとなり、120分が経過するまでは(判断
61のN)F1がリセットされた状態の制御動作を繰返
し行なう。
【0036】なお、このとき、第4フローチャートにお
いて、圧縮機1の使用時間が8時間を経過した場合には
(判断91のY)、N=0(判断92のY)、F1がリセッ
ト状態(判断92のN)、F2がセット状態であることか
ら(判断94のY)、F4がセット状態であるか否かを判
断し(判断95)、異常が生じるまではF4がリセット状
態であることから(判断95のN)、F4をセットする
(処理96)。
【0037】そして、このようにF4をセットした後、
デフロストヒータDEFをオンとする(処理100)。こ
れにより、1回目の異常が検知された後に圧縮機1の使
用時間が8時間を経過した場合は、デフロストを行なう
ことができる。なお、この後、Nを0とし、F1をリセ
ットした後(処理101,102)、第1フローチャート
に戻りF1がリセットされた状態の制御動作を繰返し行
なう。
【0038】一方、第3フローチャートにおいて、第3
タイマTMDのセット時間(120分)が経過すると(判
断61のY)、F2をリセットし、第1タイマTMAに
40分をセットすると共にNを1とする(処理62,6
3,64)。この場合、まだファンモータ4の異常と判
断していないことから(判断70のN)、F1がリセット
された状態の制御動作を繰返し行なう。
【0039】ところで、Nが1となったことから第4フ
ローチャートにおける判断92の判断結果はNとなり、
これによりF4はリセットされ(処理96)、以降圧縮機
1の使用時間が8時間を経過しても(判断91のY)、デ
フロストは行われず、以後はファンモータ4の異常の判
断のみを行なう。
【0040】そして、この後、再度これまで述べたよう
な処理判断を行ない、圧縮機1の温度が105℃よりも
高い状態のまま40分が経過し(判断39のY)、ファン
モータ4を60分間停止させても(処理86)、圧縮機1
の温度上昇が所定値以上に上昇せず(判断44のN)、こ
の後120分が経過すると(判断61のY)、Nが2とな
る(処理64)。
【0041】さらに、この後、圧縮機1の温度が105
℃よりも高い状態のまま40分が経過し(判断39の
Y)、第2タイマTMBが60分経過すると(判断43の
N)、Nが2であることから、第2フローチャートにお
ける判断47の判断結果はYとなり、これによりNを0
とすると共に、ファンモータ4の異常セットを行なうと
共に異常を示す異常表示部14のLEDを点灯する(処
理50,51,52)。
【0042】そして、このようにして異常が検知される
と、第3フローチャートの判断70の判断結果はYとな
り、以後圧縮機1は、圧縮機1の温度が120℃よりも
高い場合には(判断71のY)、F3をセットし(処理7
2)、これにより第4フローチャートにおいて判断82
の判断結果はNとなり、圧縮機1をオフとする(処理8
5)。
【0043】また、80℃よりも低い場合には(判断7
3のN)、F3をリセットし(処理74)、第4フローチ
ャートにおいて判断82の判断結果をNとして圧縮機1
をオンとする(処理83)。なお、圧縮機1の温度が12
0℃よりも低く(判断71のN)、80℃よりも高い場合
には(判断73のY)、それまでのF3の状態に応じた圧
縮機1の状態が維持される。
【0044】また、電源を投入した際、ファンモータ4
に異常がある場合には(判断34のY)、直ちに第3フロ
ーチャートの判断70の判断結果はYとなり、以後圧縮
機1は、圧縮機1の温度が80℃から120℃となるよ
うに駆動制御される。ところで、図7は、これまで述べ
てきた制御動作に応じて変化する圧縮機1の温度の様子
を示す図である。
【0045】このように、圧縮機1の温度が105℃を
超えた状態が40分続くと、制御部10はファンモータ
4を60分停止させ、この後圧縮機1の温度上昇を検知
するという検知動作を3回行ない、これらの検知動作に
おいて圧縮機1の温度上昇が所定値以下の場合にはファ
ンモータ4が異常であると判断することができる。そし
て、このようにファンモータ4の異常と判断した場合に
は、制御部10は圧縮機1を、その温度が80℃〜12
0℃の温度範囲内となるように駆動することができる。
【0046】
【発明の効果】発明によれば、ディスーパーヒータの
入口側の配管を送風機の圧縮機方向への投影部分よりも
外側に位置させたことにより、この入口側の配管には送
風機の風が当たりにくくなり、この配管に温度センサを
取り付けたことにより、圧縮機の吐出ガス冷媒の温度を
正確に検出して、この検出温度を圧縮機の温度として代
用することができる。 また、ファンモータの異常を検出
することが出来る。 また、ファンモータが異常と判断さ
れた場合には駆動制御手段により圧縮機をその温度が所
定の温度範囲内となるようにオンオフ駆動するため、圧
縮機の負担を軽くして冷却動作継続圧縮機の異常温
度上昇の防止圧縮機の保護ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る冷蔵庫の機械室の平面
図。
【図2】本発明の一実施例に係る冷蔵庫の機械室の斜視
図。
【図3】本発明の制御装置のブロック図。
【図4】上記制御装置のファンモータ異常検知動作及び
圧縮機駆動制御動作を示すフローチャートの一部。
【図5】上記フローチャートの他の一部。
【図6】上記フローチャートのその他の一部。
【図7】上記フローチャートの残りの一部。
【図8】圧縮機の温度が変化する様子を示す図。
【符号の説明】
1 圧縮機 A ディスーパーヒータ AI 入口側の配管 4 ファンモータ 6 温度センサ 7 制御装置 10 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村社 基幸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−141837(JP,A) 特公 平2−59393(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 49/02 F25D 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスーパーヒータを有する圧縮機と、 この圧縮機を冷却するファン及びファンモータを有する
    送風機と、 前記圧縮機の温度を検出する温度センサと、 この温度センサで検出された温度に基づき前記圧縮機の
    運転を制御する制御装置とを備えた冷蔵庫において、 前記ディスーパーヒータの入口側の配管を前記送風機の
    圧縮機方向への投影部分よりも外側に位置させ、前記温
    度センサをこの入口側の配管に取り付けたことを特徴と
    する冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 圧縮機を冷却するファン及びファンモー
    タを有する送風機と、 前記圧縮機の温度を検出する温度センサと、 この温度センサで検出された温度に基づき前記圧縮機の
    運転を制御する制御装置とを備えた冷蔵庫において、 前記制御装置は、前記圧縮機の温度が所定温度以上とな
    ると、前記ファンモータを停止させ、この停止中の温度
    上昇が所定値以下となった場合は前記ファンモータの異
    常と判断することを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 圧縮機を冷却するファン及びファンモー
    タを有する送風機と、 前記圧縮機の温度を検出する温度センサと、 この温度センサで検出された温度に基づき前記圧縮機の
    運転を制御する制御装置とを備えた冷蔵庫において、 前記制御装置は、この温度センサにて検出される前記圧
    縮機の温度に基づいて前記ファンモータの異常を判断す
    る異常判断手段と、 この異常判断手段により前記ファンモータが異常と判断
    された場合に、前記圧縮機をその温度が所定の温度範囲
    内となるようにオンオフ駆動する駆動制御手段とを備え
    たことを特徴とする冷蔵庫。
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