JP2001153505A - ターボ冷凍機保全装置 - Google Patents

ターボ冷凍機保全装置

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JP2001153505A
JP2001153505A JP34257499A JP34257499A JP2001153505A JP 2001153505 A JP2001153505 A JP 2001153505A JP 34257499 A JP34257499 A JP 34257499A JP 34257499 A JP34257499 A JP 34257499A JP 2001153505 A JP2001153505 A JP 2001153505A
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evaporator
condenser
pressure
temperature
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Masataka Yanagida
真孝 柳田
Mitsuhiro Hasegawa
光宏 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮器や蒸発器内のチューブ劣化等の進行状
況を監視して把握でき、適切な時期にチューブの清掃、
交換等の保全を行うことで定期点検回数の減少を図るこ
とができるターボ冷凍機保全装置を提供する。 【解決手段】 ターボ冷凍機1に凝縮器圧力センサー9
及び蒸発器圧力センサー10を設置し、凝縮器圧力セン
サー9で検出した凝縮器圧力S1と設定凝縮温度TC2
2から算出される設定凝縮器圧力S6との差である凝縮
器圧力偏差信号S7を評価して凝縮器状態信号S9を出
力する凝縮器劣化評価関数26と、蒸発器圧力センサー
10で検出した蒸発器圧力S2と設定蒸発温度TE21
より算出される設定蒸発器圧力S5との差である蒸発器
圧力偏差信号S8を評価して蒸発器状態信号S10を出
力する蒸発器劣化評価関数27とを具備して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボ冷凍機のタ
ーボ冷凍機保全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ターボ冷凍機の構成を図3に示して簡単
に説明する。なお、図中の破線矢印Rは冷媒の流れ方向
を示している。ターボ冷凍機1は、蒸発器5内に供給さ
れる液冷媒によって冷水3から熱を奪い、冷水3を冷や
すものである。蒸発器5内の液冷媒は、冷水3の熱を奪
って蒸発する。蒸発したガス状の冷媒は、図示省略のモ
ータにより駆動される圧縮機7で圧縮され、圧縮熱が加
わる。圧縮熱が加わった蒸発冷媒は、凝縮器4内で冷却
水2により圧縮熱と蒸発熱が奪われて液冷媒に戻る。こ
うして液冷媒に戻った冷媒は、凝縮器4からオリフィス
を介して再度蒸発器5に送られる。このようなターボ冷
凍機1においては、冷水3の出口温度を蒸発器5内の冷
媒量によって設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ターボ冷凍
機1の保全については、従来より定期的点検40で点検
員が過去の運転記録を確認したり、ターボ冷凍機1の点
検を実施することが行われていた。このように、定期的
点検40で点検員がターボ冷凍機1の保全を行っていた
ため、凝縮器4、蒸発器5内のチューブ汚れによる冷凍
能力低下が生じていなくても点検を実施することにな
る。このため、人手がかかるだけでなく、冷凍能力が低
下してから点検員を呼ぶというように時間のロスが生じ
ることもあるので、改善が望まれていた。
【0004】このような背景から、凝縮器や蒸発器内の
チューブ劣化等の進行状況を監視して把握でき、適切な
時期にチューブの清掃、交換等の保全を行うことで定期
点検回数の減少を図ることができるターボ冷凍機保全装
置の開発が望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の課題
を解決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記
載のターボ冷凍機保全装置は、圧縮機から送出された冷
媒が凝縮器及び蒸発器を循環し、前記蒸発器を通過する
冷水が液冷媒の蒸発する熱を奪われて冷やされるターボ
冷凍機の運転状況を監視するターボ冷凍機保全装置にお
いて、前記ターボ冷凍機に、前記凝縮器の圧力を検出す
る凝縮器圧力検出手段と前記蒸発器の圧力を検出する蒸
発器圧力検出手段とを設置し、前記凝縮器圧力検出手段
で検出した凝縮器圧力と設定凝縮温度TCから算出され
る設定凝縮器圧力との差を評価して凝縮器状態信号を出
力する凝縮器劣化評価関数と、前記蒸発器圧力検出手段
で検出した蒸発器圧力と設定蒸発温度TEより算出され
る設定蒸発器圧力との差を評価して蒸発器状態信号を出
力する蒸発器劣化評価関数と、を具備して構成したこと
を特徴としている。
【0006】このようなターボ冷凍機保全装置によれ
ば、凝縮器の圧力を検出する凝縮器圧力検出手段と蒸発
器の圧力を検出する蒸発器圧力検出手段から入力される
蒸発器圧力及び凝縮器圧力に基づいて蒸発器及び凝縮器
の劣化状況をそれぞれ評価し、その状態信号を出力する
ことができるので、離れた場所でもリアルタイムで状況
を把握することが可能になる。
【0007】請求項2に記載のターボ冷凍機保全装置
は、圧縮機から送出された冷媒が凝縮器及び蒸発器を循
環し、前記蒸発器を通過する冷水が液冷媒の蒸発する熱
を奪われて冷やされるターボ冷凍機の運転状況を監視す
るターボ冷凍機保全装置において、前記ターボ冷凍機
に、前記凝縮器の圧力を検出する凝縮器圧力検出手段
と、前記蒸発器の圧力を検出する蒸発器圧力検出手段
と、前記蒸発器を通過する冷水の出口温度を検出する冷
水出口温度検出手段と、前記蒸発器を通過する冷水の入
口温度を検出する入口温度検出手段と、前記凝縮器を通
過する冷却水の出口温度検出手段とを設置し、前記冷水
出口温度検出手段で検出した冷水出口温度と前記蒸発器
圧力検出手段で検出した蒸発器圧力から算出される前記
蒸発器の温度とを比較した温度差と、前記冷水出口温度
検出手段及び前記冷水入口温度検出手段で検出した温度
差から算出される運転中の冷凍能力に対する冷水出口温
度と前記蒸発器の温度との設定温度差と、を評価して蒸
発器状態信号を出力する蒸発器劣化評価関数と、前記冷
却水出口温度検出手段で検出した冷却水出口温度と前記
凝縮器圧力検出手段で検出した凝縮器圧力から算出され
る前記凝縮器の温度とを比較した温度差と、前記運転中
の冷凍能力に対する冷却水出口温度と前記凝縮器の温度
との設定温度差と、を評価して凝縮器状態信号を出力す
る凝縮器劣化評価関数と、を具備して構成したことを特
徴としている。
【0008】このようなターボ冷凍機保全装置によれ
ば、凝縮器の圧力を検出する凝縮器圧力検出手段、蒸発
器の圧力を検出する蒸発器圧力検出手段、蒸発器を通過
する冷水の出口温度を検出する冷水出口温度検出手段、
蒸発器を通過する冷水の入口温度を検出する入口温度検
出手段及び凝縮器を通過する冷却水の出口温度検出手段
から入力される凝縮器圧力、蒸発器圧力、冷水出口温
度、冷水入口温度および冷却水出口温度に基づいて、蒸
発器及び凝縮器の劣化状況をそれぞれ評価し、その状態
信号を出力することができるので、離れた場所でもリア
ルタイムで状況を把握することが可能になる
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るターボ冷凍機
保全装置の第1実施形態を図1に基づいて説明する。図
1は、本発明によるターボ冷凍機保全装置の構成を示す
ブロック図である。図中の符号1はターボ冷凍機であ
り、圧縮機7の運転により圧縮されたガス状の蒸発冷媒
が凝縮器4、オリフィス6、蒸発器5の順に循環するこ
とで液化や蒸発(気化)を繰り返し、蒸発器5内の液冷
媒が熱を奪って蒸発することで冷水3を冷やすものであ
る。なお、図中の破線矢印Rは冷媒の流れ方向を示し、
また、冷却水2は、凝縮器4内の蒸発冷媒を冷却して液
冷媒に戻すために用いられる。
【0010】この第1実施形態では、ターボ冷凍機1の
凝縮器4に圧力を検出する凝縮器圧力センサー9を設
け、同様に蒸発器5に蒸発器圧力センサー10を設けて
ある。凝縮器圧力センサー9及び蒸発器圧力センサー1
0はターボ冷凍機保全装置20と接続され、その検出値
である凝縮器圧力S1及び蒸発器圧力S2の信号を入力
する。ターボ冷凍機保全装置20では、ターボ冷凍機1
の冷凍能力100%における冷媒の設定凝縮温度TC2
2及び設定蒸発温度TE21を設定する。冷媒の設定凝
縮温度TC22及び設定蒸発温度TE21は、設定圧力
算出器23にそれぞれの設定温度S3,S4の信号を入
力する。これらの設定温度S3,S4の信号は設定圧力
算出器23で温度から圧力に変換され、設定凝縮器圧力
S6を減算器24に、そして設定蒸発器圧力S7を減算
器25へ出力する。
【0011】減算器24は、設定凝縮器圧力S6と凝縮
器圧力センサー9より検出した凝縮器圧力S1との入力
を受け、凝縮器圧力偏差信号S7を算出して凝縮器劣化
評価関数26へ出力する。減算器25は、設定蒸発器圧
力S5と蒸発器圧力センサー10より検出した蒸発器圧
力S2との入力を受け、蒸発器圧力偏差信号S8を算出
して蒸発器劣化評価関数27へ出力する。凝縮器劣化評
価関数26においては、凝縮器4内のチューブ汚れによ
り冷媒と冷却水2との熱交換効率が低下した場合、凝縮
器4内の温度が上昇し、凝縮器圧力S1が上昇すること
により、凝縮器圧力偏差信号S7が大きくなる。そし
て、凝縮器4の劣化状態を凝縮器状態信号S9として中
央監視室11内の凝縮器状態監視12に出力する。ま
た、蒸発器劣化評価関数27においては、蒸発器5内の
チューブ汚れにより冷媒と冷水3との熱交換効率が低下
した場合、蒸発器5内の温度が低下し、蒸発器圧力S2
が低下することにより、蒸発器圧力偏差信号S8が大き
くなる。そして、蒸発器5の劣化状態を蒸発器状態信号
S10として中央監視室11内の蒸発器状態監視13に
出力する。
【0012】このようなターボ冷凍機保全装置20によ
れば、ターボ冷凍機1の凝縮器4及び蒸発器5の圧力を
各々凝縮器圧力センサー9と蒸発器圧力センサー10と
により検出した凝縮器圧力S1及び蒸発器圧力S2と、
設定凝縮温度TC22及び設定蒸発温度TE21により
各々決まる設定凝縮器圧力S6及び設定蒸発器圧力S5
との偏差より、凝縮器圧力偏差信号S7及び蒸発器圧力
偏差信号S8を求めることができる。凝縮器圧力偏差信
号S7の偏差が大きくなると、凝縮器劣化評価関数26
にて凝縮器4内のチューブ劣化状態を評価し、その結果
を凝縮器状態信号S9として中央監視室11の凝縮器状
態監視12に出力することで、常時、凝縮器4の状態監
視を行うことができる。また、蒸発器圧力偏差信号S8
の偏差が大きくなると、蒸発器劣化評価関数27にて蒸
発器5内のチューブ劣化状態を評価し、その結果を蒸発
器状態信号S10として中央監視室11の蒸発器状態監
視13に出力することで、常時、蒸発器5の状態監視を
行うことができる。従って、中央監視室11で状態監視
することにより、凝縮器4、蒸発器5内のチューブ劣化
が進行している傾向が把握でき、適切な時期にチューブ
の清掃、交換が可能となり、定期点検回数の減少を図る
ことができる。
【0013】続いて、本発明に係るターボ冷凍機保全装
置の第2実施形態を図2に基づいて説明する。図2は、
本発明によるターボ冷凍機保全装置の構成を示すブロッ
ク図であり、図中の符号1はターボ冷凍機である。な
お、このターボ冷凍機1の構成は、上述した第1実施形
態と同様である。
【0014】この第2実施形態では、上述した第1実施
形態と同様に、ターボ冷凍機1の凝縮器4に圧力を検出
する凝縮器圧力センサー9を設け、かつ、蒸発器5に蒸
発器圧力センサー10を設ける。さらに、冷水3の出口
及び入口の温度を検出する冷水出口温度検出器14及び
冷水入口温度検出器15と、冷却水2の出口温度を検出
する冷却水出口温度検出器16を設置する。これらの凝
縮器圧力センサー9、蒸発器圧力センサー10、冷水出
口温度検出器14、冷水入口温度検出器15及び冷却水
出口温度検出器16はターボ冷凍機保全装置30と接続
され、その検出値である蒸発器圧力S11、冷水出口温
度S12、冷水入口温度S13、冷却水出口温度S14
及び凝縮器圧力S15を入力する。
【0015】蒸発器圧力センサー10により検出した蒸
発器圧力S11の信号が蒸発器温度算出器31に入力さ
れ、該蒸発器温度算出器31では蒸発器5の温度S16
を算出する。冷水出口温度検出器14で検出した冷水出
口温度S12の信号は減算器32に入力され、該減算器
32では、冷水出口温度S32と蒸発器温度算出器31
から入力される蒸発器5の温度S16との差を求め、そ
の温度差S17を蒸発器劣化評価関数33へ出力する。
冷水入口温度検出器15で検出した冷水入口温度S13
の信号は減算器34に入力され、該減算器34では、冷
水入口温度S13と冷水出口温度S12との温度差S1
8を求め、この温度差S18を冷凍能力算出器35に出
力する。冷凍能力算出器35は、冷水入口温度S13と
冷水出口温度S12との温度差S18よりターボ冷凍機
1の運転中の冷凍能力S19を算出し、その値を蒸発器
劣化評価関数33と後述する凝縮器劣化評価関数38と
に出力する。
【0016】蒸発器劣化評価関数33では、運転中の冷
凍能力S19に対する冷水出口温度と蒸発器温度との設
定温度差及び減算器32から入力される温度差S17を
比較し、減算器32からの温度差S17が大きくなって
くると、蒸発器5内のチューブ汚れがありと評価し、冷
水3と冷媒との熱交換の効率が低下している状態を蒸発
器状態信号S20として中央監視室11の蒸発器状態監
視13へ出力する。
【0017】凝縮器圧力センサー9により検出した凝縮
器圧力S15が凝縮器温度算出器36に入力され、該凝
縮器温度算出器36では凝縮器4の温度S21を算出す
る。冷却水出口温度検出器16で検出した冷却水出口温
度S14は減算器37に入力され、該減算器37では、
凝縮器温度算出器36から入力された凝縮器4の温度S
21と冷却水出口温度S14との差を求め、この温度差
S22を凝縮器劣化評価関数38へ出力する。凝縮器劣
化評価関数38では、運転中の冷凍能力S19に対する
冷却水出口温度と凝縮器温度との設定温度差及び減算器
37からの温度差S22を比較し、減算器37からの温
度差S22が大きくなってくると、凝縮器4内のチュー
ブ汚れがありと評価し、冷却水2と冷媒との熱交換の効
率が低下している状態を凝縮器状態信号S23として中
央監視室11の凝縮器状態監視12へ出力する。
【0018】このようなターボ冷凍機保全装置30によ
れば、ターボ冷凍機1の凝縮器4及び蒸発器5の圧力
と、冷水3の入口及び出口温度と、冷却水2の出口温度
とを各々凝縮器圧力センサー9、蒸発器圧力センサー1
0、冷水出口温度検出器14、冷水入口温度検出器15
及び冷却水出口温度検出器16により検出して、蒸発器
圧力S11、冷水出口温度S12、冷水入口温度S1
3、冷却水出口温度S14及び凝縮器圧S15を得る。
そして、凝縮器圧力S15は凝縮器温度算出器36に、
蒸発器圧力S11は蒸発器温度算出器31に、冷水出口
温度S12は減算器32及び減算器34に、冷水入口温
度S13は減算器34に、そして冷却水出口温度S14
は減算器37にそれぞれ入力する。
【0019】蒸発器温度算出器31では、蒸発器圧力S
11の入力を受けて蒸発器5の温度S16を算出し、減
算器32に出力する。減算器32は、冷水出口温度S1
2と蒸発器5の温度S16との温度差S17を求め、こ
の温度差S17を蒸発器劣化評価関数33に出力する。
減算器34は、冷水入口温度S13と冷水出口温度S1
2との温度差S18を求め、冷凍能力算出器35へ出力
する。冷凍能力算出器35では、算出した運転中の冷凍
能力S19を蒸発器劣化評価関数33と凝縮器劣化評価
関数38へ出力する。蒸発器劣化評価関数33は、減算
器32からの温度差S17(実際の温度差)と運転中の
冷凍能力S19から決まる設定温度差(正常な温度差)
とを比較し、減算器32の温度差S17、すなわち実際
に生じている温度差S17が大きければ蒸発器5内のチ
ューブ汚れが生じていると評価して、蒸発器状態信号S
20で中央監視室11の蒸発器状態監視13へ出力す
る。
【0020】凝縮器温度算出器36は、凝縮器圧力S1
5の入力を受けて凝縮器4の温度S21を算出し、減算
器37に出力する。減算器37は、冷却水出口温度S1
4と凝縮器4の温度S21との温度差S22を求め、こ
の温度差S22を凝縮器劣化評価関数38に出力する。
凝縮器劣化評価関数38は、減算器37からの温度差S
22(実際の温度差)と運転中の冷凍能力S19から決
まる設定温度差(正常な温度差)とを比較し、減算器3
7の温度差S22が大きければ凝縮器4内のチューブ汚
れが生じていると評価して、凝縮器状態信号S23で中
央監視室11の凝縮器状態監視12へ出力する。
【0021】このようにして、各状態信号が中央監視室
11へ出力させるため、常時、凝縮器4、蒸発器5の状
態を監視することができる。このような状態監視によ
り、凝縮器4、蒸発器5内のチューブ劣化が進行してい
る傾向を把握できるので、適切な時期にチューブの清
掃、交換が可能となり、定期点検回数の減少を図ること
ができる。また、運転中の冷凍能力に応じて状態を監視
しているため、冷凍能力100%以外の運転時でもター
ボ冷凍機1の凝縮器4、蒸発器5の状態監視ができる。
【0022】
【発明の効果】上述した本発明のターボ冷凍機保全装置
によれば、例えば中央監視室のような離れた場所にいて
も常時監視でき、蒸発器や凝縮器のチューブ劣化が進行
している傾向をリアルタイムで把握することができる。
このため、チューブを交換したり清掃するなどのメンテ
ナンスを適切な時期に実施することができ、しかも、定
期点検の回数を減らすなど省力化の実現にも効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るターボ冷凍機保
全装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2実施形態に係るターボ冷凍機保
全装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 ターボ冷凍機保全装置の従来構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 ターボ冷凍機 4 凝縮器 5 蒸発器 7 圧縮機 9 凝縮器圧力センサー(凝縮器圧力検出手
段) 10 蒸発器圧力センサー(蒸発器圧力検出手
段) 14 冷水出口温度検出器(冷水出口温度検出
手段) 15 冷水入口温度検出器(冷水入口温度検出
手段) 16 冷却水出口温度検出器(冷却水出口温度
検出手段) 20,30 ターボ冷凍機保全装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機から送出された冷媒が凝縮器及
    び蒸発器を循環し、前記蒸発器を通過する冷水が液冷媒
    の蒸発する熱を奪われて冷やされるターボ冷凍機の運転
    状況を監視するターボ冷凍機保全装置において、 前記ターボ冷凍機に、前記凝縮器の圧力を検出する凝縮
    器圧力検出手段と前記蒸発器の圧力を検出する蒸発器圧
    力検出手段とを設置し、 前記凝縮器圧力検出手段で検出した凝縮器圧力と設定凝
    縮温度TCから算出される設定凝縮器圧力との差を評価
    して凝縮器状態信号を出力する凝縮器劣化評価関数と、 前記蒸発器圧力検出手段で検出した蒸発器圧力と設定蒸
    発温度TEより算出される設定蒸発器圧力との差を評価
    して蒸発器状態信号を出力する蒸発器劣化評価関数と、
    を具備して構成したことを特徴とするターボ冷凍機保全
    装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機から送出された冷媒が凝縮器及
    び蒸発器を循環し、前記蒸発器を通過する冷水が液冷媒
    の蒸発する熱を奪われて冷やされるターボ冷凍機の運転
    状況を監視するターボ冷凍機保全装置において、 前記ターボ冷凍機に、前記凝縮器の圧力を検出する凝縮
    器圧力検出手段と、前記蒸発器の圧力を検出する蒸発器
    圧力検出手段と、前記蒸発器を通過する冷水の出口温度
    を検出する冷水出口温度検出手段と、前記蒸発器を通過
    する冷水の入口温度を検出する入口温度検出手段と、前
    記凝縮器を通過する冷却水の出口温度検出手段とを設置
    し、 前記冷水出口温度検出手段で検出した冷水出口温度と前
    記蒸発器圧力検出手段で検出した蒸発器圧力から算出さ
    れる前記蒸発器の温度とを比較した温度差と、前記冷水
    出口温度検出手段及び前記冷水入口温度検出手段で検出
    した温度差から算出される運転中の冷凍能力に対する冷
    水出口温度と前記蒸発器の温度との設定温度差と、を評
    価して蒸発器状態信号を出力する蒸発器劣化評価関数
    と、 前記冷却水出口温度検出手段で検出した冷却水出口温度
    と前記凝縮器圧力検出手段で検出した凝縮器圧力から算
    出される前記凝縮器の温度とを比較した温度差と、前記
    運転中の冷凍能力に対する冷却水出口温度と前記凝縮器
    の温度との設定温度差と、を評価して凝縮器状態信号を
    出力する凝縮器劣化評価関数と、を具備して構成したこ
    とを特徴とするターボ冷凍機保全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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