JPH0682130A - 冷却装置の凝縮器異常検出装置 - Google Patents

冷却装置の凝縮器異常検出装置

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JPH0682130A
JPH0682130A JP25548192A JP25548192A JPH0682130A JP H0682130 A JPH0682130 A JP H0682130A JP 25548192 A JP25548192 A JP 25548192A JP 25548192 A JP25548192 A JP 25548192A JP H0682130 A JPH0682130 A JP H0682130A
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condenser
refrigerant
temperature
output
pressure
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JP25548192A
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Megumi Otani
恵 大谷
Toshio Sagara
寿夫 相良
Shosaku Shinoda
省作 篠田
Takao Seshimo
隆男 瀬下
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凝縮器の凝縮圧力の上昇を安価な構成で検知
し、所定の制御出力を発生して必要な処置を施すことが
できる冷却装置の凝縮器異常検出装置を提供する。 【構成】 冷却装置の凝縮器の冷媒入口と出口の間の温
度を検出する凝縮器温度センサ21を設ける。制御装置
13は凝縮器内の冷媒の凝縮温度と凝縮圧力との対応デ
ータを保持する。制御装置13は対応データと凝縮器温
度センサ21の出力する凝縮器内の冷媒の凝縮温度とに
基づいて凝縮器内の凝縮圧力を算出する。制御装置13
は異常高圧力にて制御出力を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍・冷蔵ショーケー
ス、冷蔵庫、或いは空気調和機等の冷却装置を構成する
凝縮器の異常を検出して警報等の所定の制御出力を発生
する冷却装置の凝縮器異常検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種冷却装置においては、例えば
実開平4−20972号公報(F25B49/02)に
示されるように凝縮器の温度とそれを冷却する外気の温
度を検出し、これらの差が一定値以上となった場合に
は、塵埃等によってフィルタの目詰まりが発生したもの
と判断し、機器を停止させたり警報を発するよう構成し
ている。即ち、塵埃等の堆積によって凝縮器に流通され
る空気の流れが阻害されると凝縮器の放熱性能が悪くな
り、所定の凝縮能力を発揮できなくなるからである。
【0003】しかしながら、凝縮器の異常は塵埃による
目詰まりのみに止まらず、凝縮器冷却用の送風機の故障
や設置環境が悪いことに基づいても発生する。これらの
異常により凝縮器の放熱が不良となると凝縮器内の冷媒
の凝縮圧力が上昇し、それによって冷媒回路の高圧側の
冷媒圧力が上昇する。この圧力上昇は夏季等に外気温度
が高い場合、前記公報の場合の如く外気温度と凝縮器の
温度との差が一定値以上とならなくとも発生し、係る圧
力上昇によって冷却能力は低下し、更には圧縮機に高圧
冷媒が流入してその電動機が故障する等、冷却装置に損
傷が生ずる危険性が出て来る。
【0004】そこで、従来では図9に示すような高圧ス
イッチ100を用いて冷媒回路内の圧力上昇を直接検知
することにより係る不都合を解消していた。即ち、図9
は従来の冷却装置の電気回路図を示しており、図中CM
は図示しない圧縮機の電動機であり、オーバーロードリ
レー2の検知部2A、及びマグネットスイッチ3を介し
て三相交流電源ACに接続されている。電源ACには電
源スイッチ4が接続され、この電源スイッチ4に対して
マグネットスイッチ3のコイル3C、オーバーロードリ
レー2、圧縮機保護サーモスタット5、低圧スイッチ1
0、前記高圧スイッチ100及び除霜タイマ6の常開接
点6Aの直列回路が接続される。冷却装置の運転表示ラ
ンプ7は常開接点6A及び運転スイッチ4と直列に接続
され、除霜タイマ6は運転スイッチ4に直列に接続され
る。また、図示しない除霜ヒータのマグネットスイッチ
8及び除霜表示ランプ9の並列回路は、除霜タイマ6の
常開接点6B及び運転スイッチ4に直列に接続される。
【0005】電源スイッチ4が閉じられると、オーバー
ロードリレー2、圧縮機保護サーモスタット5、低圧ス
イッチ10、高圧スイッチ100及び除霜タイマ6の常
開接点6Aの各接点が閉じていることを条件にマグネッ
トスイッチ3のコイル3Cに通電され、マグネットスイ
ッチ3が閉じて電動機CMに通電され、冷却装置は冷却
運転を開始する。高圧スイッチ100は冷却装置の圧縮
機から凝縮器に至る冷媒回路の高圧側の冷媒圧力(通常
は圧縮機の吐出側圧力)を検知し、前記凝縮器のフィル
タの目詰まり等による凝縮圧力の上昇により、冷媒回路
の高圧側の冷媒圧力が例えば23ATGに上昇すると接
点を開く。これによって、コイル3Cの通電を絶ち、マ
グネットスイッチ3を開いて電動機CMを停止すること
により、高圧冷媒の流入等による電動機CMの損傷の発
生を回避するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る高
圧スイッチ100はコスト的に高くその精度にも限界が
ある。また、冷凍装置は膨張弁出口でのフラッシュガス
の発生を防ぐために、冷媒は通常5℃程の過冷却度で凝
縮されるように設計されるが、高圧スイッチ100や前
記公報の如き凝縮温度のみによる制御では、この過冷却
度に関する情報が得られず、凝縮器冷却用の送風機の故
障や凝縮器の設置条件等によっては、設計された過冷却
度が得られない場合もあり、係る場合は膨張弁を出て直
ぐにフラッシュガスが発生してしまい、所要の冷却能力
が得られなくなる問題があった。
【0007】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、凝縮器の凝縮圧力の上昇を
安価な構成で検知し、所定の制御出力を発生して必要な
処置を施すことができる冷却装置の凝縮器異常検出装置
を提供することを目的とする。
【0008】本発明のもう一つの目的は、凝縮器におけ
る冷媒の過冷却度を得て、この過冷却度が異常な値にな
った場合に、所定の制御出力を発生して必要な処置を施
すことができる冷却装置の凝縮器異常検出装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の冷却装
置Rの凝縮器異常検出装置12は、冷却装置Rの凝縮器
11の冷媒入口と出口の間の温度を検出する凝縮器温度
センサ21と、この凝縮器温度センサ21の出力に基づ
いて制御出力を発生する制御装置13とを具備してお
り、この制御装置13は凝縮器11内の冷媒の凝縮温度
と凝縮圧力との対応データを保持し、この対応データと
凝縮器温度センサ21の出力する凝縮器11内の冷媒の
凝縮温度とに基づいて凝縮器11内の凝縮圧力を算出
し、所定の異常高圧力にて所定の制御出力を発生するこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明の冷却装置Rの凝縮
器異常検出装置12は、冷却装置Rの凝縮器11の冷媒
入口と出口の間の温度を検出する凝縮器温度センサ21
と、凝縮器11の冷媒出口の温度を検出する凝縮器出口
温度センサ22と、両センサ21、22の出力に基づい
て制御出力を発生する制御装置13とを具備しており、
この制御装置13は凝縮器温度センサ21の出力する凝
縮器11内の冷媒の凝縮温度と凝縮器出口温度センサ2
2の出力する凝縮器11の冷媒出口温度との差より凝縮
器11における冷媒の過冷却度を算出し、所定の異常過
冷却度にて所定の制御出力を発生することを特徴とす
る。
【0011】
【作用】冷媒の凝縮温度と凝縮圧力の関係は、冷媒の種
類により一義的に定まる。請求項1の発明の冷却装置R
の凝縮器異常検出装置12によれば、制御装置13がこ
の冷媒の凝縮温度と凝縮圧力との対応データを保持して
おり、凝縮器温度センサ21の出力する凝縮温度に基づ
いて凝縮圧力を算出し、所定の異常高圧力にて所定の制
御出力を発生する。従って、従来の如き圧力センサを用
いずに、温度センサによって凝縮器11内の凝縮圧力の
上昇を検出し、必要な処置を施すことができるようにな
る。
【0012】請求項2の発明の冷却装置Rの凝縮器異常
検出装置12によれば、制御装置13が凝縮器温度セン
サ21の出力する冷媒の凝縮温度と、凝縮器出口温度セ
ンサ22の出力する凝縮器11の冷媒出口温度との差に
より、凝縮器11における冷媒の過冷却度を算出して所
定の異常過冷却度にて所定の制御出力を発生するので、
フラッシュガスの発生による冷却能力の低下を防止でき
る。
【0013】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の冷却装置Rの凝縮器11の異常検出
装置12の制御装置13のブロック図、図2は冷却装置
Rの冷媒回路図、図3は凝縮器11の斜視図をそれぞれ
示している。また、図8は冷却装置Rの電気回路図であ
り、図8中において図9と同一符号のものは同一とす
る。
【0014】図2及び図3において、冷却装置Rは圧縮
機15、凝縮器11、膨張弁16及び蒸発器17を順次
環状に配管接続することにより構成されており、冷媒回
路内には例えば所定量の冷媒R−22が封入されてい
る。前記凝縮器11は所謂プレートフィンタイプの熱交
換器であり、その風下側には吸引型の凝縮器冷却用の送
風機18が設けられている。この送風機18は運転され
て図3中矢印の如く外気を凝縮器11に流通させ、凝縮
器11を空冷する。
【0015】圧縮機15が運転されると、圧縮機15か
ら吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器11に流入
し、送風機18によりそこに流通されている空気によっ
て冷やされ、凝縮液化して膨張弁16に至り、膨張弁1
6にて絞られて減圧された後、蒸発器17に流入し、そ
こで蒸発して周囲から熱を奪い、冷却効果を発揮する。
蒸発器17にて蒸発した冷媒は圧縮機15に帰還し、再
び圧縮されて吐出される。
【0016】ここで、図5は冷却装置Rの冷媒回路内の
冷媒の状態を示すモリエル線図、図6は凝縮器11の冷
媒入口から出口に至るまでの冷媒の状態を示し、図7は
同様に凝縮器11の冷媒入口から出口に至る冷媒の温度
変化を示している。圧縮機15から吐出され、凝縮器1
1に流入した直後の冷媒は全体がガス状態であり、図5
及び図7においてP1で示す点に位置し、温度は+58
℃程で、圧力は約12ATGである。この状態から凝縮
器11内を進むに従って送風機18による空気流により
圧力一定で冷却されて放熱し、P2で示す点より液化が
始まり温度は+32℃の凝縮温度CTで一定となる。更
にP3で示す点へと進むに従って液化は進行して行き、
徐々に液が多くなってP4で示す点では略全体が液冷媒
となる。その後、冷媒は圧力一定で更に冷却されて温度
が低下し、過冷却されながらP5で示す点を通過し、凝
縮器11の出口(図中Dで示す)では凝縮温度CTの+
32℃より5℃低い+27℃の冷媒出口温度RGまで過
冷却されて膨張弁16に至る。
【0017】このように、凝縮器11において冷媒を過
冷却する理由は、例えば冷媒が完全に液化するP4で示
す点にて膨張弁16に流入させると、膨張弁16を出て
直ぐにフラッシュガスが発生してしまい、蒸発器17に
おいて十分な冷却能力を発揮できなくなるからである。
この過冷却の指標は過冷却度SCと称され、通常は前記
5℃程確保される。従って、冷却装置Rは冷媒出口温度
RGが凝縮温度CTよりも5℃程低くなるように設計さ
れる。
【0018】次に、図1において制御装置13は汎用の
マイクロコンピュータにて構成されており、その入力に
はいずれもサーミスタ、或いはトランジスタセンサから
構成される凝縮器温度センサ21、凝縮器出口温度セン
サ22及び外気温度センサ23の出力が接続されてい
る。凝縮器温度センサ21は図2及び図3に示すように
凝縮器11の冷媒入口と出口の間に設けられ、前記冷媒
の凝縮温度CTを検出して制御装置13に出力する。ま
た、凝縮器出口温度センサ22は凝縮器11の冷媒出口
に設けられ、前記冷媒出口温度RGを検出して制御装置
13に出力する。更に、外気温度センサ23は凝縮器1
1に流入する空気の風上側に配置され、凝縮器11周囲
の外気温度を検出して制御装置13に出力する。
【0019】また、制御装置13はその記憶手段24内
に図4に示すR−22冷媒の凝縮温度CTと凝縮圧力P
dとの対応に関するデータテーブル25を保持してい
る。更に、制御装置13の出力には凝縮温度データ出力
端子26、凝縮圧力データ出力端子27、制御接点出力
端子28、送風機制御出力端子29、警告出力端子30
及び警報出力端子31がそれぞれ設けられている。
【0020】次に、図8に示す冷却装置Rの電気回路で
はマグネットスイッチ3の後段側に直流電源DCが接続
され、直流電源DCにはインバータ32を介して前記送
風機18の電動機18Mが接続される。このインバータ
32は前記制御装置13の送風機制御出力端子29から
の信号によって制御される。CMは図9同様に圧縮機1
5の電動機である。また、本発明の場合高圧スイッチ1
00は削除され、電源スイッチ4に対してはマグネット
スイッチ3のコイル3C、オーバーロードリレー2、圧
縮機保護サーモスタット5、低圧スイッチ10、制御接
点33及び除霜タイマ6の常開接点6Aの直列回路が接
続される。制御接点33は前記制御装置13の制御接点
出力端子28の出力によって開閉制御される。
【0021】以上の如き構成で次に異常検出装置12の
動作を説明する。図8の電源スイッチ4が閉じられる
と、オーバーロードリレー2、圧縮機保護サーモスタッ
ト5、低圧スイッチ10、制御接点33及び除霜タイマ
6の常開接点6Aの各接点が閉じていることを条件にマ
グネットスイッチ3のコイル3Cに通電され、マグネッ
トスイッチ3が閉じて電動機CMに通電され、圧縮機1
5が運転されて冷却装置Rは冷却運転を開始する。ま
た、直流電源DCにも給電され、インバータ32により
電動機18Mは所定の回転数で運転され、送風機18に
より凝縮器11は空冷される。
【0022】制御装置13は凝縮器温度センサ21の出
力する凝縮器11内の冷媒の凝縮温度CTに基づき、記
憶手段24に保持された図4のデータテーブル25をル
ックアップテーブル方式にて参照し、凝縮器11内の冷
媒の凝縮圧力Pdを算出する。例えば、前述の如く凝縮
温度CTが+32℃の場合には凝縮圧力Pdは12AT
G程と判断し、このときの凝縮温度CT及び算出した凝
縮圧力Pdを記憶手段24に記憶すると共に、凝縮温度
データ出力端子26及び凝縮圧力データ出力端子27よ
りそれぞれ出力して図示しないディスプレイ等に表示す
る。
【0023】また、制御装置13は凝縮器出口温度セン
サ22の出力する凝縮器11の冷媒出口温度RGに基づ
き、前記凝縮温度CTより冷媒出口温度RGを減算する
ことによりそのときの冷媒の過冷却度SCを算出する。
例えば、前述の如く凝縮温度CTが+32℃で冷媒出口
温度RGが+27℃の場合には過冷却度SCは5℃とな
り、それを記憶手段24に保持する。
【0024】ここで、冷却装置Rの凝縮器11のフィル
タに塵埃等が付着して目詰まり状態となり、或いは夏季
等に外気温度が上昇し、若しくは送風機18の電動機1
8Mが故障する等の要因により凝縮器11が放熱不良と
なり、凝縮器11内の冷媒の凝縮温度CTが上昇して+
55℃に近づくと、図4より算出される凝縮圧力Pdは
20ATG以上の高圧力となる。その場合、制御装置1
3は警告出力端子30より出力を発生し、図示しないラ
ンプ等の警告手段により使用者に凝縮圧力Pdが高くな
りつつあることを注意すると共に、送風機制御出力端子
29より出力を発生してインバータ32により電動機1
8Mの回転数を上昇させる。これによって凝縮器11の
冷却性能は向上するので、凝縮圧力Pdの上昇を抑える
ことができ、従って、外気温度が高いために凝縮圧力P
dが上昇しただけの場合には従来の如く圧縮機15を停
止させずに済む。一方、使用者は前記警告に基づき、凝
縮器11の目詰まりが発生している場合にはそれを掃除
し、送風機18が故障している場合にはそれを修理す
る。
【0025】ここで、制御装置13により電動機18M
の回転数を上昇させても、凝縮温度CTの上昇と凝縮圧
力Pdの上昇が抑えられず、尚も上昇して凝縮温度CT
が+60℃以上となり、図4より凝縮圧力Pdが23A
TG以上となると、制御装置13は今度は警報出力端子
31より出力を発生し、図示しないランプやブザー等の
警報手段により使用者に凝縮圧力Pdが異常に高くなっ
ていることを告知すると共に、制御接点出力端子28よ
り出力を発生して制御接点33を開放し、マグネットス
イッチ3のコイル3Cの通電を絶って電動機CMを停止
させる。これによって高圧冷媒の流入による電動機CM
の損傷の発生を防止すると共に、使用者に異常を警報し
て凝縮器11の目詰まりの解消、或いは送風機18の修
理を促す。
【0026】ここで、周囲の空気流通性が悪い等、凝縮
器11の設置条件に問題があり、凝縮器11の放熱効率
が低いために冷媒の過冷却度SCが確保できず、算出し
た過冷却度SCが例えば4℃より低くなり、その状態が
例えば15分間継続されると、制御装置13は凝縮圧力
Pdが正常な場合(前記20ATG未満)であっても、
警告出力端子30より出力を発生し、同様にランプ等の
警告手段により使用者に過冷却度SCが十分に確保でき
なくなっていることを注意すると共に、送風機制御出力
端子29より出力を発生してインバータ32により電動
機18Mの回転数を上昇させる。これによって凝縮器1
1の冷却性能は向上するので、過冷却度SCの縮小を抑
えることができる。一方、使用者は前記警告に基づき、
凝縮器11の設置条件を改善する等の処置を施す。
【0027】尚、制御装置13は外気温度センサ23の
出力する外気温度OAと、凝縮器出口温度センサ22の
出力する冷媒出口温度RGとの差の絶対値ΔTを算出し
ており、例えば差ΔTが例えば21℃より高くなると警
告出力端子30より出力を発生し、同様にランプ等の警
告手段により使用者に注意する。外気温度OAと冷媒出
口温度RGとの差ΔTが拡大すると云うことは、外気温
度OAが低いにも係わらず凝縮器11における冷媒の放
熱が行われていないと云うことであり、その原因として
凝縮器11の目詰まりや送風機18の故障が考えられ
る。使用者は係る注意に基づいて凝縮器11を掃除した
り送風機18の点検をする。
【0028】また、差ΔTが30℃より大きくなると、
制御装置13は今度は警報出力端子31より出力を発生
して同様にブザーやランプによって警報を発する。差Δ
Tがこのように拡大すると云うことは送風機18の故障
による停止が考えられ、使用者は係る警報によって送風
機18の故障と判断し、迅速に修理に取りかかることが
できるようになる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば制御装置が冷媒の凝縮温度と凝縮圧力との対応デー
タを保持しており、凝縮器温度センサの出力する凝縮温
度に基づいて凝縮圧力を算出し、所定の異常高圧力にて
所定の制御出力を発生するので、従来の如き圧力センサ
を用いずに、温度センサによって凝縮器内の凝縮圧力の
上昇を検出し、自ら若しくは使用者に対して適切な処置
を施すように促して冷却装置の圧縮機の保護を達成する
ことができる。従って、コストの低減を図り、更に精度
の向上を達成することが可能となる。
【0030】また、請求項2の発明によれば、制御装置
が凝縮器温度センサの出力する冷媒の凝縮温度と、凝縮
器出口温度センサの出力する凝縮器の冷媒出口温度との
差により、凝縮器における冷媒の過冷却度を算出して所
定の異常過冷却度にて所定の制御出力を発生し、自ら若
しくは使用者に適切な処置を施すように促すことができ
るので、凝縮器の放熱が悪化して十分な過冷却度が確保
できない場合のフラッシュガスの発生による冷却装置の
冷却能力の低下を防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の凝縮器異常検出装置の制御装置のブロ
ック図である。
【図2】冷却装置の冷媒回路図である。
【図3】凝縮器の斜視図である。
【図4】制御装置のデータテーブルを示す図である。
【図5】冷却装置の冷媒回路内の冷媒の状態を示すモリ
エル線図である。
【図6】凝縮器の冷媒入口から出口に至るまでの冷媒の
状態を示す図である。
【図7】凝縮器の冷媒入口から出口に至る冷媒の温度変
化を示す図である。
【図8】冷却装置の電気回路図である。
【図9】従来の冷却装置の電気回路図である。
【符号の説明】
11 凝縮器 12 異常検出装置 13 制御装置 15 圧縮機 18 送風機 21 凝縮器温度センサ 22 凝縮器出口温度センサ 24 記憶手段 25 データテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬下 隆男 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却装置の凝縮器の冷媒入口と出口の間
    の温度を検出する凝縮器温度センサと、該凝縮器温度セ
    ンサの出力に基づいて制御出力を発生する制御装置とを
    具備し、該制御装置は前記凝縮器内の冷媒の凝縮温度と
    凝縮圧力との対応データを保持し、該対応データと前記
    凝縮器温度センサの出力する前記凝縮器内の冷媒の凝縮
    温度とに基づいて前記凝縮器内の凝縮圧力を算出し、所
    定の異常高圧力にて所定の制御出力を発生することを特
    徴とする冷却装置の凝縮器異常検出装置。
  2. 【請求項2】 冷却装置の凝縮器の冷媒入口と出口の間
    の温度を検出する凝縮器温度センサと、前記凝縮器の冷
    媒出口の温度を検出する凝縮器出口温度センサと、両セ
    ンサの出力に基づいて制御出力を発生する制御装置とを
    具備し、該制御装置は前記凝縮器温度センサの出力する
    前記凝縮器内の冷媒の凝縮温度と前記凝縮器出口温度セ
    ンサの出力する凝縮器の冷媒出口温度との差より凝縮器
    における冷媒の過冷却度を算出し、所定の異常過冷却度
    にて所定の制御出力を発生することを特徴とする冷却装
    置の凝縮器異常検出装置。
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