JP2009127881A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2009127881A
JP2009127881A JP2007300137A JP2007300137A JP2009127881A JP 2009127881 A JP2009127881 A JP 2009127881A JP 2007300137 A JP2007300137 A JP 2007300137A JP 2007300137 A JP2007300137 A JP 2007300137A JP 2009127881 A JP2009127881 A JP 2009127881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
temperature
filter
clogged
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007300137A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009127881A5 (ja
Inventor
Tetsuya Kawamuro
哲也 河室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Industries Ltd
Original Assignee
Daiwa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Industries Ltd filed Critical Daiwa Industries Ltd
Priority to JP2007300137A priority Critical patent/JP2009127881A/ja
Publication of JP2009127881A publication Critical patent/JP2009127881A/ja
Publication of JP2009127881A5 publication Critical patent/JP2009127881A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】凝縮器フィルタの目詰まりを精度良く検出する。
【解決手段】冷凍サイクルの運転を制御する制御部31により、凝縮器温度センサ29によって検知する凝縮器温度が、第一規定温度以上で、かつ凝縮器温度と庫外温度センサ30による庫外温度との温度差が所定時間継続して規定値以上となったとき、または、凝縮器温度が所定時間継続して第一規定温度よりも高い第二規定温度以上となったときに、凝縮器フィルタ24が目詰まりしたと検出を行う。この検出により、庫外温度が低い場合などの庫外温度の影響を受けずに、凝縮器フィルタ24が目詰まりしたと検出することが可能となり、その検出の精度を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、冷凍サイクルと、その冷凍サイクルの凝縮器を空冷する凝縮器ファンと、凝縮器の温度を検知する凝縮器温度センサを有し、凝縮器フィルタの目詰まりを検出可能な冷蔵庫に関するものである。
一般に、冷凍庫、氷温庫、冷凍冷蔵庫、または冷凍氷温庫などの冷蔵庫は、圧縮機、凝縮器、キャピラリーチューブおよび蒸発器に順次冷媒を循環する冷凍サイクルを備えている。
この冷凍サイクルの運転により、蒸発器において冷媒と空気とを熱交換させて冷気を発生させ、冷気を庫内ファンにより庫内と蒸発器との間に循環させて庫内を冷却する。この冷凍サイクルの運転時、凝縮器では冷媒が液化凝縮して、凝縮熱が発生し、この凝縮熱で温度上昇した凝縮器を凝縮器ファンにより空冷している。
この冷蔵庫では、通常、空気中の埃や飛沫状油分が凝縮器のフィン間に付着して目詰まりを起こしやすいことから、凝縮器の間口を十分大きく確保して、目詰まりの影響を小さくするとともに、凝縮器に凝縮器フィルタを設け、埃などの浸入を防止する。
しかし、凝縮器フィルタは、冷蔵庫を長期間使用することで蓄積された埃などにより目詰まりが生じる。凝縮器フィルタが目詰まりすると、凝縮器ファンによる凝縮器の空冷が不十分となり、凝縮器の温度が上昇する。この上昇によって冷媒の蒸発温度が上昇し、圧縮機に掛かる負荷が大きくなり、圧縮機の消費電力が大きくなる。
この圧縮機の負荷の増大を防止するため、凝縮器フィルタの目詰まりを検出し、使用者に警告を発するようにした冷蔵庫が知られている。
この冷蔵庫の凝縮器フィルタの目詰まりの検出方法としては、例えば、凝縮器に設けた凝縮器温度センサの検知温度が基準温度以上となったときに、前記凝縮器フィルタの目詰まりを検出するものがある(特許文献1参照)。
特開2005−114194号公報
また、他の冷蔵庫の凝縮器フィルタの目詰まりの検出方法としては、凝縮器温度と、冷蔵庫の設置環境の温度(庫外温度)との温度差が所定温度以上のときに凝縮器フィルタの目詰まりを検出するもの(以下、検出方法1という)や、凝縮器温度が基準温度以上となった回数を計測し、その回数が所定数以上となったときに凝縮器フィルタの目詰まりを検出するもの(以下、検出方法2という)が考えられる。
さらに、凝縮器温度が冷蔵庫の庫外温度以上となった回数を計測し、その回数が所定数以上となったときに凝縮器フィルタの目詰まりを検出するもの(以下、検出方法3という)、庫内温度に基づいて設定された所定庫内温度、または蒸発器に設けた蒸発器温度センサの検知温度(蒸発器温度)に基づいて設定された所定蒸発器温度を、凝縮器温度が超えた時間割合が所定割合以上となったときに凝縮器フィルタの目詰まりを検出するもの(以下、検出方法4という)、凝縮器温度が規定値以上となった状態が一定時間継続したとき凝縮器フィルタの目詰まりを検出するもの(以下、検出方法5という)も考えられる。
しかし、特許文献1に記載の検出方法では、扉の開閉による庫内温度の変動に伴って冷凍サイクルの冷却負荷が変動して、凝縮器温度が短期間に急に変動したときに、凝縮器フィルタが目詰まりしたと検出される。また、前記検出方法1を適用した場合、凝縮器温度の短期間の急な変動に伴う庫外温度との温度差の変動に対しても、目詰まりの検出がなされ、その検出は信頼性に欠けるものであった。
また、前記特許文献1に記載の検出方法、検出方法2、および検出方法5を適用すると、冷蔵庫が設置された周囲温度(外気温)が低い場合、例えば10℃より低い場合、外気により凝縮器が空冷されるため、凝縮器フィルタが目詰まりしていても、その目詰まりが検出されない。
外気温が低い場合に、凝縮器フィルタが目詰まりしていると、冷蔵庫の周囲での加熱調理等により外気温が短時間に上昇し、扉の開閉や物品の投入により冷凍サイクルの冷却負荷が大きくなり、凝縮器の温度が上昇した場合、凝縮器ファンによる空冷が行われず、さらに凝縮器温度が上昇して、圧縮機に過大な負荷が掛かり、圧縮機の破損のおそれがある。
前記検出方法2、検出方法3を適用すると、凝縮器温度が、基準温度あるいは庫外温度以上となった回数を計測する必要があるため、所定回数に達するまでに時間がかかる場合があり、この所定回数に達するまで検出がなされず、凝縮器フィルタの目詰まりの検出に時間がかかる。
前記検出方法4を適用すると、蒸発器の温度を検知する蒸発器温度センサが必要となり、除霜工程直後や、扉の開閉による庫内温度の変動に伴って冷却負荷が変動するときなど、庫内温度、蒸発器温度が不安定である場合に、凝縮器フィルタの目詰まりの検出がなされるので、信頼性に欠けるものとなる。
そこで、この発明は、凝縮器フィルタの目詰まりを精度良く検出することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、冷凍サイクルの運転を制御する制御部が、凝縮器温度センサで検知した凝縮器温度が第一規定温度以上、かつ凝縮器温度と庫外温度センサで検知した庫外温度との温度差が規定値以上となったときに、凝縮器フィルタが目詰まりしたとするようにしたのである。
ここで、「第一規定温度」は、外気温が低い場合、例えば10℃の場合において、凝縮器フィルタに目詰まりがない状態で、外気を凝縮器ファンにより凝縮器に当てて空冷することにより凝縮器温度を降下させることができる温度であり、実験、実操業に基づいて設定され、例えば、50℃に設定される。また、「規定値」は、凝縮器における冷媒の凝縮圧力、冷凍サイクルの冷却能力、冷蔵庫の容積に基づいて、実験、実操業により設定され、例えば、25℃に設定される。
外気温が低い場合、例えば10℃の場合、凝縮器フィルタが目詰まりしていないと、扉の開閉や物品の投入などにより冷凍サイクルの冷却負荷が大きくなり、凝縮器温度が上昇したときに、凝縮器ファンにより外気が当たる凝縮器が空冷され、凝縮器温度が降下する。しかし、凝縮器温度が降下せず、前記第一規定温度以上となれば、制御部は、外気による空冷が不十分であるとして、凝縮器フィルタが目詰まりしたとする。これにより、外気温が低い場合でも、凝縮器フィルタの目詰まりとすることができる。
具体的な構成としては、冷凍サイクルと、その冷凍サイクルの凝縮器を空冷する凝縮器ファンと、前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度センサを有し、前記冷凍サイクルの運転を制御する制御部を備えた冷蔵庫において、庫外の温度を検知する庫外温度センサを備え、前記制御部は、前記凝縮器温度センサで検知した凝縮器温度が第一規定温度以上で、かつ前記凝縮器温度と前記庫外温度センサで検知した庫外温度との温度差が規定値以上となったときに、前記凝縮器に設けた凝縮器フィルタが目詰まりしたとする構成を採用したのである。
この構成において、前記制御部は、前記温度差が前記規定値以上となった状態で所定時間継続したときに前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとする構成を採用することができる。
ここで、前記所定時間は、扉の開閉や物品の投入による短期間の急な凝縮器温度の変動を目詰まりとしない時間であり、例えば、30分に設定される。
この構成によると、凝縮器ファンに目詰まりがなく、前記所定時間空冷が正常に行われていると、凝縮器温度が降下するので、前記所定時間内の短期間の急な凝縮器温度の変動に対しては目詰まりとされない。一方、凝縮器温度の短期間の急な変動に伴って、外気温との温度差が変動し、その温度差が前記規定値よりも大きくなった状態が所定時間継続したときに、凝縮器ファンによる空冷が不十分であるとして、凝縮器ファンが目詰まりしたとする。その結果、目詰まりの検出に対する信頼性を向上させることができる。
また、前記制御部が、凝縮器温度が第一規定温度以上で、かつ前記温度差が前記規定値以上となったときに、凝縮器フィルタが目詰まりしたとする構成を採用する場合、前記制御部は、前記温度差が前記規定値以上となった状態で所定時間継続したとき、または、前記凝縮器温度が前記第一規定温度よりも高い第二規定温度以上となった状態で所定時間継続したときに前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとする構成を採用することができる。
ここで、第二規定温度とは、外気温が高い場合、例えば40℃の場合において、凝縮器フィルタに目詰まりがない状態で、外気を凝縮器ファンにより凝縮器に当てて空冷することにより凝縮器温度を降下させることができる温度であり、実験、実操業に基づいて設定され、例えば、60℃に設定される。また、前記所定時間は、扉の開閉や物品の投入による短期間の急な凝縮器温度の変動を目詰まりとしない時間であり、例えば、30分に設定される。
この構成によると、凝縮器温度が前記第二規定温度以上となった状態が所定時間継続したときに、凝縮器フィルタが目詰まりしたとする。その結果、外気温が高い場合、例えば、40℃の場合、前記温度差が前記規定値よりも低くても、凝縮器フィルタの目詰まりが検出される。この場合、凝縮器温度の短期間での急な変動に対して目詰まりとしないので、目詰まりの検出に対する信頼性を向上させることができる。これにより、外気温が高い場合でも、凝縮器の目詰まりを検出することができる。
また、前記制御部は、前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとき、前記圧縮機を断続運転するまたは、圧縮機を停止する構成とすれば、目詰まりの検出によって、冷凍サイクルの運転(圧縮機の運転)による、凝縮器の温度上昇が防止され、圧縮機の負荷を軽減することができる。
前記圧縮機を回転数可変型とし、前記制御部は、前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとき、前記圧縮機の回転数を減少させるようにしてもよい。この場合も、冷凍サイクルの運転(圧縮機の運転)による、凝縮器の温度上昇を防止することができる。
前記制御部は、前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとき、その目詰まりを外部に知らせる警報手段を備えた構成を採用すると、凝縮器フィルタの交換時期を知らせることができる。
この発明は、以上のように、凝縮器温度に基づく検出と、凝縮器温度と庫外温度との温度差に基づく検出とを組み合わせるようにしたので、凝縮器温度の短期間の急な変動に対する誤検出を防止し、また、外気温が低い場合であっても検出可能となる。この検出により、凝縮器フィルタの目詰まりの検出の精度が高まり、信頼性を向上させることができる。
以下、この発明の第一実施形態を添付図面図1、図2に基づいて説明する。
この実施形態の冷蔵庫10は、図1に示すように、前面が開口する断熱箱体11の内部に貯蔵物が収納される庫室12が形成され、断熱箱体11の開口部に取手14を有する扉13が開閉可能に取り付けられたものである。庫室12の開口部周縁に結露を防止する結露防止用ヒータ15が設けられ、その扉13には、その内面周囲の全周にガスケット16を設けて、扉13を閉じたときの密閉性を確保している。
前記断熱箱体11は、その内部に冷蔵(冷凍)保存する物品を載せる棚17が取り付けられ、その背面の中央部に除霜水を外部に排出するドレンホース18が設けられる。その断熱箱体11の上部には、ユニットベース19が設けられるとともに、このユニットベース19内に冷凍サイクルを構成する回転数可変型の圧縮機21、凝縮器22、キャピラリーチューブ(図示省略)、及び凝縮器ファン23が設けられる。凝縮器22にはその温度を検知する凝縮器温度センサ29が設けられ、また、冷蔵庫10の設置場所の温度(庫外温度)を検知する庫外温度センサ30が設けられる。
前記凝縮器ファン23は、これを回転させることで、ユニットベース19内に空気の流れを作り、凝縮器22、圧縮機21を空冷する。凝縮器22の開口部には、これを覆う凝縮器フィルタ24が取り付けられており、空気中の埃や飛沫状油分が凝縮器22のフィンに付着することを防止する。
この冷蔵庫10の内部(庫内)の上方には除霜水をドレンホース18に導くドレンパン20により庫内が区切られた冷気通路が形成され、冷気通路内には蒸発器25が配置される。このドレンパン20は、ドレンホース18(庫内背面中央)に向かうに従って幅が狭くなっており、除霜時、蒸発器25の近傍に設けた除霜ヒータ26を通電により発熱させ、蒸発器25に付着した霜を融解し、その霜融解水をドレンホース18に導く。
蒸発器25に接続した圧縮機21の運転により、凝縮器22、キャピラリーチューブ、蒸発器25に冷媒が循環して冷凍サイクルが運転される。この冷凍サイクルの運転によって蒸発器25において、冷媒と冷気通路を通る空気とを熱交換させて冷気aを発生させる。この冷気aは、幅が狭くなっている庫内背面寄りのドレンパン20の左右を通過させることができる(図1中矢印a参照)。
この冷気aを、冷気通路の上方に設けた庫内ファン27の回転により、庫内と蒸発器25との間で循環させて、庫内を冷却している。この冷凍サイクルの運転中に、庫内に設けた庫内温度センサ28により庫内温度を検知する。
この検知した庫内温度に基づいて制御部31は、冷却サイクル(圧縮機21)の運転(駆動/停止)を制御するともに、庫内ファン27および凝縮器ファン23を予め定めた設定回転数で回転させ、この制御により、庫内温度を設定温度に維持させる。
この設定温度は、庫内に貯蔵される物品の品質を長期間保持することができる温度に適宜設定され、冷蔵庫10の庫室12を冷凍室として使用する場合、−20℃に設定され、冷蔵室として使用する場合には、5℃に設定される。
以上のように構成された冷蔵庫10の動作について、図2の制御ブロック図に基づいて説明する。
冷蔵庫10は、図2に示すように、制御部31としてのマイクロコンピュータ32(以下、マイコン32という)を備えており、このマイコン32は、内部メモリに冷蔵庫の運転全般を制御する制御機能を有するプログラムを記憶し、庫外温度を検知する庫外温度センサ30からの検知信号、及び凝縮器温度Tgを検知する凝縮器温度センサ29からの検知信号を受信する。また、マイコン32はタイマを備えている。
また、このマイコン32は、凝縮器ファン23を駆動する凝縮器ファンモータ駆動部33、及び圧縮機21を駆動する圧縮機駆動モータ部34に接続し、庫外温度センサ30、及び凝縮器温度センサ29からの検知信号に基づいて、圧縮機21の運転(駆動・停止)を制御するともに、凝縮器ファン23のモータの回転数を制御する。
図2において、マイコン32は、庫外温度センサ30により検知した庫外温度Tkと、凝縮器温度センサ29により検知した凝縮器温度Tgとを検知信号として受信する。このとき、マイコン32によって、凝縮器温度Tgと庫外温度Tkとの温度差Td(=Tg−Tk)が算出される。
続いて、マイコン32は、凝縮器温度Tgおよび凝縮器温度Tgと庫外温度Tkとの温度差Tdに基づいて、凝縮器フィルタ24が目詰まりしたとの検出を行う。
この検出方法としては、凝縮器温度Tgが第一規定温度T1以上で、かつ凝縮器温度Tgと庫外温度Tkとの温度差Tdが所定時間tm1継続して規定値Ta以上となったとき(第一検出条件)、または、凝縮器温度Tgが所定時間tm2継続して第二規定温度T2以上となったとき(第二検出条件)に凝縮器フィルタ24が目詰まりしたと検出を行うものである。
前記第一検出条件に基づいて、マイコン32は、凝縮器温度Tgと第一規定温度T1(例えば、50℃)とを比較するとともに、前記温度差Tdと規定値Ta(例えば、25℃)とを比較する。凝縮器温度Tgが第一規定温度T1以上であり、かつ温度差Tdが規定値Ta以上である場合、温度差Tdが規定値Ta以上なったときから所定時間tm1(例えば、30分間)継続しているか否かを判定する。
温度差Tdが規定値Ta以上となった状態が所定時間tm1以上継続した場合、凝縮器フィルタ24が目詰まりしたと検出する。なお、第一規定温度T1、規定値Ta、および所定時間tm1は、冷凍サイクルの冷却能力、庫室の容量などに基づいて、実験、実操業によって設定される。
一方、前記第二検出条件に基づいて、マイコン32は、凝縮器温度Tgと第二規定温度T2と比較する。凝縮器温度Tgが第二規定温度T2以上である場合、マイコン32は、凝縮器温度Tgが第二規定温度T2以上となったときから所定時間tm2(例えば、30分間)以上継続しているか否かを判定する。凝縮器温度Tgが第二規定温度T2以上となる状態が所定時間tm2以上継続した場合、凝縮器フィルタ24が目詰まりしたと検出する。
なお、マイコン32により、第一検出条件にのみに基づいて凝縮器ファン23が目詰まりしたと検出するようにしてもよい。一般に、冷蔵庫10は、庫内温度の変動に伴って冷凍サイクルの冷却負荷が変動して、凝縮器温度Tgが短期間に急に変動すると、庫外温度との温度差Tdが規定値Taよりも大きくなる。このとき、凝縮器フィルタが目詰まりし、凝縮器ファンにより外気が凝縮器に当たらず空冷が行われないと、所定時間内で凝縮器温度が降下しない。
そこで、第一検出条件に基づいて、庫外温度との温度差Tdが規定値Taよりも大きくなった状態が所定時間tm1継続したかを検出することで、凝縮器ファンが目詰まりしたと検出することができる。この検出により、外気温が低い場合での検出精度を向上させることができる。
また、第一検出条件において、前記温度差が規定値Taよりも大きくなった状態が所定時間tm1継続したかを検知せずに、単に、凝縮器温度Tgが第一規定温度T1以上で、かつ凝縮器温度Tgと庫外温度Tkとの温度差Tdが規定値以上となったときに目詰まりしたと検出するようにしてもよい。
マイコン32は、前記第一検出条件または第二検出条件により目詰まりとの検出をしたとき、制御部31に接続された警報手段35に警報信号を出力する。この警報手段35は、警報ランプ(図示省略)と警報ブザー(図示省略)から構成される。制御部31からの警告信号によって、警報ランプを点灯させ、警報ブザーから警告音を発して使用者に警告する。この警告により、凝縮器フィルタ24の交換時期を知らせる。
さらに、マイコン32は、凝縮器フィルタ24が目詰まりしたと検出すると、圧縮機21の回転数を減少させて、圧縮機21にかかる負荷を軽減させる。圧縮機21の回転数を減少させることにより、凝縮器22での冷媒の凝縮量を抑えて、凝縮器温度Tgの低下を図る。これにより、圧縮機21の負荷を軽減させる。
なお、マイコン32は、凝縮器フィルタ24が目詰まりしたと検出した際、圧縮機21の回転数を減少させるが、圧縮機21を断続運転させたり、圧縮機の運転を停止させたりすることも可能である。また、圧縮機21が回転数可変型でない場合には、圧縮機21の断続運転や、運転停止をさせてもよい。
圧縮機の回転数を減少させた後、マイコン32は、前記第一検出条件に基づいて、凝縮器フィルタ24が目詰まりしたと検出した場合、凝縮器温度Tgが第一規定温度T1未満、または、凝縮器温度Tgと庫外温度Tkとの温度差Tdが規定値Ta未満となったとき、警告手段35へ警告解除信号を出力し、警告を解除する。
また、マイコン32は、前記第二検出条件に基づいて、凝縮器フィルタ24が目詰まりしたと検出した場合、凝縮器温度Tgが第3規定温度T3未満となったとき、警告手段35へ警告解除信号を出力し、警告を解除する。なお、第3規定温度T3は、第一規定温度T1よりも低く、圧縮機21および凝縮器22にかかる負荷により、これらが破損する恐れがない温度であり、実験、実操業に基づいて例えば、55℃に設定される。
マイコン32は、警告を解除すると、圧縮機21の回転数を上げて、冷凍サイクルを(圧縮機21)警告が発せられた前の状態で運転を行う。
なお、この実施形態の冷蔵庫10は、1つの庫室12のみを有し、用途に応じて、その庫室12の設定温度を冷凍用または冷蔵用に切り替えが可能なものであるが、この形式の冷蔵庫に限られず、例えば、冷蔵庫1内に冷蔵室と冷凍室が設けられているものであってもよい。この場合、庫室12ごとに冷凍サイクルを複数備えた形式、単一の冷凍サイクルに複数の蒸発器を備え、その蒸発器を庫室12ごとに設けた形式などがあり、前述した凝縮器フィルタの目詰まりの検出が庫室ごとに行われる。このとき、いずれの庫室(冷蔵室、冷凍室)が優先的に制御されるかは適宜設定される。
この発明の実施形態の冷蔵庫の概略断面図 同上の制御構成ブロック図
符号の説明
10 冷蔵庫
11 断熱箱体
12 庫室
13 扉
14 取手
15 結露防止用ヒータ
16 ガスケット
17 棚
18 ドレンホース
19 ユニットベース
20 ドレンパン
21 圧縮機
22 凝縮器
23 凝縮器ファン
24 凝縮器フィルタ
25 蒸発器
26 除霜ヒータ
27 庫内ファン
28 庫内温度センサ
29 凝縮器温度センサ
30 庫外温度センサ
31 制御部
32 マイクロコンピュータ
33 凝縮器ファンモータ駆動部
34 圧縮機駆動モータ部
35 警報手段

Claims (6)

  1. 冷凍サイクルと、その冷凍サイクルの凝縮器を空冷する凝縮器ファンと、前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度センサを有し、前記冷凍サイクルの運転を制御する制御部を備えた冷蔵庫において、
    庫外の温度を検知する庫外温度センサを備え、前記制御部は、前記凝縮器温度センサで検知した凝縮器温度が第一規定温度以上で、かつ前記凝縮器温度と前記庫外温度センサで検知した庫外温度との温度差が規定値以上となったときに、前記凝縮器に設けた凝縮器フィルタが目詰まりしたとすることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記制御部は、前記温度差が前記規定値以上となった状態で所定時間継続したときに前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとすることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、前記温度差が前記規定値以上となった状態で所定時間継続したとき、または、前記凝縮器温度が前記第一規定温度よりも高い第二規定温度以上となった状態で所定時間継続したときに前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとすることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記制御部は、前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとき、前記圧縮機を断続運転または、前記圧縮機を停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記圧縮機を回転数可変型とし、前記制御部は、前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとき、前記圧縮機の回転数を減少させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記制御部は、前記凝縮器フィルタが目詰まりしたとき、その目詰まりを外部に知らせる警報手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の冷蔵庫。
JP2007300137A 2007-11-20 2007-11-20 冷蔵庫 Pending JP2009127881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007300137A JP2009127881A (ja) 2007-11-20 2007-11-20 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007300137A JP2009127881A (ja) 2007-11-20 2007-11-20 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009127881A true JP2009127881A (ja) 2009-06-11
JP2009127881A5 JP2009127881A5 (ja) 2010-11-04

Family

ID=40819006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007300137A Pending JP2009127881A (ja) 2007-11-20 2007-11-20 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009127881A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018162906A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 サンデン・リテールシステム株式会社 ショーケースの管理システム
JP2018204835A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 ホシザキ株式会社 冷却貯蔵庫
WO2022112001A1 (de) * 2020-11-27 2022-06-02 BSH Hausgeräte GmbH Kältegerät und verfahren zur erkennung einer verschmutzung eines verflüssigers eines kältegeräts

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138871A (ja) * 1983-01-31 1984-08-09 三洋電機株式会社 冷凍装置
JPH04366384A (ja) * 1991-06-12 1992-12-18 Sanyo Electric Co Ltd 低温庫
JPH0682130A (ja) * 1992-08-31 1994-03-22 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置の凝縮器異常検出装置
JP2005140411A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷凍冷蔵ユニットおよび冷蔵庫

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138871A (ja) * 1983-01-31 1984-08-09 三洋電機株式会社 冷凍装置
JPH04366384A (ja) * 1991-06-12 1992-12-18 Sanyo Electric Co Ltd 低温庫
JPH0682130A (ja) * 1992-08-31 1994-03-22 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置の凝縮器異常検出装置
JP2005140411A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷凍冷蔵ユニットおよび冷蔵庫

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018162906A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 サンデン・リテールシステム株式会社 ショーケースの管理システム
JP2018204835A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 ホシザキ株式会社 冷却貯蔵庫
WO2022112001A1 (de) * 2020-11-27 2022-06-02 BSH Hausgeräte GmbH Kältegerät und verfahren zur erkennung einer verschmutzung eines verflüssigers eines kältegeräts

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5625582B2 (ja) 冷凍装置
US6125641A (en) Method for preventing formation of ice on damper in refrigerator
JP2007071520A (ja) 冷却貯蔵庫及びその圧縮機の制御方法
JP2015218966A (ja) 冷却装置
JP2010038526A (ja) 冷蔵庫
US11549740B2 (en) Refrigerator and controlling method for the same
JP5105276B2 (ja) 冷蔵庫
KR101658233B1 (ko) 냉장고의 제상 운전 제어방법
JP2015038409A (ja) 冷蔵庫
JP2009127881A (ja) 冷蔵庫
JP6270375B2 (ja) 冷蔵庫
JP5884010B2 (ja) 冷蔵庫
CN111609635A (zh) 风冷冰箱及其除霜控制方法
EP1730457B1 (en) A cooling device and its control method
JP2008304165A (ja) 冷蔵庫
JP2001263912A (ja) 冷蔵庫
KR100839903B1 (ko) 입체 냉각방식 냉장고 및 그 제어방법
JPH06249566A (ja) 冷蔵庫の除霜制御装置
KR100597304B1 (ko) 냉장고의 제상 운전방법
JP2020094710A (ja) 冷蔵庫
JP3903237B2 (ja) 保冷庫
KR100389399B1 (ko) 김치냉장고용 댐퍼 결빙방지 장치및 방법
JP2010107116A (ja) 冷蔵庫
JP2007120913A (ja) 冷蔵庫
KR100805673B1 (ko) 간냉 및 직냉 겸용 냉장고의 제상제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100916

A621 Written request for application examination

Effective date: 20100916

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20120210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A02 Decision of refusal

Effective date: 20130108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02