JPH0749326Y2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH0749326Y2
JPH0749326Y2 JP13940289U JP13940289U JPH0749326Y2 JP H0749326 Y2 JPH0749326 Y2 JP H0749326Y2 JP 13940289 U JP13940289 U JP 13940289U JP 13940289 U JP13940289 U JP 13940289U JP H0749326 Y2 JPH0749326 Y2 JP H0749326Y2
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condenser
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泰寛 大西
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、超低温用混合冷媒冷凍サイクル中の凝縮器
を水冷式にした冷凍装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 冷凍サイクル中で使用される凝縮器には、水冷式のほか
空冷式などもある。ところで、水冷式凝縮器では、冷却
水の水量不足や断水、それに水温上昇などの異常が起こ
ると凝縮器の凝縮能力が低下し、冷媒を所望の温度まで
冷却できず、圧縮機の吐出ガス圧力が上昇し、冷凍機能
を低下させるばかりでなく、機器の損傷を招くこともあ
る。
そこで、一般の冷凍サイクルでは、圧縮器の吐出ガス圧
力を検出し、これが所定値を越えると装置の運転を停止
している。しかしながら、非共沸混合冷媒冷凍サイクル
では、起動時に圧縮機の吐出圧力がかなり上昇するた
め、前述方式で凝縮器における異常を検出していたので
は、冷却水の水量不足などの異常と起動時の圧縮器吐出
ガス圧力の上昇とを区別することが困難である。また、
低負荷時つまり吐出ガス圧力が低い運転状態時の水量不
足等を検出できない。
このため、凝縮器への冷却水流路に、水流または水圧な
どが所定量以下になったとき、スイッチを動作させるよ
うにした水量センサなどを使用して冷却水の異常を検出
していたが、冷凍機能に直接影響のある凝縮器の性能低
下を検出できず、かつ水量センサが高価であるといった
問題がある。例えば、水あかなどの付着による伝熱特性
の低下、水温の異常上昇などは検出できない。
(解決しようとする課題) この考案は、こうした点に着目したものであって、起低
温用の非共沸混合冷媒冷凍サイクル中に水冷式凝縮器を
使用した冷凍装置において、凝縮器の機能不良を冷却水
の断水や水量不足、冷却水温度の異常上昇および凝縮器
の伝熱不足など原因のいかにかかわらず総括的に検出で
きるようにすることを課題とする。
(課題を解決するための手段とその作用) この考案は、非共沸混合冷媒を圧縮機で圧縮し、凝縮器
で冷却し、一部凝縮してなる気液混合冷媒を、高沸点液
冷媒と残留ガス冷媒に分離する気液分離器と、この分離
されたガス冷媒と同じく分離された液冷媒を減圧した低
温冷媒とが熱交換するカスケード熱交換器に通過させた
後、蒸発器へ導き寒冷を得るようにした冷凍サイクルに
おいて凝縮器を水冷式とし、その冷媒出口側に温度セン
サを設け、この温度センサからの信号によって装置の運
転を停止させる制御装置を設けた冷凍装置である。そし
て、気液分離と熱交換は更に順次同様に気液分離器とカ
スケード熱交換器を適宜段数通過させるようにするもの
にも適用できる。
水冷式凝縮器の冷媒出口側で冷媒の温度を検出して所定
温度まで冷却したかどうかを判断するので、冷却水の温
度上昇など原因のいかにかかわらずに凝縮器の機能低下
を総括的に検知できる。
(実施例) 1段気液分離型の超低温用混合冷媒冷凍サイクルを形成
する冷凍装置において、水温センサとして感温筒式温度
スイッチを使用した実施例について第1図を用いて説明
する。
第1図において、圧縮機1の吐出側は管路により、水冷
式の凝縮器2の冷媒入口と接続されており、凝縮器2の
冷媒出口は管路により気液分離器3の冷媒入口に接続さ
れている。
凝縮器2は、冷却水配管によって図示しない冷却水源と
接続され、冷却水を強制的に循環させている。そして、
凝縮器2の冷媒出口から気液分離器3の冷媒入口への管
路配管には35℃で動作する感温筒式温度スイッチ5が設
けられる。この感温筒式温度スイッチ5は、冷媒を封入
した感温筒部5aを毛細管5bでもってスイッチ部5cと接続
したもので感温筒部5aは第2図のようにクランプ6によ
って配管に装着される。そしてスイッチ部5cは電気配線
によって制御装置7と接続されている。
気液分離器3の気相部は、カスケード熱交換器8の外側
冷媒路の冷媒入口に接続され、この外側冷媒流路の冷媒
出口は膨張弁9を介して冷却器10の冷媒入口に配管接続
されている。冷却器10はブラインとの間で熱交換し、冷
却されたブラインで図示しない品物を冷却するものであ
り、その冷媒出口はカスケード熱交換器8の内側流路の
冷媒入口に配管接続されている。そして、カスケード熱
交換器8の内側流路の冷媒出口は、圧縮機1の吸入側と
配管接続され、混合冷媒を帰還させる。また、気液分離
器3の液相部は、膨張弁11を介してカスケード熱交換器
8の内側流路と冷却器10の冷媒出口をつなぐ管路に配管
接続されている。
この超低温冷凍サイクルの運転中、凝縮器2を循環する
冷却水の水量不足、断水などが発生すると、凝縮器2に
おける凝縮が充分に行われないため、凝縮器中の冷媒温
度が下がらない。このため感温筒部5a中の液化ガスの温
度が上昇して内圧が高まり検出される温度が35℃に達す
るとスイッチ部5cを作動させるので、制御装置7に作動
信号が伝わり、圧縮機の運転を停止させる。なお、この
超低温冷凍サイクルの動作自体は公知であるから説明し
ない。
なお、他の実施例として温度センサはバイメタル式など
その他の形式のものでよく、温度設定も機器の仕様に基
づく使用状態により各種別のものであってよい。また、
冷却器はブラインを冷却するだけでなく、対象物を直接
冷却するものであってもよい。また、気液分離は1段に
限定されるものではなく、複数段であってもよい。
(効果) 以上のように、この考案は超低温用の非共沸混合冷媒冷
凍サイクル中の凝縮器を水冷式にした冷凍装置におい
て、冷却水の温度上昇による凝縮器中の冷媒温度の上昇
を、冷却水の水量不足や断水、凝縮器中での水あか付着
による伝熱特性の低下など原因のいかにかかわらず総括
的に検出し、装置を保護することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図は概
略回路図、第2図は概略取付図である。 図面において、1は圧縮機、2は凝縮器、3は気液分離
器、5は温度センサ、7は制御装置、8はカスケード熱
交換器、9は冷却器(蒸発器)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機の下流に凝縮器を設け、この凝縮器
    の下流に1段又は適宜段数の気液分離器とカスケード熱
    交換器を設け、その下流に蒸発器を設けてなる1段又は
    適宜段数の気液分離超低温用の冷凍装置において、 前記凝縮器は水冷式凝縮器であり、その冷媒出口側に温
    度センサを設け、この温度センサからの信号によって、
    冷凍装置の運転を停止させる制御装置を具備してなる前
    記冷凍装置。
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JP5123875B2 (ja) * 2009-03-03 2013-01-23 株式会社Nttファシリティーズ 水冷式空調システム、空調機及びその運転方法

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